【会員情報】 ぢゃむ 杉本昭生さん|活版小本新作 ── 菊 池 寬『 母 』

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{ ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 一筆箋 }

菊池寛の「母」を作りました。
なぜ菊池寛なのか。ひとことでいえば彼の短編小説が好きだからです。
今回の『母』もごく短いものですが、強く印象に残りました。
 母が亡くなり葬式に出るため故郷の実家へ向かう清三は
 幼いころ見た或る光景が忘れられず、母に対して複雑な思いを抱き続けています。
無駄な描写がなく、短編小説のお手本のような作品だと思います。
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本文は十二字詰め五行、一頁六十文字でゆったりと組んでいます。
それに合わせて判型も窮屈にならない程度に小さくしました。
装幀は我ながら野暮ったい感じがします。
本文を読むとあまり冒険もできず、手元にあった安物の着物地で
作りましたが、もう少し品よくできたのではと反省しています。
お読みいただければ幸いです。

秋の夜の

【 詳細  ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 】 { 活版アラカルト 活版小本 既出まとめ 

活版小本
2019年9月25日水曜日
次の本が出来るまで その140
『仮名世説』
『仮名世説』は蜀山人が「世説」に倣い近世の逸話、名言を蒐めたものです。
近松門左衛門の辞世の文章を掲載します。
近松{杉本昭生つぶやき:そろそろ辞世の準備をしないと …… といいつつ何年過ぎたことやら}

【公演】喜多流能楽師 友枝会|11月03日|会場 国立能楽堂

友枝会おもて 友枝会うら

喜多流能楽師 友枝会
公演日時  2019年11月03日[日]
      開場12:00 / 開演13:00 / 終演16:45頃
会  場  国立能楽堂(東京)
演目/シテ

 能   『 翁 』  友枝真也

狂 言  『 酢 薑 』   野村   萬

 能   『 井 筒 』   友枝昭世

前売開始  2019年9月3日[火]11:00 ゟ
問い合せ  ◉ 友枝会チケット専用番号 03-5950-4543
              
[ 詳細: 喜多流能楽師 友枝会

友枝昭世-ともえだ あきよ
喜多流能楽師(2008年重要無形文化財-人間国宝-認定)

【会員情報】 ラグビー W杯2019 東京|講習会参加のおみやげ|やっぱり強いぞ|警視庁第三機動隊:ラグビー小隊

20191017141420_00002 20191017141420_00003{ 新 宿 餘 談 }

《 ラグビー W杯2019 東京  日本代表はプール戦を突破、準々決勝へ進出》 
ラグビー W杯2019 東京 は、予選(プール戦)を終えて、今週末から愈〻ベストエイトによるノックダウン式トーナメントが開始されます。吾が日本代表チームは、W杯連続九回目にして、はじめてプール戦を突破、それも四戦全勝のプールAトップの成績でした。

10月20日[日]東京スタジアムにおいて、日本代表は、プールB二位の南アフリカと準々決勝戦を戦います。

 ラグビー W杯2019 東京  決勝トーナメント対戦表
決勝トーナメント

《警視庁四谷警察署において古物商の年次講習会》
そんなラグビーの話題でにぎやかな昨今ですが、朗文堂 サラマ・プレス倶楽部では「古物商」として、年一回の講習会に参加していました。
サラマ・プレス倶楽部では、活版印刷のルネサンス(復興)と振興をめざし、ねばり強い活動を展開していますが、愛着がありながらも手放されることになった印刷関連機器を「産業廃棄物」に追いやること無く、あらたなユーザーに向けての一部「中古品」の販売もおこなっています。

そのために、いわゆる「古物商の鑑札」を10年余以前から取得しています(東京都公安委員会許可 第 304380708865 号 道具商)。

10月16日[木]に四谷警察署内において、東京都公安委員会による例年の更新と講習会が開催されました。そこで配布された諸資料のなかに、「還付金詐欺対策」があり、その裏面に「警視庁第三機動隊:ラグビー小隊」の紹介がありました。
このラグビーチームは強力なようで、サッカーに例えると、もう一歩で J 2 に昇格といった状態にあるようです。応援しましょう。

普通紙にカラー出力された簡便なものでしたが、「公安委員会のおじさんが、懸命にパソコンデーターを作成した」もののようです。

ジョージア文字_01 ジョージア文字_02いっぽう朗文堂堂主は大のラグビーファンとあって、週末になるとテレビ桟敷で観戦にふける日々が続いています。
当初は日本チームの応援と併せて、独自のもんじと言語と文化をもつ、ジョージア国(旧グルジア)を応援して、W杯の開催期間中にジョージア語の初歩だけでも獲得しようと努力していました。ところが手許資料にジョージア関連のものが少なく一旦中止を余儀なくされているようです。

ですから、さすがに、ここ{活版 à la carte}に紹介するのは恥ずかしいようで、{NOTES ON TYPOGRAPHY}コーナーに連続掲載を続けています。
ご関心のあるかたは、{ NOTES ON TYPOGRAPHY   ラグビー W杯2019 東京  まとめ }からご覧ください。
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警視庁ラグビー部
警視庁第三機動隊 WebSite ゟ

昭和36年5月、各機動隊からラグビー愛好家が集まり、明治大学八幡山グラウンドにおいて練習を始めたのを皮切りに、昭和37年3月15日、第三機動隊に発足しました。
現在は、関東社会人 1 部リーグに所属し、昨シーズンはリーグ戦で 6 勝 1 敗の成績を上げて第 2 位となり、上位リーグ昇格決定戦に進出しましたが、敗戦する結果となりました。
本年こそ、上位リーグである「トップリーグ ディビジョン2」への昇格を果たすため、休日等を利用して厳しい練習に励んでいます。

警視庁第三機動隊:ラグビー小隊
Yahoo !  知 恵 袋 ゟ

◉らこすてさん2015/4/222:17:18
警視庁の機動隊にある部活についてですが、部活というのは、どのくらいの頻度で行うものなのですか?
昼まで仕事でそこからは部活ですか? また、なにに向けて練習しているんですか?

◉ベストアンサーに選ばれた回答
ベイサイドさん 2015/4/812:15:10
警視庁の各機動隊には特殊小隊といって、スポーツ小隊があります。それは、実業団のリーグ戦や各大会に参加するセミプロ集団です
部活というより、専門スポーツの小隊になります。
学生時代に、その部活で活動していなくても、体格が良くてスポーツ万能だったら、引き抜かれます。
仕事は、殆どがリーグ戦に向けての練習で、大きな警備事象がある時に機動隊員として警備活動をします。

警視庁第一機動隊:ハンドボール、卓球
警視庁第二機動隊:ボート
警視庁第三機動隊:ラグビー
警視庁第四機動隊:フェンシング、近代五種、野球
警視庁第五機動隊:サッカー、空手道
警視庁第六機動隊:レスリング
警視庁第七機動隊:バスケットボール
警視庁第八機動隊:相撲、ウエイトリフティング
警視庁第九機動隊:アメリカンフットボール
警視庁特科車両隊:バレーボール

【展覧会】東京アートディレクターズクラブ|日本のアートディレクション展 2019|10月23日-11月16

20191015130018_00001 20191015130018_00002日本のアートディレクション展 2019
開催日時  2019年10月23日[水]-11月16日[土]
      11:00 am-7:00 pm   日曜・祝日休館 入場無料
会  場
      ◉ ギンザ・グラフィック・ギャラリー (ggg) [会員作品]
          〒104-0061 中央区銀座7-7-2 D N P 銀座ビル
      ◉ クリエイションギャラリー G 8 (G8) [一般作品]
       〒104-8001 中央区銀座8-4-17 リクルート G I N Z A 8 ビル 1 F
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ADC(正式名称:東京アートディレクターズクラブ)は1952年に結成、日本を代表するアートディレクター79名により構成されています。
この全会員が審査員となって行われる年次公募展が日本のアートディレクション展で、ここで選出される A D C 賞は、日本の広告やグラフィックデザインの先端の動向を反映する賞として、国内外の注目を集めています。
今年度も、2018年5月から2019年4月までの一年間に発表、使用、掲載された約 8,500 点の作品の応募があり、A D C 会員の 3 日間にわたる厳正な審査により、受賞作品と年鑑収録作品が選出されました。
ここで選び抜かれた受賞作品、優秀作品を、『ART DIRECTION JAPAN / 日本のアートディレクション』(旧称『ADC年鑑』)刊行に先駆け、g g g [会員作品]と、G 8 [一般作品)の 2 つの会場でご紹介いたします。

[ 詳細: ギンザ・グラフィック・ギャラリー   g g g ]

【公演】喜多流|10月自主公演|10月27日

stage_photo001 喜多おもて 喜多うら

喜多流10月自主公演

公 演 日 時  2019年10月27日[日]
       開場11:00 / 開演12:00 / 終演16:00頃
会   場  喜多能楽堂(東京)
演目/シテ

 能    『 砧 』   塩津哲生

狂 言   『狐塚 小唄入』 山本則俊

仕 舞   『花 筐』    内田成信

 能    『紅葉狩』    大村 定

[ 詳細: 喜多能楽堂

【タイポグラフィ学会】第 5 回 平野富二賞 授賞式と記念講演のご案内|10月14日

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第 5 回 平野富二賞 授賞式と記念講演のご案内

タイポグラフィ学会(会長:山本太郎)は、平野富二の研究でご功績のある古谷昌二氏(「平野富二の会」代表)に、「第 5 回 平野富二賞」を授与することとなりました。
つきましては授賞式と記念講演を下記の日程にておこないます。

日 時:2019年10月14日[月曜・祝日] 15時40分より
    15時30分にはご参集ください
場 所:NATULUCK(ナチュラック)四ツ谷駅前 大会議室(セミナールーム)
    「日本調剤 四谷薬局」の看板のあるビルです
    新宿区四谷 1-2 三浜ビル 3 階
内 容:15:40-17:30 頃   第 5 回「平野富二賞」授賞式 古谷昌二氏
    記念講演(古谷昌二氏)
    平野家所蔵品(新装「池原香穉書画軸」他)お披露目

    18:30-20:30頃 懇親会(近隣別会場にて) 会費:3000円

[ 詳細: タイポグラフィ学会

【展覧会】江戸東京博物館 特別展|サムライ ── 天下太平を支えた人びと|9月14日-11月4日

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江戸東京博物館 特別展
サムライ──天下太平を支えた人びと
会  期  2019年9月14日[土]-11月4日[月・休]
会  場  東京都江戸東京博物館 1階特別展示室 (東京都墨田区横網1-4-1)
開館時間  午前9時30分-午後5時30分(土曜日は午後7時30分まで)
      * 入館は閉館の30分前まで
休  館  日  月曜日(9月16日・23日、10月14日、11月4日は開館)、9月24日、10月15日
主  催  公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都江戸東京博物館、朝日新聞社
観  覧  料  一般1,100円、大学・専門学校生880円  * 特別展・常設展共通券もあります
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日本をイメージするキーワードとして国内外を問わず多く用いられる〝サムライ〟。しかし、そのことばから何を連想するのかは人によって様〻です。武家・武士・侍・浪人など、サムライが表す人びとについて、歴史的な実態をふまえてこのことばを使用しているとはいいがたいのではないでしょうか。
そこで本展では、現代のサムライイメージの原点である江戸時代のサムライ〝 士 〟の暮らしや仕事のありさまをご覧いただき、サムライのイメージを見直してみたいと思います。

本展覧会では、いわゆる武士道書に登場するような、抽象的なサムライの姿を紹介するにはとどまりません。徳川将軍の居所として、当時、世界有数の大都市であった江戸の風景の中で、サムライがいかに活動していたのか、絵画作品や古写真から浮き彫りにしていきます。また、有名無名を問わず、サムライの家に伝来した所用品の数〻から、江戸時代の人びとが見聞きし親しんでいた生のサムライの生活をご覧いただきます。
当時、最大の武家人口を誇っていた都市江戸と、その近郊に暮らしたサムライの姿をここに再現していきます。

[ 詳細: 江戸東京博物館

黒田藩江戸上屋敷 江戸東京博物館蔵明治になって官舎に転用された旧大名屋敷 写真に残るその面影
「温古写真集」霞ヶ関福岡藩黒田侯上屋敷表玄関 明治時代初期 東京都江戸東京博物館蔵 初代外務省庁舎明治初期に外務省庁舎として使われていた頃の福岡藩江戸屋敷
「ウィキペディア:黒田藩 ゟ」

福岡藩は、江戸時代に筑前国のほぼ全域を領有した大藩。筑前藩とも呼ばれる。藩主が黒田氏であったことから黒田藩という俗称もある。
藩庁は福岡城(現在の福岡県福岡市)に置かれた。歴代藩主は外様大名の黒田氏。支藩として秋月藩、また一時、東蓮寺藩(直方藩-のうがたはん)があった。
慶長5年(1600年)関ヶ原の戦いの功により、筑前の一部を領有していた小早川秀秋が備前国岡山藩に移封となった。代わって豊前国中津藩主の黒田長政が、同じく関ヶ原の戦功により、筑前一国一円52万3千余石の大封を与えられたことにより同藩が成立した。国主、本国持の大名家である。

徳川将軍家は福岡藩・黒田氏を優遇し、2代・忠之以降の歴代藩主に、松平の名字と将軍実名一字を授与(偏諱)した。江戸城内の席次は大広間松の間、9代斉隆以降、大廊下上之部屋。松平筑前守黒田家として幕末に至る。

筑前入府当初の居城は、小早川氏と同じ戦国武将立花鑑載が築城した名島城であったが、手狭であり交通にも不便であったため、慶長6年(1601年)から慶長11年(1606年)までの約6年をかけて、新たに広大な城郭・福岡城(別名:舞鶴城・石城)を築城した。
同時に領内において福岡藩と小倉藩の藩境に筑前六端城(益増城、鷹取城、左右良城、黒崎城、若松城、小石原城)を築き、黒田八虎で筆頭重臣の栗山利安、井上之房をはじめとする家臣らが城主となる。
なお、長政は質素倹約を旨とする父の藩祖・黒田如水の教えにより藩内には豪壮な別邸屋敷や、大名庭園などは築庭しなかった。黒田家は6代藩主継高が隠居屋敷、数寄屋庭園の友泉亭(現・友泉亭公園)を建立した程度である。

明治初期に外務省庁舎として使われていた頃の福岡藩江戸屋敷
黒田家江戸屋敷は、現在の千代田区霞が関2丁目2番、外務省庁舎の位置に上屋敷があった。明治時代になってからは、創設されたばかりの外務省初代庁舎として使われていたが、1877年(明治9年)2月1日に焼失した。現在も外務省外周には当時の石垣が残り、藩屋敷の面影が残っている。
桜田屋敷と呼ばれ、隣接する芸州浅野家屋敷との間に見晴らしの良い坂があり、江戸霞ヶ関の名所とされた。歌川広重作『名所江戸百景』中の「霞かせき」がそれである。

名所江戸百景 霞かせき 国立国会図書館蔵歌川広重  名所江戸百景「霞かせき」 国立国会図書館蔵 請求記号:寄別1-8-2-1

最後まで残った「海鼠壁ーなまこかべ」の長櫓は旧国宝に指定されていたが、太平洋戦争時の空襲で消失。なお、屋敷の巨大な鬼瓦(雲紋瓦)が東京国立博物館に常時屋外展示してある。
ほかに赤坂に中屋敷、渋谷と白金に下屋敷、郊外には御鷹屋敷、深川に蔵屋敷があった。
長崎、京都、大坂にも屋敷があり、天王寺公園内大阪市立美術館の横には中ノ島にあった黒田家蔵屋敷表門が、移築保存されている。また、秋月藩江戸屋敷の表門は、東京よみうりランドに移築保存されている。
〔なおしばしばもちいられる〝藩邸〟は、明治期になってからのことばで、江戸期ではもっぱら大名屋敷・武家屋敷であった〕

kazari-upperdc44109c143b79f8034291efa598041d「江戸名所道外盡十 外神田佐久間町 廣景画」 安政六年
(平野富二の会 所蔵)

上掲図は「伊勢国 津藩 藤堂家上屋敷」を描いた錦絵である。この建物は明治期には政府に公収されて、おもには医学校と附属病院としてもちいられ、東京大学医学部の発祥の地となった。
またここには文部省活版所が設けられ、ついで明治6(1873)年には平野富二一行八名によって長崎新塾出張活版製造所が開設された、近代医学と近代活版印刷発展の起点となった地である。

廣景による錦絵を平野富二の会が購入しているが、この門長屋は明治13(1880)年当時は医学校の寄宿寮としてもちいられており、森鷗外は著作『雁』にそれをしるしている。
福岡黒田家江戸屋敷は明治9年には焼失しているが、このたび錦絵とあわせて写真も公開された。
したがって明治13年(1880)までは確実に存在していた、「霞ヶ関福岡藩黒田侯上屋敷表玄関」と同様な「伊勢国 津藩 藤堂家上屋敷」の古写真が撮影されていた可能性は高い。もしも、こうした古写真を所蔵されておられる方がいらしたら、ぜひともご一報たまわれば幸甚である。

[ 参考: 平野富二の会「藤堂和泉守上屋敷と門長屋-日本近代医学とタイポグラフィ揺籃の地

【展覧会】竹尾 見本帖本店|竹尾ポスターコレクション・ベストセレクション12|構成的ポスターの展開|第 1 期10月23日-11月8日、 第 2 期11月18日-12月6日

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竹尾 見本帖本店
竹尾ポスターコレクション・ベストセレクション12
── 構成的ポスターの展開 ──
展示期間  第 1 期 2019年10月23日|水|―11月8日|金|
      第 2 期 2019年11月18日|月|―12月6日|金|
開場時間  11:00-19:00
      * 土日祝 および 11月11日|月|―15日|金|/休
共  催  株式会社竹尾、多摩美術大学
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竹尾ポスターコレクション・ベストセレクションの12回目となる本展では、1900年代から30年代のヨーロッパで生まれた〈構成的デザイン〉が第 2 次世界大戦後に見せた機能主義的傾向、そして抽象芸術の直接的反映としての応用美術的傾向がポスターデザインに与えた先鋭的表現を、オトル・アイヒャー、ロルフ・ミューラー、マックス・ビル、メアリー・ヴィエラ、アルミール・マヴィニエの作品を通じて探ります。

* 本展は、多摩美術大学アートテークにて2018年5月に開催した展示を厳選し再構成したものです。
* 第 1 期・第 2 期に分け、計 27 点を展示いたします。

[ 詳細: 竹 尾  竹尾ポスターコレクションについて

【公演】観世会|観世会 11月定期能|2019年11月3日

観世会舞台201909011019541793201909011020109639観世会
観世会 11月定期能
日  程  2019年11月3日[日]
      開場:午後12時20分  開演:午後 1 時
会  場  二十五世観世左近記念 観世能楽堂

  能    景清 松門之出    観世 清 和
狂言   咲嘩         野村 又三郎
  能    紅葉狩 鬼揃      津田 和 忠

* 残席わずか。チケット発売中

◉ 今回紹介された能面
景清 ── かげきよ
「景清」の専用面。このような面は少数であり「一面物」と呼ぶこともある。勇将・悪七兵衛景清が日向の国に流され、今は盲目となり生きながらえている様が現されている面。額に留め金が施されており、沙門帽子がずり落ちないための工夫とされている。德和作、重要美術品。

【詳細: 観世流オフィシャルウエブサイト 11月観世会定期能 】

【公演】国立劇場 小劇場|令和元年11月雅楽公演|「雅楽-アジアの響き-」|11月9日

産経半5段/新 素踊りの会チラシ裏面修正

国立劇場 小劇場
令和元年11月雅楽公演「雅楽-アジアの響き-」
公演期間  2019年11月9日[土]
開演時間  午後 2 時(午後4時20分終演予定)* 開場時間は、開演の30分前の予定です。
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海外から伝来した楽舞と日本古来の歌舞がその源流と言われる雅楽。
ルーツによって異なる形式化がなされた古典雅楽曲と、廃絶曲の復曲や楽器の復元に多大な功績を遺した芝祐靖による復曲作品「番假崇」、「曹娘褌脱」を上演します。
異国の雰囲気を色濃く感じさせる音色をお楽しみください。
また今回は〝お話と実演〟の時間を設け、伶楽舎による雅楽のルーツや復元楽器の解説と実演に加えて、三田覚之・東京国立博物館研究員のお話で正倉院楽器の魅力にも迫ります。

[ 詳細: 国立劇場

【会員からの報告】笹井祐子さん|長崎の「平野富二生誕の地」碑と「新町活版所跡」碑を訪問

CD70ACBF-CE4D-45C3-8497-0780F46D694A平野富二生誕の地 碑(2018年11月「平野富二生誕の地」碑建立有志の会 建立)、長崎市所有
所在地/長崎市桜町 9-6(現 長崎県勤労福祉会館脇)
3A971A27-E1F9-4F53-84F1-283E3DF0A5AD長州萩藩蔵屋敷跡・吉村家跡・新町私塾跡・新町活版所跡碑・活字の碑

所在地/長崎市興善町 6(現 長崎県市町村職員共済組合会館)

2019年9月中旬、校外授業で学生と一緒に長崎有家方面に出かけました。長崎は良い旅でした。
自由行動の時間に、新設がなった「平野富二生誕の地碑」と、「新町活版所跡碑」に学務スタッフだけで行ってきました。近くに縁結びの小さい神社があって、とても良かったです。
写真を撮影したのは大学院生です。

「平野富二の会」の皆さまによろしくお伝えください。
                   日本大学 藝術学部 美術学科教授:笹井祐子会員

8D1E57B8-0C47-4A94-A79E-9EF91EA61189「平野富二生誕の地」碑 近くにある縁結びで著名な出雲大社分館
c9eed8f9657e0934ae113a3b687ee065[ 参考: 平野富二-明治産業近代化のパイオニア 平野富二の会

【展示】国立劇場 伝統芸能情報館|情報展示室 企画展示|初代歌川豊国生誕250年記念|「歌川豊国 ─ 歌川派の役者絵 ─」|令和元年10月2日-令和2年1月27日

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国立劇場  伝統芸能情報館
情報展示室 企画展示
初代歌川豊国生誕250年記念「歌川豊国 ── 歌川派の役者絵 ──」
会  期  令和元年10月2日[水]-令和2年1月27日[月]
開室時間  午前10時-午後6時(毎月第3水曜日は午後8時まで)
休  室  日  令和元年12月29日[日]-令和2年1月2日[木]
場  所  国立劇場伝統芸能情報館1階 情報展示室 * 入場無料
協  力  公益財団法人 太田記念美術館
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令和元年は、初代歌川豊国(1769-1825)の生誕250年にあたります。
初代豊国は歌川派の開祖である歌川豊春に入門し、天明(1781-1789)後期から文政8年(1825)に没するまで約40年以上にわたって、美人画・役者絵などの錦絵や草双紙・読本などの挿絵など、数多くの作品を残しました。
とりわけ役者絵の分野では、それぞれの個性や魅力を巧みにとらえた精緻な似顔表現と、次〻に工夫された構図や様式の新機軸を打ち出し、絶大な人気を博しています。
また、初代国貞(三代豊国)や国芳を筆頭に、多くの弟子を育て、19世紀の役者絵を歌川派が独占する礎を築きました。その流れは、明治期の国周や芳年などにも及んでいます。

本展では、国立劇場の所蔵品を中心に、弟子たちの作品も含めた歌川派の役者絵を通して、初代豊国の残した業績を紹介します。併せて、寛政・享和期から文化・文政期を経て幕末に至る役者絵に描かれた名優の姿から、それぞれの時代の歌舞伎の様相を感じていただければ幸いです。

[ 詳細: 国立劇場 国立劇場伝統芸能情報館 情報展示室

【会員情報】アルテピアッツァ美唄|川染雅嗣ピアノリサイタル|~バロックから現代までを弾く~|10月12日

川染雅嗣様ピアノリサイタルチラシ_表_5.24_修正 チラシ裏アルテピアッツァ美唄
川染雅嗣ピアノリサイタル ~バロックから現代までを弾く~
開催期間  2019年10月12日[土] 16:30開場、17:00開演
会  場  アルテピアッツァ美唄 旧体育館(アートスペース)
料  金  一般 2,000円(当日券 2,500円)、中学生以下 500円。全席自由。
チケット  安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄、美唄市民会館、ギャラリーよしおか、
      札幌市交流プラザ2階チケットセンター
問い合せ  090-2076-0487(栃原)
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安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄は、
今を生きるすべての人が、無心に、自由に、思い思いの時間を過ごすための芸術広場です。
錦繡に燃える秋、北見出身のピアニスト・川染雅嗣(かわそめまさし)さんによるピアノリサイタルです。

[詳 細: アルテピアッツァ美唄

2019ˆÀ“cŠ¤‚Ì‚±‚±‚ë‚𒤂éŽö‹Æƒ`ƒ‰ƒV0716 アルテピアッツァ美唄02全日満席がアナウンスされています。

無心に石を彫っていくと、いつしか自分の心に出会います。
【 YouTube アルテピアッツァ美唄 こころを彫る授業  音が出〼 2:23 】


Viva la 活版-すばらしき活版。5年間4回にわたり東京で開催してきた<活版凸凹フェスタ>にかえて、東日本大震災を期に地方からの底上げに向けて、2013年07月北海道美唄市アルテ・ピアッツア美唄で開催された活版イベントの記録。
映像製作:川崎孝志会員   BGM:AdRev for a 3rd Party

【 YouTube Viva la 活版  Viva 美唄 音が出〼 14:39 】

【公演】第33回 新宿御苑 森の薪能|新宿御苑 風景式庭園|10月24日

20190830202304_00001 20190830202304_00002takiginoh_lead第33回 新宿御苑  森の薪能

森の薪能とは
かがり火に浮かび上がる幽玄の世界

高層ビルの林立する大都会の中に残された、新宿御苑という比類ない環境のもと、
かがり火の中で、選りすぐられた演者・演目による格調高い能舞台が作り出す幽玄の世界。
毎年秋に開催されている、恒例の伝統芸能イベントです。
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開催日時   令和元年10月24日[木]

開  場  午後6時00分  開演 午後7時00分  終演 午後9時15分(予定)
会  場  新宿御苑 風景式庭園  * 入場は大木戸門のみといたします
主  催  新宿御苑森の薪能実行委員会/新宿観光振興協会/国民公園協会新宿御苑
演目演者

狂言      「首 引」               野村    萬斎(和泉流)

  能       「安達原・白頭」  観世銕之丞(観世流)

総  監  督  観世銕之丞     企画制作  銕仙会

雨天の場合 :雨天時には「新宿文化センター」にて開催します。
      * 当日の12時30分に事務局より発表します
事務局 一般社団法人新宿観光振興協会
〒160-0023 新宿区西新宿6-8-2 BIZ 新宿 3 F
TEL:03-3344-3160 FAX:03-3344-3190

[詳細:新宿観光振興協会] 初掲載:2019年09月02日

◉ {新宿餘談} 良い席のチケットが取れました。幽玄な薪能が楽しみです。

【展覧会】丸善雄松堂|「丸善」創業150周年記念稀覯書展|『西洋の名著との出会い』|10月9日-10月15日

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丸善雄松堂
「丸善」創業150周年記念稀覯書展
『西洋の名著との出会い』
会  期  2019年10月9日[水]-10月15日[火]
時  間  9:00-21:00(最終日は16:00閉場)
会  場  丸善・丸の内本店 4 階ギャラリー  入 場:無 料
主  催  丸善雄松堂 協 力:丸善ジュンク堂書店
──────────────
丸善雄松堂株式会社(本社:東京都港区、代表者:代表取締役 矢野正也/以下、丸善雄松堂)は
2019年1月に迎えた「丸善」創業150周年を記念し、同年10月9日[水]-10月15日[火]の期
間、丸善・丸の内本店4階ギャラリーにおいて、「丸善」創業150周年記念稀覯書展『西洋の名著との出会い』を開催いたします。

■「丸善」創業150周年記念稀覯書展
1869(明治2)年1月に福澤諭吉の門下であった早矢仕有的は、「日本の発展と人びとの幸福に寄与する」との想いをもって、「丸屋商社(後の「丸善」)を創業いたしました。文明開化の明治以降、「丸善」が海外の先進の法律や経済といった社会のしくみや学問、文学、文化、文明、芸術等を、多くは書籍(洋書)を通じて紹介してまいりました。そして現代においても、人と知との出会いをつなぐ事業をおこなっております。

本展示会では、この150年の間に日本へ紹介し、現在は大学等の教育・研究機関や、愛書家の方〻が所蔵されている西洋の名著(原書)91点を一堂に会して展示いたします。また展示品は、数多くの西洋の書物の中でも、学校の授業などで見たことや聞いたことがある名著ばかりで、長いものでは数百年にわたって受け継がれてきた人類にとって貴重な資料・知的遺産です。

僅か1週間の会期ではありますが、一般の目に触れる機会が滅多にないこれだけの数の名著が、所蔵機関・個人のご賛同を得て東京・丸の内に集まることは稀有な機会といえます。
読書の秋に、「本」へのさらなる興味を掻き立てる、名著との出会いをお愉しみ下さい。

講演会
荒俣流 愛書のススメ!
【講師】荒俣宏氏(作家・博物学者)
日 時:2019年10月14日[月・祝]14:00-15:30
会 場:丸善・丸の内本店 3 F   日経セミナールーム
定 員:100名(事前申込制、先着順)
参加費:無 料
申 込:連続講演会特設サイトよりお申込みください。

[ 詳細: 丸善雄松堂 特設サイト

【公演】厳島神社能舞台|喜多能楽堂 友枝昭世|観 月 能|10月11日

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喜多能楽堂
友枝昭世 観月能
公演 日時  2019年10月11日[金] 開場18:00/開演18:30/終演20:00
会   場  厳島神社能舞台(広島県廿日市市宮島町)
演目/シテ

仕 舞  『 花  筐 』 出 雲  康 雅

仕 舞  『 松  風 』 粟 谷  能 夫

 能   『    鵺   』 友 枝  昭 世

[ 詳細: 喜多能楽堂  特設サイト   友枝家の能
[ 問い合わせ:中国新聞社読者広報部 082-236-2455 ]

【展覧会】武蔵野美術大学 美術館・図書館|武蔵野美術大学90周年記念|帝国美術学校の誕生 ─ 金原省吾とその同志たち|10月14日-11月9日

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武蔵野美術大学90周年記念
帝国美術学校の誕生 ── 金原省吾とその同志たち
会  期  2019年10月14日[月]-11月9日[土]
時  間  10:00-18:00(土曜日、特別開館日は17:00閉館)
休  館  日  日曜日、祝日、10月24日[木]、28日[月]
      * 10月14日[月・祝]、27日[日]、11月4日[月・振休]は特別開館
入  館  料  無  料
会  場  武蔵野美術大学美術館 展示室 2、アトリウム 1
主  催  武蔵野美術大学 美術館・図書館
──────────────
武蔵野美術大学の前身となる帝国美術学校は、美術史家の金原省吾(1888–1958)とその同志たちによる「教養を有する美術家養成」という言葉を教育理念として1929年に開校した。
本展では様〻な問題を抱えながらも、美術教育の理想を求めて彼らが築いてきた本学の礎を紹介する。金原の日記や書簡などの文献資料、旧蔵の絵画などの作品資料から本学創立の実像とその人間関係に焦点を当てる。

[ 詳細: 武蔵野美術大学 美術館・図書館 ]

【会員の展覧会】星と森の詩美術館|稔りゆく自然、移りゆくアート ー 日本とメキシコ版画交流 ー|10月11日-11月30日

20190930132828_00003 20190930132828_00004星と森の詩美術館
稔りゆく自然、移りゆくアート
ー 日本とメキシコ版画交流 ー
会  期  2019年10月11日[金]-11月30日[土]
開館時間  9時30分-17時 * 入館は16時30分まで
休  館  日  火曜日、10月23日 * 10月22日は開館
入  館  料  一般 500円、小・中学生 200円
主  催  日本大学芸術学部、星と森の詩美術館
後  援  在日メキシコ大使館  協力:La Ceiba Grafíca
──────────────
メキシコの版画工房の協力のもとメキシコの現代版画と、「大地、空気、色彩」をテーマに制作された日本大学芸術学部美術学科の教員・卒業生の版画作品とを合わせて展示し、版画作品を通してメキシコとの美術交流を行います。
メキシコの版画工房ラ セイバ グラフィカ協力のもと、メキシコ人アーティストの作品と、日本大学芸術学部美術学科の非常勤講師を含む教員、および作家として活躍している同学卒業生の作品をあわせて展覧いたします。
稔りゆく秋を背景に、現代のメキシコ版画と日本版画との競演をぜひお楽しみください。

⇒ ・10月26日(土)14時よりギャラリートーク開催
               ※入館料が必要です
  ・10月27日(日)13時よりワークショップ《稔りゆく自然を版画にする》開催
               ※参加費無料、お子様大歓迎!
  講師(両日とも)
・笹井祐子さん
(版画家、日本大学芸術学部美術学科教授)

・関口雅文さん(画家、日本大学芸術学部美術学科非常勤講師、十日町市出身)
・鶴巻貴子さん(銅版画家、日本大学大学院修了、三条市在住) ほか

[ 詳細: 星と森の詩美術館

Naturaleza Fructificando, Arte Cambiando con el Tiempo
Intercambio de grabados entre Japón y México

「稔りゆく自然、移りゆくアート ── 日本とメキシコ版画交流 ──」
 ── その意図と願い ──                 笹井祐子

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【展覧会】版画五美大|女子美術大学/多摩美術大学/東京造形大学/日本大学/武蔵野美術大学|ポートファリオ版画展|9月27日-10月5日

20190930132828_0000520190930132828_00006版画五美大
女子美術大学/多摩美術大学/東京造形大学/日本大学/武蔵野美術大学
ポートファリオ版画展
開催期間  9月27日[金]-10月5日[土]
開催時間  9:00-17:00 * 日・祝休館 * 入場無料
会  場  多摩美術大学アートテーク
      192-0394 東京都八王子市鑓水2-1723 多摩美術大学八王子キャンパス
主  催  多摩美術大学 版画研究室
協  力  五美大 各大学版画研究室
問合せ先  多摩美術大学 版画研究室 hanga@tamabi.ac.jp/ TEL:046-679-5621

【公募】アダチ伝統木版画技術保存財団|第11回アダチ UKIYOE 大賞 浮世絵師募集|─ あなたの作品が職人の技で浮世絵・木版画に!|2019年12月25日必着

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アダチ伝統木版画技術保存財団
第11回アダチ UKIYOE 大賞
浮世絵師募集 ── あなたの作品が職人の技で浮世絵・木版画に!
2019年12月25日必着 〆切り
江戸時代に花開いた浮世絵版画にとって、世相を反映した版下絵を描く絵師は、彫師や摺師と同様に浮世絵版画にとって不可欠な存在です。
アダチ伝統木版画技術保存財団では、現代の絵師を募集するため、平成21年度より公募「アダチUKIYOE 大賞」を毎年実施してまいりました。入賞者の作品はアダチ版画の現代の彫師、摺師によって浮世絵版画として制作され、完成した作品は多方面から高い評価を得ています。
入賞者には、現代の彫師・摺師と共に自身の版下絵を浮世絵木版画として制作する貴重な機会が与えられます。多くの皆様からのご応募をお待ちしております。

【 第11回アダチUKIYOE大賞 応募要項 】

流行や世相を反映し描かれることで、広く一般大衆に親しまれてきた浮世絵。より速く美しく大量に作るため、当時最先端のカラー印刷技術であった木版を使用し、絵師・彫師・摺師という三者分業制によって作られました。
この木版画の持つフラットな表現や和紙や水性絵具などの日本独自の素材から生まれる質感は、肉筆による絵画とは異なる木版画独特の魅力として今もなお広く人々を魅了しています。

アダチ伝統木版画技術保存財団は、江戸時代から継承される技術を用いて、より魅力的な木版画を作り続けるために、我々と共に現代の浮世絵を作る浮世絵師を募集します。

[ 詳細: アダチ伝統木版画技術保存財団 特設コーナー

【展覧会】武蔵野美術大学 美術館・図書館|武蔵野美術大学のデザイン教育アーカイブ|島本脩二「本を作る」展|デザイナーと編集者の役割|10月14日-11月9日

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島本脩二「本を作る」展
デザイナーと編集者の役割
会  期  2019年10月14日[月]-11月9日[土]
時  間  10:00-18:00(土曜日、特別開館日は17:00閉館)
休  館  日  日曜日、祝日、10月24日[木]、28日[月] 
      * 10月14日[月・祝]、27日[日]、11月4日[月・振休]は特別開館
入  館  料        無    料
会  場  武蔵野美術大学美術館 展示室 1
主       催  武蔵野美術大学 美術館・図書館
──────────────
本は著者とともに編集者とデザイナーの協働作業で作られる。
本展では、印刷、紙、製本など広いジャンルと関わりながら、どのように編集とデザインが協働するかを伝える。この講座において学生が自作した課題書籍「2 0 X X 年の私(仮)」と共に島本が編集してきた書籍を展示する。

[ 詳細: 武蔵野美術大学 美術館・図書館

【展覧会】奈良国立博物館|御即位記念|第71回 正倉院展|10月26日-11月14日

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御即位記念 第71回正倉院展
会  期  令和元年10月26日[土]-11月14日[木]
会  場  奈良国立博物館 東新館・西新館
休  館  日  会期中無休
開館時間  午前 9 時-午後 6 時   * 入館は閉館の30分前まで 
      * 金曜日、土曜日、日曜日、祝日(10月26日・27日、11月1日・2日・3日・
4日・8日・9日・10日)は午後8時まで   

観覧料金  一般 1,100円、高校生・大学生 700円、小学生・中学生 400円
主  催  奈良国立博物館
──────────────
本年の正倉院展は、北倉14件、中倉8件、南倉17件、聖語蔵2件の41件の宝物が出陳されます。そのうちの4件は初出陳です。
正倉院宝物の全体像がうかがわれる構成となっておりますが、天皇陛下の御即位を記念し、正倉院宝物の成り立ちと伝来に関わる宝物や、宝庫を代表する宝物が顔を揃えることが特筆されます。

聖武天皇・光明皇后ゆかりの品を伝える北倉からは、『国家珍宝帳-こっかちんぽうちょう』の筆頭に掲げられた「御袈裟合玖領」のうち七條刺納樹皮色袈裟-しちじょうしのうじゅひしょくのけさ-が出陳されます。聖武天皇の仏教への帰依を象徴するような品で、東大寺大仏への宝物献納に込められた光明皇后の強い思いがうかがわれます。
また、天武天皇以来、聖武天皇を経て孝謙天皇に至るまで、6代にわたって相承されてきた赤漆文欟木御厨子-せきしつぶんかんぼくのおんずし-には、聖武天皇・光明皇后の大切な品が納められていました。
今回は本厨子とともに、ここに納められていた遺愛品として、紅牙撥鏤尺-こうげばちるのしゃく-・緑牙撥鏤尺-りょくげばちるのしゃく-が出陳されます。さらに、光明皇后の父・藤原不比等(659-720)の真跡が表された屏風を献納した際の目録である、天平宝字二年十月一日献物帳-てんぴょうほうじにねんじゅうがつついたちけんもつちょう- 藤原公真跡屏風帳-ふじわらこうしんせきびょうぶちょう-も、屏風自体は伝わらないものの、正倉院宝物の成り立ちを知る上で極めて重要な品といえます。
このほか、聖武天皇らが着用したとされ、後世、天皇即位時の礼服-らいふく-・礼冠-らいかん-を調進する際に、しばしば参考に供された冠の一部を伝える礼服御冠残欠-らいふくおんかんむりざんけつ-が、御即位を記念する今回の展観に出陳されるのも大変意義深く思われます。  

一方、本年は、紅牙撥鏤尺、金銀平文琴-きんぎんひょうもんきん、金銀花盤-きんぎんのかばん-といった、中国・唐代の高度な工芸技術を伝える宝物や、目にも鮮やかな粉地彩絵八角几-ふんじさいえのはっかくき-など、平城京に花開いた華やかな天平文化を伝える品々が出陳され、展示室を彩ります。
また、ペルシアで流行した樹下人物図の系譜に連なる鳥毛立女屏風-とりげりつじょのびょうぶ-や、アフガニスタンが主産地であるラピスラズリを用いた紺玉帯残欠-こんぎょくのおびざんけつ-などの宝物からは、シルクロードを通じてもたらされた異国の文化が感じられます。  

このほか、荘厳を極めた仏具の好例として知られる紫檀金鈿柄香炉-したんきんでんのえごうろ、紺玉帯残欠を納めるにふさわしい一際華やかな螺鈿箱-らでんのはこ、聖武天皇の足下を飾った衲御礼履-のうのごらいり-など、宝庫を代表する宝物が豪華に揃う様は、新時代の幕開けを言祝ぐようです。 

[ 詳細: 奈良国立博物館  ]
同時期開催/御即位記念特別展「正倉院の世界 ― 皇室がまもり伝えた美 ―
会 期:令和元年10月14日[月・祝]-11月24日[日]
会 場:東京国立博物館 平成館

【展覧会】東京国立博物館|御即位記念特別展「正倉院の世界-皇室がまもり伝えた美-」|平成館 特別展示室|10月14日-11月24日

国立正倉院展東京国立博物館
御即位記念特別展「正倉院の世界-皇室がまもり伝えた美-」
平成館 特別展示室
天皇陛下の御即位を記念し、正倉院宝物を中心とした飛鳥・奈良時代の国際色豊かな造形文化に焦点を当てた特別展を開催します。
本展は、正倉院宝物と法隆寺献納宝物という、日本を代表する文化財が一堂に会する稀有な機会です。また、令和元年の本年にこそふさわしい、日本文化を世界に発信する展覧会です。皇室が守り伝えたかけがえのない日本の美、今後も受け継がれゆく悠久の美をご覧いただきます。
──────────
会  期  2019年10月14日[月・祝]-11月24日[日]
会  場  東京国立博物館 平成館(上野公園)
開館時間  9:30-17:00 * 入館は閉館の30分前まで
(会期中の金曜・土曜、11月3日[日・祝]、11月4日[月・休]は21:00まで開館)
休  館  日  月曜日、11月5日[火]
(10月14日[月・祝]と11月4日[月・休]は開館)
観覧料金  一般  1,700円、大学生  1,100円、高校生  700円、中学生以下無料
主  催  東京国立博物館、読売新聞社、N H K、N H K プロモーション

[ 詳細: 東京国立博物館

【展覧会予告】東京国立近代美術館|鏑木清方 幻の《築地明石町》特別公開|2019 年 11 月 1 日-12 月 15 日

20190919214734_00005 20190919214734_00006東京国立近代美術館 特別公開
鏑木清方 幻の《築地明石町》
会  期  2019 年 11 月 1 日[金]-12 月 15 日[日]
会  場  東京国立近代美術館 所蔵品ギャラリー10 室(東京都千代田区北の丸公園 3-1)
開館時間  午前 10 時-午後 5 時、金曜・土曜は午後 8 時まで * 入館は閉館の 30 分前まで
休  館  日  月曜日(ただし 11 月 4 日は開館)、11 月 5 日
観  覧  料  一般  800円、大学生 400円
主  催  東京国立近代美術館、文化庁、独立行政法人日本芸術文化振興会──────────────
東京神田に生まれ、挿絵画家として画業をスタートさせた鏑木清方(1878-1972)は、美人画で上村松園と並び称された日本画家です。

今年、当館では、清方の代表作として知られながら、1975(昭和50)年以来所在不明であった《築地明石町》と、あわせて三部作となる《新富町》《浜町河岸》の三点を新しく収蔵しました。
これを記念し、三部作のお披露目と、所蔵の清方作品をあわせた特別展示をおこないます。
小規模ですが、重要文化財《三遊亭円朝像》や、12幅対の《明治風俗十二ヶ月》など、粒よりの名作が並ぶ贅沢な展示です。

[ 詳細: 東京国立近代美術館    同館特設サイト

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鏑 木  清 方 ── かぶらき・きよかた   (写真:根本章雄氏 提供)

鏑木清方(根本章雄氏 提供)

鏑木清方(1878-1972)は東京神田に生まれ、浮世絵系の水野年方に入門し、挿絵画家として画業をスタートさせました。日本画では文展、帝展を主たる舞台とし、美人画家として上村松園と並び称されました。

清方は明治末から大正にかけて、浮世絵をもとにした近世風俗を主なテーマとしていました。しかし関東大震災を大きなきっかけとして、失われゆく明治の情景を制作のテーマに加えます。そうして生まれたのが《築地明石町》(1927年)や、《三遊亭円朝像》(1930年)、《明治風俗十二ヶ月》(1935 年)といった名作の数々でした。

また、その頃から展覧会向きの絵とは別の、手もとで楽しめる作品を「卓上芸術」と名づけ、手がけるようになり、晩年は画帖、絵巻などの制作に打ち込みました。
文筆家としても名高く、『銀砂子』、『築地川』、『こしかたの記』などの著作があります。

これぞ清方の代表作
美人画家として上村松園と並び称された清方ですが、本人はそう呼ばれることを嫌っていました。清方が理想としたのは、ともすれば絵空事として社会から遊離してしまうような芸術ではなく、我が事として多くの共感が得られるような芸術だったからです。やがて清方は、明治20年代から30年代の人々の生活というテーマに行き着きました。
《築地明石町》は、そのスタートラインに位置する作品であり、早くも清方会心の作となりました。ここに描かれているのは、清方がじかに体験した明治半ばのひととき。そして、清方が実際に遊び場とし、慣れ親しんだ町の情緒そのものでした。《築地明石町》は、発表されるや否や、美術界のみならず一般からも絶賛され、清方を名実ともに帝展を代表する日本画家のひとりに押し上げたのです。

なぜ幻の名作?
《築地明石町》が「幻の名作」といわれてきたゆえんは、歴史に残る近代日本画の名作であるにもかかわらず、1975(昭和50)年以来 44 年もの間、所在不明となっていたからです。
戦禍を免れた《築地明石町》が清方のもとにもたらされたのは1955(昭和30)年のことでした。それを機に、清方自身が出品の仲介役を果たすことで、《築地明石町》はしばしば展覧会に出品されるようになりました。
しかし、1972(昭和47)年に清方が亡くなると事情が変わります。翌年から3回にわたってサントリー美術館で開催された「回想の清方」シリーズの3回目(1975 年)に出品されたのを最後に、《築地明石町》は忽然と姿を消したのです。以来44年、多くの人々が《築地明石町》の再登場を待ちわびてきました。

【展覧会】ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション|2019年冬の企画展|凹凸に降る ── 小野耕石、滝澤徹也、中谷ミチコ、浜口陽三|10月5日-12月22日

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ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
 2019年冬の企画展
凹凸に降る ── 小野耕石、滝澤徹也、中谷ミチコ、浜口陽三
開催日時  2019年10月5日[土]-12月22日[日]
開館時間  午前11:00-午後5:00   * 入館は午後4:30まで
      土・日・祝日は午前10:00開館
入  館  料  大人:600円、大学生・高校生:400円、中学生・小学生:200円
休  館  日  毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
──────────
「いちばんたいせつなことは、目に見えない」とは小説『星の王子様』の一節です。
本展では、はっきりと形をとらない大切なものを、てのひらにさぐり、凹凸のあわいを模索する三人の現代作家を紹介します。

スクリーンプリントを刷り重ね、観念的な立体版画を作り上げる小野耕石、蜘蛛の巣や北欧の岩石を刷りとり、時や歴史を象る滝澤徹也、石膏を型に、樹脂を流し込み、心の結晶を幻影として見せる中谷ミチコ。

かつて東京美術学校の彫刻科を中退してフランスに渡った浜口陽三は、銅の表面を限りなく細かく刻むメゾチントという技法に辿りつきました。
浜口のやわらかな銅版画と共に、とらえられないものを求めて、その触感を実在化するように表現へ深くもぐりこむ、現代の静かな心の象形をご鑑賞ください。

【 詳細: ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション

【公演】観世会|秋 の 別 会|二十五世観世左近記念 観世能楽堂|10月6日

観世会舞台 201908030907291139 201908030907517455

観世会
秋の別会
開催日時  2019年10月6日[日] 開 場 午後12時20分 開 演 午後1時

会  場  二十五世観世左近記念 観世能楽堂
────────────────

 能   「木曽 願書」      関根知 孝
狂 言  「二人袴」        山本東次郎
舞囃子  「羽衣 彩色之伝」    観世清 和
 能  「鸚鵡小町 杖三段之舞」 岡 久 広
他 仕 舞

* 残席わずか。チケット発売中

◉ 今月紹介された能面
姥 ── うば
古来より「切り通しの姥」と呼ばれてきた観世宗家伝来の女面。これまでに重ねてきた年齢や人生経験が直裁に表現され、静謐さと深い諦観の世界がにじみ出ている。

「関町小町」や「檜垣」などの「老女物」と呼ばれる曲目で用いられる。河内作。江戸時代。

【詳細: 観世流オフィシャルウエブサイト  観世会秋の別会 】

【ちいさな勉強会】本格公式書体、いぶし銀のタイプ製作者 ── タイプクリエーション:米 田 隆さん|10月04日 朗文堂 4 F-A

48144643e5bbe7a961268b284e0f2fb7-225x300講 師:米 田   隆 1955年  東京うまれ

「朗文堂ちいさな勉強会」
本格公式書体、いぶし銀のタイプ製作者 ── タイプクリエーション:米 田  隆さん
2019年10月04日[金] 19:00-21:00 朗文堂 4 F-A

個性や独自性が表出した活字書体もときには悪くない。それでもそこに、当たり前のように、いつの間にか存在し、ひろく使われている活字書体もある。そんな書体を作りつづけている米田さんをお迎えします。
本講座は狭隘な会場で開催されています。もうしばらくは基本的に会員のみの参加で、一般公募はしておりませんのでよろしくお願いいたします。

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 {米田 隆 略歴紹介}

1955年生まれ。東京都出身。
「欧文活字の晃文堂」の系譜を継承した、リョービ印刷機販売株式会社デザイン室/リョービイマジクス株式会社を経て、1988年有限会社タイプクリエーションを設立。
この間、終始「本明朝体シリーズ」製作者の故杉本幸治氏に師事した。
独立後は、リョービ、リコー、N E C、大日本印刷を中心に、写真植字書体・デジタルタイプの公的大型書体開発チームに携わる。
────────────────

{米田 隆/タイプクリエーション 主要関与書体}

◉ かな書体ぽぽる・クリアレター(NEC)
◉ 平成明朝体の製作第一次・第二次製作者チームに参加(日本規格協会/リョービ)
◉ MSゴシック体製作、Windows XP 表示用かなデザイン製作(リコー)
◉ 本明朝-Book 製作(リョービ・現モリサワ取扱)
◉ 「秀英体平成の大改刻」プロジェクトに参加、秀英角ゴシック体デザイン製作(大日本印刷)
◉ 歌手 A N 引退記念アルバム制定書体の製作
◉ 懇話会の話題:いわゆる G T 書体6万4千字の思いで。いわゆる電子政府書体の思いで。
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【 有限会社タイプクリエーション  URL/Type Creation 】
[ 関連:花筏 タイポグラファ群像*002 杉本幸治氏 ─ 本明朝・杉明朝原字製作者/ベントン彫刻法の普及者 ─ 三回忌にあたって再掲載
 { URL管理者・日吉洋人、図版画像協力/木村雅彦・白井敬尚・組版工学研究会 }

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00010002 03上掲三冊の小冊子は「本明朝-Book」の製作に際して編集・執筆:組版工学研究会、組版・デザイン:白井敬尚形成事務所により製作され、リョービイマジクス株式会社から2004年に配布された。

重層的かつ複合的な 本明朝-Book の開発コンセプト [本明朝-Book Ⅰ pp 7-10]
本明朝-Book は、あくまでも本明朝シリーズのなかにある新書体として、その字体と形姿はすでに先行して販売されている 本明朝シリーズ と同一のものとして、使途に応じた多様な選択に応じられるようにした。
そのウェイトと黒みは 本明朝-L と 本明朝-M のほぼ中間においた。また横線を幾分太め、ふところを幾分しぼって、後述するダズリング・イフェクトの発生を防止した。

本明朝-Book のひら仮名かな・カタ仮名の字面は、本明飼-Mよりも小振りとして、ベタ組みでの安定感と紙面の解放感を獲得した。そのおもな理由はいわゆる新印刷方式の登場と普及にあった。つまりオンデマンド印刷や、製版フィルムを使わないで、データーから直接印刷版に焼き付ける「 CTP印刷」の普及によって、従来の明朝体のウェイトでは、図書や雑誌の文字組版印刷においては、細すぎたり太すぎるという傾向がみられたからである。

◉ 視覚補整対応方式(Optical Scaling)を意識した使途の設定
使用適性サイズは、ほぼ 11Q から 16Q の本文用サイズとして設定した。これには少しばかり説明が必要であろう。活字書体とは長らくのあいだ視覚補整対応方式(Optical Scaling)によって造られてきたという歴史がある。
すなわち金属活字の歴史のなかでは五五〇年余にわたって書体の基本デザインを変えずに、活字サイズの大小の変化に応じて、判別性と可読性の向上のために、大きなサイズではカウンターを狭めたり、鋭角な線質をやわらげたりしてきた。
また小さなサイズではカウンターを広げたり、線質を明瞭な構成に切りかえるなどして、それぞれの活字父型に複覚補整をほどこしながら彫刻・描画してきたという歴史があった。

それがパントグラフの原理を応用した、機械式活字活字父型・母型彫刻機(俗称ベントン)の登場をみてからは、急速に比例対応方式(Linear Scaling)の活字書体製造法に変化した。
この方式では、ひとつ、あるいはほんの少数の文字原図だけで、すべての活字サイズに一律に比例的な縮小または拡大をさせて対応する方式となった。光学式写真植字機はほとんどすべてがこの方式であり、現在の電子活字のほとんども同様である。

活字原図の比例対応方式には経済面を中心として長所も多いが、やはり大きなサイズではカウンターがゆるくなって間延びした文字形象となったり、小さなサイズではカウンターが狹まり、細線部が不明瞭にななって判別性に劣ることがあった。
すなわち、本明朝-Book においては、推奨組版適性サイズを、ほぼ「11Q から 16Q」に限定することによって、視覚比例対応方式 ── オプティカル・スケーリングを実現させたともいえた。

◉ ダズリンダ・イフェクト(Dazzling Effect)── 幻惑効果の防止に向けて
同時に 本明朝-Book の開発に際しては、ダズリンダ・イフェクト(Dazzling Effect)の解消を強く意識した。ダズリング・イフェクトとは幻惑効果のことであり、夕イポグラフィ用語では、「目がチカチカして読みづらい」ことをいう。
つまり、様式化された硬質な線が際立ち、水平・垂直線の線の太さの差が大きく異なって、機械彫刻の特徴が際立った「硬質な画線」がもたらす強いコントラスト、つまり明朝体漢字全般に避けがたく発生する幻惑効果への対応を、わが国では意識的にはじめて試みたものである。

組み方向は標準を縦組みとして、センター軸を中心に厳格な検証を加えた。すなわち快適な読書をもたらすために、なによりもセンター軸がすっきりと通り、揺らぎのない組版表情が安定感と信頼感をもたらすと判断された。図書・雑誌の組版印刷や、読み物としての大暈文書処理などの本文印刷用の市場にターゲットをしぼった、前例のない電子活字を意識して開発に着手した。

◉ 縦組み・横組み用とテクスト内容に配慮して12書体の仮名活字を同梱
横組みへの対応は、組み版ソフトウェアなどのアプリケーション・ソフトの充実と展開によって、漢字書体の形姿は変えずに、おもにかな書体の充実をもって臨むことにした。
すなわち 本明朝-Book のかな書体は、標準仮名、小仮名、新仮名、新小仮名の四種類をあらたに設計した。
またそれぞれに中心軸を重視し、ひら仮名・カタ仮名の大小関係を厳格に設定した縦組み用仮名と、ベースライン揃えを重視した横組み用を用意し、さらに「振り仮名・ルビ」用のデーターも別途に設計したので、本明朝-Book   OpenType フォントには、都合12種類の仮名書体が存在することとなった。
当然プロポーショナル・ピッチ(いわゆるツメ組み)もアプリケーションに依拠しながら実施できるという、プロフェッショナルの要望を最大限に取り込んだ、意欲的な開発となった。
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『本明朝-Book  創世記』の三冊の小冊子は、【 タイプクリエーション URL/Type Creation 】に収録されており、以下の PDF データーゟ閲覧が可能です。
本明朝-Book  創世記Ⅰ 』『 本明朝-Book  創世記 Ⅱ 』 『 本明朝-Book  創世記 Ⅲ

【展覧会】サントリー美術館|サントリー芸術財団50周年|黄瀬戸・瀬戸黒・志野・織部 ── 美濃の茶陶|9月4日-11月10日

20190919214734_00007 20190919214734_00008サントリー美術館
サントリー芸術財団50周年
黄瀬戸・瀬戸黒・志野・織部 ── 美濃の茶陶
2019年9月4日[水]-11月10日[日]  * 作品保護のため、会期中展示替を行います。
開館時間  10:00-18:00(金・土は10:00-20:00)
      * 9月15日[日]、22日[日]、10月13日[日]、11月3日[日・祝]20時まで開館。
      * いずれも入館は閉館の30分前まで
休  館  日  火曜日
      * 11月5日は18時まで開館      * shop×cafeは会期中無休
入  館  料  一般 ¥1,300、大学・高校生 ¥1,000 * 中学生以下 無料
主  催  サントリー美術館、読売新聞社
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桃山時代には、茶の湯のためのやきもの「茶陶」が日本各地の窯で創造されました。岐阜県の美濃(東濃地域)では、力強い姿、鮮やかな色、斬新な意匠をもつ茶陶「黄瀬戸・瀬戸黒・志野・織部」が大量に焼かれ、おおいに流行しました。
しかし実は、「黄瀬戸・瀬戸黒・志野・織部」が美濃で焼かれたと分かるのは昭和のことで、それ以前は瀬戸(愛知県)で焼かれたと考えられていました。昭和5年(1930)、荒川豊蔵(あらかわとよぞう・1894-1985)が岐阜県可児市久々利大萱の古窯跡から志野筍絵筒茶碗の陶片を発掘したことにより、志野が瀬戸ではなく美濃で焼かれたことが明らかになります。

この大発見は、美濃焼に人々の関心が集まる契機になりました。また、この頃から近代数寄者、目利き、陶芸家、古陶磁研究家などがそれぞれの立場から活発に古陶磁を蒐集し、研究し、意見を交わし、審美眼を鍛えました。やきものを愛する彼らにとって、美濃焼は憧れの存在になっていきました。
本展覧会では、個性的で生き生きとした美濃焼の造形の魅力をお楽しみいただければと思います。同時に、近代数寄者旧蔵の名品や、近代陶芸家の荒川豊蔵と加藤唐九郎(かとうとうくろう・1897-1985)の代表作を通じて、近代以降の美濃焼の人気や評価の高まりを感じていただけましたら幸いです。

[ 詳細: サントリー美術館

【展覧会】町田市立国際版画美術館 企画展|美人画の時代 ― 春信から歌麿、そして清方へ ―|10月05日-11月24日

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町田市立国際版画美術館
企画展 美人画の時代 ― 春信から歌麿、そして清方へ ―
会  期  2019年10月05日[土]-11月24日[日]
前期:10月05日[土]-10月27日[日]
後期:10月29日[火]-11月24日[日]
休  館  日  毎週月曜日
* 10月14日(月・祝)、11月4日(月・振休)は開館
翌10月15日、11月5日[火]は休館
会  場  企画展示室1、2
主  催  町田市立国際版画美術館
観  覧  料  一 般 900円、大学・高校生と65歳以上 450円
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数々のスター絵師が活躍した、18世紀後半の浮世絵界。天明・寛政(1781-1801)を中心とするこの時期は、いつからか浮世絵史の「黄金期」として親しまれてきました。その中心となったのが、人物を美しく活き活きと描いた「美人画」です。鈴木春信(1725?-70)以降、礒田湖龍斎(1735-?)、勝川春章(1743-92)、鳥居清長(1752-1815)、喜多川歌麿(1753?-1806)、鳥文斎栄之(1756-1829)ら、個性豊かな絵師が次々と登場し、理想の美人像を追い求めました。

描かれたのは評判の遊女や町娘、若衆と呼ばれる若い男性、愛情あふれる母子や恋人たちの姿。さらに憧れの的でもあった女形の「役者絵」や、人間の性愛を時に美しく描いた「春画」にも美人表現がみられます。

本展は、この「美人画の時代」の軌跡を、約230点の版画、版本、肉筆画で辿るものです。時を経て、天明・寛政が「黄金期」として高く評価されてゆくなか、鏑木清方や上村松園ら近代の画家たちが往時の美人画に想を得ていたことにも目を向けます。「黄金期」の美人画とは何だったのか、その普遍的な魅力を、現代のわたしたちの視点を通して考えます。

[ 詳細: 町田市立国際版画美術館

【展覧会】宇都宮美術館|蜷川実花展 ── 虚構と現実の間に ── INTO FICTION / REALITY MIKA NINAGAWA|10月13日ー 12月15日

20190919210200_00001 20190919210200_00002宇都宮美術館
蜷川実花展
── 虚構と現実の間に ──
INTO FICTION / REALITY MIKA NINAGAWA
2019年10月13日[日]ー 2019年12月15日[日]
開館時間  午前9時30分-午後5時  *入館は午後4時30分まで
休  館  日  毎週月曜日(祝休日は会館) 10月15日[火]、10月23日[水]、11月5日[火]
観  覧  料  一般 1,000円、大学生・高校生 800円、中学生・小学生 600円
主  催  宇都宮美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
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写真家の枠を超え、映画、デザイン、ファッションなど多彩な活躍をしている蜷川実花。
色鮮やかな花々を撮影した「永遠の花」や「桜」をはじめ、著名人やスポーツ選手などその時々の顔ともいえる人々を撮影した「Portraits of the Time」、新境地「うつくしい日々」など、「虚構と現実」をテーマに、時代の先端を鮮烈に写し続ける蜷川実花の作品世界を全身で体感する。

【 詳細: 宇都宮美術館 】

【展覧会】東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館|みんなのレオ・レオーニ展|7月13日-9月29日|会期末

広告用東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
みんなのレオ・レオーニ展
会  期  2019年7月13日[土]-9月29日[日]会期末:同館は本展終了後暫時休館です
休   館 日  月曜日(ただし9月16日、9月23日は開館、翌火曜日も開館)
会  場  東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
〒160-8338 新宿区西新宿1-26-1 損保ジャパン日本興亜本社ビル 42 階

開館時間  午前10時-午後6時 * 入館は閉館30分前まで
      * レオ・レオーニ展では、映像作品(3箇所)を全て視聴すると約70分かかります。
観  覧 料  一 般:1,300円、大学生:900円、高校生以下:無料
* 学生証、生徒手帳をご提示ください

主  催  東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館、朝日新聞社
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赤い色をしたきょうだいたちの中で、唯一黒い魚の物語『スイミー』。小学校の教科書に掲載され、日本全国で親しまれています。
作者のレオ・レオーニ(1910-1999)は、イタリアやアメリカでグラフィック・デザイナーとして活躍した後、『あおくんときいろちゃん』ではじめて絵本の世界に足を踏み入れました。ねずみの『フレデリック』や、しゃくとりむしの『ひとあし ひとあし』など、小さな主人公たちが「自分とは何か」を模索し、学んでいく物語を、水彩、油彩、コラージュなどさまざまな技法を用いて描きました。

本展では、ヨーロッパとアメリカを移動し続けたレオーニの波乱の生涯を、作品と重ね合わせながら紹介します。絵本作家、アート・ディレクターとしての仕事、絵画、彫刻など幅広い活動を紹介し、レオーニが子どもの絵本に初めて抽象表現を取り入れるに至った道筋にも光を当てます。

[ 詳細: 東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館 特設サイト

【公演】NODA・MAP 第23回公演|『 Q:A Night At The Kabuki 』 inspired by A Night At The Opera|作・演出 野田秀樹 音楽 QUEEN|チケット発売中

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NODA・MAP  第23回公演 『 Q:A Night At The Kabuki 』
inspired by A Night At The Opera 作・演出  野田秀樹 音楽  QUEEN

<CAST>
松たか子 上川隆也
広瀬すず 志尊淳
橋本さとし 小松和重 伊勢佳世 羽野晶紀
野田秀樹 竹中直人

秋山遊楽 石川詩織 浦彩恵子 織田圭祐 上村聡 川原田樹 木山廉彬 河内大和 末冨真由
鈴木悠華 谷村実紀 松本誠 的場祐太 モーガン茉愛羅 柳生拓哉 八幡みゆき 吉田朋弘 六川裕史

<STAFF>
美術 堀尾幸男 照明 服部基 衣裳 ひびのこづえ 美粧 柘植伊佐夫
サウンドデザイン 原摩利彦 音響 藤本純子 振付 井手茂太 舞台監督 瀬﨑将孝

東京公演   2019年10月08日[火]-10月15日[火]   東京芸術劇場プレイハウス
大阪公演   2019年10月19日[土]-10月27日[日]   新歌舞伎座
北九州公演  2019年10月31日[木]-11月04日[月・休] 北九州芸術劇場 大ホール
東京公演   2019年11月09日[土]-12月11日[水]   東京芸術劇場プレイハウス

★『 Q 』スペシャルサイトはこちら

【 YouTube:2019.07.29『 Q 』:A Night At The Kabuki SPOT映像 音が出〼 0:35 】

【 公演に関するお問合せ: NODA・MAP TEL:03-6802-6681 】

【ちいさな勉強会】 戦後の復興期から高度学術書の組版・印刷に挑戦を重ねたひと ── 講師:小宮山 清さん|8月23日開催

moonokuro講師:小宮山 清さん ── 1931年(昭和6)2月26日うまれ IMG_5609

【朗文堂 ちいさな勉強会】「戦後の復興期から高度学術書組版・印刷に挑戦を重ねたひと」が、小宮山清さんを講師にお迎えして、8月23日[金]に開催された。

小宮山清 さんは、ページ物欧文組版、欧文印刷、とりわけわが国の有力大学出版局、欧米著名大学の、東洋学の分野における「欧文・漢文、欧文・和文」混用となる「高度学術書の組版・印刷」に関しては、わが国有数の知識と経験を有されている。

cambridge02『 Cambridge History of China 組版指示書』(1981年9月)

受講者は、良きアマチュアであることを自覚している活版印刷の実践者であり、現在ではパソコンのグラフィクソフトや、DTP システムを駆使されているかたがほとんどであったが、次〻と机上に提示される「組版指示書」と、それにもとづく図書の実物をみて、なかば茫然。
しかもそれらが数年-数十年がかりの製作で、何十巻もの図書の一部であり、現在も刊行が継続されているものがあると聞いて唖然という状態であった。

もちろん現在は「小宮山印刷工業」には大量に電子機器が採用されているが、一部の活字版時代から継続刊行されている図書では、上掲図のような「組版指示書」は現在も有効であるとされた。懇談に移ってすぐに、待ちかねたように同社の組版機器とソフトウエアに関して質問があったが、
「エヘヘ、ね、みんなと同じじゃこういった仕事はとれないからね、エヘヘ」
と、いつものように「小宮山スマイル」で躱されていた。
まぁ、これこそ企業に営々と蓄積されたノウハウということでもあろう。

稿者の知る限りでは、小宮山さんはいまなお大型コンピューターを駆使されているし、つい近年まで、特殊組版処理システム「 TeX  ; テフ、テック 」などにも習熟されていた。また「小宮山印刷工業」を含むページ物印刷業者では、画像処理はパソコンでも、文字組版は「業務用専用組版機」をもちいている企業も多い。
ともあれ今回の勉強会は、端物印刷とページ物印刷の典型的な違いを知る刺激的な機会となった。

【ちいさな勉強会】戦後の復興期から高度学術書印刷に挑戦を重ねたひと ── 講師:小宮山 清さん

[以下の記事は{ 活版 à la carte }8月19日 に掲載されたものに一部加筆修整したものです]

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【展覧会】森美術館|塩田千春展:魂がふるえる|塩田千春の全貌を明らかにする、過去最大で最も網羅的な個展|6月20日-10月27日

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森美術館
塩田千春展:魂がふるえる
塩田千春の全貌を明らかにする、過去最大で最も網羅的な個展
会  期  2019年6月20日[木]-10月27日[日]
      会期中無休
開館時間  10:00-22:00(最終入館 21:30)
      * 火曜日のみ17:00まで(最終入館 16:30)
      * 10月22日[火]は22:00まで(最終入館 21:30)
会  場  森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)
料  金  一般 1,800円、学生(高校・大学生)1,200円、子供(4歳-中学生)600円、シニア(65歳以上)1,500円
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ベルリンを拠点にグローバルな活躍をする塩田千春は、記憶、不安、夢、沈黙など、かたちの無いものを表現したパフォーマンスやインスタレーションで知られています。
個人的な体験を出発点にしながらも、その作品はアイデンティティ、境界、存在といった普遍的な概念を問うことで世界の幅広い人々を惹きつけてきました。なかでも黒や赤の糸を空間全体に張り巡らせたダイナミックなインスタレーションは、彼女の代表的なシリーズとなっています。

本展は、塩田千春の過去最大規模の個展です。副題の「魂がふるえる」には、言葉にならない感情によって震えている心の動きを伝えたいという作家の思いが込められています。
大型インスタレーションを中心に、立体作品、パフォーマンス映像、写真、ドローイング、舞台美術の関連資料などを加え、25年にわたる活動を網羅的に体験できる初めての機会になります。
「不在のなかの存在」を一貫して追究してきた塩田の集大成となる本展を通して、生きることの意味や人生の旅路、魂の機微を実感していただけることでしょう。

[ 詳細: 森美術館

森美術館《塩田千春展:魂がふるえる》の会場の一部は条件付きで撮影が許可されていました。
炎暑のなか六本木にでかけて迫力満点のインスタレーション展示を堪能して、重い図録まで購入したのに、嬉しそうに自分で撮ったシロウト写真を眺めている小社スタッフにかわり、I T 弱者(写真の改変スキルなどゼロ)の吾輩が紹介します。本展示はやはり会場に行くしかないという思い。

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【会員情報】私の獨逸日記 戸叶勝也ブログ 新シリーズ+バウハウス美術館 デッサウ 新設オープンのお知らせ

戸叶ブログ

ブログ著者紹介 ── 戸叶 勝也

とかの かつや 1938年 うまれ

DSCN2591-300x242ドイツ史学・ドイツ文学、日本大学元教授。
東京生まれ。1961年 東京大学文学部西洋史学科卒業。N H K 教育局、国際局勤務。その間ドイツ海外放送勤務。88年日本大学経済学部助教授、91年教授、2009年定年退任。専攻、ドイツ近現代史。

特にドイツ出版文化史、ドイツの冒険作家カール・マイの翻訳・研究を行う。

 

戸叶さんは連載ブログ「ドイツの冒険作家カール・マイの生涯」の執筆とあわせて、ことしの夏、永年にわたって滞在された独逸を旅行されました。
その旅行記「2019年7月ドイツ鉄道の旅」を三回シリーズでの掲載を発表され、その第一回目がアップロードされました。皆さまのご訪問をお勧めします。
[ 参考: 私の獨逸日記 戸叶勝也ブログ

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バウハウス美術館 デッサウ 新設オープンのお知らせ

颱風一過の9月9日、戸叶勝也さんからのメールで「バウハウス美術館」オープンをお知らせいただきました。戸叶さんはすでに帰国されていますが、いまなおご自宅でも独逸テレビの視聴をされており、速報ともいえる早さでした。
「バウハウス美術館」はバウハウス創立百周年にちなんで、デッサウ(旧東独)に開設され、9月8日に「バウハウス美術館」がオープンしました。

その記念式典には独逸のメルケル首相も出席して挨拶したそうです。メルケル首相は旧東独出身ですから、思い入れがあるのかもしれません。同館はコンペを経てスペインの建築家グループが設計したもので総ガラス張りの建物です。所蔵品は4万9千点。オープニングの日に、一般の市民が大勢押しかけて、入りきれないぐらいだったとか。
新しい建物が総ガラス張りで透明なことについて、市民の反応は賛否両論のようです。館長さんは女性です ── とお知らせいただきました。

バウハウス+ディスティル 3 (002)撮影・図版製作:青葉水龍
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ところで …… 、一昨年はオランダの{ DE STIJL }の創立(1917年-大正6 デザイン同人誌    DE STIJL 創刊)100年であった。
そして、ことしは{ BAUHAUES }の学校創立百年(1919年-大正8 創立)記念の年である。
このふたつの造形運動、とりわけバウハウスはわが国でも関心が高い。ところが稿者の知る限り、わが国では 京都国立近代美術館が「バウハウスへの応答」と題して2018年10月にコレクション展示をおこない、小規模な学会が記念講演を開催したと聞くばかりであった。
ようやく …… という思いと、またあらたな「神話」ができなければ良いがという思いもある。

[ 詳細: Bauhaus Dessau ]
[ 参考: 日吉洋人 Facebook  9月9日

【古谷昌二 新ブログ】 東京築地活版製造所 歴代社長略歴|終末期の経営を担った吉雄永寿と松田一郎〔シリーズ全七回最終回〕

無題
東京築地活版製造所 終末期の経営を担った吉雄永寿と松田一郎

はじめに
1.終末期の東京築地活版製造所の経営概要
2.専務取締役(第7代社長空席)吉雄永寿について
    2-1 吉雄永春著「東京築地活版製造所と吉雄永寿」
       (一)伝票制会計
       (二)設備の更新
       (三)不用部門の切捨て
       (四)別工場
       (五)内政から外交
          終 焉
    2-2 その他の事績
3.解散を決議した第9代社長松田一郎について
    3-1 東京築地活版製造所との関わり
    3-2 取締役としての事績
    3-3 第9代社長としての事績
まとめ
シリーズ「東京築地活版製造所 歴代社長略歴」を完結するのに当たって
──────────
ま と め

第6代社長松田精一が辞任して専務取締役吉雄永寿に会社経営を託した昭和13年(1935)5月28日から、第9代社長松田一郎が会社解散を決議した昭和13年(1938)3月17日までの2年10ヶ月間は東京築地活版製造所の終末期であった。
この間、第7代社長空席のまま専務取締役として吉雄永寿が2年5ヶ月半、次いで第8代社長空席のまま代表専務取締役坂東長康が4ケ月半、それぞれ経営責任者として勤めた。その後は、代表取締役松田一郎が第9代社長に選任されて即日、会社解散を決議して清算業務に入った。

吉雄永寿と松田一郎の二人は、昭和6年(1931)3月12日の臨時株主総会において初めて取締役に選任され、以後、重任を重ねていた。それを勘案すると、会社役員として経営に参与した期間は共に7年間となる。一方、坂東長康が経営に参与したのは僅か4ヶ月半で、その業績は伝えられていない。

吉雄永寿は、父吉雄永昌が遺した東京築地活版製造所の株式50株に新株50株を加えて100株を所有する株主であった。
吉雄家は長崎のオランダ通詞の家柄で、吉雄永昌は吉雄辰太郎と称していた。初期の東京築地活版製造所の取締役であった品川藤十郎とは遠い親戚で、上京して大蔵省、内務省に出仕した。その頃、平野富二に協力して築地本社事務所の建築代金支払いの保証人となった。また、フィラデルフィア万国博覧会への活字類出品に協力したと見られている。

その後、高砂熱学の役員を経て、東京築地活版製造所の取締役として招聘されたとされている。昭和5年(1930)11月末の決算で大幅赤字を計上した東京築地活版製造所は、印刷業界の老舗「築地活版」をつぶすなとの声に押されて株主吉雄永寿は取締役に選任された。
当時の社長松田精一は長崎の十八銀行頭取や長崎商工会議所会頭を務め、多忙のため病気がちで、「築地活版」の経営に専念することができない状態にあった。その補佐役として長男の松田一郎も同時に取締役に就任した。

会社役員に就任して後、会計に伝票制を取り入れ、人員整理を断行、大阪営業所の縮小、印刷事業に着目した高速オフセット印刷機の導入と、板橋区志村に新工場の計画、同業組合への積極的参画など、経営改善に努めた。
しかし、満州事変に始まる日中戦争への拡大により経済・社会情勢はこれに味方せず、関東大震災後の復興のための多額の借入金と昭和5年後期の大赤字が足を引っ張り、昭和12年後期の決算で前期に続いて赤字計上の見込みとなったため、昭和12年(1937)10月29日開催の臨時株主総会において専務取締役を辞任し、監査役に就任した。

吉雄永寿の跡を引き継いだ代表専務取締役坂東長康は、債権者代表として送り込まれた人物ともいわれ、会社経営上の貢献についての記録は見当たらない。第8代社長空席での経営責任者であったが、会社解散決議の直前まで最後の経営責任者となった。

松田一郎は、松田精一、吉雄永寿、坂東長康の3代にわたる経営責任者の下で都合7年間、取締役を務め、経営を支えてきた。この間の松田一郎が果たした経営上の貢献は明らかにされていないが、資金面での協力が大であったことは推測される。
松田精一を代表とする松田一族の保有する株数は、東京築地活版製造所の発行株数12,000株の40%を越え、東京築地活版製造所とはある意味では松田一族の会社といっても過言ではない。

昭和13年(1938)3月17日、臨時株主総会が開かれ、経営責任者である坂東長康の不審な行動を見抜いた吉雄永寿は監査役の権限で退任を要求し、その結果、代表取締役に選任された松田一郎が第9代社長に就任した。松田一郎は、役員選任が終わった後、引き続いて会社解散の決議を行い、清算に入ることになった。
したがって、松田一郎は社長として会社経営を行うことなく、会社清算に入ったことになる。
この時の会社清算がどのように行われ、何時、解散届が役所に提出されたか不明であるが、築地の土地と建物は日本勧業銀行からの借入金の弁済に充てられた。その他、従業員の解雇手当や債権者への弁済には製品・資材や器械・器具類の売却により、多少の混乱はあったものの無事に清算を完了したと見られる。
なお、株主に対しては、昭和5年後期の決算以降、一度も株式配当を行うことなく会社解散となったが、最大株主である松田一族の代表でもある松田一郎の協力要請により、納得できる処置が講じられたものと見られる。

明治18年(1885)7月の会社設立から数えて53年、平野富二が築地に工場を建設した明治6年(1873)6月から数えると65年、わが国活版印刷の普及と発展に尽くした東京築地活版製造所は、その混乱を表面化することなく静かに幕を閉じた。

6a9d7b967230809909039bcc1bc4829e吉雄永寿の肖像写真
<日本工業倶楽部『創立二十年記念 会員写真帖』、昭和13年3月>

この写真は、東京築地活版製造所 常務取締役として掲載された。
日本工業倶楽部は大正6年に創立され、
東京築地活版製造所も会員の一員として加入していた。

【 古谷昌二ブログ : 東京築地活版製造所 歴代社長略伝 全七回まとめ 】
◉ 第一回 東京築地活版製造所 初代社長 平野富二
◉ 第二回 東京築地活版製造所 第二代社長(空席)、社長心得 本木小太郎
◉ 第三回 東京築地活版製造所 第三代社長  曲 田 成
◉ 第四回 東京築地活版製造所 第四代社長 名村泰蔵
◉ 第五回 東京築地活版製造所 第五代社長 野村宗十郎
◉ 第六回 東京築地活版製造所 第六代社長 松田精一
◉ 第七回 東京築地活版製造所 終末期の経営を担った吉雄永寿と松田一郎

【催事】秋の大祭|長崎くんち|毎年 10月7日[月]-10月9日[水]までの三日間 開催

長崎くんち01 長崎くんち02【 YouTube 長崎くんち 長崎旅ネット 】14:37

長崎くんち
毎年 10月7日[月]-10月9日[水]までの三日間 開催
「長崎くんち」は、380年の伝統を持つ、長崎市民の氏神・鎮西大社諏訪神社の祭礼行事です。
寛永11年(1634年)、二人の遊女が諏訪神社神前に謡曲「小舞」を奉納したことが長崎くんちのはじまりといわれています。
奉納踊は国指定重要無形民俗文化財に指定されています。
踊りを奉納する町を「踊町-おどりちょう」といい、七年に一度出番がまわってきます。勇壮華麗な演し物にアンコールを意味する「モッテコーイ」のかけ声が響き、観客の熱気も最高潮に!
毎年10月7日から10月9日までの3日間、町を挙げて催され、県内外からたくさんの観光客が見物に訪れ、長崎を代表する秋の大祭となっています。

[ 詳細: 長崎旅ネット

【良書紹介】「ミツカン水の文化センター」の機関誌|『水の文化』 第62号発刊|特集「 再考 防災文化」

水の文化

『 水 の 文 化 』62号
特集:再考 防災文化
2019年 7月
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日本は災害大国といわれる。堤防が決壊すると浸水してしまう低地に人口の約50%が住み、資産の75%が集中しているからである。そのために古くから治水に投資しつづけ、また幾度もの災害を乗り越えることで、地域特有の備えや知恵も生まれた。

かつて水害が常態化していた時代、人々は水害を「わがこと」と捉えていたはずだ。河川改修などが進んで水害は減ったが、それによって水害をはじめとする防災への意識が薄れてしまったのではないか。
従来の観測記録を上回る短時間強雨が増え、台風も巨大化する兆しがあるなか、今こそみんな(社会全体)で備える必要がある。各地のさまざまな取り組みを見つめることによって、日本人の水害への備え、さらにそれを通じて、これからの防災について考えてみたい。

葛飾区東京の東部を流れる荒川と、荒川の左岸から合流する中川
(ミツカン 水の文化センター WebSite ゟ 提供:葛飾区)

【 詳細 : ミツカン 水の文化センター 】 { 活版アラカルト まとめ }

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【展覧会】夢二郷土美術館|本館企画展|生誕135年 竹久夢二展 幻想の美 秘められた謎|8月27日-12月8日

yumeji_135th夢二郷土美術館 本館企画展
生誕135年 竹久夢二展 幻想の美 秘められた謎
会  期  2019年8月27日[火]-12月8日[日]
休  館  日  月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)
開館時間  9:00-17:00 * 入館は16:30まで
入  館  料  大人 800円/中高大学生 400円/小学生 300円
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大正ロマンを象徴する岡山出身の詩人画家:竹久夢二(1884年-1934年)の生誕135年・没85年を記念して夢二を再発見する展覧会を開催します。
独学で道をきりひらき、画家としての活動にとどまらずデザイナー・詩人・文筆家など総合芸術家として様〻なジャンルで心の詩を表現し続け、そのドラマチックな生涯を生きた夢二。50歳を目前にして人生の幕を閉じましたが、彼が表現した芸術とその生き方、独特の世界観は時代を超えて今もなお新鮮な魅力を放ち多くの人々の心をとらえて離しません。

本展は、美術史学者・美術評論家で竹久夢二学会会長もつとめる高階秀爾(たかしな・しゅうじ)氏を監修に招き、肉筆画で随一のコレクションを誇り夢二の里がえりを念じて創設された夢二郷土美術館の所蔵作品を中心に前期(~10月14日)後期(10月16日~)あわせて約150点を紹介します。ルネサンス期以降の西洋美術史の専門であり、夢二研究の第一人者でもある同氏の視点で選び抜かれた名品の数〻を通して、新たな竹久夢二像を浮き彫りにします。

また本展では、晩年外遊に訪れアメリカ西海岸に滞在中に、夢二が新たな画境を求めて描いた夢二式美人画の貴重な油彩画を紹介します。アメリカ西海岸で描かれ幻の油彩画と称された現在当館が所蔵する《西海岸の裸婦》が、このたび初めて巡回し館外でも展示されます。
また、ロサンゼルスの全米日系人博物館所蔵の《花衣》(はなごろも)が初めて、《西海岸の裸婦》と揃って日本で展示されます。謎めいた作品の魅力に迫る、貴重な機会となることでしょう。

[ 詳細: 夢二郷土美術館

【展覧会】高知城歴史博物館|大名墓をめぐる世界 そのすべて──土佐藩主の病と遺言、葬礼と法要、神格化まで──|9月13日-11月25日

kouti a kouti b高知城歴史博物館
大名墓をめぐる世界 そのすべて──土佐藩主の病と遺言、葬礼と法要、神格化まで──
開催期間  2019年09月13日-11月25日
休  館  日  な し
観  覧  料  観覧料/700円、高知城とのセット券/890円 
      * 2019年10月より消費増税に伴い、料金改定予定
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歴史を感じ、命をまなぶ。
平成28年(2016)3月に国史跡に指定された「土佐藩主山内家墓所」は、その規模の大きさと、墓石や石垣の多様性などから、貴重な文化財として全国的に知られています。
また、大名墓をめぐる歴史は、藩主の病と死から、葬送儀礼と墓所造営、厳かな法要と幕末に進む神格化まで、江戸時代のことでありながらも、現代に生きる我々に多くのことを考えさせます。

文化財を知る、歴史をふり返る、更に命を学ぶ ── 大名墓が語る荘厳で深遠な世界が特別展示室に広がります。

[ 詳細: 高知城歴史博物館