{ ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 一筆箋 }
『欲望という名の電車』に登場する人物の強烈な個性に圧倒され、
以降『熱いトタン屋根の猫』『ガラスの動物園』など
T・ウィリアムズの著作を読み漁っていました。
『話してくれ、雨のように……』の舞台はニューヨークの下町、
アパートの一室で男と女が話しています。酔っ払った男の話は、
現実と非現実があいまいなまま、とりとめもなく続きます。
外は雨が降っています……。
登場人物の毒気にあてられたのでしょうか。
今回は苦労しました。
とにかく印刷がうまくいかなくて、何回刷っても
かすれるか、潰れるかで、普段の五倍ぐらい印刷しました。
表紙もあえて紙を貼ってみましたが、全体にチグハグな感じがいなめません。
次は用紙を変えて、もう少しましな仕上がりを目指します。
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