月別アーカイブ: 2024年2月

【展覧会】岡山県立美術館|特別展 走泥社再考 前衛陶芸が生まれた時代|’24年2月27日-4月7日|終了

okayamakennbi Aokayama 岡山県立美術館
特別展 走泥社再考 前衛陶芸が生まれた時代
会  期  2024年2月27日[火]- 4月7日[日]
休  館  日  月曜日
開館時間  9:00 - 17:00
      * 3月30日[土]は19時まで夜間開館 * いずれも入館は閉館30分前まで分前まで。
会  場  岡山県立美術館
      〠 700-0814 岡山県岡山市北区天神町8-48
      TEL. 086-225-4800  FAX. 086-224-0648
観  覧  料  一 般:1500円、65歳以上:1300円*、大学生:1000円 *高校生以下:無料*
      *学生証やシルバーカード等、年齢が確認できる証明書をご提示ください
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
      ◎ 本展観覧券で同時開催の「岡山の美術展」もご覧いただけます
特別協力  国立工芸館
主  催  岡山県立美術館
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1948(昭和23)年、京都において八木一夫、叶哲夫、山田光、松井美介、鈴木治の5人の陶芸家によって結成された走泥社は、50年の長きにわたり活動してきました。本展は、日本の陶芸界を牽引し、日本の前衛陶芸が確立していくうえで中心的な役割を果たした走泥社の活動に焦点を当て、その意義や意味を再検証するものです。
走泥社の活動期間を見渡した時、その重要性は特に前半期にあることから、本展では、走泥社結成25年となる1973年までを対象とし、走泥社と同時期に前衛陶芸運動を展開した四耕会や日本陶芸界に多大な影響を与えたピカソやイサム・ノグチの作品、1964年の現代国際陶芸展出品作との比較も交えて、約180点の作品と多数の資料類により、前衛陶芸が生まれた時代を振り返ります。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 岡山県立美術館 ]

【展覧会】渋谷区立松濤美術館|サロン展 渋谷区立松濤美術館所蔵 土地の記憶と記録 風景を巡る旅|’24年2月27日-3月16日|終了

松濤美術館2402サロン展南薫造《イングランド》1908年、水彩・紙 渋谷区立松濤美術館蔵 同館URLゟ

渋谷区立松濤美術館
サロン展 渋谷区立松濤美術館所蔵
土地の記憶と記録 風景を巡る旅
会  期  2024年2月27日[火]- 2024年3月16日[土]
入  館  料  無料
会  場  渋谷区立松濤美術館 2階サロンミューゼ・特別陳列室
      〠 150-0046 東京都渋谷区松濤2-14-14 TEL. 03-3465-9421
休  館  日  月曜日
開館時間  午前9時 - 午後5時  * 最終入館は閉館30分前まで。
      同時開催:2024松濤美術館公募展
主  催  渋谷区立松濤美術館
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「風景」とは、ひとことにいっても、自然風景、都市風景、日常の風景などさまざまです。 旅先の土地、散策の中で入った路地、日々生活する部屋、心の中の心象風景、理想の地——初めて見る風景かもしれませんし、どこか見覚えのある場所だったり、よく知っている有名スポットかもしれません。フレームの中に切り取られた風景は、鑑賞者である私たちを、時と空間を超えてその時その場所に誘います。
本展では松濤美術館が所蔵する、風景にまつわる油彩画や水彩画、日本画、版画、そして写真作品を紹介します。作者たちは、なぜその風景を描き、あるいは写し留めようとしたのでしょうか。さまざまな風景を巡り、その土地や作者たちのまなざしに思いを馳せてみてください。
* 作品はすべて渋谷区立松濤美術館蔵

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 渋谷区立 松濤美術館 ]  { 活版アラカルト 過去ログまとめ }

【文化誌紹介】「ミツカン水の文化センター」機関誌|『水の文化』 第76号発刊|特集 そばと水|’24年2月|附{新宿餘談}

20240227192434_00001 20240227192434_00002ミツカン水の文化2024 76号 表紙とうら表紙

ミツカン 水の文化センター
『水の文化』76号
特集  そばと水
  2024年 02月
  A4判 表紙とも52ページ フルカラー あじろ綴じ くるみ表紙
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日本人は「そば」が好きだ。そばを食す歴史は縄文時代まで遡る。平安時代には米が不作のときの代用品(救荒作物)としてソバの栽培が推奨されていたという。ソバの実を粉にして水や湯で練り上げ「そばがき」などで食していたそうだ。
今、私たちが食べている麺状のそばは、正式には「そば切(き)り」だ。そば粉に水や湯を入れて練った生地を平らにのして包丁で細く切る。そば切りがいつ生まれたかは諸説ある。そば切りも含めてそばにはわからないことが多い。
製粉から製麺まで、そばは水とつながりがある。かつて収穫した実は水車とつないだ石臼で粉にした。そば粉に水を入れて固まりにしていく「水回し」は手打ちの肝であり、そばをゆで、冷やすのにも水を使う。
食文化の単一化が進む現代にあって、そばは各地の特色を比較的残している。数多ある産地のなかから、今回は編集部が水とのかかわりで興味深く感じた地域のそばを取り上げた。そばと水に目を向けることで、その土地の歴史や文化、気候などを見つめていきたい。

※ 本特集の「ソバ」「そば」の表記
 [植物]ソバ
 [食品]そば=ざるそば、そば打ち、そばがき、そば殻、そば粉

【 詳細 : ミツカン 水の文化センター 】 { 活版アラカルト 既出まとめ }
20240227192434_00003☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

{新宿餘談} 本稿編者はそば処で知られる信州人である。したがって 字 とそば にはうるさい !?
漢字「蕎麦」には異体字・宛て字が多いし、ひらかな「そば」には「ひらかな異体字 ≒ 変体仮名」が山ほどある。したがって 字 とことば の乱用が目立つ昨今、ミツカン水の文化センターの明快かつ厳格な「ソバ・そば」の定義はうれしい。
ところでわが家人は九州出身。信州とは味噌・醤油の味も異なるが、わが家の基本は編輯子にあわせて信州味噌、醤油は関東風と九州風の甘いもの双方を用意。そんな家人の そば といえば、幼児体験かららしいが、各種の付けあわせで「鴨そば」だけ。そば には邪道で情けないかぎり。
編者のそばとは「江戸風には 大もり そば」で、調味料は信州善光寺門前で購入する「七味とうがらし」。黒い絆創膏のようなノリがベッタリ張り付いた「ザルそば」は気持ちがわるい。またスシでもあるまいし、最近のそばタレに、生ワサビの添付なんぞ意味がわからない。まぁワサビ派ならば江戸風に「なないろ とんがらし」でもたっぷりと振りかけなされよ。

仏人の女性に摑まって、フランスに移住した信州更科-さらしな-出身の友人は、たまの帰国に際し、いつも「善光寺七色とうがらし」を山ほど買って帰る。パリでは「日本そば―乾麺」をふくめて日本製品はほとんど揃うが「善光寺七色とうがらし」は別物らしい。ちなみに更科は水田がすくなく、荒蕪地向けのソバ畠が多かったという。いまでは信州でもソバ畠はほとんどみない。
どうやら舌と食とは高齢化すると逆に幼児帰りするようで、信州野沢温泉村 坪山こおり 出身の死んだオヤジは、最晩年に「クラのウチのソバ、クラの義姉さんが挽いたソバ粉で、井戸のウチの水、ズブラで、のして湯がいたそば ! を喰いたい」といいだして兄嫁さんを困惑させたらしい。クラ・井戸・ズブラはいずれも同姓の親戚。ちいさな集落に同姓の家ばかりなので、ほとんど「家号」で呼び合うのがならわし。
それでもオヤジ・兄貴・仏国の友人ともども「男子厨房に入るべからず」世代。食事に容喙することは慎むべきと存じている。したがって食事の評価は毎度必須「おいしゅうござりました」 合 掌

【展覧会】国立西洋美術館|小企画展 真理はよみがえるだろうか:ゴヤ〈戦争の惨禍〉全場面|’24年2月27日-5月26日

西洋美術館小企画展

国立西洋美術館
小企画展
真理はよみがえるだろうか:ゴヤ〈戦争の惨禍〉全場面
会  期  2024年2月27日[火]- 5月26日[日]
開館時間  9:30 - 17:30
      毎週 金・土曜日 9:30 - 20:00  * 入館は閉館の30分前まで
休  館  日  月曜日、5月7日[火](ただし 3月25日[月]、4月29日[月・祝]、4月30日[火]、
      5月6日[月・休]は開館)  
会  場  国立西洋美術館 版画素描展示室(常設展示室内)
      〠 110-0007 東京都台東区上野公園7-7
      お問合せ 050ー5541-8600(ハローダイヤル)
観覧料金  一 般 500円、 大学生 250円
      * 高校生以下及び18歳未満、65歳以上は無料(学生証、年齢確認できるものを提示)
      * 各種割引、優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  国立西洋美術館
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〈戦争の惨禍〉は、スペインの芸術家フランシスコ・デ・ゴヤ (1746-1828年) が制作した版画集です。1808-14年に戦われたスペイン独立戦争に取材し、戦いの光景やその中で苦しむ民衆の姿、そして政治風刺を主題としています。ゴヤは、フランス軍の暴挙に対するスペイン民衆の抵抗という図式を超え、戦争という非常事態に生み出される様々な暴挙や愚行を驚くほど冷静に、かつ仮借なく捉えました。人間の抱える深淵なる闇の世界を抉り出している点で、時代を超越した普遍的なメッセージを放つ傑作といえるでしょう。

本連作はゴヤの存命中には公開されず、1863年になってようやく、スペインのマドリードで80点からなる初版が出版されました。国立西洋美術館は1993年度にその初版を収蔵、以降多くの場面を様々な機会に展示してきました。また2017年度には、番号が振られながら初版には含まれなかった未発表作2点も収蔵しています。しかし、これらのうち半数近い37点はこれまでに展示したことがありません。そこで本展では、連作全点と未発表作2点を合わせた計82点を披露、版画集の全像をご紹介します。

2022年2月にロシアがウクライナに侵攻し、2023年10月にイスラエルとパレスチナの間で軍事衝突が勃発したことは周知のとおりです。ゴヤが銅版に刻んだ、時に目を逸らしたくなるような悲劇は、遠い昔の出来事ではなく、我々のアクチュアルな問題でもあるのです。真理や真実、正義が歪められ、文明の闇が露呈した時、我々は何をすべきなのか、根源的な問いを投げかける作品と向かい合ってみたいと思います。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 国立西洋美術館      本展特設サイト ] 

【展覧会】国立西洋美術館|企画展 ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?──|国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ|’24年3月12日-5月12日

国立西洋トップ 240201国立西洋美術館

国立西洋美術館
企画展
ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?
── 国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ
会  期  2024年3月12日[火]- 5月12日[日]
開館時間  9:30 - 17:30
      毎週 金・土曜日 9:30 - 20:00  * 入館は閉館の30分前まで
休  館  日  月曜日、5月7日[火](ただし、3月25日[月]、4月29日[月・祝]、
      4月30日[火]、5月6日[月・休]は開館)
会  場  国立西洋美術館 企画展示室
      〠 110-0007 東京都台東区上野公園7-7
      お問合せ 050ー5541-8600(ハローダイヤル)
観覧料金  一 般 2,000円、大学生 1,300円、高校生 1,000円 ※ 中学生以下は無料。
      * 高校生以下及び18歳未満、65歳以上は無料(学生証、年齢確認できるものを提示)
      * 各種割引、優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  国立西洋美術館
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19世紀後半のフランスおよびイギリス美術と聞いて、みなさんが思い描くのは一体どんな絵画でしょうか。フランスにおけるレアリスムや印象派、あるいはイギリスのラファエル前派や唯美主義による作品が浮かんだ方も少なくないでしょう。
しかし、今日エポックメーカーとして俎上にあがる芸術運動と画家たちの背後には、常にアカデミー画家たちがおり、彼らこそが当時の画壇の主流を占め、美術における規範を体現していました。
かれらは、それぞれの国において最も権威ある美術教育の殿堂であったアカデミー ―― 1648年、フランスで創立された王立絵画彫刻アカデミーと1768年にイギリスで誕生したロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ ―― に属し、古典主義的な芸術様式を遵守した画家たちです。

しかしアカデミーの権威と伝統は、社会の急速な近代化によって揺らぎ、19世紀後半になるとアカデミスムは衰退の危機をむかえます。そんななか、アカデミーで地歩を固めた画家たちは時代の変容や新たな画派の登場に決して無関心ではありませんでした。むしろ変化に富んだ時代において、需要に応じて主題や様式、媒体を変容し制作を行いながら、アカデミーの支柱としてその伝統と歴史を後世に継承しようと努めたのです。
本小企画展では、ウィリアム・アドルフ・ブーグロー(1825-1905)やジョン・エヴァレット・ミレイ(1829-1896)をはじめとする両国のアカデミー画家たちのキャリアを辿り、多様化した主題やモティーフ、モデルに焦点をあてることで、その柔軟かつ戦略的な姿勢と彼らが率いた「もうひとつの19世紀」を浮き彫りにします。西洋美術館92 0301西洋美術館☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 国立西洋美術館
{新宿餘談}
「仕立て」は地味ながら、ずいぶんと重い問いかけをここで国立西洋美術館 している。金沢に移転した国立工芸館「
企画展 印刷/版画/グラフィックデザインの断層 1 9 5 7 - 1 9 7 9」には、編者は刃を向けられたおもいがしたが、今回は博物館(美術館をふくむ)構成者、すなわちみずからに矢を向け、暗にアーチストへも指弾の弾丸を放っている。ここはすこし立ち止まって、両館の慎重ながら厳しい指弾に耳を傾ける(テキストを読む)ときであろうが、美の饗宴に溺れているひとひとには如何であろうか。さもなければ「断層」か「陥穽」への顚落があろう。

【展覧会】太田市美術館・図書館|本と美術の展覧会vol.5|あふれる、うごめく、のめりこむ。― 絵本原画とアートの空間 ―|’24年2月23日-5月26日

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太田市美術館・図書館
本と美術の展覧会vol.5
あふれる、うごめく、のめりこむ。―絵本原画とアートの空間―
会  期  2024年2月23日[金・祝]- 5月26日[日]
休  館  日  月曜日(ただし4月29日、5月6日は開館、翌火曜日が休館)、
      2月27日、3月26日、4月23日
開催時間  午前10時 - 午後6時(展示室への入場は午後5時30分まで)
観  覧  料  500円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
会  場  太田市美術館・図書館 図書館特設コーナー
      〠 373-0026 群馬県太田市東本町16番地30 TEL 0276-55-3036
企画協力  広松由希子
協  力  NPO法人越後妻有里山協働機構 鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館、noie.cc、
      株式会社偕成社、株式会社佼成出版社、株式会社小峰書店、株式会社童心社、
      株式会社ミシマ社
主  催  太田市、一般財団法人太田市文化スポーツ振興財団
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2017年から開催してきた「本と美術の展覧会」シリーズ。その第5回は、「あふれる、うごめく、のめりこむ。-絵本原画とアートの空間-」と題して、絵本と、それ以外の領域でも独自の世界観を表現している田島征三、ミロコマチコ、舘野鴻の3人による展覧会を開催します。
人間や動物の躍動する生命を描き出す田島征三。動植物や自然の気配を伸びやかに描くミロコマチコ。丁寧な調査を経て細密に虫や自然の姿を描く舘野鴻。彼らは、生命や自然から感じ得たものをあふれんばかりに描き出し、物語ります。そうして生み出された作品には、鑑賞者・読者の知覚をうごめくように揺さぶり、作品世界にのめりこませる力があります。
本展では、近作の絵本原画に加え、田島とミロコは平面や立体作品を、舘野は絵本製作のプロセスで生まれたデッサンやメモを展示します。

< 出品作家 >
田島征三(たしま せいぞう)
1940年大阪府生まれ。1969年『ちからたろう』でブラチスラバ世界絵本原画展〈金のりんご賞〉を受賞。以来、『ふきまんぶく』『とべバッタ』『つかまえた』などの絵本で受賞多数。2009年、新潟県十日町の廃校を集落の人たちとともに再生し「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」を開設。絵本や絵画の他、流木や木の実などの自然物による作品を制作。また、鉄彫刻にも挑戦し、広東南海大地の芸術祭2022(中国)に出品。

ミロコマチコ
1981年大阪府生まれ。絵画制作をおこなう傍ら、2012年にデビュー作の絵本『オオカミがとぶひ』で日本絵本賞大賞を、2015年に『オレときいろ』でブラチスラバ世界絵本原画展〈金のりんご賞〉を受賞するなど、国内外で受賞多数。絵本、装画、絵画、立体、ライブペインティングなど多岐に渡る創作活動をおこなう。2019年より南の島に移住して初の絵本となる『みえないりゅう』を2023年に出版。

舘野鴻(たての ひろし)
1968年神奈川県生まれ。幼少期より熊田千佳慕に師事。札幌学院大学在学中に昆虫採集をしながら、演劇、舞踏、音楽に没頭。その後、生物調査の報告書や図鑑などの挿絵として野生生物を描き、徹底した調査に基づいて細密に描かれた初の絵本『しでむし』を2009年に出版。『つちはんみょう』で小学館児童出版文化賞を受賞。エッセイ「命は描けるか」、小説『ソロ沼のものがたり』など執筆多数。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 太田市美術館・図書館

【展覧会】茨城県近代美術館|企画展 英国キュー王立植物園|おいしいボタニカル・アート 食を彩る植物のものがたり|’24年2月23日-4月14日|

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企画展 英国キュー王立植物園
おいしいボタニカル・アート 食を彩る植物のものがたり
開催期間  2024年2月23日[金・祝]- 4月14日[日]
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入場は 午後4時30分 まで) 
休  館  日  3月18日[月]、3月25日[月]、4月1日[月]、4月8日[月]
入  場  料  一 般 1,210円/満70歳以上 600円/高大生 1,000円/小中生 490円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
会  場  茨城県近代美術館
      〠 茨城県水戸市千波町東久保666-1 TEL 029-243-5111
主  催  茨城県近代美術館
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E331-4445ウィリアム・フッカー 《リンゴ「デヴォンシャー・カレンデン」》
1818年 個人蔵 Photo Michael Whiteway
OLYMPUS DIGITAL CAMERAウィリアム・フッカー 《ブドウ「レザン・ド・カルム」》
1818年 個人蔵 Photo Michael Whiteway
E331-4449ピエール・アントワーヌ・ポワトー 《ビター・オレンジ》
1807-35年 個人蔵 Photo Michael Whiteway

花や薬草など植物を緻密に描いて記録する植物画、ボタニカル・アート。18世紀来のイギリス王室ゆかりの庭園で、世界有数の植物や菌類の研究機関でもある英国キュー王立植物園は、数世紀にわたって世界中で植物を採集し、その情報をボタニカル・アートとして記録し、蓄積してきました。本展では22万点に及ぶボタニカル・アートのコレクションを誇るキュー王立植物園の協力のもと、野菜や果物、茶、コーヒー、ハーブ、スパイスといった食用の植物を描いたボタニカル・アートを紹介します。そして、ティー・セットやカトラリー、家具、18世紀頃の古いレシピやヴィクトリア朝の主婦のバイブル『ビートン夫人の家政読本』(1861年刊)などの資料とともに、18~19世紀に貿易大国として世界に君臨したイギリスの歴史や食文化、生活様式をひもときます。本展は、食を彩る植物の様々な“ものがたり”をたどりながら、科学と芸術の融合であり、目のご馳走でもある「おいしいボタニカル・アート」の豊かな世界をお楽しみいただく企画展です。

< 見どころ >
❖ ボタニカル・アート   ―サイエンスとアート、理性と感性のケミストリー
花や植物を緻密に描くボタニカル・アート(植物画)は、薬草学や植物学の科学的研究を目的として、カメラがない時代に植物を視覚的に記録するツールとして発展しました。ボタニカル・アートは、まずは科学的な正確さが求められますが、「絵」として鑑賞に堪えうる高い芸術性を備えたものが少なくありません。優れた植物画家が精魂込めて描いたボタニカル・アートは、科学的客観性においても芸術的香気においても観る者を驚嘆させ、感動させることが可能なのです。
ボタニカル・アートというとまず花の絵が思い浮かびますが、本展では、野菜や果物、茶、コーヒー、ハーブ、スパイスなど、食用になる植物に焦点を当てて、キュー王立植物園のボタニカル・アート・コレクションから厳選した、目のご馳走ともいうべき「おいしいボタニカル・アート」を紹介いたします。
❖ 食と植物がものがたるイギリスの歴史と文化
紅茶が国民的飲料になる以前にイギリスで一世を風靡したコーヒー・ハウス(コーヒー)、紅茶大国イギリスの誕生と優雅なアフタヌーン・ティー文化(チャの木)、イギリスとボルドー・ワインとの関係(ブドウ)など、イギリスは食と植物にまつわる興味深いストーリーに事欠きません。古くからイギリスで愛されてきた野菜や果物から、貿易大国として世界に進出ししていく過程で入手した植物まで、イギリスの社会や世界の歴史を動かしてきた様々な植物のものがたりをひもときます。
❖ ジョージ王朝のティー・タイム&ヴィクトリア朝の食卓の風景
ジョージ王朝時代(1714~1837)のティー・セッティングや、続くヴィクトリア朝のダイニング・テーブルの再現展示を行います。中産階級が台頭し、女性たちを中心に家庭でお茶を飲む習慣が広まった時期のティー・セッティングや、器、カトラリー、グラス等、それぞれのテーブルウェアの個性を活かした豪華なテーブル・セッティングをご覧いただきながら、産業革命を経て大英帝国として繁栄を極めていく時代の喫茶や食の風景を身近に感じていただきます。また、18世紀頃の古いレシピやヴィクトリア朝の大ベストセラーで主婦のバイブル『ビートン夫人の家政読本』などイギリスの食に関連した資料も展示します。

❖ 英国キュー王立植物園とは?
E331-4453     英国キュー王立植物園
     ©The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew

1841年に開園したキュー王立植物園(Royal Botanic Gardens, Kew 以下キュー)はイギリス王室ゆかりの庭園であると同時に、植物学の分野では世界屈指の研究機関でもあります。ロンドン南西部に広がる132haの広大な敷地内には3万種以上の植物が植えられ、約22万点のボタニカル・アート、700万点以上の植物標本という膨大なコレクションを収蔵しています。キューは、数世紀にわたって世界中にプラントハンターを派遣して植物を採集し、その情報をボタニカル・アートとして記録し、蓄積してきました。現在、キューは名実ともに世界最大級の植物園であり、2003年にはユネスコ世界遺産に登録されています。

※ 作品画像は 茨城県近代美術館 より拝借したものです。二次引用などはご遠慮ください。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。

[ 詳 細 : 茨城県近代美術館

【展覧会】東京ステーションギャラリー|生誕120年 安井仲治 僕の大切な写真|’24年2月23日-4月14日|終了

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東京ステーションギャラリー
生誕120年 安井仲治 僕の大切な写真
会  期  2024年2月23日[金・祝]- 4月14日[日]
休  館  日  月曜日[4/8は開館]
開館時間  10:00-18:00  * 入館は それぞれ 閉館30分前 まで
      * 金曜日は 20:00 まで開館
会  場  東京ステーションギャラリー
      〠 100-0005 東京都千代田区丸の内1-9-1 TEL : 03-3212-2485
入  館  料  当日・個人 一 般 1,300円、高校・大学生 1,100円、中学生以下 無 料
      * 各種割引、優待情報などは 下掲詳細 参照
協  力  銀遊堂、PGI、株式会社アフロ
主  催  東京ステーションギャラリー(公益財団法人東日本鉄道文化財団)、共同通信社
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近代写真の金字塔。「安井仲治」を知らずに日本の写真は語れない!
日本写真史において傑出した存在として知られる安井仲治(やすいなかじ/1903-1942)の20年ぶりとなる回顧展。大正・昭和戦前期の日本の写真は、アマチュア写真家たちの旺盛な探求によって豊かな芸術表現として成熟していきました。この時期を牽引した写真家の代表格が安井仲治です。安井は38歳で病没するまでの約20年という短い写歴のあいだに、驚くほど多彩な仕事を発表しました。その作品は同時代の写真家をはじめ、土門拳や森山大道など後世に活躍した写真家たちからも掛け値なしの称賛を得ています。

写真はこんなにも自由なんだ! 多彩なバリエーションとインサイトが光る、安井の代表作が集結
安井はさまざまな被写体にカメラを向け、多岐にわたる技術や表現様式に果敢に取り組みました。しかし、それらの写真は世界に対する透徹した態度と感受性に貫かれています。なんでもない景色のなかに「世界の秘密」を発見した驚きと興奮。小さく、醜く、一顧だにされないものにさえ注がれる慈しみのまなざし。安井が「見たもの」に思いを馳せ「見せたもの」に浸るとき、私たちの内にはさまざまな思考と感情が去来することでしょう。安井の写真には100年の時を超えてなお私たちを惹きつける魅力があるのです。本展は200点以上の出展作品を通じて安井仲治の全貌を回顧するものです。戦災を免れたヴィンテージプリント約140点、ネガやコンタクトプリントの調査に基づいて制作されたモダンプリント約60点のほか、さまざまな資料を展示。安井の活動を実証的に跡付け、写真の可能性を切りひらいた偉大な作家の仕事を現代によみがえらせます。

安井仲治はなぜ “すごい” のか? 傑出した表現のヒミツ
安井仲治は大阪に生まれ、18歳で関西の名門・浪華写真俱楽部に入会。写真家としてまたたく間に頭角を現わし、日本全国にその名が知られる存在になりました。欧米の先進的な写真表現や理論をいちはやく受容し理解した安井は、それらを換骨奪胎することで新しい表現を次々に生み出していったのです。しかし、当時の写真界で安井が傑出した理由はそれだけではありません。独自の被写体を見出す感性こそ、余人をもって代えがたい安井の魅力だと言えるでしょう。混沌とした世界の一隅にカメラを向け、そこに隠された美を抽出する安井の卓越したセンスは、日本全国のアマチュア写真家たちから高い評価を受けました。さらに戦前日本写真界のフロントラインをひた走った安井の表現は、のちに森山大道や福島辰夫などの名だたる写真家や評論家・写真史家を瞠目させます。こうして安井仲治の名は日本写真史に刻まれることになったのです。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京ステーションギャラリー
[ 参 考 : 活版アラカルト〔展覧会〕愛知県美術館|生誕120年 安井仲治 YASUI NAKAJI : PHOTOGRAPHS|’23年10月6日-11月27日|終了 ]
[ 参 考  : 活版アラカルト〔展覧会〕兵庫県立美術館|特別展 生誕120年 安井仲治|’23年12月16日-’24年2月12日|終了 ]

【展覧会】東京ステーションギャラリー|生誕120年 安井仲治 僕の大切な写真|’24年2月23日-4月14日|終了

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東京ステーションギャラリー
生誕120年 安井仲治 僕の大切な写真
会  期  2024年2月23日[金・祝]- 4月14日[日]
休  館  日  月曜日[4/8は開館]
開館時間  10:00-18:00
      * 金曜日は 20:00 まで開館  * 入館は それぞれ 閉館30分前 まで
会  場  東京ステーションギャラリー
      100-0005 東京都千代田区丸の内1-9-1 TEL : 03-3212-2485
入  館  料  当日・個人 一 般 1,300円、高校・大学生 1,100円、中学生以下 無 料
      * 各種割引、優待情報などは 下掲詳細 参照
協  力  銀遊堂、PGI、株式会社アフロ
主  催  東京ステーションギャラリー[公益財団法人東日本鉄道文化財団]
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近代写真の金字塔。「安井仲治」を知らずに日本の写真は語れない!
日本写真史において傑出した存在として知られる安井仲治(やすいなかじ/1903-1942)の20年ぶりとなる回顧展。大正・昭和戦前期の日本の写真は、アマチュア写真家たちの旺盛な探求によって豊かな芸術表現として成熟していきました。この時期を牽引した写真家の代表格が安井仲治です。安井は38歳で病没するまでの約20年という短い写歴のあいだに、驚くほど多彩な仕事を発表しました。その作品は同時代の写真家をはじめ、土門拳や森山大道など後世に活躍した写真家たちからも掛け値なしの称賛を得ています。

写真はこんなにも自由なんだ! 多彩なバリエーションとインサイトが光る、安井の代表作が集結
安井仲治はさまざまな被写体にカメラを向け、多岐にわたる技術や表現様式に果敢に取り組みました。しかし、それらの写真は世界に対する透徹した態度と感受性に貫かれています。なんでもない景色のなかに「世界の秘密」を発見した驚きと興奮。小さく、醜く、一顧だにされないものにさえ注がれる慈しみのまなざし。安井が「見たもの」に思いを馳せ「見せたもの」に浸るとき、私たちの内にはさまざまな思考と感情が去来することでしょう。安井の写真には100年の時を超えてなお私たちを惹きつける魅力があるのです。
本展は200点以上の出展作品を通じて安井仲治の全貌を回顧するものです。戦災を免れたヴィンテージプリント約140点、ネガやコンタクトプリントの調査に基づいて制作されたモダンプリント約60点のほか、さまざまな資料を展示。安井の活動を実証的に跡付け、写真の可能性を切りひらいた偉大な作家の仕事を現代によみがえらせます。

安井仲治はなぜ “すごい” のか? 傑出した表現のヒミツ
安井仲治は大阪に生まれ、18歳で関西の名門・浪華写真俱楽部に入会。写真家としてまたたく間に頭角を現わし、日本全国にその名が知られる存在になりました。欧米の先進的な写真表現や理論をいちはやく受容し理解した安井は、それらを換骨奪胎することで新しい表現を次々に生み出していったのです。
しかし、当時の写真界で安井が傑出した理由はそれだけではありません。独自の被写体を見出す感性こそ、余人をもって代えがたい安井の魅力だといえるでしょう。混沌とした世界の一隅にカメラを向け、そこに隠された美を抽出する安井の卓越したセンスは、日本全国のアマチュア写真家たちから高い評価を受けました。さらに戦前日本写真界のフロントラインをひた走った安井の表現は、のちに森山大道や福島辰夫などの名だたる写真家や評論家・写真史家を瞠目させます。こうして安井仲治の名は日本写真史に刻まれることになったのです。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京ステーションギャラリー

【展覧会】徳川美術館・名古屋市蓬左文庫|特別公開 千利休 泪の茶杓|’24年2月23日-3月3日|終了

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徳川美術館・名古屋市蓬左文庫
特別公開
千利休 泪の茶杓
会  期  2024年2月23日[金]- 3月3日[日]
開館時間  午前10時 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
休  館  日  月曜日 
観  覧  料  一 般 1,600円 ・ 高 大 生 800円 ・ 小 中 生 500円
       * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
会  場  徳川美術館
      〠 461-0023 名古屋市東区徳川町1017 TEL 052-935-6262
主  催  徳川美術館・名古屋市蓬左文庫
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今年も 利休忌 にあわせて「泪の茶杓」を特別公開いたします。
天正19年(1591)、豊臣秀吉に切腹を命ぜられた千利休が、自ら削って最後の茶会に用い、
のちに古田織部に与えられた、と伝えられる茶杓です。
織部が長方形の窓をあけた筒をつくり、
その窓を通してこの茶杓を位牌代わりに拝んだと伝えられています。
堺の商家に生まれ、戦の絶えない時代の中、戦国の武将たちと相まみえながら
茶の湯の道に生きた利休に思いを馳せてご覧いただければと存じます。

※ 利休忌/千利休の命日が旧暦2月の28日。
  新暦の現在の「利休忌」は、3月27日、28日に京都の大徳寺で行われている。
※ 下掲詳細公式サイトを確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 徳川美術館・名古屋市蓬左文庫 ]   { 活版アラカルト 既出まとめ }

【展覧会】宮沢賢治記念館|特別展 山男の四月|’24年2月23日-5月6日

宮澤賢治記念館

宮沢賢治記念館
特別展 山男の四月
開催期間  令和6年(2024年)2月23日[金]- 5月6日[月]
開催場所  宮沢賢治記念館  特別展示室
      〠 025-0011 岩手県花巻市矢沢1地割1番地36
      電話:0198-31-2319 ファクス:0198-31-2320
開館時間  午前8時30分-午後5時(午後4時30分までに入館ください)
休  館  日  12月28日から1月1日まで(年末年始のみ休館)
交通案内  東北新幹線、JR釜石線 新花巻駅より2キロメートル、車で3分
      JR東北本線、釜石線 花巻駅より8キロメートル、車で15分
入  館  料  一 般 350円、高校生・学生 250円、小学生・中学生 150円

      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
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「山男の四月」は生前に発表された唯一の童話集『注文の多い料理店』に所収されている作品の一つです。9編からなる童話集の原稿は残念ながら現存しませんが、「山男の四月」ついては初期形といわれる手入れ草稿11枚が残っており、構想の様子をみることができます。童話集に載っている発表形と比較しながら作品の魅力に迫ります。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 花巻市 宮沢賢治記念館

【展覧会】細見美術館|空間を彩る屛風 ― 広がる大画面 ―|’24年2月20日-4月14日|千穐楽

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細見美術館
空間を彩る屛風
― 広がる大画面 ―
会  期   2024年2月20日[火]- 4月14日[日]
        [前 期]  2月20日[火]- 3月17日[日]
        [後 期]  3月19日[火]ー 4月14日[日]
所  在  地  細見美術館 Hosomi Museum
      〠 606-8342 京都市左京区岡崎最勝寺町6-3 TEL 075-752-5555
開館時間   午前10時 - 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
休  館  日  毎週月曜日
入  館  料  一 般 1,400円  学生 1,100円
      * 各種割引、優待条件などは 下掲詳細 参照
主  催  細見美術館 京都新聞
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「屛風」は間仕切りや風よけとして用いられてきた調度です。折り畳むことができるため 移動や収納に便利であり、また、折り方によって区切る形や広さも自在であるため実用性の高いものとして愛用されました。
そして、屛風の多くには絵が描かれました。絵の内容により、置かれた空間に意味を持たせたり、場を美しく装飾するなど、空間演出に用いられるようになります。
屛風絵は、バラエティに富む画題やさまざまな様式で多くの絵師によって手掛けられてきました。ジグザグに置いて使う横長の画面は絵師にとって挑戦であったに違いありません。
この展覧会では空間を彩ってきた屛風を紹介します。現代の生活ではあまり目にすることのなくなった屛風ですが、私たちが部屋の模様替えをして楽しむように、また、私たちを今いる場所から別の世界へと導いてくれる魅力的な絵画として鑑賞していただければ幸いです。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 細見美術館 Hosomi Museum

【展覧会】国立能楽堂|国立能楽堂開場40周年記念収蔵資料展|収蔵資料名品展|’24年1月6日-3月23日|終了乍蹔

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国立能楽堂
国立能楽堂開場40周年記念収蔵資料展
収蔵資料名品展
期  間  令和6年1月6日[土]- 3月23日[土]
         前 期 1月 6 日[土]- 2月18日[日]
         後 期 2月20日[火]- 3月23日[土]
         前期展示出品リスト( 日本語PDF ▶ ダウンロード ) 
時  間  午前11時 - 午後5時
休  室  日  月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日休室)・1月22日-2月15日
      * 国立能楽堂主催による下記の夜公演をご鑑賞のお客様は、
       開場から休憩時間終了時まで展示をご覧頂くことができます。
       1月19日、2月29日、3月15日
主  催  独立行政法人日本芸術文化振興会
      国立能楽堂 資料展示室
      〠 151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1 電話 03-3423-1331
入場無料
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国立能楽堂が開場から現在まで収集した能楽資料の中から、収蔵後の継続的な調査・研究によって新たな事実が判明した名品を中心に、その調査報告と共に展示します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上、ご観覧を
[ 詳 細 : 国立能楽堂 資料展示室 ]
[ 参 考 : 公益社団法人 能楽協会公式チャンネル YouTube  初心者向け 能・狂言 解説映像「能楽堂へようこそ」 13:53 ]

この{活版印刷アラカルト}のウェブページは、限度ギリギリの長尺ブログになっています。そのためお手数ながら、ときおり、とりわけ動画類を閲覧後は「ページ画面を更新」していただくと、次回からもスムーズなスクロールと閲覧をお楽しみいただけます。また活版アラカルトの二枚目以降のページにも、一枚目に納めきれなかった魅力的な記事が満載。閲覧を強力推奨いたします。

【展覧会】関西学院大学博物館|平常展:校歌制定90周年 《空の翼》展|特集陳列:井原西鶴没後330年記念 関西学院大学図書館所蔵西鶴貴重本展|’24年2月19日-4月20日|

関西学院大学2024年2月平常展

関西学院大学博物館
平常展 校歌制定90周年 《空の翼》展
特集陳列 井原西鶴没後330年記念 関西学院大学図書館所蔵西鶴貴重本展
会  期  2024年2月19日[月]- 4月20日[土]
         前期展示:2月19日[月]- 3月19日[火]
         後期展示:3月22日[金]- 4月20日[土]* 特集陳列は展示替えがあります
休  館  日  日曜日、祝日、3月21日[木]
開館時間  9:30 - 16:30(入館は 16:00 まで)
会  場  関西学院大学博物館(時計台2階展示室)
      〠 662-8501 兵庫県西宮市上ケ原一番町1-155 TEL 0798-54-6054
入館無料
──────────────────────
関西学院大学博物館は年に数回、学院の歴史をご紹介する「平常展」という展覧会を開催しています。博物館を訪れてくださる皆さまとともに本学が歩んできた道のりを振り返り、未来を築く礎としたいと考えています。
関西学院校歌《空の翼》は2023年度で制定から90周年を迎えました。これを記念し本展では《空の翼》関連資料をその誕生までの道のりとともにご紹介します。関西学院OBで日本を代表する作曲家の一人である山田耕筰の自筆譜や詩人・北原白秋の自筆原稿がいちばんの見どころです。併せて、特集陳列では、関西学院大学図書館が収蔵する井原西鶴の貴重本をお見せします。
展示室には完成当初の時計台にタイムスリップしたかのような写真を撮ることができる撮影スポットを設置しました。ぜひお楽しみください!

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 関西学院大学博物館

【展覧会】東京都 庭園美術館|開館40周年記念 旧朝香宮邸を読み解く A to Z|’24年2月17日-5月12日

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東京都 庭園美術館
開館40周年記念
旧朝香宮邸を読み解く A to Z
会  期  2024年2月17日[土]- 5月12日[日]
会  場  東京都庭園美術館(本館+新館)
      東京都港区白金台5-21-9 ハローダイヤル 050-5541-8600
休  館  日  毎週月曜日
      * ただし4月29日・5月6日は開館、4月30日[火]・5月7日[火]は休館
開館時間  10:00 - 18:00(入館は閉館の30分前まで)
      * 2024年3月22日㈮、23日㈯、29日㈮、30日㈯は 夜間開館のため 20:00まで開館
       (入館は19:30まで)
観  覧  料  オンラインによる日時指定制です
      一 般 1,400円、大学生 1,120円、中学生・高校生 700円、65歳以上 700円
      * 関連イベント情報、チケット割引、優待情報などは下掲詳細参照
主  催  公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館
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この館(やかた)に込められたキーワードを拾い集め、解き明かす
旧朝香宮邸 ──。1933年(昭和8)に竣工したこの建物は、皇族・朝香宮家の邸宅として、または外務大臣・首相の公邸や迎賓館として、時代とともに役割を変えて様々な顔を見せながらも、今日たくさんの方々をお迎えしています。
建設当初の姿を留めた旧朝香宮邸は、現在では特別で豊かな時間をお楽しみいただける美術館という一面のみならず、国指定の重要文化財という特性も兼ね備え、活用と保存の両輪を成した存在と言えます。
開館40周年を記念して開催する本展は、改めて旧朝香宮邸をじっくりと読み解く趣旨の展覧会です。これまで培った調査や研究をもとに、建築技法、建設に携わった人々、室内意匠や素材、各時代にまつわるエピソード等、アルファベットのAからZを頭文字に持つキーワードをピックアップして解説し、新たな見どころや魅力を来館者に発見していただきたいと思います。

今回、可能な限り建築空間との対話ひとつひとつを大切に考えていきます。今までに来館されたことがある方も、まだ見たことがない! という方も、この機会にぜひご来館いただき、建築そのものを存分にご堪能ください。そして当館の活動へのご理解を深めていただけるきっかけになれたら嬉しく思います。

< HIGHLIGHTS-みどころ >
◆ 1.竣工から90年、時を刻んだ空間を巡る楽しさ
朝香宮家の邸宅として誕生して90年、東京都庭園美術館として開館してから40年の月日が経過しました。時間の流れとともにこの建物の歴史や関わった人の想いは重なり、今、それから未来へと繋がる礎になりつつあります。
そこで改めて旧朝香宮邸を見つめ直す試みとして、「Art Deco」「Bathroom」等… 空間に散りばめられたキーワードを解説しながら導く構成で館内を回っていただきます。
それはあたかも旧朝香宮邸の辞書を引いて紡いでいくような体験。 旧朝香宮邸に関する基本情報から今までなかなか紹介するチャンスがなかった内容まで、調査や取り組みの一端を紹介します。
◆ 2.実はあまり見る機会がない、素のままの旧朝香宮邸
普段の旧朝香宮邸について、展示ケースや仮設の壁面の設置、家具・調度品を配した再現展示等、美術館の展示室として活用している部分を主にご覧いただいています。これは当館の本館として最も重要な役割です。
今回の展覧会はその部分の役目を一度脇に置いて、敢えてあるがままの旧朝香宮邸を知っていただく機会とします。ウインターガーデンをはじめ、観覧可能なエリアを公開します。
実は私たちスタッフ職員も素の状態はあまり見ることがありません。そこにはどんな光景が潜んでいるのでしょうか。じっくりと味わってみてください。
◆ 3.現代作家の視点に委ねて旧朝香宮邸を読み解いてみる
伊藤公象(1932-)と須田悦弘(1969-)をゲストアーティストに迎え、本館内や庭園で、旧朝香宮邸をさらに深く読み解く手がかりとなるようなインスタレーションを展開します。作品と空間そして歴史とが呼応した瞬間、旧朝香宮邸の新たな視点や見え方が舞い込むかも知れません。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京都庭園美術館 ]

【展覧会】目黒区美術館|広がるコラージュ / 同時開催 IIDA 101 飯田善國|’24年2月17日-3月24日|終了

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目黒区美術館
広がるコラージュ / 同時開催 IIDA 101 飯田善國
会  期  2024年2月17日[土]- 3月24日[日]
休  館  日  月曜日 
時  間  10:00 - 18:00(入館は 17:30 まで)
観  覧  料  一 般 700円、大高生・65歳以上 550円、中学生以下 無 料
      * 各種割引、優待情報などは下掲詳細参照。
主  催  公益財団法人目黒区芸術文化振興財団 目黒区美術館
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20240124205026_00003☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

◉ 広がるコラージュ 展示内容
コラージュは、「糊で貼り付ける」という意味のフランス語(coller)から派生した言葉で、身近にある様々な素材を切り取り、組み合わせる手法です。この手法が新しい芸術表現のジャンルとして価値づけられたのは、1912年にフランスでパブロ・ピカソやジョルジュ・ブラックによって油彩画に布や紙片が貼り付けられた作品が制作されたのがきっかけといわれています。
日本では、西洋美術の前衛的な表現を積極的に学んだ大正時代以降に発展し、様々な作品が作られてきました。20世紀よりもはるか以前から存在していたコラージュという行為は、従来の芸術表現を問い直す機運の中で再発見されてきたと考えられます。次第に、技法を示す言葉の意味の範疇を越えて、多様な広がりをもって制作に用いられるようになり、現在では、その発想を読み取れる作品が数多く存在することに気づかされます。
本展では、当館のコレクションより、コラージュによって作られた作品のほか、その発想に基づいて多様なイメージやテクスチャーを引用し組み合わせた作品を紹介し、その手法と表現を掘り下げます。

1.色、かたち、デザイン
素材がもともと持つ質感、模様、色、かたちなどの違いや、平面性を生かしたグラフィカルな作品など、デザインの手法としてコラージュを用いた作品を紹介します。
2.異質なイメージの組み合わせ
既存のイメージをもとの文脈から切り取り、新たに全く異質なイメージと同居させることで、比喩や象徴、幻想や夢のような世界を表現した作品もコラージュとして捉えられます。
3.異質なテクスチュアの組み合わせ
木、段ボール、縄、糸、コンクリート、紙粘土など様々な素材を用いて制作された作品を紹介します。これらの作品は、従来の絵画表現を打ち破ろうとする気概やエネルギーに溢れています。

※ 入館のための日時指定予約は必要ありません。開館時間内に直接お越しください。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 目黒区美術館 ]

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【展覧会】静嘉堂文庫美術館|岩﨑家のお雛さま|’24年2月17日-3月31日|

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静嘉堂文庫美術館
岩﨑家のお雛さま
Hina Dolls of the Iwasaki Family
会  期  2024年2月17日[土]- 3月31日[日]
開催場所  静嘉堂@丸の内(明治生命館 1 階)
      〠 100-0005 東京都千代田区丸の内 2-1-1 明治生命館 1 階
休  館  日  月曜日(ただし 3月4日[月]はトークフリーデーとして開館)
開館時間  午前10時 - 午後5時   * 入館は閉館の 30分前 まで
      (毎週土曜日は 18:00 まで開館、第 4 水曜日は 20:00 まで開館)
入  館  料  日時指定予約 優先入館。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
      一  般  1,500 円、 大学・高校生  1,000 円、 中学生以下  無 料
お問合せ  TEL 050-5541-8600(ハローダイヤル)
主  催  静嘉堂文庫美術館(公益財団法人静嘉堂)
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3 月 3 日は雛祭り。今年も丸の内で、かわいらしいお雛さまやお人形をご覧いただきます。
三菱第四代社長・岩﨑小彌太(1879-1945)が孝子夫人(1888-1975)のために京都の人形司・丸平大木人形店で誂えた「岩﨑家雛人形」。その内裏雛は、白くつややかな丸いお顔が愛らしい稚児雛(ちごびな)です。小彌太の本邸客間を飾った雛人形は戦後散逸しましたが、2018 年、桐村喜世美氏により静嘉堂文庫美術館に揃って寄贈され、里帰りをはたしました。
本展では、小彌太の還暦を祝し、丸平に特注した 61 人に及ぶ「木彫彩色御所人形」や丸平文庫が所蔵する岩﨑家旧蔵の御所人形を展示するほか、岩﨑家ゆかりの「白綸子地松竹梅鶴模様打掛」(個人蔵)を初公開。重要文化財 野々村仁清「色絵吉野山図茶壺」など、春にちなんだ優品もお楽しみください。
◎ 国宝《曜変天目(稲葉天目)》も出品いたします。

< 展覧会の見どころ >
① 岩﨑家が注文した 京都・丸平大木人形店の五世大木平藏による「岩﨑家雛人形」と
 「木彫彩色御所人形」が勢揃いします。
② 京都・丸平文庫より、岩﨑家がかつて所蔵した
 「御所人形 お福の花見」(五世大木平藏、昭和時代 20 世紀)などを特別出品。
③ 岩﨑家ゆかりの「白綸子地松竹梅鶴模様打掛」などを初公開するほか、
 上巳の節句にふさわしい華やかな名品・優品を展示します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 静嘉堂文庫美術館  公式チケットオンライン予約〔 静嘉堂@丸ノ内 〕]

【展覧会】美術館「えき」KYOTO|イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき|’24年2月17日-3月29日|

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美術館「えき」KYOTO
イッタラ展
フィンランドガラスのきらめき
Iittala ── Stars of Finnish Glass
会  期  2024年2月17日[土]- 3月29日[金]  ※会期中無休
会  場  美術館「えき」KYOTO
      〠 600-8555 京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町
      ジェイアール京都伊勢丹7階隣接 TEL:075 (352) 1111 (大代表)   
開館時間  午前10時 - 午後7時30分  * 入館締切 閉館30分前
休  館  日  展示入替期間
入  館  料  当日・個人・税込 * 各種割引、優待情報などは下掲詳細参照
      一 般 1,000円、 高・大学生 800円、 小・中学生 600円
特別協力  Iittala
主  催  美術館「えき」KYOTO、京都新聞、フィンランド・デザイン・ミュージアム、朝日新聞社
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フィンランドを代表するライフスタイルブランド、イッタラ。1881年にフィンランド南部のイッタラ村に設立されたガラス工場からスタートした同ブランドは、アルヴァ・アアルトやカイ・フランクらフィンランドデザインの発展を牽引した建築家やデザイナーとともに歩んできました。美しさと機能性をすべての人へ提供するという彼らの思想のもと送り出されてきたプロダクトは、今なお世界中で愛されつづけています。

本展はイッタラ創立140周年を記念し、フィンランド・デザイン・ミュージアムが2021年に開催した展覧会を再構成し、さらに日本展ではイッタラと日本の関係に焦点を当てた章を加えて開催します。イッタラの歩みを象徴する20世紀半ばのクラシックデザインからモダンデザインのガラスを中心に、陶器や磁器、映像やインスタレーションを交え、作品や資料を通して、その技術と哲学、デザインの美学に迫ります。
イッタラのプロダクトの歴史を見れば、一つのブランドとしての枠組みを超えて、デザイン史、フィンランドの文化と社会情勢、人々のライフスタイルの変化などの背景と深くむすびついていることが明らかになるでしょう。時代を超えて今なお多面的に輝き続けるイッタラの世界を是非ご堪能ください。

※ 巡回会場と展示数が異なります。

■「イッタラ展」販売コーナー
会場出口の販売コーナーに、展覧会公式図録、限定アイテムなど多数取り揃えております。
※ 本展は、販売コーナーのみのご利用、また販売コーナーから展覧会会場への再入場はできません。
※ 一度、展覧会会場を出られますと、再入場できません。予めご了承ください。

※ 本展覧会は事前予約不要ですが、混雑状況により入館をお待ちいただく場合があります。
※ 下掲公式詳細サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 美術館「えき」KYOTO  「イッタラ展」展覧会公式WEBサイト 

【展覧会】茨城県天心記念五浦美術館|企画展 水底に群れ、水面に集う|’24年2月17日-4月14日|終了

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茨城県天心記念五浦美術館
企画展 水底 – みなぞこ – に群れ、水面 – みなも – に集う
会  期  2024年(令和6年)2月17日[土]- 4月14日[日]
休  館  日  月曜日
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入場は 午後4時30分 まで)
会  場  茨城県天心記念五浦美術館
      〠 319-1703  茨城県北茨城市大津町椿2083  TEL 0293-46-5311
入  場  料  一 般 320円 / 満70歳以上 160円 / 高大生 210円 / 小中生 150円
      * 身体障害者手帳等提示の方、および付き添いの方(1人まで)は無料
      * 各種割引、優待情報などは下掲詳細参照。
主  催  茨城県天心記念五浦美術館
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本展覧会は、魚、水鳥、水棲生物などをテーマとした展覧会です。身近な魚類や目にする機会の多い水鳥などは、日本美術において、古くから画題となってきましたが、明治時代以降は水族館の実現、また写真や映像技術の発達などによる新しい視覚体験により、画家たちは更なる多様な水棲生物を描きました。自然の中でたくましく生きる生物に対して、画家たちは特別な眼差しを注ぎ、ときに畏敬の念すら抱いています。
本展では、茨城県近代美術館の所蔵作品を中心に、横山大観や木村武山など五浦の作家をはじめ、河童など自然の中に住む精霊たちを描いた小川芋銭うせん、霞ケ浦とそこに育まれる生命を描き続けた小林巣居人そうきょじん・恒岳こうがくなどによる日本画を展示します。

※ 感染症対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 茨城県天心記念五浦美術館

【展覧会】川崎市岡本太郎美術館|第27回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)展|’24年2月17日-4月14日|終了

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川崎市岡本太郎美術館
第27回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)展
会  期  2024年2月17日[土]- 4月14日[日]
会  場  川崎市岡本太郎美術館 企画展示室
      〠 214-0032 川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内
      TEL 044-900-9898 FAX 044-900-9966
開館時間  9:30 - 17:00(入館は 16:30 まで)
休  館  日  月曜日、3月21日[木]
観  覧  料  一般 700円、高・大学生・65 歳以上 500円、中学生以下 無 料
      * 本料金で常設展もご覧いただけます。
同時開催  常設展「人のかたち:岡本太郎の人体表現」
      会 期:1月20日[土]- 4月14日[日]
主  催  川崎市岡本太郎美術館、公益財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団
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時代に先駆けて、たえず新たな挑戦を続けてきた岡本太郎。
岡本太郎現代芸術賞は、岡本の精神を継承し、自由な視点と発想で、現代社会に鋭いメッセージを突きつける作家を顕彰するべく設立されました。
今年で27回目を迎える本賞では、621点の応募があり、創造性あふれる22組の作家が入選を果たしました。
21世紀における芸術の新しい可能性を探る、意欲的な作品をご覧ください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 川崎市岡本太郎美術館

【展覧会】SOMPO美術館|FACE展2024|’24年2月17日-3月10日|終了

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SOMPO美術館
FACE展2024
会  期  2024年2月17日[土]- 3月10日[日]
会  場  SOMPO美術館 〠 160-8338 東京都新宿区西新宿1-26-1
休  館  日  月曜日 * 祝日・振替休日の場合は開館
開館時間  午前10時 - 午後6時(最終入館は 午後5時30分 まで)
観  覧  料  一 般 700円、 高校生以下 無料
      * 各種割引、優待情報などは、下掲詳細参照。
主  催  SOMPO美術館、読売新聞社
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第12回目となる現代絵画のコンクール展です。「年齢・所属を問わない新進作家の登竜門」として、全国より応募された作品から入選・受賞した作品を展示します。様々な技法やモチーフで時代の感覚を捉えた「真に力があり、将来国際的にも通用する可能性を秘めた」作品をお楽しみください。観覧者投票によるオーディエンス賞も授与します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご参加を
[ 詳 細 : SOMPO 美術館

【展覧会】國學院大學博物館|企画展 榧園好古図譜|ー北武蔵の名家・根岸家の古物 -たから-|’24年2月17日-4月14日|

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國學院大學博物館
企画展
榧園好古図譜 -ひえんこうこずふ- ー北武蔵の名家・根岸家の古物 -たから-
会  期  令和6 (2024) 年2月17日[土]- 4月14日[日]
会  場  國學院大學博物館 企画展示室
      〠 150-8440 東京都渋谷区東4-10-28 TEL : 03-5466-0359
      〔國學院大學渋谷キャンパス内 学術メディアセンター 地下1階 國學院大學博物館〕
開館時間  10時 - 18時(最終入館 17時30分)
休  館  日  毎週月曜日(祝日は開館)
入  館  料  無 料
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北武蔵冑山村(現 埼玉県熊谷市)の名家「根岸家」の11代当主・根岸友山とその子息・武香は、著名な好古家として知られてきました。友山は、剣術道場や寺子屋「三餘堂」の開設など、子弟の教育に尽力する一方、明治初期にあって、蜷川式胤や柏木貨一郎、松浦武四郎ら好古家たちとも親交を 結んでいました。武香は、県会議員、貴族院議員として活躍する傍ら、好古家としても活動し、明治10(1877)年には、黒岩横穴群を発掘。H.v.シーボルトやE.s.モースをはじめ、多くの学者が武香のもとを訪れました。武香の関心は、考古遺物(埴輪・土偶・鏡類)だけではなく、印譜・地図・古文書に至るまで幅広く、彼の飽くなき探求は明治30年代前半まで続き、蒐集した考古遺物は、回廊型の陳列場に展示し、来訪者に公開していました。これは、国内でも初期の私設博物館施設といえるでしょう。
根岸武香の蒐集品に関する図譜の存在は紹介されていましたが、昭和30年代を境に行方不明となっていました。この度、この貴重な図譜が再発見され、科研費事業の成果のもと、本展にて初公開する運びとなりました。ここに記録されている古物“たから” こそが武香のコレクションの集大成であり、本展は、同家あるいは各所に残る現物と対比していくことで、その膨大なコレクションの一端を紹介するものです。

◎ 本展示は、「人文資料形成史における博物館学的研究−根岸友山・武香旧蔵資料の研究と公開−」(日本学術振興会科学研究費助成事業[令和3年-令和5年]課題番号21K01002研究代表 内川隆志)による研究によって得られた新たな成果を中心に公開するものである。
◎ 本展のオンラインミュージアムは3月9日(土)14時公開予定

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳細 : 國學院大學博物館

【展覧会】横尾忠則現代美術館|横尾忠則 ワーイ! ★ Y字路|’24年1月27日-5月6日|❖❖黄金週間/本展終了迄/此処迄/冒頭固定表示❖❖|

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ポスターデザイン:横尾忠則

横尾忠則現代美術館
横尾忠則  ワーイ! ★ Y字路
会  期  2024年1月27日[土]- 5月6日[月・振休]
開館時間  10:00 - 18:00[入場は 閉館の30分前 まで]
休  館  日  月曜日  * ただし2月12日[月・振休]、4月29日[月・祝]、
      5月6日[月・振休]は開館、2月13日[火]、4月30日[火]は休館
会  場  横尾忠則現代美術館(兵庫県立美術館王子分館)
      〠 657-0837 兵庫県神戸市灘区原田通 3-8-30
      Tel:078-855-5607(総合案内)
観  覧  料  一 般 700円、大学生 550円、70歳以上 350円、高校生以下 無 料
      * 各種割引、優待情報などは下掲詳細参照。
主  催  横尾忠則現代美術館([公財]兵庫県芸術文化協会)、読売新聞社
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2000年、故郷の兵庫県西脇市で、横尾忠則は夜の三叉路をストロボ撮影しました。すると見慣れたはずの景色が、全く異なる風景となって立ち現れたのです。この写真からインスピレーションを得た横尾は「Y字路」シリーズに着手、それらはやがて彼にとって重要なライフワークとなっていきます。内省的な光と闇の世界は、祝祭的な色彩の爆発を経て、さらに変幻自在なバリエーションを生み出しつつ今日に至っています。
2015年、当館では2006-2015年の作品による「横尾忠則 続・Y字路」を開催しました。本展はいわばそれを補完するもので、シリーズの原点である初期作品(2000-2005年)、および新近作(2016年- )により、多彩な「Y字路」シリーズの魅力に迫ります。
※ 本展は、本来はシリーズ誕生20周年を記念し、2020年度に開催される予定でしたが、コロナ禍により延期されていたものです
▶ 同時開催:Yokoo Tadanori Collection Gallery 2023 Part2 「風景考」

G-2《暗夜光路 眠れない街》 2001年 アクリル・布 181.8×227.3cm
公益財団法人アルカンシエール美術財団/原美術館コレクション蔵

G-3《暗夜光路 光と闇の帝国》 2001年 アクリル・布 181.9×227.4cm
作家蔵(横尾忠則現代美術館寄託)

※ 作品画像は 横尾忠則現代美術館 より拝借した物です。二次引用などはご遠慮ください。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認のうえご観覧を。

[ 詳 細 : 横尾忠則現代美術館
[ 関 連 : 横尾忠則現代美術館  YouTube   横尾忠則 ワーイ! ★ Y字路  ギャラリートーク  17:35 ]

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❖❖ 黄金週間/本展終了迄/此処迄/冒頭固定表示 ❖❖

【展覧会】国立新美術館|マティス 自由なフォルム|’24年2月14日-5月27日

国立新美マチス展

国立新美術館
マティス 自由なフォルム
会  期  2024年2月14日[水]- 5月27日[月]
休  館  日  毎週火曜日 * ただし4月30日[火]は開館
開館時間  10:00 - 18:00
      * 毎週金・土曜日は20:00まで * 入場はいずれも閉館の30分前まで
会  場  国立新美術館 企画展示室2E
      〠 106-8558 東京都港区六本木7-22-2
      お問合せ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
観覧料金  当日 2,200円(一般)、1,400円(大学生)、1,000円(高校生)
      前売 2,000円(一般)、1,200円(大学生)、 800円(高校生)
      * 中学生以下は入場無料。
      * 各種割引、優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照。
主  催  国立新美術館、ニース市マティス美術館、読売新聞社、日本テレビ放送網
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20世紀最大の巨匠の一人アンリ・マティス(1869-1954)。自然に忠実な色彩から解放された大胆な表現が特徴のフォーヴィスムの中心人物としてパリで頭角を現します。後半生の大半を過ごすこととなるニースではアトリエで様々なモデルやオブジェを精力的に描く一方で、マティスは色が塗られた紙をハサミで切り取り、それを紙に貼り付ける技法「切り紙絵」に取り組みます。
本展はフランスのニース市マティス美術館の所蔵作品を中心に、切り紙絵に焦点を当てながら、絵画、彫刻、版画、テキスタイル等の作品や資料、約150点を紹介するものです。なかでも切り紙絵の代表的作例である《ブルー・ヌードⅣ》が出品されるほか、大作《花と果実》は本展のためにフランスでの修復を経て日本初公開される必見の作品です。
本展ではさらに、マティスが最晩年にその建設に取り組んだ、芸術家人生の集大成ともいえるヴァンスのロザリオ礼拝堂にも着目し、建築から室内装飾、祭服に至るまで、マティスの至高の芸術を紹介いたします。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 国立新美術館  本展特設サイト  

【展覧会】香川大学博物館|香川大学博物館 開館15周年特別展|ホスピタルアートプロジェクト|~リレーで繋ぐ大きな木~|’24年2月13日-3月23日|終了

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香川大学博物館
香川大学博物館 開館15周年特別展
ホスピタルアートプロジェクト ~リレーで繋ぐ大きな木~
令和5年度香大生の夢チャレンジプロジェクト採択事業
期  間  2024年2月13日[火]- 3月23日[土]
時  間  10:00 - 16:00
休  館  日  日・月曜日、祝日 、
会  場  香川大学博物館 展示室 ほか
      〠 760-8521 香川県高松市幸町1-1 TEL 087-832-1300
入  館  料  無 料       
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ホスピタルアートとは……
わたしたち瀬戸内地域医療ラボラトリーは、香川大学医学部の学生サークルです。
ホスピタルアートとは、アートの力で病院をより快適な空間とする試みです。今年度は、小児病棟に入院しているこどもたちや、地域のこどもたちと一緒にひとつの作品を作り、香川大学博物館にて展示を行うことになりました。
展示の内容としては、これまでに行ったワークショップの作品に加えて、子どもたちの作品づくりの様子や感想、ホスピタルアートの活動紹介が主となります。
また、作品に対
するメッセージカードも用意しておりますので、ぜひ作品を見て感じたことを自由に記入してください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 香川大学博物館

【展覧会】静岡県立美術館|天地耕作 初源への道行き|’24年2月10日-3月27日|終了

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静岡県立美術館
天地耕作 -あまつち こうさく- 初源への道行き
開催期間  2024年2月10日[土]- 3月27日[水]
開館時間  10:00 - 17:30(展示室の入室は 17:00 まで)
休  館  日  毎週月曜日
会  場  静岡県立美術館
      〠 422-8002 静岡県静岡市駿河区谷田53-2
      Tel.054-263-5755 Fax.054-263-5767
観  覧  料  前売券一般:800円/70歳以上:400円/大学生以下:無料
      * 前売券は2024年2月9日[金]までの販売
      当日券一般:1,000円/70歳以上:500円/大学生以下:無料
      団体券一般:800円/70歳以上:400円/大学生以下:無料
      * 企画展ご入場の方は、収蔵品展、ロダン館も併せてご覧いただけます。
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
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知られざる野外美術の全貌
      天地耕作 初源への道行き
天地耕作(あまつちこうさく)は、村上誠、渡の兄弟と、山本裕司の3名が協働で行った、美術制作のプロジェクトです。本展では、旧引佐郡(現 浜松市)を拠点に、1988年から2003年にかけて活動した天地耕作の軌跡をたどります。
天地耕作は、街中を離れた野外を主なフィールドに、木や縄、石や土などの自然物を素材として、大がかりな作品を制作しました。彼らは伝統芸能や遺跡などを、民俗学者や考古学者のように(あるいは彼らの言葉によれば蟻のように)フィールドワークし、生や死といった根源的なテーマに迫りました。しかしながら、時間をかけて築かれた、それらの耕作物(作品)は、公開期間やアクセスが限られていたため、現場を目撃した人は多くありません。
本展では天地耕作の活動の全貌を、写真作品や映像、貴重な資料で明らかにします。さらに、美術館の裏山では、未完となっていた2003年の野外作品のプランが実現され、天地耕作を目撃するまたとない機会となります。観客の多寡にかかわらず続けられた天地耕作の試みは、私たちを‘芸術’の初源へといざなうでしょう。

※ 多彩な関連イベントが発表されています。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 静岡県立美術館

【展覧会】根津美術館|企画展 魅惑の朝鮮陶磁|特別企画 謎解き奥高麗茶碗|’24年2月10 日-3月26日|終了

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根津美術館
企画展
魅惑の朝鮮陶磁
特別企画
謎解き奥高麗茶碗
会  期  2024年2月10 日[土]- 3月26日[火]
開館時間  午前10時-午後5時 * 入館は 閉館30分前 まで
休  館  日  毎週月曜日
入  場  料    オンライン日時指定予約入館制  * 下掲詳細参照
      一 般 1300円、学 生 1000円、中学生以下 無 料
      * 障害者手帳提示者および同伴者は200円引き
会  場  根津美術館 展示室 1・2
      〠 107-0062 東京都港区南青山 6-5-1 Tel. 03-3400-2536
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【展示室1】
古くから日本の陶磁器に強い影響を与え、また日本人が愛好してきた朝鮮陶磁。深い灰青色が優美な12世紀の高麗青磁や、16・17世紀の茶人たちの人気を集めた高麗茶碗、そして日本の陶磁器愛好家たちがこぞって蒐集した15~18世紀の粉青と白磁まで、美しさと清らかさ、そして質朴な強さを合わせ持っています。本展覧会は、主に館蔵品で朝鮮陶磁の歴史を概観し、その魅力を見つめ直すものです。魅惑的な朝鮮陶磁の世界に、あなたもひたってみませんか。

【展示室2】
奥高麗茶碗は、九州肥前地方、現在の佐賀県唐津市周辺で焼かれた、朝鮮陶磁の高麗茶碗を写した茶碗です。江戸時代後期から茶の湯の世界で賞玩され、戦後の古唐津ブームの中で鑑賞の世界でも高く評価されてきました。しかし、その名前や窯の場所、何が「奥高麗」なのか、など、多くの謎が残されています。 展示室1の朝鮮陶磁、なかでも「奥高麗」の手本となった高麗茶碗の展示に続き、ここでは奥高麗茶碗の成立を、その特徴から「唐津焼の茶の湯の茶碗」として提示することで解明を試みました。謎を解くことができたのか、ご覧いただければ幸甚です。

※ 入館はオンライン日時指定予約制。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認のうえご観覧を。
[ 詳 細 : 根津美術館 ] { 根津美術館 活版アラカルト まとめ }

【展覧会】神奈川県立近代美術館 葉山|芥川龍之介と美の世界 二人の先達─夏目漱石、菅 虎雄|’24年2月10日-4月7日|終了

神奈川県近美葉山

神奈川県立近代美術館 葉山
芥川龍之介と美の世界 二人の先達 ─ 夏目漱石、菅 虎雄
Akutagawa Ryunosuke and His Aesthetics,
Two Forerunners-Natsume Soseki and Suga Torao
会  期  2024年2月10日[土]- 4月7日[日]
         1 期:2月10日[土]- 3月10日[日]
         2 期:3月12日[火]- 4月 7 日[日]
会  場  神奈川県立近代美術館 葉山 (展示室1、2、3a)
      〠 240-0111 神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1 電話:046-875-2800(代表)
休  館  日  月曜(2月12日を除く)
開催時間  午前9時30分 – 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
観  覧  料  一 般 1,200円、20歳未満・学生 1,050円、65歳以上 600円、高校生 100円
      * 中学生以下と障害者手帳等をお持ちの方(および介助者原則1名)は無料です。
      * 各種割引、優待情報などは 下掲詳細公式サイトをご参照ください。
主  催  神奈川県立近代美術館
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無題 神奈川近美芥川2402B☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

「羅生門」「鼻」「蜘蛛の糸」をはじめとする数々の名作を世に送り出し、今もなお 幅広い世代に愛される小説家・芥川龍之介(あくたがわ・りゅうのすけ/1892–1927)。芥川は作品や書簡等においてしばしば美術に言及し、その文学と美術への関心の高さは、彼が師と仰いだ夏目漱石(なつめ・そうせき/1867–1916)と共通しています。
一方、菅 虎雄(すが・とらお/1864–1943)は、芥川の第一高等学校時代のドイツ語の教師であるとともに、漱石を禅に導いた人物でした。本展では、芥川の遺稿である「或阿呆の一生」を導入に、芥川、漱石、菅の三人の交流関係に着目しながら、古今東西の芸術に関心を寄せ、自らの文学世界にもそれらを取り込んだ芥川龍之介とその眼をとおした美の世界を紹介します。

< 展覧会の見どころ >
1. 文豪たちの直筆原稿類
漱石、芥川の初版本のほか、彼らの直筆原稿や、漱石、菅、芥川がやり取りした手紙などの貴重な資料を全国各地の文学館の協力により展示します 。
2. 芥川と漱石を結ぶ菅 虎雄という存在
夏目漱石の友人であり、第一高等学校の名物教師として芥川にドイツ語を教え、また、書家でもあった菅 虎雄。芥川が初めて出版した『羅生門』の題字は菅によるものでした。鎌倉に長く暮らし、多くの文士と交流した菅の書家としての側面にも焦点をあてます。
3. 芥川が愛した芸術世界
芥川は機会をとらえて美術鑑賞や観劇に出かけました。古今東西の芸術に幅広く関心を寄せた芥川の美意識を刺激した美術作品を紹介します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 神奈川県立近代美術館 葉山 ] 

【展覧会】神奈川県立近代美術館 葉山|コレクション展 木茂(もくも)先生と負翼童子|’24年2月10日-4月7日|終了

2402神奈川県立近代美術館葉山コレクション展

神奈川県立近代美術館 葉山
コレクション展 木茂(もくも)先生と負翼童子
Mokumo Sensei and Cupid: AOKI Shigeru Library From the Museum Collection
会  期  2024年2月10日[土]- 4月7日[日]
会  場  神奈川県立近代美術館 葉山 (展示室3b、4)
      〠 240-0111 神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1 電話:046-875-2800(代表)
休  館  日  月曜(2月12日を除く)
開催時間  午前9時30分 – 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
観  覧  料  一 般 500円、20歳未満・学生 150円、65歳以上 100円、高校生 100円
      * 中学生以下と障害者手帳等をお持ちの方(および介助者原則1名)は無料です。
      * 企画展「芥川龍之介と美の世界 二人の先達—夏目漱石、菅 虎雄」の観覧券で、
       同日に限りコレクション展「木茂(もくも)先生と負翼童子」をご覧いただけます
      * 各種割引、優待情報などは 下掲詳細公式サイトをご参照ください。
主  催  神奈川県立近代美術館
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神奈川県立近代美術館葉山コレクション展イメージ               Image: 《負翼童子図》(部分)作者・制作年不詳 神奈川県立近代美術館蔵

自らを書痴と称し、愛書家にして愛煙家であった “木茂(もくも)先生” こと美術史家・青木茂(あおき・しげる/1932–2021)。幕末明治の洋画家・高橋由一研究の第一人者として⾧年にわたる研究を重ねた青木が蒐め、当館に譲られた蔵書「青木文庫」は1万冊に及びます。今後の美術史研究に大きな遺産となる「青木文庫」から明治期の貴重な資料を紹介するほか、青木の調査によって明らかとなった2019年度収蔵の高橋由一旧蔵作品《負翼童子図》(作者不明)を修復後初公開します。

< 展覧会の見どころ >
1.『高橋由一履歴』を含む明治期の貴重な資料を展示
青木茂が⾧年にわたり蒐集した約1万冊を超える旧蔵書と資料のなかから『高橋由一履歴』など、明治期の貴重な資料を展示します。
2.《負翼童子図》の発見から修復までの過程を紹介
青木の調査によって発見された高橋由一旧蔵の《負翼童子図》とその修復までの過程を映像で紹介します。
3.「木茂珍蔵」印の押された資料を展示
青木の蔵書のなかでも珍品に押された「木茂珍蔵」印のある書籍資料をまとめて展示します。
4.『大同石佛寺』掲載の木村荘八による挿絵原画約60点と写真を紹介
1920年に木村荘八が木下杢太郎と中国華北の大同近郊にある雲崗石窟に赴き、描いた『大同石佛寺』(1922年、日本美術学院)掲載の挿絵原画約60点を、掲載写真と合わせて紹介します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 神奈川県立近代美術館 葉山 ] 

【展覧会】瀬戸市美術館|特別展 加藤 英 水彩画展|’24年2月10日-4月14日|終了

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瀬戸市美術館
特別展 。
日  程   2024年2月10日[土]- 4月14日[日]
会  場   瀬戸市美術館 2階
      〠 489-0884 愛知県瀬戸市西茨町113-3(瀬戸市文化センター内)
      電 話 0561-84-1093 FAX 0561-85-0415
開館時間  午前9時 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
休  館  日  4月9日[火]は休館
入  場  料  大人:500円、高大生:300円
      * 中学生以下、妊婦、65歳以上、障害者手帳(ミライロIDでも可)をお持ちの方は無料
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現在、日本水彩画会理事であり、名古屋支部長である加藤 英(かとう ひでし)氏は、昭和29年(1954)に愛知県瀬戸市に生まれ、日本大学芸術学部を卒業されています。20年ほど中学校の美術教師を務めたのち、市内のアトリエで絵画教室を主宰し、その生徒数は、これまで200名を数えます。昭昭和60年(1985)に日木水彩展において初入選して以降、同展に毎年出品し、平成13年(2001)には内閣総理大臣賞を受賞されました。
本展は、学生時代に卒業制作で制作した作品や、内閣総理大臣賞受賞作をはじめとする作品を一堂にご覧いただける展覧会です。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 瀬戸市美術館

【展覧会】奈良国立博物館|特別陳列 お水取り|’24年2月10日-3月17日|大和路に春到来|終了

なら国博01Aう奈良国博01 なら国博02☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

奈良国立博物館
特別陳列 お水取り
会  期  令和6年(2024)2月10日[土]- 3月17日[日]
会  場  奈良国立博物館 西新館
      〠 630-8213 奈良市登大路町50番地 TEL:050-5542-8600(ハローダイヤル)
休  館  日  2月13日[火]・19日[月]・26日[月]
開館時間  午前9時30分 - 午後5時 * 入館は閉館の30分前まで
      * 東大寺二月堂お水取り(修二会)期間 (3月1日-14日) のうち、3月12日(籠松明の日)
       は午後7時まで、その他の日は午後6時まで。
       その他、臨時に開館時間を変更することがあります。
観覧料金  一 般 700円、大学生 350円、高校生以下および18歳未満の方、満70歳以上の方は無料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  奈良国立博物館、東大寺、NHK奈良放送局、仏教美術協会
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本展は、東大寺二月堂において「お水取りー修二会-しゅにえ」が行われる期間(毎年3月1日-14日)にあわせ、関連する彫刻・絵画・書跡・工芸品・考古遺物などを集めて陳列するもので、平成9年(1997)に第1回が行われて以来、毎年好評を博しています。
「お水取り」で行われる複雑な行法-ぎょうぼう・儀礼は長い歴史の中で徐々に形成されたもので、神仏習合的な要素など、多様な宗教・文化の歴史が織り込まれています。
基本的には非公開の行法であるため、一般にはうかがい知れない神秘性を多く含んだ「お水取り」ですが、本展を通じて、この掛け替えない儀式への理解を深め、その尽きせぬ魅力を感じ取って頂ければ幸いです。

< お水取りとは >
東大寺二月堂の「お水取り」は、正しくは「修二会」といい、二月堂の本尊に対し「十一面観音十悔過ーじゅういちめん かんのん けか」を行うものです。悔過とは過ちを懺悔し、あわせて除災招福を祈ることです。この「お水取り」は天平勝宝4年(752)に実忠和尚-じっちゅうかしょう-によって始められたといわれ、1270年をこえる長い歴史をもっています。
平氏による南都炎上、戦国時代の争乱、先の大戦における空襲の危機など、数々の困難を乗り越え、「不退の行法-ふたいのぎょうぼう」として、一度の中断もなく続けられてきた「お水取り」は、我が国を代表する生きた文化遺産といえましょう。

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[ 詳 細 : 奈良国立博物館

【会員情報】ぢゃむ 杉本昭生さん|活版小本 新作 ── 里見 諄『椿』

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{ ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 一筆箋 }

里見諄の名作『椿』です。
川端康成が『新文章読本』で褒めていたのを読んだことがあります。
話は単純で、叔母と姪(叔母は三十歳ぐらい、姪は二十歳)が
布団を並べて寝ている時の出来事を描いたものです。
***************
この作品はずっと前に作っていましたが、後回しにしていました。
なんとなく出来上がりが想像できたからです。
しかし実際に印刷し製本してみると
頭の中で考えていたものとは違う存在感があり、
あっ、こんなふうになるのかと新鮮な驚きを感じました。
たぷん、そんな感触が楽しくて飽きずに続けているのでしょう。
よろしければご一読ください。
ねむらざる

【 詳 細 : ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 】  { 活版アラカルト 活版小本 既出まとめ 

【展覧会】ポーラ美術振興財団|ポーラ ミュージアム アネックス展 2024|― 表彰と趣意 ―|’24年2月9日-4月14日|終了

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公益財団法人 ポーラ美術振興財団
ポーラ ミュージアム アネックス展 2024
―表彰と趣意―
会  期  【前  期】 2024年2月 9 日[金]ー 3月10日[日]  *会期中無休
       アーティスト:西田秀己・砂田百合香・江原梨沙子
      【後  期】 2024 年3月15日[金]ー 4月14日[日]  *会期中無休
       アーティスト:水永阿里紗・菊池奈緒・鶴見朋世
会  場  ポーラ ミュージアム アネックス
      〠 104-0061 中央区銀座 1-7-7 ポーラ銀座ビル 3 階
      U R L:https://www.po-holdings.co.jp/m-annex/
開館時間  11:00 - 19:00 (入場は 18:30 まで)
入  場  料  無 料
主  催  公益財団法人ポーラ美術振興財団
──────────────────────
ポーラ ミュージアム アネックス展は、公益財団法人ポーラ美術振興財団が行っている「若手芸術家の在外研修助成」を受けられた方々の研修成果を披露いただく展覧会として毎年開催しているもので、今回で22回目を迎えます。
ポーラ美術館 木島俊介前館長 監修のもと「表彰と趣意」と題し、近年の研修員より採択された6名の作
品をご紹介します。
また3月8日から3日間は、国際的なアートの見本市「アートフェア東京」にも出展し、より
多くの方々に作品を目にしていただく機会を設けるとともに、作品の販売も予定しています。
* 若手芸術家の在外研修に対する助成事業とは、公益財団法人ポーラ美術振興財団が実施している活動のひとつで、40歳未満のアーティストを対象に海外での研修を援助し、更に活発な創作活動を奨励しようとするものです。

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[ 詳 細 : 公益財団法人ポーラ美術振興財団

【上映 / 講演】共催:慶應義塾大学アート・センター / 大阪大学中之島芸術センター|前衛演劇の探求 Vol.1|「大野一雄舞踏公演『ラ・アルヘンチーナ頌』研究上映会」|’24年3月8日開催|終了

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慶應義塾大学アート・センター Keio University Art Center
前衛演劇の探求Vol.1 「大野一雄舞踏公演『ラ・アルヘンチーナ頌』研究上映会」
日  時  2024年3月8日[金] 17時00分–19時30分(16時30分開場)
場  所  大阪大学中之島芸術センター
対  象  どなたでもご参加いただけます事前申込制
費  用  無 料
問い合せ  大阪大学中之島芸術センター
      〠 530-0005 大阪市北区中之島4丁目3-53
      大阪大学中之島センター3階「アートスクエア」内
      中之島芸術センター事務局 Tel. 06-6444-2139

      慶應義塾大学アート・センター
      〠 108-8345 東京都港区三田2-15-45 Tel: 03-5427-1621
      担当:慶應義塾大学理工学部教授 小菅隼人(hamlet☆keio.jp)
協  力  大野一雄舞踏研究所/NPO法人ダンスアーカイヴ構想
主  催  慶應義塾大学アート・センター(ポートフォリオBUTOH)&
      大阪大学中之島芸術センター
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VICコレクション * より、大野一雄の伝説的公演『ラ・アルヘンチーナ頌』の上映会を行います。
大野一雄のソロ作品は土方巽の演出により、1977年11月に東京の第一生命ホールにて初演され、94年まで世界各地で119回上演されました。『ラ・アルヘンチーナ頌』はスペイン舞踊の革新者として知られるラ・アルヘンティーナ・アントニア・メルセを讃える作品です。大野が1929年に帝国劇場でアントニア・メルセの来日公演を見て深い感動を覚えた体験が創作の源となっています。舞踏を代表する作品の一つである本公演の初演をとらえたVICの映像は、舞踏研究において、そして当時の前衛芸術を語る上で稀有な資料です。通常アート・センターでしか閲覧できない資料を関西にて紹介する貴重な機会となります。

第一部として、石本華江(慶應義塾大学アート・センター土方巽アーカイヴ)によりアート・センターおよびVICコレクションについて説明の後、『ラ・アルヘンチーナ頌』公演映像の全編上映を行います。
第二部は小菅隼人(慶應義塾大学理工学部)から大野一雄の舞踏について概要の説明、また永田靖(大阪大学中之島芸術センター)と共にアングラ演劇や舞踏の流れについて討議を行います。
* VIC(Video Information Center | 1972-現在)は、70年代から80年代にかけビデオを用いて、多種多様なイベントの記録および実験的なテレビ放送(アパートでのCATV放送の試み「Paravision Ten」1978年)等を行った運動体です。

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[ 詳 細 : 慶應義塾大学アート・センター   大阪大学中之島芸術センター

【展覧会】下関市立美術館|開館40周年記念特別展| 狩野芳崖、継がれる想い-悲母観音からはじまる物語|’24年2月6日-3月17日|終了

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下関市立美術館
開館40周年記念特別展
狩野芳崖、継がれる想い ― 悲母観音からはじまる物語
会  期  2024年2月6日[火]- 3月17日[日]
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
休  館  日  月曜日(振替休日の2月12日は開館)
会  場  下関市立美術館
      〠 752-0986 山口県下関市長府黒門東町1-1 Tel:083-245-4131
観   覧 料  一般1,200円(1,000円)/大学生1,000円(800円)  *( )内は平日料金。
      * 18歳以下の方、高校、中学、特別支援学校に在学の生徒は、観覧料が免除。
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
特別協力  国立文化財機構文化財活用センター   東京国立博物館
主  催  下関市立美術館  毎日新聞社 KRY山口放送
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近代日本美術の胎動期に活躍した狩野芳崖(1828-1888)が、最期に手掛けた作品《悲母観音》。本展覧会では、この悲母観音からはじまる物語を紡いでいきます。
物語のはじめに、狩野芳崖の最初期の作品から晩年の作品までを展観します。
第一篇では《悲母観音》を起点とした物語 ― 山田敬中や菱田春草にみる東京美術学校での制作作品、そして芳崖四天王に数えられる岡倉秋水と高屋肖哲の悲母観音研究や狩野芳崖作品の模写などをご紹介します。
第二篇では、もうひとつの代表作《仁王捉鬼図》や芳崖晩年の仏教画題作品とともに、現代美術の中に息づく芳崖もご覧いただきます。
芳崖の模倣作やそこからインスピレーションを受けた作品たちを通して、改めて芳崖の近現代美術への影響について考えます。

◉ 物語のはじまり
今や近代日本画の先駆者または父という二つ名を得た芳崖ですが、彼のそれまでの画作はどのようなものがあるのでしょうか。父について手習いをしていた十代の作品や江戸での修行を経て御用絵師として活動していたときの仕事、藩禄を失い辛酸を舐めた時代の作品、再上京後の50代の作品と、彼の生涯をたどるように展観します。
◉ 第一篇 悲母観音からはじまる物語
《悲母観音》(1888年、東京藝術大学蔵)のイメージは、近代日本画の幕開けという記念碑的な要素のみならず、日本の近代の幕開けそのものをも示すイメージとして成立しているように思います。そのようなイメージも相まって、本作品は今もなお多くの人の心を惹きつけてやみません。
◉ 第二篇 仁王捉鬼図からはじまる物語
芳崖晩年に描かれた作品のひとつ《仁王捉鬼図》(1886年、東京国立近代美術館蔵)は、長らく個人の所蔵だったこともあり、悲母観音のように多くの模作や関連作が制作されてきた軌跡をたどることはできませんが、近年、二人の日本画家が本作品と向き合っています。四宮義俊は2014年から断続的に展開した「ソッキ」シリーズを発表し、自身の思いを明治時代の代表作を引用することで強いメッセージとして発信しました。また。坂本英駿は芳崖の画技に対する考え方を研究し《孔雀》シリーズを生み出しました。二人を紡ぐ物語が、芳崖ゆかりの地である下関で巡り合います。

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[ 詳 細 : 下関市立美術館 ] 

【展覧会】東京国立近代美術館|企画展 中平卓馬 火 ― 氾濫|’24年2月6日-4月7日|終了

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東京国立近代美術館
企画展 中平卓馬 火 ― 氾濫
会  期  2024年2月6日[火]- 4月7日[日]
会  場  東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
      〠 102-8322 東京都千代田区北の丸公園3-1
      050-5541-8600(ハローダイヤル 9:00 - 20:00)
休 館 日  月曜日(ただし2月12日は開館)、2月13日
開館時間  10:00 - 17:00(金曜・土曜は 10:00-20:00)* 入館は閉館30分前まで
観  覧  料  一 般 1,500円、 大学生 1,000円
      * 割引前売り券、各種割引、優待情報などは下掲詳細参照      
      * 当日券の窓口購入は混雑が予想されるため、事前のチケット購入がおすすめです。
主  催  東京国立近代美術館、朝日新聞社
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日本の写真を変えた、伝説的写真家 約20年ぶりの大回顧展
日本の戦後写真における転換期となった1960 年代末から70 年代半ばにかけて、実作と理論の両面において大きな足跡を記した写真家である中平卓馬(1938-2015)。その存在は森山大道や篠山紀信ら同時代の写真家を大いに刺激し、またホンマタカシら後続の世代にも多大な影響を与えてきました。1960 年代末『PROVOKE』誌などに発表した「アレ・ブレ・ボケ」の強烈なイメージや、1973 年の評論集『なぜ、植物図鑑か』での自己批判と方向転換の宣言、そして1977 年の昏倒・記憶喪失とそこからの再起など、中平のキャリアは劇的なエピソードによって彩られています。しかしそれらは中平の存在感を際立たせる一方で、中平像を固定し、その仕事の詳細を見えにくくするものでもありました。
本展では、あらためて中平の仕事をていねいにたどり、その展開を再検証するとともに、特に、1975 年頃から試みられ、1977 年に病で中断を余儀なくされることとなった模索の時期の仕事に焦点を当て、再起後の仕事の位置づけについてもあらためて検討します。
2015 年に中平が死去して以降も、その仕事への関心は国内外で高まり続けてきました。本展は、初期から晩年まで約400 点の作品・資料から、今日もなお看過できない問いを投げかける、中平の写真をめぐる思考と実践の軌跡をたどる待望の展覧会です。
作品リスト(PDF:269KB

<見どころ>
◉ これまで未公開の作品を多数展示
近年その存在が確認された《街路あるいはテロルの痕跡》の1977 年のヴィンテージ・プリントを初展示。昏倒によって中平のキャリアが中断する前の、最後のまとまった作品発表となった雑誌掲載作13 点です。2021 年に東京国立近代美術館が本作を収蔵して以来、今回が初めての展示となります。また1976 年にマルセイユで発表されて以来、展示されることのなかった《デカラージュ》など、未公開の作品を多数展示します。
◉ カラー写真の重要作を一挙に展示
1974 年に東京国立近代美術館で開催した「15 人の写真家」展の出品作《氾濫》をちょうど半世紀ぶりに同じ会場で再展示します。カラー写真48 点組で構成される幅約6 メートルの大作で、中平のキャリア転換期における重要作です。
また、中平存命中最後の重要な個展「キリカエ」(2011 年)に展示されたカラーの大判プリント64 点を展示します。
◉ 雑誌から読み解く中平の試み
『アサヒグラフ』や『朝日ジャーナル』など、キャリア前半の1960 年代から1970 年代前半にかけて発表された作品の掲載誌を多数展示。当時、雑誌は社会にイメージを流通させる手段として重要な役割を担っていました。写真がどのように流通するかについて常に意識的だった中平が、同時代の社会に対して、写真を用いて何を試みようとしていたのか、その実態を紹介します。

< 中平卓馬プロフィール >
1938年東京生まれ。1963年東京外国語大学スペイン科卒業、月刊誌『現代の眼』編集部に勤務。誌面の企画を通じて写真に関心を持ち、1965年に同誌を離れ写真家、批評家として活動を始める。
1966年には森山大道と共同事務所を開設、1968年に多木浩二、高梨豊、岡田隆彦を同人として季刊誌『PROVOKE』を創刊(森山は2号より参加、3号で終刊)。「アレ・ブレ・ボケ」と評された、既成の写真美学を否定する過激な写真表現が注目され、精力的に展開された執筆活動とともに、実作と理論の両面において当時の写真界に特異な存在感を示した。
1973年に上梓した評論集『なぜ、植物図鑑か』では、一転してそれまでの姿勢を自ら批判、「植物図鑑」というキーワードをかかげて、「事物が事物であることを明確化することだけで成立する」方法を目指すことを宣言。翌年、東京国立近代美術館で開催された「15人の写真家」展には48点のカラー写真からなる大作《氾濫》を発表するなど、新たな方向性を模索する。そのさなか、1977 年に急性アルコール中毒で倒れ、記憶の一部を失い活動を中断。療養の後、写真家として再起し、『新たなる凝視』(1983)、『Adieu à X』(1989)などの写真集を刊行。2010年代始めまで活動を続けた。2015年逝去。
1973年、自己批判を機に、それまでのプリントやネガの大半を焼却したとされていたが、2000 年代初頭、残されていたネガが発見され、それをきっかけとして2003年には横浜美術館で大規模な個展「中平卓馬:原点復帰-横浜」が開催された。

※ 当日券の窓口購入は混雑が予想されるため、事前のチケット購入が推奨されています。
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[ 詳 細 : 東京国立近代美術館

【展覧会】林原美術館|企画展  歌 心 ― 古典文学と和歌のしらべ―|’24年2月3日-3月31日|

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企画展  歌 心 ― 古典文学と和歌のしらべ―
会  期  令和6年(2024年)2月3日[土]- 3月31日[日]
会  場  林原美術館 hayashibara museum of art  
      〠 700-0823 岡山県岡山市北区丸の内2-7-15
      TEL 086-223-1733 FAX 086-226-3089
開館時間  午前10時 ― 午後5時 * 入館は4時30分まで
休  館  日  毎週月曜日(祝日等休日の場合は翌日)
入  館  料  一 般:500円 高校生: 300円 小・中学生: 無 料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
──────────────
「歌心」とは、和歌の心得や素養、内容の理解だけではなく、和歌を詠むときの風流な気持ち、その「心」を表現した言葉です。五・七・五・七・七の限られた韻律(リズム)の中で、多くを語らず、より洗練された言葉をもって構成された和歌。平安時代の文学作品においては、人物が抱える光と闇、心の移り変わりを和歌で見事に表現しており、人間模様の機微や感情を伝える文法技術が凝縮された読み物として、当時から高い評価を得ていました。
本展では、『源氏物語』の屏風絵や紫式部の詠歌を記した手鑑のほか、『栄花物語』、『大和物語』など古典文学を書写した藩主自筆の書物や和歌資料をご紹介します。

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[ 詳細 : 林原美術館

【展覧会】入江泰吉記念 奈良市写真美術館|入江泰吉「梅・桃・桜」展|’24年2月3日-3月17日|終了

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入江泰吉記念 奈良市写真美術館
入江泰吉「梅・桃・桜」展
IRIE TAIKICHI Ume, Momo, Sakura-
Blossoms of Plum, Peach, Cherry in Yamato
会  期  2024年2月3日[土]- 3月17日[日]
場  所  入江泰吉記念 奈良市写真美術館
      〠 630-8301 奈良市高畑町600-1 TEL: 0742-22-9811 / FAX:0742-22-9722
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
      * 毎月第2・第4土曜日は、午後2時から展示担当者による作品解説があります。
休  館  日  月曜日(休日の場合は最も近い平日)
観覧料金  一 般 500円、高校・大学生 200円(高校生のみ土曜日無料)、
      小・中学生 100円(土曜日無料)、奈良市在住の70歳以上の方 無料
      *身体障がい者手帳などをお持ちの方(要手帳)とその介護者 無料
──────────────────────
「私は、日本人の心情として、自然と花とは切り離せないと考えているのだが、大和には 白、紅、紫といった日本人好みの淡い色の花が多い。最近の私は、この大和路をひっそりと彩る花々に興味を魅かれて撮ることが多くなったが、やはり花の美しさには格別のものがある」と入江は語っていました。
今回は、日本人にとって馴染みのある春を告げる花、「梅」「桃」「桜」の花にスポットをあててみました。花から万葉びとへと思いを馳せたり、日本の美について考えたりと、入江が心躍らせながらとらえた大和路の花のある風景35点をご観覧ください。

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[ 詳 細 : 入江泰吉記念 奈良市写真美術館

【展覧会】入江泰吉記念 奈良市写真美術館|第5回入江泰吉記念写真受賞作品展 眞岡綺音「陸の珊瑚」|第5回ならPHOTO CONTEST受賞作品展|’24年2月3日-3月17日|終了

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入江泰吉記念 奈良市写真美術館
第5回入江泰吉記念写真受賞作品展 眞岡綺音「陸の珊瑚」/
第5回ならPHOTO CONTEST受賞作品展
会  期  2024年2月3日[土]- 3月17日[日]
場  所  入江泰吉記念 奈良市写真美術館
      〠 630-8301 奈良市高畑町600-1 TEL: 0742-22-9811 / FAX:0742-22-9722
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
      * 毎月第2・第4土曜日は、午後2時から展示担当者による作品解説があります。
休  館  日  月曜日(休日の場合は最も近い平日)
観覧料金  一 般 500円、高校・大学生 200円(高校生のみ土曜日無料)、
      小・中学生 100円(土曜日無料)、奈良市在住の70歳以上の方 無料
      *身体障がい者手帳などをお持ちの方(要手帳)とその介護者 無料
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▶ 第5回入江泰吉記念写真賞受賞作品展 眞岡綺音「陸の珊瑚」
このたび61点の応募作品の中から眞岡綺音さんの「陸の珊瑚」が第5回入江泰吉記念写真賞に選ばれました。本賞は未来そして世界へのメッセージとして「写真集」を制作することを目的とし、写真展はその受賞を記念して開催します。
受賞作「陸の珊瑚」は変化する普遍をテーマに自身の母の実家である牧場を舞台にしています。
現代社会において家族とはコミュニティの最小単位とされており殆どの人間がこれに所属し日常を送っています。
世界において血族とは普遍的なものと解釈されていますが、この普遍の中に日々見落としている小さな変化を紹介します。

▶同時開催 ならPHOTO CONTEST受賞作品展
第5回ならPHOTO CONTESTでは「ならを視る」をテーマに作品を募集しました。応募作品548点の中から選ばれた「なら賞」受賞の二川和歩さん、「日本経済新聞社賞」受賞の若井芳昭さんはじめ、入選された29名の方々の作品で展示構成しています。奈良の魅力にあふれる作品の数々をご覧ください。

<イベント>
ギャラリートーク 
眞岡綺音(第5回入江泰吉記念写真賞受賞者)×大西 洋(奈良市写真美術館 館長)
2月3日[土]14:00- * 申込不要、要観覧券

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 入江泰吉記念 奈良市写真美術館

【展覧会】八王子市夢美術館|特別展 ムットーニワールド からくりシアターⅤ|’24年2月3日-3月24日|終了

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八王子市夢美術館
特別展
ムットーニワールド からくりシアターⅤ
会  期  2024年2月3日[土]- 3月24日[日]
開館時間  10:00 - 19:00  * 入館は閉館の30分前まで
休  館  日  月曜日  * ただし、祝日の場合は開館し翌日休館
会  場  八王子市夢美術館
      〠 192-0071 東京都八王子市八日町8-1 ビュータワー八王子 2F
      TEL. 042-621-6777 FAX 042-621-6776
観  覧  料  一般:700円、学生(高校生以上)・65歳以上:350円、中学生以下 無料
監  修  武藤政彦
協  力  ケンジタキギャラリー
企画協力  株式会社パラスタイル、大黒杏子
主  催  公益財団法人 八王子市学園都市文化ふれあい財団(八王子市指定管理者)
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― 暗闇の箱のなかに光が灯り、効果音、音楽、照明が交差し、人形たちが動き出す。
それらが融合したとき、ムットーニワールドへの扉が開かれる ―
2009年にスタートした「ムットーニワールド からくりシアター」シリーズ。
前回2018年開催の「Ⅳ」より、6年の歳月を経て待望の「Ⅴ」が開催されます。今回もお馴染みの人気作から、夢美術館初出品作を含む20点余りを展示予定です。

ボックス・シアターとも称されるムットーニ(本名:武藤政彦)作品は、全てが作家の手によるもの。美しく彩られた木製のからくり箱、繊細な表情をした物語の登場人物たちも、粘土を使って一体一体丁寧に制作されています。そして作品の要である電機仕掛けの“からくり”に至るまでムットーニ氏が設計、配線までをこなしています。そうして丹精込めて構築された作品に、淡い光、音楽や効果音が加わり一つの世界が誕生します。

また、作品の稼働に合わせて作中のストーリーを作家本人が語る「上演会」は、より強い力で観客を作中に引き込みます。いわゆるヴィジュアル ストーリー テリングともいえるこの手法は、他に類を見ない新たな芸術性を感じさせるものです。「何度でも見たくなる」ムットーニ作品の魅力は、これに由来しているのかもしれません。もちろん今回も上演会を随時開催予定です。作品と共にぜひお楽しみください。
※展示内容は変更になる場合があります。

ムットーニワールド からくりシアターⅤ」作品リスト・タイムテーブルはこちら

出品作品(予定)
《サーカス》、《ザ・ダイアリー・オブ・ウィングズ》、《プリモ・テンポレ》、《インターメッツォ》《サテライト・キャバレー》、《カンターテ・ドミノ》《ヘル・パラダイス》、《ジャングル・パラダイス》、《ザ・ナイト・エンジェル・カムズ》 ほか多数。

ムットーニ(本名 武藤政彦)
exb112_profile1956年横浜市生まれ。工場が立ち並ぶ京浜工業地帯で少年時代を過ごす。家に帰ると、その日見て感じたモノを油粘土で再現して遊んでいた。十代半ばから油彩画を描き始め、高校卒業後、創形美術学校に入学。卒業後、東京都国立市にアトリエを構えのちに再び粘土による人形制作に没頭。人形、光、効果音、背景の転換などの要素を詰め込んだ「箱」が、電動の仕掛けによりストーリー展開していくという独自の世界を確立し、高い評価を得ている。 文学作品をモチーフにしたものは、世田谷文学館、前橋文学館にコレクションされている。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 八王子市夢美術館    MUTTONI OFFICIAL SITE