月別アーカイブ: 2024年3月

【展覧会】神奈川県立 神奈川近代文学館|特別展 帰って来た橋本治展|’24年3月30日-6月2日

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神奈川県立 神奈川近代文学館
特別展 帰って来た橋本治展
会  期  2024年3月30日[土]- 6月2日[日]
      * 本展は会期中、一部の展示物、展示箇所の変更を行います。
      【 前 期:3月30日[土]- 4月30日[火]/ 後期:5月1日[水]- 6月2日[日]】
休  館  日  月曜日(4月29日、5月6日は開館)
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入館は 4時30分 まで)
会  場  神奈川県立 神奈川近代文学館 第 2・3 展示室
      〠 231-0862 神奈川県横浜市中区山手町110
      TEL 045-622-6666 FAX 045-623-4841
観  覧  料  一 般 700円、65歳以上・20歳未満及び学生 350円、高校生 100円、中学生以下は 無料
          * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
編集委員  松家仁之
主  催  神奈川県立 神奈川近代文学館、公益財団法人神奈川文学振興会
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平成の時代とともにその生涯を終えた橋本治が、令和6年春、横浜に帰って来ます―――

橋本治(1948-2019)は、1977年に高校生の日常を描いた「桃尻娘ももじりむすめ」で小説家としてデビューし、それまでにないスタイルと内容で世間に衝撃を与えました。すでにイラストレーターとして活躍していた橋本は、以後、小説執筆と併行して、恋愛や性、家族、時代を論じ、舞台やイベントを演出し、セーターの編み方を教え、古典をひもとくなど、八面六臂の活躍を繰り広げました。どんな未知の分野にもひるまず分け入った橋本の原動力は「わからない」ことを解明したいという思いだったといいます。その成果は膨大な数の著作となって、我々に大きな〈恵み〉をもたらし続けています。
神奈川近代文学館は、2019年以降、橋本治の直筆原稿をはじめとする資料をご家族、ご関係の方々から寄贈いただき〈橋本治文庫〉として保存しています。本展は、時代を先取りし、さらに、人間と人間の生きた時代を描きだそうとした橋本の生涯を、所蔵資料を中心にたどります。
「桃尻娘」シリーズの最終章は、同館のある港の見える丘公園で、未来への希望を示唆して締めくくられます。この地で、帰って来た橋本治の新たな一面に触れていただければ幸いです。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 神奈川県立 神奈川近代文学館 ] 

【展覧会】そごう美術館|再興第108回 院 展|’24年3月30日ー 4月21日|終了

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そごう美術館
再興第108回 院 展
会  期  2024年3月30日[土]ー 4月21日[日]
会  場  そごう美術館
       〠 220-8510 神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店 6階
      TEL:045(465)5515(美術館直通)
時  間  午前10時 - 午後8時(入館は 閉館の30分前 まで)
      * そごう横浜店の営業時間に準じ、変更になる場合があります。
休  館  日  会期中無休
入  館  料     〔 事前予約不要 〕
      一 般 800円、大学・高校生 600円、中学生以下 無 料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  そごう美術館、神奈川新聞社、公益財団法人日本美術院
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日本美術院は、横浜出身の岡倉天心を中心となり1898(明治31)年に創立された日本画の研究団体です。一時上野・谷中から茨城・五浦へ拠点を移しますが、1914(大正3)年に上野・谷中に再興しました。現在にいたるまで、日本画の名だたる巨匠を数多く輩出しています。
毎年9月の東京展を皮切りに全国巡回する再興院展。第108回の本展では、同人作家の作品33点をはじめ、受賞作品および神奈川県ゆかりの作家の作品など合計85点を一堂に展覧いたします。
現代日本画壇で活躍する巨匠から若手までの力作の数々をご覧ください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : そごう美術館 ] 

【展覧会】永井潔アトリエ館|第10回企画展 水辺の記憶|’23年9月2日-’24年7月27日 * 毎週土曜日に開館

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永井潔アトリエ館
第10回企画展 水辺の記憶
開館期間  2023年9月2日[土]- 2024年7月27日[土]* 毎週土曜日に開館
開館時間  毎週 土曜日  11:00 - 17:00(入館は16:30まで)
      * 年末年始と展示替えを行う 2月・8月 は休館。
      * 臨時休館する場合は、トップページでお知らせします。
所  在  地  〠 179-0085 東京都練馬区早宮4-6-5
​入  館  料  一 般 300円(維持協力費として)
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水面に画家は何を見たか?
永井潔の風景画について、絵画修復家の山領まり氏はかつて、「その風景の中を歩けるような気がする」と評しました(当館撮影の動画より)。それは、写実的であるという以上に、まるで画家の隣で同じ陽射しを浴び、同じ風に吹かれているような体感を呼び起こされるからではないでしょうか。画中には、その眺めを前にした、画家の思いさえ記憶されているのかもしれません。
今回は、そんな永井の風景画の中から、水辺を描いた作品を34点選び、展示します。
海を描いた作品は18点。『寺泊海岸』(1939年/油彩)は戦時下、兵役の合間に描いたもので、砕け散る波しぶきが時代に翻弄される青年の心を象徴しているかのようです。『網代港』(1968~9年頃/水彩)、『土肥の海辺』(1991年/油彩)、『海辺の家』(制作年不明/油彩)からは、洋々と広がる海のもとにつましく立つ家々や漁船が、その地に生きる人々の暮らしを想起させます。『ゴミを選る人々』(1960年/油彩)は、横須賀湾に面したゴミ捨て場に通って描いた異色作で、高度成長期を支えた人々の働く姿が印象的。ほかにも、伊根、房総、佐渡の風景など、海に寄り添う人々の営みに向けた画家の視線がやわらかです。

川を描いた作品は10点。『川べりの工場』(制作年不明/油彩)、『船と工場』(同)は、町工場と地元の川の密接な関係を物語ります。住宅街の川と民家ののどかな共生をとらえた『川べりの木立』(同)、コンクリートに囲まれた『堀割のある風景』(1969~70年頃/油彩)からは、失われた自然を惜しむ眼差しも感じられます。ほかにも、12歳で描いた八木ヶ鼻・五十嵐川の絶景、氷見の上庄川、下津井を流れる川など、各地の姿を映して流れる川に永井は絵心をかきたてられたようです。
池、湖、水田を描いた作品は6点。涼感漂う『石神井公園三宝寺池』(1960年/水彩)、『水辺の東屋』(制作年不明/水彩)、少年の姿が微笑ましい『秩父の魚つり』(同)、『下野風景』(1986年/水彩)の水の恵み、『The water side』(1972年/リトグラフ)の春まだ浅いクールな水面。そして、『水面に映る木立』(制作年不明/油彩)は絵の大半が水面という、まさに「水面」そのものを描く試みだったといえるでしょう。
さざ波に揺れながら逆さまに映り込む現実の虚像 ―――「反映」を描くことは、永井潔が生涯魅せられ続けた画題でした。そんな彼の思いが宿る「水辺の記憶」の数々をどうぞお楽しみください。

※ 館内は靴を脱いでお上がりいただいております。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 永井潔アトリエ館

【展覧会】21_21 DESIGN SIGHT|企画展 未来のかけら: 科学とデザインの実験室|’24年3月29日-8月12日

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21_21 DESIGN SIGHT
企画展 未来のかけら: 科学とデザインの実験室
会  期  2024年3月29日[金]- 8月12日[月・休]
会  場  21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー 1&2
      〠 107-0052 東京都港区赤坂9-7-6 tel: 03-3475-2121
休  館  日  火曜日
開館時間  10:00 - 19:00(入場は18:30まで)
入  場  料  一 般 1,400円、大学生 800円、高校生 500円、中学生以下 無料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  21_21 DESIGN SIGHT、公益財団法人 三宅一生デザイン文化財団
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21_21 DESIGN SIGHTでは、2024年3月29日より企画展「未来のかけら: 科学とデザインの実験室」を開催します。展覧会ディレクターには、幅広い工業製品のデザインや、先端技術を具現化するプロトタイプの研究を行うデザインエンジニアの山中俊治を迎えます。
みなさんが思い浮かべる未来は、どのような姿でしょうか。あまりに壮大で漠然としており、はっきりとした輪郭をつかむことは難しいかもしれません。しかし、だからこそクリエイターたちは、未来に対するさまざまな可能性に思いをはせます。美しく、驚きにあふれた、より魅力的な世界を想像し、プロトタイプを通じて確かめるのです。今わたしたちが未来のかたちをはっきりと描くことはできなくても、生み出された「未来のかけら」を通じて、その一部にそっと触れることはできるかもしれません。

本展では、山中が大学の研究室でさまざまな人々と協働し生み出してきたプロトタイプやロボット、その原点である山中のスケッチを紹介するとともに、専門領域が異なる7組のデザイナー・クリエイターと科学者・技術者のコラボレーションによる多彩な作品を展示します。最先端技術や研究における先駆的な眼差しとデザインが出合うことで芽生えた、未来のかけらたちを紹介します。
多様な視点が交わり、想像力が紡がれる会場で、科学とデザインが織りなす無数の可能性と、まだ見ぬ未来の世界に向かうデザインの楽しさを体感する機会となれば幸いです。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 21_21 DESIGN SIGHT

【展覧会】信州高遠美術館|「気韻生動」の画人 池上秀畝 生誕150年展|’24年3月2日-5月19日

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信州高遠美術館
「気韻生動」の画人 池上秀畝生誕150年展
会  期  令和6年3月2日[土]- 5月19日[日]
      * 5月18日[土]は国際博物館の日により入館料無料
会  場  信州高遠美術館 全館
      〠 396-0213 長野県伊那市高遠町東高遠400番地
      電話:0265-94-3666 ファックス:0265-94-3936
開館時間  午前9時 - 午後5時 (最終入館時間 午後4時30分)
入館料  一 般 500円、 高校生以下、および18歳未満の方は無料
休館日  3月5日[火]、3月12日[火]、3月19日[火]、3月21日[木]、3月26日[火]、
      5月7日[火]、5月14日[火]
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晩年に至るまで純粋に画道を求め、伝統に立脚した写実に基づく花鳥画を追求した高遠出身の日本画家・池上秀畝の作品を、周辺作家の作品とあわせて一堂に展示します。
2024 (令和6) 年は池上秀畝の生誕150年にあたり、信州高遠美術館、高遠町歴史博物館、伊那市創造館、長野県伊那文化会館では、それぞれの館で企画した展覧会を開催します。また、長野県立美術館と練馬区立美術館でも代表作品を展示する巡回展を開催します。
今回、6つの美術館・博物館において、ほぼ同時期に同一の作家の展覧会を実施する稀な機会を捉えて、池上秀畝の作品を載せたカードを作成しました。カードは4種類作成し、長野県伊那文化会館、高遠町歴史博物館、信州高遠美術館、伊那市創造館に配置し、展覧会を鑑賞した方に配布します。全種類収集した方への特典として、長野県立美術館「生誕150年 池上秀畝ー高精細画人ー」の入場券引換券を贈呈します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 伊那市役所  信州高遠美術館  伊那市立高遠町歴史博物館

【展覧会】伊那市立高遠町歴史博物館|企画展 秀畝の画業|’24年2月23日-6月16日

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伊那市立高遠町歴史博物館
企画展 秀畝の画業 
期  間  令和6年2月23日[金]- 6月16日[日]
休  館  日  2月26日㈪、3月4日㈪、3月11日㈪、3月18日㈪、3月21日㈭、4月22日㈪、4月30日㈫、
      5月7日㈫、5月8日㈬、5月13日㈪、5月20日㈪、5月27日㈪、6月3日㈪、6月10日㈪
開館時間  午前9時 - 午後5時(最終入館は 午後4時30分)
会  場  伊那市立高遠町歴史博物館 2階 第3展示室
      〠 396-0213 長野県伊那市高遠町東高遠457番地 電話:0265-94-4444
入  館  料  一般 400円、高校生以下、および18歳未満の方の入館は無料です。
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  伊那市教育委員会、伊那市立高遠町歴史博物館
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令和6年(2024年)は池上秀畝-しゅうほ-が高遠に生まれて150年という節目の年にあたります。
秀畝といえば、小坂芝田、中村不折と並ぶ伊那の三筆の一人と賞賛され、上伊那地域の代表的な日本画家として知られています。幼少期から父の影響でよく絵を描き、15歳のとき東京の荒木寛畝に弟子入りして画力を高めました。精緻な絵を得意とし、日本美術展覧会(日展)の前身に当たる文部省美術展覧会(文展、新文展)や帝国美術院展覧会(帝展)、日本美術協会展に出品すること多数、幾度も受賞し、帝展の審査員まで務めました。
当館では、収蔵資料のほか、他の施設や個人から借用した作品を展示し、池上家三代の足跡と秀畝の画業を振り返ります。秀畝が日本画家として大成した背景には、絵描きとしての祖父休柳と父秀花の存在、写生や臨写の励行、故郷の風景や様々な古典に基づく独自の画風の形成、故郷の人々との交流による多彩な作品の制作といった様々な要素がありました。秀畝の活動を知りながら作品を鑑賞することで秀畝の作品をもっと身近に感じていただく機会となりましたら幸いです。

なお、今年は秀畝生誕150年を記念して、長野県立美術館、長野県伊那文化会館、東京都練馬区立美術館、信州高遠美術館、伊那市創造館、当伊那市立高遠町歴史博物館の6館が池上秀畝の展覧会を開催します。これだけ多くの館で、同じ人物に注目した展覧会が開催できることは大変喜ばしいことです。ぜひとも、他館の展覧会もお楽しみください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 伊那市役所 伊那市立高遠町歴史博物館 信州高遠美術館

【展覧会】長野県伊那文化会館 美術展示ホール|生誕150年 池上秀畝展 ― ただ絵が好きで好きで ―|’24年3月30日-5月12日

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長野県伊那文化会館 美術展示ホール
生誕150年 池上秀畝展
― ただ絵が好きで好きで ―
会  期  2024年3月30日[土]- 5月12日[日]
開館時間  9:00 - 17:00(入館は16:30まで)
休館日  4/1日[月]、8日[月]、15日[月]、22日[月]、30日[火]、5 /7日[火]
会  場  長野県伊那文化会館 美術展示ホール
      〠 396-0026 長野県伊那市西町5776(春日公園内)
      Tel 0265-73-8822 
料  金  一 般 500円、 大学生・75歳以上 300円、高校生以下 又は18歳未満 無料
共  催  長野県教育委員会、伊那市、伊那市教育委員会
主  催  長野県、長野県伊那文化会館
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池上秀畝(いけがみ しゅうほ 1874-1944)は、長野県上伊那郡高遠町(現在の伊那市)に生まれ、明治22年(1889)、本格的に絵を学ぶため上京。当時まだ無名だった荒木寛畝の最初の門人・内弟子となります。大正5年(1916)から3年連続で文展特選を受賞。また、帝展で無鑑査、審査員を務めるなど官展内の旧派を代表する画家として活躍しました。
同じく長野県出身で同い年の菱田春草(1874-1911)らが牽引した「新派」の日本画に比べ、秀畝らの「旧派」と呼ばれる作品は近年展覧会等で取り上げられることは少なく、その知名度は限られたものに過ぎませんでした。
しかし、伝統に基づく旧派の画家たちは、会場芸術として当時の展覧会で評価されたことのみならず、屏風や建具に描かれた作品は屋敷や御殿を飾る装飾美術としても認められていました。特に秀畝は徹底した写生に基づく描写に、新派の画家たちが取り組んだ空気感の表現なども取り入れ、伝統に固執しない日本画表現を見せています。
本展は生誕150年にあたり、秀畝の人生と代表作をたどり、画歴の検証を行うと共に、あらたなる視点で「旧派」と呼ばれた画家にスポットを当てる展覧会です。

※ 長野県中東部の佐久地域が、郷土出身の画家:池上秀畝の顕彰で大賑わい。東京都練馬区立美術館、長野県立美術館が大型連携展。伊那市立高遠町歴史博物館、長野県伊那文化会館、信州高遠美術館、伊那市創造館が一斉に独自資料での展開を開始。でづすからここではすこし名寄せをして、いずれこの伊那・旧高遠藩時代をふり返ってみます。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 長野県伊那文化会館

【展覧会】伊那市創造館|第31回企画展|「池上秀畝生誕一五〇年記念展」 ~ 伊那・高遠との交流を中心に ~|’24年3月16日-5月27日

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伊那市創造館
第31回企画展「池上秀畝生誕一五〇年記念展」
~ 伊那・高遠との交流を中心に ~
期  間  令和6年(2024年)3月16日[土]- 5月27日[月]
時  間  午前10時 - 午後5時(最終入場は4時45分)
会  場  伊那市創造館 2階 企画展示室
      〠 長野県伊那市荒井3520番地 電話:0265-72-6220       
問い合せ  伊那市役所 教育委員会 生涯学習課 創造館
      電話:0265-72-6220 ファクス:0265-74-6829 メール:szk☆@inacity.jp
休  館  日  毎週火曜日/3月21日[木]
観  覧  料  無  料
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池上秀畝(いけがみしゅうほ 1874-1944)は、長野県伊那市高遠町出身の日本画家です。
明治から昭和にかけて、特に花鳥画を得意とし、日本画壇の中心人物のひとりとして活躍しました。高遠藩御用達の紙問屋の次男として生まれた秀畝ですが、祖父 池上休柳-きゅうりゅう、父 池上秀花-しゅうか、両者とも本格的に絵を学び、俳句や短歌、茶道や華道にも秀でていたという文化的な環境にあったことから、絵の描き方を自然に覚えることとなりました。

明治22(1889)年、15歳で小学校を卒業後、絵を学ぶために上京、荒木寛畝-あらきかんぽーの門人となり、写生に基づく写実的な表現の日本画を体得していきました。明治40(1907)年、第41回日本美術協会・正派同志会連合展で2等賞銀牌、翌年の文部省美術展覧会(文展)で初入選、以来大正5(1916)年から3年連続で文展特選となるも、同志と共に新結社を結び、文展改革の口火を切る存在となりました。大正8(1919)年、発足したばかりの帝国美術院展覧会(帝展)で無鑑査となり、名実共に日本画壇中心の一人となりました。晩年になっても後進の指導と作品制作に力を注ぎましたが、第2次世界大戦中の昭和19(1944)年に、東京下谷の自宅で死去。

生涯を通じて、故郷伊那・高遠への愛を忘れず、学校や図書館、寺社などさまざまな施設へ作品が贈られるなど、今もこの地には多くの作品が残っています。本年令和6(2024)年が池上秀畝生誕150年であることから、今回各地の施設が連携して企画展示を行います。

【池上秀畝生誕150年展 開催情報】
伊那市立高遠町歴史博物館/令和6年2月23日[金・祝]- 6月16日[日]
信州高遠美術館/令和6年3月2日[土]- 5月19日[日]
練馬区立美術館/令和6年3月16日[土]- 4月21日[日]
伊那市創造館/令和6年3月16日[土]- 5月27日[月]
長野県伊那文化会館/令和6年3月30日[土]- 5月12日[日]
長野県立美術館/令和6年5月25日[土]- 6月30日[日]

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 伊那市創造館 ] 

【展覧会】不忍画廊|〈生誕100年 中村正義展〉&〈小さな从展 2024〉|’24年3月26日ー4月6日|終了

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不忍画廊
〈生誕100年 中村正義展〉&〈小さな从展 2024〉
会  期   2024年3月26日[火]ー 4月6日[土]
会  場  不忍画廊
      〠 103-0027 東京都中央区日本橋3-8-6 第二中央ビル 4F
開廊時間  12:00 - 18:00 / 最終日17:00まで
休  廊  日  月曜・火曜 (4月1日, 2日)
関連イベント
❖『小さなギャラリートーク』不忍画廊 ’24年3月30日[土] 17:30-
❖『第47回 从展』 ’24年3月25日[月]- 31日[日]
   東京都美術館・1階 第4展示室 (上野公園内)
   ▶ 詳細は 美術団体 人人会 公式ホームページ でご確認ください。
❖ ギャラリートーク 3月25日[月]14:00-  場所:東京都美術館从展本展会場
❖ 中村正義の美術館『中村正義生誕100年展・春』’24年4月5日[金]- 5月6日[月]
   ※ 開館日:金、土、日、祝日
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我ら人人展に参集す。

人を縦でなく横に並べて人人と称してきた。
私たちは、新しい仲間を加え、それぞれの作家が触れている “現代(いま)” という時代を、
それぞれの思考と感性によって造形化し、表現してゆこうとする集団である。
人人会

「从会」は1974年に中村正義を中心に、旧態依然とした縦系列の画壇機構に抵抗し、反権力を標榜する個性的な7名の作家(星野眞吾・山下菊二・斎藤真一・大島哲以・佐熊桂一郎・田島征三)により創立されました。そして結成から2024年現在に至るまで、創設時の精神を受け継ぐ個性豊かな作家が集結し活動を続けています。
「小さな从展」では、「人人展」本展(東京都美術館にて毎年開催)の関連企画として、2022年より文京区・羽黒洞(1936年 木村東介により創立)から会場を引き継ぎ、从作家の小品展を開催いたします。
同時に「日本画壇の風雲児」と呼ばれた画家・中村正義の生誕100年を記念する回顧展を開催いたします。会場では日本画・ドローイング・版画などの希少な作品に加え、画集や資料などを公開します。

▶ < 从展 - Online Exhibition > 作品をみる

〈中村正義 プロフィール〉
中村 正義|Masayoshi Nakamura(1924 – 1977)
1924年、愛知県豊橋市生まれ。はやくから将来を期待されていたにもかかわらず、いまだ制度的であった戦後の日本画壇で因習的風潮徹底して退け、モディリアーニやデュビュッフェからポップアートまでを消化して独自のスタイルを確立し貫いた「日本画壇の風雲児」。1964年、小林正樹監督・映画「怪談」劇中画「源平海戦絵巻・全5図」を描き、東京国立近代美術館所蔵となる。1974年には斎藤真一、山下菊二らと人人会を結成し、「人人展」を開催する(現在も継続)。1975年、事務局長として第1回東京展開催。その2年後、1977年に52歳の若さで逝去した。
没後は「異端の天才画家 中村正義」展(1980年、豊橋市美術博物館)、「反骨・奔走の偉材 中村正義」展(1983年、神奈川県立近代美術館)、「中村正義 日本画壇の風雲児、新たなる全貌展」(2011年、名古屋市美術館)、「岡本太郎と中村正義『東京展』」(2015年、川崎市岡本太郎美術館)など大規模な回顧展が開催され、また数回にわたりNHKの日曜美術館でも特集が組まれ、評価は不動のものとなった。1988年、中村正義の美術館(川崎市)が開館。

〈小さな从展 2024〉 参加アーティスト
赤城美奈/綺朔ちいこ/宇里香菜/大野俊治/大野泰雄/岡田慶隆/奥津幸浩/亀井三千代/木村浩之/久保俊寛/古茂田杏子/髙橋千裕/高橋美子/丹澤和美/豊泉朝子/鳥居洋治/内藤瑶子/成田朱希/西川芳孝/林晃久/原歩/前原涼輔/馬籠伸郎/美濃瓢吾/山川真太郎/吉田佑子/米田称侑/米田昌功/LUNE/渡辺つぶら

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上、ご観覧を。
[ 詳 細 : 不忍画廊 】

【展覧会】SOMPO 美術館|北欧の神秘 ― ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画|’24年3月23日-6月9日|開催中

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SOMPO 美術館
北欧の神秘 ― ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画
会  期  2024年3月23日[土]- 6月9日[日]
会  場  SOMPO 美術館 
      〠 160-8338 東京都新宿区西新宿1-26-1
休  館  日  月曜日
      * ただし4月29日、5月6日は開館
開館時間  午前10時 - 午後6時 * 金曜日は午後8時まで(最終入館は 閉館30分前 まで)
観  覧  料  一 般 1,600円、 大学生 1,100円、小中高校生 無料
      * 各種割引、優待情報などは、下掲詳細参照。
特別協力  スウェーデン国立美術館、フィンランド国立アテネウム美術館、
      ノルウェー国立美術館、損保ジャパン
主  催  SOMPO 美術館、NHK、NHKプロモーション、朝日新聞社
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本邦初、北欧の絵画にフォーカスした本格的な展覧会

ヨーロッパの北部をおおまかに表す北欧という区分は、一般的にノルウェー、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、アイスランドの5 か国を含みます。このうち最初に挙げた3 か国はヨーロッパ大陸と地続きにありながらも、北方の気候風土のもとで独特の文化を育みました。
本展覧会は、この3 か国に焦点を定め、ノルウェー国立美術館、スウェーデン国立美術館、フィンランド国立アテネウム美術館という3つの国立美術館のご協力を得て、各館の貴重なコレクションから選び抜かれた約70点の作品を展覧するものです。
19 世紀から20世紀初頭の国民的な画家たち、ノルウェーの画家エドヴァルド・ムンクやフィンランドの画家アクセリ・ガッレン=カッレラらによる絵画などを通して、本展で北欧の知られざる魅力に触れていただければ幸いです。

※ 「北欧の神秘」展は一部の作品につきまして撮影が可能です。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご参加を
[ 詳 細 : SOMPO 美術館

【展覧会】国立科学博物館 附属自然教育園|企画展 都 市 蝶|’24年3月23日-4月21日|終了

科博白金

国立科学博物館 附属自然教育園
企画展 都 市 蝶
開催期間  2024年3月23日[土]- 4月21日[日]
休  園  日  4月8日[月]・4月15日[月]
入  園  料  一 般・大学生 320円、高校生(高等専門学高生含む)以下・65歳以上:無 料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
開園時間  9:00-16:30(入園は16時まで)
所  在  地  国立科学博物館 附属自然教育園
      〠 108-0071 東京都港区白金台5-21-5 お問合せ TEL:03-3441-7176
主  催  国立科学博物館 附属自然教育園、関 洋(写真家)
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写真家:関 洋がとらえた都心に息づくちいさな命をご紹介。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 国立科学博物館 附属自然教育園 ]
[ 関 連 : YouTube   自然教育園ってどんなところ?   国立科学博物館公式チャンネル   2:23 ]
自然教育園は、大都市「東京」の中心部:東京都港区白金台にあって、今なお豊かな自然が残る、都会の中のオアシスともいえる貴重な緑地。なぜ、緑地は残されたのでしょうか? 自然を守るために、どのような維持管理をおこなっているのでしょうか? スダ爺 と めばえん が紹介します。

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バジルの花{新宿餘談}
白金の国立科学博物館附属自然教育園には及びもつかないが、吾が空中庭園-別称乃至蔑称:ベランダ花壇もこのところの陽気で賑わいを取りもどした。蜻蛉と蝶の飛来はめっきり減ったが、ほぼ通年におよんで数種の蜂の人気を集めるのは写真の「バジル」である。ノー学部が苗から育てて鋏でチョッキン、香草として食した時期もあった。バジルはもう三年以上ここで経過、さすがのノー学部も葉は硬くなってもはや食草には適さないとする。それに代えて紫蘇の花にも似た房状の小さな花をたくさんつける。これが蜂の好物らしく、数種の蜂がこちらも通年でちいさな花から競って蜜を摂っている。また花茎は丈夫で密生しているので雀のお宿でもある。ときおりヒヨドリが雨宿りする。雀は吾輩をみると逃散するが、ヒヨドリは吾輩をギロリと睨んで動かない。

【展覧会】府中市美術館|春の江戸絵画まつり|かっこいい油絵 司馬江漢と亜欧堂田善|’24年3月15日-5月11日

府中市美術館
春の江戸絵画まつり
かっこいい油絵 司馬江漢と亜欧堂田善
会  期  2024年3月15日[土]- 5月11日[日]         E354-4891
会  場  府中市美術館 2階 企画展示室
〠 183-0001
東京都府中市浅間町1丁目3番地(都立府中の森公園内)
電話:042-336-3371
休  館  日  月曜日
開館時間  午前10時 - 午後5時(入場は 午後4時30分 まで)
観覧料金  一 般 800円、 高校・大学生 400円、 小・中学生 200円
* 各種割引、関連イベント情報などは下掲詳細参照。
主  催  府中市美術館
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司馬江漢と亜欧堂田善は、江戸時代に油絵や銅版画を手がけた洋風画家です。風雅を愛する文人だった江漢と、西洋の技術にのめり込んで「ものづくり」に熱中した田善。二人の作品の特徴は異なりますが、共通して感じられるのは、遠近法への素直な驚きから生まれた造形の「かっこよさ」でしょう。二人の持ち味の違いにも注目しつつ、洋風画の魅力に迫る展覧会です。
[右] 司馬江漢《円窓唐美人図》 江戸時代中期(18 世紀)府中市美術館蔵

E354-4910
※ 作品画像は 府中市美術館 より拝借した物です。二次引用などはご遠慮ください。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上、ご観覧を。
[ 詳 細 : 府中市美術館

【展覧会】東京黎明アートルーム|洛中洛外図屛風と縄文土器|’24年3月17日ー5月5日

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東京黎明アートルーム
洛中洛外図屛風と縄文土器
開室期間  2024年3月17日[日]ー 5月5日[祝]
休  室  日  3月20日[祝]、4月3日[水]、4月21日[日]、5月3日[祝]
開室時間  10:00 - 16:00 * 最終入室は 15:30
入室料金  一 般 600円 / 20歳未満は無料
      * 障害者手帳をお持ちの方及び介護者の方は300円引き
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
会  場  東京黎明アートルーム
      〠 164-0003 東京都中野区東中野2-10-13 TEL 03-3369-1868
主  催  東京黎明アートルーム
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縄文土器を15点、土偶を2点展示します。
自然界の摂理にしたがい、ゆっくりと進化した縄文人の知識・技術・思想。縄文土器を通し、独創的な造形力や装飾性をお楽しみいただき、縄文人の豊かな世界観に思いを馳せていたただければと思います。
洛中洛外図屏風(六曲一双)も展示します。洛中(京都の市街)と洛外(京都の郊外)の景観や人々の様子が豊かに描かれています。京都観光気分を味わっていただけるようImage Projection(映像)も用意しました。
その他、アジアの彫刻や岡田茂吉作品も展示します。
皆様のご来室を心よりお待ちしています。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京黎明アートルーム

【展覧会】練馬区立美術館|生誕150年 池上秀畝 ― 高精細画人 ―|’24年3月16日-4月21日|終了

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練馬区立美術館
生誕150年 池上秀畝 ― 高精細画人 ―
会  期  2024年3月16日[土]- 4月21日[日]
      * 4月1日[月]に一部展示替えを行います。
休  館  日  月曜日
開館時間  10:00-18:00  * 入館は17:30まで
観  覧  料  一 般 1,000円、 高校・大学生 および 65-74歳 800円
      * 中学生以下および75歳以上 無料
      * 同館は事前予約制ではありません。当日チケットカウンターでお求めください。
      * 各種割引、優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照。
アクセス  練馬区立美術館
〠 176-0021 東京都練馬区貫井1-36-16 TEL 03-3577-1821
西武池袋線中村橋駅下車 徒歩3分 ▶ 詳しくは こちら をクリック!

共  催  長野県立美術館
主  催  練馬区立美術館(公益財団法人練馬区文化振興協会)
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池上秀畝(いけがみ  しゅうほ   1874-1944)は、長野県上伊那郡高遠町(現在の伊那市)に生まれ、明治22年(1889)、本格的に絵を学ぶため上京。当時まだ無名だった荒木寛畝の最初の門人・内弟子となります。大正5年(1916)から3年連続で文展特選を受賞。また、帝展で無鑑査、審査員を務めるなど官展内の旧派を代表する画家として活躍しました。
同じく長野県出身で同い年の菱田春草(1874-1911)らが牽引した「新派」の日本画に比べ、秀畝らの「旧派」と呼ばれる作品は近年展覧会等で取り上げられることは少なく、その知名度は限られたものに過ぎませんでした。
しかし、伝統に基づく旧派の画家たちは、会場芸術として当時の展覧会で評価されたことのみならず、屏風や建具に描かれた作品は屋敷や御殿を飾る装飾美術としても認められていました。特に秀畝は徹底した写生に基づく描写に、新派の画家たちが取り組んだ空気感の表現なども取り入れ、伝統に固執しない日本画表現を見せています。

本展は生誕150年にあたり、秀畝の人生と代表作をたどり、画歴の検証を行うと共に、あらたなる視点で「旧派」と呼ばれた画家にスポットを当てる展覧会です。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 練馬区立美術館
[ 関 連 : 活版アラカルト【展覧会】水野美術館|水野コレクション「花鳥を愉しむ ― 池上秀畝、松林桂月、花鳥画の名手たち」|’23年1月3日-3月26日|終了 ]
[ 関 連 : 活版アラカルト【展覧会】伊那市立高遠町歴史博物館|企画展 秀畝の画業|’24年2月23日-6月16日 ]
[ 関 連 : 活版アラカルト【展覧会】信州高遠美術館|「気韻生動」の画人 池上秀畝 生誕150年展|’24年3月2日-5月19日 ]
[ 関 連 : 活版アラカルト【展覧会】練馬区立美術館/長野県立美術館|生誕150年 池上秀畝 ― 高精細画人 ―|’24年3月16日-4月21日|
[ 関 連 : 活版アラカルト【展覧会】長野県伊那文化会館 美術展示ホール|生誕150年 池上秀畝展 ― ただ絵が好きで好きで ―|’24年3月30日-5月12日 ]

〔 参 考 : 練馬区立美術館/長野県立美術館 YouTube  「生誕150年池上秀畝-高精細画人-」  0:33 〕

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【展覧会】神奈川県立歴史博物館|特別陳列 戦国大名北条氏と西相模・伊豆|’24年3月16日-4月14日|終了

神奈川歴博03月展示

神奈川県立歴史博物館
特別陳列
戦国大名北条氏と西相模・伊豆
会  期  2024年3月16日[土]- 4月14日[日]
休  館  日  月曜日、3月21日[木]
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
観  覧  料  常設展示観覧料でご覧いただけます。
      一 般 300円、20歳未満・学生 200円、65歳以上・高校生 100円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
会  場  神奈川県立歴史博物館 1階 特別展示室 第1室
      〠 231-0006 神奈川県横浜市中区南仲通5-60
      TEL:045-201-0926/FAX:045-201-7364
主  催  神奈川県立歴史博物館
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神奈川県立歴史博物館が所蔵する 江梨鈴木家文書 をはじめとする 北条氏関係文書 などにより、戦国大名北条氏の当主が直轄統治した相模国西部および伊豆国の様相を紹介します。

<展示構成と主な展示資料>
1 二つの性格を持つ地域
西相模、伊豆地域は北条領国の中枢であり、かつ西の端でもありました。北条氏の支配体制や領国接する他大名との関係の推移を紹介します。
     大道寺盛昌書状(年未詳)4月2日 江梨鈴木家文書 当館所蔵
     北条氏規掟書(天正8年カ)6月26日 北条家文書 当館所蔵
     北条氏照書状(永禄12年)10月24日 山吉家文書 神奈川県立公文書館蔵
2 海からもたらされたもの ~海産物と人、もの、情報~
北条氏が海を利用した様子を紹介します。相模湾、駿河湾で獲れる海の幸を酒宴の席で用いるとともに、海上交通を利用して西国とのやり取りを行いました。
     伊藤家祐書状(年未詳)1月17日 江梨鈴木家文書 当館所蔵
     小田原天文記(快元僧都記)天文年間 神奈川県立図書館所蔵
     北条家法度書
     北条家法度書(元亀4年)7月16日 江梨鈴木家文書 当館所蔵
3 北条家朱印状の謎を追う
海上交通の法度周知のため複数作成された北条家朱印状は個別対応を前提とした様式を持っています。同地域の文書に見える特徴を類例と比較しながら考えます。
     北条家船手形朱印状
     北条家船手形朱印状(天正2年)7月10日 江梨鈴木家文書 当館所蔵
     北条家朱印状(天正14年)7月19日 関山家文書 個人所蔵
     北条家朱印状(天正17年)12月8日 桜井家文書 当館所蔵

※ 混雑時は入場制限をする場合があります。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 神奈川県立歴史博物館

【展覧会】北澤美術館|特別展 エミール・ガレ没後120年記念|北澤美術館のガレ|’24年3月16日-’25年3月11日|ほぼ通年企画

北澤美術館2024展A B北澤美術館2024展

北澤美術館
特別展 エミール・ガレ没後120年記念
北澤美術館のガレ
会  期  2024年3月16日[土]- 2025年3月11日[火]
会  場  北澤美術館 1階 ガラス工芸展示室
      〠 392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-13-28 電 話 0266-58-6000
開館時間  04月 - 09月 |9:00 - 18:00
      10月 - 03月 |9:00 - 17:00
      * 最終入場-いずれも 閉館時間の30分前まで。
休  館  日  会期中 無 休   * ※10月1日[火]、12月31日[火]、1月1日[水]は休館
駐  車  場  バ ス:10台 / 乗用車:50台 駐車場併設
入  館  料  大 人: 1,000円 / 中 学生: 500円 / 小学生以下: 無 料
      * 各種割引・優待などは下掲詳細参照。
主  催  公益財団法人 北澤美術館
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── 我が根は森の奥深くにあり ──
諏訪湖のほとりにたたずむ北澤美術館は
エミール・ガレ、ドーム兄弟、ルネ・ラリックなどの
ガラス工芸と現代日本画を展示しています

19世紀末から20世紀のはじめにかけてヨーロッパに広まった「アール・ヌーヴォー」、ガラス工芸の分野でこの運動を牽引したのが、フランス北東部の都市ナンシーに生まれた、エミール・ガレ(1846-1904)です。ガラス・陶芸・木工家具、三つの分野で活躍した彼は、草花や昆虫など自然の形を活かした斬新なデザインと詩的な表現が高く評価され、パリ万国博覧会のグランプリを受賞しました。

2024年はガレの没後120年目に当たります。ガレがまだあまり知られていなかったおよそ40年前、その魅力にひかれ、「小さくても個性の光る美術館」を目指して収集をはじめたのが、北澤美術館の創立者:北澤利男(1917-1997)でした。
「美しいものを美しいと感じる素直なこころ」をモットーに、ジャポニスムの影響を受けた初期の作品から、パリ万国博覧会出品作、ひとよ茸ランプをはじめとする黄金期の大作を含む、世界でも稀にみる充実したコレクションが誕生しました。

没後120年を記念するこの展覧会では、普段展示される機会の少ない秘蔵の名作を含め、所蔵品を選りすぐり展示いたします。ガレと人気を競ったドーム兄弟の彩りあふれる作品と共に、ガラス芸術の世界をお楽しみください。

※ ほぼ通年企画の展覧会です。本稿では数度の反復紹介を予定。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 北澤美術館 ] 

【展覧会)ギンザ・グラフィック・ギャラリー 第401回企画展|TDC 2024|’24年4月1日-5月15日

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ギンザ・グラフィック・ギャラリー 第401回企画展
TDC 2024
(TOKYO TYPE DIRECTORS CLUB EXHIBITION 2024)
会  期  2024年4月1日[月]- 5月15日[水]
会  場  ギンザ・グラフィック・ギャラリー (ggg)
      〠 104-0061 東京都中央区銀座7-7-2 DNP 銀座ビル
      TEL:03-3571-5206/FAX:03-3289-1389
開館時間  11 : 00 am - 7 : 00 pm 日曜・祝日休館
入場無料
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「文字や言葉の視覚表現」を軸に開催するグラフィックデザインの国際賞「東京TDC賞」は、1990年より毎年開催し、今年34回目を迎えます。
この度の応募には、昨年8月1日から10月5日までの期間に、国内外から大変に質の高い3675作品(国内1830作品、海外1845作品)が寄せられ、 40名の選考委員によるデータや作品実物の長期の審査を経て、デザイン年鑑に掲載する486の入選作品が選出。同時に10の受賞作品、52のノミネート作品が決定しました。
「TDC2024」展では、その中から、受賞作品とノミネート作品を中心に 特に評価の高かった約130作品を展覧します。今年も話題性のある豊かな作品が揃いました。ご期待ください。

※ 下掲公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧下さい。
【 詳 細 : ggg ギンザ・グラフィック・ギャラリー

【展覧会】京都dddギャラリー|第241回企画展 永原康史—時間のなかだち:デザインとNFTの邂逅|’24年3月27日-5月26日

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京都dddギャラリー第241回企画展
永原康史—時間のなかだち:デザインとNFTの邂逅
会  期  2024年3月27日[水]- 5月26日[日]
会  場  京都 ddd ギャラリー
      〠 600-8411 京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON 烏丸 3 F
      TEL:075-585-5370  FAX:075-585-5369
開館時間  火曜-金曜は 11:00-19:00 土日祝は 11:00-18:00
休  館  日  月曜日(祝日・振替休日の場合はその翌日)、祝日の翌日(土日は開館)
      * 4月30日[火]、5月7日[火]は祝日の翌日のため休館
主  催  公益財団法人DNP文化振興財団
入場無料
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永原康史は、マルチメディアやメディアデザインという言葉が誕生した1980年代からメディアとデザインの可能性を探求してきた先駆者のひとりです。Macintoshが日本に最初に紹介された1984年から、永原はいち早くコンピューターを使ったデザインに取り組んできました。グラフィックデザイナーがコンピューターを使うのは今でこそ当たり前のことですが、永原が特殊なのは、コンピューターをペンや定規の代替物としてではなく、新しいメディアとして捉えていた点です。デジタルとフィジカルをつなぐ新たなデザイン表現を生み出す彼の実験は、一連の電子ブック作品やアルゴリズミック・タイポグラフィ作品に結実していきました。
「メディアとはなかだちするもののこと、メディアデザインとはなかだちのデザイン」とは、永原がさまざまな場所で表明してきたキーワードです。展覧会タイトルの「時間のなかだち」は、40年以上にわたる永原のメディアデザインの実践を振り返るとともに、メディアの過去と未来を橋渡しするという意味が込められています。パーソナルコンピューターにつづくインターネットの到来、さらにはグローバル資本主義経済の発展のなかで、メディアとデザインを取り巻く環境は様変わりしました。直近では、生成AIや空間コンピューティング、NFTなどの新たなデジタル技術の波が、デザイナーの仕事にも大きな影響を与えようとしています。展覧会サブタイトル「デザインとNFTの邂逅」は、NFTを新しいメディアとして捉えた永原の最新の試みを表しています。
本展が、ひとりでも多くの方に、とりわけ、生まれたときからコンピューターやインターネットが存在していた若いクリエーターたちに、グラフィックデザイナー/メディアデザイナー、永原康史の業績を知っていただく機会となれば幸いです。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 京都 ddd ギャラリー 

【展覧会/イベント】東京国立近代美術館|美術館の春まつり|’24年3月15日-4月7日|終了

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東京国立近代美術館
美術館の春まつり
Spring Festival in The National Museum of Modern Art, Tokyo
会  期  2024年3月15日[金]- 4月7日[日]
会  場  東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
      〠 102-8322 東京都千代田区北の丸公園3-1
      050-5541-8600(ハローダイヤル 9:00 - 20:00)
休  館  日  月曜日(ただし3月25日は開館)
開館時間  10:00 - 17:00(金曜・土曜は 20:00まで) * 入館は閉館30分前まで
主  催  東京国立近代美術館、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁
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花咲く名作が、会場のいたるところに。
水面に散る長瀞の桜を描いた川合玉堂《行く春》(重要文化財)や、
菊池芳文《小雨ふる吉野》など、春にちなんだ絵画が満開。
さらに四季のうつろいを堪能できる、芹沢銈介の染色作品も見どころです。
千鳥ヶ淵をはじめ、周辺に咲きほこる桜とともに、美術館で味わう春を、ぜひお楽しみください。

※ フライヤー裏面、中平卓馬展関連情報に訂正が告知されています。下掲詳細参照。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上 ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京国立近代美術館 美術館の春まつり 特設サイト

【展覧会】ハーモ美術館 HARMO MUSEUM|企画展 岩合光昭写真展 ねこ の とけい|’24年3月20日-5月6日

1ハーモ美術館バーナー0ハーモ美術館バーナー02ハーモ美術館 HARMO MUSEUM
企画展 岩合光昭写真展 ねこ の とけい
開催期間  2024年3月20日[水・祝]- 5月6日[月・祝]
開催時間  9:00 - 17:00  会期中無休
観  覧  料  一般・大学生 1,200円、小・中・高校生 600円(土曜日は保護者同伴の場合は無料)
* 障がい者手帳をお持ちの方 1,000円(同伴者1名まで無料)。未就学児無料
会  場  ハーモ美術館 ティーセントホール
〠 393-0045 長野県諏訪郡下諏訪町10616-540
TEL 0266-28-3636 FAX 0266-28-6446
主  催  公益財団法人ハーモ美術館
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岩合光昭写真展「ねこのとけい」は、人気が高いイワゴーネコたちの自由気ままな “ネコの一日” を楽しめる約80点で構成された写真展です。
ネコは居心地がいいところが好き。自分の好きなところで、自分の好きなように暮らしている。そんな自由気ままなネコたちの1日をお楽しみください。

<岩合光昭氏プロフィール>
1950年東京生まれ。動物写真家。身近なネコを半世紀以上ライフワークとして撮り続けている。2012年からNHK BSP4K、NHK BS「岩合光昭の世界ネコ歩き」の番組撮影を開始。著書に「ねこ」「ねことじいちゃん」「こねこ」「パンターナル」「岩合さんちのネコ兄弟玉三郎と智太郎」「岩合光昭の日本ねこ歩き」「岩合光昭の日本ねこさがし」「ねこがお」などがある。
2019年「ねことじいちゃん」、2021年「劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あつがままに、水と大地とネコ家族」で監督をつとめる。
岩合光昭氏オフィシャルサイト 

〔 同時開催 〕
おすわりねこ 写真大募集!! 
会期中、皆さまからご応募いただいた「座っている猫」の写真を館内に展示します。
受付期間:2024年2月11日[日]- 4月20日[土]
* 応募方法・受付場所はパンフレットをご覧ください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : ハーモ美術館 HARMO MUSEUM ] 

【展覧会】兵庫陶芸美術館|丹波焼の世界 season8|’24年3月9日ー12月8日

丹波焼

兵庫陶芸美術館
丹波焼の世界 season8
World of TAMBA ware season8
会  期  2024年3月9日[土]ー 12月8日[日]  ※ 一部、展示替え
         前 期:3月 9日[土]- 6月23日[日]
         後 期: 6月25日[火]- 12月8日[日] 
休  館  日  月曜日(月曜日が祝休日の場合は翌平日)
開館時間  3月  9日[土]- 5月26日[日]  10:00 ー 18:00
      5月28日[火]- 12月8日[日]  10:00 - 17:00
      * 入館はいずれも閉館の30分前まで
出品点数  約35点
会  場  兵庫陶芸美術館 展示棟1階 展示室 3
      〠 669-2135 兵庫県丹波篠山市今田町上立杭4
      TEL:079-597-3961 / FAX:079-597-3967
観  覧  料  一 般 200円、大学生 150円、高校生以下 無 料
      * 同時開催中の特別展の料金に含まれます
       (特別展開催中はテーマ展のみをご覧いただくことはできません)。
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  兵庫陶芸美術館、丹波新聞社
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日本六古窯の一つに数えられる丹波焼(丹波篠山市など)は、平安時代末期に常滑焼(愛知県)など東海地方の窯業技術を取り入れて誕生しました。
中世には、壺 (つぼ)・甕 (かめ)・擂鉢 (すりばち) を中心に灰白色の素地に鮮緑色の自然釉の美しい無釉陶器の生産に終始しますが、近世初頭には窖窯 (あながま) から登窯に転換し、趣向を凝らした茶陶とともに、葉茶を入れる耳付きの壺や朝倉山椒の名を記した壺なども生産するようになります。
ほぼ軌を一にして、器面に塗った土部が赤く発色した赤土部、灰釉や栗皮釉、石黒釉など各種の釉薬を生み出し、それらを縦横に駆使し、器面装飾に多彩な展開をみせました。さらに、近世後期には、白い器面の瀟洒な白丹波とともに、京焼系の意匠・技法を受容し、時代の求めに応じて変化しながら、現在まで作り続けられてきました。近年には、丹波焼の伝統を活かしつつ、斬新で新たな息吹に溢れた作品も制作されています。

本展では、「田中寛コレクション」(平成30年3月、兵庫県重要有形文化財指定)を中心に、800年を超える歴史を育み、日本六古窯の一つとして日本遺産にも認定された(平成29年4月)丹波焼の名品や現代に活躍した丹波の作家の作品を通して丹波焼の未来を探ります。また、特設コーナーで「朝倉山椒壺」と「葉茶壺」を紹介します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 兵庫陶芸美術館

【展覧会】アサヒグループ大山崎山荘美術館|加賀正太郎没後70年・ニッカウヰスキー90周年記念|蘭花譜と大山崎山荘 ─ 大大阪時代を生きた男の情熱|’24年3月9日-5月12日

アサヒ 20240405204753_00003 アサヒ C☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

アサヒグループ大山崎山荘美術館
加賀正太郎没後70年・ニッカウヰスキー90周年記念
蘭花譜と大山崎山荘 ── 大大阪時代を生きた男の情熱
会  期  2024年3月9日[土]- 5月12日[日]
休  館  日  2024年3月11日、4月8日、4月15日、4月22日[月]
      4月30日、5月7日[火]
開館時間  10:00 - 17:00(最終入館 16:30)
入  館  料  一 般 1,100円、高大生 500円、中学生以下 無料  * 障害者手帳をお持ちの方300円
      * 価格は全て税込表示です
会  場  アサヒグループ大山崎山荘美術館
      〠 618-0071 京都府乙訓郡大山崎町銭原5ー3 TEL:075-957-3123 (総合案内)
主  催  アサヒグループ大山崎山荘美術館
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アサヒグループ大山崎山荘美術館は、2024年3月9日[土]から5月12日[日]まで、企画展「加賀正太郎没後70年・ニッカウヰスキー90周年記念 蘭花譜と大山崎山荘 ── 大大阪-だいおおさか-時代を生きた男の情熱」を開催いたします。
2024年は、大山崎山荘を造った加賀正太郎(1888-1954)が66歳で没してから70年にあたります。彼は近世から近代にわたり経済の中心地として発展した船場(現在の大阪市中央区の一角)に生まれ、大大阪時代のただなかで活躍した実業家でした。その業績のひとつに、ニッカウヰスキーの前身である大日本果汁株式会社設立への貢献があげられますが、奇しくも本年はニッカウヰスキー創立から90年を迎える年でもあります。

本展では、加賀正太郎の足跡をたどるとともに、彼が後世に残した貴重な財産である大山崎山荘と『蘭花譜』を広く紹介します。『蘭花譜』(1946年発行) とは、加賀正太郎が自ら育てた蘭をモチーフに監修・制作した木版画83点、カラー図版14点、単色写真図版7点の104点で構成される植物図譜です。なかでも木版画の美しい色彩や技法は、美術品としても高い評価を得ています。
若き実業家が大山崎の地に咲き誇らせた、蘭と文化の香りに思いをはせるとともに、大大阪と呼ばれた時代のダイナミズムを感じてください。

展示構成
・加賀正太郎と大山崎山荘
・大山崎山荘を訪れた人々
・大山崎山荘の肖像
・加賀正太郎の挑戦
・~百花繚’蘭’~『蘭花譜』の世界
・ニッカウヰスキー90周年記念コーナー

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 :アサヒグループ大山崎山荘美術館

【展覧会/イベント】浜田市世界こども美術館|アートで脳トレ ひらめき美術展|’24年 3月9日-5月26日

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浜田市世界こども美術館
アートで脳トレ ひらめき美術展
期  間  2024年 3月9日[土]- 5月26日[日]
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(最終入館 午後4時30分まで)
休  館  日  毎週月曜日 * ただし 4/29、5/6は開館)、3/21[木]、4/30[火]、5/7[火]
会  場  浜田市世界こども美術館
      〠 697-0016 島根県浜田市野原町859-1
      TEL. 0855-23-8451 FAX. 0855-23-8452
観  覧  料  大学生以上  400円、小学生・中学生・高校生 300円、未就学児は無料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  公益財団法人浜田市教育文化振興事業団(浜田市世界こども美術館)
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謎解きと脳トレが合体 !?
本展は、クイズ形式のミッションに挑戦しながら
浜田市世界こども美術館の収蔵作品を鑑賞していく展覧会です。

[謎解きゾーン][脳トレゾーン]各部屋それぞれで出題される指令に挑みながらアートに親しもう!  指令を解くには作品を見る観察力、ひらめきと発想力、アートを楽しむ心が必要だ。
さぁ、キミにこの謎が解き明かせるか?

※ 下掲詳細公式サイトで盛りたくさんなイベントの最新情報を確認の上ご参加・ご観覧を。
[ 詳 細 : 浜田市世界こども美術館

【公演】国立文楽劇場|国立文楽劇場開場四十周年|令和6年6月文楽公演 文楽鑑賞教室|’24年6月6日-6月20日|チケット5月8日発売開始

2024_文楽鑑賞教室_表面_配役_色校直し 2024_文楽鑑賞教室_裏面_配役_緑_2校☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

国立文楽劇場
国立文楽劇場開場四十周年
令和6年6月文楽劇場 文楽鑑賞教室/大人のための文楽入門/Discover BUNRAKU

公演期間  2024年6月6日[木]- 2024年6月20日[木]
開演時間  午前の部 午前10時30分 (午後1時終演予定)
      午後の部 午後2時    (午後4時30分終演予定)
      ◇16日[日]午前11時「大人のための文楽入門」、
午後2時30分「Discover BUNRAKU」です

演目・主な出演者
      第41回 文楽鑑賞教室
      二人三番叟 (ににんさんばそう)
      解説 文楽へようこそ
      菅原伝授手習鑑 (すがわらでんじゅてならいかがみ)
        寺入りの段/寺子屋の段
休  演  日  6月11日[火]
会  場  国立文楽劇場
      〠 542-0073  大阪府大阪市中央区日本橋1-12-10
      TEL 06-6212-2531(代表)
チケット  電話・インターネット予約開始:2024年5月8日[水]10:00ゟ
      窓口販売開始:2024年5月9日[木]※ 窓口販売用別枠の取り置きはございません
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問い合せ  国立劇場チケットセンター (午前10時-午後6時)
      TEL. 0570-07-9900
      TEL. 03-3230-3000 〔一部IP電話等〕
インターネット購入
      ▶ パソコン・スマートフォン共通  https://ticket.ntj.jac.go.jp/
配役表  配役表(▶ PDF データー 251.41KB

※ 全日程で中学生・高校生等の団体観劇があり、平日は学校団体で満席の場合もございます。
  あらかじめご了承ください。
※ 演目・出演者・前売り開始日・等級別料金などは 掲載フライヤーを拡大表示するか、下掲詳細参照。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 国立劇場/国立文楽劇場 ]
[ 参 考 : 国立劇場 National Theatre   YouTube   国立文楽劇場令和5年文楽鑑賞教室   12:03 ]

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【展覧会】東京都写真美術館|記憶:リメンブランス―現代写真・映像の表現から|’24年3月1日-6月9日|

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東京都写真美術館
記憶:リメンブランス
―現代写真・映像の表現から
開催期間  2024年3月1日[金]-6月9日[日]
会  場  東京都写真美術館 2F 展示室
      〠 153-0062 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
      TEL 03-3280-0099
休  館  日  月曜休館(ただし4/29[月]5/6[月]は開館。5/7[火]は休館)
料  金  一般 700円/学生 560円/中高生・65歳以上 350円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館
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写真・映像は、人々のどのような「記憶」を捉えようとしてきたのでしょうか。現場で記録するルポルタージュやドキュメンタリーだけでなく、時間や空間が隔てられていても、観る者の感覚を揺さぶり、想像力を拡張させることで目には見えない記憶を伝える試みも続けられました。それぞれが他者の記憶、あるいは時代に刻まれたイメージと観る者自身の記憶とを結び付ける写真・映像の特性を活かしたものでありながらも、作家たちのアプローチは多様です。
本展では、『決闘写真論』(1976 年)における篠山紀信の示唆を起点としながら、高齢化社会や人工知能(AI)のテーマに至る日本、ベトナム、フィンランドの注目される 7 組8 名 のアーティストたちの新作、日本未公開作を含む70 余点を紹介します。

<参加作家>
篠山紀信、米田知子、グエン・チン・ティ(NGUYỄN Trinh Thi ベトナム)、小田原のどか、村山悟郎〔コンセプト:池上高志(サイエンス)+ 村山悟郎(アート)実装:Alternative Machine + Qosmo, inc.〕、マルヤ・ピリラ(Marja PIRILÄ フィンランド)、 Satoko Sai + Tomoko Kurahara(順不同)

※ 事業は諸般の事情により変更することがございます。 あらかじめご了承ください。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京都写真美術館 ] 

【展覧会】倉敷市立美術館|コレクション展 大陳列 ! ~ 見つけよう推し作品 ~|’24年3月16日-5月12日

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倉敷市立美術館
コレクション展
大陳列 ! ~ 見つけよう推し作品 ~
期  間  2024年3月16日[土]- 5月12日[日]
開館時間  9時-17時15分(入場は16時45分まで)
休  館  日  月曜日休館 (ただし4月29日、5月6日は開館)、4月30日[火]、5月7日[火]は休館
展覧会場  倉敷市立美術館 美術館2階 第 2・3 展示室
      〠 710-0046 岡山県倉敷市中央2丁目6番1号 TEL. 086-425-6034
観  覧  料  一 般 210円、高大生 100円、小中学生 50円
      * 65歳以上の方、心身障がい者とその付き添いの方1名は無料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  倉敷市教育委員会
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倉敷市美術館ではコレクション展として開館以来最大数約200点の作品が並ぶ展覧会を開催。当館は郷土ゆかりの作家のスケッチや関連資料を含めると、一万点以上のコレクションがあります。倉敷ゆかりの日本画家、池田遙邨の資料は八千点を超え、その他にも岡山洋画壇の先駆者である堀和平の水彩画や、前田吉彦が作成した明治期の教科書などが収蔵されています。また、茶合や香合といった工芸品、他にも塩見允枝子や寺田武弘などのユニークな立体作品も収蔵されています。なかなか公開することのない貴重な資料も含め、様々なジャンルの作品を大公開し、沢山ある作品の中から、お気に入りの一点、「推し作品」を見つけていただく展覧会です。ぜひお越しください。

< 開催中の催し >
担当学芸員によるギャラリートーク
日 時:3月24日[日]、4月21日[日]、5月11日[土]
    いずれも14時から40分程度(申込不要、要当日観覧券)

※ 下掲詳細公式サイトで最終情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 倉敷市立美術館

【展覧会】国立ハンセン病資料館|2024年企画展 絵ごころでつながる - 多磨全生園絵画の100年|絵を描くことがぼくらのすべてだ|’24年3月2日-9月1日

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国立ハンセン病資料館
2024年企画展
絵ごころでつながる - 多磨全生園絵画の100年
絵を描くことがぼくらのすべてだ
会  期  2024年3月2日[土]- 9月1日[日]
      * ご来館の際は最新情報を下掲の ▶ 本サイト でご確認ください。
会  場  国立ハンセン病資料館 企画展 示室
      〠 189-0002 東京都東村山市青葉町4丁目1-13 電話 042-396-2909
休  館  日  月曜および「国民の祝日」の翌日(月曜が祝日の場合は開館)
入館無料
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今からおよそ100年前の1923年10月31日、第一区府県立全生病院(現・多磨全生園)の礼拝堂で「第壱回絵画会」が開幕しました。この絵画会は、同院の入所者が描いた絵画を展示した初の催しとなりました。その後、戦時中に結成された絵画サークルの活動が戦後に本格化し、近年は集団から個人での作品作りへと変化し活動が継続されてきました。ハンセン病患者・回復者に対する強制隔離という苦難のなかの絵画活動は、描き手同士と、描き手と職員をもつなぎ、やがて描き手と社会をつなぐものになっていきました。
本展は、絵画会を起点とする多磨全生園の絵画活動100年の歩みを一望し、初公開のものを含む多くの絵画作品を関連資料とともに紹介します。

※ 本企画展関連のイベント、講演会などの関連情報が下掲該当ページに大量に紹介されています。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。

[ 詳 細 : 国立ハンセン病資料館  2024年企画展イベント該当ページ

【展覧会】鎌倉市 鏑木清方記念美術館|企画展 子どもへのまなざし ─ 清方が描いた子どもたち ─|’24年3月2日-4月16日|終了

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鎌倉市 鏑木清方記念美術館
企画展 子どもへのまなざし ── 清方が描いた子どもたち ──
会  期  2024年3月2日[土]- 4月16日[火]
開館時間  午前9時00分 - 午後5時00分(最終入館は午後4時30分まで)
休  館  日  毎週月曜日
会  場  鎌倉市 鏑木清方記念美術館
      〠 248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下一丁目5番25号
      tel. 0467-23-6405  fax. 0467-23-640
観  覧  料  一 般 300円、小・中学生 150円
      * 鎌倉市民(市内に住所を有する方)、鎌倉に通学する小学生-大学生 無料
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大正から昭和にかけ日本画壇で活躍した鏑木清方。その画業の始まりは挿絵でした。16歳で挿絵画家となり、25歳の時に実力派の挿絵画家が活躍する雑誌『文藝倶樂部』に初めて口絵を寄せ、人気挿絵画家の仲間入りを果たします。そして大正のはじめまで様々な雑誌で口絵や挿絵を描きました。
ほぼ時を同じくして、出版界では子どもたちに向けた雑誌が次々と創刊されるなど、児童文学が花開きます。教訓話や世界のお伽噺に日本画家の武内桂舟や梶田半古らが挿絵を描き、清方も表紙絵や口絵、挿絵をはじめ、付録の双六なども描きました。その作品数は大人向けの文芸雑誌に匹敵するほどで、清方の大切な画業といえます。
本企画展では、清方が描いた子どもに焦点を当て、子どものいる情景を描いた作品とともに子ども向け雑誌の口絵などを展示し、清方の挿絵画家としての新たな一面、子どもへのまなざしをご紹介します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上観覧を。
[ 詳 細 : 鎌倉市 鏑木清方記念美術館

【展覧会】板橋区立美術館|『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本|’24年3月2日-4月14日|終了

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板橋区立美術館
『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本
会  期  2024年3月2日[土]- 4月14日[日] * 前後期で一部展示替えがございます。
         前 期:3月 2日[土]- 3月24日[日]
         後 期:3月26日[火]- 4月14日[日]
会  場  板橋区立美術館
      〠 175-0092 東京都板橋区赤塚5-34-27 電話:03-3979-3251
開館時間  午前9時30分-午後5時(入館は午後4時30分まで)
休  館  日  月曜日
観  覧  料  一  般  650円、高校・大学生  450円、小・中学生  200円
      * 土曜日は小中高校生は無料で観覧できます。z
      * 65歳以上・障がい者割引あり(要証明書)
協  力  京都府京都文化博物館、三重県立美術館
主  催  板橋区立美術館・東京新聞
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1924年、アンドレ・ブルトンが「シュルレアリスム宣言」を発表して100年。フランスで誕生し詩や思想、絵画に多大な影響を及ぼした芸術運動は、当時の日本の画家たちを魅了しました。1920年代後半からシュルレアリスムを先駆的に試みたのは古賀春江や東郷青児、福沢一郎をはじめとする人々でした。1930年代には若い画家や画学生たちがエルンストやダリの作品の影響を受け、表現の幅を広げます。さらに靉光、北脇昇らによる日本のシュルレアリスムを象徴する作品が描かれました。しかし、戦時中にシュルレアリスムは危険思想として監視の対象となるとともに、戦死する画家も現れ、活動は困難を極めます。それでも戦後、その影響は絶えることはなく、山下菊二をはじめとする画家たちは混迷する社会と向き合いながら、日本特有のシュルレアリスムの作品を生み出したのです。
東京のみならず日本各地で展開したシュルレアリスム。戦中、戦後の激動の時代、シュルレアリスムという前衛表現によって時代と対峙した画家たちの軌跡を約120点の作品と資料から検証します。

◉ イラストで読む! 
イラストレーターの杉全美帆子さんによるシュルレアリスムと日本展ミニガイドです。

  展覧会の予習・復習にもおすすめです!
 ▶「シュルレアリスムと日本」展ミニガイド (PDF 2.3MB)

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳細 : 板橋区立美術館 

【展覧会】ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション|南桂子銅版画展 ― 春|’24年3月9日-5月19日

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ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
南桂子銅版画展 ― 春
会  期  2024年3月9日[土]- 5月19日[日]
会  場  ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
      〠 東京都中央区日本橋蛎殻町1-35-7
      Tel:03-3665-0251 Fax:03-3665-0257
開館時間  11:00-17:00(土日祝 10:00-17:00) * 最終入館 16:30
      《ナイトミュージアム》
      会期中の第 1・3 金曜日は 20:00 まで開館、最終入館19:30
休  館  日  月曜日
入  館  料  大 人 600 円、 大学生・高校生 400 円、 中学生以下 無 料
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銅版画家・南桂子(1911-20041)は富山県に生まれ、高等女学校時代から絵画や詩作を試み、のちに20世紀を代表する銅版画家となる浜口陽三との出会いをきっかけに、1953年に渡仏、銅版画の世界で作品を作り続けました。
南桂子の作品は、透明感のある色で溢れています。緑色1 つにとっても、生命力溢れる木の緑や、あたたかな背景の緑など細部まで気配りを感じます。
草木の芽吹く季節、優しい色彩の作品を中心に約50点展示します。
移りゆく世界の中で変わらない色をゆっくりとご鑑賞ください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧ください
[ 詳 細 : ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション

【公演】国立能楽堂|四月定例公演|演目:二九十八・嵐山|’24年4月10日|前売り3月10日開始

チラシ_国立能楽堂_2024年4月_表 チラシ_国立能楽堂_2024年4月_裏.indd☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

国立能楽堂
4月定例公演 二九十八・嵐山
公演期間   2024年4月10日[水]
開演時間   午後1時開演 * 開場時間は、開演の1時間前の予定です。
演目・主な出演者
       狂言  二九十八(にくじゅうはち) 三宅 右矩(和泉流)
         能   嵐山 (あらしやま)        粟谷 明生(喜多流)
       *字幕解説あり(日本語・英語)
前売開始日  電話・インターネット予約=3月10日[日]午前10時より
       窓口販売=3月11日[月]より
       ※ 窓口販売用に別枠でのお取り置きはございません。
等級別料金  正面=5,500円
       脇正面=3,700円(学生2,600円)
       中正面=3,300円(学生2,300円)
       * 障害者の方と介護者1名は2割引です。
       * インターネットでも学生料金・障害者割引による申し込みが可能です。
       ▶ 座席図は こちら   https://www.ntj.jac.go.jp/nou/facilities/seats1.html
問い合わせ  国立劇場チケットセンター(午前10時-午後6時)
       0570-07-9900/03-3230-3000(一部IP電話等)
       インターネット購入 https://ticket.ntj.jac.go.jp/
所 在 地  国立能楽堂
       〠 151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1 TEL 03-3423-1331(代表)

※ 演目・出演者・前売り開始日・等級別料金などは 上掲フライヤーを拡大表示するか、下掲詳細参照。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 国立能楽堂
[ 参 考 : 公益社団法人 能楽協会公式チャンネル  YouTube  初心者向け 能・狂言 解説映像「能楽堂へようこそ」 13:53 ]

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【展覧会】河鍋暁斎記念美術館|3-4月の企画展/特別展 同時開催|企画展:「暁斎楽画」シリーズから150年 暁斎・暁翠 戯画・風刺画の系譜展|特別展「日本初のマンガ雑誌『絵新聞 日本地』の世界」展|’24年3月1日-4月24日|終了

  河鍋暁斎3月

公益財団法人 河鍋暁斎記念美術館
企画展:「暁斎楽画」シリーズから150年 暁斎・暁翠   戯画・風刺画の系譜展
同時開催:特別展 「日本初のマンガ雑誌『絵新聞 日本地』の世界」展
会  期  2024年3月1日[金]- 4月24日[水]
会  場  公益財団法人 河鍋暁斎記念美術館
      〠 335-0003 埼玉県蕨市南町4-36-4
      TEL. 048-441-9780 / FAX. 048-445-3755
開館時間  10:00-16:00
入 館 料  一 般 600円、高校生・大学生 500円、小・中学生 300円、65歳以上の方 500円
      * 割引、優待情報は下掲詳細参照。学生・ご高齢者は年齢のわかる証明書の提示を。
休 館 日  毎週火・木曜、毎月26日-末日 * 展示替えのため
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★ 企画展 「暁斎楽画」シリーズから150年 暁斎・暁翠   戯画・風刺画の系譜展
  ごあいさつ
「暁斎はふざけた絵を描く絵師だ」といわれることがあります。しかしながら、暁斎は数え10歳で駿河台狩野派に入門、19歳には異例の若さで修業を終え、「洞郁陳之」という画号を与えられた、歴とした正統派の狩野派絵師でした。
そして、その狩野派でも「ふざけた」戯画を描くことがありました。実際、暁斎は狩野探幽(1602-74)筆「戯画図巻」を旧蔵し、自らの手本として尊重していたことが知られています。暁斎にとって、戯画も狩野派の画題のひとつだったのです。それは暁斎の自画伝『暁斎画談』にその「戯画図巻」の図を自ら描いて載せていることからも明らかです。狩野派も戯画を描くことをご存じなく、暁斎は狩野派から逸脱して「ふざけた絵」を描いたと誤解なさっている方がいらっしゃるとすれば、大変残念に思われます。
本展では、暁斎と娘の暁翠が先人から学び、独自の境地で描いた戯画や風刺画を展示しました。また、本年が錦絵シリーズ「暁斎楽画」の出版150年であることから、シリーズの中から主要作品を一堂に展示してご覧いただきます。暁斎・暁翠の戯画・風刺画の世界をどうぞお楽しみください。
            令和6年3月1日 公益財団法人 河鍋暁斎記念美術館 館長 河鍋楠美

★ 特別展 「日本初のマンガ雑誌『絵新聞 日本地』の世界」展
  ごあいさつ
『絵新聞日本地』は、暁斎と戯作者の仮名垣魯文(1829-1894)がタッグを組み、明治7年(1874)6月に出版した、日本人初の風刺漫画雑誌です。
この『日本地』という言葉は、横浜居留地に住んだ英国人ジャーナリストのチャールズ・ワーグマン(1835-1891)が文久2年-明治20年(1862-87)にかけて出版した風刺漫画雑誌『The Japan Punch』をもじったものです。結局、三号で終刊となってしまった『日本地』ですが、暁斎が鳥羽絵風のシンプルで洒脱な筆致で当時の国内外の世相を鮮やかに活写した本書は、その後幅広いメディアに影響を与え、「ポンチ」は、後に西洋風の風刺画や漫画を意味する「ポンチ絵」の語源にもなるほど浸透しました。当時の政治や風俗、芸能を知る上で貴重な史料でもある本書の世界をどうぞお楽しみください。
 最後に、開催にあたり画像の展示をご許可くださった東京大学大学院法学政治学研究科附属近代日本法政史料センター 明治新聞雑誌文庫様に厚く御礼申し上げます。
            令和6年3月1日 公益財団法人 河鍋暁斎記念美術館 館長 河鍋楠美

※ 河鍋暁斎記念美術館では、2ヶ月ごとにテーマを決めて展覧会を開催しております。
  常設展はありません。館長の自宅を改装した小さな美術館です。
 そのため各室が狭いため、館内ではマスクの着用が推奨されています。
※ 感染症予防対応実施中。下掲公式詳細サイトにて最新情報を確認のうえご観覧を。
[ 詳 細 : 公益財団法人 河鍋暁斎記念美術館 ]