月別アーカイブ: 2022年2月

【展覧会】GOOD DESIGN Marunouchi # 97|第1回企画展公募選出企画|「漫画とデザイン展」|’22年2月28日-3月31日

丸ノ内 GOOD DESIGN Marunouchi # 97
第1回企画展公募選出企画
「漫画とデザイン展」
会  期  2022年2月28日[月]-3月31日[木]
      11:00-20:00 / 入場無料  * 最終日は18:00終了
会  場  GOOD DESIGN Marunouchi
──────────────
「漫画とデザイン展」は、漫画作品のストーリーやキャラクターではなく、装丁やタイトルロゴなど の「漫画デザイン」に着目した企画展です。デジタル化や掲載メディアの多様化が進み、世界に誇る日本文化として漫画は近年ますます広がりを見せています。
一方で作品のジャンルの細分化も進み、特定の読者とのコミュニケーションをつくるためのデザインが必要不可欠になりまし た。
そこで、この展示会がフォーカスするのは「漫画デザイン」です。タイトルロゴに、表紙や帯などコミックスの装丁。そこには作品の価値を見える化し、読者に届けるための“企て”がたくさん詰 まっています。

そのような「漫画デザイン」を中心に、デザイン工程全てに携わるデザイナーの方々にもスポットを当てます。展示コーナーでは、漫画におけるデザインの仕掛けに加え、実際に印刷を擬似体験できるコーナーや、他分野のクリエイターがイチ押しとして選んだ漫画デザインなどを通じて、漫画デザイナーの役割も紹介します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳細 : GOOD DESIGN Marunouchi

【特別企画展】国立科学博物館|特別企画展「ポケモン化石博物館」 Pokémon Fossil Museum|’22年3月15日-6月19日

かはく01かはく02

国立科学博物館
特別企画展「ポケモン化石博物館」
Pokémon Fossil Museum
開催期間  2022年3月15日[火]-6月19日[日]
開館時間  9:00-17:00
休  館  日  月曜日、3月22日
      * ただし3月21日[月・祝]、3月28日[月]、5月2日[月]、6月13日[月]は開館
入  場  料  特別企画展料金
      一般・大学生 1,200円、小・中・高校生 400円
      * 入場の際は、無料の方を含めすべてのお客様の事前予約(日時指定)が必要です。
開催場所  国立科学博物館 日本館 1階企画展示室、中央ホール、2階講堂(ショップ/グッズ販売)
      * 日本館1階中央ホール、2階講堂(ショップ/グッズ販売)は、常設展に入場された
方は、どなたでもご観覧およびご利用いただけます。

会場案内  別途詳細を参照(国立科学博物館 東京都台東区上野公園7-20)
予約販売  別途詳細を参照(入場予約・チケット情報
主  催  国立科学博物館
──────────────
人気ゲーム『ポケットモンスター』シリーズに登場するふしぎな生き物「ポケモン」には、カセキから復元されるポケモン(以下「カセキポケモン」と呼ぶ)がいくつか知られています。
この展示は、「カセキポケモン」と、私たちの世界で見つかる「化石・古生物」を見比べて、似ているところや異なっているところを発見し、古生物学について楽しく学んでいただくものです。
ポケモンの世界の「カセキ博士」と、お手伝いの「発掘ピカチュウ」、私たちの世界の博士たちの案内で展示をめぐり、それぞれの世界の「かせき」をじっくり見比べてみましょう!

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳細 : 国立科学博物館 入場予約・チケット情報

【展覧会】たばこと塩の博物館|丸山コレクション|西アジア遊牧民の染織 塩袋と伝統のギャッベ展|’22年2月26日-5月15日|

20220407164344_0000120220407164344_00002

たばこと塩の博物館
丸山コレクション 西アジア遊牧民の染織
塩袋と伝統のギャッベ展
会  期  2022年2月26日[土]-5月15日[日]
会  場  たばこと塩の博物館 2階特別展示室
開館時間  午前10時-午後5時(入館締切は午後4時30分)
      * 状況により開館時間を変更する場合があります。
休  館  日  毎週月曜日
所  在  地  東京都墨田区横川1-16-3(とうきょうスカイツリー駅から徒歩8分)
入  館  料  一般・大学生 100円、小・中・高校生 50円、満65歳以上の方 50円
      * 年齢がわかるものをお持ちください。
主  催  たばこと塩の博物館
──────────
イランを中心とした西アジア地域に展開するカシュガイ族やクルド族、バルーチ族といった遊牧民たちは、伝統的に、各部族を象徴する紋様を羊毛で織り込んだ塩袋を制作・伝承してきました。塩袋は、遊牧生活に不可欠な “ 塩の役割 ” を物語る好資料でもあり、同館でも過去 2 回の特別展で紹介してきました。
3 回目となる今回も、「丸山コレクション」から 塩袋をはじめ、いくつかの用途の作品を選び展示します。丸山コレクションは、現地でも入手不可能な百-数十年前の絨毯を中心とした、遊牧民染織品の一大コレクションです(個人の資料であり通常は非公開)。
今回の展覧会で重点を置いた「ギャッベ」は、太い糸で粗く織られ、素朴で大ぶりな意匠を描き出した “ 絨毯の原型 ” ともいえる染織品です。かつての遊牧生活の中で織られた古いギャッベは、自分たちが使うために、織り手が自由な発想で作った生活用具としての味わいがあります。
本展では、塩袋やギャッベに加え、精緻な織りや深い色合いが魅力的な絨毯、草木染めが美しいキリムなど、すべて初公開の約90点を通して、西アジア遊牧民の文化を紹介します。

《 丸山コレクション ── 展示作品の一部紹介 》
塩袋(ナマクダン)

塩を入れるための専用の袋で、イランでは「ナマクダン」と呼ばれます。
家畜の頭が入らないように、開口部を狭くした 凸型 をしているのが特徴です。
塩を欲しがる家畜の習性を利用して、群れをコントロールするなど、遊牧生活に不可欠な “ 塩の役割 ” を物語る好資料でもあることから、同館でも注目しています。
持ち主がすぐわかるように、部族を象徴する柄など、特徴的な<文様>が織り込まれ、房飾りがついたものもあり、染織品として見ても楽しめます。

Photo01塩袋(ナマクダン) 
南イラン カシュガイ・ルリ族  1930年頃 羊毛 60 × 50 cm
並列した緻密な連続文で構成されています。
Photo02塩袋(ナマクダン)
南イラン カシュガイ族アラブ   1930年頃 羊毛 65 × 58 cm
中央に樹を立て、枝葉の先には花が描かれています。
Photo03塩袋(ナマクダン) 
東イラン バルーチ族   1960年頃 羊毛 110 × 70 cm
中央にバルーチ族の伝承紋(S字変形連結文)が織り込まれています。
Photo04塩袋(ナマクダン) 
北東イラン(ホラサン)バルーチ族   1970年頃 羊毛 55 × 44 cm
バルーチ族の塩袋は房付きのものが多いが、この作品は房なしである。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳細 : たばこと塩の博物館

【 YouTube たばこと塩の博物館公式チャンネル 丸山コレクション 西アジア遊牧民の染織
塩袋と伝統のギャッベ展   05:15 】

【展覧会】鎌倉市 鏑木清方記念美術館|企画展 春、うらら。清方の風景とスケッチ|’22年3月4日-4月10日

清方02

鎌倉市 鏑木清方記念美術館
企画展 春、うらら。清方の風景とスケッチ
会  期  2022年3月4日[金]-4月10日[日]
開館時間  午前9時00分-午後5時00分(最終入館は午後4時30分まで)
      換気清掃時間 13:00-13:30(一時閉館。ご入館いただけません)
休  館  日  毎週月曜日(3月21日[月・祝]は開館)、3月22日[火]
観  覧  料  一般 200円、小・中学生 100円
──────────────
梅、沈丁花、菫、桜 ——— 鏑木清方(かぶらき きよかた、1878年-1972年)は、人物の足元や背景に、春の訪れを告げ、春の盛りを彩る花々を描きました。
人物を描く時、人の姿形よりも、人物から感じられる季節感を大切にした清方。その繊細で豊かな季節の表現を支えたのは、若い頃から晩年まで、日常的に続けた植物や風景の写生です。
「写生なさい、写生なさい。色も形もそれから得るのです。」(『美人畫講話』)
この日本画を学ぶ者たちに向けたことばには向けたことばには、自然を写生することで、色彩や形の美を感じ取り、学び取ってきた自身の実感がこもっています。
本展覧会では、春の情趣あふれる作品を中心に、鎌倉、箱根、大磯などの風景や草花のスケッチとともにご紹介します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳細 : 鎌倉市 鏑木清方記念美術館

【展覧会】町田市立国際版画美術館|企画展 吉例浮世絵大公開! 江戸の滑稽 ― 幕末風刺画と大津絵 ―|~田河水泡コレクションを中心に~|’22年3月12日-4月10日

まちだ01 まちだ02

町田市立国際版画美術館
企画展 吉例浮世絵大公開!
江戸の滑稽 ―幕末風刺画と大津絵―
~田河水泡コレクションを中心に~
会  期  2022年3月12日[土]-4月10日[日]
休  館  日  月曜日、3月22日[火]  * ただし3月21日[月祝]は開館
開館時間  平 日  午前10時-午後5時
      土日祝  午前10時-午後5時30分 * 入場は30分前まで
観  覧  料  一 般 800円、大学・高校生 400円、中学生以下 無 料
──────────────
浮世絵には屈託のない笑いから福徳への願い、世の中への不安や不満まで、人々の感情がユーモラスに描き表されたものが数多くあります。
本展では、漫画『のらくろ』の作者・田河水泡(たがわ・すいほう 1899-1989)が収集したコレクションを中心に、当館が収蔵する浮世絵の戯画や風刺画、大津絵など約140点を展示。幕末から明治にわたる激動の時代に、世相を描かずにはいられなかった無数の絵師たちの滑稽表現と、それを享受した民衆の本音を読み解きます。

展示構成
1章 戯画の流行
2章 大鯰(おおなまず)暴れる
3章 流行り病
4章 大津絵\\
5章 大津絵と江戸の戯画
6章 幕末動乱と戊辰戦争
7章 明治の戯画

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳細 : 町田市立国際版画美術館

【会員情報】私の獨逸日記 戸叶勝也ブログ|新シリーズ ドイツ啓蒙主義の巨人 フリードリヒ・ニコライ|連載開始

私の獨逸日記 戸叶勝也ブログ

tokano-04ドイツ啓蒙主義の巨人
フリードリヒ・ニコライ その1

IMG_20220212_105228-e1644737637282-768x1083フリードリヒ・ニコライの肖像

戸叶勝也 まえがき
私はこのブログにおいて、2020年3月以来、月に1回のペースで、自分の研究テーマの中核をなすヨーロッパの出版文化史についてずっと紹介してきた。
まずヨーロッパの源流ともいえるギリシア・ローマ時代の書籍文化について詳しく紹介した。
次いでヨーロッパ中世の書籍文化について簡単にふれた後、15世紀におけるグーテンベルクの活字版印刷術の発明とその伝播についてかなり詳細に書いてきた。
この時以降、それまでの筆写による書籍文化から出版文化へと変わったわけである。そしてその出版文化の歩みを18世紀までたどり、前回2021年12月には、「18世紀ドイツ啓蒙主義と文学市場の誕生」について紹介した。
さて今回は、その18世紀ドイツ啓蒙主義に関連した重要人物であるフリードリヒ・ニコライについて取り上げることにする。
──────────────
執筆者紹介

戸叶 勝也
とかの かつや 1938年 うまれ


ドイツ史学・ドイツ文学、日本大学元教授。
東京生まれ。1961年 東京大学文学部西洋史学科卒業。NHK教育局、国際局勤務。その間ドイツ海外放送勤務。88年日本大学経済学部助教授、91年教授、2009年定年退任。専攻、ドイツ近現代史。

特にドイツ出版文化史、ドイツの冒険作家カール・マイの翻訳・研究を行う。

[ ブログリンク : 私の獨逸日記 戸叶勝也ブログ

カール・マイ冒険物語 全12巻

著 書
ドイツ出版の社会史( グーテンベルクから現代まで) 三修社  1992.12
レクラム百科文庫 ~ドイツ近代文化史の一側面~ 朝文社  1995.12
グーテンベルク  清水書院  1997.8 (人と思想シリーズ)
ドイツ啓蒙主義の巨人 フリードリヒ・ニコライ  朝文社  2001.2
ヨーロッパの出版文化史  朗文堂  2004.10
知られざるドイツの冒険作家カール・マイ  朝文社  2011.10

翻 訳

カール・マイ冒険物語 1 サハラ 砂漠からメッカへ  朝文社 2013.12
カール・マイ冒険物語 2  ティグリス河の探検    朝文社    2014.2
カール・マイ冒険物語 3 悪魔崇拝者        朝文社 2014.5
カール・マイ冒険物語 4   クルディスタンの奥地にて 朝文社 2014.8
カール・マイ冒険物語 5 ペルシア辺境に沿って   朝文社 2014.10
カール・マイ冒険物語 6 バグダードからイスタンブールへ 朝文社 2015.1
カール・マイ冒険物語 7    ブルガリア南部にて    朝文社 2015.8
カール・マイ冒険物語 8 バルカン峡谷にて     朝文社 2015.12
カール・マイ冒険物語 9 オスマン帝国の辺境    朝文社 2016.4
カール・マイ冒険物語 10  マケドニアを行く     朝文社 2016.8
カール・マイ冒険物語 11   アルバニア山地にて    朝文社 2016.12
カール・マイ冒険物語 12 アドリア海へ       朝文社 2017.4

ヒッタイト帝国~ 消えた古代民族の謎 ~ヨハネス・レーマン著  佑学社 1979.5
シュメール文明 ~古代メソポタミア文明の源流~ ヘルムート・ウーリッヒ著  佑学社 1979.
オスマン・トルコ帝国~ 世界帝国建設への野望~ ウルリッヒ・クレーファー著  佑学社 1982.4
ギリシア・ローマ時代の書物  ホルスト・ブランク著  朝文社 2007.10

[ ブログリンク : 私の獨逸日記 戸叶勝也ブログ ]

【展覧会】GOOD DESIGN Marunouchi|〔短期展示〕体験するエシカルデザイン in 有楽町|’22年2月17日-2月25日

丸ノ内

GOOD DESIGN Marunouchi〔短期展示〕
体験するエシカルデザイン in 有楽町
会  期  2022年2月17日[木]-2月25日[金]
      11:00-19:00 / 入場無料  * 最終日は16:00終了
会  場  GOOD DESIGN Marunouchi
──────────────
SDGs の取り組みが一般的になってきた現在、GOOD DESIGN Marunouchi が位置する丸の内や、有楽町の街でも、「SDGs」や「エシカル」を掲げる店舗が増えています。
本展は、GOOD DESIGN Marunouchi の周辺、有楽町エリアの店舗における「SDGs」や「エシカル」な取り組みや製品・サービスの一部をご紹介し、いつもとは違う視点でショッピングや飲食を楽しんでいただくための企画です。

展示内容:
有楽町エリア店舗におけるエシカルな製品・サービス・取り組みのご紹介

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳細 : GOOD DESIGN Marunouchi

【展覧会】神奈川県立近代美術館 鎌倉別館|山口勝弘展 『日記』(1945-1955)|’22年2月12日-4月17日|* 会期末最終案内

鎌倉01 鎌倉02

神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
山口勝弘展 『日記』(1945-1955)
会  期  2022年2月12日[土]-4月17日[日]
会  場  神奈川県立近代美術館 鎌倉別館

休  館  日  月 曜
開館時間  午前9時30分-午後5時(入館は午後4時30分まで)
観  覧  料  一般700円、20歳未満・学生550円、65歳以上350円、高校生100円、中学生以下無料
主  催  神奈川県立近代美術館
──────────────
戦後美術の新しい局面を切り拓いた、日本のメディアアートの先駆者である 山口勝弘(1928-2018)は、戦後間もない1945年から1955年までの間に18冊の日記を残していました。そこには日々の制作、訪れた展覧会やコンサート、読書、交友関係といった記録が簡明に記されており、山口自身の創作や思索を探るうえで重要であるばかりでなく、彼が参加したグループ「実験工房」をはじめとする戦後の美術の動きを実証的に検証する上でも非常に重要なものといえます。

本展では近年、調査研究を進めてきた山口の日記から見えてくる、アメリカやヨーロッパの芸術動向の吸収、北代省三や福島秀子といった造形作家と、武満徹や鈴木博義ら若手音楽家による「実験工房」の結成、「APN(アプン)」や「オートスライド」制作などの活動の経緯を、関連作家の作品・資料とともに紹介します。また、山口の初期を代表するシリーズ〈ヴィトリーヌ〉の誕生と展開に迫り、その多彩な活動の出発点を振り返ります。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳細 : 神奈川県立近代美術館

【展覧会】東京都美術館|特別展 ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展|’22年2月10日-4月3日

tobi01 とび02

東京都美術館
特別展
ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展
Johannes Vermeer and the Masters of the Golden Age of Dutch Painting
from the collection of the Gemäldegalerie Alte Meister, Staatliche Kunstsammlungen Dresden
会  期  2022年1月22日[土] 2022年2月10日[木]-4月3日[日]* 会期変更
会  場  東京都美術館 企画展示室 
休  室  日  月曜日、3月22日[火] * ただし、2月14日[月]、3月21日[月・祝]は開室
開室時間  9:30-17:30(入室は閉室の30分前まで)
夜間開室  金曜日は 9:30-20:00(入室は閉室の30分前まで)
観  覧  料  一般 2,100円 / 大学生・専門学校生 1,300円 / 65歳以上 1,500円
      * 本展は日時指定予約制です。詳細は展覧会 公式サイト をご覧ください
      * 高校生以下は無料(日時指定予約が必要です)
主  催  公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館、産経新聞社、フジテレビジョン
問い合せ  TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
展覧会公式サイト  https://www.dresden-vermeer.jp
──────────
17世紀オランダを代表する画家ヨハネス・フェルメールの《窓辺で手紙を読む女》は、窓から差し込む光の表現、室内で手紙を読む女性像など、フェルメールが自身のスタイルを確立したといわれる初期の傑作です。1979年の X 線調査で壁面にキューピッドが描かれた画中画が塗り潰されていることが判明、長年、その絵はフェルメール自身が消したと考えられてきました。しかし、その画中画はフェルメールの死後、何者かにより消されていたという最新の調査結果が、2019年に発表されました。

本展では、大規模な修復プロジェクトによって キューピッドの 画中画 が現れ、フェルメールが描いた当初の姿となった《窓辺で手紙を読む女》を、所蔵館であるドレスデン国立古典絵画館でのお披露目に次いで公開します。所蔵館以外での公開は、世界初となります。
加えて、同館が所蔵するレンブラント、メツー、ファン・ライスダールなどオランダ絵画の黄金期を彩る珠玉の名品約70点も展示します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳細 : 東京都美術館 公式サイト

【展示】チェコセンター|夢うつつの世界へ 近代チェコ文学に描かれる〈日本〉|’22年2月15日-3月30日

チェコセンター

チェコセンター
夢うつつの世界へ 近代チェコ文学に描かれる〈日本〉
会  期  2022年2月15日[火]-3月30日[水]
      * 土日・祝日は休館となります。
      * 3月5日[土]、26日[土]は 特別開館いたします。
開館時間  10:00-19:00
会  場  チェコセンター東京
      150-0012 東京都渋谷区広尾2丁目16-14(チェコ共和国大使館内)
      入場無料
企  画  ブルナ・ルカーシュ(実践女子大学)
──────────────
19世紀の終わりと20世紀前半のチェコでは、日本旅行記や日本文化を扱うさまざまな著書ばかりではなく、〈日本〉を舞台にした小説も驚くほどたくさん出版されています。
本展では、近代チェコ文学の一特色をなす〈ジャポニズム文学〉の代表的作家やその作品を紹介しながら、日本と日本文化に触発された文学ジャンルの歴史とその魅力を照らし出します。また、会期中には関連シンポジウムがオンラインで開催予定です。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳細 : チェコセンター

【 YouTube チェコセンター  ’20年   文学展「チェコと日本を結ぶ文学」10:57 】

【展覧会】長野県立美術館|生誕100年 松 澤 宥|’ 22年2月2日-3月21日

松澤宥01松澤宥02

長野県立美術館
生誕100年 松 澤 宥
開催期間  2022年2月2日[水]-3月21日[月]
休  館  日  毎週水曜日(ただし、2月2日・2月23日は開館)、2月24日[木]
開館時間  9:00-17:00
観  覧  料  一 般 800円、大学生および75歳以上 600円、高校生以下無料
      ※本館コレクション展および東山魁夷館との共通料金
      一 般 1300円、大学生および75歳以上 900円
会  場  長野県立美術館 展示室1・展示室2・展示室3
      380-0801 長野県長野市箱清水1-4-4(善光寺東隣)
主  催  長野県、長野県立美術館
──────────────
松 澤 宥(まつざわ ゆたか 1922-2006)は、長野県諏訪郡下諏訪町生まれで、同地を拠点に国内外に芸術を発信しつづけた、日本を代表するコンセプチュアル・アーティストです。2022年2月2日の松澤宥生誕100年にあたり、生涯をたどる回顧展を開催します。
本展では、芸術家としての原点である建築や詩から、美術文化協会や読売アンデパンダン等に出品された絵画やオブジェ、1964年に「オブジェを消せ」という啓示を受ける前後より国内外で発表された言語による作品やパフォーマンスまで、松澤の多彩な作品と活動を、同時代の資料や写真を交えてご紹介します。また、伝説のアトリエ「プサイの部屋」については、一部を再現するとともに、VRで体験できる展示も行います。
松澤宥の生涯に渡る作品や活動を一堂に集め、松澤宥が追い求めた世界を考えていただく機会となることを願っております。 

[ 詳細 : 長野県立美術館     生誕100年記念サイト

【展覧会】樂美術館|新春展|瑞獣がくる ── 樂歴代のふしぎなどうぶつたち ──|’22年1月8日-4月24日

樂新春

樂美術館
新春展
瑞獣がくる ── 樂歴代のふしぎなどうぶつたち ──
会  期  2022年1月8日[土]-4月24日[日]
休  館  日  月曜日(但し 祝日は開館)
時  間  10:00-16:30 (入館は16:00まで)
      * 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、開館時間を変更する場合があります。
住  所  602-0923 京都市上京区油小路通一条下る TEL:075-414-0304
料  金  一般 1,000円  大学生 800円  高校生 400円  中学生以下 無料
──────────────
古来より、人々は暮らしの中の祈りや願い、思いを身近にいる動物や想像上の動物たちに託してきました。
日本の美術にも、現れると吉兆と考えられている瑞獣や縁起がよいとされる動物をモチーフにした作品が数多く残っております。
たとえば動物そのものをかたどったものや、模様などに配されたもの、ときには名前を用い銘とした作品もあります。
本展では、樂歴代が動物たちをモチーフとした作品を集め、ご紹介致します。そこには、生き生きとした中にどこかユーモラスでほっこりする愛らしさがあります。あたたかで柔らかい樂焼で表現される霊妙な動物たち。そのふしぎな世界をお楽しみ下さい。

[ 詳細 : 樂美術館

【展覧会】富山市民俗民芸村|売薬資料館|企画展 婦 人 薬|’ 22年1月19日-5月22日

富山

富山市民俗民芸村
売薬資料館
企画展 婦 人 薬
会  期  2022年(令和4年)1月19日[水]-5月22日[日]
会  場  富山市民俗民芸村 別館旧密田家土蔵1階 展示室(売薬資料館内)
      930-0881 富山市安養坊980 電話番号 076-433-2866 FAX 076-433-2866  
開館時間  午前9時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
休  館  日  会期中無休 * 臨時の休館があります。
観  覧  料  民俗民芸村  1館 大人100円 全館 大人 500円
         * 高校生以下の観覧は 無料
──────────────
婦人薬は主に、女性特有の様々な症状を和らげるための薬です。中国医薬の古い書物に様々な婦人薬の処方が記載されており、これをもとに日本でも薬が作られるようになったと考えられます。富山売薬でも江戸時代から現代まで、多くの種類が作られ販売されてきました。
効能は「産前産後」などと書かれていることが多いのですが、風邪などにも効果があるとされます。よって女性に限らず、男性や子供にも用いられる薬でもありました。またほとんどが煮出して用いる煎じ薬でしたが、現在では錠剤などに形状が変化してきています。
本展では婦人薬の歴史や形状の変化をたどり、様々な薬名や幅広い効能を、薬袋や引札などからご紹介します。

[ 詳細 : 富山市民俗民芸村 売薬資料館

【展覧会】茨城県陶芸美術館|企画展 生誕150年記念 板谷波山の陶芸|’23年1月2日-2月26日

茨城県陶芸美術館01 茨城県陶芸美術館02

茨城県陶芸美術館
企画展 生誕150年記念 板谷波山の陶芸
会  期  2023年1月2日[月]- 2月26日[日]
会  場  茨城県陶芸美術館 地下1階 企画展示室
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入場は 午後4時30分 まで)
休  館  日  毎週月曜日 (ただし、1月2日、9日は開館)、1月10日[火]
観  覧  料        一 般 840円 / 70歳以上 420円 / 高大生 630円 / 小中生320円
主  催  茨城県陶芸美術館
────────────────────────
板谷 波山(いたや はざん、1872年4月10日〈明治5年3月3日〉- 1963年〈昭和38年〉10月10日)は明治5年(1872)に茨城県下館町(現・筑西市)に生まれました。東京美術学校(現・東京藝術大学 )で彫刻を学んだ波山は、戦前は帝室技芸員として活躍し、戦後は工芸家として初の文化勲章を受章しました。そ の作風は、初期のアール・ヌーヴォーの表現を取り入れたものから、マットな質感が特徴的な葆光彩磁や、青磁や 白磁など多岐にわたります。波山はこれらの表現を、妥協を許さない強い信念のもと91年の生涯に渡って展開しま した。
2022年に波山生誕150年を迎えたことを記念した本展では、全国から集まった波山の選りすぐりの名作を一堂 に展示するとともに、故郷・茨城での作品を通じた地元の人々との交流についても紹介し、その多彩な業績をたど ります。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳 細 : 茨城県陶芸美術館

【展覧会】長崎歴史文化博物館|写真展「写真家が捉えた 昭和のこども」|’22年12月24日-’23年2月12日|会期末

長崎長崎歴史文化博物館01 長崎歴史文化博物館02

長崎歴史文化博物館
写真展「写真家が捉えた 昭和のこども」
会  期  2022年12月24日[土]- 2023年2月12日[日]
休  館  日  12月28日[水]-31日[土]、1月3日[火]、1月16日[月]、2月6日[月]
会  場  長崎歴史文化博物館 3階企画展示室
開館時間  9:30 - 18:00(最終入館 17:30)
      * 2023年1月1日-2日は 10:00-18:00(最終入館 17:30)
料  金  一 般 500円、小中高生 300円 * 各種割引は下掲詳細を参照
主  催  長崎歴史文化博物館
────────────────────────
昭和(1926-1989)は、日中戦争から第二次世界大戦、そして敗戦と復興、経済発展とまさに激動の時代でした。足かけ64年の間に、人々をとりまく生活環境や価値観も劇的な変化を遂げたといえるでしょう。
同時代を生きた写真家たちは、そうした目まぐるしく変化する日本の社会をカメラに収めてきました。その中でも、こどもを被写体とした写真は、こどもたちの純粋な笑顔やいきいきとした表情、逞しく生きる姿、無心に遊ぶ姿などを捉えています。それとともに、こどもたちの暮らしぶり、ひいては世界の変貌のありようが映しだされています。

本展は、木村伊兵衛(1901-1974)、土門拳(1909-1990)、濱谷浩(1915-1999)、林忠彦(1918-1990)など、日本の写真界に大きな足跡を残した19人の写真家が捉えたこども写真約170点を通して、戦前から高度経済成長期にかけての昭和の歩みをたどります。それぞれの作品が放つ豊かな個性と、「昭和」という時代の空気を感じていただければ幸いです。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳 細 : 長崎歴史文化博物館

【展覧会】国立新美術館|メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年|’22年2月9日-5月30日

国立新美術館
メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年
会  期  2022年2月9日[水]-5月30日[月]
休  館  日  毎週火曜日休館  * ただし5月3日[火・祝]は開館
開館時間  10:00-18:00
      * 毎週金・土曜日は20:00まで * 入場は閉館の30分前まで
会  場  国立新美術館 企画展示室1E
      106-8558 東京都港区六本木7-22-2
観  覧  料  一 般 2,100円、大学生 1,400円、高校生 1,000円、中学生以下は入場無料。
主  催  国立新美術館、メトロポリタン美術館、日本経済新聞社、テレビ東京、
BSテレビ東京、TBS、BS-TBS

──────────────
1870年に創立されたアメリカ・ニューヨークのメトロポリタン美術館は、先史時代から現代まで、5000年以上にわたる世界各地の文化遺産を包括的に所蔵しています。
本展では、同館を構成する 17 部門のうち、ヨーロッパ絵画部門に属する約 2500 点の所蔵品から、選りすぐられた珠玉の名画 65 点(うち 46 点は日本初公開)を展覧します。15 世紀の初期ルネサンスの絵画から19世紀のポスト印象派まで、西洋絵画の 500 年の歴史を彩った巨匠たちの傑作が、一挙来日します。

フラ・アンジェリコ、ラファエロ、クラーナハ、ティツィアーノ、エル・グレコから、カラヴァッジョ、ジョルジュ・ド・ラ・トゥール、レンブラント、 フェルメール、ルーベンス、ベラスケス、プッサン、ヴァトー、ブーシェ、そしてゴヤ、ターナー、クールベ、マネ、モネ、ルノワール、ドガ、ゴーギャン、ゴッホ、セザンヌまで、時代順に 3 章構成でご紹介します。メトロポリタン美術館が誇る至高の名画を、ぜひご堪能ください。

[ 詳細 : 国立新美術館  特設 URL

【展覧会】太田記念美術館|信じるココロ ── 信仰・迷信・噂話|’22年2月4日-2月27日

太田記念美術館太田記念美術館
信じるココロ ── 信仰・迷信・噂話
会  期  2022年2月4日[金]-2月27日[日]
開館時間  午前10時30分ー午後5時30分(入館は午後5時まで)
休  館  日  2月7日、14日、21日は 休館
料  金  一 般 800円 大高生 600円 中学生以下 無 料
問い合せ  150-0001 東京都渋谷区神宮前1-10-10
      ハローダイヤル 050-5541-8600
──────────────
〈信じる〉をキーワードに浮世絵を読み解く
江戸時代には、さまざまな民間信仰が庶民に親しまれました。浅草寺のような大寺院から町中の稲荷社まで、多数の寺社で毎月のように行われた縁日や、出開帳のようなイベントは数多くの人々で賑わいました。
また庶民の関心は江戸市中にとどまらず、近場では江ノ島の弁財天や大山石尊社、遠方では富士山から伊勢神宮まで、人々は信仰のみならず行楽も兼ねて江戸の外へと繰り出したのです。

流行り廃りが激しいのも江戸庶民の信仰の特徴で、例えば嘉永2年(1849)には於竹如来を始めとする3つの神仏が一過性の大ブームとなります。

当時の最新の世相を描いた浮世絵は、こうした流行を現代のSNSのように人々に伝え、拡散する役割を果たしました。他にも鯰が地震を起こすという迷信に基づいた「鯰絵」や、人魚が現れたというちょっと怪しいニュースを描いた作品まで、「信じる」をキーワードにさまざまな浮世絵を紹介します。

oota0202◉ 次回展覧会
赤 ── 色が語る浮世絵の歴史
2022年3月4日[金]-3月27日[日]

 

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳細 : 太田記念美術館  該当ページ ]

【展覧会】京都国立近代美術館|開館60周年記念|甲斐荘楠音の全貌 ― 絵画、演劇、映画を越境する個性|’23年2月11日-4月9日

京都国立近代美術館A京都国立近代美術館B 京都国立近代美術館
開館60周年記念
甲斐荘楠音の全貌 ― 絵画、演劇、映画を越境する個性
会  期  2023年2月11日[土・祝]- 4月9日[日]
会  場  京都国立近代美術館
      606-8344 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町26-1
開館時間  午前10時 - 午後6時 金曜日は 午後8時まで 開館  * 入館は閉館の30分前まで
休  館  日  月曜日
観  覧  料  一 般:1,800円、大学生:1,100円、高校生:600円、中学生以下は 無 料
      * 上掲は当日・個人・税込価格です。割引、優待情報等は下掲 公式詳細 を参照に。
主  催  京都国立近代美術館、日本経済新聞社、京都新聞

────────────────
大正から昭和にかけて京都で活躍した日本画家、甲斐荘楠音(または甲斐庄楠音  かいのしょう ただおと 1894-1978)。国画創作協会で彼が発表した作品は美醜を併せ吞んだ人間の生を描いて注目を集めましたが、やがて映画界へ転身し、風俗考証等で活躍したこともあってその画業が充分には顧みられない時期が続いていました。1997年、当館で開催された「甲斐庄楠音展」は彼の画業について再評価を促したといえますが、その際、映画人としての側面については大きく取り上げることができませんでした。
今回は、彼が手がけた時代劇衣裳が 太秦(京都 うずまさ)で近年再発見されたことを受け、映画人・演劇人としての側面を含めた彼の全体像をご覧いただきます。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細をご確認のうえご観覧を。
[ 詳 細 : 京都国立近代美術館 ]