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【展覧会】根津美術館|特別展 国宝・燕子花図屏風 光琳の生きた時代 1658-1716|’23年4月15日-5月14日

根津美術館4-5月根津美術館
特別展 国宝・燕子花図屏風
光琳の生きた時代 1658-1716
会  期  2023年4月15日[土]- 5月14日[日]
休  館  日  毎週月曜日 * ただし 5月1日[月]は開館
開館時間  午前10時-午後5時 * 入館はいずれも 閉館30分前 まで
      * ただし 5月9日[火]- 5月14日[日]は午後7時まで開館。 
入  場  料   オンライン日時指定予約入館制  * 下掲詳細参照
      一 般 1500円、学 生 1200円、中学生以下 無 料
      * 障害者手帳提示者および同伴者は200円引き
会  場  根津美術館 展示室 1・2
      107-0062 東京都港区南青山 6-5-1 Tel. 03-3400-2536
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尾形光琳(1658-1716)といえば、町人が担い手となって花開いた元禄(1688-1704)文化の立役者のイメージがあるでしょう。そして、そのイメージの中心に位置するのが、光琳40歳代半ばの代表作,、国宝「燕子花図屏風-かきつばたず びょうぶ」です。
しかし、視点をより高い位置において見ると、その前半生は、宮廷や幕府によって主導された、近世前期の文化芸術のただ中にあり、また後半生は、円山応挙や伊藤若冲などの民間出身の個性派が活躍した、18世紀後半の京都画壇を準備したと見ることもできます。

この展覧会は、国宝「燕子花図屏風」を中心に、尾形光琳がこの世に生きた期間に制作された作品で構成するものです。約 60 年の絵画の歴史を切り取ってご覧に入れます。

※ 感染症予防対応実施中。入館はオンライン日時指定予約制下掲詳細を確認のうえ観覧を
[ 詳 細 : 根津美術館 ]  { 根津美術館 活版アラカルト まとめ }
{新宿餘談}
根津美術館の秘蔵品であり、例年4月下旬-5月上旬に展開されてきた、この特別展「国宝・燕子花図屏風」展は、2020年-2022年にわたり、新型感染症猖獗のため、十分な展開ができなかったという辛酸を嘗めた。ことしこそ、感染症の収束をはかり、庭園に咲きこぼれる燕子花、菖蒲を愉しみ、琳派:尾形光琳の「国宝・燕子花図屏風展」の開催をまちたい。

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【展覧会】京都国立博物館|親鸞聖人生誕850年 特別展|親 鸞 — 生涯と名宝 |’23年3月25日-5月21日

京都国博01 京都国博02

京都国立博物館
親鸞聖人生誕850年特別展
親 鸞 — 生涯と名宝
会  期  2023年3月25日[土]- 5月21日[日]
      * 会期中、一部の作品は展示替を行います
会  場  京都国立博物館 平成知新館
休  館  日  月曜日
開館時間  9:00 - 17:30(入館は 17:00 まで)
観  覧  料  一 般 1,800円、大学生 1,200円、高校生 700円、中学生以下 無 料
      * 大学生・高校生の方は学生証をご提示ください。
      * 障害者手帳等をご提示の方とその介護者1名は、観覧料が無料になります。
特別協力  真宗教団連合
主  催  京都国立博物館、朝日新聞社、NHK京都放送局、NHKエンタープライズ近畿

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2023年は浄土真宗を開いた親鸞聖人(1173-1262)の生誕850年にあたります。親鸞は京都に生まれ、9歳で出家して比叡山で修行に励みますが、29歳で山を下り、法然上人の弟子となります。そこですべての人が平等に救われるという阿弥陀仏の本願念仏の教えに出遇うも、法然教団は弾圧を受け、親鸞も罪人として還俗させられ越後に流罪となります。
その後、罪が赦された親鸞は、関東へ赴き長く布教に励み、やがて京都へと戻り、晩年まで主著『顕浄土真実教行証文類』(教行信証)や「和讃」など多くの著作の執筆や推敲を重ねました。その90年の生涯と教えは、今も多くの人を魅了して止みません。
本展覧会は親鸞の求道と伝道の生涯を、自筆の名号・著作・手紙をはじめ、彫像・御影・絵巻など浄土真宗各派の寺院が所蔵する法宝物を一堂に集め紹介します。

* 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
[ 詳 細 : 京都国立博物館  展覧会公式サイト
{新宿餘談}
おもへらく 筆者の生家は浄土真宗の門徒である(らしい)。亡妻の葬儀にさいして、葬儀社から「お寺は、お西ですか、お東ですか」と聞かれ、突然のことで適当に返事をしたら「お東」の僧侶がきたらしい。葬儀のあとで兄嫁さん(神奈川戸塚から信州の愚兄に嫁してきたひと)からひどく叱責された。
「片塩のウチはお西です! 覚えておいてください」。葬儀の喪主をはじめて勤め、平身低頭にはなれたので、ここでも平謝り。したがってウチの墓を一手に引きうけている兄嫁さんには悪いが、いまだに西本願寺も、東本願寺も、どこがどう違うのかよく解らないし、秀吉や家康の思惑を識ろうともしない。教祖:親鸞さんも、どっちでもいいよ …… と許してくれそうな気もする。それが浄土真宗である。つまりは 南無阿弥陀仏 。

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【 展覧会 NOTICE 】龍谷大学 龍谷ミュージアム|親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年記念|春季特別展 「真宗と聖徳太子」|’23年4月1日-5月28日

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龍谷大学 龍谷ミュージアム
親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年記念 春季特別展
「真宗と聖徳太子」
会  期  2023年4月1日[土]- 5月28日[日]
会  場  龍谷大学 龍谷ミュージアム 展示室
      TEL:075-351-2500
      住 所:京都府京都市下京区堀川通正面下る(西本願寺前)
時  間  10:00 - 17:00(最終入館時間 16:30)
休  館  日  4月17日[月]、5月1日[月]、15日[月]、22日[月]
入  館  料  一  般  1,400円、 高大生  900円、 小中生  500円
主  催  龍谷大学 龍谷ミュージアム、朝日新聞社、京都新聞
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鎌倉時代に大きな盛り上がりをみせた聖徳太子信仰は、日本人の精神文化に影響を及ぼしたばかりではなく、絵画や彫刻など数々の優れた美術品を生み出し、日本の美術史に大きな足跡を残してきました。
一方親鸞聖人は、「和国の教主」として聖徳太子に深く帰依し、晩年に至るまで太子を讃嘆する和讃「太子奉讃」を多数制作しました。そして聖徳太子像を傍らに安置し、聖徳太子に関わる法宝物の制作にも関与していました。

この展覧会では、親鸞聖人の太子への篤い思いに触れるとともに、太子信仰の高揚に親鸞聖人と弟子たちが果たした役割を再確認します。そしてその後の門徒たちが生み出してきた太子信仰に関わる多彩な法宝物をご紹介します。
会期中は、絵解きなど多様なイベントも開催します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 龍谷大学 龍谷ミュージアム|公式特設サイト

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【展覧会】武井武雄の世界 イルフ童画館|3階 武井武雄常設展示室|武井武雄常設展|2階 企画展示室|ポール・コックス展|’23年4月1日-6月6日

イルフ童画館イルフ童画館モーリス・センダック展

武井武雄の世界 イルフ童画館
3階 武井武雄常設展示室 武井武雄常設展
2階 企画展示室     ポール・コックス展
会  期  2023年4月1日[土]- 6月6日[火]
休  館  日  水曜日(祝日は開館)
開館時間  9:00 - 18:00(受付は 17:30まで)
会  場  394-0027 長野県岡谷市中央町2-2-1 TEL 0266-24-3319
入  館  料  一 般 510円、中・高校生 310円、小学生 160円
* 各種割引・優待情報などは 下掲詳細 参照

主  催  イルフ童画館・公益財団法人おかや文化振興事業団
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1894(明治27)年、長野県諏訪郡平野村(現岡谷市)に生まれた武井武雄(1894-1894)は、「子どもの心にふれる絵」の創造を目指して、『童画』という言葉を生み出し、絵雑誌『コドモノクニ』や、『キンダーブック』などに多くの童画を描く一方、版画や刊本作品など様々な芸術分野にも果敢に挑戦をしてきました。その創作活動は子どものみならず大人をも魅了しています。

武井武雄の周辺には常に多くの仲間が集い、慕われていたのが窺えます。芸術性を確立すべく作家達と立ち上げた “ 日本童画家協会 ”、年賀状を出し合い版画の腕を磨く “ 榛の会 ”、戦後まもなく芸術文化の向上目的で後輩たちを率いた “ 双燈社 ”、そして本の芸術を追求した刊本作品を愛する人々が所属した “ 刊本作品友の会 ” 等々。大人も魅了される武井の芸術とは何でしょうか。
本展示では、童画、版画、刊本作品など、あらゆる分野から武井武雄の画業を辿り、子どもだけでなく大人までも魅了される武井武雄の芸術の世界をご紹介します。

イルフ童画館モーリス・センダック展2階 企画展示室 ポール・コックス展
フランスを中心に世界で活躍するポール・コックスは、絵画、グラフィックデザインなど多くの分野で活躍し、日本でも広告や絵本を通して多くのファンを魅了しています。
本展では、近年制作した風景画や劇場ポスター、絵本など多数の作品や資料をご紹介します。

<会期中のイベント・ワークショップ>
イルフ05イベント

◉ 武井武雄 プロフィール
明治27年-昭和58年(1894-1984) 長野県岡谷市出身
「子どもの心にふれる絵」の創造を目指して、自ら『童画』という言葉を生み出し、大正から昭和にかけて童画、版画、刊本作品、玩具やトランプのデザインなど様々な芸術分野に活躍し、いつも探求心をもって生涯挑戦を続けました。
『童画』という言葉を創出し、子どものための絵を総称する提案を行うとともに、童心を巧みに表現した独自の画風で童画界をリードしてきました。
{ 武井武雄について イルフ童画館  詳細年表 }

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を
[ 詳 細 : イルフ童画館 ]
{新宿餘談}
 
ちょっとした縁があって、この施設には何度かいったことがある。
イルフ童画館はすっかり地元に滲透し、児童生徒の笑い声と歓声が絶えない。ちなみに同館は、長野県中南部、岡谷・諏訪地区6市町村在住又は在学の 小・中学生は『無料パスポート』で完全無料。岡谷市在住又は在学の高校生は「生徒手帳」の提示で、無料で入館が可能とされている。
地元に滲透するのは単にかけ声だけでは無く、毎週んもように頻繁に展開するイベント、ワークショップの持続的開催で有り、地域性だけでは無い。

かつて奇妙人:志茂太郎の「アオイ書房」が東京中野駅前にあった。 昭和15年志茂太郎が発表した官制の国民運動「変体活字廃棄運動」への痛烈な批判がもととなり、志茂いわく「官憲からお江戸を追放された」、すなわち「時局下にあり郷里岡山に強制疎開」を命じられた。また社名「アオイ」のカタ仮名が軍部筋から不都合とされ「日本愛書会」とした。
これ以前、恩地孝四郎/志茂太郎による愛書誌『書窓』に武井武雄が寄稿し、のち豪華エッチング銅版画集『地上の祭』をアオイ書房から刊行。また武井は将来の小型刊本刊行に備え、組版・製本術を独自研鑽した。それを志茂太郎のすすめで『書窓「製本之輯全」(アオイ書房、1941)出版。このあたりの経過はあらかた拙著『活字に憑かれた男たち』、鼎談『武井武雄と地上の祭』(ユリイカ、青土社)にまとめたつもりである。ご笑覧をたまわりたい。

【展覧会 】長野県立美術館|展覧会 発見された日本の風景|’23年2月11日-4月9日|会期末

長野県美01 長野県美02長野県立美術館
展覧会 発見された日本の風景
会  期  2023年2月11日[土]- 4月9日[日]
休  館  日  水曜日
開館時間  9:00-17:00(展示室入場は16:30まで)
観  覧  料  一 般  1,200円、大学生 及び 75歳以上  1,000円、高校生以下 又は 18歳未満  無 料
      * 東山魁夷館及び長野県立美術館コレクション展との共通料金
      一 般  1,700円、大学生及び75歳以上  1,300円
会  場  長野県立美術館 展示室1 ・ 展示室2 ・ 展示室3
      380-0801 長野市箱清水1-4-4(善光寺東隣)
      TEL 050-5542-8600(ハローダイヤル)FAX 026-232-0050
主  催  長野県、長野県立美術館、京都国立近代美術館
共  催  長野県教育委員会
──────────────
日本が近代化を図る激動の「明治」。西洋諸国の制度や価値観と向き合い、世界を強く意識する時代の波は、美術の世界にも押し寄せました。日本を訪れた外国人画家たちは、西洋とは異なる日本の文化や風俗に興味を抱き、その様子を描きます。また、国内では水彩画が流行し、日本人画家たちも旅をし、各地の風景や暮らしを描きとめました。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳 細 : 長野県立美術館 ]

【展覧会 NOTICE】長野県立美術館|信濃毎日新聞創刊150周年記念特別展|葛飾北斎と3つの信濃 ─ 小布施・諏訪・松本 ─|前期:’23年7月1日-7月30日 後期:’23年8月3日-8月27日

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長野県立美術館 NOTICE
葛飾北斎と3つの信濃 ── 小布施・諏訪・松本 ──
信濃毎日新聞創刊150周年記念特別展
開催期間  前 期:2023年7月1日[土]- 7月30日[日]
      後 期:2023年8月3日[木]- 8月27日[日]
      * 会期中、前期と後期で多くの作品が替わります
休  館  日  水曜日 * 展示替えに伴う本展の休室日は 7月31日[月]- 8月2日[木]
開館時間  9:00 - 17:00(展示室入場は 16:30 まで)
観  覧  料  当日券 一 般 1,600円、中高生 800円、小学生以下 無 料
      * 前売り券、前売特割2枚セット券、各種優待・割引情報などは下掲詳細参照
      * 4月24日[月]から各プレイガイドなどで前売券を販売します!
会  場  長野県立美術館 展示室1 ・ 展示室2 ・ 展示室3
      380-0801 長野市箱清水1-4-4(善光寺東隣)
      TEL 050-5542-8600(ハローダイヤル) FAX 026-232-0050
監  修  安村敏信(北斎館館長)
特別協力  北斎館、すみだ北斎美術館、日本浮世絵博物館、諏訪市博物館、岩松院、NTT Art Technology、アルステクネ
共  催  長野県教育委員会、信越放送
主  催  長野県、長野県立美術館、信濃毎日新聞社、(公財)信毎文化事業財団
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天才浮世絵師・葛飾北斎は、モネやゴッホ、ゴーギャンなど世界的画家を魅了し、ヨーロッパでジャポニスムという現象を生み出すなど、欧米の芸術家に強い影響を与えた世界に誇る巨匠です。この世界が認めた北斎が信濃と深い関わりを持つ画家であることはあまり知られていません。

本展では、「冨嶽三十六景」全46図をはじめとする錦絵の各揃物(「百物語」や「諸国瀧廻り」、「諸国名橋奇覧」、「千絵の海」など)や貴重な摺物、美人画や花鳥画など数多の肉筆作品の名品を通じて北斎画業の全貌を紹介しつつ、北斎芸術の代表作であり、小布施町にのこされた、上町及び東町祭屋台天井絵や、岩松院の天井絵「鳳凰図」、関連作品等によって晩年の小布施時代を概観します。
更に数少ない信州の風景として幾たびも描かれた、諏訪湖と諏訪高島藩の家老千野兵庫の肖像画から、北斎と諏訪の関係を俯瞰し、また、北斎の高弟・抱亭五清が終の棲家として居を定めた、松本地域における絵師としての足跡を紐解くことで、北斎にとっての信濃とは何であったのかを探ってまいります。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 長野県立美術館

【展覧会】渋沢栄一記念財団 |渋沢史料館 企画展|養育院の「院長さん」渋沢栄一|父となり 祖父となり 曾祖父となり|’23年3月18日-5月28日

渋澤榮一記念財団 渋沢史料館01 渋沢史料館02

渋沢栄一記念財団
渋沢史料館
企画展 養育院の「院長さん」渋沢栄一 父となり祖父となり曾祖父となり
会  期  2023年3月18日[土]- 5月28日[日]
休  館  日  月曜日、3月22日[水]、5月2日[火]、5月9日[火]
開館時間  10時-16時(最終入館は15時30分)
会  場  渋沢史料館
      114-0024 東京都北区西ヶ原2-16-1 TEL 03-3910- 0005
入  館  料  一 般 300円、 小中高生 100円
後  援  地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター
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渋沢栄一は多数の企業・経済団体などの設立・育成に関わる一方で、教育・福祉・医療など数多くの社会事業にも関わりました。その中で、最も長く関与した事業は、東京の「養育院」です。栄一にとって、養育院は社会事業に関わった出発点であり、その後の活動の基盤でした。
養育院は、子供から老人まで、さまざまな理由で生活が困難となった人々を保護し、治療や教育などを行うための福祉施設でした。栄一は養育院と明治7年(1874)から関わるようになり、明治12年(1879)から亡くなる昭和6年(1931)までの約52年間にわたり、院長(時期により委員長)を務め続けました。

栄一は養育院で保護された人々の中でも、貧困・病気・孤児・棄児など、さまざまな事情を抱えた児童たちをとりわけ気にかけていました。栄一は保護児童たちへ、自身は「父」や「祖父」、「曾祖父」であると語りかけ、また児童たちからは親しみを込めて「院長さん」と呼ばれていました。
養育院長として栄一が果たした役割は多岐にわたりますが、本展では特に保護児童たちとの関係について取り上げながら、「院長さん」と慕われた栄一の活動と想いをご紹介します。

画像1_院長さんの御邸へよばれて院長さんの御邸へよばれて 昭和 4 年(1929)
渋沢史料館所蔵
画像2_渋沢栄一「最後」の写真渋沢栄一「最後」の写真 昭和 6 年(1931)9月17日
東京市養育院『東京市養育院月報』363号(昭和6年<1931>)より
画像3_巣鴨分院児童の遊戯東京市養育院巣鴨分院での児童の遊戯 大正初期ヵ
渋沢史料館所蔵
画像4_巣鴨分院での藪入会東京市養育院巣鴨分院での 藪入会 昭和 4 年(1929)9月13日
渋沢史料館所蔵
画像5_巣鴨分院改築落成披露会で講演する栄一東京市養育院巣鴨分院改築落成披露会で講演する栄一
昭和 2 年(1927)4月29日 渋沢史料館所蔵
画像6_栄一最後の巣鴨分院訪問栄一最後の東京市養育院巣鴨分院訪問 昭和 6 年(1931)6月13日
渋沢史料館所蔵

◎ 展示構成
第 1 章 養育院と栄一のあゆみ
第 2 章 「院長さん」の活動・想い
第 3 章 生涯、「院長さん」として

◎ 関連講演会
演  題:“ 論語と算盤 ” にみる渋沢栄一の福祉事業への思い

講  師:井上潤(公益財団法人渋沢栄一記念財団業務執行理事・渋沢史料館顧問)
日  時:2023年5月14日[日] 13:30-15:00
会  場:渋沢史料館1階 多目的室
参  加  費:無料(ただし、入館券が必要)
定  員:30名(事前申込制、先着順)
申込方法:渋沢史料館 申込フォーム  にて(3/18  10:00 受付開始予定)

※ 本項は 公益財団法渋沢榮一記念財団 渋沢史料館 の協力をいただきました。画像写真の転用はご遠慮ください。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 公益財団法渋沢榮一記念財団 渋沢史料館

【展覧会】北澤美術館|開館40周年記念特別展|エミール・ガレ、自然への眼差し ─ 我が根は森の奥深くにあり ─|’23年3月18日-2024年3月12日

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北澤美術館
開館40周年記念特別展 エミール・ガレ、自然への眼差し
── 我が根は森の奥深くにあり ──
会  期  2023年3月18日[土]- 2024年3月12日[火]
所  在  地  392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-13-28 電 話 0266-58-6000
開館時間  04月 - 09月 |9:00 - 18:00
      10月 - 03月 |9:00 - 17:00
      * 最終入場-いずれも 閉館時間の30分前まで。
休  館  日  会期中 無 休   * 展示替え・臨時休館などがあります。下掲詳細参照。
駐  車  場  バ ス:10台 / 乗用車:50台 駐車場併設
入  館  料  大 人: 1,000円 / 中 学生: 500円 / 小学生以下: 無 料
      * 各種割引・優待などは下掲詳細参照。
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── 我が根は森の奥深くにあり ──
長野県諏訪市の北澤美術館は、開館40周年を記念して特別展を開催いたします。

19世紀末から20世紀初頭に活躍したフランスのガラス工芸家エミール・ガレ(1846-1904)は、草花や昆虫など自然のモチーフをデザインに取り入れ、1889年と1900年のパリ万国博覧会でグランプリに輝き、今日「アール・ヌーヴォー」と称する新しい時代様式を生み出しました。
園芸愛好家で植物学者としても一家を成したガレが求めたものは、単なる植物や昆虫の写しではなく、生命の躍動を伝える表現でした。自然に対するこうしたアプローチの背景には、当時ヨーロッパで流行したジャポニスムの影響がうかがえます。産業革命によって都市化が進み、人々の生活に潤いが失われつつあるなか、自然がもたらす癒しと安らぎを取り戻したいと願ったのです。
開館40周年を祝う本展では、ガレが座右の銘として工場の入り口に掲げていた「我が根は森の奥深くにあり」をキーワードに、北澤美術館が所蔵するアール・ヌーヴォーの名作をとおして、自然に注がれたガレの熱い思いを探ります。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 北澤美術館

【展覧会】北澤美術館|須藤珠美 ガラス展|’23年4月15日-5月28日

北澤美術館4-5月

北澤美術館
須藤珠美 ガラス展
会  期  2023年4月15日[土]- 5月28日[日]
会  場  北澤美術館 1 階 多目的ギャラリー
      392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-13-28 TEL 0266-58-6000
開館時間  9:00 - 18:00 * 入館は 17:30 まで
休  館  日  会期中無休
入  館  料  大 人 1,000円、 中学生 500円、小学生以下 無 料
      * 上掲料金にて北澤美術館のすべての展示室を鑑賞いただけます
主  催  公益財団法人 北澤美術館
──────────────────────
埼玉県に工房を構えるガラス作家・須藤珠美さんは、多彩な技法と艶やかな色彩あふれる独自の表現で注目を集めています。
木漏れ日や風に舞う花びら、流れる雲など、移ろう自然の姿が吹きガラスの流動性を活かして伸びやかに表現された作品のほか、天使を象るなど、趣の異なる最近の意欲作もご紹介します。

色とりどりのガラス片や金銀箔が重なり合って生まれた色彩美、豊潤なガラスの世界をご高覧ください。

※ 諏訪湖のほとりにたたずむ北澤美術館は、エミール・ガレ、ドーム兄弟、ルネ・ラリックなどのガラス工芸と、現代日本画を展示しています。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 北澤美術館

【展覧会】小金井市立 はけの森美術館|海と画家との説話性 ― 海をめぐる中村研一の物語 ―|’23年3月26日-5月14日

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小金井市立 はけの森美術館
海と画家との説話性 ― 海をめぐる中村研一の物語 ―
会  期  2023年3月26日[日]- 5月14日[日]
会  場  184-0012 東京都小金井市中町1-11-3 TEL 042-384-9800
      小金井市立 はけの森美術館
開館時間  10:00 - 17:00(入館は 16:30 まで)
休  館  日  月曜日
観  覧  料  一 般 200円、小中学生 100円、未就学児 無 料
      * 障がい者手帳をお持ちの方と付き添いの方 1 名は無料
主  催  小金井市立 はけの森美術館
──────────────────────
洋画家・中村研一(1895-1967)の幼少期には、魅力ある風景として常に海が身近にありました。出生した宗像市、鉱山技師である父の仕事で過ごした新居浜市は、どちらも玄海灘・瀬戸内海という穏やかな内海に接し、明治以降、造船所などが発展した地域です。これが強い印象を残したのでしょうか、海景の中でも特に中村を惹きつけたのは船の様子だったようです。
中村研一よりも二歳歳下の実弟で同じく洋画家となった中村琢二は、兄が木っ端などをうまく使って作る船の模型はとても出来が良く魅力的で、こども心にうらやましかったと折に触れ語っています。こうした幼少期の船に対する関心は、長じて画家になってからも続き、海景を主題とする作品にはしばしば重要なモティーフとして艦船が登場します。

本展では中村研一の生涯にわたって続く海とのかかわりを「はじまりの海」「展望の海」「追憶の海」の三章、さらに二階展示室のテーマ展示「海を渡って見てきたこと」から探っていきます。
船と海を描いた作品だけでなく、遠い海へ思いを馳せるようなものや、中には一見すると海と関係があるとはわからないような、意外な作品もあるかもしれません。画家の発想が自由に広がっていく様に、ぜひあなただけの海との物語を見つけ出してください。

※ 事前告知なく会期や開館時間が変更となる場合があります。下掲詳細  同館 HP で最新の情報をご確認ください。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
[ 詳 細 : 小金井市立 はけの森美術館 ]

【展覧会】横尾忠則現代美術館|開館10周年記念 横尾忠則展 満満腹腹満腹|’23年1月28日-5月7日|動画追加紹介

横尾忠則現代美術館ポスター(予告)ポスターデザイン:横尾忠則

横尾忠則現代美術館
開館10周年記念 横尾忠則展 満満腹腹満腹
会  期  2023年1月28日[土]- 5月7日[日]
開館時間  10:00 - 18:00[入場は 閉館の30分前 まで]
休  館  日  月曜日
会  場  横尾忠則現代美術館(兵庫県立美術館王子分館)
      657-0837 兵庫県神戸市灘区原田通 3-8-30
      Tel:078-855-5607(総合案内)/ Fax:078-806-3888
観 覧 料  一 般 700円、大学生 550円、70歳以上 350円、高校生以下 無 料
主  催  横尾忠則現代美術館([公財]兵庫県芸術文化協会)、神戸新聞社
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開館10周年を記念し、これまでに開催した企画展をダイジェストで振り返る展覧会、「横尾忠則展 満満腹腹満腹」を開催します。
2012年の開館以来、当館は様々な角度から横尾の芸術に光を当ててきました。それは絶えざる変貌を求める作家の精神を反映した、一種の実験場のようでもありました。
10年前の開館記念展「反反復復反復」のセルフ・パロディーでもある本展では、限られた展示空間に、これまで開催された約30本の展覧会を限界まで詰め込むことを試みます。そこに立ち現れるカオス的な空間は、86歳を過ぎてもなお精力的に制作し続ける横尾の、尽きることのないエネルギーを象徴するものとなるでしょう。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 横尾忠則現代美術館
{ 参 考 : 横尾忠則現代美術館公式 YouTube 横尾忠則展 満満腹腹満腹 ギャラリートーク 20:58 }
「開館10周年記念 横尾忠則展 満満腹腹満腹」の会場を巡りつつ、担当学芸員が見どころをわかりやすく解説します。どうぞご覧ください。

{活版 à la carte}はめいっぱい長尺型のブログです。動画閲覧後には「画面を更新」していただくと、次回からのスクロールが円滑になります。

【展覧会】漱石山房記念館|《通常展》テーマ展示|ああ漱石山房|’22年12月1日-’23年4月9日|会期末

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漱石山房記念館
《通常展》テーマ展示 ああ漱石山房
開催期間  2022年12月1日[木]- 2023年4月9日[日]
開催時間  午前10時-午後6時(入館は午後5時30分まで)
会  場  漱石山房記念館 2 階資料展示室
      162-0043 新宿区早稲田南町7 電話 : 03-3205-0209
休  館  日  毎週月曜日(休日にあたるときは翌平日)
観  覧  料  一 般 300円、小中学生 100円
      * 小中学生は、土日祝日・冬季休業日・春季休業日は無料
      * 障害者手帳等をお持ちの方は手帳のご提示で無料(介助者1名無料)
主  催  新宿区立漱石山房記念館(公益財団法人新宿未来創造財団)
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「 ああ漱石山房」。この印象的なフレーズは、漱石山房に門下生として出入りし、夏目漱石の長女・筆子と結婚した松岡 譲(まつおか ゆずる 1891-1969)がその晩年、エッセイ等によく使用したものです。
漱石山房は、夏目漱石が明治40(1907)年9 月から亡くなるまでの9年間生活した牛込区(現在の新宿区)早稲田南町 7 の借家にあったそれぞれ10 畳の書斎と客間を指します。
毎週木曜日の午後、門下生たちがここに集い、漱石と夜遅くまで様々な世間話や活発な文学談義に花を咲かせました。漱石亡き後、大正12(1923)年の関東大震災を契機に、漱石山房の保存問題に取り組む機運が高まり、松岡譲も漱石山房の保存に奔走しましたが、昭和20(1945)年5 月の山の手空襲により、漱石山房は焼失してしまいます。
本展示会では、漱石最晩年の門下生の一人で、没後夏目家の一員となった松岡譲の漱石山房への思いを見ていきます。

ギャラリートーク
12 月18 日[日]、令和5 年1 月22 日[日]、2 月19 日[日]、3 月19 日[日]
各日とも 14時 - 14時20分
会 場:漱石山房記念館 地下1階講座室
申し込み不要、無料です。直接地下1階講座室にお越しください。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳細 : 新宿区立 漱石山房記念館 ]

【展覧会】土門拳記念館|特別展 名取洋之助と土門 拳 ─ 社会的写真を求めて|’23年4月6日-7月9日

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土門拳記念館
特別展 名取洋之助と土門 拳 ── 社会的写真を求めて
開催期間  2023年4月6日[木]- 7月9日[日]会期中無休
時  間  午前9時 ー 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
休  館  日  会期中無休 * 展示替えなどのため臨時休館する場合があります
会  場  土拳拳記念館
      998-0055 山形県酒田市飯森山2-13(飯森山公園内)TEL:0234-31-0028
入  館  料  一  般:1,200円、高校生:600円、小・中学生:無 料
共  催  一般財団法人日本カメラ財団、酒田市、酒田市教育委員会
主  催  公益財団法人さかた文化財団 土門拳記念館
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名取洋之助と土門拳。日本の写真史を考える上で欠かせない写真家であり、その関係をめぐって様々に語られる両者ですが、2人展の形でその活動を振り返る展覧会は今回が初となります。
1910年に東京の裕福な家庭に生まれた名取は、10代でドイツへ留学してデザインを学びました。
ドイツ最大手の新聞社・ウルシュタイン社の契約写真家として活躍しましたが、ナチスの外国人ジャーナリスト規制によって1933年に日本へ拠点を移し、写真家・木村伊兵衛らと「日本工房」を結成。審美や慰安ではなく、社会を語る〈報道写真〉を日本でも実現しようと様々な試みを行います。

ほどなく脱退した木村伊兵衛らの後に日本工房へ入ったのが土門拳です。1909年に山形で生まれ、貧しさと闘いながら刻苦勉励していた土門は、弟子入り中の写真館を1935年に飛び出して、名取の指導のもとで〈報道写真〉に取り組みます。情熱と負けじ魂でメキメキと腕を上げ、やがて、1939年にはプロデューサーとしての名取と袂を分かち、自らの写真に邁進していきます。
戦争の時代をそれぞれに経て、戦後の名取は写真に語らせる教養文庫である岩波写真文庫の編集長格として活躍し、土門はリアリズムを謳いあげて『ヒロシマ』『筑豊のこどもたち』を世に問います。敬意を持ちながら反発することもあった両者ですが、それぞれに生涯をかけて社会的写真を探求し続けました。

本展は土門拳記念館の開館40周年を記念した特別展です。一般財団法人日本カメラ財団との共催により、同財団が所蔵する名取作品、さらには当館では展示したことのない日本工房時代の土門作品など、貴重な資料を多数お借りして開催いたします。写真が最先端のメディアであった1930年代から激動の時代を経て戦後に至るまで、彼らが求めた写真の在り処を振り返ります。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳 細 : 土門拳記念館 ]  { 活版 à la carte 土門拳記念館まとめ }

【展覧会】栃木県立美術館|企画展 川島理一郎展 ― 描くことは即ち見ること|’23年4月15日-6月18日

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栃木県立美術館
企画展 川島理一郎展 ―― 描くことは即ち見ること
開催期間  2023年4月15日[土]- 6月18日[日]
開催場所  栃木県立美術館 企画展示室
      320ー0043 栃木県宇都宮市桜4-2-7 Tel. 028-621-3566 / Fax. 028-621-3569
観覧時間  午前9時30分から午後5時(入館は午後4時30分まで)
休  館  日  月曜日
観  覧  料  一 般 900円、 大高生 600円、 中学生以下 無 料
主  催  栃木県立美術館
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栃木県足利市出身の画家・川島理一郎(1886-1971)の没後50年をむかえ、その画業を顕彰する回顧展を開催します。
川島は若くしてアメリカに渡って美術を学び、フランスをはじめとするヨーロッパやアジア諸国、日本国内を旅して制作をしました。近代美術が新たに展開した20 世紀初めのパリで、画家や文化人らと広い交友関係を結び、自身のスタイルを確立していきます。
一方で優れた装飾感覚を発揮して、資生堂意匠部の嘱託員を務めるなどデザインの分野でも活躍しました。日本に帰国後は、「金曜会」という批評の場を主宰し若い画家たちを育て、国画会や日展、新世紀展などを中心に作品を発表し、画壇での影響力も持ちました。

「描くことは即ち見ること」として対象に真摯に向き合い描き出された作品には、自然の躍動やいきいきとした人々や街の姿が描き出されています。本展では、色彩豊かな滞欧期の作品から装飾図案、晩年ののびやかな抽象画を紹介し、川島の画業をたどります。

* 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 栃木県立美術館

【展覧会】愛知県美術館|近代日本の視覚開化 明治 ─ 呼応し合う西洋と日本のイメージ|’23年4月14日-5月31日

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近代日本の視覚開化 明治 ── 呼応し合う西洋と日本のイメージ
会  期  2023年4月14日[金]- 5月31日[水]
会  場  愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)
      461-8525 名古屋市東区東桜一丁目13番2号 TEL(052)971-5511
開館時間  10:00 - 18:00
      * 金曜日は 20:00 まで(入館は閉館の30分前まで)
休  館  日  毎週月曜日
観  覧  料  一 般 1,500円、高校・大学生 1,200円、中学生以下 無 料
      * 上記料金で本展会期中に限りコレクション展もご覧になれます。
特別協力  神奈川県立歴史博物館
主  催  愛知県美術館、メ~テレ  
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江戸時代から明治という新時代への転換は、政治経済体制だけでなく、人々の生活や文化全般を含む、様々な状況を変容させました。造形活動の領域でもまた多彩な動向が生まれ、展開を見せました。西洋から入ってきた情報や技術、イメージは、当時の日本の人々に新たな視覚 ── 新たなものの見え方や見方、見せ方を開きました。「文明開化」は「視覚開化」でもあったのです。

本展では明治期の美術、工芸を多数所蔵する神奈川県立歴史博物館のコレクションを中心に、他の美術館や博物館・個人蔵の作品や資料を加えて、明治期特有の表現がみられる絵画・写真・印刷物・彫刻・工芸などを集結させます。
時代の転換期に、和洋の化学反応によって生まれた様々な表現を、そして、明治美術の新たな一面をご覧いただく機会となるでしょう。

* 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
[ 詳 細 : 愛知県美術館 ]

【展覧会】東京都写真美術館|B 1 F 展示室|土門拳の古寺巡礼|’23年3月18日-5月14日

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東京都写真美術館 B1F 展示室
土門拳の古寺巡礼
開催期間  2023年3月18日[土]- 5月14日[日]
休  館  日  毎週月曜日(ただし、5月1日は開館)
料  金  一 般 1,100円 / 学生・65歳以上 900円 / 中高生 700円
      * 本展はオンラインによる日時指定予約を推奨 >日時指定予約 Webket ページ
主  催  クレヴィス
共  催  公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館
協  力  公益財団法人さかた文化財団 土門拳記念館
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ドキュメント、人物、古美術、建築、風景、そのいずれにも忘れがたい作品を残し、日本の写真史に巨歩を記した土門拳(1909-1990)。
ライフワーク『古寺巡礼』の第一集が刊行されたのは1963年、今年で60年を迎えます。戦前から仏像行脚を続けた土門は、みずからの眼で選んだ古寺や仏像を徹底して凝視し撮影。建築の細部や仏像の手や足、口などをクローズアップで捉える独自のスタイルを貫きました。
『古寺巡礼』の刊行途上、脳出血で倒れ、以後は車椅子生活になってからも、不屈の精神で撮影を続行し、1975年、第五集で完結。
本展はカラーの代表作と、土門を魅了した室生寺の釈迦如来坐像をはじめ、重量感のある平安初期の木彫仏を中心にモノクロームの仏像写真と、合わせて約120点を展観します。土門が対象の本質に迫った、力強く個性的な「日本の美」をご覧ください。

土 門   拳(1909-1990)
1909年、山形県酒田市生まれ。1935年、日本のグラフ・ジャーナリズムを切り拓いた「日本工房」に入って以来、脳血栓で倒れる1979年までの足かけ45年にわたり、「報道写真家」として激動の日本を記録。『文楽』『ヒロシマ』『筑豊のこどもたち』『風貌』『古寺巡礼』など、不朽の名作を数多く残す。1939年、室生寺を訪れて以来、戦中も全国を巡り仏像を撮影。
1960年、脳出血で倒れて35ミリカメラの操作が困難となり、大型カメラで『古寺巡礼』(全5集)の撮影に取り組んだ。

※ 事業は諸般の事情により変更することがあります。 あらかじめご了承ください。
※ 本展は同会期で予定していた「アンリ・カルティエ=ブレッソン」展より変更となりました。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京都写真美術館
{新宿餘談}
この「活版 à la carte」に土門拳を紹介するのは、
もっぱら山形県酒田市/土門拳記念館からの情報です。特別展の開催にあたって、同館からB全判のポスターと、フライヤー数葉のご送付をいただいております。ちなみに酒田の土門拳記念館、次回特別展は、4月6日-7月9日<名取洋之助と土門拳 ── 社会的写真を求めて>で、近近皆さまにも本ページでお知らせいたします。

【展覧会】佐賀県立 佐賀城本丸歴史館|テーマ展「梧竹の書ー本野克彦コレクションー」| ’23年3月17日-5月14日

佐賀城佐賀県立 佐賀城本丸歴史館
テーマ展「梧竹の書ー本野克彦コレクションー」
会  期  2023年3月17日[金]- 5月14日[日]

会  場  佐賀県立 佐賀城本丸歴史館 御小書
      840-0041 佐賀県佐賀市城内2丁目18−1
観  覧  料  観覧無料
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小城出身で「明治の三筆」にかぞえられる中林梧竹(1827~1913)は古典に学びつつ日本の近代書史に新たな境地を切り拓きました。
本展覧会では、令和3年度に佐賀県へ寄贈された「本野克彦コレクション」から、〈臨王羲之十七帖〉の屏風を中心に梧竹の作品を紹介します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 佐賀県立 佐賀城本丸歴史館 ]

【展覧会】春日井市道風記念館|館蔵品展 白と黒のコントラスト|’23年2月1日-4月23日

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春日井市道風記念館
館蔵品展 白と黒のコントラスト
開催期間  2023年(令和5年)2月1日[水]- 4月23日[日]
休  館  日  月曜日(祝休日の場合は翌日)
開館時間  午前9時 - 午後4時30分
観  覧  料  一 般 100円、高校・大学生 50円、中学生以下 無 料
開催場所  春日井市道風記念館  1 階展示室
      486-0932 愛知県春日井市松河戸町5丁目9番地3 電 話 0568-82-6110
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コントラストとは、写真などでは明暗の差、絵画やデザインなどでは明暗の差だけではなく色の差をも意味することばで、「対比。対照。」などと訳されます。明度、色彩、形などがその組み合わせによって互いにきわだたせ合う効果です。

書では紙の「白」と、墨の「黒」を前提とすることがほとんどで、そのコントラストが魅力の一つです。
行間・字間を大きくあけたり、書線にかすれを多くとり入れたりして、白を引き立てる、あるいは、書線を太く文字を大きく書いて、黒い部分を際立たせた書表現がありますが、それらをいいかえれば、黒を引き立たせた表現であり、白を際立たせた表現であるともいえます。
墨の濃度をうすくした淡墨の表現もあります。灰色なので黒と比べるとコントラストは弱くなりますが、淡墨は墨の原料などによって、青みを帯びたり、赤みがかった色を発し、黒にかぎらない墨色の美が生まれます。
作品の仕上げとして押される印の朱色を加え、白と黒を基調として繰り広げられるコントラストの世界をお楽しみください。

◉ 展示品の作者
菊池五山   市河米庵  丹羽迂庵  清水比庵  藤岡保子
大池晴嵐   阪井呉城   沖 六鵬  炭山南木  柳田泰雲
桑原翠邦   山本南陽  倉重天拝   松田江畔   宇野雪村
阿部珂山   岡本白濤  坪井正庵   萩原冬珉   浅田蓬村
山田勝香  榎倉香邨  林 春月  小島碧雲   井野吟紅
橋詰桃邨  原田凍谷

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を
[ 詳 細 : 春日井市 春日井市施設案内 道風記念館 ] { 活版アラカルト:道風記念館まとめ }

【展覧会 NOTICE】春日井市道風記念館|館蔵品展 書の魅力|’23年4月26日-7月9日

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春日井市道風記念館
館蔵品展 書の魅力
開催期間  2023年(令和5年)4月26日[水]- 7月9日[日]
休 館 日  月曜日(祝休日の場合は翌日)
開館時間  午前9時 - 午後4時30分
観 覧 料  一 般 100円、高校・大学生 50円、中学生以下 無 料
開催場所  春日井市道風記念館  1 階展示室
      486-0932 愛知県春日井市松河戸町5丁目9番地3 電 話 0568-82-6110
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線の美
余白美
造形美
見方を絞ると書は面白い。

「書の魅力」展では、道風記念館が所蔵する近現代書作品のなかで、選りすぐりの作品を展示します。書は、紙に筆で文字を書くという、シンプルな活動によって生まれる芸術ですが、その表現は実に多彩です。書表現の多彩な魅力を知っていただきたいと思います。
この展覧会では、その作品の魅力をより感じられるように、4つの鑑賞の視点を提示しながら書作品をご紹介します。まず視点を絞って鑑賞してみてください。作品に愛着が湧いてきます。そして次にその絞った視点を取り払って自由にご鑑賞いただくと、ひとつの作品がもつ様々な魅力が感じられ、きっと、「書は面白い。」と思っていただけることでしょう。

◉ 展示品の作者
植松茂岳   日下部鳴鶴   永坂石埭   柳田泰麓     巌谷小波
清水比庵   長谷川流石   鈴木翠軒   林 楽園  安東聖空
伊藤東海   田中塊堂    谷辺橘南   植村和堂  山崎大抱
青山杉雨   坪井正庵    神谷葵水   梅 舒適  土田帆山
榎倉香邨   岩田文堂    加藤大碩   小林昭子  黒野清宇
高木大宇   水谷苔徑

<展示品解説>
令和5年5月13日[土]、 6月11日[日]
午前10時半から11時まで、午後2時から2時30分まで
学芸員が初心者向けに展示品の解説をします。事前予約は不要です。お気軽にお越しください。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を
[ 詳 細 : 春日井市 春日井市施設案内 道風記念館 ]  { 活版アラカルト:道風記念館まとめ }

【展覧会】京都dddギャラリー 第236回企画展|エディション・ノルト|ファクトリー dddd:被包摂、絡合、派生物/|会場構成| 秋山ブク | シチュエーションズ 7 番:京都 ddd ギャラリーの備品による|’23年3月21日-5月21日

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京都dddギャラリー
第236回企画展
エディション・ノルト|ファクトリー dddd:被包摂、絡合、派生物/|会場構成| 秋山ブク | シチュエーションズ 7 番:京都 ddd ギャラリーの備品による
会  期  2023年03月21日[火]- 05月21日[日]
会  場  京都dddギャラリー
      600-8411 京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON烏丸 3F
      TEL : 075-585-5370 FAX:075-585-5369
開館時間  11:00 - 19:00 土日祝は 18:00 まで
休  館  日  月曜(祝日・振替休日の場合はその翌日)、祝日の翌日(土日にあたる場合は開館)
入  場  料  無 料
主  催  公益財団法人 DNP 文化振興財団
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edition.nord (エディション・ノルト)は、デザイナー、秋山 伸の故郷、新潟県南魚沼市を拠点に、全国から気ままに訪れる協力者たちと共同生活をしながら、ネット通販で素材を調達し、YouTubeなどで加工法を調べ、オフィス用複合機で印刷する、というユニークな手作りの本づくりを特徴としています。その活動は国内外のアート・ブック・フェアや展覧会で高く評価され、海外のワークショップやレクチャーに招聘されるまでに広がっています。

そうした経験から、彼らの関心は次第に、デザインすることより、地域のコミュニティーやアーティストを本づくりへと媒介することに移っていき、近年では、秋山が教鞭をとる神戸芸術工科大学の学生や、関西の協力者のちからを借りて「共同でつくること」の新たな実験を行っています。
本展では、そのつくる「いとなみ」に着目して会場をファクトリー=工房に見立て、協力者とともに行う実制作の様子をご覧いただきます。過去の共同制作の成果品や余剰物も展示されます。
会場は会期中、秋山自身の手によって空間が何度も組み換えられる予定です。展覧会タイトルの「ファクトリー dddd」は、ギャラリー名の「ddd」に「d」を足して、音の連続で継続する生産を想起させるようにしたものです。

秋山 伸 プロフィール
edition.nord代表/グラフィック・デザイナー/ブック・メイカー
1963年 新潟県生まれ。東北大学工学部建築学科卒業。東京藝術大学美術研究科建築専攻修了。1990年代半ばから、美術・建築の書籍や展覧会のグラフィック・デザインを数多く手がける。edition.nord代表/神戸芸術工科大学ビジュアルデザイン学科教授/多摩美術大学絵画学科版画専攻客員教授/日本造本装丁コンクール審査員。最近のデザイン/ブック・メイキングの仕事は、一般流通する数千部の本を学生とともに手作業で製本した『東山道エンジェル紀行』町田康+寺門孝之/左右社/2021

秋山ブク プロフィール
2001年より「コンポジション」シリーズとして、ギャラリー、店舗、倉庫、公民館、屋外公園、催事場、図書館などのその場にある備品だけで即興的に空間を構成する作品を作り続けている。2016 年より、一旦構成した作品を会期中に、自ら、あるいは協働者の力を借りて何回も組み直す「シチュエーションズ」を始める。2012 年より、モノとその場所が1対1で対応する作品シリーズ「プレイスメント」を始める。2017年より、レストランやカフェのテーブル上の備品や配膳された食器類を即興的に組み合わせ、その写真をSNSに投稿する「#table_arrangement」を始める。

[ 詳 細 : 京都 ddd ギャラリー ]

【展覧会】徳川美術館・名古屋市蓬左文庫|特別展 大蒔絵展 ─ 漆と金の千年物語|’23年4月15日 -5月28日|

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徳川美術館・名古屋市蓬左文庫
特別展 大蒔絵展 ── 漆と金の千年物語
会  期  2023年4月15日 [土]- 5月28日
休 館 日  月曜日 * GW期間:5月2日[火]- 5月7日[日]は休まず開館
観 覧 料  一 般 1,600円 ・ 高 大 生 800円 ・ 小 中 生 500円
      (企画展「能の世界―神・男・女・狂・鬼―」展と共通)
      * 毎週土曜日は小・中・高生入館無料
会  場  徳川美術館 461-0023 名古屋市東区徳川町1017 TEL 052-935-6262
主  催  徳川美術館・MOA美術館・三井記念美術館・朝日新聞社
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国宝14件、重要文化財24件を含む、歴代の名品を一挙公開!
漆で絵を描き、金粉や銀粉を蒔きつけて文様をあらわす「蒔絵」は日本文化において長きにわたり理想美の象徴であり続けています。
本展では、平安時代の蒔絵の名品をはじめ、鎌倉時代の手箱、江戸時代の蒔絵を代表する国宝「初音蒔絵調度」や、琳派様式の蒔絵、江戸から近代にかけて活躍した名工による作品などに加えて、現代の人間国宝の作品にいたるまで選りすぐりの蒔絵の名品をご紹介します。
さらに国宝「源氏物語絵巻」をはじめとした物語絵巻や屏風、書跡などもあわせて展観し、日本人が追求した美の系譜をたどります。

※ 本展は MOA美術館・三井記念美術館・徳川美術館 の 私立3館 による共同開催です。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 徳川美術館・名古屋市蓬左文庫

【展覧会】大阪中之島美術館|開館1周年記念特別展|大阪の日本画|’23年1月21日-4月2日|会期末

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大阪中之島美術館
開館1周年記念特別展
大阪の日本画
会  期  2023年1月21日[土]- 4月2日[日]
        前 期:1月21日[土]- 2月26日[日] 
        後 期:2月28日[火]- 4月 2 日[日]
休  館  日  月曜日(3 /2 0を除く)休 館
開場時間  10:00 - 17:00(入場は 16:30 まで)
会  場  大阪中之島美術館 4階展示室
観  覧  料  一 般 1700円、高大生 1000円、小中生  無 料
問い合せ  大阪市総合コールセンター(なにわコール)
      06-4301-7285 受付時間 8:00-21:00(年中無休)
主  催  大阪中之島美術館、毎日新聞社、NHK大阪放送局
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大阪は商工業都市として発展を続けるとともに、東京や京都とは異なる文化圏を形成し、個性的で優れた芸術文化を育んできました。江戸時代からの流れをくむ近代大阪の美術は、町人文化に支えられ、伝統にとらわれない自由闊達な表現が多彩かつ大きく花開いたといえます。
とりわけ大正から昭和前期にかけては、画壇としての活動が隆盛を極め、北野恒富(きたの・つねとみ)、島成園(しま・せいえん)、菅楯彦(すが・たてひこ)、矢野橋村(やの・きょうそん)など、多くの画家が個性豊かな作品を生み出しました。

本展は、明治から昭和に至る近代大阪の日本画に光をあて、50名を超える画家による約150点の作品を展示します。また、作品が生まれた背景にも目を向けることで、個々の作品の魅力や、画壇のあり方をより深く知るとともに、今につながる大阪の街の文化を浮き彫りにします。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
※ 本展は会期終了後、東京ステーションギャラリー での巡回展が発表されています。

[ 詳 細 : 大阪中之島美術館 ]

【展覧会】東京ステーションギャラリー|佐伯祐三  自画像としての風景|’23年1月21日-4月2日|会期末

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東京ステーションギャラリー
佐伯祐三  自画像としての風景
開催期間  2023年1月21日[土]- 4月2日[日]
休  館  日  月曜日[3/27 は開館]
開館時間  10:00 - 18:00 * 金曜日は 20:00 まで開館 * 入館は 閉館30分前 まで
入  館  料  一 般 1,400円  高校・大学生 1,200円  中学生以下 無 料
      * 学生の方はご入館の際、生徒手帳・学生証を提示ください
チケット  チケット(日時指定券)購入は こちら
      当日券=東京ステーションギャラリー1階入口
*展示室内の混雑を避けるため日時指定制を導入、各時間で入館人数の上限を設定しています
*館内でも当日券を購入できますが、土日祝など混雑時間帯は入館をお断りする場合があります
主  催  東京ステーションギャラリー[公益財団法人東日本鉄道文化財団]、読売新聞社
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街に生き 街に死す
描くことに命を捧げた伝説の洋画家
大阪、東京、パリ。3つの街で、画家としての短い生涯を燃焼し尽くした画家、佐伯祐三(1898-1928)。2023年に生誕125年を迎える佐伯の生涯は、多くのドラマと伝説に彩られています。彼が生み出した作品群は、今なお強い輝きを放ち、見る人の心を揺さぶらずにはおきません。
1898年に大阪で生まれた佐伯祐三は、25歳で東京美術学校を卒業し、その年のうちにパリに向かいます。作品を見せたフォーヴィスムの画家ヴラマンクから、「このアカデミック!」と怒声を浴びたことが、佐伯を覚醒させます。
2年間の最初のパリ滞在中に、ユトリロやゴッホらからも影響を受け、佐伯の作品は大きな変貌を遂げていきます。1年半の一時帰国を経て、再渡欧したのは1927年のこと。このとき佐伯は29歳になっていました。パリに戻った佐伯は、何かに憑かれたかのように猛烈な勢いで制作を続けますが、結核が悪化して精神的にも追い詰められ、1年後にパリ郊外の病院で亡くなりました。


佐伯にとってパリは特別な街でした。重厚な石造りの街並み、ポスターが貼られた建物の壁、プラタナスの並木道、カフェ、教会、さらには公衆便所までが、傑作を生み出す契機となりました。また、多くの画家たちや作品と出会い、強い刺激を受けたのもパリでのことです。
一方で、生誕の地・大阪、学生時代と一時帰国時代を過ごした東京も、佐伯芸術を育んだ重要な街でした。
本展では3つの街での佐伯の足跡を追いながら、独創的な佐伯芸術が生成する過程を検証します。

※ 感染症予防対応のため日時指定券制鑑賞券推奨を実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
※ 本展は会期終了後、 大阪中之島美術館での巡回展が予定されています。
[ 詳 細 : 東京ステーションギャラリー  展覧会公式サイト

【展覧会】たばこと塩の博物館|特別展 江上幹幸コレクション|インドネシアの絣・イカット ~ クジラと塩の織りなす布の物語 ~|’23年1月21日-4月9日|会期末

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特別展 江上幹幸コレクション インドネシアの絣・イカット
~ クジラと塩の織りなす布の物語 ~
期  間  2023年1月21日[土]- 4月9日[日]
会  場  たばこと塩の博物館 2 階特別展示室
      130ー0003  東京都墨田区横川 1-16-3 電 話 03-3622-8801
開館時間  午前10時-午後5時(入館締切は 午後4時30分)
休  館  毎週月曜日
入 館 料  一 般・大学生 100円、 小・中・高校生  50円
主  催  たばこと塩の博物館
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インドネシアでは、地域ごとに色彩も意匠もさまざまな絣織り(イカット)が織られています。民族考古学を専門とする  江上幹幸(えがみ ともこ   元 沖縄国際大学教授)氏は、製塩や交易をテーマに長年に渡り東部インドネシアで調査してきました。本展では、江上氏の研究成果とコレクションを3部構成でご紹介します。
<第1部>
江上氏の主な調査フィールドであるレンバタ島で蒐集したイカットをご紹介します。レンバタ島のイカットは、伝統捕鯨で得たクジラ肉や塩、染料に必要な石灰など “ 海の恵み ” を持つ「海の民」と、農産物や染料になる藍や茜など “ 山の恵み ” を持つ「山の民」との交易なくしては生まれません。
<第2部>

Photo_10ラマレラ村の製塩のようす(撮影:江上幹幸)
海岸の岩の上にある、灰や石灰で区切られた浅い蒸発池で海水を濃縮します。
photo_11ラマレラ村の製塩のようす(撮影:江上幹幸)
蒸発池の濃縮海水を持ち帰り、鉄鍋で煮つめて、塩の結晶を得ます。
塩はクジラ肉の保存のほか、クジラが捕れない時の交易品としても重要です。
photo_12とれた塩をカゴに移して苦汁-にがり-を切る。
保管しておいた塩は、クジラの獲れない時期の大切な交易品となる。

「海の民」がすむラマレラ村を中心に、レンバタ島のイカットの背景にある暮らしと交易にスポットをあてます。イカットの制作工程や、塩・石灰など交易品の生産、伝統捕鯨、それらに基づいて機能する交易システムについて、江上氏と共同研究者である小島曠太郎(こじま こうたろう   文筆家・捕鯨文化研究家)氏による写真などで解説します。さらに、イカット制作に不可欠なだけでなく、生活の様々な場面で重用されるヤシ利用の文化についても写真と実物資料で紹介します。
<第3部>
多くの島からなる広大なインドネシアのうち、フローレス島とその東の島々や、ティモール島西部で江上氏が蒐集してきたイカットを展示し、その多彩なデザインをお楽しみいただきます。
布としての魅力を備えたイカットのほか、多くの民族資料や写真を通して、インドネシア・レンバタ島ラマレラ村の、素朴で力強い生活文化についてご紹介します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を
[ 詳 細 : たばこと塩の博物館 ]

【展覧会】根津美術館|企画展 仏具の世界 ─ 信仰と美のかたち ─|’23 年2月18日-3 月31日|会期末

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企画展 仏具の世界 ── 信仰と美のかたち ──
会  期  2023 年 2 月18 日[土]- 3 月 31日[金] 
休  館  日  毎週月曜日
開館時間  午前10時-午後5時(入館は閉館30分前まで)
入  場  料   オンライン日時指定予約入館制(下掲詳細参照)
      一 般 1300円、学 生 1000円、中学生以下 無 料
      * 障害者手帳提示者および同伴者は200円引き
会  場  根津美術館 展示室 1・2
      107-0062 東京都港区南青山 6-5-1 Tel. 03-3400--2536
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仏を荘厳・供養し、仏道を修めるために必要な道具である仏具。その範囲は、伽藍装飾から僧の生活必需品まで多岐にわたります。仏具には、仏道実践に適した形が与えられていますが、その中に美的な特質を見出すこともできます。この展覧会では、主に館蔵品から、さまざまな場面で用いられる仏具を紹介し、仏の教えと仏具の造形美の関わりを探ります。
根津美術館のコレクションの礎を築いた 初代 根津嘉一郎(1860 - 1940)は、仏教で世の中を善導するという大きな理想を描き、無宗派の寺院建立を構想しました。このため仏教美術に対する関心も高く、コレクション中には仏教に関わる書蹟や絵画、彫刻の優品のみならず、工芸にも優れた作例を見出すことができます。これまで当館では仏教絵画・彫刻を多く取り上げてまいりましたが、仏教工芸にもご注目いただきたく、このたび仏具に焦点を当てた展覧会を企画しました。

第 1 章では、用途を切り口に四つのカテゴリーを設け、具現化させた仏の世界を厳かに飾るための荘厳具、仏に香・華・灯をささげるための供養具、質素ながらも真理に到達するために必要な僧具に加え、密教法具を紹介します。
第 2 章では、女性によって発願・供養された仏具を特集します。長く美しい毛髪や、繊細な刺繍が施された小袖といった女性ならではの持ち物を用いてつくられたそれらの仏具には、善美を尽くす布施の心が表されています。

この展覧会を通じて、仏具の造形美を手掛かりに、古代より仏道を実践してきた人々の心に思いをはせていただければ幸いです。

※ 感染症予防対応実施中。入館はオンライン日時指定予約制下掲詳細を確認のうえ観覧を
[ 詳 細 : 根津美術館 ]  { 根津美術館 活版アラカルト まとめ }

【展覧会】原美術館 ARC|「青空は、太陽の反対側にある:原美術館/原六郎コレクション」|第1期(春夏季)’23年3月24日-9月3日/第2期(秋冬季)’23年9月9日-’24年1月8日

原美術館SC

原美術館 ARC Hara Museum ARC
「青空は、太陽の反対側にある:原美術館/原六郎コレクション」
会  期  第 1 期(春夏季) 2023 年 3 月 24 日[金]- 9 月 3 日[日]
      第 2 期(秋冬季) 2023 年 9 月  9  日[土]- 2024 年 1 月 8 日[月・祝]
      *『青磁下蕪花瓶』および『青磁袴腰香炉』の展示は 2023 年 3 月 24 日 - 4 月 26 日
      * 特別展示室・觀海庵は 会期中展示替え があります
開館時間  9:30 am-4:30 pm(入館は 4:00 pm まで)
休  館  日  木曜日(祝日を除く)、1月1日、8 月中 無 休
      * 2024 年 1 月 9 日[火]- 3 月中旬まで 冬季休館
入  館  料  一 般 1,800 円、 大 高 生 1,000 円、 小 中 生 800 円
      * 個人、当日を表記。各種割引、優待などは 下掲詳細 参照。
会  場  原美術館 ARC Hara Museum ARC
      住所:〒377ー0027 群馬県渋川市金井2855-1
      Tel:0279-24-6585 / Fax:0279-24-0449
      ウェブサイト:https://www.haramuseum.or.jp
主  催  原美術館 ARC
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雲ひとつない晴れた日に原美術館 ARC を訪れて最初に目にするもの ── それは大きな青空です
青空と山々の深緑や紅葉、そして青空と端正な黒色の磯崎新建築とのコントラストは、恐らくここでしか見ることのできない感 動の光景。しかしよく見ると、青空の青さにはわずかに濃淡があります。輝く太陽の周りは少し白っぽく、太陽 から離れるにつれ青さが増してゆく。思い描く理想の青い空は太陽の反対側にあります。

本展では、「青空は、太陽の反対側にある」をキーフレーズに、自身の理想を求めて当時の美術的・社会的動向に 背を向けた荒川修作や久保田成子、ギルバート&ジョージやヨーゼフ ボイスなど、国内外の作家の表現を展観し ます。
まず、現代美術ギャラリーA、B、C では、常識や慣習、既存の価値観に抗うことで、または視点を変えることで 独自の地平を切り開く作家や、声高ではなくとも社会や美術の潮流に疑問を呈する作家、そして自身の心に深く 潜ることで新たな表現を浮上させる作家の作品をご覧いただきます。
一方、特別展示室 観海庵には、鎖国の江戸期に西洋絵画や科学に傾倒した司馬江漢や、「朦朧体」と揶揄されな がらも墨線を否定し、独自の表現を切り開いた横山大観の作品を展示します。
また、通常は東京国立博物館に寄 託している原六郎コレクション、『青磁下蕪花瓶』(国宝)と『青磁袴腰香炉』がお里帰り(展示期間:3 月 24 日 - 4 月26 日)。どちらも爽やかな青空色が美しい名品です。

さらに、「光悦本」と呼ばれる希少な古活字本である 『謡本』を帖を替えながら通年展示。記録に残る限りでは、『青磁袴腰香炉』は明治 45 年に東京帝室博物館(現 東京国立博物館)開催の特別展覧会「和漢青磁器」展以来の一般公開、『謡本』は初公開となります。
輝く太陽にあえて背を向け、順光に映し出される鮮やかな青空と原美術館ARC をどうぞご堪能ください。

※ 厳冬期をのぞいて、ほぼ通年展示開催。群馬/渋川方面にお出かけの節は足をお運び下さい。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参加を

[ 詳 細 : 原美術館 ARC

【 展覧会 】町田市立国際版画美術館|企画展 自然という書物|15-19世紀のナチュラルヒストリー & アート|’23年3月18日-5月21日

町田市立国際版画美術館おもて 町田市立国際版画美術館うら

町田市立国際版画美術館
企画展 自然という書物
15-19世紀のナチュラルヒストリー & アート

会  期  2023年3月18日[土]- 5月21日[日]
        前 期 2023年3月18日[土]- 4月16日[日]
        後 期 2023年4月18日[火]- 5月21日[日]
会  場  町田市立国際版画美術館
      東京都町田市原町田4ー28-1
時  間  10:00 - 17:00
      土・日・祝日 10:00 - 17:30 * 入場は 閉館30分前 まで
休  館  日  月曜日
観  覧  料  一 般 900円、大学・高校生 450円、中学生以下 無 料
      * 割引、各種優遇・優待制度などは下掲 詳 細 を参照。
主  催  町田市立国際版画美術館
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E210-2641『キリストの生涯注解』より一葉 1482年頃刊 木版・手彩色
町田市立国際版画美術館
E210-2642『健康の庭』より一葉 1485年刊 木版・手彩色
町田市立国際版画美術館

E210-2643ハインリヒ・アルデグレーファー『悪徳』より「貪欲」
1552年 銅版    町田市立国際版画美術館

E210-2652ロバート・ジョン・ソーントン『フローラの神殿』より「エジプトハス」
1798-1807年刊 銅版(多色)・手彩色  町田市立国際版画美術館

「自然という書物」展は、15世紀から19世紀までの西洋のナチュラルヒストリー(自然誌/博物学)とアート(美術/技芸)のつながりに注目し、人間が表してきた自然のすがた・かたち(画像)を紹介する展覧会です。
古くから人間は自然物や自然環境―動物や植物、肉眼では捉えることができない微小な生物、地球上の地勢や地質などを記録してきました。言葉と絵によって描写された自然の似姿の普及に、活字と版画などの印刷技術が大きな役割を果たしてきたことも特筆すべきでしょう。さらに自然は美術の霊感源となってきました。美術の表現手法が、自然の図解に用いられてきたことも見逃せません。

ナチュラルヒストリーとアートのつながりによって西洋の紙上に築かれてきた、自然のすがた・かたちのビオトープ(生息空間)ともいうべき世界を、この機会にぜひご堪能ください。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 町田市立国際版画美術館 ] { 活版アラカルト 町田市立国際版画美術館 まとめ }

【展覧会】三菱一号館美術館|芳幾・芳年 ─ 国芳門下の2大ライバル 文明開化の時代 ─ 浮世絵の危機|’23年2月25日-4月9日|3月21日-4月 9 日 後期展開始

tominnA!三菱展示新チラシ三菱一号館美術館
芳幾・芳年 ── 国芳門下の2大ライバル
文明開化の時代 ── 浮世絵の危機
会  期  2023年2月25日[土]- 4月9日[日]
          前  期  2月25日[土]- 3月19日[日]
          後  期  3月21日[火]- 4月 9 日[日]
      * 会期中、一部の作品は展示替えを行ないます。
      * 都合により展示作品を変更する場合があります。展示期間は次の通りです。
      * 一部肉筆画を以下日程で展示替えいたします。
          < 1 期 > 2月25日[土]- 3月12日[日]
          < 2 期 > 3月14日[火]- 3月26日[日]
          < 3 期 > 3月27日[月]- 4月 9 日[日]」
      * 詳細は「 作品リスト PDF 」をご確認ください。
休  館  日  3月6日[月]、3月13日[月]、3月20日[月]
開館時間  10:00-18:00  * 入館は閉館の30分前まで
チケット  本展覧会は、日時指定予約は不要です。
      一 般 1,900円、 高校・大学生 1,000円、 小・中学生 無 料
* 一般、当日、税込価格を表示。各種割引・優待等は下掲  公式ウェブサイト  参照
お問合せ  05--5541-8600(ハローダイヤル)
主  催  三菱一号館美術館、毎日新聞社
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落合芳幾と月岡芳年は、江戸後期を代表する浮世絵師、歌川国芳の門下でともに腕を磨き、慶応2-3(1866-67)年には、幕末の風潮を反映した残酷な血みどろ絵を共作しています。

良きライバルとして当時は人気を二分した両人ですが、芳幾はその後発起人として関わった「東京日日新聞」(毎日新聞の前身)の新聞錦絵を描くようになります。一方の芳年は、国芳から継承した武者絵を展開し、歴史的主題の浮世絵を開拓しました。
人生半ばの30代で明治維新を迎えた二人は、最後の浮世絵師と呼ばれる世代です。浮世絵衰退の時代にあらがうべく、彼らがどのように闘ったのかを、浅井コレクションをはじめとする貴重な個人コレクションを中心に振り返ります。

※ 本展覧会終了後、三菱一号館美術館は 2024年秋頃まで の長期休館が発表されています。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。

[ 詳 細 : 三菱一号館美術館 ]

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tominnA2 tominnB※ 本展覧会終了後、三菱一号館美術館は 2024年秋頃まで の長期休館が発表されています。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。

[ 詳 細 : 三菱一号館美術館 ]

【展覧会】萩博物館|長州ファイブ英国渡航160年記念企画展|古写真で見る幕末明治 =海外渡航者編=|’23年3月18日-6月18日

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萩博物館
長州ファイブ英国渡航160年記念企画展
古写真で見る幕末明治 =海外渡航者編=
開催期間  2023年3月18日[土]- 6月18日[日]
開館時間  9時-17時(ただし入館は16時30分まで)
休  館  日  会期中無休
観  覧  料  大 人 520円、高校生・大学生 310円、小学生・中学生 100円
会  場  萩博物館
      758-0057 萩市大字堀内355番地 tel 0838-25-6447
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文久3年(1863)5月、長州藩は井上馨・山尾庸三・井上勝・伊藤博文・遠藤謹助の5名をイギリスへ密かに送り込みました。日本人の海外渡航が禁じられている時代、彼らは国禁を破って密航留学し、帰国後は日本の近代化・工業化に多大の貢献をしたことから、現在は「長州ファイブ」と称えられています。
また「長州ファイブ」以外にも、幕末から明治にかけては多くの人々が海外へ渡りました。海外渡航者たちは、西洋諸国で見聞を広め学ぶことにより、日本の針路を定めるための大きなヒントを得たのです。
本展では、海外渡航者たちの雄姿を写した肖像写真とともに、写真に秘められた逸話についてもわかりやすく紹介します。

◉ ギャラリートーク
展示を担当した学芸員が見どころを解説します。
日  程  20233月18日[土]、4月115日[土]、5月13日[土]
場  所  萩博物館・企画展示室
参  加  費  無 料(展示観覧料は必要です)
予  約  不要です。時間までに企画展示室へお越しください

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参加を。
[ 詳 細 : 萩博物館
01-03.長州ファイブ(後列段左より:遠藤謹助、野村弥吉(井上 勝)、伊藤俊輔(博文)、前列左より:井上聞多(馨)、山尾庸三)長州ファイブ/長州五傑
前列右より時計回り、山尾庸三(工学の父)、井上聞多(馨)、遠藤謹助、
野村弥吉(井上 勝/鉄道の父)、伊藤俊輔(博文)

[ 参 考 : 活版アラカルト   2018年12月21日 【明治150年祭】明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業|萩博物館|長州ファイブと工部大学校:山尾庸三 ]

Kobu_Daigakko工学尞 → 工部大学校・工部美術学校 → 東京大学工学部の前身のひとつ
所在地/千代田区霞が関ビル周辺(もと日向国〔宮崎県〕延岡藩 内藤能登守上屋敷)
01-01.工部大学校阯碑01-02.工部大学校阯碑解説板「工部大学校阯」碑および解説板(千代田区霞が関三丁目2-1)工部大学校

日本最初の工学教育機関。東京大学工学部の前身。

伊藤博文・山尾庸三の建議に基づいて設置され、1873年(明治04)専門教育はイギリス人の教頭・機械工学者 H. ダイアー ほか 8 人のイギリス人教師を招いて「工部省工学寮」が開校。工学頭-こうがくのかみ-は山尾庸三、教頭はダイアーであった。工部省工学寮は1877年(明治10)「工部大学校」と改称した。のち工作局長:大鳥圭介が総理となった。

土木、機械、造家、電信、化学、冶金-やきん、鉱山の 7 学科をもつ 6 年制の官費の専門学校で、学理面と実地面とを融合した、当時世界でも進歩的な工学教育機関であった。
工部大学校は1879年(明治12)に最初の卒業生19人を出し、1882年に造船科を増設、1885年(明治12)工部省廃止に伴い文部省に移管され、翌年東京大学工芸学部と合併し、帝国大学工科大学、現東京大学工学部となった。辰野金吾、高峰譲吉、藤岡市助、井口在屋-いのくちありや-ら明治の工学界・産業界の指導者・技術者を輩出した。[参考資料:『日本大百科全書』(小学館)]

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参加を。
[ 詳 細 : 萩博物館 ]

【展覧会】富山県美術館|開館5周年記念|生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ|’23年3月18日-5月21日

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富山県美術館
開館5周年記念 生誕120年 棟方志功展
メイキング・オブ・ムナカタ
会  期  2023年3月18日[土]- 5月21日[日]
         前期展示 3月18日[土]- 4月18日[火]
         後期展示 4月20日[木]- 5月21日[日]
会  場  富山県美術館  展示室2、3、4
      930-0806 富山県富山市木場町3-20 TEL 076-431-2711 FAX 076-431-2712
開館時間  9:30 - 18:00(入館は 17:30 まで)
休  館  日  毎週水曜日  * 5月3日[火・祝]は開館
観  覧  料  一 般:1,500円、大学生:1,000円、高校生以下 無 料
      * 観覧料は当日・個人・税込価格です。各種割引、優待情報等は下掲 詳細 をご参照
主  催  富山県、棟方志功展実行委員会(富山県美術館、北日本新聞社)、
      NHK富山放送局、NHKエンタープライズ中部
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「世界のムナカタ」として国際的な評価を得た版画家・棟方志功(1903-1975)の作品は、今なお根強い人気を誇ります。棟方が居住し、あるいは創作の拠点とした青森、東京、富山の3つの地域は、それぞれに芸術家としての棟方の形成に大きな影響を与えました。福光町(現富山県南砺市)には、1945年4月に疎開し、6年8か月の期間をこの地で過ごしています。その際、版画や倭画(肉筆画)の重要作を制作し、創作活動の転機となりました。

棟方の生誕120年を記念して、各地域の美術館(当館-富山県美術館、青森県立美術館、東京国立近代美術館)が協力して開催する本展では、棟方と各地域の関わりを軸に、棟方の多岐に渡る活動を紹介し、棟方志功とはいかなる芸術家であったのかを再考します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 富山県美術館
富山棟方02 富山棟方03ーB
※ 本展示は富山県美術館からはじまり、2023年いっぱい、下記の巡回展示が発表されています。
・富山県美術館:2023年3月18日[土]-5月21日[日]
・青森県立美術館:2023年7月29日[土]-9月24日[日]
・東京国立近代美術館:2023年10月6日[金]-2023年12月3日[日]
東京国立近美棟方展ミニプレチラシ

 

 

 

左) 東京国立近代美術館 棟方志功展 予告ミニポスター


※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 富山県美術館 ]

【展覧会】国立西洋美術館|憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷|’23年3月18日-6月11日

西洋近美

国立西洋美術館
憧憬の地 ブルターニュ ―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷
La Bretagne, source d’inspiration : regards de peintres français et japonais
会  期  2023年3月18日[土]- 6月11日[日] * 会期中、一部作品の展示替えを行います。
会  場  国立西洋美術館(東京・上野公園)
      110-0007 東京都台東区上野公園7-7
開館時間  9:30-17:30(毎週金・土曜日は20:00まで)
      * 5月1日[月]-5月4日[木・祝]は20:00まで開館 * 入館は閉館の30分前まで
休  館  日  月曜日 * 3月27日[月]と5月1日[月]を除く
お問合せ  050ー5541-8600(ハローダイヤル)
主  催  国立西洋美術館、TBS、読売新聞社
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19世紀後半から20世紀はじめにかけ、モネ、ゴーガンをはじめ多くの画家たちがフランス北西端のブルターニュ地方を訪れ、この地を作品に描きとめました。
本展では国立西洋美術館の「松方コレクション」を含む、30か所を超える国内所蔵先と海外の2館からブルターニュをモティーフにした作品約160点を精選。彼らがこの「異郷」に何を求め、何を見出したのかを探ります。
また、同時期に渡仏し、パリからブルターニュを訪れた黒田清輝、藤田嗣治といった日本の画家たちにも光をあてる、これまでにない試みでもあります。今回は絵画や素描、版画にとどまらず、当時の画家たちが旅先から送った、あるいは受け取った絵葉書や旅行トランクなども展示。多様な画家たちのまなざしを感じつつ、東京・上野からブルターニュへ旅してみませんか。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参加を
[ 詳 細 : 国立西洋美術館 https://www.nmwa.go.jp
[ 参 考 : TBS公式 YouTube【憧憬の地 ブルターニュ】ーモネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷 3/18(土)-6/11(日)開催【国立西洋美術館】 0:15 ]

【展覧会】高志の国文学館|高志の国文学館開館10周年記念企画展・G7教育大臣会合開催記念|「百人一首 ─ 和歌と美の世界展」|’23年3月19日- 6月5日

高志の国文学館01 高志の国文学館02高志の国文学館
高志の国文学館開館10周年記念企画展・G7教育大臣会合開催記念
「百人一首 ── 和歌と美の世界展」
会  期  令和5年(2023)3月19日[日]- 6月5日[月]
開館時間  9:30 - 18:00(観覧受付は 17:30 まで)
休  館  日  毎週火曜日、3月22日[水]、5月12日[金]
      *3月21日[火・祝]、5月9日[火]は開館
観  覧  料  一般500円(前売り 400円)、大学生250円
      * 小・中・高校生及びこれに準ずる方、各種障害者手帳をお持ちの方は無料。
      * 企画展観覧券で常設展もご覧いただけます。
主  催  高志の国文学館
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恋の歌、四季の歌など、
王朝文化の粋と美意識が凝縮された詞華集-しかしゅう-の世界へ
かるた遊びなどで幅広い世代に親しまれてきた「百人一首」は、飛鳥時代から鎌倉初期に至るまでの優れた歌人百人の和歌を、『古今和歌集』以下の勅撰集の中からそれぞれ一首ずつ選んだものです。
本展では、これまでの研究成果をふまえつつ、時代を超えて読み継がれる百人一首の魅力と文化的な広がりについて、美術館、図書館、個人所蔵の貴重なコレクションを通じてご紹介します。
歌仙絵、かるた、浮世絵など、百人一首の多彩な世界をお楽しみいただくとともに、日本人の繊細な自然感覚や美意識の源流である美しい和歌の世界をあらためてご鑑賞ください。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上観覧を。
[ 詳 細 : 高志の国文学館 ]  {高志の国とは-ウィキペディア}

【展覧会】松岡美術館|美しい人びと 松園からローランサンまで|’23年2月21日-6月4日|4月18日後期展示開始

松岡美術館A4_表ol再.松岡美術館A4_裏ol-四 松岡美術館
美しい人びと 松園からローランサンまで
会  期  2023年2月21日[火]- 6月4日[日]
      * 会期半ばで一部展示替えを行います。
          前期展示 2月21日[火]- 4月16日[日]
          後期展示 4月18日[火]- 6月 4 日[日]
展  示  室  松岡美術館
      108-0071 東京都港区白金台5-12-6 TEL:03-5449-0251
開館時間  10:00-17:00(入館は16:30まで)
      第一金曜日のみ 10:00ー19:00(入館は18:30まで)     
休  館  日  毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)
入  館  料  一 般 / 1,200円、25歳以下 / 500円、高校生以下 / 無 料
      * 障がい者手帳をお持ちの方 無料
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「美人画」という言葉が一般的になったのは明治期以降ですが、日本では古来より美しい女性の姿が描かれてきました。一方、物語の登場人物として人気の高い 在原業平 や 光源氏 など、魅力的な男性の姿も絵画や工芸などにあらわされてきました。
今展では、上村松園、伊藤小坡、鏑木清方、伊東深水ら人気の高い「美人画家」たちの作品とともに、下村観山、吉川霊華らによる男性像や、ローランサン、ドニ、ヴァン・ドンゲン、ペルジーニなどの西洋絵画も紹介します。性別・年齢にとらわれない東西の美しい人びとをご覧ください。

E203-2555上村松園《春宵》 1936 (昭和11)年 前期展示

上村松園《春宵》を長期休館からの再開後、初公開
《春宵》は名作《序の舞》(重要文化財)と同じ 1936(昭和 11)年の制作で、美人画家松園の全盛期に描かれた優品です。桜花散る春の宵、年かさの女性の囁きに僅かに微笑む若い芸妓、舞台は京のお茶屋の外廊下でしょうか。
白粉で綺麗にお化粧をした芸妓と貝髷(ばいまげ / 巻貝に似た形の髷)を結った年長の女性二人は、表情や仕草、化粧法や着衣、結髪など、それぞれに美しく描き分けられ、松園の徹底した美意識と的確な描写力とを存分に味わえます。
本作は松岡美術館の日本画コレクションで最も人気の高い作品(2007-2014年に実施した来館者の人気投票による)ですが、2022年1月の再開以後、今回が初めての公開で、展示期間(前期 2月21日-4月16日)中の三月下旬頃には、中庭の桜花もあわせてお楽しみいただけるでしょう。

E203-2556ラスター彩人面鳥文把手壺 イラン 13世紀

E203-2560青釉子持壺 イラン 12世紀

魅惑的な館蔵ペルシア陶器を16年ぶりに一挙公開
ペルシア、中国、インドは東洋美術の三大潮流といわれます。年代は違えども、そのすべてを松岡清次郎は追いました。文明の十字路と称され、多民族が行きかうペルシアの地で育まれた陶器にも優品が揃います。異国情緒あふれる器形、変化にとんだ文様の面白さは、この地域ならではのもの。ユニークな表現の人物像や鳥、山羊、牛などの動物文、文字、そして放射状に限りない広がりを展開する幾何学文といった特徴的な表現が器を飾ります。さらに、光沢のあるラスター彩やターコイズブルーの美しい青釉陶器など、今も憧憬の的となっている魅惑的なペルシア陶器を16年ぶりに一挙公開いたします。

※ 作品画像は 松岡美術館 より拝借した物です。二次引用などはご遠慮ください。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳 細 : 松岡美術館

【イベント】岡谷蚕糸博物館|企画展 信州の作家展 Part4|信州草木染友禅作家 木村不二雄の世界|’23年3月9日-5月14日

岡谷蚕糸博物館おもて 岡谷蚕糸博物館うら

岡谷蚕糸博物館
企画展 信州の作家展 Part4
信州草木染友禅作家 木村不二雄の世界
開催期間  2023年3月9日[火]- 5月14日[日]
開館時間  AM 9:00 - PM 5:00
      動態展示・まゆちゃん工房は 9:00-12:00、13:00-16:00
      * 時間は変更することがございます。
休  館  日  毎週水曜日 祝日の翌日 * GW 中は休まず開館。
会  場  岡谷蚕糸博物館 -シルクファクトおかや- 企画展示エリア
      長野県岡谷市郷田1-4-8 TEL 0266-23-3489 FAX 0266-22-3675
入  館  料  一  般  510円、  中・高校生   310円、  小学生  160円
      * 各種割引・優待などは下掲詳細参照。
協  力  草木染工房「風」木村不二雄 写真家 米山悦朗
主  催  岡 谷 市
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木村不二雄さんは、長野県須坂市を拠点として、自然由来の染料を使う信州独自の草木染友禅の継承者のおひとりです。手間と時間をかけて描きだす、心和む色が溢れる世界をご堪能下さい。

<木村不二雄 プロフィール>
1959    東京都うまれ
1982    東京都立大学理学部卒業
1982-1991   神奈川県職員(保健所衛星監視員)
1991    ものづくりを志して転職。長野市にて染織家:小山仁郎に草木染友禅を学ぶ
2000    須坂市に転居 草木染工房「風ーふう」を開設
2012    信州の名工・卓越技能者知事表彰
2017    現代の名工・卓越技能者厚生労働大臣表彰
現在     第一美術協会、長野県工芸界所属、須坂市在住

令和4年度最後の企画展となる「信州の作家展Part4 信州草木染友禅作家 木村不二雄の世界」の企画展会期中に実施するイベントのご案内です!!
令和5年3月21日[火]、5月7日[日]の各日に同内容で下記イベントを実施いたしますので、ご都合のつく日程にてご参加ください。

◉ 木村不二雄 ギャラリートーク
会 場:岡谷蚕糸博物館 企画展示エリア
時 間:11:00-12:00
定 員:20名(要事前申し込み)
参加費:入館料が必要です

◉ 草木染体験教室 ~岡谷産シルクを染めよう~
木村不二雄さんのご指導で、岡谷産シルクのストールもしくはハンカチを草木染します。
会 場:岡谷蚕糸博物館 まゆちゃん工房
時 間:13:00-15:30
定 員:8名(要事前申し込み)
参加費:シルクストール 2,500円(税込)
ハンカチ 1,600円(税込)※2枚 3,200円にて対応可
持ち物:汚れてもいい服またはエプロン
※イベントへの参加を希望される方は
TEL 0266-23-3489 まで お申し込み又はお問合せください。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上観覧を。
[ 詳 細 : 岡谷蚕糸博物館

【展覧会】日本民藝館|特別展 生誕100年 柚木沙弥郎展|’23年1月13日-4月2日|会期末

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日本民藝館
特別展 生誕100年
柚木沙弥郎展
会  期  2023年1月13日[金]- 4月2日[日]
開館時間  10:00 - 17:00(最終入館は 16:30 まで)
休  館  日  毎週月曜日休館(祝日の場合は開館し、翌日休館)
会  場  日本民藝館 本館大展示場
      153-0041 東京都目黒区駒場4丁目3番33号
      TEL 03-3467-4527 FAX 03-3467-4537
入  館  料  一 般 1,200円、 大高生 700円、 中小生 200円                
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染色家・柚木沙弥郎(ゆのき さみろう 1922- )の作品が持つ特質は、無垢な模様と澄んだ色彩にあります。生誕100年を記念する本展では、初作品から近作に至る染色品を展示すると共に、時代や産地、手法の異なる工芸品やプリミティブな造形とのコラボレーションを試みます。それらと共鳴し瑞々しい生気を放つ柚木作品は、感動と喜びをもたらしてくれるでしょう。

本展示は予約不要。西館公開日(第二・第三の水曜と土曜)は特に混雑が予想されます。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上観覧を。

[ 詳 細 : 日本民藝館

【 展覧会 NOTICE 】日本民藝館|特別展 美しき漆 日本と朝鮮の漆工芸|’23年4月13日-6月18日

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日本民藝館
特別展 美しき漆

日本と朝鮮の漆工芸
会  期  2023年4月13日[木]- 6月18日[日]
開館時間  10:00 - 17:00(最終入館は 16:30 まで)
休  館  日  毎週月曜日休館(祝日の場合は開館し、翌日休館)
会  場  日本民藝館 本館大展示場
      日本民藝館 西館(旧柳宗悦邸)第2・3 水、土曜開館(開館日カレンダー参照
      153-0041 東京都目黒区駒場4丁目3番33号
      TEL 03-3467-4527 FAX 03-3467-4537
入  館  料  一  般   1,200円、 大 高 生  700円、 中 小 生   200円
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本展は、館蔵する日本と朝鮮の漆工芸を展覧するものです。日本漆工には柳宗悦(1889-1961)が好んだ「漆絵」が描かれたものが多く見られ、朝鮮漆工では貝片で模様を象った「螺鈿」が施された箱類が一際目を引きます。両国の優品に加えて、黒田辰秋(1904―1982)や丸山太郎(1909-1985)ら工芸作家の作品も紹介し、日本民藝館の漆工芸の真髄をご覧頂きます。

 本展示は予約不要。西館公開日(第二・第三の水曜と土曜)は特に混雑が予想されます。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上観覧を。

[ 詳 細 : 日本民藝館

【展覧会】九州国立博物館|特別展 加 耶 ── か や|’23年1月24日-3月|会期終了乍蹔

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九州国立博物館
特別展 加 耶 ── か や
会  期  令和5(2023)年1月24日[火]- 3月19日[日]
開館時間  日曜日・火曜日-木曜日   9時30分 - 17時00分(入館は16時30分まで)
      金曜日・土曜日【夜間開館】 9時30分 - 20時00分(入館は19時30分まで)
      * 夜間開館の実施については変更になることがあります。
休  館  日  月曜日
会  場  九州国立博物館
      818-0118 福岡県太宰府市石坂4-7-2
      ハローダイヤル  050-5542-8600
観  覧  料  一 般 1,700円、高 大 生 1,000円、小 中 生 600円
      * 上記料金で4階「文化交流展(平常展)」も観覧が可能。
      * 当日、個人料金を表記。各種割引・優待などは下掲詳細参照。
──────────────────────
古代朝鮮半島と倭国の交流に迫る決定版!  館内撮影 OK!
加耶 – かや – は3世紀から6世紀にかけて、朝鮮半島中南部に興おこった国々の総称です。
鉄で栄え、金で飾った加耶諸国は、古墳時代の日本にもさまざまな影響を与えました。
本展では、最新の研究成果にもとづいて、加耶の前身である弁韓 – べんかん – にはじまり、562年に大加耶が滅亡するまでの、加耶の興亡の歴史をたどります。
また、加耶をはじめとするさまざまな地域から日本列島にやってきた「渡来人」たちがもたらした文化・技術に着目し、発掘調査出土品から、日本文化の形成過程に迫ります。

[ 詳 細 : 九州公立博物館
{ 参 考 : 動画 YouTube  kyuhakuchannel『来た人も絶対見逃してる!?』特別展「加耶」紹介動画2 10:47 }

【展覧会】九州国立博物館|特別展 アール・ヌーヴォーのガラス ─ ガレとドームの自然賛歌 ─|’23年4月18日-6月11日

九国博01A 九国博01 九国博02九州国立博物館
特別展 アール・ヌーヴォーのガラス
── ガレとドームの自然賛歌 ──
会  期  令和5(2023)年4月18日[火]- 6月11日[日]
開館時間  日曜日・火曜日-木曜日   9時30分 - 17時00分(入館は16時30分まで)
      金曜日・土曜日【夜間開館】 9時30分 - 20時00分(入館は19時30分まで)
      * 夜間開館の実施については変更になることがあります。
休  館  日  月曜日 * ただし5月1日[月]は開館
会  場  九州国立博物館
      818-0118 福岡県太宰府市石坂4-7-2
      ハローダイヤル  050-5542-8600
観  覧  料  一 般 1,700円、高 大 生 1,000円、小 中 生 600円
      * 上記料金で4階「文化交流展(平常展)」も観覧が可能です。
      * 当日、個人料金を表記。各種割引・優待などは下掲詳細参照。
──────────────────────
日本美術から多大な影響を受けて誕生したアール・ヌーヴォー。この運動を牽引したガラス作家エミール・ガレとドーム兄弟による名品の数々を、世界屈指のコレクションを誇る北澤美術館所蔵品を中心にご紹介いたします。

[ 詳 細 : 九州国立博物館

【展覧会】松伯美術館|松篁、松園を語る 松園、松篁を語る|’23年3月28日-6月25日

松伯美術館01 松伯美術館松伯美術館
松篁、松園を語る 松園、松篁を語る
開催期間  2023年3月28日[火]- 6月25日[日] 
休  館  日  月曜日(祝日となるときは、次の平日)、展示替期間、その他必要のある場合
開館時間  午前10時 - 午後5時(入館は午後4時まで)
入  館  料  大 人(高校生・大学生を含む) 820円、小学生・中学生 410円
所  在  地  631-0004 奈良市登美ヶ丘2丁目1番4号 電話番号 0742-41-6666
主  催  公益財団法人 松伯美術館
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上村松園(うえむら しょうえん、1875-1949年。京都うまれ、京都府画学校〔現:京都市立芸術大学〕卒の女性日本画家。気品あふれる美人画を得意とした。1948年女性としてはじめての文化勲章を受章)と、上村松篁(うえむら しょうこう、1902-2001年。日本画家、母は江村松園、子息に上松淳之)は、お互いを尊重し、画のことはお互い話をしなかったといいます。
しかし、松篁が母・松園のことを語った文章はいくつも遺っています。また、松園の文章にも松篁について触れた箇所を見つけることができます。
ともに日本画家の母子二人の文章から、松篁が松園を語ったことばと、松園が文章で触れたことばを拾い上げ、それを基に、松園と松篁の作品を紹介します。

◉ 松園のことば
松篁は羊の絵を制作中でしたが、夜更になって、そっと松篁の画室の方をのぞいて見ますと電灯がついている、さてはまだ描いているなと思いまして、わたくしも負けずにまた筆を執るという具合で、母子竸争で制作に励んだわけでした。
──「『草紙洗』を繙いて」『大毎美術』第十六巻・第十一号 昭和12年11月

◉ 松篁のことば
長い間、美人画一筋で人物の描き方を研究し、すべてオリジナルから技法を生み出して描いた母の絵は、まるで探みが達う。
私のはただ概念的に、既成の入物画の技法を知識として学んだ絵で、改めて自分の底の浅さを思い知らされた。
──『春花秋鳥』日本経済新聞社 昭和61年6月

※ 松伯美術館、大和文華館、あべのハルカス美術館は、近鉄グループが運営する美術館です。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上観覧を。
[ 詳 細 : 松伯美術館 ]

 

【展覧会】神奈川県立金沢文庫|特別展 金沢文庫の肖像 ─ 国宝 四将像全幅公開 ─|’23年3月31日-5月21日

金沢文庫01 金沢文庫02

神奈川県立金沢文庫
特別展 金沢文庫の肖像
── 国宝 四将像全幅公開 ──
会  期  令和5年3月31日[金]- 令和5年5月21日[日]
      *文化財保護のため会期中一部展示替があります。
休  館  日  毎週月曜日 * 5月1日[月]は開館します
観覧時間  午前9時 - 午後4時30分(入館は 4時 まで)
観覧料金  一 般 500円、20歳未満及び学生 400円、65歳以上 200円、高校生 100円
会  場  神奈川県立金沢文庫
      236-0015 神奈川県横浜市金沢区金沢町142 電話:045-701-9069
主  催  神奈川県立金沢文庫
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武州金沢の古刹である称名寺には、鎌倉幕府の要職を務めた金沢北条氏の歴代当主の肖像画(四将像)が伝えられています。
北条実時が叡尊に帰依し、律の寺として改められた称名寺には、極楽寺忍性に推挙され、下野薬師寺から称名寺に入寺して開山となった妙性房審海(1229-1304)をはじめ、西大寺流の僧侶像も多く伝えられています。また、忌日や祖師忌などの法会に関する古文書、聖教、肖像画に描かれた法衣や法具などをあわせてご覧頂きます。

■ 主要展示作品
 種別 文化財指定  作品名           備 考
1 絵   国 宝  北条実時像       称名寺所蔵・神奈川県立金沢文庫保管
2 絵   国 宝  金沢顕時像       称名寺所蔵・神奈川県立金沢文庫保管
3 絵   国 宝  金沢貞顕像       称名寺所蔵・神奈川県立金沢文庫保管
4 絵   国 宝  金沢貞将像       称名寺所蔵・神奈川県立金沢文庫保管
5 絵   重要文化財 審海像(一山一寧賛)   称名寺所蔵・神奈川県立金沢文庫保管
※文化財保護のため会期中一部展示替があります。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 神奈川県立金沢文庫