月別アーカイブ: 2021年2月

【展覧会】国立科学博物館|特別展「大地のハンター展 〜陸の上にも4億年〜」|’21年3月9日-6月13日

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国立科学博物館
特別展「大地のハンター展 〜陸の上にも4億年〜」
会  期  2021年3月9日[火]-6月13日[日]
※会期等は変更になる場合があります。

開館時間  9時-17時 ※入場は閉館時刻の30分前まで
休  館  日  月曜日、5月6日[木]
      ※ただし、3月29日[月]、4月26日[月]、5月3日[月・祝]は開館
会  場  国立科学博物館(東京・上野公園)
主  催  国立科学博物館、日本経済新聞社、BSテレビ東京
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気づいたときには食われてる! すごいやつら -ハンター- 大集合!
陸に上がって 4 億年のうちに多様化したハンター(捕食者)。
本展では、動物が生きていくために必要な営み「捕食(捕らえて食べる)」に注目し、ハンターの顎と歯の進化、ハンティングテクニックを紹介しながら生態系におけるその役割と重要性を解き明かします。

[ 詳細 : 国立科学博物館 ]

【展覧会】竹尾 見本帖本店展示|Book scape[本の風景]37|新・和本装丁 イラストレーションとデザインで詠む万葉集|’21年3月10日-4月9日

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竹尾 見本帖本店展示
Book scape[本の風景]37
新・和本装丁 イラストレーションとデザインで詠む万葉集
開催期間  2021年3月10日[水]-4月9日[金]
時  間  11:00-18:00  土日祝 休
共  催  一般社団法人日本図書設計家協会、株式会社竹尾
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日本図書設計家協会の装画家・装丁家が和様のファインペーパーを用いて制作した〝令和時代の新しい和本〟をご覧いただきます。
新元号の典拠となった万葉集から20首を選び、絵と文字で表現する「万葉画集」として一冊の本に仕立てました。装画、装丁、紙による、色とりどりの和歌の世界をお楽しみください。

[ 詳細 : 竹 尾

【展覧会】国立公文書館|令和2年度第3回企画展|最後の殿様-廃藩置県から府県制へ-|令和3年2月8日-3月14日|会期変更して開催へ

2021-02-24 (1) 2021-02-24 (2)

国立公文書館
令和2年度第3回企画展
最後の殿様-廃藩置県から府県制へ-
会  期  令和3年2月8日[月]-3月14日[日]
      ※会期を変更して開催します。
開館時間  月-日曜日 午前9時15分-午後5時00分
      ※期間中無休 入館は、閉館30分前まで
会  場  国立公文書館 本 館
入  場  料  無 料
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明治4年(1871)、藩を廃止し、近代的な中央集権国家の誕生を告げる「廃藩置県」が断行されました。廃藩という大きな変革によって新時代の幕開けに直面した全国の旧藩主は、新たな人生を歩むことを余儀なくされました。

令和3年(2021)は、この廃藩置県から150年目にあたります。本展では、明治維新を経て、新しい時代への転換を象徴する大プロジェクトであった廃藩という激動のさなかで揺れ動く全国の府県の様子を描きます。 さらに、廃藩に翻弄されながらも明治を生き抜いていく各地の「最後の殿様」たちの姿に迫ります。

主な展示資料

0301_01廃藩置県の詔書
明治維新を経て、中央集権化をめざす明治政府は、明治4年(1871)7月14日、廃藩置県に踏み切りました。その後、同年11月には江戸時代には約300に分かれていた藩は、3府72県へと統合されました。画像の資料は、朝廷より知藩事に下された廃藩置県の詔書を記録したものです。

0301_02宮中顧問官侯爵鍋島直大旭日桐花大綬章授賜の件
明治4年(1871)の廃藩置県の後、旧藩主たちは、様々な人生を歩むことになります。その一人である佐賀藩最後の藩主鍋島直大(1846-1921)は、明治17年の華族令で侯爵となり、 宮内省式部長、宮中顧問官等を務めました。画像の資料は大正10年(1921)、直大の死去に際して、勲一等旭日桐花大綬章を与えることに関する文書です。

0301_03府県制と郡制の公布
明治23年(1890)5月17日、府県制と郡制が公布されました。府県制では、廃藩置県以降も統廃合が進められた府県の区域を確定するとともに、政府が任命する知事のもとに公選議会である府県会を整備することが目的とされました。 その後、若干の境界の変更を経て、現在の都道府県に至る区域が形成されていきます。画像の資料は、府県制と郡制の公布に関する閣議書です。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
[ 詳細 : 国立公文書館 ]

【展覧会】京都国立博物館|仏教美術研究上野記念財団設立50周年記念 特別企画|新聞人のまなざし ─ 上野有竹と日中書画の名品 ─ |’21年2月2日- 3月7日

京都国博2月

京都国立博物館
仏教美術研究上野記念財団設立50周年記念 特別企画
新聞人のまなざし ─ 上野有竹と日中書画の名品 ─
会  期  2021年2月2日[火]- 3月7日[日]
会  場  京都国立博物館 平成知新館 2 F
休  館  日  月曜日
開館時間  9:30-17:00(入館は16:30まで)
観  覧  料  一般 700円    大学生 350円
      ※本観覧料で当日の平成知新館の全展示をご覧いただけます。
主  催  京都国立博物館、公益財団法人仏教美術研究上野記念財団、朝日新聞社
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大阪朝日新聞(現朝日新聞)社長で、「有竹」の号をもつ上野理一氏(1848-
1919)は、日本と中国の美術品収集で名をはせた稀代のコレクターでもありました。
昭和45年(1970)に、ご子息の精一氏の尽力により立ち上げられた「仏教美術研究上野記念財団」の設立50周年を記念して、当館が受贈した中国の書画を中心に、理一氏がかつて収集した日本の書画の名品もあわせて展示いたします。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
[ 詳細 : 京都国立博物館 ]

【展覧会】根津美術館|企画展|狩野派と土佐派 ── 幕府・宮廷の絵師たち|’21年2月25日-3月31日

根津ポスター

根津美術館
企画展 狩野派と土佐派 ── 幕府・宮廷の絵師たち
開催期間  2021年2月25日[木]-3月31日[水]
休  館  日  毎週月曜日
開館時間  午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
入  場  料  オンライン日時指定予約 一般 1300円 学生 1000円
       当日券(窓口販売)   一般 1400円 学生 1100円
      *当日券は、予定枚数の販売が終了している場合があります。
      *障害者手帳提示者および同伴者は200円引き、中学生以下は無料。
会  場  根津美術館 展示室 1・2
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約400年の長期にわたって、日本の画壇に君臨した狩野派。その祖である狩野正信(1434?-1530)は、室町時代に漢画の絵師として頭角を現し、流派の礎を築きました。
一方、伝統的な絵画様式であるやまと絵の流派である土佐派は、狩野正信と時を同じくして登場した土佐光信(1434?-1525)の活躍により栄華を極めました。
その後、日本の画壇は狩野派が制しますが、土佐派の命脈も途切れず、江戸時代前期に宮廷の絵師として見事に復活を遂げました。
この展覧会では、当館が所蔵する狩野派と土佐派の作品を中心に、室町-江戸時代に、幕府や宮廷の御用を務めた絵師たちの作品をご覧いただきます。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
[ 詳細 : 根津美術館 ] { 活版アラカルト  まとめ }

【展覧会】町田市立国際版画美術館|企画展 アーティストたちの室内画 ── 見慣れない日常|’21年3月13日-4月11日

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町田市立国際版画美術館
企画展 アーティストたちの室内画 ── 見慣れない日常
会  期  2021年3月13日[土]-4月11日[日]
休  館  日  月曜日
開館時間  平 日 10:00-17:00 (入場は 16:30 まで)
      土 日 10:00-17:30 (入場は 17:00 まで)
会  場  企画展示室 1・2
観  覧  料  一般=800円、大・高生=400円、中学生以下は無料
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「室内画」とは、プライベートな部屋をテーマとする絵画のジャンルです。描かれたのは、その時代を生きた人々の何気ない日常。いつも目にしている光景も、アーティストたちにとっては尽きせぬ着想源だったのです。

この展覧会では、ナビ派、シュルレアリスム、ポップ・アートなどの版画およそ140点を通じて、18世紀から20世紀までの室内画の歴史をたどります。様々な社会階層の人々が集まるパリのアパルトマン、社会のめまぐるしい変化から逃れる隠れ家、芸術的探求に没頭する実験室、非日常を予感させる密室―さまざまな部屋をめぐって、アーティストたちのおうち時間を覗いてみませんか?

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
[ 詳細 : 町田市立国際版画美術館

【会員情報】 ぢゃむ 杉本昭生さん|活版小本新作 ── 川端康成『有難う』

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{ ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 一筆箋 }

川端康成の『有難う』を作りました。
掌編小説を収録した作品集『掌の小説』の中の一篇です。
ストーリーは簡単ですが、私の読みが浅かったのか
運転手と娘が結ばれたとは思わず。娘の憧れの人と最後の一夜を
同室で過しただけだと思っていました。
簡潔な文体と描写が印象に残る作品でした。

柔らかい布の表紙にしようと作りはじめたのですが、
途中から道に迷ったような気持になりました。
出来あがってもすっきりとせず(いつものことですが)
どこで間違ったのか確かめるため。同じ工程を初めから辿りました。
けっきょく二種類の本が出来ました。
読んでいただければ
「ありがたう。」
とにかくなんでも
「ありがたう。」

杉表紙

 【 詳細  ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 】 { 活版アラカルト 活版小本 既出まとめ 

【展覧会】竹下夢二美術館|夢二デザイン1910-1930 ── 千代紙から、銀座千疋屋の図案まで|’21年2月11日-6月6日

2021-02-10

竹下夢二美術館
夢二デザイン1910-1930 ── 千代紙から、銀座千疋屋の図案まで ──
会  期  2021年2月11日[木・祝]-6月6日[日]
      ※新型コロナウイルスの影響により、会期が変更になりました
      ※入館にはオンラインによる事前予約(日時指定)が必要となります
開館時間  午前10時30分-午後4時30分(入館は4時までにお願いします)
休  館  日  月・火曜日
      ※ただし2/23(火祝)、5/3(月祝)、5/4(火祝)開館、2/24(水)休館
料  金  一般 1000円/大・高生 900円/中・小生 500円
      (弥生美術館もご覧いただけます)
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約100年前の日本で “ 可愛い ” というキャッチコピーを使用し、自らデザインしたグッズを売り出した画家・竹久夢二(1884-1934)。
伝統と近代、和と洋の美術様式を交差させて、暮らしに身近な日用品から商業図案まで、夢二は洗練されたデザインを幅広く展開しました。
本展では、1910年から1930年の間に夢二が手掛けた千代紙、絵封筒、雑誌表紙、楽譜表紙、本の装幀、双六、銀座千疋屋のための図案、ポスター、レタリング等を展示紹介し、グラフィックデザイナーの先駆けともいえる、夢二の美の世界を考察します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
[ 詳細 : 竹久夢二美術館

【展覧会】太田記念美術館|没後30年記念 笠松紫浪 ── 最後の新版画|前後期開催 ’21年2月2日-3月28日

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太田記念美術館
没後30年記念 笠松紫浪 ── 最後の新版画
会  期  2021年2月2日[火]-3月28日[日]
      前期 :2月2日[火]-25日[木]
      後期 :3月2日[火]-28日[日]
      ※前後期で全点展示替え
入  館  料  一般 1000円、大高生 700円、中学生以下 無料
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◇ 最後の新版画家・笠松紫浪
笠松紫浪(1898-1991)は、大正から昭和にかけて活躍した絵師です。鏑木清方に入門して日本画を学び、大正8年(1919)、版元の渡邊庄三郎から新版画を刊行しました。その後、昭和7-16年(1932-41)には、モダンな東京の街並みや温泉地の風情を淡い色彩で表現した新版画を、数多く制作しています。
戦後は渡邊庄三郎から離れ、昭和27-34年(1952-59)、芸艸堂から版画作品を刊行しました。新版画の初期から関わり、戦後になっても精力的に版画を制作し続けたという意味で、紫浪は「最後の新版画家」であるといえるでしょう。

◇ 今、注目される新版画
そもそも新版画とは、大正から昭和にかけて、絵師、彫師、摺師の協同作業によって制作された木版画のことを指します。版元である渡邊庄三郎が提唱し、さまざまなジャンルの絵師たちによって、新しい時代に見合った版画芸術が次々と生み出されていきました。
近年、この新版画に注目が集まっています。風景を得意とした川瀬巴水は根強い人気を誇っていますし、可愛らしい鳥を描いた小原古邨は、2年ほど前から突如、脚光を浴びるようになりました。また、吉田博は、本展と同時期、上野の東京都美術館にて、没後70年を記念した大規模な展覧会が予定されています。

◇ 知られざる笠松紫浪の新版画の全貌を紹介
笠松紫浪の画風は、川瀬巴水と類似しているためか、これまでほとんど注目されてきませんでした。しかしながら、その淡い色彩による風景は、巴水とは違った、独自の魅力にあふれていると言えるでしょう。
笠松紫浪は、令和3年(2021)に没後30年を迎えます。本展は、それを記念して、紫浪の新版画の全貌を紹介いたします。渡邊木版画舗から刊行された、大正・昭和前期の新版画をはじめ、戦後、渡邊金次郎や芸艸堂が制作した版画作品など、展示点数は約130点(前期と後期で全点展示替え)というボリュームとなっています。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
[ 詳細 : 太田記念美術館

【DNP ニュースリリース】 出版文化を支え続けた市谷工場の地に「市谷の杜 本と活字館」をオープン|活字の製造から印刷・製本まで、動態展示で紹介する “リアルファクトリー”

06【DNP ニュースリリース】
出版文化を支え続けた市谷工場の地に「市谷の杜 本と活字館」をオープン
活字の製造から印刷・製本まで、動態展示で紹介する “リアルファクトリー”
2020年11月25日
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大日本印刷株式会社(本社:東京 代表取締役社長:北島義斉 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、市谷事業所(東京都新宿区)の再開発プロジェクトの一環として、1926(大正15)年の竣工以来「時計台」の愛称で親しまれてきた旧営業所棟の建物を修復・復元し、活版印刷の技術とその魅力を伝える、文化施設「市谷の杜 本と活字館」として2021年2月11日[木]より一般公開します。

「市谷の杜 本と活字館」は、DNP の事業の原点である活版印刷の職場を一部再現し、文字のデザイン、活字の鋳造から、印刷・製本までのプロセスを展示、紹介する施設です。昭和初期の印刷機が稼働する様子や、活版職人が作業する姿も動態展示の形で公開します。また、参加型ワークショップなど、来館者に活版印刷のモノづくりを体験していただく機会も提供します。「市谷の杜 本と活字館」は、印刷所でもあり、モノづくり工房でもある “ リアルファクトリー ” です。

dnp01◇「市谷の杜 本と活字館」開設の背景
DNP は、その前身の 1 社である「秀英舎」時代の1886(明治19)年、東京・市谷に出版印刷の製造拠点を構えました。この工場はその後、都心にありながら世界最大規模の出版印刷工場となり、2010(平成22)年からのDNP市谷地区全体の再開発工事によって閉鎖になるまでの間、数多くの雑誌や書籍を製造してきました。DNPは創業時から続けてきた活版印刷の作業を2003年に終了しましたが、それ以降も活字や鋳造機、活版印刷機などを多数保存してきました。

印刷・製本関連業は新宿区の地場産業の一つでもあり、DNPは区内の出版社や印刷・製本会社とともに、その発展に尽くしてきました。そうした地域的特性も踏まえ、大正期の建築を市谷で復元するとともに、活字や活版印刷機を一部公開し、活版印刷文化を未来に残していくための施設を開設することとしました。

DNPは現在、独自の「P&I」(印刷と情報)の強みを掛け合わせ、幅広い分野で事業を展開しています。その基礎にあるのは出版印刷で培ってきた数々の技術です。今回開設する「市谷の杜 本と活字館」は、その出版印刷の原点である活版印刷について、来館者に理解を深めていただくとともに、親しんでいただくことを目的としています。

◇「市谷の杜 本と活字館」の構成と主な企画内容
◯  1 F
・文字(秀英体)のデザイン、活字の型の彫刻(母型彫刻機)、活字の鋳造、活字を拾う文選、活字を組版する植字、印刷、製本など、活版印刷の各工程を展示。
01
◯  2 F
03・活版印刷機(テキン)、リソグラフ、UVプリンター、レーザーカッターなど、多様な印刷機や加工機を備えており、来館者参加型のワークショップ等を開催。
・ワークショップで使う紙や雑貨、印刷・製本に関わる道具や書籍を販売。
・印刷や本づくりにまつわる企画展を開催。

◇ 施設概要
「市谷の杜 本と活字館」 東京都新宿区市谷加賀町1-1-1
※DNP市谷加賀町ビルの北東側の隣、陸橋脇にあります
*Webサイト https://ichigaya-letterpress.jp/
*見学の予約受付は 2021年2月1日[月]から 上記 Web サイトで開始します。
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◇「時計台」の歴史について
今回「市谷の杜 本と活字館」を開設する建物(通称「時計台」)は、秀英舎(1876年創業)が50周年を迎えた1926(大正15)年に「営業所」として竣工しました。その後、太平洋戦争時の空襲でも被災せず、増築を行いながら社屋として使用してきました。
歴史的遺産ともいえるこの建物は、土居松市氏(東京高等工業学校教授)と、
宮内初太郎氏(宮内建築事務所)が手掛けた分離派(セセッション)様式の建築で、鉄筋コンクリート・鉄骨構造が採用されていました。土居氏はこの建築構造の研究における第一人者でした。

今回、竣工時の姿に復元するため、床のタイルの一部を当時のまま残したほか、天井や柱のレリーフも当時の状態を再現しています。
モノクロ写真しか残っていなかったため外壁の色の特定に苦労しましたが、同時期に建てられた「表参道同潤会アパート」の復元の際に壁面調査に携わった加藤雅久氏(居住技術研究所)の協力を仰ぎ、当時の色の再現に取り組みました。
ファサード(正面デザイン)は、秀英舎と日清印刷の合併により大日本印刷が発足した1935年当時の姿を復元しました。1952(昭和27)年に増築した3階部分については、撤去して竣工時の姿に戻しました。
1階に展示した、大正・昭和初期に使用されていたと思われる平台印刷機については、稼働できる状態で保存されていなかったため、駆動方法の調査を行い、不足部品を設計・製作し、動力を組みつけるなどして復元しました。建物および印刷機の復元のプロセスがわかる動画は、館内でご覧いただけます。

[ 詳細 : 大日本印刷株式会社 DNP

【展覧会】京都国立博物館|日本書紀成立1300年記念|特集展示 国宝「日本書紀」と東アジアの古典籍|2021年2月4日-2月28日

京都国立博物館トップ

京都国立博物館
日本書紀成立1300年記念 特集展示
国宝「日本書紀」と東アジアの古典籍
会  期  2021年2月4日[木]-2月28日[日]
会  場  京都国立博物館 平成知新館 1 F-3、1 F-4
休  館  日  月曜日
開館時間  9:30-17:00(入館は16:30まで)
観  覧  料  一般 700円、大学生 350円
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『日本書紀』は、わが国における最初の勅撰国史として、養老4年(720)5月21日に完成、奏上されました。令和2年(2020)は、成立から1300年という節目の年にあたり、これを記念して開催する特集展示となります。
「古典籍」とは、古い時代に書写、あるいは印刷された和書・漢籍・仏典などの書籍をさします。京都国立博物館の所蔵する「岩崎本」「吉田本」という、国宝に指定される二つの「日本書紀」を中心に、時代を超えて受け継がれた、日本・中国・朝鮮半島の優れた古典籍をご覧ください。

[ 詳細 : 京都国立博物館

【ニュース&プレスリリース】モリサワ OPENType フォントの共同開発で株式会社写研と合意|2021年01月18日

2021-01-27 (1)

2021年01月18日
モリサワ OpenTypeフォントの共同開発で株式会社写研と合意
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株式会社モリサワ(代表取締役社長:森澤彰彦 本社:大阪市浪速区敷津東2-6-25、以下モリサワ)は、 株式会社写研(代表取締役社長:笠原義隆 本社:東京都豊島区南大塚2-26-13、以下写研)の保有する書体を、両社共同で OpenType フォントとして開発することに合意しました。

写研の書体は、幅広いバリエーションと洗練されたデザインが特徴で、専用のシステムを通じて多くの媒体で利用されています。この度の OpenType フォント開発を通じ、より幅広い用途でご利用いただけるよう両社で取り組みます。
フォントは2024年より順次リリースする予定です。2024年は、写研の創業者である石井茂吉氏とモリサワの創業者である森澤信夫が、写真の原理で文字を現して組む邦文写真植字機の特許を、1924年に共同で申請して100周年の節目にあたります。

今回の取組みについて両社の代表は次のように述べています。

株式会社写研 代表取締役社長 笠原義隆 氏
「共に邦文写真植字機を世に送り出したモリサワ社と共同事業を開始できることに、深い感慨を覚えます。 今後写研書体がより多くの皆様にご利用いただけますよう、鋭意努めてまいります。」

株式会社モリサワ 代表取締役社長 森澤彰彦
「邦文写真植字機発明100周年に向けて、両社共同でフォントを開発できることを心から嬉しく思っています。長年にわたって愛される写研の書体をこれからも多くの皆様にご利用いただけるよう、グループ一丸となって誠心誠意取り組んでまいります。」

フォントのラインナップやご提供形態は今後随時ご案内します。

◯ 本件に関するお問合せ
株式会社モリサワ 東京本社 経営戦略部 広報宣伝課

[ 詳細 : 株式会社モリサワ

{新宿餘談}
本稿は、論評無しで紹介いたします。