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【展覧会】太田記念美術館|深掘り! 浮世絵の見方|’23年12月1日-12月24日|

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太田記念美術館
深掘り! 浮世絵の見方
会  期  2023年12月1日[金]- 12月24日[日]
休  館  日  12月4, 11, 18日は休館します。
開館時間  10時30分 - 17時30分(入館は 17時 まで)
入  場  料  一 般 1,000円 / 大高生 700円 / 中学生(15歳)以下 無 料
       * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
問い合せ  太田記念美術館  
      150-0001 東京都渋谷区神宮前1-10-10 ハローダイヤル 050-5541-8600
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浮世絵を鑑賞する際、皆さんはどのような点に注目するでしょうか?
浮世絵の多くは木版画として作られていますので、浮世絵師の筆づかいはもちろん重要ですが、木の板を彫る彫師や、紙に絵具を摺る摺師たちの卓越したテクニックを知っておくと、作品をより深く堪能することができます。また、作品の保存状態や、絵の中に記されている文字など、制作の裏側が見えてくる鑑賞の「ツボ」がいくつもあります。
本展では、まずは押さえておきたい初歩的な視点から、浮世絵マニア向けのディープな視点まで、さまざまな浮世絵の見方を深掘りします。浮世絵をもっと深く楽しみたいという方、ぜひご覧ください。

< 本展の見どころ >
1 北斎のグレート・ウェーブを深掘り!
世界で最も有名な浮世絵である葛飾北斎の「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」。波の動きを捉えた北斎の観察眼はもちろん、鮮やかな青い絵具や、その絵具を紙に摺る摺師のテクニックなど、浮世絵を鑑賞する上での見どころが詰まっています。「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」を筆頭に、北斎や広重、歌麿たちの名品の「ワザ」を深掘りします。
2 鑑識眼が試される?  摺りの違いを深掘り!
浮世絵の多くは木版画で出来ていますので、同じ作品がたくさん存在していることになります。しかし、摺りの早いものと遅いものとを比べてみると、色や形など、同じ作品でも細かいところにさまざまな違いがあります。摺りによる細かな違いを深掘りします。
3 マニアックな知識を深掘り!
絵の隅にある小さな余白。絵の中に記された謎の記号。言われても気がつかないようなわずかな場所に、浮世絵の制作の背景や保存状態が分かるような手がかりが隠されています。浮世絵に詳しい方でもあまり意識することのない、浮世絵のマニアックな知識を深掘りします。

※ 本展終了後、2024年1月-3月は改修工事のために休館が告知されています。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を
[ 詳細 : 太田記念美術館

【展覧会】太田記念美術館|広重おじさん図譜|’23年2月3日-3月26日

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太田記念美術館美術館

広重おじさん図譜
会  期  2023年2月3日[金]- 3月26日[日]
        前 期  2月3日[金]- 2月26日[日]
        後 期  3月3日[金]- 3月26日[日] * 前後期で全点展示替え
休  館  日  2月6、13、20、27-3月2、6、13、20日は休館します。
開館時間  10時30分 - 17時30分(入館は 17時 まで)
入  場  料  一 般 800円 / 大高生 600円 / 中学生以下 無 料
問い合せ  150-0001 東京都渋谷区神宮前1-10-10  太田記念美術館
      ハローダイヤル 050-5541-8600
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笑顔のおじさん、がんばるおじさん、旅するおじさん ─── 広重が描くおじさん大集合!
風景画の名作を数多く描いた絵師、歌川広重(1797-1858)。広重の絵をよく見ると、なんとも味わい深い人物たちがたびたび登場することに気づきます。本展は彼らのことを親しみと愛着をこめて、あえて〈おじさん〉と呼び、その魅力を眺めてみようという企画です。
無垢な笑顔のおじさん、仕事をがんばるおじさん、グルメを楽しむおじさん、ピンチであわてるおじさんなど、広重の描くおじさんたちは見れば見るほど個性豊かで、愛嬌に満ちた存在であることがわかります。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳細 : 太田記念美術館 ]

【展覧会】太田記念美術館|葛飾応為「吉原格子先之図」― 肉筆画の魅力|’23年11月1日-11月26日|終了

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葛飾応為「吉原格子先之図」― 肉筆画の魅力
会  期  2023年11月1日[水]- 11月26日[日]
休  館  日  11月6, 13, 20日は休館します
開館時間  10時30分 - 17時30分(入館は 17時 まで)
入  場  料  一 般 1,000円 / 大高生 700円 / 中学生以下 無 料
問い合せ  太田記念美術館  
      150-0001 東京都渋谷区神宮前1-10-10 ハローダイヤル 050-5541-8600
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葛飾応為(かつしか おうい 生没年不詳)は江戸時代の浮世絵師で、葛飾北斎の娘でもあります。世界で十数点しか作品が確認されていないのにもかかわらず、北斎とも異なるその印象的な作風は多くの人を魅了し続けています。中でも代表作として知られる「吉原格子先之図」は、遊廓である吉原の光と闇を美しく描いた名品。本展では約3年半ぶりの出品となる同作とともに、太田記念美術館所蔵の肉筆画を多数展示いたします。
肉筆画とは、浮世絵師が筆で紙や絹などに直接描いた作品のこと。浮世絵師と彫師、摺師の協力で制作され、多くの枚数が摺られる版画とは異なり、絵師が直接仕上げる一点ものです。太田記念美術館所蔵の肉筆画コレクションは、古くは菱川師宣から喜多川歌麿、葛飾北斎、明治時代の小林清親に至るまで、浮世絵の長い歴史や幅広いジャンルを偏りなく含むことで知られています。応為の作品とともに、さまざまな絵師たちによる肉筆画の競演をお楽しみください。

※ 同館では入館のための日時指定予約を行っておりません。希望の日時におでかけを
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を
[ 詳細 : 太田記念美術館 ]

【展覧会】太田記念美術館|闇 と 光 ── 清親・安治・柳村|’22年11月1日-12月18日

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太田記念美術館
闇 と 光 ── 清親・安治・柳村
会  期  2022年11月1日[火]- 12月18日[日]
        前 期 11月 1 日[火]-11月23日[水・祝]
        後 期 11月26日[土]-12月18日[日]  * 前後期で全点展示替え
開館時間  午前10時30分-午後5時30分(入館は午後5時まで)
料  金  一  般 1000円 大高生 700円 中学生以下 無 料
問い合せ  150-0001 東京都渋谷区神宮前1-10-10  太田記念美術館
      ハローダイヤル 050-5541-8600
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今から約150年前の明治9年(1876)、小林清親(こばやし  きよちか  1847-1915)は、西洋からもたらされた油彩画や石版画、写真などの表現を、木版画である浮世絵に取り込むことによって、これまでにはない東京の風景を描きました。真っ暗な夜の街に輝くガス灯の光や、鮮やかな赤い色に染まった夕焼けの空など、光や影のうつろいを巧みに捉えた清親の「光線画」は大いに流行し、井上安治(1864-89)や、小倉柳村(おぐら りゅうそん 生没年不明)といった絵師たちも後に続きます。光線画の流行はわずか5年ほどという短い期間で去りますが、木版画の新しい可能性を切り開くものでした。近年注目される、大正から昭和の「新版画」の先駆けとも位置付けられるべきでしょう。
本展覧会では、小林清親を中心に、これまで紹介される機会の少なかった 井上安治 と 小倉柳村 が描いた光線画、約200点(前期と後期で全点展示替え)を展示します。
木版画だからこそ味わい深い、闇の色、光の色をお楽しみください。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
[ 詳細 : 太田記念美術館

【展覧会】太田記念美術館|浮世絵動物園|’22年7月30日-9月25日|前後期開催

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太田記念美術館
浮世絵動物園
会  期  2022年7月30日[土]-9月25日[日] 
        前 期 7月30日[土]-8月28日[日]
        後 期 9月 2日[金]-9月25日[日] * 前後期で全点展示替え
      8月 1、8、15、22、29-31、9月1、5、12、20日は休館します
開館時間  午前10時30分-午後5時30分(入館は午後5時まで)
料  金  一 般 1200円 大高生 800円 中学生以下 無 料
問い合せ  150-0001 東京都渋谷区神宮前1-10-10
ハローダイヤル 050-5541-8600
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かわいい! おもしろい! ちょっとヘン? ── 豊かな動物表現をご覧あれ
浮世絵にはさまざまな動物が登場します。ペットとして愛される猫や犬、日々の営みを助けた馬や牛など、身近な動物はもちろん、おめでたい鶴や亀、舶来の象や豹、はては地震を起こすとされた鯰までもが描かれます。また浮世絵師たちは、想像力を駆使し擬人化した動物たちの姿を生き生きととらえ、虎子石のようにこの世に存在しない珍獣も生み出しました。まさに浮世絵は、動物表現の宝庫といえるでしょう。
本展では約160点の作品をご紹介し、バラエティに富む動物表現を存分にお楽しみいただきます。この夏は美術館で、かわいらしくてちょっとヘンテコな、浮世絵の動物たちと触れ合ってみるのはいかがでしょうか。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
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【展覧会】太田記念美術館|源平合戦から鎌倉へ ── 清盛・義経・頼朝|’22年7月1日-7月24日

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太田記念美術館
源平合戦から鎌倉へ ── 清盛・義経・頼朝
会  期  2022年7月1日[金]-7月24日[日]
開館時間  午前10時30分-午後5時30分(入館は午後5時まで)
休  館  日  7月4日[月]、11日[月]、19日[月]は休館
料  金  一 般 800円 大高生 600円 中学生以下 無 料
問い合せ  150-0001 東京都渋谷区神宮前1-10-10
ハローダイヤル 050-5541-8600
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武士たちの栄枯盛衰を浮世絵でたどる
平安時代末期に起きた治承・寿永の乱(1180-85)は俗に「源平合戦」とも呼ばれ、平氏と源頼朝を中心とした武士たちによる激しい戦いが繰り広げられました。そして頼朝が平家を滅ぼして鎌倉幕府を開いたのちも、頼朝の後継者や北条氏を中心とした有力御家人たちによる、権謀術数うずまく勢力争いの時代が続きます。
武士たちによる一族の存亡をかけた戦いのエピソードは、古くから『平家物語』や『吾妻鏡』などの軍記物によって普及しました。江戸時代には小説や歌舞伎などで親しまれ、浮世絵でも人気の題材となって数多くの作品が描かれています。
本展では、アニメ「平家物語」や NHK の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも再び注目を集めているこの時代を取り上げ、平清盛、源義経、源頼朝をはじめ、浮世絵を通して武士たちの栄枯盛衰をたどります。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
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【展覧会】太田記念美術館|はこぶ浮世絵 ── クルマ・船・鉄道|’22年10月1日-10月26日|終了企画

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太田記念美術館
はこぶ浮世絵 ── クルマ・船・鉄道
会  期  2022年10月1日[土]-10月26日[水]
開館時間  午前10時30分-午後5時30分(入館は午後5時まで)
料  金  一 般 800円 大高生 600円 中学生以下 無 料
問い合せ  150-0001 東京都渋谷区神宮前1-10-10
ハローダイヤル 050-5541-8600
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人間の日々の生活に欠かせない、「運ぶ」という行為。江戸時代には、人や馬、船などを用いたさまざまな輸送の仕組みがありました。
江戸は水の都であり、江戸湾や隅田川などの水辺に囲まれ、街中には水路が縦横に張り巡らされていました。舟運は江戸の人々の暮らしを支え、樽廻船や菱垣廻船などによる江戸と諸国との海運も盛んでした。陸路では東海道をはじめとした街道が整備され、物流に用いられるのはもちろん、庶民の間で盛んになった遠方への旅のルートともなったのです。歌川広重や葛飾北斎ら浮世絵師たちが描いた作品の中には、こうしたさまざまな物流・交通の様子が、生き生きと写し取られています。
また、今年は鉄道開業150年の記念の年でもあります。明治時代の浮世絵には、当時の日本人にとって未知の乗り物であった鉄道をはじめ、馬車や人力車など文明開化を彩る新しい輸送の様子が盛んに描かれています。
コロナ禍でインターネットを駆使した物流が発展を遂げている昨今ですが、本展では現代のルーツともいえる江戸時代のさまざまな輸送に注目し、約65点の浮世絵を通して読み解きます。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
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【展覧会】太田記念美術館|北斎とライバルたち|前期 ’22年4月22日-5月22日 後期 ’22年5月27日-6月26日|後期展開催中

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太田記念美術館
北斎とライバルたち
会  期  前期 2022年4月22日[金]-5月22日[日]
      後期 2022年5月27日[金]-6月26日[日]
      * 前後期で全点展示替え
開館時間  午前10時30分-午後5時30分(入館は午後5時まで)
休  館  日  毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)
      展示替え期間( 開館カレンダー 参照)
料  金  一 般 1000円 大高生 700円 中学生以下 無 料
問い合せ  150-0001 東京都渋谷区神宮前1-10-10
ハローダイヤル 050-5541-8600
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世界的に最もその名前が知られている浮世絵師、葛飾北斎。北斎は「冨嶽三十六景」に代表される風景画のほか、さまざまなジャンルを手掛け、高い名声を得ました。しかし当然のことながら、その頃に活躍をしていた絵師は北斎だけではありません。数多くの浮世絵師たちが、時には北斎と覇権を争い、時には影響を受けたり与えたりしていたのです。
本展覧会では、北斎の作品に注目するだけでなく、同時代・次世代に活躍した総勢 15 名以上の絵師たちの作品を並べることで、北斎とライバルたちがどのような関係にあったのかを紹介します。

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【展覧会】太田記念美術館| 赤 一色が語る浮世絵の歴史|’22年3月4日-3月27日

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太田記念美術館
赤 一色が語る浮世絵の歴史
会  期  2022年3月4日[金]-3月27日[日]
開館時間  午前10時30分-午後5時30分(入館は午後5時まで)
休  館  日  3月7、14日、22日は休館します。
料  金  一 般 800円 大高生 600円 中学生以下 無 料
問い合せ  150-0001 東京都渋谷区神宮前1-10-10
ハローダイヤル 050-5541-8600
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華やかな「赤」の色彩に注目
浮世絵は豊かな色彩にあふれていますが、作品全体を華やかにしたり、画面を引き締めたりする「赤」は、最も重要な絵具です。鮮やかな「赤」が印象的な浮世絵約60点を厳選することで、江戸・明治の人々を魅了した「赤」の美しさを探ります。
「赤」が浮世絵の歴史を作った
「紅絵」「紅摺絵」「赤絵」「紅嫌い」など、浮世絵の制作用語に最も用いられている色彩が「赤」。「赤」の絵具の使われた方の変遷が、浮世絵の技術の発展を物語っているのです。「赤」に注目することで楽しめる、新しい浮世絵の見方を紹介します。
写楽、広重、芳年 「赤」のテクニック
一口に「赤」といっても、200年以上に渡る浮世絵の歴史の中で、その色合いは変化していきます。春信や写楽の時代では淡い色合いだったのが、広重や国貞の時代になると濃さを増していき、芳年が活躍した明治にはどぎついまでに鮮やかになるのです。人気の浮世絵師たちによる「赤」の使い方を紹介します。

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【展覧会】太田記念美術館|信じるココロ ── 信仰・迷信・噂話|’22年2月4日-2月27日

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信じるココロ ── 信仰・迷信・噂話
会  期  2022年2月4日[金]-2月27日[日]
開館時間  午前10時30分ー午後5時30分(入館は午後5時まで)
休  館  日  2月7日、14日、21日は 休館
料  金  一 般 800円 大高生 600円 中学生以下 無 料
問い合せ  150-0001 東京都渋谷区神宮前1-10-10
      ハローダイヤル 050-5541-8600
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〈信じる〉をキーワードに浮世絵を読み解く
江戸時代には、さまざまな民間信仰が庶民に親しまれました。浅草寺のような大寺院から町中の稲荷社まで、多数の寺社で毎月のように行われた縁日や、出開帳のようなイベントは数多くの人々で賑わいました。
また庶民の関心は江戸市中にとどまらず、近場では江ノ島の弁財天や大山石尊社、遠方では富士山から伊勢神宮まで、人々は信仰のみならず行楽も兼ねて江戸の外へと繰り出したのです。

流行り廃りが激しいのも江戸庶民の信仰の特徴で、例えば嘉永2年(1849)には於竹如来を始めとする3つの神仏が一過性の大ブームとなります。

当時の最新の世相を描いた浮世絵は、こうした流行を現代のSNSのように人々に伝え、拡散する役割を果たしました。他にも鯰が地震を起こすという迷信に基づいた「鯰絵」や、人魚が現れたというちょっと怪しいニュースを描いた作品まで、「信じる」をキーワードにさまざまな浮世絵を紹介します。

oota0202◉ 次回展覧会
赤 ── 色が語る浮世絵の歴史
2022年3月4日[金]-3月27日[日]

 

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【展覧会】太田記念美術館|江戸の恋|’22年1月5日-1月30日

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太田記念美術館
江戸の恋
会  期  2022年1月5日[水]-1月30日[日]
開館時間  10:30-17:30(入館は17時まで)
休  館  日  1 月11日、17日、24日は休館
料  金  一 般 800円 大高生 600円 中学生以下 無 料
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純愛、悲恋、不倫まで ── 江戸の恋バナ集めました
浮世絵にはあらゆる恋の形を見ることができます。鈴木春信や喜多川歌麿ら一流絵師が描く、見る者をうっとりさせるような美男美女の恋。さらには、心中や不義密通、恋の末の殺人など、実際の衝撃的な事件を脚色した歌舞伎や浄瑠璃の愛憎劇も、浮世絵の格好の題材となっています。ドラマチックで時にドロドロとした恋愛譚も、江戸の人々を惹きつけてやまなかったのです。

現代でも小説やマンガであらゆる恋が繰り広げられ、時代を象徴する恋愛ドラマも度々生まれています。恋という普遍的なテーマを通して浮世絵をご紹介する本展では、甘美な愛の語らいに心ときめかせ、危険な恋の行く末をハラハラと見守る、そんな恋愛物語を楽しむ醍醐味を味わっていただけることでしょう。
そして浮世絵に描かれた恋を通して、一途な思いや嫉妬、さまざまな感情を抱いて生きた江戸の人々のリアルな姿にもぜひ触れてみてください。

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【展覧会】太田記念美術館|河鍋暁斎 ── 躍動する絵本|’21年10月29日-12月19日|前期・後期 全点展示替えで開催

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太田記念美術館
河鍋暁斎 ── 躍動する絵本
会  期  2021年10月29日[金]-12月19日[日]
        前期 :10月29日[金]-11月23日[火・祝]
        後期 :11月27日[土]-12月19日[日]
      * 前後期で全点展示替え
休 館 日  11月 1、8、15、22、24ー26、29、12月 6、13日は休館します。
入 館 料  一 般 800円、大高生 600円、中学生以下 無 料
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幕末から明治にかけて、狩野派でありながら浮世絵も数多く描いた絵師、河鍋暁斎(かわなべ・きょうさい 1831ー1889)。近年特に注目を集めており、全国各地の美術館で展覧会が開催され、さまざまな肉筆画や版画が紹介されています。しかしながら、暁斎の絵を一冊の本にまとめて出版した「絵本」というジャンルは、これまでほとんど注目されてきませんでした。
本展では、人物や動物、妖怪などを躍動感あふれる筆づかいで描いた暁斎の絵本を大量に展示することで、「画鬼」と称された暁斎の知られざる神髄に迫ります。

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【展覧会】太田記念美術館|没後160年記念 歌川国芳|’21年9月4日-10月24日|◉ PART Ⅰ 憂き世を笑いに!―戯画と世相 ◉ PART Ⅱ 江戸っ子を驚かす!―武者と風景

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没後160年記念 歌川国芳
会  期  2021年9月4日[土]-10月24日[日]
      ◉ PART Ⅰ 憂き世を笑いに!―戯画と世相
            09月4日[土]-9月26日[日]
      ◉ PART Ⅱ 江戸っ子を驚かす!―武者と風景
            10月1日[金]-10月24日[日]
      ※ⅠとⅡで全点展示替え
休  館  日  9月6、13、21、27-30、10月4、11、18日は休館します。
入  館  料  一 般 1000円、大高生 700円、中学生以下 無 料
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歌川国芳(1797-1861)は江戸時代後期に活躍した浮世絵師です。国芳は10代後半で浮世絵師としてデビューし、売れない不遇の時期を過ごしたあと、30代前半に描いた「通俗水滸伝豪傑百八人之一個」シリーズで大ブレーク。以降は勇壮な武将を描いた武者絵や、コミカルな笑いを描いた戯画、独自の魅力にあふれた風景画、美人画、役者絵、子供絵など、ありとあらゆるジャンルを精力的に手掛け、多くの弟子も育てて浮世絵界を牽引しました。
2021年は歌川国芳の没後160年にあたります。この記念の年に、本展では国芳の生涯と作品を改めて紹介し、その魅力に迫ります。

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【展覧会】太田記念美術館|江戸の天気|’21年6月26日-8月29日

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太田記念美術館
江戸の天気
会  期  2021年6月26日[土]-8月29日[日]
        前期 6月26日[土]-7月25日[日]
        後期 7月30日[金]-8月29日[日]
        ※ 前後期で全点展示替え
入 館 料  一 般 800円、大高生 600円、中学生以下 無 料
      ※ 6月28、7月5、12、19、26-29、8月2、10、16、23日は休館
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浮世絵にはさまざまな気象現象が描き込まれています。晴れわたる空、土砂降りの雨、しんしんと降る雪、雨あがりの虹。刻々と変わる天気を、浮世絵師たちは繊細な色彩の変化によって、あるいは大胆にデフォルメし表現してきました。
日本の、季節によって変化する多様な気候は、今も昔も人々の暮らしにも大きな影響をあたえています。江戸時代には大雨による洪水が度々おこり、また予期せぬ天候不順が飢饉を招くこともありました。科学の発達した現代においても、私達は天候をコントロールすることはできません。天気予報を頼りに日々の気象の変化に備えていますが、近年では大雨や酷暑など異常気象が話題となり、気候変動への関心も高まりつつあります。

本展では、絵の中の天気に注目し、葛飾北斎や歌川広重、小林清親らの手によって生み出された風景画をご紹介いたします。浮世絵師たちの個性あふれる表現を通して、うつろう空模様を愛でる日本人の美意識はもちろん、時には風雨に翻弄されながらも繰り広げられた人々の営みにも触れていただけることでしょう。

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【展覧会】太 田記念美術館|鏑木清方と鰭崎英朋 近代文学を彩る口絵 ── 朝日智雄コレクション|’21年5月21日-6月20日|復活再開展示

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太田記念美術館
鏑木清方と鰭崎英朋 近代文学を彩る口絵 ── 朝日智雄コレクション
会  期  2021年5月21日[金]-6月20日[日]
      5月24日、31日、6月7日、14日は休館します。
入  館  料  一 般 1000円、大高生 700円、中学生以下 無 料
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◉ 知られざるライバル ── 鏑木清方(かぶらき・きよかた)と 鰭崎英朋(ひれざき・えいほう)
2019年、「築地明石町」が再発見されたことが話題となった鏑木清方(1878-1972)。日本画家として今でも広く知られていますが、明治30年代後半から大正5年頃にかけては、文芸雑誌や小説の単行本の口絵というジャンルで活躍していました。
その時、清方と人気の双璧をなしていたのが、鰭崎英朋(1880-1968)です。清方と英朋は、月岡芳年の系譜に連なると共に、烏合会という美術団体に属した友人同士でもありました。清方と英朋による、明治の美しい女性たちを描いた口絵の名品を紹介します。

◉ 新型コロナの影響で中止になった展覧会が復活
本展覧会は、昨2020年2月に開催しましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、会期を3週間以上残しながらも途中で開催中止となってしまいました。
しかしながら、これまでスポットの当たってこなかった絵師や作品を、どうしても多くの人にご覧いただきたいという学芸員の思いから、展示スケジュールを調整し、再び同じ内容で開催することにいたしました。こだわりの展覧会、ぜひお見逃しなく。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
[ 詳細 : 太田記念美術館 ]

【展覧会】太田記念美術館|没後30年記念 笠松紫浪 ── 最後の新版画|前後期開催 ’21年2月2日-3月28日

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太田記念美術館
没後30年記念 笠松紫浪 ── 最後の新版画
会  期  2021年2月2日[火]-3月28日[日]
      前期 :2月2日[火]-25日[木]
      後期 :3月2日[火]-28日[日]
      ※前後期で全点展示替え
入  館  料  一般 1000円、大高生 700円、中学生以下 無料
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◇ 最後の新版画家・笠松紫浪
笠松紫浪(1898-1991)は、大正から昭和にかけて活躍した絵師です。鏑木清方に入門して日本画を学び、大正8年(1919)、版元の渡邊庄三郎から新版画を刊行しました。その後、昭和7-16年(1932-41)には、モダンな東京の街並みや温泉地の風情を淡い色彩で表現した新版画を、数多く制作しています。
戦後は渡邊庄三郎から離れ、昭和27-34年(1952-59)、芸艸堂から版画作品を刊行しました。新版画の初期から関わり、戦後になっても精力的に版画を制作し続けたという意味で、紫浪は「最後の新版画家」であるといえるでしょう。

◇ 今、注目される新版画
そもそも新版画とは、大正から昭和にかけて、絵師、彫師、摺師の協同作業によって制作された木版画のことを指します。版元である渡邊庄三郎が提唱し、さまざまなジャンルの絵師たちによって、新しい時代に見合った版画芸術が次々と生み出されていきました。
近年、この新版画に注目が集まっています。風景を得意とした川瀬巴水は根強い人気を誇っていますし、可愛らしい鳥を描いた小原古邨は、2年ほど前から突如、脚光を浴びるようになりました。また、吉田博は、本展と同時期、上野の東京都美術館にて、没後70年を記念した大規模な展覧会が予定されています。

◇ 知られざる笠松紫浪の新版画の全貌を紹介
笠松紫浪の画風は、川瀬巴水と類似しているためか、これまでほとんど注目されてきませんでした。しかしながら、その淡い色彩による風景は、巴水とは違った、独自の魅力にあふれていると言えるでしょう。
笠松紫浪は、令和3年(2021)に没後30年を迎えます。本展は、それを記念して、紫浪の新版画の全貌を紹介いたします。渡邊木版画舗から刊行された、大正・昭和前期の新版画をはじめ、戦後、渡邊金次郎や芸艸堂が制作した版画作品など、展示点数は約130点(前期と後期で全点展示替え)というボリュームとなっています。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
[ 詳細 : 太田記念美術館

【展覧会】太田記念美術館|月岡芳年 血と妖艶|’20年4月1日-5月27日

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太田記念美術館
月岡芳年 血と妖艶

期  間  2020年4月1日[水]-5月27日[水]
      前期  4月1日[水]-4月26日[日]
      後期  5月1日[金]-5月27日[水]
      * 前後期で全点展示替え
開館時間  午前10時30分-午後5時30分(入館は午後5時まで)
休  館  日  毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)
4月6、13、20、27-30、5月7、11、18、25日は休館します。

      * 訪館前に開館カレンダーページをご覧下さい。
入  館  料  一般 800円 大高生 600円 中学生以下  無 料
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「血」「妖艶」「闇」。3つのテーマで月岡芳年の魅力に迫る
月岡芳年(1839-92)は、幕末から明治時代前半にかけて活躍した浮世絵師です。
当時も大変な人気を誇っていましたが、その迫力あふれる構図や鋭い筆遣いは、現在の私たちが見ても決して色あせていません。
本展覧会では、「血」「妖艶」「闇」という3つの妖しいキーワードから、月岡芳年の魅力を掘り下げます。展示点数は約150点。前期と後期に分け、全点展示替えをいたします。

* 新型ウイルス感染症のため一部変更があります。下掲詳細をご確認ください。
[ 詳細 : 太田記念美術館

【展覧会】太田記念美術館|鏑木清方と鰭崎英朋 近代文学を彩る口絵 ── 朝日智雄コレクション|2月15日-3月22日

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鏑木清方と鰭崎英朋
近代文学を彩る口絵 ── 朝日智雄コレクション
会  期  2月15日[土]-3月22日[日]
      2月25日、3月2、9、16日は休館します。
開館時間  午前10時30分-午後5時30分(入館は午後5時まで)
会  場  太田記念美術館
入  館  料  一般 1000円、大・高生 700円、中学生以下 無料
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◉ 知られざるライバル ── 鏑木清方-かぶらき・きよかた-と鰭崎英朋-ひれざき・えいほう-
2019年、「築地明石町」が再発見されたことが話題となった鏑木清方(1878-1972)。日本画家として今でも広く知られていますが、明治30年代後半から大正5年頃にかけては、文芸雑誌や小説の単行本の口絵というジャンルで活躍していました。
その時、清方と人気の双璧をなしていたのが、鰭崎英朋(1881-1968)です。清方と英朋は、月岡芳年の系譜に連なると共に、烏合会という美術団体に属した友人同士でもありました。清方と英朋による、明治の美しい女性たちを描いた口絵の名品を紹介します。


◉ 知られざる超絶技巧の木版画

明治20年代後半から大正初期にかけて、文芸雑誌や小説の単行本の巻頭には、木版による口絵が付されました。物語の世界を華やかに彩る木版口絵は、江戸時代から続く浮世絵版画の系譜に連なるだけでなく、江戸の技術を遥かに上回る精緻な彫りや摺りが施されています。
しかしながら、現在の浮世絵研究ではほとんど顧みられることがなく、忘れられたジャンルとなってしまいました。木版口絵のコレクターである朝日智雄氏の所蔵品の中から約110点を厳選し、歴史に埋もれた口絵の美しさにスポットをあてます。

◉ 知られざる挿絵画家たち 桂舟、永洗、年方、半古
文芸雑誌や小説の単行本の巻頭に付された口絵は、明治20年代後半頃から、さまざまな絵師たちによって手掛けられ、その人数は100人以上におよびます。清方や英朋が登場する以前、人気を誇っていた絵師を挙げるとするならば、武内桂舟(1861-1943)、富岡永洗(1864-1905)、水野年方(1866-1908)、梶田半古(1870-1917)でしょう。中でも、水野年方は鏑木清方の師匠であり、清方の画業を考える上で欠かすことのできない人物です。清方や英朋と共に、4人の知られざる挿絵画家たちについてご紹介します。

[ 詳細 : 太田記念美術館

【展覧会】太田記念美術館|開館40周年記念 太田記念美術館所蔵 肉筆浮世絵名品展 ─ 歌麿・北斎・応為|’20年1月11日-2月9日

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開館40周年記念 太田記念美術館所蔵 肉筆浮世絵名品展 ── 歌麿・北斎・応為
会  期  2020年1月11日[土]-2月9日[日]
開館時間  午前10時30分-午後5時30分(入館は午後5時まで)
休  館  日  毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)
      * ご来館前に開館カレンダーページをご覧下さい。
入  館  料  一般 700円、大高生 500円、中学生以下 無 料
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原宿にある浮世絵専門の美術館・太田記念美術館は、かつて東邦生命相互保険会社の社長を務めた五代太田清藏(1893-1977)が生涯に渡って蒐集した浮世絵を中心とする、約14000点のコレクションを所蔵しています。
同館は昭和55年(1980)1月に原宿でオープンして以来、都内でも数少ない浮世絵専門美術館として活動を続け、2020年1月に開館40周年を迎えます。

本展では開館40周年を記念して、当館の幅広い所蔵の中から、肉筆画の名品を選りすぐって公開いたします。絵師が下絵を描き、彫師、摺師との分業によって生み出される浮世絵版画と比べ、肉筆画は絵師がその完成まで手作業で仕上げる一点物。肉筆画からは、絵師たちの生の筆致やその技量をうかがい知ることができるのです。
初期浮世絵の菱川師宣からはじまり、鳥居清長や喜多川歌麿、葛飾北斎、歌川広重といった有名絵師たち、明治時代に活躍した小林清親、月岡芳年まで、長い浮世絵の歴史を彩る、肉筆画の名品が勢揃いいたします。葛飾北斎の娘であり、近年注目を集めている葛飾応為の名品「吉原格子先之図」が約 2 年ぶりに公開されるのにも注目です。

[ 詳細: 太田記念美術館

【展覧会】太田記念美術館|特別展 没後160年記念-歌 川 広 重|前期9月1日-9月24日 後期 9月29日-10月28日

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特別展 歌 川 広 重
開催期間  2018年09月01日[土]-10月28日[日]
        前期展示 09月01日[土]-09月24日[月・祝]
        後期展示 09月29日[土]-10月28日[日] * 前後期で全点展示替え
開館時間  午前10時30分-午後5時30分 * 入館は午後5時まで
休  館  日  9月3日、10日、18日、25日-28日、10月1日、9日、15日、22日は休館します。
入  館  料  一般1000円、大学生・高校生700円、中学生以下無料
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9月6日は広重の命日。今年は没後160年。

日本各地の風景を叙情豊かに描いた浮世絵師、歌川広重(1797-1858)。「東海道五拾三次之内」や「名所江戸百景」といった代表作は、日本のみならず海外でも広く知られています。今年2018年は、広重が亡くなってから160年にあたる節目の年。太田記念美術館ではそれを記念して、広重の画業の全貌を紹介する展覧会を開催いたします。

広重が亡くなったのは安政5年(1858)9月6日。墓所である東岳寺(東京都足立区)では毎年法要も営まれています。その命日に重なるよう、没後160年記念展を開催いたします。
太田記念美術館のコレクションの中でも、最も点数が多いのが広重の作品。その中から、代表作である「東海道五拾三次之内」や「名所江戸百景」を含め、選りすぐりの広重の名作をご紹介します。太田記念美術館では13年ぶりに開催される大回顧展となります。

【詳細: 太田記念美術館

【展覧会】太田記念美術館 企画展 ── 落合 芳幾|8月3日-26日|終了企画

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企画展 落 合  芳 幾
開催期間  2018年8月3日[金]-26日[日]
開館時間  午前10時30分-午後5時30分 * 入館は午後5時まで
休  館  日  毎週月曜日
入  館  料  一般700円、大学生・高校生500円
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落合芳幾(1833-1904)は、幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師です。月岡芳年と競作した「英名二十八衆句」という血みどろ絵や、明治の事件を報道した新聞錦絵など、浮世絵の歴史を語る上で欠かせない作品を数多く制作していますが、月岡芳年や小林清親、河鍋暁斎などの著名な絵師たちの影に隠れ、その名前はほとんど注目されておりません。
本展覧会は、落合芳幾の知られざる画業の全貌について、代表作を含む80点以上の作品を通して紹介する、世界で初めての展覧会です。

落合芳幾の画業の全貌を紹介する 世界初の展覧会

落合芳幾は、歌川国芳の門人として、幕末には戯画、美人画、武者絵、役者絵、横浜絵など、さまざまなジャンルの浮世絵を手がけました。また、明治時代に入ると、東京日日新聞(現在の毎日新聞の前身)という新聞や、歌舞伎の雑誌の創刊に加わるなど、浮世絵師の枠を飛び越えた幅広い活動をおこなっています。
太田記念美術館ではこれまで、歌川芳艶や歌川広景、水野年方など、全く注目されてこなかった浮世絵師たちの全貌を紹介してきましたが、今回の展覧会では、落合芳幾の全貌を新たに解き明かしていきます。

【詳細: 太田記念美術館 】  {この項目続き〼}

【展覧会】太田記念美術館{特別展 江戸の悪 PARTⅡ}前期 6月2日-27日 後期 6月30日-7月29日 終了企画

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江戸の悪 PART Ⅱ
2018年06月02日[土]-07月29日[日]
    前 期 06月02日[土]-06月27日[水]
    後 期 06月30日[土]-07月29日[日]
    * 前後期で全点展示替え
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人はなぜ、悪に、惹かれるのか?

盗賊・侠客・悪女・ストーカーから悪の妖術使いまで-江戸の「悪い人」たち、ふたたび大集合。

2015年に太田記念美術館で開催されて好評を博した同名の展覧会が、展示点数も約220点に倍増し、パワーアップして帰ってきます。
月岡芳年、東洲斎写楽、歌川国芳、葛飾北斎、歌川国貞-さまざまな浮世絵師たちが描いた悪人たちを大特集。

【詳細: 太田記念美術館 】

【 展覧会{江戸の悪 PARTⅡ-多分野連携展示「悪」 公式サイト はこちら 】

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【展覧会】太田記念美術館 {企画展 広重-名所江戸百景} 4月1日─5月27日 終了企画

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広重 名所江戸百景
2018年4月1日[日]-5月27日[日]
前期  4月1日[日]-26日[木] 終了
後期  5月1日[火]-27日[日]
* 前後期で全点展示替え
* 5月7、14、21日は休館します。
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魅せます! 広重の名品たち 
―没後160年記念―
2018年は風景画の巨匠、歌川広重(1797-1858)の没後160年にあたります。これを記念し、太田記念美術館では4-5月に「歌川広重 名所江戸百景」展、9-10月に「没後160年記念 歌川広重」展を開催いたします。
実は、太田記念美術館が所蔵する浮世絵のうち最も作品数の多い絵師が広重で、その数およそ2600点。今年はコレクションを中心に選りすぐりの広重作品をご紹介し、その魅力を余すところなくお伝えします。

【 詳細情報 : 太田記念美術館 】

【展覧会】太田記念美術館 企画展 江戸の女装と男装 2018年3月2日[金]─3月25日[日]終了企画

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太田記念美術館 企画展
江戸の女装と男装

2018年3月2日[金]-3月25日[日] * 3月5, 12, 19日は休館します。
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男女の境界を行き来する江戸文化

女装や男装の文化は、洋の東西を問わず、古くから見られるものです。日本では、女装といえば『古事記』に見える、ヤマトタケルが女装して熊襲を退治した話が思い出されますし、また中世の稚児による女装、芸能に見られる女装など、古くから異性装の風俗がありました。
江戸時代にも祭礼で芸者などの女性が男装して出し物を演じたり、男性役者が女装して女性を専門に演じる歌舞伎の女形など、男装や女装の風俗が見られます。
また、歌舞伎に登場する女装の盗賊、弁天小僧をはじめ、物語で活躍する異性装の登場人物も広く親しまれました。

浮世絵では歴史や物語に登場する人物の男女を入替えて、当世風の人物に置き換えるやつし絵や見立絵も多く描かれています。
男女が入れ替わる趣向という意味では、近年の映画「君の名は。」の大ヒットも思い起こされるところですが、既に江戸時代には、異性装や男女を入れ替えるという発想が、庶民にとって身近なものであったことがうかがえます。
本展では、描かれた浮世絵を通して、男女の境界を自由に行き来する江戸時代の風俗や文化の諸相に迫ります。

【 詳細情報 : 太田記念美術館

【展覧会】 太田記念美術館企画展 明治維新150年 幕末・明治 ── 激動する浮世絵 後期展示2月2日─25日

20180129192330_00001太田記念美術館 企画展
明治維新150年 幕末・明治 ―― 激動する浮世絵

2018年1月5日[金]-2月25日[日]
      前期 1月5日[金]-28日[日]
      後期 2月2日[金]-25日[日]
      * 前後期で展示替え
                     * 2月1、5、13、19日は休館します。
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今から約150年前、長らく続いた江戸幕府が崩壊し、新たに明治政府が樹立するという、時代の大きなうねりが起こりました。幕末・明治の浮世絵師たちは、時には、戊辰戦争や文明開化といった社会の変化を描き、時には、西洋文明の影響を受け入れながら、新たな絵画表現にチャレンジしました。
本年、平成30年(2018)は、明治維新からちょうど150年にあたります。それを記念し、本展覧会では、幕末から明治にかけて制作された浮世絵約150点(前後期で展示替えあり)を紹介します。幕末・明治という時代にあわせて激動していく浮世絵をお楽しみください。

【 詳細情報 : 太田記念美術館 】 ☆初出:2017年12月26日
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DSCN7297{新宿餘談}
なごり雪を踏みしめて、01月27日午後、太田記念美術館「明治維新150年 幕末・明治 ―― 激動する浮世絵」前期展示を展観した。寒い日だったが館内には相当の来場者がいた。
錦絵・浮世絵を美術や芸術ととらえるのがふつうであろうが、やつがれ、写真撮影術が普及する前、景観資料などで絵師たちがのこした版画に助けられることが多い。そこでの絵師はジャーナリストであり、報道カメラマンであり、もちろんすぐれた技芸者でもあった。
太田記念美術館は絵士だけでなく、無名の彫刻士・摺り士にもあたたかい視線を向けていることに好感をもった。

収穫の多い展観となった。2月2日からは後期展示が開始される。

【展覧会】 太田記念美術館特別展 没後150年記念 菊川英山 ─ 知られざる美人画の名手 後期開催中

チラシ
太田記念美術館 特別展

没後150年記念 菊川英山-知られざる美人画の名手
2017年11月3日-12月20日[水]
前期  11月3日[金・祝]-26日[日]
後期  12月1日[金]-20日[水]
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菊川英山(1787-1867)という浮世絵師の名を知っている人はどれほどいるでしょうか。
巨匠、喜多川歌麿の亡き後、多くの絵師が歌麿風の作品を手がけるなか、可憐でたおやかな女性像を確立して新時代の美人画をリードしたのが菊川英山でした。
その作品には上品な武家の姫君から、愛らしい町娘、ゴージャスな遊女まで、さまざまな女性たちが時に優雅に、時にポップにカラフルに描かれます。こうした英山の美人画は弟子の溪斎英泉のみならず、近年人気の歌川国貞や歌川国芳など、以後の絵師たちに大きな影響を与えました。
幕末の美人画は、英山からはじまったといっても過言ではないでしょう。

今年、菊川英山の没後150年を迎えることを記念し、本展覧会では、初公開作品や代表作を含む版画・肉筆画の優品約200点を通して、菊川英山の画業に再び光をあてます。
東京で開催される回顧展としては32年ぶりです。新しい時代のなかでしなやかに花開いた英山美人の輝きをご堪能ください。

【 詳細情報 : 太田記念美術館