月別アーカイブ: 2019年7月

【会員情報】長崎大村市つじ印刷:辻 義宣さん|坂本龍馬の大ファン|Viva la 活版 ばってん 長崎の思いで写真

20190729185004_00001亀山社中記念館 市販絵はがきゟ(高知県立坂本龍馬記念館提供)
20190729185004_00002坂本龍馬立像(長崎市亀山社中記念館)市販絵はがきゟ

2016年05月 Viva la 活版  ばってん 長崎 開催
早いものです、あれから三年。長崎県大村市に新会員が誕生

b8e5804fb494123badf17905fc073dec-723x1024 b0612f29a783c99675385c03b72c3288-724x10242016年5月6-8日《Viva la 活版  ばってん 長崎》は五月晴れの長崎で開催されました。
主会場は長崎県印刷会館の四階と一階を拝借してのイベントでしたが、全国各地からサラマ・プレス倶楽部会員が長崎に集結して、とてもにぎやかなイベントでした。
ご存知のように、長崎はわが国の近代活版印刷術導入の地であり、本木昌造や平野富二をはじめ、多くの印刷人ゆかりの地であります。その「長崎」においてのイベント開催は、活版印刷の「知と技と美」を研鑽されてきた造形者の皆さんにとって、集大成の、そしてまた、あらたなる進化・発展の第一歩となりました。
────────────────
新会員:株式会社 つじ印刷 代表取締役社長:辻 義宣 さんは、長崎空港にちかい大村市を本拠地として MANBOW 事業部、福岡営業所などを併設されています。そして大の坂本龍馬ファントして、自社のレターヘッドにも坂本龍馬像を用いるほどの入れ込み様です。今回は「長崎市亀山社中記念館」市販の絵はがきをたくさんお送りいただきました。
《Viva la 活版  ばってん 長崎》の「崎陽探訪・活版さるく」では、風頭山の伊良林公園も訪問しましたが、亀山社中記念館は前を通りすぎて、寺町通りの禅林寺方向に向かって歩きましたから、この絵はがきは初見でした。

辻さんご提供の絵はがきとともに、三年前のおもいでの地:長崎と「崎陽探訪・活版さるく」の折の写真を紹介いたします。[写真提供:春田ゆかり会員]

6-10-49199 6-6-49192 DSC00679 DSC00681 6-5-49191 DSC00694 DSC00700 6-11-49201-02 DSC00676 6-12-49202-02

【展覧会】山種美術館|広尾開館10周年記念特別展|生誕125年 速 水 御 舟|6月8日-8月4日

20190726204637_00001 20190726204637_00004

山種美術館 広尾開館10周年記念特別展
生誕125年 速 水  御 舟
会  期  6月8日[土]-8月4日[日]
      * 会期中一部展示替えあり(前期:6/8-7/7、後期:7/9-8/4)
会  場  山種美術館
主  催  山種美術館、日本経済新聞社
開館時間  午前10時-午後5時 (入館は午後4時30分まで)
休  館  日  月曜日
入  館  料  一般 1200円・大高生 900円・中学生以下無料
────────────────

20190726204316_00001速水御舟「昆虫二題」《粧蛾舞戯》1926(大正元)年 山種美術館蔵
山種美術館市販の絵はがきゟ
20190726204316_00002速水御舟「炎舞」[重要文化財]1925(大正14)年(山種美術館蔵)
山種美術館市販の絵はがきゟ
20190726204316_00003速水御舟「桃花」1923(大正122)年(山種美術館蔵)
山種美術館市販の絵はがきゟ
日付と署名・落款に「瘦金体」の書がみられる。NOTES ON TYPOGRAPHY で別途紹介。

本年は、日本画家・速水御舟(はやみ ぎょしゅう 1894-1935)の生誕から125年、そして山種 美術館が現在の渋谷区広尾の地に移転し開館してから10年目にあたります。この節目の年を記念し、当館の「顔」となっている御舟コレクションの全貌を紹介する展覧会を開催いたします。

当館創立者の山崎種二(1893-1983)は御舟とは一つ違いでしたが、御舟が40歳という若さで早世したため、直接交流することがかないませんでした。しかし、御舟の芸術を心から愛した種二は、機会あるごとにその作品を蒐集し、自宅の床の間にかけて楽しんでいました。
一方、御舟は23歳の若さで日本美術院同人に推挙され、横山大観や小林古径らにも高く評価された画家。

「梯子の頂上に登る勇気は貴い、更にそこから降りて来て、再び登り返す勇気を持つ者は更に貴い」
という御舟の言葉どおり、彼は生涯を通じて、短いサイクルで次々と作風を変えながら、画壇に新風を吹き込んでいきました。

御舟は40年という短い生涯に、およそ700余点の作品を残しましたが、その多くが所蔵家に秘蔵されて公開されることが少なかったため、「幻の画家」とも称されていました。1976年、旧安宅産業コレクションの御舟作品105点の一括購入の相談が種二のもとに持ち込まれ、種二は購入の決断をします。その結果、すでに所蔵していた作品とあわせて計120点の御舟作品が山種美術館の所蔵となり、以来当館は「御舟美術館」として親しまれてきました。

本展では、御舟の代表作ともいえる《炎舞》、《名樹散椿》(ともに重要文化財)をはじめとして、《錦木》など初期の作品から《牡丹花(墨牡丹)》など晩年の作品まで、各時代の作品をまとめてご覧いただきます。
当館の御舟コレクション全点公開は2009年の広尾開館以来10年ぶりとなります。この機会に、御舟芸術の真髄をお楽しみください。

[ 詳細: 山種美術館

 { 新 塾 餘 談 }

IMG_20190726_165751美術鑑賞の余韻のなかで過ごす心地よいカフェ Cafe 椿
山種美術館へご来館のお客様に、上質なくつろぎのひとときをお過ごしいただける
カフェ「Cafe 椿」は、御舟作品の白眉《名樹散椿》(重要文化財)からネーミングさ
れました。季節や開催中の展覧会にちなんだオリジナルメニューをご用意しています。

青山の老舗菓匠「菊家」に特別にオーダーした Cafe 椿オリジナル和菓子ほか、素材
と季節感にこだわった女性にやさしいランチメニューもおすすめです。ガラス越し
にまるでオープンカフェのように季節のうつろいがよく眺められる、42席の静かな
スペース。お気軽にお立ち寄りください。
山種美術館ツィッター山種美術館 2016年11月13日のツィターゟ
日付と署名・落款に「瘦金体」の書がみられる。NOTES ON TYPOGRAPHY で別項紹介。

ちなみに山種美術館:山崎妙子館長は、実家の証券会社で働くために、慶應義塾大学経済学部を卒業。その後、山種美術館を継ぐために、東京藝術大学の大学院で修士・博士課程を修了。大学院での研究テーマは早見御舟 ── という努力のひとです。また皇太子(現天皇)のお妃候補でもあったと仄聞します。

現在、山種美術館にあれだけお客さんが来るようになったのは、ひとえに山崎妙子館長ご自身のメディアへの露出と、広報活動によるものが大きいと感じながら展観しました。[大石]

【展覧会】渋谷区立松濤美術館|美ら島からの染と織 ── 色と文様のマジック|8月10日-9月23日

松濤03 無題松濤04渋谷区立松濤美術館
美ら島からの染と織 ── 色と文様のマジック
会  期  8月10日[土]-9月23日[月・祝]
      * 会期中展示替えがあります
      A期 8/10-25 B期 8/27-9/8 C期 9/10-23
入  館  料  一般500円、大学生400円、 高校生・60歳以上250円、小中学生100円
休  館  日  月曜日 * ただし、8月12日、9月16日、23日は開館、8月13日(火)、9月17日(火)
主  催  渋谷区立松濤美術館
────────────────
沖縄は明治時代以前には琉球王国として栄え、そこでは独自の染織文化が花開きました。本展では、紅型をはじめとする、最高の質を誇る国宝の琉球国王尚家伝来の染織品を中心に、芭蕉布、上布などの優品を展示し、同地で発達した高度な染織文化をご紹介します。
また紅型の道具や文様見本帖などによってその技法の一端にふれ、染織文化への理解を深めていただきます。そして、今日までこうした技術が伝承されてきていることをふまえ、人間国宝の作家らによる現代の最高峰の諸作品により、沖縄の染織の現状もあわせて展覧します。

本展覧会は、沖縄県立博物館・美術館、一般財団法人沖縄美ら島財団および那覇市歴史博物館の全面的なご協力とそのコレクションにより構成いたします。通常の展覧会では国内各所からの出品が多いなか、本展覧会の出品はすべて制作地に直接由来する沖縄からのものであり、この点が大きな特色となります。

[ 詳細: 渋谷区立松濤美術館

【艸木風信帖】空中庭園に謎のキノコが大量発生|連日異常繁殖展開中|灼熱の夏よ早く来たれ

コガネキヌカラカサタケかねがね雑艸という名の艸は無いといいつづけてきた。ところがことしの異常気象 ── 気温の低下と長雨にはいささか困惑している。「海の日」を過ぎても梅雨があけず、吾が空中庭園では、なんと謎のキノコが大量発生した。

高層階のベランダの内側に固定して設置してある小型の植木鉢だが、写真は鉢植えのランタナ(パニックドーム)の咲き終わりの姿で、右は蚊よけの「蚊連艸」である。
長雨で水遣りは控えていたつもりだったが、昨週週末にニョキッとキノコの発生をみた。7月21日[日]は参議院議員選挙で、投票から戻ったらニョキニョキと、もっとたくさん生えていた。

さっそくノー学部が「きのこ図鑑」で調べたところ「コガネキヌカラカサコケ」ではないかと診断した。

ウィキペディア ゟ
和名:コガネキヌカラカサタケ 英名:flowerpot parasol ,  plantpot dapperling
コガネキヌカラカサタケ (黄金絹唐傘茸  Leucocoprinus birnbaumii )は、ハラタケ目ハラタケ科に属するキノコである。 
────────────────
熱帯性であり、沖縄などでは夏から秋にかけ、植え込み、芝生の上、室内の植木鉢などあらゆる場所に発生する。傘は綿くず状の片鱗に覆われ、高さは 7 cm ほど。腐葉土など養分の多い土壌を好み、本州でも見られるが、自生はせず、熱帯地方から持ち込まれた腐葉土に混ざった菌から発生することが多い。子実体の色はおおむね白褐色から黄色になる。
<食  毒>
本種に関する詳しい文献はまだ少なく、食毒不明として扱われているが、その一方で非常に美味であるともいわれる。詳しいことはわかっていないので食べるべきではない

サラマ・プレス倶楽部では、かつてはこの「海の日」の三連休にさまざまなイベントを実施していた。ところが地球温暖化がやかましくなり、2013年のこの時期のイベントは、東京をはなれ、北海道美唄市で<Viva la 活版  Viva 美唄>を展開した。このときは北海道でも例年にない暑さということで、来場者もスタッフも疲労困憊状態となったので、それ以降夏のイベントは控えるようにしていた。
[ 関連: 活版 à la carte Viva la 活版  Viva 美唄

最近は新潟での地震があり、長崎五島列島では渇水をうれえていたら、集中豪雨に見舞われ、全島避難騒ぎとなったという。全国各地にサラマ・プレス倶楽部の会員が増えてきた今、どの地域・地方でも、つつがなく梅雨が明け、蟬がうるさく啼きつのる猛暑の夏を待つきょうこのごろである。
[関連:活版 à la carte 【Lingua Florens 草木風信帖】雨にうたえば|合歓木/サルビア・ガランチカ/ニオイバンマツリ(匂蕃茉莉)|ことしも元気に開花中

【展覧会】渋谷区立松濤美術館|華めく洋食器 大倉陶園100 年の歴史と文化|6月8日-7月28日

松濤01 松濤02渋谷区立松濤美術館
華めく洋食器
大倉陶園100 年の歴史と文化
会  期  2019年6月8日[土]-7月28日[日]
入  館  料  一般500円、大学生400円、 高校生・60歳以上250円、小中学生100円
休  館  日  月曜日
主  催  渋谷区立松濤美術館、神奈川新聞社
────────────────
1919(大正8)年に大倉孫兵衛、和親父子によって創設された大倉陶園は、日本を代表する洋食器メーカーとして、今日まで世界に誇る製品を生み出し続けてきました。本展は、同園の優れたデザインや品質を紹介するとともに、多くの財界人や老舗ホテル等のために製作された作品を展示し、日本の洋食器文化における大倉陶園の役割を探ります。また、最新の調査結果を反映し、これまで知られることのなかった創業当時の様子を伝える資料も併せてご覧いただきます。

[ 詳細: 渋谷区立松濤美術館 ] *会期中展示替えがあります

【展覧会】目黒区美術館|太田喜二郎と藤井厚二 ─ 日本の光を追い求めた画家と建築家 ─|7月13日-9月8日

目黒01 目黒02

目黒区美術館
太田喜二郎と藤井厚二
── 日本の光を追い求めた画家と建築家 ──
会  期  2019年7月13日[土]-9月8日[日]
休  館  日  月曜日
* 7月15日[月・祝]、8月12日[月・休]開館。7月16日[火]、8月13日[火]休館

時  間  10:00-18:00(入館は17:30まで)
観  覧  料  一般 1,000円、大高生・65歳以上 800円、小中生以下 無 料
主  催  公益財団法人目黒区芸術文化振興財団 目黒区美術館、 読売新聞社、美術館連絡協議会
────────────────
京都を代表する洋画家 太田喜二郎(1883-1951)は、東京美術学校卒業後、師 黒田清輝の勧めでベルギーに留学し、帰国後は、 点描表現で農村風景を描いた明るい洋画で注目を集めたことが知られています。点描表現や印象派を日本にもたらした画家として、紹介、研究されてきましたが、1917 年頃より、点描を棄て平明な洋画へと画風を変貌させて以後のことについては、従来、十分な研究がされてきたとはいえませんでした。しかし、近年、太田 の幅広い人間関係を評価し、太田と他分野との深い関係の研究が進められています。

2017 年には、太田と京都帝国大学の考古学者 濱田耕作の関係を取り上げた京都文化博物館による「京都の画家と考古学-太田喜二郎と濱田耕作-」展が開催されました。そのほか、東洋史学者の内藤湖南や羽田 亨など、大正期の太田がさまざまな研究者と密接な交流を持っていたことが徐々に紐解かれています。さらに 京都大学工学部講師として建築学科で太田がデッサンを教えていたことにより、武田五一や藤井厚二 (1888-1938) などの建築家とも親しい関係にあったことが明らかになってきました。

大正期、京都に建築された《太田邸》(1924 年竣工)は、藤井の設計によるもので、北側採光をうまく取り入れたアトリエを持つモダンな住宅です。この太田家の設計に関する藤井のスケッチや、藤井との交流の様子を示す絵巻物・書簡などの所在が確認されるなど、京都文化博物館の研究チームによる調査が進んでいます。

広島県福山市に生まれた藤井は、東京帝国大学の建築科を卒業後、竹中工務店を経て京都帝国大学建築学科に着任します。海外視察の時に見聞した西洋の様式と日本の気候風土を融合させた環境工学を研究し、「日本の住宅」を追求しました。その究極が、何度も実験を繰り返した京都大山崎にある自邸《聴竹居》(重要文化財)です。日本の住宅にモダンな要素が加わった上に、構成が斬新なこの自邸は、自然の環境をとりこんだ空間として、近年話題になっている建築です。

本展は、太田研究を進めている京都文化博物館と、収集方針の一つに日本人美術家の滞欧米作をあげ、太田の滞ベルギー作品を収集し、さらに建築やデザインに関する展覧会を積極的に開催している目黒区美術館との共同研究により開催します。

[ 詳細: 目黒区美術館

【展覧会】武蔵野美術大学 美術館・図書館|くらしの造形20「手のかたち・手のちから」|8月9日-9月21日

20190719150722_00001 20190719150722_00002武蔵野美術大学 美術館・図書館
くらしの造形20
「手のかたち・手のちから」
会  期  2019年8月9日[金]-9月21日[土]
時  間  10:00-18:00(土曜日、特別開館日は17:00閉館)
休  館  日  日曜日、祝日 * 8月18日[日]、9月16日[月・祝]は特別開館
入  館  料  無  料
会  場  武蔵野美術大学美術館 展示室 1・2、アトリウム 1
主  催  武蔵野美術大学 美術館・図書館
────────────────
「手」の役割は人類誕生から今まで多様に展開したが、その重要性は変わりない。
本学教養文化・学芸員課程教授である神野善治の調査チームは 8 年にわたり、福井県若狭地方の三方石観世音に奉納された 6 万点余の「手足形」の調査を行った。
その造形の魅力を紹介しつつ、人間のくらしを支える「手」の働きが道具に展開するあり方をとらえ直す。

[ 詳細: 武蔵野美術大学 美術館・図書館

【会員情報】「活版TOKYO 2019」|8月30日・31日、9月1日|会員多数参加・ご参観を

logo2 OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA会場写真は前回のものです

活版TOKYO 2019」  
日  程  2019年8月30日[金]、31日[土]、9月1日[日] 雨天決行
時  間  30日[金]12:00-19:00、31日[土]・9月1日[日]11:00-17:00
会  場  神保町三井ビルディング 1 F エントランス/千代田区神田神保町1-105
                      テラススクエア 1 F、2 F/千代田区神田錦町3-22
料  金  入場無料
主  催  活版TOKYO運営事務局
────────────────
活版 TOKYO とは、活版印刷という昔ながらの技術に再び光を当て、活版印刷の魅力を様々な世代の人達に知って欲しいという思いから、2015年より始まったイベントです。製版業者やデザイナーなど、印刷に関わる作り手と、印刷や紙に興味のある方が直接出会い、より身近に活版印刷の魅力を感じ触れていただく場として、今回で5回目の開催となります。 活版 TOKYO は、これからの活版印刷の在り方を様々な形で発信していきます。

[詳細・問いあわせ先:活版 TOKYO 運営事務局 担当:東條 E-mail:info@kappan.tokyo

【Lingua Florens 草木風信帖】雨にうたえば|合歓木/サルビア・ガランチカ/ニオイバンマツリ(匂蕃茉莉)|ことしも元気に開花中

IMG_2259ネムノキ(合歓木)この時期もっとも楽しめる大型の花。

天候不順の日々が続くきょうこのごろ、 Lingua Florens では艸木が懸命に花をつけています。
ここはビルの谷間で、直射日光は快晴でも一日に十五分ほどしか射し込まず、水はけも好ましくはない小庭です。

こちらの Lingua Florens へ朗文堂の移転計画を発表してから早くも半年余が経過。ところが計画は遅遅としてすすまず、いまだに活版印刷関連機器と、相当量の活字で溢れかえっています。
とりわけ欧文活字は大型のダブル・ケースに入ったまま積みかさなっているために、その特別収納ケースを活版木工所に依頼して製作しています。別寸特製となるため価格も馬鹿にならず、追加でいくつ製作してもまだまだ収納が済む見通しがたちません。
それでも艸木は吾関せずとばかり、長雨もものともせずに花をつけています。

IMG_2262日照時間が少なくても、今一番元気なサルビア・ガランチカ

IMG_2252 IMG_2255 IMG_2257ニオイバンマツリ(匂蕃茉莉)── 癖のある独特の匂いがするが花は可憐
開花直後は赤紫であるが、次第に純白になっていく。
合歓木と同様に、どちらも巨木になるので、大型の鉢植えにしている。

【 JAGDA Topics 】「ヒロシマ・アピールズ」ポスター2019年版|澁谷克彦氏が制作

JAGDA Topics
「ヒロシマ・アピールズ」ポスター2019年版は澁谷克彦氏が制作
JAGDA は、ヒロシマ平和創造基金および 広島国際文化財団との共催により、ことばを超えて「ヒロシマの心」を訴えるポスターキャンペーン「ヒロシマ・アピールズ」を実施しています。
毎年 JAGDA 会員 1 名がポスターを制作し、広島市長に贈呈するとともに、国内外に広く頒布することで平和を希求する活動です。
この 度、澁谷克彦氏(東京)による2019年版のポスター(シリーズ22作目)が完成しました。HA2019

タイトル:「希望」
デザイン:澁谷克彦

主 催:公益財団法人ヒロシマ平和創造基金
    一般財団法人広島国際文化財団
    公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)広島地区

制作者コメント ── 渋谷克彦
被爆直後の広島を描いた本に、“ 羽の焼けたつばめは空を飛べなくなって ピョンピョンと地面を歩いて ” いたと記されていた。もちろん爆心地を飛んでいたものたちは跡形もなくなってしまっただろうが、どの鳥より素早いつばめが羽を焼かれてしまうことこそ、原爆の一瞬の威力に他ならない。巣の中の雛たちは、飛べなくなった親を待ち続けたのか。
広島に原爆が落ちて長い時間が経ち、市民の多くは被爆した人々の子供や孫の世代になった。しかしそのとき壊されたものは彼らの心身に入り込み、終わりはなく、そこにこの原子爆弾というものの異様さを感じる。
子供は未来への希望。新しい世代をとりまく世界が平和であり続けるため、少しでも多くの人が世界の大人たちに広島の物語を語り伝えて欲しいと、そんな思いをポスターに込めた。

制作者略歴
澁谷克彦 Katsuhiko Shibuya
東京生まれ。1981年東京藝術大学デザイン科卒業、同年株式会社資生堂宣伝部入社、多くの広告やブランドのクリエイティブディレクション、アートディレクション、CI、グラフィックデザインを手がける。2012年同社の宣伝・デザイン部長およびエグゼクティブクリエイティブディレクター、2017年よりフリーランスとして活動。

【 詳細: JAGDA 広島地区

【展覧会】国立公文書館|令和元年度 第 2 回企画展|「雨に詠えば ― 空模様の古典文学 ―」|7月27日-9月8日

公文書館01 公文書館02国立公文書館
令和元年度 第2回企画展|「雨に詠えば ― 空模様の古典文学 ―」
会  期  令和元年7月27日[土]-9月8日[日]
開館時間  月-日曜日 午前9時15分-午後5時00分
      * 期間中無休 入館は閉館30分前まで
会  場  国立公文書館 本館
入  場  料  無   料
────────────────
雨 ── それは季節や時間でさまざまに表情を変え、恵みをもたらすこともあれば、人々の生活を脅かすこともあります。古くから日本人はこの雨の変化に心を配り、時には和歌や物語に描くことで、さまざまな感情を託してきました。
本展では身近な気象現象である雨をテーマに、上代から近世までに成立したさまざまな古典文学をご紹介します。
0107_01万 葉 集
本資料は慶長年間(1596-1615)に出版された『万葉集』で、徳川家康に仕えた学者である林羅山(1583-1657)が所蔵していたものです。
掲載の巻十には七夕の日の雨を詠んだ歌が収められており、画像の一首目は天の川を渡る彦星の船から散る櫂の雫-かいのしずく-を例えたものです。

0107_02 (1)源 氏 物 語
本資料は承応 3 年(1654)に挿絵入りで出版された『源氏物語』で、紅葉山文庫 に所蔵されていたものです。
画像は「帚木ーほうきぎ」より、夏の雨の晩に光源氏らが集まり、女性の品評や思い出話を語り合う「雨夜の品定め」の場面です。
0107_03曾 我 物 語

父の仇討ちを誓った曾我十郎・五郎の二人の兄弟を描いた『曾我物語』は、鎌倉時代に実際に起きた事件を元に成立しました。主人公の二人が仇討ちを決行するクライマックスは、五月の雨の晩。本資料は貞享4年(1687)に挿絵入りで出版されたもので 紅葉山文庫 の旧蔵です。

【 詳細: 国立公文書館

【さようなら】有限会社東信堂印刷所:桜井孝三さん|ご報告:2019年6月14日 逝去されました|1934-2019

20190710201627_00001桜 井  孝 三
1934年(昭和09)6月22日-2019年(令和元)6月14日 享年84

kaisya
【 桜  井  孝  三 】

昭和09年(1934)東京都台東区浅草に生まれた。第二次世界大戦にともなう強制疎開により、長野県埴科郡雨宮縣村(現・千曲市雨宮-あめのみや)の母方の実家で育ち、昭和25年の春中等教育を終えて上京。
浅草一帯は焼亡していたため、印刷会社の見習いをしながら、夜学の都立小石川工業高校印刷科に学ぶ。10年間活版印刷の植字工・印刷工として勤務したのち、昭和35年(1955)04月、26歳で調布市上石原で東信堂印刷所を創業。社名の由来は「東京でうまれ、信州で育った」ことにちなんで有限会社「東信堂」とした。

昭和55年(1980)から四年間、東京都印刷工業組合三多摩支部長を務め、没年まで顧問。また東京都印刷工業組合本部理事を務める。その傍ら、『多摩の印刷史』編纂委員長、『東京の印刷組合百年史』「画像集篇」の史料収集を担当。平成11年(1999)東京都印刷工業組合三多摩支部『創立50周年記念誌』編集長。
この間、幕末・明治初期の洋式活版印刷術の研究に没頭。また近藤勇の生家が東信堂印刷所から至近の地にあったため、新選組の史実の究明に励む。
amenomiya遺著となった『雨宮 アメノミヤ の渡し ─ 詩碑建立の真実』(印刷・発行/有限会社東信堂印刷所  A5判  224ページ  上製本)は、川中島合戦において、上杉陣が千曲川、雨宮の渡しを渡河したのを記念して、賴 山陽-らい さんようーの「鞭声粛々」の詩を石に刻み、後世に残そうと建てられた「鞭声の詩碑」の調査研究書である。
[関連:【会員情報】図書紹介/高松宮殿下御視察の川中島古戦場『雨宮の渡し ── 詩碑建立の真実』 桜 井 孝 三 著 印刷・発行/東信堂印刷所 2018年07月31日

{「平野富二生誕の地」碑建立有志会}には率先して参加、終始協力されていた。また2018年(平成30「平野富二生誕の地建立記念祭」には講演担当を申し出るほどお元気だったが、秋口から躰調を崩され、11月のイベントには訪崎を断念。その後「間質性肺炎」と診断されて入院加療につとめたが、薬石効なく2019年(令和元)6月14日逝去された。
枕もとには完成直後の『平野号』が置かれていた。
葬儀は密葬をもっておこなわれ、有限会社東信堂(182-0035 東京都調布市上石原1-31-10 電話 042-485-2131)は、子息:桜井伸昭氏が社長に就任してその事業を継続中である。

【桜井孝三 執筆作品記録】

◎ 活版印刷関係

9995ff87a10127b11b4daaa0f529bd33 2015.9.19学会レクチャー_ページ_09陽其二陽  其 二 肖像(桜井孝三提供)

  • 「本木活字をたずねて」『印刷雑誌』1988年10月
    (印刷学会出版部刊)
  • 「適塾門下生調査資料(湯浅芳斎)」『適塾』No.21
     1988年11月(適塾記念会刊)
  •  「幕末における本木昌造の書物と活字」(1)『印刷雑誌』
     1989年1月号(印刷学会出版部刊)
  •  「幕末における本木昌造の書物と活字」(2)『印刷雑誌』
     1989年2月号(印刷学会出版部刊)
  •  「『横浜毎日新聞』は木活字で創刊」『印刷雑誌』
     1990年9月号(印刷学会出版部刊)
  • 「横浜活版社の出版活動と陽 其ニ」『印刷雑誌』
     1990年10月号(印刷学会出版部刊)
  •  「幕末・八王子の活字版蘭書」『アステ』No. 9
     1991年11月(リョービイマジクス株式会社刊)
  •  「青木芳斎の鋳造活字と日本の翻刻本」『民権ブックス』No. 5
     1992年3月(自由民権資料館編集・町田市教育委員会発行)
  •  「本木昌造、平野富ニ異聞」『印刷雑誌』1995年7月号
     (印刷学会出版部刊)
  •  「多摩の印刷史を語る」梅津敬・桜井孝三 講 演 録『民権ブックス』No. 9
     1996年3月(自由民権資料館編集・町田市教育委員会発行)

◎ 新選組関係

  • 「土方歳三の写真」を解明する『幕末史研究』No.35 (土方歳三特集)
     1999年2月(三十一人会刊・小島資料館発売)
  • 「『近藤勇の写真』撮影地を確定する」『歴史読本』
     1999年11月号(沖田総司特集)(新人物往来社刊)
  • 「近藤・土方供養塔建立の真実」『歴史読本』
     2000年12月号(新選組全史)(新人物往来社刊)
  • 「高幡不動『殉節両雄之碑』建立秘話」『歴史読本』
     2004年3月号(近藤・土方・沖田の新選組)(新人物往来社刊)

 { 新 塾 餘 談 }

続きを読む

【展覧会】お札と切手の博物館|令和元年度 第1回特別展|なるほど! なっとく! お札の文字のひみつ|7月17日-9月1日

20190708231725_00001 20190708231725_00002

お札と切手の博物館
令和元年度 第1回特別展
なるほど! なっとく! お札の文字のひみつ 
開  催  日  令和元年7月17日[水]-9月1日[日]
開催時間  9:30-17:00
休  館  日  月曜日(祝日の場合は翌平日)
開催場所  お札と切手の博物館 2階展示室
入  場  料  無 料
────────────────
今回の特別展は、お札に書いてある文字がテーマです。使う人がお札を便利に、そして本物であると信用して使えるように、お札の文字にはさまざまな役割があります。

どんな文字が入っているのか、どうしてその文字がお札に入れられるようになったのか、いろいろな人が使うお札だからこその工夫など、日本のお札と海外のお札を比べながら、お札の文字のひみつに迫ります。

[ 詳細: お札と切手の博物館

【展覧会】水戸芸術館 現代美術ギャラリー|大竹伸朗 ビル景 1978-2019|7月13日-10月6日

20190708231725_00005 20190708231725_00003 20190708231725_00004水戸芸術館 現代美術ギャラリー
大竹伸朗 ビル景 1978-2019
開  催  日  7月13日[土]-10月6日[日]
開催時間  9:30-18:00(入場は17:30まで)
休  館  日  月曜日 * 7月15日、8月12日、9月16日、9月23日(月・祝/振)は開館、
7月16日、8月13日、9月17日、9月24日(火)は休館

お問合せ  水戸芸術館   TEL:029-227-8111
入館料金  一般 900円
主  催  公益財団法人水戸市芸術振興財団、読売新聞社、美術館連絡協議会
────────────────
大竹伸朗(1955- )は、1980年代初めにデビュー以降、絵画を中心に、印刷、音、写真や映像などの多彩な表現を展開し、その活動は、現代美術の世界だけでなく、文字やデザインなど、幅広いジャンルに影響を与えてきました。
本展では、1970年代から現在までの約40年間にわたり、大竹が「ビル景」という絵画シリーズを描き続けていることに注目します。
「ビル景」とは、現在の風景をそのまま描いたものではありません。大竹の中に記憶された、香港、ロンドン、東京といった様々な都市の、湿度や熱、騒音、匂い。それらがランダムにミックスされ、「ビル」という形を伴って描き出される仮想の風景です。
今回、多数の未発表作品から最新作まで800点以上を調査し、ビルシリーズ全作品集の発行とあわせて、可能な限り展示することで、「ビル景」シリーズの全貌を明らかにします。
デジタル技術全盛の現代において、一人のアーティストが数十年にわたり、自らの手で絵を描き、作り続けることの意味とは何か。本展を通じて感じてください。

[ 詳細: 水戸芸術館 現代美術ギャラリー

【艸木風信帖】吾が空中花壇の女王|トロロアオイとウィキョウ|ことしも元気に開花です

トロロアオイ写真

ごてごてと 草花植ゑし 小庭かな

正岡子規(俳人・歌人 1867-1902)「小園の記」ゟ

吾が空中庭園 ── 失礼千万ながら、ひとにより「ベランダ鉢植え雑艸園」ともいう ── の女王「トロロアオイ」が花をつけている。もともと晩夏のころに咲いていたが、徐徐に開花時期がはやくなり、ことしの開花のはじめは6月6日で、それからほぼ毎日、一輪から三輪ほどのおおきな花をつけている。
この種子のもとは2009年05月に、都下あきる野市五日市町の軍道紙-ぐんどうがみ-工房からわけていただいた数株の苗にはじまった。あれから10年にもなるのかと驚くばかりである。もちろん中途に種子から育苗したので、これが何代目かわからないが、すくなくとも越冬年越しすること三回の古株である。

正岡子規の旧宅「子規庵」は、筋向かいの「書道博物館」ともども、鶯谷駅からしばらくの通路の環境はちょっとアレだが、お気に入りの場所でときおり訪れている。子規庵の庭には、いまなら朝顔が咲きはいめているだろうし、晩夏になると糸瓜-へちま-がぶらりと垂れさがっているのもよい。

フェンネル NHK趣味の園芸NHK 趣味の園芸 ゟ

ところでトロロアオイの左うしろでひょろひょろと咲いているのは「フェンネル ウイキョウ・茴香」である。吾が郷里信州では茴香と呼んで、新芽は茎ごとゆがいて食していたし、その根はタマネギにも似て、大きく甘みがあってなかなか良い。実家の庭に茫茫と勝手に生えていたので、野生かとおもっていたら栽培植物だった。もちろん空中庭園では一株だけの栽培である。

【トロロアオイ/黄蜀葵】
アオイ科の一年草。中国原産。草丈は本来2メートル近くになるが、最近は0.5-1メートルの丈の低い品種が多く栽培されている。葉は互生し、葉柄が長く、掌状に深く裂ける。
夏から秋、淡黄色で中心部が濃赤紫色、径15-20センチメートルのおおきな五弁花をつける。花は1日でしぼむが、茎の下位から上位へと順に次〻と開く。植物体全体、とくに根に粘質物を多く含み、これを手漉き紙を漉くときの糊剤(ネリ)として利用する。また花を観賞用・食用ともする。糊原料をとるための栽培では、開花・結実させないために、つぼみがついたら先端部を刈り取って根に養分をたくわえる。
活版 à la carte トロロアオイまとめ

【フェンネル、ウイキョウ(茴香、学名: Foeniculum vulgare)】
セリ科ウイキョウ属の多年生草本である。別名ショウウイキョウ(小茴香)。英語名からフェンネル(Fennel)またはフェネル、仏語名からフヌイユ (fenouil) とも呼ばれる。
フェンネルの鱗茎(葉柄基部が肥大したもの)はフィノッキオ (finocchio) とも呼ばれ、野菜としてタマネギなどのようにサラダや煮物、スープなどに用いられる。茎・葉は生食されるが、そのほかにも佃煮、シチューなど肉料理の香味野菜として使用される。

kazari-upper

バウハウス+ディスティル-2明治百五十年祭をはじめ、周年事業が盛んである。
オランダの新造詣運動<DE STIJL>は1917-1931、同名の雑誌『DE STIJL』に結集した造形者によって展開された。
<BAUHAUS> はデザイン教育機関で、第一次・第二次世界大戦の狭間にあって設けられた。

どちらも創刊100年であり、学校開設100年を迎えている。
2019年もなかばを過ぎたいま、小規模な展示会や講演会の話題はチラホラしているが、かつてのように大型展開催の情報は管見に入らない。上掲二冊の図書は、二十世紀初頭の混乱期にありながらも熱かった造形界の記録である。この忘れ去られたような二冊の図書をみていると、梅雨寒の昨今の陽気と似て、どこか造形界のモチベーションが低下しているようでさびしいおもいもある。

[画像データー作製:青葉水竜]

【寄席定席】新宿末廣亭|七月定例番組ゟ|上席・中席・下席・余一会紹介|一年三百六十三日笑い転げている場所が新宿にはある

IMG_1893

新 宿 末 廣 亭
寄席の興業方法のご案内

寄 席 ── それは日本人の心のふるさと。めまぐるしく激動する現代のオアシスでもあります。
ここ新宿末廣亭は、ビル化していく寄席の風潮をよそに、江戸以来の寄席の伝統を重んじ、その雰囲気を現代にとどめる落語色物定席です。
新宿末廣亭は十日毎に出演者を替えて興行しています。すなわち月の 1 日-10日を上席-かみせき、11日-20日を中席-なかせき、21日-30日を下席-しもせき- とよんでいます。──────────────

  日   1 日-12  29 
  日  12  30 日、31 
入 場 料  当日券-全自由席(昼の部・夜の部  入替無)

      一般 3,000円、シニア(65歳ゟ)2,700円、学生 2,500円、小学生 2,200円
昼 の 部  開場 11:40- 開演 12:00- 終演 16:30
夜 の 部  開場 16:45- 開演 17:00- 終演 21:00
・予約はありません(会員制度ほか各種割引があります)。
・入場券は窓口にてご入場の際にお買い求めいただき自由席となります。
・学生の方は学生証を提示してください。
・余一会、正月期間興行、定席のうち特別企画による興行などで、時間、料金、入替の有無が変更になるばあいもあります。あらかじめご了承ください。

新宿末廣亭 七月定例番組ゟ 上席 カミセキ・中席 ナカセキ・下席 シモセキ 紹介
20190709202818_00001 20190709202818_00002 20190709202818_00003

《 七月は大の月 七月三十一日[水] 余一会 特別興業 》
20190709202818_0000420190709202818_00005

《新宿末廣亭》余一会 特別興業
昼の部・文治・扇治  二人会  夜の部・柳家花緑独演会+笑福亭鶴瓶

令和元年 07月31日[水]昼夜入替です
☆ 昼 (01:00ゟ-04時20分迄)
☆ 夜 (05:00ゟ-08時20分迄)
当日券料金:一般 3,500円 学生 3,000円 小学生 2,500円

【詳細: 新宿末廣亭 】 { 活版アラカルト 新宿末廣亭まとめ }

【展覧会】東京大学総合研究博物館|スクール・モバイルミュージアム|昆虫の形と色の不思議 ── オサムシ研究の巨匠・ 石川良輔博士の軌跡|5月25日-10月5日

東大01 東大02東京大学総合研究博物館
スクール・モバイルミュージアム
昆虫の形と色の不思議 ── オサムシ研究の巨匠・
石川良輔博士の軌跡
会  期  2019年5月25日[土]-10月5日[土] 
休  館  日  日曜日・祝日
開館時間  9:00-17:00
会  場  文京区教育センター 2 階 大学連携事業室
東京都文京区湯島4-7-10

入  館  料  無 料

[ 詳細: 東京大学総合研究博物館

【展覧会】宇都宮美術館|水木しげる ── 魂の漫画展|7月28日-9月23日

20190701183713_00002 20190701183713_00003宇都宮美術館
水木しげる ── 魂の漫画展

会  期  7月28日[日]-9月23日[月・祝]
開館時間  午前9時30分-午後5時 * 入館は午後4時30分まで
休  館  日  毎週月曜日、8月13日[火]、9月17日[火]
      * 8月12日[月]、9月16日[月]、9月23日[月]は開館
主  催  宇都宮美術館、下野新聞社
観  覧  料  一般 1000円、大学生・高校生 800円、中学生・小学生 600円
────────────────
『ゲゲゲの鬼太郎』などで知られる日本漫画界の鬼才:水木しげる(本名:武良 茂 1922-2015)。
彼は鳥取県境港で過ごした少年時代に、“ のんのんばあ ” に連れられてみた正福寺所蔵の「地獄極楽絵図」に心を奪われて以来、生涯に渡って不思議な世界を探求・表現し続けました。
激戦地ラバウルで生死の境をさまよい片腕を失い、極貧時代を乗り越え、独自の漫画表現に到達した水木の画業を、300点あまりの漫画原稿や原画、愛用の道具、多彩な映像資料で紹介します。探求心と洞察力、緻密な作画によって生み出された水木ワールドをぜひご覧ください。

【 詳細: 宇都宮美術館

【会員情報】 ぢゃむ 杉本昭生さん|活版小本新作 ── 夏目漱石『永日小品』ゟ「モナリサ」「懸物」

IMG_4665 IMG_4667 IMG_4670

{ ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 一筆箋 }

漱石の『永日小品』より「モナリサ」と「懸物」を選びました。
はじめ「火鉢」か「声」を加え、三作品で一冊作るつもりでしたが
頁が増え過ぎるので二作品にしました。
とちらも古いものにまつわる話で、時代を感じさせる好短編です。

薄い半紙があったので使いましたが、薄すぎて
片面刷りでも裏の文字が透けてしまいました。
しかたなく間にもう一枚挟んで写らないようにしています。
今回も、何となくかたちになるだろう、といい加減にはじめたせいで
随分遠回りをしてしまいました。
よろしければお読みください。
────────────────
余談ですが、森茉莉の『父の帽子』に
鷗外の「半日」について書いた文章がありました。
以前、遺言書をブログに掲載しましたが、改めて「半日」を読むと
妻への冷遇も納得させられた気がしました。

あじさい

【 詳細  ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 】 { 活版アラカルト 活版小本 既出まとめ