月別アーカイブ: 2019年11月

【会員情報】笹井祐子さん個展・グループ展|ATELIER・K 笹井祐子展 ─ Jardín ─|2019年12月12日-12月26日|Gallery A R K|* A N I M A T O * 第 22 回 アニマート展|-ハガキサイズの小宇宙-|2019年12月5日-12月14日

20191129004745_00001 20191129004745_00002ATELIER・K
笹井祐子展 ─── Jardín ───
期  間  2019年12月12日[火]-12月26日[火]
会  場  ATELIER・K ART SPACE
      231-0868 横浜市中区石川町1-6 三基ビル 3 F
      電話 045-651-9037
      http://atelier-k.main.jp/index.html
時  間  11:30 am - 7:00 pm (日曜 6:00 pm、最終日 5:00 pm)
      オープニング 12月14日[土] 5:30 pm-7:30 pm
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メキシコのアマテ紙による版画と、メキシコ産大理石によるリトグラフ作品が並びます。
ご高覧をお願い申しあげます。
20191129004745_00003 20191129004745_00004Gallery A R K
* A N I M A T O *
第 22 回 アニマート展-ハガキサイズの小宇宙-
2019年12月5日[木]-12月14日[土]

11:00ー18:00  日曜日休廊  * 最終日は17:00まで
初日5日[木]17:00 ゟ オープニングパーティー

Gallery A R K
横浜市中区吉浜町2−4  AXIS 元町1F

045-681−6521
http://ark.art-sq.com/

[ 詳細: 笹井祐子

【会員情報】 ぢゃむ 杉本昭生さん|活版小本新作 ── フランツ・カフカ短編集『 兀鷹-はげたか』

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{ ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 一筆箋 }

カフカ短篇集「兀鷹」です。
カフカの作品は「道理の前で」『あるじの気がかり』「観察」に続いて4冊目です。
ときどき作りたくなります。
内容は表題の「兀鷹」の他に「橋」「出発」「諦めが肝心」「舵手」の5篇です。
今回もいつも通り計画もなく本体を作りはじめました。
並製でシンプルなものにしようと思いましたがうまくいかず、結局上製にしました。
背文字だけにするつもりがこれも不満で、本体と合体する前に文字を印刷しました。
こんな行き当たりばったりでは完成度の高いものができないのも当然でしょうね。
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さらにお詫び
最後の「舵手」は、はじめ別の作品を入れていましたが頁数の関係で差替えました。
そのとき目次の訂正を忘れ、気付かずそにのままでき上がってしまいました。
汚くて不細工ですが上から貼って直しています。
まあ長い人生のうちには、そういうこともあるだろうとご寛恕を請う次第です。

この秋は

【 詳細  ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 】 { 活版アラカルト 活版小本 既出まとめ 

活版小本
2019年7月22日 月曜日
次の本が出来るまで その136
小野篁歌字尽
古来より小野篁歌字尽と伝えられるものあり。果して篁の作か聊か疑いなきにしもあらず。

参考までに掲載す。
短句 短句2 短句3

* 杉本昭生つぶやき:全部で119首ある。すこし多すぎる。
* 新宿餘談:小野 篁-おののたかむら(参議篁-さんぎ たかむら)
菱川師宣画『小倉百人一首』 1680年(延宝8) 国立国会図書館所蔵
『小倉百人一首』 1680年(延宝8) 国立国会図書館所蔵〈上の句〉わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと
           わたのはらやそしまかけてこぎいでぬと
〈下の句〉人には告げよ あまの釣舟
           ひとにはつげよあまのつりぶね
定まり字(決まり字):歌を特定する字(音)/わたのはらや

【公演】劇団☆新感線|『偽義経冥界歌-にせよしつねめいかいにうたう』|中島かずき脚本、いのうえひでのり演出の〝いのうえ歌舞伎〟久しぶりの完全新作!|東京公演 2020年2月15日-3月24日

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劇団☆新感線
『偽義経冥界歌-にせよしつねめいかいにうたう』
中島かずき脚本、いのうえひでのり演出の〝いのうえ歌舞伎〟久しぶりの完全新作!
【東京公演情報】
公演期間  2020年2月15日[土]-3月24日[火]
会  場  TBS 赤坂 ACT シアター
出  演  生田斗真、りょう、中山優馬、藤原さくら
      栗根まこと、山内圭哉、早乙女友貴、三宅弘城、橋本里さとし 他
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『偽義経冥界歌』【東京公演】公演公式サイト特別先行のお知らせ
〝いのうえ歌舞伎『偽義経冥界歌』〟東京公演の公式サイト特別先行が決定しました!
2019年11月29日[金]午前11:00から受付開始。
一般発売に先駆けての特別先行受付です。ぜひご利用ください。

<公式サイト特別先行予約・受付詳細>
◉ 受付日時  2019年11月29日[金]11:00 am-12月3日[火]11:00 am

◉ 受付URL  お申し込みはコチラ →  https://pia.jp/v/niseyoshitsune20hp/
◉ 受付券種  S 席 ¥13,800 A 席 ¥10,500(全席指定・税込)

◉ 枚数制限  お一人様 4 枚 まで
* 先着順ではなくインターネットでの抽選受付です。受付期間内にお申込み下さい。
* 東京公演特別先行の詳細は、公演公式ブログ をご参照下さい。

◎『偽義経冥界歌』【東京公演】公式サイト特別先行(抽選)のお知らせ /公演公式ブログ
◎『偽義経冥界歌』公演公式サイト
◎  お問い合わせ

  サンライズプロモーション東京
  TEL 0570-00-3337(平日昼 12:00 AM-6:00 PM)

[ 詳細: 劇団☆新感線 サンライズプロモーション東京 ]

【公演】国立能楽堂| ‘ 20年2月特別公演|《月間特集 近代絵画と能》 忠度・孫聟・室君|’ 20年2月29日

国立能楽堂R0202_omo (1)◉ 二月プログラム背景の絵柄「薩摩守平忠度桜下詠歌之図」伝 小堀鞆音画(栃木県立美術館所蔵)
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国立能楽堂
2月特別公演《月間特集 近代絵画と能》
忠度・孫聟・室君
公演期間  2020年2月29日[土]
開演時間  午後1時開演 * 開場時間は開演の1時間前の予定
前売開始   1月9日[木]午前10時 ゟ
演目演者

  能  忠度 (ただのり) 塩津 哲生(喜多流)

狂言   孫聟 (まごむこ) 野村   萬  (和泉流)

  能  室君 (むろぎみ) 櫻間 金記(金春流)

[ 詳細: 国立能楽堂

【展覧会】世田谷美術館|奈良原一高のスペイン ── 約束の旅|’19年11月23日-’20年1月26日

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奈良原一高のスペイン ── 約束の旅
会  期  2019年11月23日[土・祝]-2020年1月26日[日]
開館時間  10:00-18:00(入場は17:30まで)
休  館  日  毎週月曜日(祝・休日の場合は開館、翌平日休館)
会  場  世田谷美術館 1 階展示室
観  覧  料  一般 1000円/65歳以上 800円/大高生 800円/中小生 500円
──────────────
人間が生きる条件とは何かを思索しながら、戦後日本の新しい写真表現を切りひらいた奈良原一高(1931-  )。本展では、1960 年代のシリーズ〈スペイン 偉大なる午後〉に着目します。
1962 年から 65 年まで、自らの表現を問い直そうとヨーロッパに滞在した奈良原は、憧れのスペインで濃密な日々を過ごしました。分け隔てなく人を迎え入れる祭りの熱気、町から村へと車を走らせ出会った人々の姿、そして劇的な闘牛。若き写真家が生んだダイナミックなイメージの奔流には、すべては時とともに失われるという微かな予感も、潜んでいるようです。

本展は〈スペイン 偉大なる午後〉から 120 点を厳選し、ニュープリントにより 3 章構成で紹介します。同時期の対照的なシリーズ〈ヨーロッパ・静止した時間〉の静謐さをたたえる 15 点も含め、135 点で奈良原の「約束の旅」の軌跡をたどります。

[ 詳細: 世田谷美術館

【WebSite 紹介】 瞠目せよ諸君!|明治産業近代化のパイオニア 平野富二|{古谷昌二ブログ27}|活版印刷機械の製造体制


6e6a366ea0b0db7c02ac72eae004317611-300x75明治産業近代化のパイオニア

furuburo11平野富二生誕170年を期して結成された
<「平野富二生誕の地」碑建立有志会 ── 平野富二の会>の専用URL
 平野富二  http://hirano-tomiji.jp/ } では、同会代表/古谷昌二氏が
近代活版印刷術発祥の地:長崎と、産業人としての人生を駈けぬけた平野富二関連の
情報を記述しています。

本稿もこれまでの「近代産業史研究・近代印刷史研究」とは相当深度の異なる
充実した内容となっております。読者諸賢の訪問をお勧めいたします。

古谷昌二ブログ ── 活版印刷機の製造体制

ab8a2b0e21f54ff5474ba991de0cb37c-300x199-300x199まえがき
(1)神田和泉町における活版印刷機製造
(2)築地二丁目に移転後の印刷機製造
    初期の活版器械製造工場
    活版器械専用工場の建設
    部品・素材の調達:当初は街の鋳物師に発注
    大形部品の製造:石川島造船所と横浜製鉄所に依頼
(3)築地にあった鉄工部の石川島移転
(4)印刷機械部の解散と離職者の独立支援
    離職従業員の独立支援
    当時の印刷機製造業者
(5)大阪活版製造所での印刷機製造
(6)月島分工場での印刷器械製造
ま と め
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[ 活版印刷機の製造体制  古谷昌二まとめ ゟ ]
平野富二にとって活版印刷機の製造・販売はあくまでも活字・活版の販売を促進するための手段だった。活版印刷をおこなう用具として見れば共通であるが、活字・活版の製造と活版印刷機の製造は異質のもので、その製造設備は全く異なるものである。

したがって、活版印刷機の製造をはじめた当初の神田和泉町時代は、細かい手細工を除いて、ほとんどを外部に依存していたが、築地二丁目に移転してからは金属加工機械を輸入して活版の製造と印刷に用いられる諸々の器械・器具の製造を兼ねて自社内での生産体制を整えた。

しかし、活版印刷機の製造に必要な鋳造設備や鍛冶設備が無いため、小物部品は街の鋳物師や鍛冶師に外注し、大物部品は石川島造船所に鋳造・加工を依頼していた。
明治9年(1976)になって、平野富二が杉山徳三郎の経営する横浜製鉄所に経営参加すると、横浜製鉄所で活版印刷機の製造をおこなうようになった。しかし、同じ年の内に平野富二が海軍省から旧石川島造船所の跡地を借り受けて石川島平野造船所を設立したのに伴い、築地活版所にあった印刷機部門と製造設備を石川島造船所構内に移転させた。当初、石川島造船所には機械加工設備がなかったため、築地から移転させた設備を使用して船舶用機器の製造もおこなった。

平野富二にとっては、活版印刷機の製造は一般産業機械の製造の一環としておこなわれるものであって、活版印刷機専用の製造設備を保有することは無駄で、勿体ないと思っていたに違いない。このような製造設備があれば、船舶用はいうに及ばす、他の一般産業分野で必要とする機械、器具類を製造して、広くわが国の産業発展に寄与できると考えていたと思われる。
平野富二は、江戸の職人だった者たちを積極的に雇用し、また、築地活版製造所で技術を身につけた従業員の退社に際しては、むしろその技術を生かして独立するよう支援している。これも、わが国産業発展の基盤とすることを意図したものと見られる。

東京築地活版製造所における活版製造と活版印刷機製造の営業上の位置付けを見ると、株式組織となった明治18年(1885)の売上高は活字類が23,521円(80%)に対して5,750円(20%)にすぎない。活字の売上高が圧倒的に高いことは後年になっても変わらず、活版印刷機の売上高比率はむしろ低下している。
東京築地活版製造所は、明治9年(1876)に築地にあった印刷機製造設備を石川島に移設して以来、第4代社長名村泰蔵が計画・建設した月島分工場が完成した明治40年(1907)まで、自社内に印刷機の製造設備を持つことは無かった。

名村泰蔵が活版印刷機の自社内製造を決意した背景には、大阪活版製造所での事業整理による印刷機製造部門の廃止があるが、新聞・雑誌類の発行部数が大きく伸びて大型印刷機の需要が増大したこと、高いレベルにある自社の印刷技術を印刷機に反映させることができることを念頭に置いたと見られる。
しかし、明治後期から大正にかけて、世の中の動きは活版をそのまま使用する活版印刷機の時代から、輪転印刷機、石版印刷機、オフセット印刷機の時代へと移行しつつあった。

東京築地活版製造所では、活字・活版の製造・販売を主業務としていたため、活版印刷機の製造・販売にこだわって、活版をそのまま使用することのない輪転印刷機や、平版に属する石版印刷機、オフセット印刷機の製造については関心を示さなかった。
関東大震災による罹災から復旧はしたものの、印刷分野の技術革新に乗り遅れたこともあって、活版印刷機の受注は伸びず、昭和9年(1934)になって月島分工場は廃止されるにいたった。
その4年後に伝統ある東京築地活版製造所は解散に追い込まれた。

昭和13年(1938)3月17日に開催された臨時株主総会において代表取締役社長に指名された松田一郎は、その場で会社解散を提議し、株主総会の承認を得て清算業務に入った。
会社解散を決議した松田一郎は、東京築地活版製造所の最後の社長として、その後の清算業務を無事に実行させることが自らの役割となった。
しかし、どのように清算が行われ、何時、清算を完了して会社解散の届け出を行ったのかは、業界紙誌も沈黙を守っており明らかになっていない。

【公演】新宿区立新宿文化センター|新春名作狂言の会 |令和2年1月15日

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新宿区立新宿文化センター
新春名作狂言の会
新春吉例 狂言界の頂点に立つ両家のスーパースターが一堂に会し、新春の幕開けを寿ぎます。
日  時  令和2年1月15日[水] 19:00開演 (18:30開場)
会  場  新宿文化センター 大ホール(新宿区新宿 6-14-1)
企画制作  株式会社 M & O plays
主催・問合せ    新宿文化センター(公益財団法人新宿未来創造財団)Tel:03-3350-1141

本公演出演を予定しておりました茂山千作氏が9月21日逝去されました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
代演はに茂山七五三となります。

演  目
◉「トーク」          茂山千五郎 野村萬斎
狂言の見どころなど、初心者にもわかりやすく解説します。

◉『禰宜山伏』-ねぎやまぶし- 茂山千五郎 茂山茂 茂山七五三 山下守之
禰宜(神職)が茶屋で休んでいると、山伏が現れて自分の荷物を持てとからむ。茶屋のとりなしで、祈り比べして大黒像を自分に向かせた方が勝ち、負けた方は相手の荷物を運ぶことにするが …… 。

≪狂言三代≫『靭猿』-うつぼざる- 野村万作 野村裕基 野村萬斎 三藤なつ葉
大名から猿の皮を貸せと弓矢で脅され、猿曳はやむなく子猿を打とうとするが、無邪気に芸をする姿に涙して打てない。それを見た大名は…。裕基以来12年ぶりの子猿役は、万作の孫で萬斎の姪。稀に見る三代四役をお見逃しなく。

[ 詳細: 新宿文化センター

【展覧会】東京都庭園美術館|アジアのイメージ ― 日本美術の「東洋憧憬」 Images of Asia : The East as Longed-for Other in Japanese Art|2019年10月12日-2020年1月13日

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アジアのイメージ―日本美術の「東洋憧憬」
Images of Asia: The East as Longed-for Other in Japanese Art
会  期  2019年10月12日[土]-2020年1月13日[月・祝]
会  場  東京都庭園美術館(本館+新館ギャラリー 1、2)
休  館  日  第 2・第 4 水曜日(11/27、12/11、12/25、1/8)、年末年始(12/28-1/4)
開館時間  10:00-18:00(入館は17:30まで)
      * 夜間開館のため夜20:00まで開館日有り(入館は19:30まで。詳細参照)
観  覧  料  一般 1,000円、大学生(専修・各種専門学校含む)800円、中高校生、65歳以上 500円主  催  公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館
──────────────
およそ1910-60年頃にかけてのことですが、日本の知識人、美術愛好家、美術作家たちがアジアの古典美術に憧れた時期がありました。唐物趣味は日本の伝統だとはいえ、このときのアジア熱は別格でした。
朝鮮半島や中国から、考古遺物や古美術が日本に輸入されると、それらは実業家たちによって競うように蒐集されました。平壌では漢代の楽浪漆器が発掘され、河北省では磁州窯や定窯が調査されます。そして息を呑むような伝世品(殷の青銅器、唐三彩・宋磁・元の染付・明の赤絵、煎茶で愛好された籐籠、李朝白磁など)が輸入されました。それらを目の当たりにした画家や工芸家たちは、創造の翼をアジアへと羽ばたかせます。

さらに画家たちは、大同で雲岡石仏を見て、飛鳥仏との繋がりに想いを馳せました。流行のチャイナドレスにも目を留め、アジアの新しい息吹も掬すくいとりました。
アジアへの憧れは、1960年頃に表舞台からフェードアウトしますが、その後どのように深化されているのでしょうか。新館ギャラリーでは、3人の現代作家に表現していただきました。
東京都庭園美術館 館長 樋田豊次郎

[ 詳細: 東京都庭園美術館

【展覧会】郵政博物館|秋期企画展「郵便屋さんの図像学」 Iconography of Postman|2019年10月12日-12月25日

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郵政博物館
秋期企画展「郵便屋さんの図像学」 Iconography of Postman
会  期  2019年10月12日[土]-12月25日[水] 
      * 11月18日[月]に一部作品の展示替えを行います。
休  館  日  11月18日[月]
会  場  郵政博物館 企画展示ゾーン
      * 関連イベントについては会場が異なる場合があります。
開館時間  10:00-17:30(入館は17:00まで)
入  館  料  大人 300円/小・中・高校生 150円
主  催  郵政博物館
───────────
1902年に郵便博物館として創立し、以来100年以上にわたって逓信・郵政事業に関する資料を収集してきた当館には、郵便集配員を描いた錦絵、ポスターやチラシなどの宣伝印刷物、雑誌の表紙を飾った油彩原画等が多数収蔵されています。

美術史学の分野では、モチーフから作品の意味内容を読み解く「図像学」という研究手法が知られています。本展は当館の約200万点におよぶ資料から郵便集配員が描かれた作品を一堂に公開し、その図像の特徴や変遷を辿る試みです。「郵便屋さん」として親しまれた集配員の知られざる仕事や苦楽を感じていただけましたら幸いです。

[ 詳細: 郵政博物館

【展示】国文学研究資料館|企画展示「本のかたち 本のこころ」|令和元年10月15日-12月14日

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企画展示「本のかたち 本のこころ」
会  期  令和元年10月15日[火]-12月14日[土]
      * 南側のエントランスホール工事を行っております。北側入口をご利用ください。
      * 土曜日は北側通用口(正面入口左手)よりお入りください。
休  室  日  日曜日・祝日・展示室整備日(11月13日)
開室時間  午前10時-午後4時30分 * 入場は午後4時まで
場  所  国文学研究資料館 1 階 展示室
主  催  国文学研究資料館
      入場無料
──────────────
世界にも稀な伝存量と種類の多様さを誇る日本の古典籍 ―― その豊かな広がりを原本の展示によって紹介します。
表記、レイアウト、挿絵などさまざまな面に光を当てながら特色を紹介するとともに、伝本の稀少な古典籍、教科書に載っている有名な古典籍についても展示します。
昭和を代表する書誌学者・川瀬一馬-かわせかずま-氏の旧蔵書をはじめ、徳川御三卿のひとつである田安 たやす家から譲り受けた武家の資料ほか、「碧洋臼田甚五郎-へきよううすだじんごろう文庫」「鉄心斎-てっしんさい文庫」「山鹿  やまが 文庫」「鵜飼  うかい 文庫」など。国文学研究資料館の所蔵する個性豊かな文庫の蔵書を中心に展示します。

[ 詳細: 国文学研究資料館

【公演】国立能楽堂|12月定例公演|鐘の音・橋弁慶|2019年12月20日

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国立能楽堂
12月定例公演 鐘の音・橋弁慶
公演期間  2019年12月20日[金]
開演時間  午後6時30分開演(終演予定午後8時15分頃)
      * 開場時間は、開演の1時間前の予定です。
演目演者

狂言  「鐘の音」            野村 万蔵(和泉流)

  能  「橋弁慶」替装束・扇之型  金剛 永謹(金剛流)

[ 詳細: 国立能楽堂

【公演】観世能楽堂|12月観世会 定期能|2019年12月1日

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観世能楽堂
12月観世会定期能
日  程  2019年12月1日[日]
      開場:午後12時20分 開演:午後1時
会  場  二十五世観世左近記念 観世能楽堂
演目縁者

  能    「 乱 置壺 双之舞 」    小早川  修 下平 克宏
狂言  「 薩摩守 」                    大藏吉次郎
  能    「 葛城 大和舞 」            観世  清和
  能    「 小鍛冶 黒頭 」            角幸  二郎

* 残席わずか。チケット発売中

◉ 今月紹介の能面
増-ぞう
女面のなかでも尤も品位が高く、「若女」などよりも年齢を重ねた女性の姿を描きだす。
「羽衣」の天女や「三輪」「龍田」の女神といった、神格化された存在や、強さをひめた女性などに幅広く用いられる。
増阿弥作。室町時代。重要美術品。

【詳細: 観世流オフィシャルウエブサイト 12月観世会定期能

【会員情報】展覧会|mayabell ギャラリー|「方舟に乗る前に」上原修一 銅版画カレンダー原画展|11月23日-12月2日

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mayabell ギャラリー
「方舟に乗る前に」
上原修一 銅版画カレンダー原画展
期  間  2019年11月23日[土・祝]-12月2日[月]
時  間  12:30-19:30
会  場  mayabell ギャラリー

上原 修一
1963年 長野県須坂市生まれ
現在、美学校銅版画工房講師

[ 詳細: mayabell ギャラリー  上原修一  WebSite

【展覧会】武蔵野美術大学 美術館・図書館|助手展2019-武蔵野美術大学助手研究発表|11月25日-12月21日

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助手展2019 武蔵野美術大学助手研究発表
会  期  2019年11月25日[月]-2019年12月21日[土]
時  間  10:00-18:00(土曜日、特別開館日は17::00閉館)
休  館  日  日曜日、祝日
入  館  料  無  料
会  場  武蔵野美術大学美術館 展示室 1・2・4・5、アトリウム 1・2、美術館ホール
主  催  武蔵野美術大学 美術館・図書館
──────────────
武蔵野美術大学研究室の一員である助手が、日頃の制作や研究の成果を発表する展覧会。日々の授業運営などを担う傍ら、アーティスト、デザイナーあるいは研究者としても活躍する助手たちの多彩な表現を展観する。本展では、出品作家である助手自身が企画運営にも携わり、毎年特色ある展示を展開する。

[ 詳細: 武蔵野美術大学 美術館・図書館

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【展覧会】ギンザ・グラフィック・ギャラリー|第377回企画展 動きの中の思索 ― カール・ゲルストナ ー|2019年11月28日[木]-2020年01月18日

20191113140652_00003 20191113140652_00004ギンザ・グラフィック・ギャラリー第377回企画展
動きの中の思索 ― カール・ゲルストナ ー
会  期  2019年11月28日[木]-2020年01月18日[土]
会  場  ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
      104-0061  東京都中央区銀座7-7-2   D N P 銀座ビル 1 F / B 1 F
      TEL:03-3571-5206/FAX:03-3289-1389
開館時間  11:00 am-7:00 pm
休  館  日曜・祝日・12月27日[金]-1月6日[月]/入場無料
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ギンザ・グラフィック・ギャラリー(g g g)の11月は、スイスを代表するグラフィックデザイナー、カール・ゲルストナーの日本初となる個展を開催いたします。
1965年、日本のデザイン胎動期に、若手デザイナー11名による展覧会「ペルソナ」が松屋銀座で開催されました。永井一正、田中一光、福田繁雄、横尾忠則他、当時 30 歳前後の若さで活躍していたグラフィックデザイナーたちの仕事を紹介し、1週間の会期中 35,000 人もの入場者がありましたが、この展覧会に招聘された海外ゲスト 4 名のうちの一人がカール・ゲルストナーでした。

本展では、その伝説的な展覧会から半世紀を経た今、改めてこの人物の業績に焦点をあて、ゲルストナーとは一体何者であったのか、豊富な作品や資料を通して紐解いてみたいと思います。
今現在も古びることのない洗練された広告デザイン 25 点、傑作ポスター 9 点をはじめ、C I 構築のプロセスや、1964 年にゲルストナーが上梓した『デザイ二ング・プログラム』の全貌をご紹介いたします。また、氏がデザインと並行して取り組んだアート作品にも着目し、デザイナー、そしてアーティストとしてのゲルストナーの思考に迫ります。

[ 詳細: ギンザ・グラフィック・ギャラリー   g g g ]

カール・ゲルストナー (1930 – 2017 / スイス・バーゼル)

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【公演】喜多能楽堂|喜多流12月自主公演|2019年12月15日

喜多流 喜多12月01 喜多1月02

喜多能楽堂
喜多流12月自主公演
公演日時  2019年12月15日[日]
      開場11:00 / 開演12:00 / 終演15:45予定
会  場  喜多能楽堂(東京)
演目/シテ

  能   『 金札 』    粟谷 能夫

狂言 『 宝の笠 』 野村 万蔵

仕舞 『 天鼓 』     粟谷 充雄

  能   『 班女 』    金子敬一郎

問い合せ  喜多能楽堂 ☎ 03-3941-8813

[ 詳細: 喜多能楽堂

【会員情報】展覧会|アルテピアッツァ美唄|齊藤靖則模型展|2019年10月30日-11月25日|美唄はもう初雪です

2019模型展チラシ表

アルテピアッツァ美唄
齊藤靖則模型展
会  期  2019年10月30日[水]-11月25日[月]
      9:00-17:00、火曜休館
会  場  木造校舎(ギャラリー)
主  催  齊藤靖則模型展実行委員会
共  催  NPO法人 炭鉱の記憶推進事業団、 NPO法人 アルテピアッツァびばい
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これまで15年以上にわたり、70点以上もの炭鉱関係施設の模型を作り続けている、元炭鉱マンの齊藤靖則さんによる模型展です。
細かな部分まで再現された精巧な模型は、その建物がこれまでに果たしてきた役割を見る人に伝えます。
[ 詳細: アルテピアッツァ美唄 ] {活版 à la carte まとめ

kazari-upperアルテピアッツァ美唄 ブログ ゟ
DSCF2209-768x512カフェアルテ 冬期営業始まります
BLOG  2019.11.07
ぐっと冷え込んだ今日、安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄では、昼過ぎに大粒の初雪が降りました! 今回は積もりませんでしたが、一面真っ白な風景が見られるのも間もなくです。
数日前から、屋外に展示している白大理石の彫刻には雪と寒さから守るための保護シートがかけられ、カフェアルテでは冬期限定メニュー「かぼちゃスープ」の仕込みも進み、アルテでは冬支度が終盤を迎えています。
1109-768x512ついに
BLOG  2019.11.10
真っ白な雪の季節がやってきました。
芝生一面が白く覆われ、彫刻や木々の枝がうっすらと雪をまとって、静かにたたずんでいます。昨日、朝早くからアルテピアッツァ美唄に来て、屋外にある彫刻の写真を撮っていた方は「(1年をとおして)サラッと雪が積もるこの時期が一番きれいだと思う」とお話しされていました。
まだ気温が下がりきっていない11月は雪が降っても、その日のうちにとけてしまったり、シャーベット状に残ったり。それゆえに、足元が悪いところも多いので、長靴など防水加工の靴で来訪されることをおすすめします。木造校舎2階のギャラリーやカフェアルテでも長靴をお貸ししますので、スタッフにお声かけくださいね(数に限りがありますのでご了承ください)。
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あのときは、暑く、そして熱かった。Viva la 活版-すばらしき活版。<Viva la 活版  Viva 美唄>。
それまで 5 年間 4 回にわたり東京で開催してきた<活版凸凹フェスタ>にかえて、東日本大震災を期に地方からの底上げに向けて、2013年07月北海道美唄市アルテ・ピアッツア美唄で開催された活版礼讃イベントの記録。

映像製作:川崎孝志会員   BGM:AdRev for a 3rd Party

【 YouTube Viva la 活版  Viva 美唄 音が出〼 14:39 】

【会員情報】ヒロイヨミ社|十一月の小冊子|ウィリアム モリス 珈琲&ギャラリー|11月5日-11月29日

IMG_9999ヒロイヨミ社
十一月の小冊子
日  時  11月5日[火]-11月29日[金]
      12:30-18:30(最終日17:00まで)
      日・月・第 3 土曜(11月16日)休み
会  場  ウィリアム モリス 珈琲&ギャラリー
      150-0002 渋谷区渋谷1-6-4 The Neat 青山 2 F
      tel  03-5466-3717
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尾形亀之助の、小さな詩集を作っています。
小さいだけでなく、とても、薄いです。

[ 詳細: ヒロイヨミ社通信 2   山元伸子 ]

【会員情報】山崎曜 作品展「ひかるもの」|ギャラリーおかりや|2019年11月27日-12月2日

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山崎曜 作品展「ひかるもの」
会  期  2019年11月27日[水]-12月2日[月]
      11:00 am -7:00 pm [最終日 5:00 pm]
会  場  ギャラリーおかりや
      〒104-0061  中央区銀座4-3-5   銀座 A H ビル B 2 F
      tel. 03-3535-5321  fax. 03-3535-5370
      http://www.g-okariya.co.jp
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今回は、屏風的なものが、新ネタです。
まあ、前回もそんな感じでしたが、新構造です。

[ 詳細: 製本アーチスト 山崎 曜 ] {活版 à la carte まとめ

【展覧会】江戸東京博物館|特別展「大浮世絵展―歌麿、写楽、北斎、広重、国芳 夢の競演」|’19年11月19日-’20年1月19日|会期末案内

 

20191107182602_00008 20191107182602_00009江戸東京博物館 特別展
「大浮世絵展―歌麿、写楽、北斎、広重、国芳 夢の競演」
会  期  2019年11月19日[火]-2020年1月19日[日]
会  場  東京都江戸東京博物館  1 階特別展示室
開館時間  午前9時30分-午後5時30分(土曜日は午後7時30分まで)  * 入館は閉館の30分前まで休  館  日  月曜日(ただし’20年1月13日は開館)、’19年12月28日[土]-’20年1月1日[水・祝]
主  催  東京都江戸東京博物館、国際浮世絵学会、読売新聞社
観  覧  料  一般 1,400円、大学・専門学校生 1,120円     * 常設展共通入場券あり
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江戸東京博物館では、2014年(平成26)1月に、開館20周年記念特別展「大浮世絵展」を開催し、浮世絵の通史における優品を紹介しました。
その第二弾となる本展では、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳という五人の人気浮世絵師に注目します。国内のほか、欧米の美術館、博物館、個人コレクションなどから、彼らの錦絵の代表作を集め展示いたします。

本展では、歌麿の美人画、写楽の役者絵、北斎・広重の風景画、国芳の勇壮な武者絵と機知に富んだ戯画、と5人の絵師の得意ジャンルに絞り、「誰もが知っており、そして誰もが見たい」浮世絵展となっています。
5人の絵師を紹介する各章が単独の展覧会としても十分見応えがあり、まさに各絵師の展覧会5つが一堂に会したような、豪華な内容となっています。
5人の人気浮世絵師のエッセンスを凝集した優品の数々が国内外から一堂に会する本展に、ぜひご来場ください。

[ 詳細: 江戸東京博物館

【公演】東京文化会館 大ホール|オペラ夏の祭典2019-20 Japan ⇔ Tokyo ⇔ World|『ニュルンベルクのマイスタージンガー』|2020年6月14日・6月17日|発売開始:2019年11月9日

ⓒ OFS/Monika Rittershaus「ニュルンベルクのマイスタージンガー」ザルツブルク・イースター音楽公演より
ⓒ OFS/Monika Rittershaus

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東京文化会館 大ホール
オペラ夏の祭典2019-20  Japan ⇔ Tokyo ⇔ World
『ニュルンベルクのマイスタージンガー』
日  時  2020年6月14日[日]14:00 開演

      2020年6月17日[水]12:00 開演
会  場  東京文化会館 大ホール
演  目  ワーグナー:『ニュルンベルクのマイスタージンガー』
      〈新制作〉全 3 幕 原語(ドイツ語) 上演  日本語・英語字幕付
指揮・総合プロデュース  大野和士
演  出  イェンス=ダニエル・ヘルツォーク
出  演  ザックス:トーマス・ヨハネス・マイヤー
      ポーグナー:ビャーニ・トール・クリスティンソン
      ベックメッサー:アドリアン・エレート
      ヴァルター:トミスラフ・ムツェック
      ダーヴィット:望月哲也
      エーファ:林正子      他
発売開始  2019年11月9日[土]  * 半年余以前の告知ながらチケット争奪戦熾烈のようです。
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2020年に向けて、芸術文化都市東京の魅力を伝える取組み「Tokyo Tokyo FESTIVAL」。その主要プログラムの一つとして、東京文化会館が新国立劇場と初めて共同制作を行う「オペラ夏の祭典2019-20 Japan ⇔ Tokyo ⇔ World」を実施しています。
2020年はオリンピックイヤーにふさわしい祝祭感溢れるワーグナーの超大作『ニュルンベルクのマイスタージンガー』を上演!
東京文化会館、新国立劇場、ザルツブルク・イースター音楽祭、ザクセン州立歌劇場(ドレスデン)の 4 者による国際共同制作でお届けします。スポーツの祭典を目前に繰り広げられる、“ 歌合戦 ” をどうぞお見逃しなく。

[ 詳細: 東京文化会館  特設サイト

【公演】二十五世観世左近記念 観世能楽堂|’20年 1月観世会定期能|’20年1月5日

観世会舞台201911010937061725 201911010937258640二十五世観世左近記念 観世能楽堂
1月観世会定期能
日  程  2020年01月5日[日]
      開場:午後12時20分 開演:午後1時
会  場  二十五世観世左近記念 観世能楽堂
販売開始  11月3日[日]ゟ 観世能楽堂販売
演目演者

  能     翁         観世清和 山本凜太郎 久田勘吉郎 山本則秀
  能     高砂        藤波重彦
狂言   宝の槌       山本 東次郎
  能          羽衣 彩色之伝   角 寛次朗

◉ 今月紹介された能面
翁 白式-おきな はくしき
穏やかに湛えられた微笑みは、五穀豊穣を約束するかのような豊かさに満ちあふれる。
能面には内式と白式があり、白式はより儀式性が高い面だといわれている。
弥勒作。平安時代。重要文化財。

[ 詳細: 観世流オフィシャルウエブサイト 1 月観世会定期能 】

【イベント】長崎市旧香港上海銀行長崎支店記念館|長崎近代交流史と孫文・梅屋庄吉ミュージアム|孫文・梅屋庄吉友情月間

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長崎市旧香港上海銀行長崎支店記念館
長崎近代交流史と孫文・梅屋庄吉ミュージアム
孫文・梅屋庄吉友情月間
開館時間  9:00-17:00(最終入館は20分前まで)
休  館  日  毎月第 3 月曜日(祝日の場合は翌日、その他変更の場合有)
観  覧  料  一般(高校生以上)300円、小中学生 150円
所  在  地  〒850-0921 長崎市松が枝町4-27  電話: 095-827-8746
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◉ 孫文・梅屋庄吉友情月間イベント情報

中国の革命(辛亥革命)の指導者・孫文と、彼を生涯にわたり物心両面で支え続けた長崎出身の実業家・梅屋庄吉。同館では、二人の生誕日などの記念日が集中する11月を「孫文・梅屋庄吉友情月間」として、記念イベントや来館特典を用意しています。

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香港上海銀行は、開港して間もない幕末の長崎に代理店を置いて活動をはじめ、明治25年(1892)に長崎支店を開設しました。
この建物は、香港上海銀行長崎支店の新社屋として 下田菊太郎 の設計により建設され、明治37年(1904)に竣工しました。
昭和6年(1931)、長崎支店が閉鎖された後は、梅香崎警察署、大浦警察署、長崎市歴史民俗資料館として利用され、親しまれてきました。

平成3年(1991)、市民の声を受けて建物の調査・保存修理に着手、老朽化した建物を半解体修理するとともに長い年月の中で失われた装飾部などの復元をおこないました。
平成7年(1995)、建物は建設当初の姿となってよみがえり、平成8年(1996)10月に「長崎市旧香港上海銀行長崎支店記念館」として開館、平成26年(2014)4月には「長崎近代交流史と孫文・梅屋庄吉ミュージアム」を併設し、リニューアルオープンしました(重要文化財)。
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この建物の設計者は、当時建築界の異才と呼ばれた下田菊太郎です。この建物は今日残る彼の数少ない作品のひとつで、市民運動の結果残されたものです。

香港上海銀行長崎支店は、煉瓦および石造3階建の典型的なファサード建築になっています。「ファサード建築」とは、正面を重視した西洋建築様式で、正面は装飾を豊かにし、側面はごくシンプルな造りになっています。
正面1階には重厚なアーチ列が、その上には角柱とコリント式円柱がずらりと並んでいます。港を一望する美しいベランダや、屋根の前面には巨大なペディメント(三角破風)があり、どっしりとした構えを見せています。建物の1階は銀行の営業スペースで、2階と3階は居住用だったと考えられます。

[ 詳細: 長崎市旧香港上海銀行長崎支店記念館 

【会員特別催事】第五回 ぶっく寺す|2019年11月24日[日]10時ゟ17時まで|会場 真宗大谷派 雲雀山 念興寺

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第四回 ぶっく寺す
2018年11月25日[日] 10時ゟ17時まで
会 場  真宗大谷派 雲雀山 念興寺
     938-0103 富山県下新川郡入善町舟見1136 TEL:0765-78-1252
────────────────
ご存知、瓜生-正成-美雪さん主宰による<ぶっく寺す>
寺のご本堂・お庫裏までを占拠しての大イベントです。
ことしもやります! てんこ盛り五回目の大競演。
会員のみなさん、お数珠を持参の上、念興寺に大集合!

活版 à la carte 既出まとめ

【展覧会】長崎歴史文化博物館|「日本の聖母マリア像展」─ 東京国立博物館所蔵キリシタン関係遺品を中心に ─|11月9日-12月7日

長崎歴博おもて 長崎歴博うら長崎歴史文化博物館
「日本の聖母マリア像展」
── 東京国立博物館所蔵キリシタン関係遺品を中心に ──
会  期  2019年11月9日[土]-12月7日[土]
会  場  3 階企画展示室 第 4 室
時  間  8:30-19:00 * 12月からは8:30-18:00(最終入館はいずれも30分前まで)
休  館  日  11月18日[月]
観  覧  料  無 料
──────────────
令和元年11月のローマ法王フランシスコ台下の長崎県訪問と「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」のユネスコ世界文化遺産登録1周年を記念した特別企画展として「日本の聖母マリア像」展を開催します。
本展では、東京国立博物館所蔵キリシタン関係遺品中の聖画や、中国製陶磁器の観音像を聖母に見たてたマリア観音像等の「聖母マリア」をテーマとする遺品を紹介します。
また、1 階エントランスでは「キリシタン関係遺品」の出自のひとつである長崎市浦上地区の歴史を写真パネル等で紹介し、キリシタンの歩みとともに平和を希求する人々の希望にも焦点を当て、「平和と世界遺産」を長崎から発信いたします。

[ 詳細:長崎歴史文化博物館

【展覧会】江戸東京たてもの園|特別展 小出邸と堀口捨己 ─ 1920年代の創作活動、その造形と色彩 ─|2019年10月16日-2020年2月16日

20191107220903_00001 20191107220903_00002江戸東京たてもの園
特別展 小出邸と堀口捨己
── 1920年代の創作活動、その造形と色彩 ──
会  期  2019年10月16日[水]-2020年2月16日[日]
会  場  江戸東京たてもの園 展示室
休  園  日  月曜日 * 月曜日が祝休日の場合はその翌日
      年末年始 * 12/23[月]-1/1[水・祝]
主  催  東京都、(公財)東京都歴史文化財団 江戸東京たてもの園
観覧料金  入園料でご覧になれます。
      一般 400円、65歳以上 200円、大学生(専修・各種含む)320円
──────────────

小出邸は、1925年(大正14)小出収とその妻・琴の隠居所として、現在の東京都文京区西片に建設された木造 2 階建の住宅です。
屋根の造形や応接間の色彩が目を引くこの建物は、堀口捨己(ほりぐち すてみ 1895−1984)がはじめて手掛けた住宅です。
堀口は、1920年(大正9)に結成さ れた、日本初の近代建築運動である「分離派建築会」を主導し、建築における芸術的側面や美意識の重要性を問いかけ、生涯にわたりそれを追求した、近代日本を代表する建築家の一人です。

江戸東京たてもの園では、堀口の実質的なデビュー作である小出邸の歴史的価値に着目し、1997年(平成9)に移築、創建当初の様子に復したうえで、1998年(平成10)より公開・保存してきました。そして、2019年(平成31)3月、「日本的モダニズム建築の萌芽がみられる作品として貴重である」とその価値が認められ、東京都の有形文化財(建造物)に指定されました。
本展では、1920年代に堀口捨己が求めた造形と色彩に注目し、初期の堀口の主な活動や作品を紹介します。また、それらを通して小出邸の魅力をみつめなおし、堀口の創作の原点に迫ります。

[ 詳細: 江戸東京たてもの園 ]

【イベント】江戸東京たてもの園|夜間特別開園 紅葉とたてもののライトアップ| 2019年11月22日・23日・24日

  • 20191107182602_0001020191107182602_00011江戸東京たてもの園
    夜間特別開園
    紅葉とたてもののライトアップ
    期  間  2019年11月22日[金]・23日[土]・24日[日]
    時  間  16:30-20;00
          * 開園は9:30から、入園は19:30まで。荒天時は中止
    主  催  東京都、江戸東京たてもの園
    ──────────────
    あかりの灯った歴史的建造物と、色づきはじめた木々をほのかなあかりで美しく照らします。
    深まりゆく秋の中、日中のたてもの園とはちょっと違う、
    夜のたてもの園を楽しめる
    特別な3日間です。

[ 詳細: 江戸東京たてもの園

【公演】国立劇場 小劇場 主催公演|令和元年12月文楽公演|一谷嫩軍記-いちのたにふたばぐんき|12月3日-12月15日

5月文楽公演-本ちらし-表面-B案-3校-5 12月文楽公演-団体ちらし-裏面-5校国立劇場 小劇場 主催公演
令和元年12月文楽公演
演  目 一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)
        陣門の段
        須磨浦の段
        組討の段
        熊谷桜の段
        熊谷陣屋の段
公演期間  2019年12月3日[火]-12月15日[日]
開演時間  午後2時開演(午後5時40分終演予定)
      午後5時開演(午後8時40分終演予定)
      * 開場時間は、開演の15分前の予定です。
予約開始  11月7日[木]午前10時ゟ

[ 詳細: 国立劇場 ]

【展覧会】五島美術館|特別展 美意識のトランジション ─ 十六から十七世紀にかけての東アジアの書画工芸 ─|10月26日―12月8日

poster_jidai_52五島美術館
特別展 美意識のトランジション
── 十六から十七世紀にかけての東アジアの書画工芸 ──
期  間  2019年10月26日[土]―12月8日[日]
休  館  日  毎月曜日(11月4日は開館)、11月5日[火]
開館時間  午前10時―午後5時(入館は午後4時30分まで)
入  館  料  一般 1200円/高・大学生 900円/中学生以下 無料
──────────────
揺れ動く東アジアの盛んな交易と移り行く社会構造を背景に、爛熟する造形と清新な美意識が交錯する16~17世紀に焦点をあて、文化的に見ても過渡期(トランジション)にあった時代の姿を描きます。多彩な技法と表現に満ちた東アジア数十年間の美の諸相を、伝来する絵画・書・工芸・書物の名品を通じて紹介します(会期中一部展示替あり)。

[ 詳細: 五島美術館 ]  { 活版アラカルトまとめ }

【公演】国立劇場 大劇場 主催公演|A=『近江源氏先陣館 ― 盛綱陣屋 ― 』 B= Chaplin KABUKI NIGHT『 蝙蝠の安さん 』|12月4日-12月26日

先行チラシ4C-A_1028先行チラシ_Design-A2_1024Flyer-1C_1005 国立劇場 大劇場 主催公演
A=『近江源氏先陣館 ― 盛綱陣屋 ― 』
B=  Chaplin KABUKI NIGHT 『 蝙蝠の安さん 』
公演期間  2019年12月4日[水]-2019年12月26日[木]
開演時間  A=午前11時30分開演(午後3時40分終演予定)
      B=午後7時開演(午後8時40分終演予定)
      * 開場は開演の45分前の予定です。
予約開始  11月06日[水]午前10時ゟ

[ 詳細: 国立劇場

【展示】国立能楽堂 資料展示室|国立能楽堂令和元年度特別展|神戸女子大学古典芸能研究センター・神戸女子大学図書館所蔵 能狂言絵コレクション|令和元年11月6日-令和2年1月17日

能狂言絵_A4チラシ.indd 能狂言絵_A4チラシ.indd国立能楽堂 資料展示室
国立能楽堂令和元年度特別展
神戸女子大学古典芸能研究センター・神戸女子大学図書館所蔵
能狂言絵コレクション
期  間  令和元年11月6日[水]-令和2年1月17日[金]
時  間  午前10時-午後5時    入場 無料
休  室 日  月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月28日-令和2年1月3日)──────────────
平成13年に開設され、古典芸能に関する総合的な研究拠点として活動してきた神戸女子大学古典芸能研究センターと神戸女子大学図書館が所蔵する資料の中から、貴重な能狂言絵の優品を、外部で初めて展示紹介します。室町末期の謡本の表紙絵、江戸前期の絵入謡本、舞台の場面を描いた絵巻・画帖など、能狂言絵の数々をご覧頂きます。

[ 詳細: 国立能楽堂 資料展示室 ]

【公演】喜多能楽堂|喜多流11月自主公演|11月24日

喜多流 喜多おもて 喜多うら

喜多能楽堂
喜多流11月自主公演
公演日時  2019年11月24日[日]
      開場11:00 / 開演12:00 / 終演16:10頃
会  場  喜多能楽堂(東京)
演目/シテ

  能    『 雨月 』     粟谷明生

狂言  『 口真似 』  三宅右矩

仕舞  『 殺生石 』  粟谷浩之

  能    『 浮舟 』     友枝雄人

[ 詳細: 喜多能楽堂

【展覧会】徳川美術館 蓬左文庫 特別展|没後190年記念 良寛さん-その人と書|2019年11月16日-2020年1月31日

徳川01 徳川02 徳川03徳川美術館 蓬左文庫
特別展 没後190年記念
良寛さん-その人と書
会  期  2019年11月16日[土]-2020年1月31日[金]
      【前期】2019年11月16日[土]-12月15日[日]
      【後期】2020年01月04日[土]-01月31日[金]
開館時間  午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
休  館  日  月曜日(ただし1/13は開館、12/16~1/3・1/14は休館)
観  覧  料  一般 1,400円・高大生 700円・小中生 500円
      * 蓬左文庫「奏でる ―楽器と調べ―」展と共通
主   催  徳川美術館・毎日新聞社
──────────────
「良寛さん」と呼ばれ、今も多くの人々に愛され続ける良寛(1758-1831)は、名利にとらわれぬ生活を送った托鉢僧でした。清貧の中で生きとし生けるものに慈愛の心を注ぎ、子どもらと手まりをついて戯れ、友と語り、和歌や漢詩など芸術にいそしみました。
また、仏教者としても菩薩行を実践した希有な人でした。その人間性を表出した書は、見る者の心にあたたかさと感動を与えてくれます。
本展では、日本有数の良寛コレクター秘蔵の遺墨を中心に、新たにそのコレクションに加えられた48件を含む約150件を公開します。その書と芸術に触れていただく絶好の機会となります。

[ 詳細: 徳川美術館

徳川04徳川美術館 特別公開
国宝 源氏物語絵巻 〈柏木 三・宿木 一〉
2019年11月23日[土]- 12月1日[日]
徳川美術館の至宝であるばかりでなく、わが国の代表的な美術品である、国宝「源氏物語絵巻」は、王朝時代の人々の雅びやかな暮らしぶりを余すところなく伝えてくれる現存最古の物語絵巻です。毎年11月下旬には、この絵巻から数場面を選んで特別公開をしています。
もともとは巻物として伝わり、昭和7年(1932)に保存のために額面装に改装されていました。近年、額面装による本紙への負荷を軽減するために再び巻物装に戻し、一場面ごとに絵と詞書を一巻の巻物に仕立て、絵巻本来の姿で鑑賞いただけるようになりました。
今年は、柏木(三)と、宿木(一)の二場面を特別公開いたします。

[ 詳細: 徳川美術館 ]

【展覧会】萩博物館|創建300年記念特別展|長州藩校 明倫館 ー武士たちの学び舎ー|2019年11月9日-2020年1月5日

萩博萩博物館
創建300年記念特別展
長州藩校 明倫館
   ー武士たちの学び舎ー   
会  期  2019年11月9日[土]-2020年1月5日[日]
会  場  萩博物館 企画展示室
開館時間  午前9時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
休 館 日  会期中無休
観 覧 料  大人 510円 高校・大学生 310円 小・中学生 100円
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2019年は、長州藩の藩校明倫館創建から300年を迎える記念の年です。
享保4年(1719)に開校した藩校明倫館は、嘉永2年(1849)の移転・拡充を経て、
明治初期まで存続しました。
江戸時代を通じて多くの人材を輩出した明倫館。
その歴史を、現在に伝えられた資料を通して紹介します。

[ 詳細: 萩博物館

【展覧会】松濤美術館|日本・東洋 美のたからばこ ~ 和泉市久保惣記念美術館の名品|10月5日-11月24日

松濤おもてsyoutouura松濤美術館
日本・東洋 美のたからばこ ~ 和泉市久保惣記念美術館の名品
会  期  2019年10月5日-11月24日[日]
* 会期中展示替えがあります

入  館  料  一般 1000円、大学生 800円、高校生・60歳以上 500円、小中学生100円
休  館  日  月曜日
主  催  渋谷区立松濤美術館
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大阪府和泉市にある和泉市久保惣記念美術館は、明治時代から同地で綿業を営んできた久保惣株式会社創業家のコレクションを中心とした美術館です。所蔵品は東洋の古美術を中心に、西洋の古地図、西洋近代絵画と幅広く、いずれも名品ぞろいです。
その中から、鎌倉時代の絵巻の名品をはじめ、国宝や重要文化財を含む選りすぐりの日本・中国の美術品を紹介します。同館の名品を他館で紹介する展覧会は37年ぶりとなります。

[ 詳細: 松濤美術館

【展覧会】竹久夢二美術館|レトロかわいい ♡ 楽譜表紙イラストレーションズ|─ 夢二が描く大正ロマンの音楽イメージ ─|10月4日-12月25日

夢二竹久夢二美術館
レトロかわいい ♡ 楽譜表紙イラストレーションズ
── 夢二が描く大正ロマンの音楽イメージ ──
会  期  10月4日[金]-12月25日[水]
開館時間  午前10時-午後5時  * 入館は4時30分までにお願いします
休  館  日  月曜日
料  金  一般 900円/大・高生 800円/中・小生 400円
      * 弥生美術館もご覧いただけます
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竹久夢二(1884-1934)が活躍した大正時代は、音楽を楽しむ手段として楽譜が身近な存在でした。当時は楽譜の表紙を飾るイラストレーションが注目され、夢二はこの分野において、視覚面から音楽を多彩に表現しました。
古今東西の名曲を紹介した「セノオ楽譜」をはじめ、童謡や民謡を題材にした楽譜表紙絵を、夢二は数多く手掛けました。おしゃれなファッションに身を包んだ異国の少女、アール・ヌーヴォー様式で装飾を試みた植物図案、カラフルな色彩の連続模様、さらにレタリングや飾り枠にも趣向を凝らしながら、幅広い画風で楽譜を彩り、音楽愛好者から女学生までを魅了しました。
本展では夢二が繰り広げた楽譜表紙絵の世界と、大正期の音楽事情を紹介します。

[ 詳細: 竹久夢二美術館

【展覧会】根津美術館|特別展 江戸の茶の湯|川上不白 生誕三百年|11月16日-12月23日

edo_a4_fix_版下_修_out根津美術館 特別展
江戸の茶の湯
川上不白 生誕三百年
会  期  2019年11月16日[土]-12月23日[月]
休  館  日  毎週月曜日 ただし12月23日[月]は開館
開館時間  午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
入  場  料  一般 1300円 学生 1000円、中学生以下は無料
会  場  根津美術館 展示室 1・2
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享保18年(1733)、紀州藩の江戸詰家老・水野家の家臣の次男で、仕官して江戸にあった16歳の少年が京に上り、紀州徳川家の茶道師範を務めていた表千家七代如心斎(じょしんさい)天然宗左(てんねんそうさ 1705-51)に入門します。この少年こそ、後に千家流の茶を江戸に広めて不白流の茶家の祖となる川上不白(1719-1807)です。

本展覧会は、不白生誕三百年を記念して開催するものです。如心斎との師弟関係や、不白好みの道具はもとより、大名をはじめとする門人や周辺の職人たちとの関わり、その人柄を反映したような魅力的な書画、そして当館のコレクションの礎を築いた根津青山(初代嘉一郎 1860-1940)を含む近代数寄者への影響まで多角的に展観し、江戸後期から近代にかけて大きな支持を得た不白の茶の湯の魅力を探ります。

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【展覧会】和歌山県立近代美術館|ミュシャと日本、日本とオルリク|11月2日-12月15日

チェコセンター和歌山県立近代美術館
ミュシャと日本、日本とオルリク
会  期  2019年11月2日[土]-12月15日[日]
開館時間  9:30-17:00(入場は16:30まで)
休  館  日  月曜日
* 11月4日[月・休]、11月11日[月]開館、11月5日[火]、11月13日[水]休館
入  場  料  一般 1000円、大学生 800円
主  催  和歌山県立近代美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
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この展覧会は、チェコ出身のふたりのアーティスト、アルフォンス・ミュシャ(Alfons Mucha 1860-1939)とエミール・オルリク(Emil Orlik 1870-1932)に光をあて、ジャポニスム(日本趣味)の影響を受けて展開した同時代のチェコの美術や、ミュシャとオルリクの影響を受けた日本の作家たち、さらにはオルリクと交流のあったウィーンやボヘミア地方の作家たちを採り上げ、グラフィックを舞台に展開した東西の交流を紹介するものです。

ミュシャは、ジャポニスムに湧くパリで、女優サラ・ベルナールを描いたポスターで一世を風靡し、アール・ヌーヴォーを代表する画家となりました。その評判は日本にも伝えられ、藤島武二など文芸美術誌『明星』や洋画団体「白馬会」周辺の画家たちに影響を与えました。

一方プラハに生まれ、ミュンヘンで絵を学んだオルリクは、プラハを拠点にベルリンやウィーンでジャポニスムの潮流にふれて日本への憧れを募らせ、1900年から翌年にかけて来日しました。
浮世絵版画の彫りや摺りを学び、自ら多色摺の木版画を制作したほか、滞日中にオルリクが制作した石版画は、画家による版画への取り組みという新しい意識を一部の日本人に呼び起こし、日本の創作版画が誕生する機縁となりました。
帰国後は自作や日本で得た資料をプラハやウィーン、ベルリン等で展示し、それぞれの地の芸術家に影響を与え、カール・ティーマンやヴァルター・クレムといった作家を木版画制作に駆り立てました。
こうした1900年前後のヨーロッパと日本の影響関係は、グラフィックを介したジャポニスムとその還流と捉えることができます。グラフィックならではの、即時的で双方向な「めぐるジャポニスム」の様相をお楽しみください。

展示構成
序 章 ジャポニスム ── 光琳、型紙、そして浮世絵
第1章 チェコのジャポニスム
第2章 ミュシャと日本
第3章 日本とオルリク
第4章 オルリク、日本の思い出/オルリクの後継者たち
* 会期中展示替えがあります。前期:11月2日-11月24日/後期:11月26日-12月15日

[ 詳細: 和歌山県立近代美術館

【展覧会】奈良国立博物館|特別陳列 重要文化財|─ 文化財写真の軌跡 ─ 法隆寺金堂壁画写真ガラス原板| ’19年12月7日-’20年1月13日

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重要文化財 ── 文化財写真の軌跡 ──
法隆寺金堂壁画写真ガラス原板
会  期  令和元年12月7日[土]-1月13日[月・祝]
会  場  奈良国立博物館 西新館
休  館  日  毎週月曜日、1月1日 * ただし12月30日、1月13日は開館
開館時間  午前9時30分-午後5時
      * 毎週金・土曜日は午後8時まで(12月28日は除く)
      * 12月17日(春日若宮おん祭お渡り式)は午後7時まで
      * 入館は閉館の30分前まで
観覧料金  一般 520円、大学生 260円
主  催  奈良国立博物館、法隆寺、便利堂、朝日新聞社
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実用的な写真技術は、十九世紀前半にヨーロッパで発明されてからほどなくしてわが国にもたらされ、やがて日本人の写真師が誕生します。明治四年(一八七一)には蜷川式胤の発案により横山松三郎が旧江戸城を撮影し、翌年のいわゆる壬申検査(日本ではじめての本格的な文化財調査で)でも数多くの宝物や建物が写真におさめられました。以来、文化財は主要な被写体であり続けます。写真により記録に残すということは、経年や修理などによる変化を避けられない文化財にとってつねに重要な課題だったのです。また写真は、いまでは常識となっている文化財という概念を社会に定着させ得る契機ともなりました。

昭和十年(一九三五)には文部省の国宝保存事業の一環として、京都の美術印刷会社便利堂が法隆寺金堂壁画十二面を撮影し、巨大壁画の精緻な記録作成に成功しました。昭和二四年(一九四九)の火災により壁画は惜しくも損傷を免れませんでしたが、このときの写真は往時のかがやきを伝える存在として貴重です。平成二七年(二〇一五)にはこれらの写真の歴史的・学術的価値があらためて評価され、国の重要文化財に指定されました。
この展覧会では、法隆寺金堂壁画写真ガラス原板を中心に、近代以降に多くの人びとが文化財の写真撮影に精力を傾けた軌跡を振り返ります。

* この観覧料金で、特別陳列「おん祭と春日信仰の美術」(東新館)、名品展「珠玉の仏教美術」(西新館)・「珠玉の仏たち」(なら仏像館)・「中国古代青銅器」(青銅器館)をあわせてご覧になれます。
* また、12月24日から1月13日まで開催の特集展示「新たに修理された文化財」もご覧いただけます。詳細はリンク先で確認ください。

[ 詳細: 奈良国立博物館

【展覧会】奈良国立博物館|特別陳列 おん祭と春日信仰の美術|【特集】春日大社にまつわる絵師たち| ’19年12月7日-’20年1月13日

narakokuhaku01 narakokuhaku02奈良国立博物館 特別陳列
おん祭と春日信仰の美術
【特集】春日大社にまつわる絵師たち
会  期  令和元年12月7日[土]-1月13日[月・祝]
会  場  奈良国立博物館 東新館
休  館  日  毎週月曜日、1月1日 * ただし12月30日、1月13日は開館
開館時間  午前9時30分-午後5時
      * 毎週金・土曜日は午後8時まで(12月28日は除く)
      * 12月17日(春日若宮おん祭お渡り式)は午後7時まで
      * 入館は閉館の30分前まで
観覧料金  一般 520円、大学生 260円
主  催  奈良国立博物館、春日大社、仏教美術協会
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春日若宮おん祭は、春日大社の摂社-せっしゃ-である若宮社の祭礼で、平安時代の保延二年(一一三六)にはじまったとされ、今年で八八四年目を迎えます。おん祭では、若宮神が御旅所に一日だけ遷座されますが、そこに芸能社や祭礼の参加者が詣でる風流行列が有名です。
本展覧会は、おん祭の歴史と祭礼を展示し、あわせて春日大社への信仰の美術を紹介する恒例の企画です。本年は、春日大社にまつわる絵師を特集し、中世から近世にかけてさまざまな絵師によって描かれたおん祭の祭礼図を紹介するとともに、同じ頃、春日大社の御造替にかかわった絵師にスポットをあてます。

* この観覧料金で、特別陳列「重要文化財 法隆寺金堂壁画写真ガラス原版」(西新館)、特集展示「新たに修理された文化財」(西新館)、名品展「珠玉の仏教美術」(西新館)・「珠玉の仏たち」(なら仏像館)・「中国古代青銅器」(青銅器館)をあわせてご覧になれます。
* おん祭お渡り式の日〔12月17日(火)〕はどなたでも無料でご覧になれます。
* 1月2日~5日に、春日大社境内にて本展の無料観覧券を配布いたします。

[ 詳細: 奈良国立博物館 ]