月別アーカイブ: 2021年4月

【展覧会】東京都美術館|特別展 イサム・ノグチ 発見の道|’ 21年4月24日-8月29日

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東京都美術館
特別展 イサム・ノグチ 発見の道
会  期  2021年4月24日[土]-8月29日[日]
会  場  東京都美術館 企画展示室
休  室  日  月曜日
      * ただし、7月26日[月]、8月2日[月]、8月9日[月・休]は開室
開室時間  9:30-17:30(入室は閉室の30分前まで)
観  覧  料  一 般 1,900円/大学生・専門学校生 1,300円/65歳以上 1,100円/高校生以下は無料
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日本人を父に、米国人を母に生まれたイサム・ノグチ(1904-1988)は、東西の間でアイデンティティの葛藤に苦しみながら、独自の彫刻哲学を打ち立てた20世紀を代表するアーティストです。
20代で彫刻家コンスタンティン・ブランクーシと出会い、そのヴィジョンに決定的な影響を受けたノグチは、自然と通底する抽象のフォルムが生み出す世界を、生涯を掛けて追い求めました。

ノグチは戦争によって、両親の祖国が互いに敵国になるという痛恨事を経験しており、平和への強い願いを込めた作品も残しています。
本展では、類例なきつくり手による「発見の道」を辿りながら、ノグチの日本文化への深い洞察や、その今日的な意味を明らかにし、彼の彫刻芸術の核心に触れる機会にしたいと考えています。

※ 感染症「COVID – 19」予防対応実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
[ 詳細 : 東京都美術館   特設 WEB サイト

【会員情報】ぢゃむ 杉本昭生さん|活版小本新作 ── マッチ箱大の読める丸背上製本|マルセル・アルナック『無人島』

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{ ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 一筆箋 }

「無人島」は堀口大學の翻訳集「花売り娘」(昭和十五年・第一書房)に掲載の小品です。
作者はマルセル・ファナックという人ですが、若くして自動車事故で
亡くなったということ以外わかりません。
お話は外国のコメディにあるお決まりの物語で、新鮮さは感じられませんが、男性はちょっとわくわくするかも知れません。

マッチ箱に入れた小さな本は前にも作りましたが、
あまりにひとい出来だったので再挑戦してみました。
いつもの大きさだとページ数が少ないので、丸背の本は無理でしたが、
今回は小さくしてページ数を増やし、丸背の本に挑戦しました。
しかしいい加減にやり始めたので、当然うまくできるわけもなく、
ツメの甘い、気の抜けた仕上がりです。
たくさん学ふところがあったので、次はすこしましなものを作ります。

◉ 杉本昭生さん: 文香-ふみこう を同封しました。すこし甘い香りが強いかもしれません。玄関にでも置いておたのしみください。
◉ 吾輩のつぶやき: 今年に入って杉本昭生さんは、『活版小本』の郵送に文香を同封されています。封をきると奥ゆかしい香りがただよいます。重苦しい気分を払底するのには最適です。杉本さん曰く「文香は平安時代のドラッグ」だそうです。
ひらひらと

【 詳細 : ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 】 { 活版アラカルト 活版小本 既出まとめ 

【展覧会】根津美術館|開館80周年記念特別展|国宝燕子花図屏風 色彩の誘惑|’ 21年4月17日-5月16日|日時指定予約制

根津予告根津美術館
開館80周年記念特別展
国宝燕子花図屏風 色彩の誘惑
開催期間  2021年4月17日[土]-5月16日[日]
休  館  日  毎週月曜日 ただし5月3日[月・祝]は開館
開館時間  午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
夜間開館  5月11日[火]-5月16日[日] 午後7時まで開館(入館は午後6時30分まで)
入  場  料    オンライン日時指定予約 一   般 1500円 学  生 1200円
      当日券(窓口販売)   一   般 1600円 学  生 1300円
      *日時指定予約は、4月12日[月]午後1時から、受付を開始します
*当日受付は原則、インターネット環境が整っておられない方や、クレジットカードをお使いでない方のためのご用意とさせていただいております。当日券は、予定枚数の販売が終了している場合があります。

会  場  根津美術館 展示室 1・2
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尾形光琳(1657-1716)の「燕子花図屏風」は、カキツバタの群生を、金箔を貼った大画面に群青[ぐんじょう]と緑青[ろくしょう]の二種の絵具のみを使って描いた作品です。
これらの青と緑と金(黄)の三色は、しばしば組み合わされて、日本・東洋において特別な伝統を有する色でした。その一方、本作品の色彩感には、江戸時代ならではの美意識が反映していると見ることもできます。
本展覧会では、紺紙金泥経や、青や緑を主調とする画面に金彩が加わった中世の仏教絵画、あるいは唐時代以来の金碧[きんぺき]山水などと、この三色が活躍する清新な古九谷や黄瀬戸など同時代の陶芸作品、さらに、色彩傾向を同じくする金屏風の数々をあわせて展示することで、「燕子花図屏風」に新しい光を当てることを試みます。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
[ 詳細 : 根津美術館 ] { 活版アラカルト  まとめ }

【展覧会】竹尾 見本帖本店展示|日本タイポグラフィ年鑑2021作品展|’ 21年4月16日-6月4日

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日本タイポグラフィ年鑑2021作品展
開催期間  2021年4月16日[金]-6月4日[金]
時  間  11:00-18:00  土日祝 休
主  催  NPO法人日本タイポグラフィ協会
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日本タイポグラフィ協会が国内外より募集し、1,653点の応募作品の中から選出した、
グランプリ、学生部門グランプリ、ベストワークなどの上位高得点作品を一堂に
展示いたします。タイポグラフィデザインの「今」をお楽しみください。

[ 詳細 : 竹 尾 ] 

【展覧会】高知城歴史博物館|よみがえる山内家資料の美と歴史  ~伝統の技がなす文化財修理の世界~|’ 21年3月20日-5月18日

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高知城歴史博物館
よみがえる山内家資料の美と歴史 
~伝統の技がなす文化財修理の世界~
開催期間  2021年03月20日[土]-05月18日[火]
開館時間  9:00-18:00(日曜日は8:00-18:00)
      * 展示室への入室は閉館の30分前まで
観  覧  料       一 般 700円(常設展含む)  * 高知城とのセット券/900円
      * 高校生以下は無料
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職人の手仕事によってつくろいなおされた山内家資料を一挙公開
貴重な文化財を次世代に引き継ぐために欠かせない作業の一つ、それが修理です。
本展では近年修理を行った山内家資料の中から書画や刀剣、古文書などを展示し、その成果とともに今日の文化財修理の理念や修理を支える職人らの卓越した伝統の技に迫ります。普段は決して目立ってはいけない奥深い文化財修理の世界をご堪能ください。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
[ 詳細 : 高知城歴史博物館

【展覧会】夢二郷土美術館|本館企画展「大正ロマンと竹久夢二」|’ 21年3月9日-6月6日

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夢二郷土美術館
本館企画展「大正ロマンと竹久夢二」
会  期  2021年3月9日[火]-6月6日[日]
開館時間  9:00-17:00(入館は16:30まで)
休  館  日  月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)
      * ゴールデンウィーク中 4月27日[火]-5月9日[日]は休まず開館
入  館  料  大 人 800円、中高大学生 400円、小学生 300円
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明治17年に岡山に生まれた詩人画家・竹久夢二(1884-1934)。近代文化の一大変革期であった明治、大正を駆け抜けた彼の作品の数々は移り行く時代とともにあったといえます。
文明開化で異国の文化がもたらされ、都市部を中心に人々の生活スタイルが大きく変化した時代、夢二は18歳で文化の発信地東京へと飛び出し、絵画や演劇、詩歌などの新しい流行を目の当たりにします。そして夢二は詩を絵で描いたことで自らの表現方法を確立させ成功を収めてゆきます。
友人で画家、文筆家の有島生馬は夢二の没後、画業を振り返って次のように著しました。「センティメンタルな時代の感情や、風俗を夢二位よく後世に伝へ得る画人が他にあるであらうか。」

夢二が時代の変化を吸収し、自らの美的感覚で独自の表現に昇華させた美人画や夢二デザインの世界は、雑誌や木版画、楽譜の表紙など多方面で多くの人が触れる身近な芸術となりました。
そして令和の今日でも大正ロマンを代表するマルチアーティストとして広く愛されるとともに、現代のデザインや作品にも影響を与えています。

本展では肉筆作品やデザイン、版画などの他、当時の流行を発信した雑誌「婦人グラフ」で夢二が担当した全表紙を一挙公開し、時代をとらえた表現にせまります。大正時代が注目される今、大正ロマンを体現していたともいえる夢二作品の数々をご覧ください。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
[ 詳細 : 夢二郷土美術館 ] 

【展覧会】国立公文書館|令和3年 春の特別展|1964 高度成長と東京オリンピックの時代|令和3年4月10日-5月23日

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国立公文書館
令和3年 春の特別展
1964 高度成長と東京オリンピックの時代
会  期  令和3年4月10日[土]-5月23日[日] 
      ※ 期間中無休
      ※ 期間中、展示室内の密接を避けるため、入室制限を行うことがあります。
開館時間  月-日曜日 午前9時15分-午後5時00分
      ※ 閲覧室の開室日時とは異なります。ご注意ください。
会  場  国立公文書館 本館
入  場  料  無 料
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すべては焼け野原から始まった ── 戦後の東京は、戦災からの復興、急速に進む都市化などによって驚くべき変貌を遂げました。 本展は、日本の大きな転換点となった高度成長という時代の中で変わりゆく東京の姿と、その中で開催された東京オリンピックの様子を、当館が所蔵する公文書を中心とした様々な資料から描きます。

◉ 主な展示資料

0304_01特別都市計画法
昭和19年(1944)以降、日本の主要な都市は空襲にさらされ、大きな損害を受けていました。戦後、戦災復興事業を迅速かつ徹底して行うため、指定を受けた戦災都市に適用される特別都市計画法が昭和21年9月に制定されました。同法により東京では区の存する区域と八王子が指定され、戦災復興都市計画が策定されました。

0304_02東海道新幹線の建設
昭和33年(1958)12月12日、交通関係閣僚協議会が開催され、東京・大阪間の陸上輸送の需要予想、新幹線の工事費、採算性を検討した結果、東海道新幹線の早期着工と短期間の完成を目指すことが結論され、19日に閣議決定されました。これを受けて東海道新幹線建設は本格的に動き出し、昭和34年4月に起工式が行われ、昭和39年10月に開業しました。

0304_03ワシントンハイツの返還
代々木公園は、戦後アメリカ軍に接収され、宿舎施設「ワシントンハイツ」として利用されていました。東京オリンピック開催決定により、ワシントンハイツの返還を受け、選手村として利用しようという計画が持ち上がり、返還交渉が行われました。画像は、昭和36年(1961)10月に返還をアメリカ側に提案した際に作成されたワシントンハイツ配置図です。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
[ 詳細 : 国立公文書館 ]