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【展覧会】フジフイルム スクエア写真歴史博物館|企画写真展 アンセル・アダムス作品展|ポートフォリオIV:偉大なる啓示|’24年3月28日ー5月22日|会期終盤再紹介

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フジフイルム スクエア写真歴史博物館 企画写真展
アンセル・アダムス作品展
ポートフォリオIV:偉大なる啓示
開催期間  2024年3月28日[木]ー 5月22日[水]
開館時間  10:00 - 19:00(最終日は16:00まで、入館は終了10分前まで) 会期中無休
会  場  FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)内  写真歴史博物館
      〠 107-0052 東京都港区赤坂9丁目7−3
入  館  料  無 料
      * 企業メセナとして実施。より多くの方に楽しんでいただくために入館無料です。
作品点数  15 点
企  画  フォトクラシック
主  催  富士フイルム株式会社
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フジフイルム スクエア 写真歴史博物館は、20世紀写真の巨匠アンセル・アダムスの作品集「ポートフォリオIV」による作品展を開催いたします。
アンセル・アダムスのオリジナルプリント作品集「Portfolio IV: What Majestic Word(ポートフォリオIV:偉大なる啓示)」は、富士フイルム株式会社が所蔵する写真コレクションの一つです。2010年にフジフイルム スクエア 写真歴史博物館がリニューアルオープンした際に第1弾企画展として初めて展示公開され、当時、大きな反響を呼びました。そして、富士フイルムグループの創立90周年を迎えた記念すべき2024年、再び本作を展示する運びとなりました。
アンセル・アダムス(1902—1984)は、銀塩写真による写真表現を追求し、その頂点を極めた20世紀写真の巨匠です。アダムスは、エドワード・ウェストンやイモージン・カニンガムらとともに、1932年に「グループ f/64」を結成し、レンズによる直截的な描写力を生かしたストレート・フォトグラフィを提唱しました。1941年には、撮影からフィルム現像、プリント制作までをシステム化してコントロールする「ゾーン・システム」を同じ米国の写真家であるフレッド・アーチャーと共同で考案。理論と技術に裏打ちされた究極的に美しい銀塩写真作品を、生涯にわたり多数制作し、これらの作品は写真の美術的価値を高め、社会的な認識を変えるきっかけとなりました。また、アダムスは写真家として活躍する一方で、米国に本部を置く自然保護団体「シエラ・クラブ」の理事を長年務め、自然環境の保護にも積極的に取り組みました。
本展で展示される作品集「ポートフォリオIV」は、アダムスと同じくシエラ・クラブの一員であり、真空管「クライストロン・チューブ」の開発者であるラッセル・バリアン氏を追悼して、バリアン・ファウンデーションの支援により1963年に制作されたものです。バリアン氏が愛した米国の自然風景をとらえた美しい写真作品15点がアダムス自身によって選定され、シエラ・クラブから260部限定で出版されました。アダムス自身が制作したゼラチン・シルバー・プリントによるオリジナルプリントが収められたこの作品集は、アダムスの最高傑作の一つともいわれ、大変希少価値の高いものとなっています。
20世紀写真の巨匠アンセル・アダムスが残した写真作品という遺産を通して、写真の本質に触れる機会となれば幸いです。

<見どころ>
20世紀写真の巨匠アンセル・アダムス(1902—1984)のオリジナルプリント作品集「ポートフォリオIV: What Majestic Word(ポートフォリオIV:偉大なる啓示)」による作品展を開催いたします。
◉ 本展で展示される作品集「ポートフォリオIV」は、アダムスと同じく米国に本部を置く自然保護団体「シエラ・クラブ」の一員であり、真空管「クライストロン・チューブ」の開発者であるラッセル・バリアン氏を追悼して、バリアン・ファウンデーションの支援により1963年に制作されたもの。
◉ バリアン氏が愛した米国の自然風景をとらえた美しい写真作品15点がアダムス自身によって選定され、シエラ・クラブから260部限定で出版されました。
◉ アダムス自身が制作したゼラチン・シルバー・プリントによるオリジナルプリントが収められたこの作品集は、アダムスの最高傑作の一つともいわれる。

< プロフィール >
アンセル・アダムス (1902—1984)
1902年、アメリカ、カリフォルニア州サンフランシスコに生まれる。ピアニストを目指していたが、写真家ポール・ストランドに出会い、写真家を志す。1932年、ストレートな写真表現を追求する「グループ f/64」を結成。1941年、写真家のフレッド・アーチャーとともに「ゾーン・システム」を考案。自然の中にある美や崇高さを表現したゼラチン・シルバー・プリントの写真作品を生涯にわたり多数制作した。また、ニューヨーク近代美術館の写真部門創設や、アリゾナ大学のセンター・フォー・クリエイティブ・フォトグラフィー創立に尽力するなど、写真の価値を高める社会活動にも貢献した。1984年、カリフォルニア州モントレーにて82歳で死去。

※ 下掲詳細公式サイトにて最新情報を確認の上、ご観覧ください。
[ 詳 細 : フジフイルム スクエア ]