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【展覧会】書道博物館|東京国立博物館/台東区立書道博物館 連携企画20周年|王羲之 と 蘭亭序|’23年1月31日-4月23日|終了

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書道博物館
東京国立博物館/台東区立書道博物館 連携企画20周年
王羲之と蘭亭序
会  期  2023年1月31日[火]- 4月23日[日]
      会期中、一部展示替えがあります。
        前  期  1月31日[火]- 3月12日[日]
        後  期  3月14日[火]- 4月23日[日]
会  場  台東区立書道博物館
      110-0003 台東区根岸2丁目10番4号 電話 03-3872-2645
観  覧  料  一  般・大学生 500円、 高、中、小学生 250円
開館時間  午前9時30分-午後4時30分(入館は4時まで)
休  館  日  月曜日
主  催  (公財)台東区芸術文化財団
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魏晋時代は書が芸術として自覚され、多<の能書が輩出しました。なかでも東晋時代に活躍した王羲之(303-361)は、その最晩年に伝統の束縛から離れ、普遍的な美しさを備えた先進的な書法を獲得し、のちに 書聖 と崇められています。
永和9年(353)3月3日、王羲之は会稽山陰(浙江省紹興市)の 蘭亭 に、名士を招いて 流觴曲水 (りゅうしょう きょくすい)の雅宴を催し、宴で詠まれた詩集の序文を揮毫しました。これが世に名高い「 蘭亭序 」です。人生への深い洞察を吐露した 蘭亭序 は、詩酒に興じた序文の草稿でしたが、王羲之も認める最高傑作となりました。

王義之の書をこよな<愛した唐太宗は、苦心惨憺の末に入手した 蘭亭序 を、崩御に際して副葬させました。そのため 蘭亭序 の真跡は現存しませんが、太宗が作らせた模本や拓本によって、王羲之の書法は後世に受け継がれました。
このたび20周年を迎える連携企画では、原点に回帰して、改めて王羲之と蘭亭序に焦点を当てます。両館の展示を通して、王羲之書法 や 蘭亭文化 のひろがりなど、文人たちの憧れの世界を存分にご堪能ください。

※ 新型感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上観覧を。
[ 詳 細 : 台東区立書道博物館 ] [ 詳 細 : 東京国立博物館 東洋館  第8室 ]
[ 参 考:花筏  朗文堂 ― 好日録011 吃驚仰天 中国西游記Ⅰ
[ 参 考:花筏【新・文字百景】004 願真卿生誕1300年祭|真筆が伝承しない王羲之の書

【展覧会】ふくやま美術館|福山城築城400年記念協賛事業|特別展 名刀 江雪左文字 ― 江雪斎、家康、頼宣が愛した刀の物語 ―|’23年2月4日-3月19日

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ふくやま美術館
福山城築城400年記念協賛事業
特別展 名刀 江雪左文字
― 江雪斎、家康、頼宣が愛した刀の物語 ―
会  期  2023年2月4日[土]- 3月19日[日]​
休  館  日  月曜休館(祝休日の場合はその翌日)
開館時間  9:30 - 17:00
観  覧  料  一 般 1,000円、高校生以下 無 料
会  場  ふくやま美術館
720-0067 広島県福山市西町二丁目4番3号 Tel. 084-932-2345
主  催  (公財) ふくやま芸術文化財団 ふくやま美術館、福山市、中国新聞備後本社

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ふくやま美術館が所蔵する国宝「江雪左文字」は、南北朝時代に筑前国の刀工である 左文字 によって作られた太刀で、戦国時代に北条氏の武将であった板部岡江雪斎の愛刀として知られています。
のちに 江雪斎 が 徳川家康 の家臣となったため、家康の所有するところとなり、さらに家康は、十男である 徳川頼宣 に「江雪左文字」を与え、頼宣はこの太刀を佩刀して 大坂冬の陣 の初陣に臨んだと伝えられています。
その後、頼宣が 紀州藩 の初代藩主となったこともあり、紀州徳川家 では、初代頼宣の佩刀 として「江雪左文字」を大切に守り継いできたようです。1933年(昭和8年)には 旧国宝 に指定され、1934年(昭和9年)まで 紀州徳川家 に伝わっていましたが、ついに売却され、長尾美術館 の所蔵となりました。その後、福山市名誉市民である 小松安弘氏 の所有となり、2018年(平成30年)に ふくやま美術館 に寄贈され、現在に至っています。

このように、有名な武将の手を経てきた「江雪左文字」の伝来経緯は、それ自体が伝説的で、一つの太刀が、天下の名刀となっていく過程を如実に物語るものです。一方で、刀剣は、ときに贈答品として用いられることもあれば、所有者に合わせて「カスタマイズ」されることもあるなど、持つ人の思い入れや、美意識をあらわすものともいえるでしょう。
この特別展では、かつての持ち主が愛した品々とともに「江雪左文字」を展観し、「江雪左文字」やその付属品からわかることを丁寧に検証しながら、この太刀に秘められた物語を紐解きます。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳細 : ふくやま美術館

【展覧会】横尾忠則現代美術館|開館10周年記念 横尾忠則展 満満腹腹満腹|’23年1月28日-5月7日|終了

横尾忠則現代美術館ポスター(予告)ポスターデザイン:横尾忠則

横尾忠則現代美術館
開館10周年記念 横尾忠則展 満満腹腹満腹
会  期  2023年1月28日[土]- 5月7日[日]
開館時間  10:00 - 18:00[入場は 閉館の30分前 まで]
休  館  日  月曜日
会  場  横尾忠則現代美術館(兵庫県立美術館王子分館)
      657-0837 兵庫県神戸市灘区原田通 3-8-30
      Tel:078-855-5607(総合案内)/ Fax:078-806-3888
観 覧 料  一 般 700円、大学生 550円、70歳以上 350円、高校生以下 無 料
主  催  横尾忠則現代美術館([公財]兵庫県芸術文化協会)、神戸新聞社
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開館10周年を記念し、これまでに開催した企画展をダイジェストで振り返る展覧会、「横尾忠則展 満満腹腹満腹」を開催します。
2012年の開館以来、当館は様々な角度から横尾の芸術に光を当ててきました。それは絶えざる変貌を求める作家の精神を反映した、一種の実験場のようでもありました。
10年前の開館記念展「反反復復反復」のセルフ・パロディーでもある本展では、限られた展示空間に、これまで開催された約30本の展覧会を限界まで詰め込むことを試みます。そこに立ち現れるカオス的な空間は、86歳を過ぎてもなお精力的に制作し続ける横尾の、尽きることのないエネルギーを象徴するものとなるでしょう。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 横尾忠則現代美術館
{ 参 考 : 横尾忠則現代美術館公式 YouTube 横尾忠則展 満満腹腹満腹 ギャラリートーク 20:58 }
「開館10周年記念 横尾忠則展 満満腹腹満腹」の会場を巡りつつ、担当学芸員が見どころをわかりやすく解説します。どうぞご覧ください。

{活版 à la carte}はめいっぱい長尺型のブログです。動画閲覧後には「画面を更新」していただくと、次回からのスクロールが円滑になります。

【展覧会】三鷹市美術ギャラリー|企画展 合田佐和子展 帰る途もつもりもない|’23年1月28日-3月26日|終了

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三鷹市美術ギャラリー
企画展 合田佐和子展
帰る途もつもりもない
会  期  2023年1月28日[土]- 3月26日[日]* 会期中一部展示替えがあります
会  場  三鷹市美術ギャラリー
      181-0013 東京都三鷹市下連雀3ー35-1 CORAL5階
      電 話 0422-79-0033 ファックス 0422-79-0030
開館時間  午前10時 - 午後8時 (入館は 午後7時30分 まで)
休  館  日  月曜日
観  覧  料  一 般 600円 / 65歳以上、学生(高・大)300円
      * 中学生以下・障害者手帳等をお持ちの方は 無 料
特別協力  高知県立美術館(公益財団法人高知県文化財団)
主  催  三鷹市美術ギャラリー・(公財)三鷹市スポーツと文化財団
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合田佐和子(ごうだ さわこ 1940-2016、高知出身)は、1965年の個展デビュー以来、オブジェや絵画、写真といったメディアを横断しながら創作活動を展開した美術家です。
幼少からの収集癖と手芸を融合させた「オブジェ人形」で作家活動をスタートさせた合田は、次第に作風を変化させていきます。69年以降は 唐十郎 や 寺山修司 による アングラ演劇 の舞台美術やポスター原画の制作を手がけるほか、70年代から始めた油彩画では、往年の銀幕俳優たちのポートレートを独自のグレーがかった色調で描き出します。
80年代のエジプト滞在を機に、90年代以降は一転してそれまでの作風を脱ぎ捨てた明るいパステル調に変化し、2016年に没するまで制作を続けました。

今回の没後初となる大回顧展では、初期のオブジェから初公開となる晩年の鉛筆画シリーズまで300点を超える作品や資料を通してその創作活動を検証し、途なき途を駆け抜けたひとりの美術家・合田佐和子の全貌に迫ります。

※ 感染症予防対応実施中です。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 三鷹市美術ギャラリー
{参 考 : 活版アラカルト【展覧会】高知県立美術館|合田佐和子展 帰る途もつもりもない|’22年11⽉3⽇-’23年1⽉15⽇|終了企画

【展覧会】高知県立美術館|THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦|’23年1月28日-3月19日|終了

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高知県立美術館
THE 新版画
版元・渡邊庄三郎の挑戦
会  期  2023年1月28日[土]- 3月19日[日]
休  館  日  年末年始以外は無休(臨時休館があります)
観  覧  料  一般当日 1,200円・大学生 850円・高校生以下 無 料
時  間  9:00 - 17:00(⼊場は 16:30 まで)
会  場  高知県立美術館 781-8123 高知県高知市高須353-2 TEL 088-866-8000
特別協力  株式会社渡邊木版美術画舗
企画協力  株式会社アートワン
主  催  ⾼知県⽴美術館(公益財団法⼈⾼知県⽂化財団)、KSSさんさんテレビ
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江戸時代に確立された浮世絵木版画(錦絵)は、江戸以降の西洋の写真や印刷技術導入の影響で、衰退の一途をたどっていました。その中で、あえて伝統的な絵師、彫師(ほりし)、摺師(すりし)による分業体制の浮世絵木版画技術を使い、高い芸術性を意識した同時代の画家による取り組みが、「新版画」の始まりとされています。これを牽引したのが 渡邊庄三郎 (わたなべ・しょうざぶろう 1885-1962)でした。

渡邊庄三郎 は17歳で浮世絵商・小林文七の輸出の出店(横浜店)に勤め、そこで出会った 浮世絵の、とりわけバレンで摺る木版画特有の美しさに魅了され、木版画の復興と新しい木版画制作を志します。その後独立し、明治42年(1909)に東京・京橋に渡邊版画店を構え、浮世絵研究と販売を行うかたわら、大正4年(1915)から、来日した外国人画家の作品の版画化を試み、さらに鏑木清方門下生を中心とした新進気鋭の画家たちを絵師に起用します。絵師、彫氏、摺師の協業のもと、高品質な材料を用い、それまでにない複雑かつ華麗な彩色に「ざら摺り」など手摺りならではの技術を駆使するなど、庄三郎の創意工夫と優れた審美眼に支えられた新たな浮世絵木版画、すなわち「新版画」を世に送り、昭和の初めには国内外でブームがおこりました。

本展覧会では、その「新版画」の精神を今もなお受け継ぐ渡邊木版美術画舗の全面的なご協力の元、残存数が少ない貴重な初摺(しょずり)の渡邊版をとおして、渡邉庄三郎の挑戦の軌跡をたどりながら、モダンな精神に彩られた瑞々しい表現の魅力をご紹介いたします。

※ 感染症予防対応実施中です。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 高知県立美術館 ] { 活版アラカルト  高知県立美術館  過去ログまとめ }
★高知県立美術館「合田佐和子展 帰る途もつもりもない」は、同館での前回展示の終了後、東京都三鷹市「三鷹市美術ギャラリー」(2023年1月28日-3月26日)での巡回展が発表されています。

【展覧会】大阪歴史博物館|特集展示 銀行重役のコレクション|-京・大坂の近世絵画を中心に-|’23年1月25日-3月21日|終了

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特集展示 銀行重役のコレクション
-京・大坂の近世絵画を中心に-
会  期  2023年1月25日[水]- 3月21日[火・祝]
会  場  大阪歴史博物館 8階 特集展示室
      540-0008 大阪市中央区大手前4丁目1-32
      TEL:06-6946-5728(ゴーナニワ)/ FAX:06-6946-2662
時  間  9:30 - 17:00 * 入館は 閉館30分前 まで
観  覧  料  大 人 600円、高校生・大学生 400円   * 常設展示観覧料でご覧いただけます
主  催  大阪歴史博物館
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近代の大阪は、日本を代表する商工業都市として財閥や大企業の本拠地となりました。それらを率いた人々のうちには日本美術の愛好者や収集家がいました。大阪にあった山口銀行などを経営した山口財閥の山口吉郎兵衛(やまぐち きちろべえ)もそのひとりで、重役として彼を支えた人物に西田永助がいます。
当館では、その西田家に伝来した絵画を収蔵しており、近代大阪における豊かな暮らしを彩った絵画がどのようなものであったのかを知ることができます。その大半は、江戸時代後期から明治時代にかけての、大坂(阪)や京都で活躍した画家の作品で、四季折々の情景を描いた花鳥画です。

作者は大坂の森一鳳(もり いっぽう)や、西山完瑛(にしやま かんえい)、京都の松村景文(まつむら けいぶん)や、森寛斎(もり かんさい)ら、写実を基本にした穏やかな自然物の描写を得意とした人たちです。
西田家旧蔵品の絵画を通じて、当時の人々の絵画に対する好み、また優れた技量を持ちながらも、今では顧みられることが少ない画家について知っていただく機会となれば幸いです。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上観覧を。
[ 詳 細 : 大阪歴史博物館 ]

【展覧会】兵庫県立美術館|特別展 生誕120年 安井仲治|’23年12月16日-’24年2月12日|終了

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兵庫県立美術館
特別展 生誕120年 安井仲治
会  期  2023年12月16日[土]- 2024年2月12日[月・振休]
休  館  日  月曜日、年末年始(12月29日-1月2日)
      * ただし2024年1月8日[月・祝]・2月12日[月・振休]は開館、1月9日[火]は休館
開館時間  午前10時 - 午後6時  * 入場は閉館30分前まで
会  場  兵庫県立美術館 企画展示室
      651-0073 神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 (HAT神戸内)   TEL: 078-262-1011
観覧料金  個人/当日 一 般 1,600円、大学生 1,000円、70歳以上 800円、高校生以下 無料
      * 障害者手帳等お持ちの方1名につき、介助者1名は無料です。
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
協  力  銀遊堂、PGI、株式会社アフロ
協  賛  公益財団法人伊藤文化財団

助  成  公益財団法人ポーラ美術振興財団
主  催  兵庫県立美術館、神戸新聞社、共同通信社
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安井仲治(やすい なかじ  1903-1942)は大正期から太平洋戦争勃発に至る激動の時代に、写真のあらゆる技法と可能性を追求し、心震わせるような忘れがたいイメージの数々を印画紙に焼き付けた写真家です。生誕120年を機に、その全貌を改めて広く紹介するため、展覧会 「生誕120年  安井仲治 ― 僕の大切な写真」 を開催します。
1903(明治36)年に現在の大阪市中央区に生まれた安井は、親から与えられたカメラに魅せられ、10代にして同好の士が集う関西の名門、浪華写真倶楽部の会員となり、瞬く間に日本全国にその名を知られる写真家となります。
ピグメント印画の技法を駆使した作品や、1930年前後の日本で流行した新興写真と呼ばれる絵画とは異なる、写真ならではの画面を志向する作品など、安井の作品は時代の潮流に敏感に反応しながらも、カメラを介して世界と向きあった時に生じる心の震えを繊細に、時には激しく受け止めている点において一貫していました。卓越した作品とともに温厚篤実な人柄から人々に慕われた安井はしかし、1942(昭和17)年に病によりこの世を去ります。38歳の若さでした。

この度の展覧会では、作家自身の手掛けたヴィンテージプリント141点と、この度の展覧会を機に新たに制作された23点を含むモダンプリント合計64点をご紹介します。作品は時系列に沿いつつ、作品に応じて5章に分けて構成し、その業績の全貌を辿ります。あらゆる対象に食い入る安井の眼の特質が一層明らかになり、その作品はさらなる象徴性を帯びて安井の生きた時代を、そして私たちが生きる現代を照らしだすことでしょう。

< 展示構成 >
❖ みどころ1
日本写真史において最も重要な作家のひとりである安井仲治の20年振りとなる本格的な回顧展です。
❖ みどころ2
関係各所の特別なご理解とご協力により、戦前のオリジナルプリント141点を含む全205点の作品を展示替えなしで展示します。安井仲治の代表作を一望できる大変貴重な機会です。
❖ みどころ3
安井仲治は、宝塚と芦屋に暮らした兵庫県ゆかりの作家です。当館では兵庫県立近代美術館の時代から安井をはじめとする戦前の関西の写真家たちの作品の調査・研究と紹介に継続的に取り組んできました。
❖ みどころ4
近年、安井仲治をはじめとする戦前の日本の写真家たちの作品、なかでも1930年代の前衛的な傾向を示した作品は、海外からも熱い注目を集めています。
❖ みどころ5
関連イベントには美術家・島袋道浩氏、写真家・野口里佳氏をお招きします。世界的に活躍するお二人を通じて、安井仲治の人と作品の魅力に迫ります。
❖ みどころ6
2024年1月13日[土]から開幕する「コレクション展III」では、安井仲治展に連動して戦前の関西で活躍した写真家たちの作品を展示予定です。

※ 事前予約制ではありません。混雑時は入場制限を行いますのでお待ちいただく場合があります。
※ 下掲詳細公式サイトにて最新情報を確認の上、ご観覧ください。
※ 本展は愛知県美術館・兵庫県立美術館についで、東京ステーションギャラリー「生誕120年 安井仲治 僕の大切な写真」2024年2月23日[金・祝]- 4月14日[日]に巡回展示が公表されています。
[ 詳 細 : 兵庫県立美術館     本展特設サイト

【展覧会】静岡市東海道広重美術館|令和4年度 第5回企画展|家康と東海道 ~ どう描いた広重 ~|’23年1月24日-4月2日

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静岡市東海道広重美術館
令和4年度 第5回企画展
家康と東海道 ~ どう描いた広重 ~
開催期間  2023年1月24日[火]- 4月2日[日]
        Part 1:1月24日[火]- 2月26日[日]
        Part 2:2月28日[火]- 4月 2 日[日]
      * 各会期で絵画作品は全点展示入替があります。
会  場  静岡市東海道広重美術館
      421-3103 静岡県静岡市清水区由比297-1 Tel : 054-375-4454
開館時間  午前9時 - 午後5時(入館は閉館の 30分前 まで)
休  館  日  毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)
入  館  料  一般520円、大学生・高校生310円、中学生・小学生130円
      * 静岡市在住または通学している中学生以下及び、静岡市在住の70歳以上の方は無料
主  催  静岡市、静岡市東海道広重美術館(指定管理者:特定非営利活動法人ヘキサプロジェクト)
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関ヶ原の戦いの勝利により、権力を強めた徳川家康がそれを盤石なものとすべく手掛けたのが、自身の居城である江戸から京坂を結ぶ「東海道」の整備でした。
家康によって各宿場が制定され、整備が進んでいった街道には多くの人やものが行き交うようになり、江戸時代後半には庶民の旅ブームが起こりました。このブームを背景に生まれたのが歌川広重の『東海道五拾三次之内』(保永堂版)をはじめとする「東海道五十三次」の浮世絵シリーズ作品です。
本展では、広重の「東海道五十三次」のシリーズ作品を中心に「東海道」に残る家康の足跡を紹介します。

4_Nihonbashi歌川広重『東海道 一 五十三次 日本橋』
静岡市東海道広重美術館蔵
2_Okazaki歌川広重『東海道五十三次之内 岡崎 矢はぎのはし』
静岡市東海道広重美術館蔵

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を
[ 詳 細 : 静岡市東海道広重美術館

【展覧会】九州国立博物館|特別展 加 耶 ── か や|’23年1月24日-3月|会期終了

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九州国立博物館
特別展 加 耶 ── か や
会  期  令和5(2023)年1月24日[火]- 3月19日[日]
開館時間  日曜日・火曜日-木曜日   9時30分 - 17時00分(入館は16時30分まで)
      金曜日・土曜日【夜間開館】 9時30分 - 20時00分(入館は19時30分まで)
      * 夜間開館の実施については変更になることがあります。
休  館  日  月曜日
会  場  九州国立博物館
      818-0118 福岡県太宰府市石坂4-7-2
      ハローダイヤル  050-5542-8600
観  覧  料  一 般 1,700円、高 大 生 1,000円、小 中 生 600円
      * 上記料金で4階「文化交流展(平常展)」も観覧が可能。
      * 当日、個人料金を表記。各種割引・優待などは下掲詳細参照。
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古代朝鮮半島と倭国の交流に迫る決定版!  館内撮影 OK!
加耶 – かや – は3世紀から6世紀にかけて、朝鮮半島中南部に興おこった国々の総称です。
鉄で栄え、金で飾った加耶諸国は、古墳時代の日本にもさまざまな影響を与えました。
本展では、最新の研究成果にもとづいて、加耶の前身である弁韓 – べんかん – にはじまり、562年に大加耶が滅亡するまでの、加耶の興亡の歴史をたどります。
また、加耶をはじめとするさまざまな地域から日本列島にやってきた「渡来人」たちがもたらした文化・技術に着目し、発掘調査出土品から、日本文化の形成過程に迫ります。

[ 詳 細 : 九州公立博物館
{ 参 考 : 動画 YouTube  kyuhakuchannel『来た人も絶対見逃してる!?』特別展「加耶」紹介動画2 10:47 }

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【展覧会】掛川市二の丸美術館|徳川家康と掛川三城 ─ ゆかりの武将物語|戦国の世から 悩み、苦しみ、生き抜いた武将たち|’23年1月28日-3月12日

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徳川家康と掛川三城──ゆかりの武将物語
戦国の世から悩み、苦しみ、生き抜いた武将たち
展示期間  2023年1月28日[土]- 3月12日[日]
会  場  掛川市二の丸美術館
436-0079 静岡県掛川市掛川1142番地の1 TEL:0537-62-2061
開館時間  9時から17時まで(入館は 16時30分 まで)
休 館 日  2月13日[月]、27日[月]
観 覧 料  無 料
主  催  〔公財〕掛川市文化財団、掛川市掛川市二の丸美術館
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徳川家康と掛川三城
悩み、苦しみ、生き抜いた武将たちを 美術資料により紹介します。
< 掛  川  城 >
掛川城は室町時代末期に駿河の守護大名今川氏が遠江攻略の拠点として、家臣の朝比奈氏に命じ築かせたのが始まりです(掛川古城)。
永禄3年(1560)桶狭間の戦いで今川義元が討たれると、今川氏は急速に力を失います。永禄11年(1568)武田軍に追われて掛川城に逃げ込んだ今川氏真(義元の息子)を家康が攻め、半年に及ぶ攻防の末、掛川城は家康に明け渡されました。
家康が関東に移った後は、豊臣系の大名山内一豊が入城しました。一豊は天守閣などを築造し、掛川城を近世城郭へと発展させました。慶長6年(1601)、前年の関ヶ原の戦い後の大名再配置により、掛川城には徳川家康の異父弟、松平(久松)定勝が3万石で入りました。その後、掛川城は石高2万6千石から6万石の徳川氏譜代大名の居城として、江戸時代を通じて存続しました。

< 高 天 神 城 >
『高天神を制するものは遠州を制す』と称された 高天神城(たかてんじんじょう 別称:鶴舞城)は、戦国時代末期、武田信玄・勝頼親子と徳川家康により,数々の攻防が繰り広げられ、激しい戦いの舞台となりました。
天正2年(1574)に武田勝頼が攻め落としますが、天正9年(1581)には家康が奪還します。落城とともに廃城となり、高天神城は歴史の表舞台からは姿を消Iしました。

< 横 須 賀 城 >
横須賀城は、家康が高天神城奪還のための拠点として、天正6年(1580)家臣の大須賀康高に命じ築かせました。

天正9年(1581)に高天神城が廃城となると、その後は遠江国南部地域を治める拠点として位置づけられました。近世を通じて石高2万5千石から5万5千石の譜代大名の居城となり、江戸幕府の老中を務めた城主もいました。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
[ 詳 細 : 掛川市二の丸美術館 ] { 参 考 : ウィキペディア 掛川城 高天神城 横須賀城 }[ 関 連 : 活版アラカルト【展覧会】掛川市二の丸美術館|特別展 掛川物語 事任八幡宮と日坂宿 ─ 事任八幡宮の宝物と日坂ゆかりの人々 ─|’22年10月8日-12月4日 ]

【展覧会】東京ステーションギャラリー|佐伯祐三  自画像としての風景|’23年1月21日-4月2日|終了

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東京ステーションギャラリー
佐伯祐三  自画像としての風景
開催期間  2023年1月21日[土]- 4月2日[日]
休  館  日  月曜日[3/27 は開館]
開館時間  10:00 - 18:00 * 金曜日は 20:00 まで開館 * 入館は 閉館30分前 まで
入  館  料  一 般 1,400円  高校・大学生 1,200円  中学生以下 無 料
      * 学生の方はご入館の際、生徒手帳・学生証を提示ください
チケット  チケット(日時指定券)購入は こちら
      当日券=東京ステーションギャラリー1階入口
*展示室内の混雑を避けるため日時指定制を導入、各時間で入館人数の上限を設定しています
*館内でも当日券を購入できますが、土日祝など混雑時間帯は入館をお断りする場合があります
主  催  東京ステーションギャラリー[公益財団法人東日本鉄道文化財団]、読売新聞社
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街に生き 街に死す
描くことに命を捧げた伝説の洋画家
大阪、東京、パリ。3つの街で、画家としての短い生涯を燃焼し尽くした画家、佐伯祐三(1898-1928)。2023年に生誕125年を迎える佐伯の生涯は、多くのドラマと伝説に彩られています。彼が生み出した作品群は、今なお強い輝きを放ち、見る人の心を揺さぶらずにはおきません。
1898年に大阪で生まれた佐伯祐三は、25歳で東京美術学校を卒業し、その年のうちにパリに向かいます。作品を見せたフォーヴィスムの画家ヴラマンクから、「このアカデミック!」と怒声を浴びたことが、佐伯を覚醒させます。
2年間の最初のパリ滞在中に、ユトリロやゴッホらからも影響を受け、佐伯の作品は大きな変貌を遂げていきます。1年半の一時帰国を経て、再渡欧したのは1927年のこと。このとき佐伯は29歳になっていました。パリに戻った佐伯は、何かに憑かれたかのように猛烈な勢いで制作を続けますが、結核が悪化して精神的にも追い詰められ、1年後にパリ郊外の病院で亡くなりました。


佐伯にとってパリは特別な街でした。重厚な石造りの街並み、ポスターが貼られた建物の壁、プラタナスの並木道、カフェ、教会、さらには公衆便所までが、傑作を生み出す契機となりました。また、多くの画家たちや作品と出会い、強い刺激を受けたのもパリでのことです。
一方で、生誕の地・大阪、学生時代と一時帰国時代を過ごした東京も、佐伯芸術を育んだ重要な街でした。
本展では3つの街での佐伯の足跡を追いながら、独創的な佐伯芸術が生成する過程を検証します。

※ 感染症予防対応のため日時指定券制鑑賞券推奨を実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
※ 本展は会期終了後、 大阪中之島美術館での巡回展が予定されています。
[ 詳 細 : 東京ステーションギャラリー  展覧会公式サイト

【展覧会】たばこと塩の博物館|特別展 江上幹幸コレクション|インドネシアの絣・イカット ~ クジラと塩の織りなす布の物語 ~|’23年1月21日-4月9日|終了

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特別展 江上幹幸コレクション インドネシアの絣・イカット
~ クジラと塩の織りなす布の物語 ~
期  間  2023年1月21日[土]- 4月9日[日]
会  場  たばこと塩の博物館 2 階特別展示室
      130ー0003  東京都墨田区横川 1-16-3 電 話 03-3622-8801
開館時間  午前10時-午後5時(入館締切は 午後4時30分)
休  館  毎週月曜日
入 館 料  一 般・大学生 100円、 小・中・高校生  50円
主  催  たばこと塩の博物館
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インドネシアでは、地域ごとに色彩も意匠もさまざまな絣織り(イカット)が織られています。民族考古学を専門とする  江上幹幸(えがみ ともこ   元 沖縄国際大学教授)氏は、製塩や交易をテーマに長年に渡り東部インドネシアで調査してきました。本展では、江上氏の研究成果とコレクションを3部構成でご紹介します。
<第1部>
江上氏の主な調査フィールドであるレンバタ島で蒐集したイカットをご紹介します。レンバタ島のイカットは、伝統捕鯨で得たクジラ肉や塩、染料に必要な石灰など “ 海の恵み ” を持つ「海の民」と、農産物や染料になる藍や茜など “ 山の恵み ” を持つ「山の民」との交易なくしては生まれません。
<第2部>

Photo_10ラマレラ村の製塩のようす(撮影:江上幹幸)
海岸の岩の上にある、灰や石灰で区切られた浅い蒸発池で海水を濃縮します。
photo_11ラマレラ村の製塩のようす(撮影:江上幹幸)
蒸発池の濃縮海水を持ち帰り、鉄鍋で煮つめて、塩の結晶を得ます。
塩はクジラ肉の保存のほか、クジラが捕れない時の交易品としても重要です。
photo_12とれた塩をカゴに移して苦汁-にがり-を切る。
保管しておいた塩は、クジラの獲れない時期の大切な交易品となる。

「海の民」がすむラマレラ村を中心に、レンバタ島のイカットの背景にある暮らしと交易にスポットをあてます。イカットの制作工程や、塩・石灰など交易品の生産、伝統捕鯨、それらに基づいて機能する交易システムについて、江上氏と共同研究者である小島曠太郎(こじま こうたろう   文筆家・捕鯨文化研究家)氏による写真などで解説します。さらに、イカット制作に不可欠なだけでなく、生活の様々な場面で重用されるヤシ利用の文化についても写真と実物資料で紹介します。
<第3部>
多くの島からなる広大なインドネシアのうち、フローレス島とその東の島々や、ティモール島西部で江上氏が蒐集してきたイカットを展示し、その多彩なデザインをお楽しみいただきます。
布としての魅力を備えたイカットのほか、多くの民族資料や写真を通して、インドネシア・レンバタ島ラマレラ村の、素朴で力強い生活文化についてご紹介します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を
[ 詳 細 : たばこと塩の博物館 ]

【展覧会】滋賀県立美術館|企画展 川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり|’23年1月21日-3月26日|終了

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滋賀県立美術館
企画展
川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり
会  期  2023年1月21日[土]- 3月26日[日]
休  館  日  毎週月曜日
開館時間  9:30 - 17:00(入館は 16:30 まで)
会  場  滋賀県立美術館 展示室3
      520-2122 滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1
観  覧  料  一 般  1,300 円、高・大生  900 円、小・中生  700 円
      * 展示室1・2で同時開催している常設展も観覧可
      * 身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳をお持ちの方は無料
主  催  滋賀県立美術館、朝日新聞社
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写真家、川内倫子は1972 年に滋賀県で生まれ、2001 年のデビュー以降、今日まで精力的に活動してきました。柔らかい光をはらんだ独特の淡い色調を特徴とし、人間や動物、あらゆる生命がもつ神秘や輝き、儚さ、力強さが写された川内の作品は、国内外で高く評価されています。
本展では、川内がこれまで発表したシリーズを織り交ぜつつ、地球との繋がりをテーマとする新しいシリーズの「M/E」に、コロナ禍における日常を撮影した新作群を加えて紹介します。
また、企画展の開催に合わせて、2023年1月11日(水)〜5月7日(日)に展示室2でも川内倫子の特集展示を開催いたします。

※ 巡回情報:本展は2022年10-12月東京オペラシティ アートギャラリーで開催されました。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 滋賀県立美術館
{ 参 考 : 動画 YouTube 朝日新聞 Arts & Culture「川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり」展示インタビュー映像 }

【展覧会】佐野市立吉澤記念美術館|そっとひらいてみれば ─ 屏風と本でたのしむ絵 ─|’23年1月21日-5月7日|終了

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佐野市立吉澤記念美術館
そっとひらいてみれば ── 屏風と本でたのしむ絵 ──
会  期  2023年1月21日[土]- 5月7日[日]
        前 期:1月21日[土]- 3月5日[日]
        後 期:3月18日[土]- 5月7日[日]
会  場  佐野市立吉澤記念美術館
      327-0501 栃木県佐野市葛生東1-14-30 電話番号:0283-86-2008
開館時間  午前9時30分 - 午後5時
休  館  日  月曜日(祝日は開館、祝日の翌日-2月24日、3月22日は休館)
展示替え期間(3月6日-17日)
観  覧  料  一 般 520円  * 前売り・割引などは下掲詳細を

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屏風と本の〝ひらく〟という形に注目した展覧会。華やかな作品・初公開も多数
人を迎える空間を彩る「屏風」。1人または少人数で読む「本」。大きさも、描かれる方法も、見る人との距離も対照的な一方で、「ひらくと絵が現れる」という共通点があります。
この展覧会では、「屏風」と「本」という2つの形式を比べながら、それぞれの魅力を紹介します。たとえば同じような主題を、屏風と本ではどのように描いたかを実際の作品で比較します。また、見る人はどのように鑑賞したか、生活の中でどのように親しんだかを、絵の中に描かれた屏風や、本に押された印・書き込み・汚れなどの痕跡から具体的に紹介します。

また、前期・後期で作品を大きく入れ替え、それぞれテーマに沿って構成します。季節感豊かな「屏風」の華やかさ、物語の世界や未知の外国へと私たちを案内する「本」の知的な面白さを、親しみやすい解説と共にお楽しみいただきます。
当地で実際に親しまれた作品を中心に構成し、同館では初公開作品も多く紹介します。新年・新年度を迎えるこの季節、すてきな世界への扉をそっと開いてみませんか?

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細  : 佐野市立吉澤記念美術館 ]

【会員情報】ぢゃむ 杉本昭生さん|活版小本 新作 ── K・マンスフィールド『パール・ボタンはどんなふうにさらわれたか』

sugimoto 01sugimoto02杉本03sugioto04{ ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 一筆箋 }
作者のキャサリン・マンスフィールドはニュージーランド生まれの作家で、
主にイギリスで作品を発表しました。34歳の若さで夭折しましたが、

人間心理の機敏を描く作家として現在も高い評価を受けています。
長いタイトルの「パール・ボタンはどんなふうにさらわれたか」は
5歳くらい(?)の少女が遭遇した事件を淡々と綴った作品です。
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今回は二つ失敗しました。
ひとつは表紙の紙の選定を間違ったこと。
凹凸がある紙なので、インキが定着せず小さな文字がかすれてしまいました。
もっとインキの乗りのいい紙を選ぶべきでした。
あとひとつは本文中に不要な改行があることです。
誤植がないか何度も見直したつもりでしたが見落としていました。
こんな初歩的なミスをしていると気持も落込みますが、
それはそれとして、気を取り直し、次回こそ「自信の一冊」をめざします。
活版小本タイトル03月

【 詳 細 : ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 】   { 活版アラカルト 活版小本 既出まとめ 

【展覧会】大阪歴史博物館|特別企画展 ― 橋本コレクション受贈記念 ―|文明開化のやきもの 印版手 – いんばんて|’23年1月21日-3月21日|終了

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大阪歴史博物館
特別企画展「―橋本コレクション受贈記念―  文明開化のやきもの 印版手 – いんばんて」
会  期  令和 5 年(2023)1 月 21 日[土]- 3 月 21 日[火・祝]
休  館  日  火曜日休館  * ただし 3 月 21 日は開館
開館時間   午前 9 時 30 分 - 午後 5 時    * 入館は閉館の 30 分前まで
会  場  大阪歴史博物館 6階 特別展示室
      540-0008 大阪市中央区大手前 4-1-32
      電話 06-6946-5728  ファックス 06-6946-2662
観  覧  料  常設展示観覧料でご覧になれます
      大 人 600 円、高校生・大学生 400 円、中学生以下・大阪市内在住の65歳以上の方(要証明証提示)、障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)は 無 料
主  催  大阪歴史博物館
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本展では、明治時代から昭和初期にかけて全国各地で大量生産された日常使いの器「印版手*」の一大コレクションを陳列します。描かれたさまざまな図柄を楽しんでいただける企画です。
型紙や 銅版転写-どうばん てんしゃ-などの技法で、当時の風俗や流行を取り入れた図柄を、陶磁器に転写する 印版手 のやきものは、その美しい青色、そしてデザインの多様性などから、各地に多くの愛好家が存在します。
大阪歴史博物館では平成29年(2017)度に、印版手 コレクターとして知られる 橋本忠之ーはしもと ただゆきー氏が、体系的、網羅的に収集した 印版手作品  1,129点 の寄贈を受けました。本展はそのお披露目の展示となり、ほとんどの作品が初公開です。

あわせて令和3年(2021)度に大阪で陶業商が集中していた「瀬戸物町」(現・大阪市西区)の老舗陶器商「つぼ善 – つぼぜん」商店から寄贈を受けた、大阪で明治末期から昭和戦中期にかけて発行された、陶磁器の業界紙『陶業時報』を特別公開します。

明治時代、文明開化とともに隆盛期を迎えた 印版手。本展が それらを通して映し出す人々の生活と文化、思想のあり方について改めて考える契機となれば幸いです。
なお、新たな試みとして、印版手 に馴染みのない世代に向けて 印版手 を暮らしに取り入れる提案展示を、スタイリスト・東-ひがし-ゆうな氏の監修で行います。「印版手ってカワイイ♡」をテーマにしたスタイリングにもご注目ください。

◉ 「 * 印ばん手」の表記について
通常「印判手」と表記されることの多い、印ばん手ですが、橋本氏のコレクションについては「印版手」と表記しています。これは、もともとの「印判」という語は「こんにゃく印判・ゴム版絵付け」にのみ限定して使用されており、現在の 印ばん手 の主流である「型紙摺絵・銅版転写」を含んでいなかったこと、また 印ばん手 の歴史が、近代以降の印刷の発展とともに進化してきたことを踏まえ、印ばん手 の表記としては「印判手」ではなく「印版手」とすべきである、との橋本氏の研究に基づいています。そこで大阪歴史博物館では、橋本氏の収集および研究活動に敬意を表し「橋本忠之印版手コレクション」と呼ぶこととしました。

2_new_文明開化文字図皿 大阪歴史博物館蔵(橋本忠之氏寄贈)文明開化文字図皿 大阪歴史博物館蔵(橋本忠之氏寄贈)
明治時代前期~中期 摺絵
1_オランダ商館員図大皿 大阪歴史博物館蔵(橋本忠之氏寄贈)オランダ商館員図大皿 大阪歴史博物館蔵(橋本忠之氏寄贈)
明治時代中期~後期 銅版絵付
3_弁慶と牛若丸図横長隅切角皿 大阪歴史博物館蔵(橋本忠之氏寄贈)弁慶と牛若丸図横長隅切角皿 大阪歴史博物館蔵(橋本忠之氏寄贈)
明治時代後期 銅版絵付
4_猫じゃらし図隅入角大皿 大阪歴史博物館蔵(橋本忠之氏寄贈)猫じゃらし図隅入角大皿 大阪歴史博物館蔵(橋本忠之氏寄贈)
明治時代中期 摺絵
6_『陶業時報』創刊号  大阪歴史博物館蔵(御崎正之氏寄贈)『陶業時報』創刊号 明治 39 年(1906) 大阪歴史博物館蔵
(御崎正之氏寄贈)

<主要展示内容>
序 「印ばん手」とは何か/(1) 異国趣味と海外事情/(2) 文明開化/(3) 歴史・説話物語と文芸/(4) 天皇と大日本帝国/強兵・帝国陸海軍/(5) 吉祥・福禄寿/(6) もの尽くし/(7) 動物・植物/(8) プライベートものと変わり文様/(9) 名所・風景と風俗/(10) 「大阪絵付」の印版手/(11) 東ゆうな『HELLO MY INBANTE♡』/『青の小部屋』/特別公開 初公開!幻の業界新聞『陶業時報』

※ 展示図版資料は大阪歴史博物館から拝借したものです。二次引用などはご遠慮ください。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上観覧を。

[ 詳 細 : 大阪歴史博物館 ]

【展覧会】アサヒビール大山崎山荘美術館|没後40年 黒田辰秋展 ─ 山本爲三郎コレクションより|’23年1月21日-5月7日|終了

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アサヒビール大山崎山荘美術館
展覧会 没後40年 黒田辰秋展
── 山本爲三郎コレクションより
会  期  2023年1月21日[土]- 5月7日[日]
      午前10時 - 午後5時  * 最終入館は午後4時30分まで
休  館  日  月 曜(ただし、3月20日、3月27日、4月3日、5月1日は開館)
会  場  アサヒビール大山崎山荘美術館
      618-0071   京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3
      TEL:075-957-3123(総合案内)  FAX:075-957-3126
入  館  料  一  般  900円、高・大学生  500円、中学生以下  無 料
      * 価格は全て、当日・個人・税込表示価格です。
      * 障害者手帳をお持ちの方   300円
主  催  アサヒビール大山崎山荘美術館、日本経済新聞社
────────────────────
黒田辰秋(くろだ たつあき 1904-1982)の没後40年を記念する展覧会を開催いたします。
京都の塗師屋-ぬしや-に生まれた 黒田辰秋 は、早くから木漆工芸の制作過程における分業制に疑問を抱き、一人で素地から塗りや加飾、仕上げまでを行う一貫制作を志します。
柳宗悦や河井寬次郎の知遇を得たことで 民藝運動 と関わり、1927年「上加茂民藝協団」を結成して、志を同じくする青年らと共同生活を送りながら制作に邁進しました。協団解散後も 本格的に木漆工芸作家として歩み、精力的な活動のすえ、1970年には木工芸分野で初となる 重要無形文化財保持者(人間国宝)に指定されます。

本展ではとりわけ、ゆるぎない基礎が確立した 20代前半の 凝縮された時期に焦点を当てます。民藝運動との出合いを経た黒田辰秋は、1928年、御大礼記念国産振興東京博覧会 に出品された パビリオン「民藝館」で、初期の代表作である 欅拭漆のテーブルセット をはじめ、多くの家具什器を手がけました。民藝館は、運動の支援者であった アサヒビール初代社長 山本爲三郎 が建物と什器を買い取り、博覧会終了後に 大阪・三国の自邸に移築、「三國荘」とよばれるようになります。

山本家から当館に寄贈され、開館以来 当館所蔵品の軸 となっている 三國荘ゆかりの 山本爲三郎コレクションを中心に、このたび所蔵品を一挙に公開、黎明期からその後の展開にも触れながら、名匠 黒田辰秋 の創作の原点に迫ります。

①《貝象嵌色字筥》1928年頃RGB黒田辰秋《貝象嵌色字筥》1928年頃
アサヒビール大山崎山荘美術館蔵
③《黒漆灯火器》1928年頃RGB黒田辰秋《黒漆灯火器》1928年頃
アサヒビール大山崎山荘美術館蔵

⑤《欅拭漆食卓》《欅拭漆肘掛椅子》《欅拭漆椅子》1928年RGB黒田辰秋 《欅拭漆食卓》《欅拭漆肘掛椅子》《欅拭漆椅子》
1928年 アサヒビール大山崎山荘美術館蔵
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※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を
[ 詳 細 : アサヒビール大山崎山荘美術館
{ 参 考 : 本欄初紹介につき ウィキペディアゟ   山本爲三郎 アサヒビール大山崎山荘美術館

[参 考 :  YouTube  アサヒグループ公式チャンネル  アサヒビール大山崎山荘美術館  03:10 ]
{活版印刷 à la carte}はめいっぱい長尺型のブログです。動画閲覧後は「画面を更新」していただくと、次回からのスクロールが円滑になります。

【展覧会】大阪中之島美術館|開館1周年記念特別展|大阪の日本画|’23年1月21日-4月2日|終了

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大阪中之島美術館
開館1周年記念特別展
大阪の日本画
会  期  2023年1月21日[土]- 4月2日[日]
        前 期:1月21日[土]- 2月26日[日] 
        後 期:2月28日[火]- 4月 2 日[日]
休  館  日  月曜日(3 /2 0を除く)休 館
開場時間  10:00 - 17:00(入場は 16:30 まで)
会  場  大阪中之島美術館 4階展示室
観  覧  料  一 般 1700円、高大生 1000円、小中生  無 料
問い合せ  大阪市総合コールセンター(なにわコール)
      06-4301-7285 受付時間 8:00-21:00(年中無休)
主  催  大阪中之島美術館、毎日新聞社、NHK大阪放送局
──────────────
大阪は商工業都市として発展を続けるとともに、東京や京都とは異なる文化圏を形成し、個性的で優れた芸術文化を育んできました。江戸時代からの流れをくむ近代大阪の美術は、町人文化に支えられ、伝統にとらわれない自由闊達な表現が多彩かつ大きく花開いたといえます。
とりわけ大正から昭和前期にかけては、画壇としての活動が隆盛を極め、北野恒富(きたの・つねとみ)、島成園(しま・せいえん)、菅楯彦(すが・たてひこ)、矢野橋村(やの・きょうそん)など、多くの画家が個性豊かな作品を生み出しました。

本展は、明治から昭和に至る近代大阪の日本画に光をあて、50名を超える画家による約150点の作品を展示します。また、作品が生まれた背景にも目を向けることで、個々の作品の魅力や、画壇のあり方をより深く知るとともに、今につながる大阪の街の文化を浮き彫りにします。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
※ 本展は会期終了後、東京ステーションギャラリー での巡回展が発表されています。

[ 詳 細 : 大阪中之島美術館 ]

【展覧会】泉屋博古館 東京|企画展 うるしとともに―くらしのなかの漆芸美|〔同時開催〕受贈記念 伊万里・染付大皿の美|’24年1月20日-2月25日|

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泉屋博古館 東京|SEN-OKU HAKUKOKAN MUSEUM
企画展 うるしとともに―くらしのなかの漆芸美
〔同時開催〕受贈記念 伊万里・染付大皿の美
会  期  2024年1月20日[土]- 2月25日[日]
休  館  日  月曜日 * 2月12日は開館、翌2月13日[火]休館 
開館時間  午前11時 - 午後6時(入館は午後5時30分まで)
      * 金曜日は午後7時まで開館(入館は午後6時30分まで)
会  場  泉屋博古館 東京(東京・六本木)
      〠 106-0032 東京都港区六本木1丁目5番地1号
      TEL 050-5541-8600(ハローダイヤル)
入  館  料  一 般 1,000円 高大生 600円 中学生以下 無 料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  公益財団法人泉屋博古館、日本経済新聞社
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アジアの人々が見出した不思議な樹液、漆。ある時は天然の接着剤、またある時には表面に艶と光沢を与える塗料として活用されてきました。そして漆の特性を活かして、各地域の事情や美意識に応えた様々な漆芸技法が花開きました。東洋の人々のくらしのなかには、その技で生み出された多彩な漆芸品が深く根差しています。
本展では、住友コレクションの漆芸品の数々を、用いられてきたシーンごとにひもとき、漆芸品を見るたのしみ、使うよろこびについてもう一度考えたいと思います。

また同時開催として、漆芸品と同じく私たちのくらしを彩ってきた陶磁器のなかから、近年当館へご寄贈いただいた瀬川コレクションの染付大皿を受贈後初めて公開します。大皿に表された斬新で大胆な意匠は、圧倒的な迫力で粋な青と白の世界へみなさまを誘います。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
※ 泉屋博古館東京では入館の事前予約はおこなっていません。希望の日時にお出かけください。
[ 詳 細 : 泉屋博古館(東京・六本木) { 活版 à la carte  泉屋博古館まとめ }

【展覧会・イベント】郵政博物館|特別企画展 五十嵐健太 飛び猫写真展 ─ 同時開催 もふあつめ展|’23年1月14日-3月21日|終了

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{活版アラカルト}既報-2022年11月15日
詳細はのちほど-を ここに  詳 細  を報告します

【展覧会 予告】郵政博物館|五十嵐健太 飛び猫写真展|同時開催 もふあつめ展|’23年1月14日-3月21日 

郵政博物館

郵政博物館
特別企画展 五十嵐健太 飛び猫写真展 ── 同時開催 もふあつめ展 
会  期   2023年1月14日[土]- 3月21日[火・祝]
休  館  日  毎週月曜(ただし 3月20日は開館)
開館時間  10:00 - 17:30 * 入館は 17:00 まで
会  場  郵政博物館
      131-8139 東京都墨田区押上1-1ー2 東京スカイツリータウン・ソラマチ 9 F
      TEL:03-6240-4311
入  館  料  大 人 300円 / 小中高校生 150円
主  催  郵政博物館
────────────────────
「とび猫」や、「フクとマリモ」などの猫写真で大ブレイクをした、カメラマン:五十嵐健太氏の写真展を郵政博物館で開催します。
代表作の「とび猫」から新作の写真まで約200点と、一般公募作品の「もふあつめ展」が同時開催され、館内は〝ねこさん写真〟でいっぱいになります。
「もふあつめ展」は、五十嵐氏が一般の方から募集した約600点の〝ねこさん写真〟を展示する予定となっており、ボリューム満点です。
期間中は世界の猫切手の展示や、〝ネコフリマ〟〝ワークショップ〟〝押印サービス〟など、猫と郵便にまつわる楽しい催しも目白押しです。

<イベントの一例>
●記念小型印の押印サービス
郵政博物館入口にて押印。五十嵐健太さんの猫写真が可愛い消印になります。
1日限りの特別な消印を是非手に入れてください。

2023年2月14日[火] バレンタイン記念 限定!
飛びモフ

2023年2月22日[水] 猫の日記念 限定!
飛びモフ02
消印スタンプのイメージ図版 郵政博物館ウエブサイト

【お願いと注意】
1「消印」は切手の使用済みを示す印なので、63円以上の切手が貼られているか官製はがきが無いと押印できません。予めご用意いただきご来館ください。 ※ 外国の切手は無効です。
2 博物館内及び共有スペースで私物を広げての郵便物の製作や整理作業はお断りさせていただきます。
3 大量の郵便物をご提示いただいた場合、お預かりしてその場でのお受け取りができない場合があります。押印担当の局員の指示に従ってください。
4 自分で押印することはできません。
5 押印スペースの占拠はお断りいたします。
6 博物館職員の指示に従ってください。

※ 感染症予防対応実施中です。下掲詳細を十分に確認の上ご観覧・ご参加を。
[ 詳 細 : 郵政博物館  五十嵐健太 公式ホームページ ]

【展覧会】土門拳記念館|記念館 三会場 同時開催|古寺巡礼 Winter Collection / 冬と、酒田と、土門 拳 / 筑豊のこどもたち-Smile-|’23年1月20日-4月2日

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土門拳記念館
記念館 三会場 同時開催
古寺巡礼  Winter Collection / 冬と、酒田と、土門 拳 / 筑豊のこどもたち -Smile-

会  期  2023年1月20日[金]- 4月2日[日]
時  間  午前9時 ー 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
休  館  日  月曜休館  * 展示替えなどのため臨時休館する場合があります
会  場  土拳拳記念館
      998-0055 山形県酒田市飯森山2-13(飯森山公園内)TEL:0234-31-0028
入  館  料  一 般:700円、学 生:350円、小・中学生:無 料
主  催  土門拳記念館
──────────────
<主要展示室> 古寺巡礼 Winter Collection
1月20日[金]- 4月2日[日]  カラー 63点
最晩年に病を押して逗留を重ね、撮影に成功した「雪の室生寺」は、土門拳という写真家の粘り強さを象徴とする最たる作品です。
古寺巡礼に込められた美と厳しさを、「冬」の視点から巡ります。
<企画展示室Ⅰ> 冬と、酒田と、土門 拳
1月20日[金]- 4月2日[日]  モノクロ・カラー 47点
自らの写真家としてのアイデンティティに関しても、幼い日々を過ごした酒田の自然環境などから受けた影響は大きいと語っている土門拳。「冬」「雪」そして「酒田」を切り口に、土門の足跡を辿ります。
<企画展示室Ⅱ> 筑豊のこどもたち-Smile-
1月20日[金]- 4月2日[日]  モノクロ 29点
昭和を代表するドキュメンタリー写真集「筑豊のこどもたち」。失業や貧困といった社会問題を映し出す一方、こどもたちの弾けるような笑顔も数多く捉えています。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳 細 : 土門拳記念館 ]  { 活版 à la carte 土門拳記念館まとめ }

【 参 考  : YouTube  鬼と呼ばれた写真家 土門拳 〔公式〕土門拳記念館チャンネル  27:50 】
山形県酒田市で生まれた子供たちが、酒田市の宝である写真家・土門拳の活動を知り、感動・共感・共鳴できる多様な作品との出会い、深い学びや多様な生き方を知る機会のきっかけとなる、ひとつの足掛かりとして、この動画はできあがりました。

【展覧会】栃木県立美術館|企画展 「二つの栃木」の架け橋 小口一郎展|足尾鉱毒事件を描く|’23年1月21日-3月26日

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栃木県立美術館
企画展 「二つの栃木」の架け橋
小口一郎展 足尾鉱毒事件を描く
開催期間  2023年1月21日[土]- 3月26日[日]
開催場所  栃木県立美術館 企画展示室
      栃木県宇都宮市桜4-2-7 Tel. 028-621-3566
観覧時間  午前9時30分 - 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
休  館  日  月曜日
観  覧  料  一 般 900 円、大高生 600 円、中学生以下 無 料
協  力  小口一郎研究会
特別後援  佐呂間町、佐呂間町教育委員会
主  催  栃木県立美術館、下野新聞社
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栃木県 小山市出身で 版画家として活躍した 小口一郎(こぐち・いちろう、1914-1979)の全貌を、そのライフワークとなった 足尾鉱毒事件 を主題とした作品を中心に紹介します。
幼少期より絵画に秀でた才能を示した小口一郎は、1946年に鈴木賢二らが結成した 日本美術会 の北関東支部の活動に参加し、本格的に木版画を手がけるようになると同時に、仲間たちとともに、絵画教室での指導やサークル活動に熱心に取り組んでいきました。

その一方で、やがて 足尾鉱毒事件田中正造 のことを知って大きな衝撃を受け、広く世に伝える方法を模索しはじめます。まずは、足尾銅山の鉱毒被害に苦悩する旧谷中村の農民たちと 田中正造のこと、次に、厳寒の 佐呂間 へ移住した人々の生活と帰郷への思い、そして最後に、足尾銅山の坑夫たちの労働問題を取り上げ、それぞれ連作版画《野に叫ぶ人々》(1969年)、《鉱毒に追われて》(1974年)、《盤圧に耐えて》(1976年)の3 部作にまとめ上げました。これらは小口一郎の代表作として、今なお、高い評価を得ています。

《鉱毒に追われて》に描かれたように、明治期、鉱毒被害に遭った 旧谷中村 や 渡良瀬川流域 の農民たちは、北海道開拓移民として佐呂間の原野にわたり、「栃木集落」を形成しました。その後、歳月を経て、彼らが栃木県への帰郷を果たしたのは、1972年のことです。このとき、小口一郎が自ら帰郷運動の世話役を務め、当時の栃木県知事が受け入れを表明したことで、ようやく実現にいたりました。
すなわち、2022年は、栃木県立美術館の 開館50周年 であると同時に、「もう一つの栃木」から帰郷して50年の節目の年にあたります。

開館50周年を記念して企画される本展は、小口一郎研究会の全面的な協力を得て、初めて連作版画《野に叫ぶ人々》、《鉱毒に追われて》、《盤圧に耐えて》の全点を一堂に展観するものです。
あわせて油彩画や版画作品なども紹介して、約300点で知られざる美術家、小口一郎の生涯を回顧します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上観覧を。
[ 詳 細 : 栃木県立美術館

[ 参 考 : 動画 YouTube 小口一郎展 栃木県立美術館で開幕 宇都宮『足尾銅山閉山50年』下野新聞チャンネル 01:00 ]

【展覧会】神奈川県立歴史博物館|特別陳列 松平造酒助江戸在勤日記 ─ 武士の絵日記 ─|’23年2月18日-4月9日

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神奈川県立歴史博物館
特別陳列 松平造酒助江戸在勤日記
── 武士の絵日記 ──
会  期  2023年2月18日[土]- 4月9日[日]
会  場  神奈川県立歴史博物館 1階 特別展示室 第1室
      231-0006 横浜市中区南仲通5-60
      Tel. 045-201-0926 / Fax. 045-201-7364
休  館  日  月曜日、2月24日[金]、28日[火]、3月14日[火]、22日[水]
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
観  覧  料  常設展示観覧料でご覧いただけます。
      一 般 300円、20歳未満・学生 200円、65歳以上・高校生 100円
主  催  神奈川県立歴史博物館
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松平造酒助久茂(まつだいら みきのすけ ひさしげ)は、庄内藩(現山形県鶴岡市周辺)の上級武士で、元治元(1864)年8月より約1年間江戸に在勤、江戸市中取締を主導する任にあたりました。
造酒助は江戸在勤中に50冊にもおよぶ日記を記し、国元の家族へ送っています。この日記にはかわいらしい挿絵がふんだんに描かれ、その挿絵から造酒助の生活や、その時の心情を見ることができます。さらに近年には、造酒助の国元である鶴岡市郷土資料館に、造酒助が同時期に国元へ送った100通を超える書簡が収蔵されていることが判明し、日記と書簡の研究から様々なことが解明されました。
本展示では、造酒助の江戸における生活や職務、造酒助が見た幕末江戸の様相を紹介します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
[ 詳 細 : 神奈川県立歴史博物館

【展覧会】沖縄県立博物館・美術館|博物館 企画展|美ら島おきなわ文化祭2022関連特別展|宮内庁三の丸尚蔵館収蔵品展 皇室の美と沖縄ゆかりの品々|’23年1月20日-2月19日

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沖縄県立博物館・美術館
博物館 企画展
美ら島おきなわ文化祭2022関連特別展
宮内庁三の丸尚蔵館収蔵品展 皇室の美と沖縄ゆかりの品々
会  期  2023年01月20日[金]- 02月19日[日]
場  所  特別展示室1,企画展示室
観  覧  料  一 般 800円、高校・大学生 500円、小・中学生 200円
      * 障がい者手帳・療育手帳をお持ちの方と介助者1名までは無料。
開館時間  9:00 - 18:00(金・土は 20:00 まで) * 入場は閉館の30分前まで
休  館  日  毎週月曜日
主  催  沖縄県立博物館・美術館
主  催  一般財団法人沖縄美ら島財団、宮内庁、文化庁
特別協力  紡ぐプロジェクト、読売新聞社
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復帰50年を節目として行われる国民文化祭「美ら島おきなわ文化祭2022」の一環として、沖縄で初めて皇室に伝えられた美術工芸品の展覧会を開催します。
宮内庁三の丸尚蔵館は、皇室に代々受け継がれてきた美術品などが平成元年(1989)に国に寄贈されたのを機に、皇居東御苑に平成5年に開館した施設です。
この度、三の丸尚蔵館が所蔵する沖縄ゆかりの油彩画や工芸品と、皇室に伝えられた名品の数々を紹介します。
絵画や写真を通して、皇室に伝えられた沖縄の姿をご覧ください。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上観覧を。
[ 詳 細 : 沖縄県立博物館・美術館

【展覧会】 代官山ヒルサイドテラス D, E 棟|遠山正道 Tiles : The color D 棟地下|遠山由美 ふりかえり / Looking back and forth E 棟ロビー|’23年3月9日-3月12日|会期終了

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2023/03/09[木]- 2023/03/12[日]
遠山正道・由美、両名による個展を同時開催します。
正道は、正方形のタイルにペイントするカラフルな作品が特徴で、自身が経営する飲食店の壁面を飾るものとして継続的に制作してきました。
由美は、自身で創作した日本語と英語の両方に読める「両面文字」を用いた作品を中心とし、この10年ほどは二拠点生活を通してより内省的な作品も制作してきました。
夫婦でもある両名が作品倉庫の移転を機に、30年近くにわたる制作活動のあゆみをそれぞれに振り返る本展を、ぜひご高覧ください。

遠山正道 Tiles : The color 代官山ヒルサイドテラス D 棟地下
遠山由美 ふりかえり / Looking back and forth 代官山ヒルサイドテラス E 棟ロビー
12:00 – 20:00 *最終日は18:00まで  ※3/8 wed. 18:00 – 20:00 opening reception
東横線代官山駅より徒歩5分

[ 詳 細 : 遠山由美 オフィシャルサイト

【展覧会】神奈川県立近代美術館 鎌倉別館|イメージと記号 1960年代の美術を読みなおす|’23年12月9日-’24年2月12日|終了

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神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
イメージと記号 1960年代の美術を読みなおす
Images and Symbols : Rereading the Art in the 1960s
会  期  2023年12月9日[土]- 2024年2月12日[月]
会  場  神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
      〠 248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-8-1 電話:0467-22-5000
休  館  日  月曜(1月8日、2月12日を除く)、12月29日[金]- 1月3日[水]
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
観  覧  料  一 般 700円、20歳未満・学生 550円、65歳以上 350円、高校生 100円
      * 中学生以下と障害者手帳等をお持ちの方(および介助者原則1名)は無料です。
      * 各種割引、優待情報などは 下掲詳細 参照
主  催  神奈川県立近代美術館
──────────────────────
読売アンデパンダン展(1949-1963)が幕を閉じ、反芸術の喧騒が過ぎさった1960年代後半。新たに登場したのが、記号や幾何学を取り入れた理知的な美術の動向で、視覚を惑わすだまし絵のような表現や、量産されたマルチプル・オブジェが流行します。それは「見る」ことによって成りたつ美術の制度を問いかけ、作品のオリジナリティ(真性)を見直そうとするものでした。社会に氾濫するイメージを知性とユーモアで表現へと昇華した作品は、同時代の視覚文化を色濃く映しだしています。
本展では当館コレクションを中心に、堀内正和、山口勝弘、岡崎和郎、飯田善國、宮脇愛子、高松次郎、若林奮などの60年代の作品に焦点をあて、独創的な表現を振り返ります。

< 展覧会の見どころ >
1. 展覧会からみる時代の一面
日本の若手作家が世界的に活躍した1960年代後半。国際審査制の導入によって日本美術の国際性を問うた第9回日本国際美術展(東京ビエンナーレ、1967、東京都美術館)や、「トリックス&ヴィジョン 盗まれた眼」展(1968、東京画廊・村松画廊)、海外から日本の美術と産業の接点を捉えた「蛍光菊」展(1968-69、現代芸術研究所、ロンドン)などの出品作品を紹介し、時代の断面を振り返ります。
2. 複数のオリジナリティ:オブジェの実験
「発注芸術」という言葉が生まれたこの頃、インテリア・オブジェから雑誌の付録にいたるまで、工業的な美術作品制作が流行します。本展では独自のマルチプル芸術を築いた岡崎和郎(1930-2022)の60年代の代表作から、岡崎と堀内正和(1911-2001)による共作《prière de plier》(1965-1970)、山口勝弘(1928-2018)によるインテリア・オブジェなどを展覧し、芸術のオリジナリティを逆手にとった実践を紹介します。

3. 若林奮と内科画廊
前衛美術家が読売アンデパンダン展なきあとに拠点とした内科画廊(1963-1966)。画廊主・宮田國男の実験精神を反映し、ハイレッド・センターをはじめとする斬新な展覧会が多数行われた内科画廊は、まさに時代の実験室となりました。本展では彫刻家・若林奮(1936-2003)が宮田へ贈った作品を起点に両者の交流を辿ります。

※ 下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 神奈川県立近代美術館  神奈川県立近代美術館 鎌倉別館 ]

【展覧会】熊本市現代美術館 CAMK|展覧会 小材啓治 私の風土展|’23年1月18日-3月5日

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熊本市現代美術館 CAMK
展覧会 小材啓治 私の風土展
会  期  2023年1月18日[水]- 3月5日[日]
会  場  熊本市現代美術館
      860-0845 熊本県熊本市中央区上通町2番3号
      TEL. 096-278-7500 FAX. 096-359-7892
休  館  日  火曜日
開館時間  午前10時 - 午後8時(展覧会入場は 午後7時30分 まで)
観  覧  料  入場無料
主  催  熊本市現代美術館
────────────────────
山鹿出身・在住の洋画家小材啓治の個展を開催します。
小材は、鍋田横穴古墳や阿蘇などを主題とし、赤みが混じる独特の色彩と、土や岩の感触を想像させる独特のマチエール(絵肌)で描き続けています。
風と土が生み出す色彩やかたちから得た感動を、遠い昔この土地で生きた人々の営みへの想いを、どのような構図で、どのような色彩でキャンバスに表現するかが、作家の選んだ挑戦です。
本展では、日展特選受賞作や、示現会受賞作などを中心に、この20年の画業を紹介します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を
[ 詳 細 : 熊本市現代美術館

【展覧会】奈良県立万葉文化館|館蔵品展 万葉コレクション展 ― 大和の古寺と風景 ―|’23年1月18日-3月12日

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奈良県立万葉文化館
館蔵品展  万葉コレクション展  ― 大和の古寺と風景―
会  期  2023年(令和5)1月18日[水]- 3月12日[日]
会  場  奈良県立万葉文化館 日本画展示室
      634-0103 奈良県高市郡明日香村飛鳥10 電話 0744-54-1850
観  覧  料  一  般   600円、 高校・大学生  500円、 小・中学生  300円
主  催  奈良県立万葉文化館
────────────────────     
万葉文化館の館蔵品は、現代を代表する日本画家が『万葉集』に詠まれた和歌を題材として描いた「万葉日本画」154点からスタートしましたが、その後多くのご寄贈を受け、その規模を拡張してきました。本展覧会では、収蔵作品のなかでも風景画、特に大和の古寺や明日香の風景など奈良の情景を描いた作品を中心に展覧します。
日本画では、井上稔の楚々とした趣深い作品、烏頭尾精の澄んだ色彩で明日香を鳥瞰する作品、岡橋萬帆の複雑な色彩の重なりで古代大和の風景を心象的に描き出した作品等を中心にご紹介します。また、洋画では内藤定昭の油画や金森良泰のフレスコ画などもあります。
当館には絵画制作にあたっての素描や下絵も多数収蔵されています。日本画と洋画の素材の比較や、作品の制作過程などに触れながら、万葉文化館の豊かなコレクションを堪能して頂けましたら幸いです。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を
[ 詳 細 : 奈良県立万葉文化館

【展覧会】静嘉堂文庫美術館|ハッピー 龍 イヤー!|〜 絵画・工芸の龍を楽しむ 〜|’24年1月2日-2月3日|終了

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静嘉堂文庫美術館
ハッピー 龍 -リュウ- イヤー!
〜 絵画・工芸の龍を楽しむ 〜
会  期  2024年1月2日[火]- 2月3日[土]
会  場  静嘉堂@丸の内(明治生命館 1 階)
      100-0005 東京都千代田区丸の内 2-1-1 明治生命館 1 階
休  館  日  月曜日、1月9日[火] * 1月8日[月・祝]/ 1月29日[月]は開館
開館時間  午前10時 - 午後5時(金曜は午後6時まで) * 入館は閉館の 30分前 まで
入  館  料  日時指定予約 優先入館。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
      一 般 1,500 円、 大高生 1,000 円、 中学生以下 無 料
お問合せ  TEL 050-5541-8600(ハローダイヤル)
主  催  静嘉堂文庫美術館(公益財団法人静嘉堂)
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想像上の動物である「龍」は、古代中国で誕生しました。
天に昇り、雨を降らせるなど様々な力をもつとされ、強さや権力を象徴する龍は、吉祥図様として、東アジアの絵画をはじめ、数多くの工芸品に取り上げられています。
中国の「五行思想」* とも結びついた龍は、四神の中で東方を護る青龍となり、西方の白虎と “玉環” を取り合う図像も多く認められます。これは陽(東方)と陰(西方)のバランスが取れていることを示し、それにちなむ「龍虎図」がよく知られています。鳳凰と組み合わせて皇帝と皇后を象徴した「龍鳳図」、雲を従わせ天空を飛翔する「雲龍図」、波間に姿を現す「龍濤図」など、龍は多彩な姿で表され、人々に愛されてきました。

本展では、重要文化財の橋本雅邦 ≪ 龍虎図屏風 ≫(1895年)をはじめ、龍のモチーフとする作品を幅広いジャンルから集めました。これまで公開される機会が少なかった作品も、ここぞとばかりに登場いたします。古来人々がその霊力、吉祥を呼ぶ力に願いを込めた「龍」の絵画・工芸品を、2024年・辰年正月の「静嘉堂@丸の内」にて、どうぞお楽しみ下さい!
* 古代中国の自然哲学の思想。万物は木・火・土・金・水の五つの元素から成り立ち、それが互いに影響を与えながら天地万物が変化、循環するという考え。

◎ 国宝《曜変天目(稲葉天目)》も出品いたします。

※ 日時指定予約 優先入館。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 静嘉堂文庫美術館  公式チケットオンライン予約〔 静嘉堂@丸ノ内 〕]

【イベント・展覧会】静岡市美術館|イベント Shizubi Project 8 世界は生きている 松藤孝一|’23年1月17日-3月5日|終了

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静岡市美術館
イベント 
Shizubi Project 8
世界は生きている 松藤孝一
会  期  2023年1月17日[火]- 3月5日[日]
      月曜休館
会  場  静岡市美術館 エントランスホール
観  覧  料  無 料
主  催  静岡市美術館 指定管理者(公財)静岡市文化振興財団
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溶解炉のなかで変幻自在に形を変えるガラスに魅せられた松藤は、2011年の東日本大震災で発生した原発事故をきっかけにウランガラスを扱うようになりました *。 大小様々な形の集合体は、ビルが整然と立ち並ぶ都市を思わせ、穏やかな佇まいをみせます。しかしそこに UV ライトを当てると一転、怪しく蛍光色に発光します。相反するその表情や、行き過ぎた力が加わると割れてしまうガラスの脆さはそのまま、人間の関わり方次第で恩恵にも脅威にもなりうるウランそのものの危うさへとつながります。
本展では、松藤 孝一の代表作である ウランガラスによるインスタレーション《世界の終わりの始まり》や、希ガスを閉じ込めたガラス作品、さらに気泡ガラスをレンズに使った写真や静岡の波の音とガラスを組み合わせた新作も発表します。人間よりも遥かに長い歴史を持つ元素や自然と関り合いながら世界の深遠さに迫り、自らの立脚地を探し求める作家の試みをご覧ください。
作家が制作するガラス作品のウラン含有率は 0.1% 程度で、人体でカリウムが放出すると言われている放射線量とほぼ同程度です。

◆ 関連イベント アーティストトーク ◆
日    時:2023年1月17日(火)11:00ゟ、3月5日(日)14:00ゟ 各40分程度
会    場:当館エントランスホール
参加料:無 料
申込不要(当日直接会場にお越しください)

◉ 松藤 孝一(まつふじ・こういち)
1973年長崎県生まれ。1995年愛知教育大学卒業後、財団法人ポーラ美術振興財団の在外研修助成により渡米。2001年イリノイ州立大学美術学部修士課程を修了。
主な個展に2020年妖精の森ガラス美術館(岡山)、2021年アートハウスおやべ(富山)ほか。グループ展に2013年「あいちトリエンナーレ2013現代美術展企画コンペ」(伏見地下街/名古屋)、2020年「第23回岡本太郎現代芸術賞展」(川崎市岡本太郎美術館/神奈川)、2021年「富山ガラス大賞展2021[銀賞]」(富山市ガラス美術館/富山)など。現在、富山市立富山ガラス造形研究所准教授。富山と名古屋を拠点に活動。

多くの人が行きかうエントランスホールの開放的な空間で、現代のさまざまな美術の姿を紹介してきたShizubi Project。第8回は、ガラスを素材に人間と自然環境の関係性を見つめてきた松藤孝一(1973-)の作品を展示します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を
[ 詳 細 : 静岡市美術館

【展覧会】泉屋博古館東京(東京・六本木)|泉屋博古館東京 リニューアルオープン記念展 Ⅳ|不変/普遍の造形 ─ 住友コレクション 中国青銅器名品選 ─|’23年1月14日-2月26日|終了

20221228141453_00001 泉屋博古館東京(せんおく はくこかん 東京・六本木)
泉屋博古館東京 リニューアルオープン記念展 Ⅳ
不変/普遍の造形
── 住友コレクション 中国青銅器名品選 ──
E189-2332虎卣(こゆう)
殷後期(前11世紀) 泉屋博古館蔵
E189-2336金銀錯獣形尊(きんぎんさくじゅうけいそん)
北宋 (10-12世紀) 泉屋博古館蔵
E189-2337鴟鴞尊(しきょうそん)
殷後期(前13-12世紀) 泉屋博古館蔵
E189-2343犠首方尊(ぎしゅほうそん)
殷後期(前12-11世紀) 泉屋博古館蔵

20221228141453_00002泉屋博古館東京(せんおく はくこかん  東京・六本木)
泉屋博古館東京 リニューアルオープン記念展 Ⅳ
不変/普遍の造形 ── 住友コレクション 中国青銅器名品選 ──
会  期  2023年1月14日[土]- 2月26日[日]

休  館  日  月曜日(祝日の場合は翌平日休館)
開館時間  午前11時 - 午後6時(入館は 午後5時30分 まで)
      * 金曜日は午後7時まで開館(入館は 午後6時30分 まで)
入  館  料  一 般 1,000円 高大生 600円 中学生以下 無 料
      * 障がい者手帳等呈示の方と付き添い1名様は無料
会  場  泉屋博古館東京(東京・六本木)
主  催  公益財団法人泉屋博古館、日本経済新聞社
助  成  文化庁(令和4年度 Innovate MUSEUM 事業)
後  援  港区教育委員会

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泉屋博古館 東京館 のリニューアルオープン記念展の掉尾を飾るのは、
住友コレクションの象徴、中国青銅器の名品たちです。
およそ3000年前の古代から受け継がれ、東アジアの美術工芸の源となった中国青銅器。造形や文様、銘文、鑑賞の歴史など、さまざまな角度からその魅力を余すことなくご紹介すべく、住友コレクションの選りすぐりの名品を一堂に会する特別な機会となっています。
また今回の記念展にあわせて 3 D 計測 を用いたデジタルコンテンツを制作し、展示会場にて公開いたします

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上観覧を。
※ 泉屋博古館東京では入館の事前予約はおこなっていません。希望の日時にお越しください。
[ 詳 細 : 泉屋博古館(東京・六本木) { 活版 à la carte  泉屋博古館まとめ }

【展覧会】鎌倉市 鏑木清方記念美術館|企画展 うつりゆく時代を見つめて ─ 江戸から東京へ ─|’23年1月14日-2月26日|終了

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鎌倉市 鏑木清方記念美術館
企画展 うつりゆく時代を見つめて ── 江戸から東京へ ──
会  期  2023年1月14日[土]- 2月26日[日]
開館時間  午前9時00分 - 午後5時00分(最終入館は午後4時30分まで)
休  館  日  毎週月曜日
会  場  248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下一丁目5番25号 
      tel. 0467-23-6405 fax. 0467-23-6407
観  覧  料  一 般 300円、小・中学生 150円
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鏑木清方は、明治11年(1878)に東京の神田佐久間町に生まれ、江戸の風情の残る京橋木挽町で幼少期を過ごしました。その後、本郷湯島、日本橋浜町、牛込矢来町などへ居を移しますが、東京を離れることはなく、初めて東京を離れたのは、昭和19年(1944)、66歳で茅ケ崎へ疎開した時でした。
江戸の文化に強く惹かれていた清方は、浮世絵師の鈴木春信、勝川春草らに私淑し、彼らが描く女性の美しさと風俗を熱心に研究し、作品へと昇華させました。その江戸情緒あふれる作品は、日本画壇で高く評価され、今日に至るまで多くの人を魅了しています。
本展覧会では、明治から昭和を生きた清方が、時代とともに大きく変わっていった東京を描いた作品や江戸の風俗を描いた作品を中心に紹介いたします。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上観覧を。
[ 詳 細 : 鎌倉市 鏑木清方記念美術館

【展覧会】大和文華館|特別企画展 麗しいほとけと仏教工芸|’23年1月13日-2月19日|

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大和文華館
特別企画展 麗しいほとけと仏教工芸
── 中国・朝鮮・日本の仏教美術 ──
会  期  2023年1月13日[金]- 2月19日[日] 
休  館  日  月曜日休館
開館時間  午前10時 - 午後5時(入館は 午後4時 まで)
入  館  料  一 般 630円 高校・大学生 420円 小学・中学生 無 料
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exhibition7-2重要文化財
銅板地螺鈿花鳥文説相箱  大和文華館蔵

ex522_07金銅如意輪観音像 中国・唐時代 大和文華館蔵

インドから中国や朝鮮半島、日本など東アジアへ広まった仏教は、信仰により種々の美しい造形を生み出しました。これらは、麗しい仏の姿そのものであり、また、仏の教えを具現し、荘厳するために、金銀を用いてきらびやかに飾られた舎利容器などの荘厳具や供養具、密教法具、僧侶が用いる僧具などの仏教工芸があります。
仏の姿は、長く残るように紙や絹、木や石、金属など様々な素材を用いてあらわされ、荘厳されました。仏像や仏塔を造り、仏や舎利を奉り、写経する行為は、悟りを開くための善行として推奨され、日本では末法の世が始まるとされた、平安時代後期から鎌倉時代にかけて特に広く、盛んに行われました。

また、求法のために中国に渡った僧侶は、数多くの経典や仏画とともに、修法や儀式を行うための仏具類も請来していることが 請来目録 などから知ることができます。ほとけの教えを理解し、行い、伝えるために、仏像や経典とともに仏具が重要であったことがわかります。
この展覧会では、東アジアの信仰から生み出され、祈りを込めてあらわされてきた麗しいほとけの造形を、大和文華館所蔵作品と特別出陳作品によって見ていきます。

※ 大和文華館、松伯美術館、あべのハルカス美術館は、近鉄グループが運営する美術館です。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参加を
[ 詳 細 : 大和文華館

【展覧会】日本民藝館|特別展 生誕100年 柚木沙弥郎展|’23年1月13日-4月2日|終了

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日本民藝館
特別展 生誕100年
柚木沙弥郎展
会  期  2023年1月13日[金]- 4月2日[日]
開館時間  10:00 - 17:00(最終入館は 16:30 まで)
休  館  日  毎週月曜日休館(祝日の場合は開館し、翌日休館)
会  場  日本民藝館 本館大展示場
      153-0041 東京都目黒区駒場4丁目3番33号
      TEL 03-3467-4527 FAX 03-3467-4537
入  館  料  一 般 1,200円、 大高生 700円、 中小生 200円                
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染色家・柚木沙弥郎(ゆのき さみろう 1922- )の作品が持つ特質は、無垢な模様と澄んだ色彩にあります。生誕100年を記念する本展では、初作品から近作に至る染色品を展示すると共に、時代や産地、手法の異なる工芸品やプリミティブな造形とのコラボレーションを試みます。それらと共鳴し瑞々しい生気を放つ柚木作品は、感動と喜びをもたらしてくれるでしょう。

本展示は予約不要。西館公開日(第二・第三の水曜と土曜)は特に混雑が予想されます。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上観覧を。

[ 詳 細 : 日本民藝館

【展覧会】千葉市美術館|企画展 没後200年 亜欧堂田善 江戸の洋風画家・創造の軌跡|’23年1月13日–2月26日|終了

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千葉市美術館
企画展
没後200年 亜欧堂田善 江戸の洋風画家・創造の軌跡
会  期  2023年1月13日[金] – 2月26日[日] * 会期中展示替えがあります
        前 期:1月13日[金] – 2月 5 日[日] 
        後 期:2月  7日[火] – 2月26日[日]
休館日・休室日
      休館日:2月6日[月]  休室日:1月30日[月]
観  覧  料  一般1,200円、大学生700円、小・中学生、高校生 無 料
主  催  千葉市美術館、東京新聞
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江戸時代後期に活躍した洋風画家、亜欧堂田善(あおうどうでんぜん、1748-1822)は、現在の福島県須賀川市に生まれ、47歳の時に白河藩主松平定信の命を受け、腐食銅版画技法を習得した遅咲きの画人である。
主君の庇護のもとで試行錯誤を重ねた田善は、ついに当時最高峰の技術を身につけ、日本初の銅版画による解剖図『医範提鋼内象銅版図』や、幕府が初めて公刊した世界地図『新訂万国全図』など、大きな仕事を次々に手掛けていく。一方で、西洋版画の図様を両国の花火に取り入れた《二州橋夏夜図》や、深い静寂と抒情を湛える《品川月夜図》など最先端の西洋画法と斬新な視点による江戸名所シリーズや、《浅間山図屏風》(重要文化財)に代表される肉筆の油彩画にも意欲的に取り組み、洋風画史上に輝く傑作を多く世に送り出した。
首都圏では実に17年ぶりの回顧展となる本展では、現在知られる銅版画約140点を網羅的に紹介するとともに、肉筆の洋風画の代表作、谷文晁・司馬江漢・鍬形蕙斎といった同時代絵師の作品、田善の参照した西洋版画や弟子の作品まで、約250点を一堂に集め、謎に包まれたその画業を改めて検証する。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 千葉市美術館  展覧会公式サイト

【展覧会】国立公文書館|令和5年度第3回企画展|みんなで食べよう ― 公文書でえがく学校給食 ―|’24年1月20日-2月25日|終了

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国立公文書館
令和5年度第3回企画展   みんなで食べよう ― 公文書でえがく学校給食―
会  期  令和6年(2024年)1月20日[土]- 2月25日[日]
開館日時  月 - 日曜日  午前9時15分 - 午後5時00分
      * 期間中無休
      * 閲覧室の開室日時とは異なります。ご注意ください。
会  場  国立公文書館 東京本館
      〠 102-0091 東京都千代田区北の丸公園3番2号
入 場  料  無  料
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令和6年 (2024) は、学校給食法(昭和29年法律第160号)が昭和29年 (1954) に公布、施行されて70年となります。
我が国における学校給食の起源は明治20年代にさかのぼりますが、国による全国的な取組がはじまるのは昭和戦前期のことでした。 本展では、当館所蔵資料を中心に、戦前から行われていた学校における食事の提供や栄養状態の改善にはじまり、戦後の学校給食法の制定、その後の学校給食の広がりや時代を反映した変化をたどります。

< 主な展示資料 >
koubunn01小学校児童ノ衛生上処置方
大正12年(1923)10月、文部次官から関東大震災罹災地の地方長官に対して、小学校児童の衛生状態に配慮するよう通牒が出されました。
第一項では、栄養状態の良くない児童に対して、学校給食などの方法を講じて、速やかに回復に努めるよう求めています。画像は、通牒の内容や発出を決定した際の決裁文書で、国が学校給食を奨励した、最も早い時期の文書です。

koubunn02学校給食法
昭和29年(1954)、学校給食法が公布、施行されました。画像は、学校給食法の御署名原本です。第二条では、学校給食の目標として、「一 日常生活における食事について、正しい理解と望ましい習慣を養うこと。二学校生活を豊かにし、明るい社交性を養うこと。 三 食生活の合理化、栄養の改善及び健康の増進を図ること。四 食糧の生産、配分及び消費について、正しい理解に導くこと。」の4点が規定されました。続く第三条で、学校給食は小学校・当時の盲学校・聾学校・養護学校に通う児童に実施するものと定められました。

0601_03郷土食を生かした学校給食の実施について
昭和58年(1983)、文部省は、社団法人全国学校栄養士協議会が主催する、郷土食を生かした学校給食の実施を後援することを決定し、体育局長から各都道府県教育委員会教育長に協力を依頼しました。画像は、同会が主催する取組の実施要領案です。 家庭を中心とした地域社会に対し、学校給食の重要性について理解や協力を求め、児童生徒に対しては郷土に関心を寄せる心を育てることなどに役立てるといった取組の趣旨や事業内容が書かれています。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最終情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 国立公文書館 ] { 活版アラカルト 過去ログまとめ }

【展覧会】高知県立美術館|コレクション展  新収蔵品を中心に|’23年1月12日-2月23日|終了

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COLLECTION コレクション展
新収蔵品を中心に
会  期  2023年1月12日[木]- 2月23日[木]
休  館  日  年末年始以外は無休(臨時休館があります)
観  覧  料  一般当日 370円・大学生 260円・高校生以下 無 料
会  場  高知県立美術館 1階 第4展示室
      781-8123 高知県高知市高須353-2 TEL 088-866-8000
主  催  高知県立美術館(公益財団法人高知県文化財団)
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高知県立美術館は1993年の開館以来、「南の人と自然」というテーマのもと、購入・寄贈・寄託といった手段によって美術資料の収集に努めてまいりました。高知県ゆかりの作家や作品はもとより、特徴的なコレクションである「表現主義」や、同時代を牽引する気鋭のアーティストの作品も収蔵しております。
高知県の美術資料の購入予算は2005年度以降計上されておりませんが、寄贈を中心に収集は継続し、現在では4万点を超える作品を収蔵するに至りました。
今回は 2020-21年度 に同館のコレクションに新しく加わった作品を中心にご紹介します。
「冬の定期上映会」で特集する 濱口竜介監督の祖父、濱口喬夫の油彩画や、高知県立美術館 企画展THE 新版画に関係深い、石川寅治や山本昇雲の木版画も併せてお楽しみください。

※ 感染症予防対応実施中です。下掲詳細を確認の上ご参観を。
[ 詳 細 : 高知県立美術館   出品リスト(配布用).pdf ]

【展覧会】愛知県陶磁美術館|特別展 アーツ・アンド・クラフツとデザイン ― ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで|’23年1月28日-3月26日

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愛知県陶磁美術館
特別展 アーツ・アンド・クラフツとデザイン
― ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで
会  期  2023年1月28日[土]- 3月26日[日]
会  場  愛知県陶磁美術館 本館1階 第1・第2展示室・第8展示室
      489-0965 愛知県瀬戸市南山口町234番地 TEL:0561-84-7474
開館時間  午前9時30分 - 午後4時30分まで(入館は 午後4時 まで)
      ※ただし、1月28日[土]は開会式のため観覧は午前11時から
休  館  日  毎週月曜日
観  覧  料  一 般 900円、高大生 700円、 中学生以下 無 料
主  催  愛知県陶磁美術館、朝日新聞社
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アーツ・アンド・クラフツは、19世紀後半のイギリスで興おこったデザイン運動です。産業革命後の工業化の波の中、思想家ジョン・ラスキンは「機械が人間の労働から創造性を奪う」と批判し、中世の創造と労働が一体となった社会であるべきと唱えました。ラスキンの思想に傾倒したウィリアム・モリス(1834-1896)は、仲間たちと共に手仕事を通して「すべての人々の生活に美しいデザイン」を提供しようとしました。モリスらの仕事に影響を受けた多くのデザイナーや建築家たちは、アーツ・アンド・クラフツ運動を発展させ、やがてその影響はヨーロッパを始め世界各地へと及びます。アメリカでは、建築家フランク・ロイド・ライトが機械生産を受容し、運動の新たな方向を提起しました。

本展では、各地の歴史や文化、社会情勢を反映しながら展開を見せたアーツ・アンド・クラフツ運動の広がりと多様性を、イギリスとアメリカのテキスタイルや壁紙、家具、タイル、ガラス、アクセサリーなど約150点を通じて御紹介します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上観覧を。
[ 詳 細 : 愛知県陶磁美術館

【展覧会】群馬県立館林美術館|企画展示 山中現展 描かれた詩|’23年1月28日-4月2日

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群馬県立館林美術館
企画展示
山中現展 描かれた詩
会  期  2023年1月28日[土]- 4月2日[日]
時  間  午前9時30分 - 午後5時 * 入館は 午後4時30分 まで
休  館  日  月曜日
会  場  群馬県立館林美術館
      374-0076 群馬県館林市日向町2003 Tel. 0276-72-8188
観  覧  料  一 般 620円、大 高 生 310円、中学生以下 無 料
      * 群馬県在住の 65歳以上の方 は 平日のみ 2 割引
主  催  群馬県立館林美術館
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福島県喜多方市出身の山中現(1954-  )は、現在日本で最も活躍している画家・版画家の1人です。 1974年に東京藝術大学美術学部油画科に入学し、在学中に版画家であり、版画史研究家としても知られる小野忠重(1909-1990)による版画の集中講義を受けたことがきっかけで、木版画を始めます。
1980年前後より、白や黒、グレーを基調にした作品を生み出し、宇宙や夜を背景に、棒状のかたちをした有機体が登場するシリーズを発表しました。そして、三次元的な空間の中で光と影を意識したそれらの作風は、作家のイメージを代表する世界観を構築しました。
しかし、山中の飽くなき創作意欲と探求心は、1980年代末頃から色彩の使用へと向かわせます。平坦な画面にごく単純な形体を配し、色とかたちによる静謐かつ詩情溢れる世界を表現するに至りました。
当館は2021年に、県内の現代美術コレクターである I 氏より、327点の山中現作品の寄贈を一括して受ける機会に恵まれました。本展では、その「旧 I 氏コレクション」から厳選した作品約240点を初めてお披露目します。初期から近年までの木版画を中心に、油彩画、水彩画、ガラス絵も合わせて紹介し、多方面よりその作品世界の魅力に迫ります。

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[ 詳 細 : 群馬県立館林美術館

【展覧会】東京ミッドタウン・デザインハブ|第106回企画展|ゼミ展2024 デザインの学び方を知る|’24年1月10日-2月25日|終了

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東京ミッドタウン・デザインハブ
第106回企画展
ゼミ展2024  デザインの学び方を知る
会  期  2024年1月10日[水]- 2月25日[日]
会  場  東京ミッドタウン・デザインハブ
      〠 107-6205 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F
      Tel 03-6743-3776(代表・JDP) Fax 03-6743-3775
時  間  11:00 - 19:00
主  催  東京ミッドタウン・デザインハブ(構成機関:公益財団法人日本デザイン振興会、
      公益社団法人日本グラフィックデザイン協会、多摩美術大学 TUB)
会期中無休・入場無料
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東京ミッドタウン・デザインハブでは、大学・専門学校の教育課程や研究室で取り組まれている課題の内容と、学生作品をご紹介する「ゼミ展」を2018年より開催しています。
今、デザインは社会をより良くするための手段としてさまざまな領域で求められ、全国の教育機関で工夫をこらした学びが行われています。どのようなデザインやデザイナーが必要とされているのか、学生たちがそれらにどう向き合っているのか、本展ではデザイン教育の一端を授業で取り組まれている課題と作品を通してご紹介します。
課題への着眼点に始まり、リサーチから提案まで、デザインを専門とする9校10ゼミ独自の発想と実践にぜひご注目ください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京ミッドタウン・デザインハブ