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【展覧会】三菱一号館美術館|芳幾・芳年 ─ 国芳門下の2大ライバル 文明開化の時代 ─ 浮世絵の危機|’23年2月25日-4月9日|4月9日 会期終了 しばらくの休館報告

三菱一号館012三菱一号館0tominnA!三菱展示新チラシ三菱一号館美術館
芳幾・芳年 ── 国芳門下の2大ライバル
文明開化の時代 ── 浮世絵の危機
会  期  2023年2月25日[土]- 4月9日[日]
          前  期  2月25日[土]- 3月19日[日]
          後  期  3月21日[火]- 4月 9 日[日]
      * 会期中、一部の作品は展示替えを行ないます。
      * 都合により展示作品を変更する場合があります。展示期間は次の通りです。
      * 一部肉筆画を以下日程で展示替えいたします。
          < 1 期 > 2月25日[土]- 3月12日[日]
          < 2 期 > 3月14日[火]- 3月26日[日]
          < 3 期 > 3月27日[月]- 4月 9 日[日]
      * 詳細は「 作品リスト PDF 」をご確認ください。
休  館  日  3月6日[月]、3月13日[月]、3月20日[月]
開館時間  10:00-18:00  * 入館は閉館の30分前まで
チケット  本展覧会は、日時指定予約は不要です。
      一 般 1,900円、 高校・大学生 1,000円、 小・中学生 無 料
* 一般、当日、税込価格を表示。各種割引・優待等は下掲  公式ウェブサイト  参照
お問合せ  05--5541-8600(ハローダイヤル)

主  催  三菱一号館美術館、毎日新聞社
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落合芳幾と月岡芳年は、江戸後期を代表する浮世絵師、歌川国芳の門下でともに腕を磨き、慶応2-3(1866-67)年には、幕末の風潮を反映した残酷な血みどろ絵を共作しています。

良きライバルとして当時は人気を二分した両人ですが、芳幾はその後発起人として関わった「東京日日新聞」(毎日新聞の前身)の新聞錦絵を描くようになります。一方の芳年は、国芳から継承した武者絵を展開し、歴史的主題の浮世絵を開拓しました。
人生半ばの30代で明治維新を迎えた二人は、最後の浮世絵師と呼ばれる世代です。浮世絵衰退の時代にあらがうべく、彼らがどのように闘ったのかを、浅井コレクションをはじめとする貴重な個人コレクションを中心に振り返ります。

※ 本展覧会終了後、三菱一号館美術館は 2024年秋頃まで の長期休館が発表されています。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。

[ 詳 細 : 三菱一号館美術館 ]

【展覧会】大和文華館|特別企画展 隠逸の山水|’23年2月24日-4月2日

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大和文華館
特別企画展 隠逸の山水
会  期  2023年2月24日[金]- 4月2日[日] 
休  館  日  月曜日休館
開館時間  午前10時 - 午後5時(入館は 午後4時 まで)
入  館  料  一 般 630円 高校・大学生 420円 小学・中学生 無 料
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巷の喧噪を離れた静かな場所で暮らすことは、古くから文化人たちの憧れでした。本展覧会では、美しい自然に満ちた風景を描きだした日本の作品を中心に展示します。
水辺や山中にたたずむ理想の書斎を描いた禅僧たち、力強く整った自然の景観を作り出した狩野派、中国の画題や絵画様式を取り入れながらも、己の個性を発揮した文人画家たち、実際に見てきたかのような現実味あふれる山水画を創作した写生画派など、様々な表現で描かれてきた山水画を見ていきます。

山水画はなぜ描かれ、鑑賞されてきたのでしょうか。室町時代から江戸時代まで、幾世紀ものあいだ愛されてきた山水画の意義と魅力を “ 隠逸 ” という観点から読み解きます。

※ 大和文華館、松伯美術館、あべのハルカス美術館は、近鉄グループが運営する美術館です。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参加を
[ 詳 細 : 大和文華館

【展覧会】松岡美術館|美しい人びと 松園からローランサンまで|’23年2月21日-6月4日|終了

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美しい人びと 松園からローランサンまで
会  期  2023年2月21日[火]- 6月4日[日]
      * 会期半ばで一部展示替えを行います。
          前期展示 2月21日[火]- 4月16日[日]
          後期展示 4月18日[火]- 6月 4 日[日]
展  示  室  松岡美術館
      108-0071 東京都港区白金台5-12-6 TEL:03-5449-0251
開館時間  10:00-17:00(入館は16:30まで)
      第一金曜日のみ 10:00ー19:00(入館は18:30まで)     
休  館  日  毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)
入  館  料  一 般 / 1,200円、25歳以下 / 500円、高校生以下 / 無 料
      * 障がい者手帳をお持ちの方 無料
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「美人画」という言葉が一般的になったのは明治期以降ですが、日本では古来より美しい女性の姿が描かれてきました。一方、物語の登場人物として人気の高い 在原業平 や 光源氏 など、魅力的な男性の姿も絵画や工芸などにあらわされてきました。
今展では、上村松園、伊藤小坡、鏑木清方、伊東深水ら人気の高い「美人画家」たちの作品とともに、下村観山、吉川霊華らによる男性像や、ローランサン、ドニ、ヴァン・ドンゲン、ペルジーニなどの西洋絵画も紹介します。性別・年齢にとらわれない東西の美しい人びとをご覧ください。

E203-2555上村松園《春宵》 1936 (昭和11)年 前期展示

上村松園《春宵》を長期休館からの再開後、初公開
《春宵》は名作《序の舞》(重要文化財)と同じ 1936(昭和 11)年の制作で、美人画家松園の全盛期に描かれた優品です。桜花散る春の宵、年かさの女性の囁きに僅かに微笑む若い芸妓、舞台は京のお茶屋の外廊下でしょうか。
白粉で綺麗にお化粧をした芸妓と貝髷(ばいまげ / 巻貝に似た形の髷)を結った年長の女性二人は、表情や仕草、化粧法や着衣、結髪など、それぞれに美しく描き分けられ、松園の徹底した美意識と的確な描写力とを存分に味わえます。
本作は松岡美術館の日本画コレクションで最も人気の高い作品(2007-2014年に実施した来館者の人気投票による)ですが、2022年1月の再開以後、今回が初めての公開で、展示期間(前期 2月21日-4月16日)中の三月下旬頃には、中庭の桜花もあわせてお楽しみいただけるでしょう。

E203-2556ラスター彩人面鳥文把手壺 イラン 13世紀

E203-2560青釉子持壺 イラン 12世紀

魅惑的な館蔵ペルシア陶器を16年ぶりに一挙公開
ペルシア、中国、インドは東洋美術の三大潮流といわれます。年代は違えども、そのすべてを松岡清次郎は追いました。文明の十字路と称され、多民族が行きかうペルシアの地で育まれた陶器にも優品が揃います。異国情緒あふれる器形、変化にとんだ文様の面白さは、この地域ならではのもの。ユニークな表現の人物像や鳥、山羊、牛などの動物文、文字、そして放射状に限りない広がりを展開する幾何学文といった特徴的な表現が器を飾ります。さらに、光沢のあるラスター彩やターコイズブルーの美しい青釉陶器など、今も憧憬の的となっている魅惑的なペルシア陶器を16年ぶりに一挙公開いたします。

※ 作品画像は 松岡美術館 より拝借した物です。二次引用などはご遠慮ください。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳 細 : 松岡美術館

【展覧会】宇都宮美術館|企画展 陽咸二展 混ざりあうカタチ|’23年2月19日-4月16日|終了

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宇都宮美術館
企画展 陽咸二展 混ざりあうカタチ
開催期間  2023年2月19日[土]- 4月16日[日]
開館時間   午前9時30分 - 午後5時 (入館は 午後4時30分 まで)
休  館  日  毎週月曜日(祝休日は開館)、3月22日[水]
観  覧  料  一 般 1,000円、大学生・高校生 800円、中学生・小学生 600円
主  催  宇都宮美術館
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本展は、大正から昭和初期にかけて活躍した彫刻家:陽咸二(Yo Kanji  1898-1935)の全貌を明らかにする、はじめての大回顧展になります。
陽 咸二 は小学校卒業後、牙彫や篆刻の職人として修業したのち、島田墨仙に日本画を学び、ほどなく彫刻家:小倉右一郎の門下生になったのを機に、本格的に彫刻の道に進みました。帝展や東台彫塑会への出品を重ねながら、徐々に頭角をあらわしていきましたが、とくに、1927年(昭和2)年から参加した彫刻団体「構造社」では主要メンバーとして活動し、「彫刻の社会化」を目指した同社の理念を象徴するような作品を精力的に発表しました。

かれの芸術の特徴のひとつは、ひとりの作家の手によるものとは思えないほどの多様な作風です。絵画、版画、工芸、表紙絵など手がけた分野も幅広く、様式も具象や抽象、簡素なタッチから細密描写にいたるまで多様で、モチーフやテーマも和洋を問わず人物、風景、説話などさまざまです。
もうひとつの特徴としては、ひとつの作品のなかで異なる要素を並べたり、重ねたりしながら、これまでにない新たなイメージを生み出した点です。たとえば、代表作の《降誕の釈迦》では、釈迦と摩耶夫人を西洋の<聖母子像>のフォーマットを借りて表現し、話題を集めました。
陽は生花、釣魚、麻雀など数多くの趣味に興じましたが、とくに蒐集趣味においては希代の趣味人:三田平凡寺が立ち上げた「我楽他宗」に参加しています。同宗では「横臥山夜歓寺-おうがさんやかんじ」と名乗り、蒐集対象を「支那趣味一切」とさだめ、社会的地位、性別、国籍など関係なく、さまざまな人々と交歓しました。作品制作あるいは交友関係において陽はまさに異(他)が入り混じる状況を積極的に生み出し、楽しんでいるかのようです。
本展は5つのキーワードを手掛かりに、陽咸二の独特な芸術世界を逍遥していきます。

宇都宮美術館 ウエブサイト ホ-ムページ ゟ

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※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細:宇都宮美術館

【展覧会 イベント】日本絹の里|特別展「まゆクラフトと絹の作品展」|’23年2月18日-4月10日|終了

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日本絹の里
特別展「まゆクラフトと絹の作品展」
会  期  2023年2月18日[土]- 4月10日[月]
会  場  群馬県立 日本絹の里
      370-3511 群馬県高崎市金古町888番地の1 TEL. 027-360-6300
開館時間  9時30分-17時
休  館  日  毎週火曜日(祝日の場合は開館し、翌平日休館)
観  覧  料  一 般 200円、大 高 生 100円、中学生以下 無 料
主  催  群馬県立 日本絹の里
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本展では、繭の丸みや表面の凹凸など、繭の特性を活かして作るまゆクラフト作品を一般公募し、繭の優れた魅力を皆様にご紹介いたします。
また、伝統技法等により染織などの作品を創作している工芸作家と、日本絹の里 友の会 会員の作品として、絹を用いた、染色、織物、人形、刺繍などを展示し、より多くの方々に天然素材である絹の素晴らしさを知っていただく機会とします。

◉ 会期中の関連イベント
まゆクラフト 有料体験「金魚のゆらゆらモビール」
まゆクラフト 無料体験「ひと粒まゆのウサギ」
手織り 有料体験「透かし織りコースター」
染色体験「ひし餅カラーの板締めストール」
日本機の里「友の会」工芸品即売会 ※観覧料無料

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧、ご参加を。
[ 詳 細 : 群馬県立 日本絹の里

【展覧会】世田谷美術館|世田谷美術館コレクション選|わたしたちは生きている! セタビの森の動物たち|’23年2月18日-4月9日|終了

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世田谷美術館
世田谷美術館コレクション選
わたしたちは生きている!
セタビの森の動物たち
会  期  2023年2月18日[土]- 4月9日[日]
開館時間  10:00 - 18:00(入場は 17:30 まで)
休  館  日  毎週月曜日
会  場  世田谷美術館 1 階展示室
      157-0075 東京都世田谷区砧公園1-2 電 話 03-3415ー6011
観  覧  料  (個人)一般 500円/65歳以上 400円/大高生 400円/中小生 300円
      * 各種優待、割引などは下掲詳細をご覧ください。
主  催  世田谷美術館(公益財団法人せたがや文化財団)
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わたしたち人間は、太古の昔から、犬、猫、鳥、牛、馬などさまざまな生き物と共に暮らしてきました。そして、多くのアーティストたちも身近な動物たちを恰好のモチーフとして作品に描いてきました。
本展では、当館のコレクションから古今東西、様々な手法で表現されたいろいろな動物の作品をご覧いただきます。共に生き、時にわたしたちの思いを乗せ、絵画に、彫刻に登場する動物たちの姿をお楽しみください。
コロナ禍を経験した後の新生活スタイルを意識したオンラインコンテンツやワークショップなどの関連イベントも予定しています。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳 細 : 世田谷美術館 ]

【展覧会】静嘉堂文庫美術館|静嘉堂創設130周年・新美術館開館記念展Ⅲ|お雛さま ― 岩﨑小彌太邸へようこそ ― |’23 年2月18日-3 月26日|終了

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静嘉堂創設 130 周年・新美術館開館記念展Ⅲ
お雛さま ― 岩﨑小彌太邸へようこそ
Ohina-sama — Welcome to the Residence of Koyata Iwasaki
会  期  2023 年 2 月 18 日[土]- 3 月 26 日[日]
休  館  日  月曜日
開催場所  静嘉堂@丸の内
      100-0005 東京都千代田区丸の内 2-1-1 明治生命館 1 階
開館時間  10:00 - 17:00 * 金曜は 18:00 閉館。入館は閉館時間の 30 分前まで
入  館  料  一 般 1,500 円  大学・高校生 1,000 円  中学生以下 無 料
お問合せ  電 話 050-5541-8600(ハローダイヤル)
主  催  静嘉堂文庫美術館(公益財団法人静嘉堂)
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岩﨑家の雛祭りへようこそ。
岩﨑小彌太夫妻の芸術文化への造詣の深さを象徴する作品の一つに岩﨑家のお雛さまがあります。このお雛さまは、岩﨑小彌太が孝子夫人のために、京都の人形司に特注したといわれる昭和初期の愛くるしい童子形の名品で、昭和 4 年(1929)に竣工した、小彌太の麻布鳥居坂本邸(現:港区六本木、国際文化会館)の大広間で披露されていたことが写真によって分かります。
本展では、昭和 9 年竣工の明治生命館内の静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内)で、鳥居坂本邸の雛人形段飾りの背景に立つ 高さ 3m の川端玉章筆「墨梅図屏風」(初公開)とともに、岩﨑家のお雛さまをご覧いただきます。
あわせて、小彌太夫妻の日本画の師でもあった前田青邨が描いた、玄関の衝立やダイニングルームなどに飾った大作のほか、邸内で愛でられた品々で皆様をお迎えします。小彌太邸の雛祭りをお楽しみ下さい。
お雛さま02※ 日時指定予約券制 推奨実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 静嘉堂文庫美術館  公式チケットオンライン予約〔 静嘉堂@丸ノ内 〕

【展覧会】根津美術館|企画展 仏具の世界 ─ 信仰と美のかたち ─|’23 年2月18日-3 月31日|終了

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企画展 仏具の世界 ── 信仰と美のかたち ──
会  期  2023 年 2 月18 日[土]- 3 月 31日[金] 
休  館  日  毎週月曜日
開館時間  午前10時-午後5時(入館は閉館30分前まで)
入  場  料   オンライン日時指定予約入館制(下掲詳細参照)
      一 般 1300円、学 生 1000円、中学生以下 無 料
      * 障害者手帳提示者および同伴者は200円引き
会  場  根津美術館 展示室 1・2
      107-0062 東京都港区南青山 6-5-1 Tel. 03-3400--2536
──────────────
仏を荘厳・供養し、仏道を修めるために必要な道具である仏具。その範囲は、伽藍装飾から僧の生活必需品まで多岐にわたります。仏具には、仏道実践に適した形が与えられていますが、その中に美的な特質を見出すこともできます。この展覧会では、主に館蔵品から、さまざまな場面で用いられる仏具を紹介し、仏の教えと仏具の造形美の関わりを探ります。
根津美術館のコレクションの礎を築いた 初代 根津嘉一郎(1860 - 1940)は、仏教で世の中を善導するという大きな理想を描き、無宗派の寺院建立を構想しました。このため仏教美術に対する関心も高く、コレクション中には仏教に関わる書蹟や絵画、彫刻の優品のみならず、工芸にも優れた作例を見出すことができます。これまで当館では仏教絵画・彫刻を多く取り上げてまいりましたが、仏教工芸にもご注目いただきたく、このたび仏具に焦点を当てた展覧会を企画しました。

第 1 章では、用途を切り口に四つのカテゴリーを設け、具現化させた仏の世界を厳かに飾るための荘厳具、仏に香・華・灯をささげるための供養具、質素ながらも真理に到達するために必要な僧具に加え、密教法具を紹介します。
第 2 章では、女性によって発願・供養された仏具を特集します。長く美しい毛髪や、繊細な刺繍が施された小袖といった女性ならではの持ち物を用いてつくられたそれらの仏具には、善美を尽くす布施の心が表されています。

この展覧会を通じて、仏具の造形美を手掛かりに、古代より仏道を実践してきた人々の心に思いをはせていただければ幸いです。

※ 感染症予防対応実施中。入館はオンライン日時指定予約制下掲詳細を確認のうえ観覧を
[ 詳 細 : 根津美術館 ]  { 根津美術館 活版アラカルト まとめ }

【展覧会 NOTICE】大阪歴史博物館|特別企画展「異界彷徨 ― 怪異・祈り・生と死 ―」|’23年4月28日-6月26日

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大阪歴史博物館
特別企画展「異界彷徨 ― 怪異・祈り・生と死 ―」

会  期  令和5年(2023年)4月28日[金]- 6月26日[月]
休  館  日  火曜日 5月2日[火]は開館
会  場  大阪歴史博物館 6 階 特集展示室
      540-0008 大阪市中央区大手前4丁目1-32
      TEL:06-6946-5728 / FAX:06-6946-2662
開館時間  9:30 - 17:00  * 入館は 閉館30分前 まで
観  覧  料  大 人 600円、高校生・大学生 400円  * 常設展示観覧料でご覧いただけます
主  催  大阪歴史博物館
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古くから、人びとは自分たちのいるところとは異なる世界、すなわち「異界」を意識してきました。 人知の及ばない現象は、異界の住人が引き起こすものであると畏怖し、我が身に降りかかる災いは、他界に属する神や仏へのひたむきな祈りによって退けようとしました。
新たに生まれる命を喜び、成長を祝い、また死者を手厚く弔う際にも、さまざまな儀礼を行ってきました。
天変地異や災厄の原因を理解し、生の苦しみや死の恐怖を克服するために人びとはこの世ならざる世界を想像してきたのであり、異界とは私たちの生活を基層で支える概念ともいえるものです。

本展では、大阪歴史博物館の館蔵品を中心に、民間信仰にかかわる器物や祈願品などの民俗資料をはじめ、祭祀具や副葬品などの考古資料、他界観や神仏、妖怪などをあらわした絵画資料や歴史資料など、異界にまつわるあらゆるジャンルの資料を紹介します。
さまざまな状況であらわれ出る異界を、私たちはどのように捉え、交渉し、また対応してきたのか。このことについて、多様な視点を交えながら考える契機となれば幸いです。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上観覧を。
[ 詳 細 : 大阪歴史博物館  本展特設ウエブサイト ]

【イベント 展覧会】福岡市立博物館|イベント 驚異と怪異 ― 想像界の生きものたち|’23年3月11日-5月14日

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福岡市立博物館
イベント 驚異と怪異 ―― 想像界の生きものたち
会  期  2023年3月11日[土]- 5月14日[日]
開館時間  9時30分 - 17時30分(入館は17時まで)
休  館  日  月曜日
場  所  福岡市博物館
      福岡市早良区百道浜3丁目1-1
観  覧  料  一 般 1,600円、中 高 生 1,200円、小 学 生 800円
      * 各種障害者手帳をお持ちの方と付き添い1名まで無料
問い合せ  「驚異と怪異」福岡展事務局(西日本新聞イベントサービス内)
      TEL:092-711-5491(平日 9:30-17:30)
後  援  福岡市教育委員会、公益財団法人福岡市文化芸術振興財団、西日本鉄道
主  催  福岡市博物館、国立民族学博物館、公益財団法人千里文化財団、TVQ九州放送、西日本新聞社、西日本新聞イベントサービス
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この世のキワにいる、かもしれない ………………
世界の人々は常識や慣習から逸脱した「異」なるものを、どのように認識し、説明し、描いてきたのでしょうか。
本展は、人魚や龍、河童など、想像界の生きものの多様性について、絵画や書籍、祭具などをとおして紹介し、人間の想像と創造の力の源泉を探ります。
奇妙で怪しい、不気味だけどかわいい、世界の霊獣・幻獣・怪獣が大集合 !

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳 細 : 福岡市立博物館

【展覧会】目黒区美術館|コレクション解体新書Ⅱ 1970年代以降の作品を中心に|’23年2月18日-3月26日|終了

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目黒区美術館
コレクション解体新書Ⅱ 1970年代以降の作品を中心に
会  期  2023年2月18日[土]- 3月26日[日]
休  館  日  月曜日
時  間  10:00 - 18:00(入館は 17:30 まで)
観  覧  料  一 般 ¥700、大高生・65歳以上 ¥550、中学生以下 無料
主  催  公益財団法人 目黒区芸術文化振興財団 目黒区美術館
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目黒区美術館は 2022年11月に開館35周年を迎えました。これを記念し、2022年度は 4月に「 東京の猫たち〈東京・区立美術館ネットワーク連携事業〉」、7月に「美術館はおもちゃ箱・道具箱〈開館35 周年記念展〉」を開催し、10月には〈コレクション解体新書〉と冠した所蔵作品展「フジタが目黒にやって来た」で、35年にわたる作品収集のあゆみを振り返りました。本展はこれに続く所蔵作品展の第二弾です。

目黒区美術館では、これまで日本の近代から現代に至る美術の流れを俯瞰できる体系的なコレクションを目指して作品収集を行ってきました。明治から昭和戦前期については滞欧米作家の作品を中心に、戦後美術については国際的に活躍した作家たちの作品を主な収集対象としています。そして毎年、さまざまな視点でコレクションを取り上げ、〈所蔵作品展〉という形で紹介してきました。「常設展示室」をもたない当館においては、〈所蔵作品展〉は収蔵品をまとめて公開する数少ない機会であると同時に、企画展と同様に毎回変わる会場レイアウトも見どころのひとつです。

今回は、コレクションの中でも1987年に開館した目黒区美術館の誕生前後の時代に照準を合わせ、1970年代以降の作品を中心に紹介します。宇佐美圭司(1940-2012)、川俣正(1953- )の複数で構成される大型作品のほか、高松次郎(1936-1998)の《写真の写真》、村上友晴(1938- )の平面作品などを展覧します。
現代美術は、現代を生きる私たちが抱える問題や 価値観などを色濃く反映しながら、私たちとともに時を重ね、展開していきます。美術館における展示や活動も、その時代を反映させながら、時を重ね、展開してきました。本展では、当館の誕生と成長の時代を共にした作品を、収集経緯やエピソードをまじえながら紹介します。当館所蔵の現代美術作品から、何かを感じ、思いを巡らすことで、複雑で混迷を極める現代社会において私たちの生きる力になれば幸いです。

※ 入館のための日時指定予約は必要ございません。開館時間内に直接お越しください。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 目黒区美術館 

【展覧会】青梅市立美術館|館蔵企画展 共通点を探せ !! あなたのお気に入りはどれ ?|’23年2月11日-3月26日|終了

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青梅市立美術館
館蔵企画展 共通点を探せ !! あなたのお気に入りはどれ ?
会  期  2023年2月11日[土]- 3月26日[日]
開館時間  午前9時 - 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
休  館  日  月曜日
観  覧  料  大 人 200円、小・中学生 50円
      * 当日・個人・税込価格を表示。各種割引・優待などは下掲 公式情報 をご参照
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青梅市立美術館では約2,300点の美術作品を収蔵していますが、作品の保護や展覧会の関係から、1年間に紹介できる作品の数は限られており、まだまだ知られていない作家や作品が存在します。
本展で隣り合って展示された作品には、一見すると何の脈絡もありませんが、よく見ると何かが共通し、次につながっていきます。それぞれの作品の間にある共通点を探しながら、多様な美術の世界に触れるとともに、65点の展示作品の中から自分のお気に入りを見つけ出す、ゲーム感覚のユニークな展覧会です。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参加を
[ 詳 細 : 青梅市立美術館 ] 

【展覧会 】長野県立美術館|展覧会 発見された日本の風景|’23年2月11日-4月9日|終了

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展覧会 発見された日本の風景
会  期  2023年2月11日[土]- 4月9日[日]
休  館  日  水曜日
開館時間  9:00-17:00(展示室入場は16:30まで)
観  覧  料  一 般  1,200円、大学生 及び 75歳以上  1,000円、高校生以下 又は 18歳未満  無 料
      * 東山魁夷館及び長野県立美術館コレクション展との共通料金
      一 般  1,700円、大学生及び75歳以上  1,300円
会  場  長野県立美術館 展示室1 ・ 展示室2 ・ 展示室3
      380-0801 長野市箱清水1-4-4(善光寺東隣)
      TEL 050-5542-8600(ハローダイヤル)FAX 026-232-0050
主  催  長野県、長野県立美術館、京都国立近代美術館
共  催  長野県教育委員会
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日本が近代化を図る激動の「明治」。西洋諸国の制度や価値観と向き合い、世界を強く意識する時代の波は、美術の世界にも押し寄せました。日本を訪れた外国人画家たちは、西洋とは異なる日本の文化や風俗に興味を抱き、その様子を描きます。また、国内では水彩画が流行し、日本人画家たちも旅をし、各地の風景や暮らしを描きとめました。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳 細 : 長野県立美術館 ]

【展覧会】国立京都近代美術館|展覧会 リュイユ ── フィンランドのテキスタイル:トゥオマス・ソパネン・コレクション|’23年1月28日-4月16日|終了

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国立京都近代美術館
展覧会 リュイユ ── フィンランドのテキスタイル:
トゥオマス・ソパネン・コレクション
会  期  2023年1月28日[土]- 4月16日[日]
開館時間  午前10時 - 午後6時
      * 金曜日は午後8時まで開館(2月3日、2月10日、4月14日を除く)
      * 入館は閉館の30分前まで
休  館  日  月曜日
会  場  京都国立近代美術館 4F コレクション・ギャラリー内
観  覧  料  一般:430円、大学生:130円、高校生以下、18歳未満および65歳以上の方は無料*。
      * 心身に障がいのある方と付添者1名は無料*。
      * 入館の際に証明できるものをご提示下さい。
      * 個人、当日、税込価格を表示。各種割引・優待情報は下掲 公式サイト 参照
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「やわらかな色面」を感じさせるリュイユの一番の魅力は、複雑に構成された色彩の表現にあります。ウフラ=ベアタ・シンベリ=アールストロム(1914–1979)は、水彩によるデザイン画をもとに、幾何学的な模様を無数の階調で表現した、リュイユの代表的なデザイナーの一人です。こうした色彩構成は、レーナ=カイサ・ハルメ(b. 1940)の近年の作品のように、ウールのみならず、リネンやヴィスコースなどの異なる質感の素材を用いることで、より複雑な表現へと展開しています。
リュイユは、フィンランドのアイデンティティが表れた織物だと言われます。16世紀にはすでに寝具として用いられていたリュイユの大きな転換点は、1900年パリ万博。画家アクセリ・ガッレン=カッレラ(1865–1931)によってデザインされた《炎》は、フィンランド館を彩り、ロシアからの独立を視野にナショナル・ロマンティシズムの一端を担います。一方、画家のデザインをもとに制作を担ったのは、伝統的な手工芸を保存し活かすことを掲げて1879年に設立されたフィンランド手工芸友の会でした。同会は、デザイナーと優秀な織り手との豊かな関係を築いたほか、家庭用の制作キットを作ることで、趣味の良い生活と、自ら作る喜びを広めていきます。

新たなデザインのリュイユは、時代の変化とともに生み出され、1950年代にはガラスや陶芸と同様に、ミラノ・トリエンナーレで受賞を重ねるなど「フィンランド・デザイン」として国際的な評価を高めました。現在では、作家が自ら手掛ける作品も多く、造形や素材は多様化して表現の幅はより広がりを見せています。リュイユの歴史は、いわば近代以降のテキスタイル・アートの変遷を凝縮した物語なのです。
本展では、フィンランド国立博物館と並び称されるリュイユのコレクションとして著名なトゥオマス・ソパネン・コレクションを日本で初めて紹介します。リュイユの歴史を概観できる重要な作品を厳選し、主に1950年代以降に制作された作品約40点を展観します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳 細 : 京都国立近代美術館

【展覧会】京都国立近代美術館|開館60周年記念|甲斐荘楠音の全貌 ― 絵画、演劇、映画を越境する個性|’23年2月11日-4月9日|終了

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京都国立近代美術館
開館60周年記念 展覧会
甲斐荘楠音の全貌 ― 絵画、演劇、映画を越境する個性
会  期  2023年2月11日[土・祝]- 4月9日[日]
会  場  京都国立近代美術館
      606-8344 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町26−1
開館時間  午前10時 - 午後6時 金曜日は 午後8時まで 開館 * 入館は閉館の30分前まで
休  館  日  月曜日
観  覧  料  一 般:1,800円、大学生:1,100円、高校生:600円、中学生以下は 無 料
      * 上掲は当日・個人・税込価格です。割引、優待情報等は下掲詳細をご参照に。
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大正から昭和にかけて京都で活躍した日本画家、甲斐荘楠音(または甲斐庄楠音  1894-1978)。国画創作協会で彼が発表した作品は、美醜を併せ吞んだ人間の生を描いて注目を集めましたが、やがて映画界へ転身し、風俗考証等で活躍したこともあってその画業が充分には顧みられない時期が続いていました。
1997年、京都国立近代美術館で開催された「甲斐庄楠音展」は 彼の画業について再評価を促したといえますが、その際、映画人としての側面については大きく取り上げることができませんでした。今回は、彼が手がけた時代劇衣裳が 太秦 で近年再発見されたことを受け、映画人・演劇人としての側面を含めた  甲斐荘楠音  の全体像をご覧いただきます。

京都近美03※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細をご確認のうえご観覧を。
[ 詳 細 : 京都国立近代美術館 ] 

【展覧会】茨城県天心記念五浦美術館|旅するチバラキ ~ 連 作《水郷めぐり》の全貌 ~|’23年2月10 日-4月23 日|終了

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茨城県天心記念五浦美術館
旅するチバラキ ~連作《水郷めぐり》の全貌~
会  期  2023年(令和5年)2月10 日[金]- 4月23 日[日]
        前 期=2月10 日[金]- 3月19 日[日 * 会期中一部展示替えがあります
        後 期=3月21 日[火・祝]- 4月23 日[日]
休  館  日  月曜日
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入場は 午後4時30分 まで)
会  場  茨城県天心記念五浦美術館 展示室A
      319-1703  茨城県北茨城市大津町椿2083  TEL 0293-46-5311
入  場  料  一 般 320円 / 満70歳以上 160円 / 高大生 210円 / 小中生 150円
      * 身体障害者手帳等提示の方、および付き添いの方(1人まで)は無料
主  催  茨城県天心記念五浦美術館
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大正6年(1917)に4人の日本画家、飛田周山、水上泰生、山内多門、勝田蕉琴によって描かれた連作《水郷めぐり》は、利根川流域から茨城県南部の旅行をもとに生まれた作品です。画家たちは各所で写生し、それぞれ幅六尺(=約180㎝)前後の横長の画面に仕上げました。
本展覧会では、水郷の湿潤な空気を伝えるような、墨の描写を主とした文人画調の連作31図を一堂に公開します。今はもう失なわれてしまった、およそ100年前の利根川流域、茨城県南部の風景を、旅情とともにお楽しみください。

◉ 本展のみどころ
(1)連作《水郷めぐり》は、大正7年の展覧会でまとめて公開され、翌年、小池北風(素康 もとやす)の紀行文とともに、書籍『水郷めぐり』に掲載され出版されました。その後、作品は画家たちの後援者の所蔵となり、以来、まとめて公開された記録がありません。《水郷めぐり》の全貌公開はおよそ100 年ぶりの機会となります。
(2)現在は陸続きとなった浮島や十六島など、大正6年(1917)の利根川流域から水郷周辺の様子を、旅情とともに楽しんでいただく展覧会です。一流の画家たちが描き留めた美しい水辺の情景、のどかな田園風景など、現在失われてしまった自然豊かな茨城と千葉をご覧いただけます。
(3)今回紹介する四作家は、文展、帝展といった国の主催する展覧会で活躍し、実力を認められた画家たちでした。明治10-12 年(1877-79)生まれの同世代で、《水郷めぐり》を描いた当時は38-40 歳。充実した時期の画家達が、楽しみながら筆を競った力作となっています。
(4)戦前に国の主催する展覧会を中心として活躍した画家たちの作品について、個人の注文などに応じた小品は多く残されているものの、大作の現存数は決して多くありません。四作家による連作《水郷めぐり》は文展、帝展の出品作ではありませんが、画家たちの評価につながる貴重な作例といえます。
(5)北茨城出身の飛田周山は、明治36 年(1903)に岡倉天心を五浦に案内し、天心の五浦移住、日本美術院移転の契機をもたらしたことでも知られています。大正12 年(1923)に始まる茨城美術展では、横山大観とともに顧問として審査にあたるなど、茨城の美術振興にも貢献しました。《水郷めぐり》は周山が郷里茨の魅力を紹介した作品としてお楽しみいただけます。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 茨城県天心記念五浦美術館 ]

【展覧会】富山県水墨美術館|企画展「対決! くらべて見よう、これとコレ」|’23年2月17日-4月9日|終了

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富山県水墨美術館
企画展「対決! くらべて見よう、これとコレ」
会  期  2023年2月17日[金]- 4月9日[日]
会  場  富山県水墨美術館
930-0887 富山県富山市五福777 TEL 076-431-3719
休  館  日  月曜日、3月22日[水]
開館時間  午前9時30分 - 午後6時(入室は 午後5時30分 まで)
観  覧  料  当日 一 般:300円 / 大学生:150円
      * 小学校・中学校・高校等の児童・生徒及びこれらに準ずる方は観覧無料。
      * 各種障がい者手帳をお持ちの方は観覧無料
主  催  富山県水墨美術館、富山新聞社、北國新聞社、北日本放送────────────────────
富山県水墨美術館では、開館以来、近代以降の水墨画を中心に日本画や工芸作品など日本美術の優品を収蔵してきました。その数は約700点にのぼります。
本展では「対決!」をテーマとして、当館の収蔵品のなかから特にオススメの作品の魅力を、いつもとは少し違う切り口からご紹介します。

作家たちは、あるときは従来の手法に倣ったり、またあるときは人とは違う表現を求めたりしながら、自分の表現を磨いてきました。
本展ではそのような多様な魅力を、「対決!」というかたちで、楽しく比較・鑑賞します。
‘‘ 龍と虎 ” のように描かれた画題による「対決!」、東西日本画壇の巨匠の「対決!」、あるいは、 “ 金と銀 ” の画材「対決!」などなど…、いくつもの作品のフレッシュな競演を展示室でご覧いただきます。

普段と違う表情から、当館収蔵品の魅力を新たに発見いただけたら幸いです。

◉ 館の概要|富山県水墨美術館 
富山県水墨美術館は、日本の近代以降の水墨画を中心に紹介する美術館として、平成11年に開館しました。館の名称に用いられる「水墨」という言葉は、単に水墨画を指すだけでなく、広く日本の美を表す意味がこめられています。建物は和風の平屋造りとし、庭園や茶室を配して、豊かな自然を感じながら心静かにすごしていただける環境を整えました。常設展示室では、竹内栖鳳や横山大観、菱田春草などの近代を代表する画家や、下保昭、篁牛人、岩﨑巴人などの富山県に縁のある画家の作品を見ることができます。そして展示室1・2では、日本画や工芸など幅広い分野の企画展を開催しています。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
[ 詳 細 : 富 山 県  富山県水墨美術館

【イベント】山口県立萩美術館・浦上記念館|浮世絵ウィーク|’23年3月9日-3月12日|終了

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山口県立萩美術館・浦上記念館
浮世絵ウィーク
開催期間  2023年3月9日[木]- 3月12日[日]
開館時間  9:00 - 17:00(入場は 16:30 まで)
休  館  日  会期中無休
観  覧  料  一般300円、学生200円
* 70歳以上と18歳以下の方、および高等学校、中等教育学校、
特別支援学校に在学する生徒は無料
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文化庁 Innovate MUSEUM 事業の助成により、浮世絵版画の技法や浮世絵が育まれた豊かな江戸文化を学ぶ4日間のイベントを開催します。
浮世絵版画のつくり方を学ぶ重ね押しスタンプの体験に加え、摺や髪結の実演、落語や飴細工など江戸時代からの伝統芸能の実演も行います。早春のひととき、浮世絵版画の技法を学びながら、江戸文化を楽しみましょう。

>イベントの一例 紹介<
◆浮世絵の摺実演
内 容:浮世絵の名品を生んだ多色摺木版画の技術を今に伝えるアダチ伝統木版画技術保存財団による摺の実演と解説です。
日 時:3月11日[土]1. 10:30ー12:00  2. 13:00-14:30
出 演:アダチ伝統木版画技術保存財団 摺師 長沼翔太 解説 田﨑雅志
会 場:エントランスホール
※ 事前予約不要

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 山口県立萩美術館・浦上記念館 ]

【展覧会】松坂屋美術館|白洲次郎生誕120周年記念特別展 白洲次郎・白洲正子ー武相荘折々のくらし|’23年3月4日-4月2日|終了

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松坂屋美術館
白洲次郎生誕120周年記念特別展
白洲次郎・白洲正子ー武相荘折々のくらし
会  期  2023年3月4日[土]- 4月2日[日] * 会期中無休
開館時間  10時 - 18時 * 入館は 閉館30分前 まで
会  場  松坂屋美術館(松坂屋名古屋店 南館7階)
      460-8430 名古屋市中区栄三丁目16番1号 TEL 052-251-1111
入  館  料  一 般 1,200円 / 高・大生 900円 / 中学生以下無料(税込)
      * 当日・個人・税込価格を表示。各種優待・割引などは 下掲詳細 を参照
特別協力  旧白洲邸 武相荘   協力  ワクイミュージアム
主  催  松坂屋美術館、朝日新聞社
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英国流のマナーと教養を身につけ、プリンシプルを生涯の信条として第二次世界大戦後、日本の復興に尽力した白洲次郎( 1902-1985)。幼少期から能を通して占典芸能に親しみ、きものや骨董を愛し、随筆家として多彩な活蹴をした白正正子(1910-1998)。お互いに一目惚れして結婚した次郎と正子はパートナーを尊重し、日々を人切に暮らしました。
次郎と正子は吉田茂や小林秀雄、青山二郎など闘時代に活躍した様々な人と交流を重ねていきました、その生き方は現在も多くの人の共感を呼び、影響を与え続けています。

本展では、ふたりが移り住み、生涯暮らした武相荘(東京都町田市)での家族の暮らし方に注川します、自洲次郎の愛用品や洋服、お手製の道具、カントリー・ジェントルマンの志で、戦後日本の復興に奔走した史料と、正子が愛したきものや帯、骨董、アクセサリー、正子の実家・樺山家ゆかりの品々などを紹介。
さらには、随筆家として日本行地を旅し、
鋭い感性で捉えた正子の著作や自筆原稿など、旧白洲邸武相荘の所蔵品を中心に約200点を紹介し、日本文化や四季折々の暮らしでみつかる美しさ、心のあり方をみつけていきます。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 松坂屋名古屋店  松坂屋美術館

【展覧会】石川県七尾美術館|没後30周年記念 彫刻家・田中太郎のあゆみ|’23年2月25日-4月23日

七尾美術館

石川県七尾美術館
没後30周年記念-愛しき木々
彫刻家・田中太郎のあゆみ
会  期  2023年2月25日[土]- 4月23日[日]
会  場  石川県七尾美術館
      926-0855 石川県七尾市小丸山台1丁目1  電話: 0767-53-1500
開館時間  午前9時 - 午後5時(入館は 4時30分 まで)
休  館  日  毎週月曜日、3月22日[水]
観  覧  料  一 般 350円、大高生 280円、中学生以下無料
主  催  石川県七尾美術館 公益財団法人七尾美術財団
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田中太郎(1911-92)は、七尾駅前の長谷川等伯像「青雲」などを制作した七尾出身の彫刻家です。はじめ寺院建築の装飾彫刻を学びますが、その後上京して平櫛田中に師事、昭和11年(1936)の院展初入選を皮切りに主に同展で活躍しました。
院展彫塑部解散後は粲々会や太平洋美術会などに活躍の場を移し、80歳で亡くなるまで出品を続けました。その作風は写実を基にした具象作品と不思議な精神性を想わせる抽象作品に大別でき、それぞれに異なる味わいがあります。本展覧会では氏の没後30周年を記念して所蔵品より46点を選抜、その業績を改めて振り返り、彫刻家としての「あゆみ」を紹介します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上観覧を。
[ 詳 細 : 石川県七尾美術館

【展覧会】広島県立美術館|特別展 第69回日本伝統工芸展|’23年2月15日-3月5日|終了

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広島県立美術館
特別展 第69回日本伝統工芸展
会  期  2023年2月15日[水]- 3月5日[日] 会期中無休
開館時間  9:00 - 17:00 * ※金曜日は19:00まで * 入場は閉館30分前まで
会  場  広島県立美術館 3階企画展示室
      730-0014 広島市中区上幟町2-22 TEL.082-221-6246 FAX.082-223-1444
チケット  一 般 700円、高・大学生 400円、中学生以下 無 料
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人間国宝から新進気鋭の若手まで、現代日本の卓越した技と美を一堂に見られる展覧会。
現代に生きる「伝統」約280点がここに集結!
日本伝統工芸展は、日本の風土の中から生まれた世界に誇る工芸技術を、発展継承させることを目的に、昭和29年に創設されました。伝統的な「わざ」をベースとしながら、今日の生活に合った新たな技術、新たな表現を築き上げることを目標としています。広島展では、陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の各部門から、広島在住作家の入選作8点を含む約280点を展示します。人間国宝(重要無形文化財保持者)から新進気鋭の若手まで、日本を代表する工芸家たちの最新作をお楽しみください。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 広島県立美術館 ]

【展覧会】田辺市立美術館|館蔵品展 雑賀清子 ─ 草花によせる|’23年2月4日-3月26日|終了

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田辺市立美術館
館蔵品展 雑賀清子  ──  草花によせる 
開催期間  2023年2月4日[土]- 3月26日[日]
会  場  田辺市立美術館
      646-0015 和歌山県田辺市たきない町24-43
      TEL 0739-24-3770 FAX 0739-24-3771
休  館  日  毎週月曜日、2月24日[金]、3月22日[水]
開館時間  午前10時 - 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
観  覧  料  260円  * 学生及び18歳未満の方は無料です
主  催  田辺市立美術館

【同時開催】館蔵品展『原勝四郎の植物スケッチ』
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雑賀清子(1933-2017)は和歌山県美浜町に生まれ、女子美術大学の洋画科を卒業後、ベルギーでステンドグラスの制作を学んで帰国しました。帰国後は主に郷里で制作と指導を行っていましたが、1980年代のはじめ頃から、およそ30年間にわたって田辺市中辺路町周辺でのスケッチを重ねてきました。
雑賀がスケッチの対象としたのは自然であり、それも華やかに咲き誇る草木だけではなく、足下の小さな花や雑草がほとんどでした。それらの草花に、雑賀は自分自身の存在を重ね合わせながらスケッチしました。
雑賀のスケッチを通して、当地の自然の魅力を紹介するとともに、雑賀が注目したひたむきに生きる小さな存在と、それが放つ命の美しさをお伝えできればと思います。

併せて、雑賀と同じように、身近な植物の観察を生涯にわたって重ねた、和歌山県 田辺市 出身の近代の洋画家、原勝四郎(1886-1964)のスケッチと、花をモチーフとした、油彩画の小品を紹介します。
【同時開催】館蔵品展『原勝四郎の植物スケッチ』

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
[ 詳 細 : 田辺市立美術館 ]

【展覧会】チェコセンター 東京|チェコの旅行家たちの目に映った近代日本|’23年2月6日ー3月20日|終了

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チェコセンター 東京
チェコの旅行家たちの目に映った近代日本
会  期  2023年2月6日[月]ー 3月20日[月]
休  館  日  土曜日・日曜日・祝日は休館
開館時間  10:00 - 19:00
会  場  チェコセンター東京
      150-0012 東京都渋谷区広尾2-16-14(チェコ共和国大使館内)
      入場無料
主  催  チェコセンター東京
キュレーター:ブルナ・ルカーシュ、ヤン・シェイブル
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19世紀末から20世紀初頭にかけて、日本を旅したチェコの旅行家たち。彼らの目に、日本はどう映っていたのでしょうか。また、ほかのメディアがなかったこの時代に、祖国に戻った後、どのように日本のイメージを作っていったのでしょうか。
本展では貴重な写真を通して、当時のチェコ人から見た日本の姿をご紹介します。

ヨゼフ・コジェンスキー、ジョエ・ホロウハ、あるいはバルボラ・マルケータ・エリアーショーヴァー。19世紀末から20世紀初頭にかけ、日本を訪れたチェコの旅行家たちは、祖国へ戻ったあとに自身の体験を熱心に文書に残し、語りました。彼らの記事や本、あるいは講演会では、はるか遠い “日出ずる国 ” を紹介するために、言葉だけではなく、自ら撮影した写真や複製写真などの画像が用いられました。
ほかのメディアが存在していなかった時代、主にこうした画像をもとにチェコの読者・聴衆が日本を “ 目にした ” のです。本展「チェコの旅行家たちの目に映った近代日本」では、ナープルステク博物館の写真コレクションを展示し、チェコの旅行家たちが日本で何を見たのか、どのように日本のイメージを作っていったのかをご紹介します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : チェコセンター 東京

【展覧会】福井市美術館|企画展『浮世絵師 歌川国芳展』|’23年2月18日-3月26日

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福井市美術館
企画展『浮世絵師 歌川国芳展』
会  期  2023年(令和5年)2月18日[土]- 3月26日[日]
会  場  福井市美術館 
      918-8112 福井県福井市下馬3-1111(アートラボふくい)
      電話 0776-33-2990
休  館  日  毎週月曜日(祝休日は開館)。 * 3月22日[水]は開館します。
開館時間  午前9時から午後5時15分(入館は閉館の30分前まで)
       * 初日・2月18日[土]は午前10時から開場。
観  覧  料  一 般 1000円/高校生以上の学生 800円/小学生・中学生 500円
* 学生証を提示
       * 個人、当日、税込価格を表示。各種割引・優待などは下掲 詳細 参照
主  催  福井市美術館
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浮世絵師 歌川国芳歌川国芳(1797-1861)は、葛飾北斎や歌川広重らと同じ江戸時代後期に活躍した浮世絵師で、奇抜な構図と大胆で機知に富んだ発想の作風から「奇想の浮世絵師」として江戸庶民から大きな支持を得ました。国芳は、15歳で歌川派に入門し、当初は読本の挿絵や役者絵の仕事を細々とこなす長い下積みの時代を送りました。

31歳の時、当時、大人気であった中国の長編小説『水滸伝』を題材にした武者絵「通俗水滸伝豪傑百八人之壱人」で、物語に登場する豪傑たちをダイナミックに表現し大好評となり、この浮世絵はシリーズ化されました。それ以後は、「武者絵の国芳」と呼ばれる人気絵師となり、歴史や物語に登場する英雄や豪傑たちを描き、版元や庶民が求めた役者絵や美人画、人々の生活の様子や風景画など、様々なジャンルの作品を多く遺しました。さらに西洋画の構図や技法を取り入れた作品など、江戸の人々を大いに喜ばせました。
本展では、国芳の代表作である『水滸伝』のシリーズを始め、三枚続の大胆な構図の「相馬の古内裏」や「忠臣蔵」など約160点を展示し、国芳の魅力を紹介します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細:福井市美術館 アートラボ]

【展覧会】神奈川県立近代美術館 葉山|展覧会 横尾龍彦 瞑想の彼方|’23年2月4日-4月9日|終了

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神奈川県立近代美術館 葉山
展覧会 横尾龍彦 瞑想の彼方
Yokoo Tatsuhiko : Beyond the Realm of Meditation
会  期  2023年2月4日[土]- 4月9日[日]
会  場  神奈川県立近代美術館 葉山  展示室 1、2、3a、4
休  館  日  月曜日
開催時間  午前9時30分 – 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
観  覧  料  一般1,200円、20歳未満・学生1,050円、65歳以上600円、高校生100円
      * 各種割引、年齢制限などは 下掲詳細 をご覧下さい。
主  催  神奈川県立近代美術館
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横尾龍彦(1928-2015)は、日本とヨーロッパを行き来して活躍した画家です。1965年にスイスで個展を開き、以後、聖書や神話に着想を得た幻想画により国内外での評価を確立しました。ドイツに本格的な拠点を設けた1980年以降は、ルドルフ・シュタイナーや禅の思想に影響を受けて制作に瞑想を取り入れ、書に通じる抽象画へと画風を変化させました。
日本の美術館で初めての回顧展として、国内のアトリエに遺された作品を中心に約90点を紹介し、横尾の画業を展覧します。

◉ 横尾龍彦 略 歴
1928年福岡県福岡市生まれ。東京美術学校(現・東京藝術大学)日本画科を卒業後、油彩画に転向。1965年以降、ヨーロッパ各国と日本で個展を多数開催し、国内では澁澤龍彥や種村季弘に認められた。1976年より神奈川県逗子市に住み、その後、高橋巖のルドルフ・シュタイナー研究会に参加。鎌倉の三雲禅堂に参禅する。1980年、ドイツ・オスナブリュックに移る。1993年には埼玉県秩父市にアトリエを構え、晩年まで日本とドイツを拠点に制作を続けた。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 神奈川県立近代美術館

【展覧会】島根県立石見美術館|特別展 受贈記念 彫刻家・澄川喜一の仕事|’23年2月4日-4月3日|終了

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島根県立石見美術館
特別展 受贈記念 彫刻家・澄川喜一の仕事
会  期  2023年2月4日[土]- 4月3日[月]
開館時間  9:30 - 18:00(展示室への入場は 17:30 まで)
休  館  日  毎週火曜日(3/21は開館、翌3/22休館)
会  場  島根県立石見美術館 展示室 A・B・C
      698-0022 島根県益田市有明町5-15
      TEL(グラントワ代表): 0856-31-1860 FAX : 0856-31-1884      
観  覧  料  一  般  300円 / 大学生  200円 / 高校生以下  無  料
      * 各種障がい者手帳などをお持ちの方、その介助者(1名まで)は入場無料
主  催  島根県立石見美術館、しまね文化振興財団、TSK さんいん中央テレビ
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澄川喜一(1931年- )は島根県鹿足郡六日市町(現・吉賀町)出身の現代彫刻家です。
全国各地で 約100点もの野外彫刻を手がけたほか、東京スカイツリー® のデザイン監修をはじめとする、都市部の建築分野のデザインや環境造形の仕事を担い、高い評価を受けてきました。また、母校・東京藝術大学で教授および学長を務め、首都圏で精力的な制作活動を続ける一方、故郷である島根県や、青春時代を過ごした山口県で文化行政の要職を担ってきました。こうした数多くの功績が表彰され、2020年には文化勲章を受章しています。

本展は、2020年度、および2021年度に島根県に寄贈された彫刻作品120点のなかから、選りすぐりの彫刻作品約50点を紹介するとともに、作品とあわせて受贈した膨大な作家資料のなかから、野外彫刻のスケッチや図面、下絵やマケット、石膏原型、収集していたものなど、今まであまり表に出てこなかった「澄川喜一の仕事」に着目して紹介いたします。この機会に、澄川喜一の生み出す造形の奥深さを知り、郷土の作家についての理解が深まることを願います。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 島根県立石見美術館 本展特設サイト

【展覧会】東京都美術館 特別展|レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才 |’23年1月26日-4月9日|終了

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東京都美術館
特別展
レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才
Egon Schiele from the Collection of the Leopold Museum – Young Genius in Vienna 1900
会  期  2023年1月26日[木]- 4月9日[日]
会  場  東京都美術館 企画展示室
      110-0007 東京都台東区上野公園8-36 TEL : 03-3823-6921
休  室  日  月曜日
開室時間  9:30 - 17:30(入室は 閉室の30分前 まで)
      夜間開室/金曜日は9:30 - 20:00(入室は 閉室の30分前 まで)
観  覧  料  一 般 2,200円 / 大学生・専門学校生 1,300円 / 65歳以上 1,500円 /
      平日限定ペア割(枚数限定)3,600円
      * 本展は日時指定予約制です。詳細は下掲の展覧会公式サイトをご覧ください
      * 2023年1月12日[木]10時より予約開始します
問合わせ  TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
主  催  公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館、朝日新聞社、フジテレビジョン
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19世紀末ウィーンを代表する画家エゴン・シーレ(1890-1918)は、28年という短い生涯のなかで数多くの作品を残し、独自の表現を追求しました。
本展では、ウィーンのレオポルド美術館の所蔵品を中心に、シーレの初期から晩年までの絵画、素描のほか、ウィーン世紀末の芸術家たちの作品を紹介し、画家の生涯とその作品、同時代の芸術の諸相を展観します。

◉ みどころ
1. 30年ぶり、エゴン・シーレの作品50点が集結
一目見れば天才ぶりがわかる作品。才能を目撃できる貴重な機会
2. 夭折の天才、その激動の人生に迫る
シーレの生涯や創作の背景、画家の言葉とともに人生を追体験
3. クリムト、ココシュカ、ゲルストル … シーレだけではない天才たちにも注目
ウィーン世紀末を生きた、強烈な個性を放つ画家たちの作品も紹介
* 本展には性的な表現を含む作品が出品されます。

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※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
[ 詳 細 : 東京都美術館   展覧会公式サイト ]

【展覧会】そごう美術館|日本の切り絵 7人のミューズ|’23年2月4日-3月19日|終了

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そごう美術館
日本の切り絵 7人のミューズ
会  期  2023年2月4日[土]-3月19日[日]
会  場  そごう美術館
      神奈川県横浜市西区高島2-18-1 (横浜駅東口・そごう横浜店 6 階)
      TEL:045-465-5515 [美術館直通]
時  間  午前10時 - 午後8時(入館は 閉館の30分前 まで)
      * 2月16日[木]は午後7時閉館。
      * そごう横浜店の営業時間に準じ、変更になる場合があります。
休  館  日  会期中無休
観  覧  料  【 事前予約不要 】
      一 般 1,200円、大学・高校生 1,000円、中学生以下 無 料
主  催  そごう美術館、毎日新聞社
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一枚の紙から広がる現代切り絵の世界
「切り絵」とは紙をハサミやナイフなどで切り抜いて、貼ることによって絵を描いてゆく技法のひとつです。カットによって生まれる切り口(線や断面)を活かすことで、絵の具で描いているのとはまた違った独特な効果が生み出されます。日本で切り絵という言葉が使われ始めたのは昭和40年代だとも言われていますが、紙を切って造形する方法は、昔から神前での儀式のために使われてきた伝統文化です。

本展では、日本を代表する女性の切り絵作家7人の100点を越える作品を展観いたします。
蒼山日菜は小さなハサミだけを使い、まるで繊細なレース編みのように切り抜いた作品で知られています。
SouMa(ソウマ)は切り絵の概念を超えた立体的で重層的かつ精緻な作品を特徴としています。
筑紫ゆうなは多くのパーツを丹念に切り取り、絵具やパステルで着彩することによってユーモラスでちょっと不思議な作品を組み立ててゆきます。
福井利佐は高度なデッサン力に裏打ちされた曲線描写と大胆な構図の力強い作品を生み出します。切り剣Masayoは生き物をテーマにした、すべてつながった一枚の紙から生み出されたとは信じ難い立体感と生命力あふれる作品を特徴としています。
松原真紀は郷里の八女手漉き和紙にこだわり、季節の草花や動物を1枚の紙から切り出します。
柳沢京子は日本古来の渋紙を用いた切り絵作家の第一人者です。
このように一括りに切り絵とは呼べないほどバラエティに富んだ7人の作家の作品を通して、現代日本の切り絵の繊細で華麗な世界をお楽しみください。

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出 品 作 家
蒼山日菜、SouMa、筑紫ゆうな、福井利佐、切り剣Masayo、松原真紀、柳沢京子

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[ 詳 細 : そごう美術館 公式サイト ]

【特別陳列】奈良国立博物館|特別陳列 お水取り|’23年2月4日-3月19日|終了

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特別陳列 お水取り
会  期  令和5年(2023)2月4日[土]- 3月19日[日]
会  場  奈良国立博物館 東新館
休  館  日  2月6日[月]・20日[月]・27日[月]
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(毎週土曜日は 午後8時 まで)
      * 入館は閉館の30分前まで
      ※ 東大寺二月堂お水取り(修二会)期間(3月1日-14日)中、
        3月12日(籠松明の日)は午後7時まで、土曜日以外は午後6時まで
      ※ その他、臨時に開館時間を変更することがあります。
観覧料金  一般 700円、大学生350円、高校生以下および18歳未満の方、満70歳以上の方は無料
      * 以下細部の規定は、下掲詳細を参照ください。
主  催  奈良国立博物館、東大寺、NHK奈良放送局、仏教美術協会
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奈良国立博物館お水取り01お水取りは東大寺の二月堂でおこなわれる仏教法会で、正式には「修二会-しゅにえ」といいます。
法会の目的は、仏の前で罪過を懺悔ーさんげーすること(悔過-けか)。現在は3月1日から14日までおこなわれ、その間、心身を清めた僧(練行衆-れんぎょうしゅう)が十一面観音の前で宝号を唱え、懺悔し、あわせて天下安穏ーてんかあんのんーなどを祈願します。

お水取り(修二会)は、天平勝宝4年(752)に東大寺の実虫和尚-じっちゅうかしょうーが初めて十一面悔過を執行して以来、一度も絶えることがなく不退行法ーふたいのぎょうぼうーとして1271年にわたって勤め続けられてきました。そこには東大寺が歩んできた長い歴史が刻み込まれています。
本展は、毎年、東大寺でお水取りがおこなわれるこの時季にあわせて開催する恒例の企画です。実際に法会で用いられた法具や、歴史と伝統を伝える絵画、古文書、出土品などを展示し、お水取り(修二会)への理解が深まる一助となることを企図しています。
上掲図版) 重要文化財 類秘抄 十一面(奈良国立博物館)

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[ 詳 細 : 奈良国立博物館 ]

【イベント】春日大社国宝殿|特別展 春日若宮式年造替奉祝 杉本博司 ― 春日神霊の御生(みあれ) 御蓋山そして江之浦|’22年12月23日-’23年3月13日|終了

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春日大社国宝殿
特別展 春日若宮式年造替奉祝 杉本博司 ― 春日神霊の御生(みあれ) 御蓋山そして江之浦
開催期間  2022年12月23日[金]-2023年3月13日[月]
         前期:2022年12月23日[金]- 2023年1月29日[日]
         後期:2023年 1月31日[火]- 2023年3月13日[月]
会  場  春日大社国宝殿
      630-8212 奈良県奈良市春日野町160
開館時間  10:00 - 17:00(16:30受付終了) * 会期中延長開館を行う場合があります。
休  館  日  2023年1月30日[月]
拝  観  料  一 般 1000円、 大学生・高校生 600円、 中学生・小学生 400円
特別協力  神奈川県立金沢文庫
主  催  春日大社、公益財団法人小田原文化財団、読売新聞社
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日本を代表する現代美術作家として世界で活躍する杉本博司は、日本の仏教美術、神道美術に深い関心を持ち、自らも収集してきました。美術品の中に自身の眼で新たな美を見出し、その美、その精神を種々の展覧会を通じて再表現してきました。
中でも春日美術への関心は群を抜いており、その美の神髄である春日明神への崇敬から、本年3月春日大社から御祭神を勧請し江之浦測候所に「甘橘山 春日社」を創建するに至りました。
春日大社にとって本年は、春には江之浦測候所に春日御神霊が遷座。秋には、春日若宮の御造替が完了するというめでたい年です。
春日大社 国宝殿 では 2022年12月23日[金]- 2023年3月13日[月]まで 、特別展 春日若宮式年造替奉祝「杉本博司 ── 春日神霊の御生(みあれ) 御蓋山そして江之浦」を開催します。本展では、現代美術作家・杉本博司監修により、春日信仰・春日若宮信仰の名品が公開され、春日をテーマとした大作も複数公開されます。
春日信仰が誕生し、春日若宮が御生された、御蓋山の麓という聖地で行われる展覧会に相応しい内容となっております。鋭敏な感性の突出した杉本博司の示唆に導かれて、新たな美を見出すべく、御蓋山を目指して春日大社 国宝殿へとお出かけください。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
[ 詳 細 : 春日大社国宝殿

【展覧会】松伯美術館|企画展 未来につなぐ日本画展 ― 松伯美術館公募展優秀賞受賞作家の現在Ⅰ―|’23年2月11日-3月12日|終了

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企画展 未来につなぐ日本画展 ― 松伯美術館公募展優秀賞受賞作家の現在 -いま- Ⅰ ―
開催期間  2023年2月11日[土・祝]- 3月12日[日] 
休  館  日  月曜日(祝日となるときは、次の平日)、展示替期間、その他必要のある場合
開館時間  午前10時 - 午後5時(入館は午後4時まで)
入  館  料  大 人(高校生・大学生を含む) 820円、小学生・中学生 410円
所  在  地  631-0004 奈良市登美ヶ丘2丁目1番4号 電話番号 0742-41-6666
主  催  公益財団法人 松伯美術館、産経新聞社
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日本の風土、日本人の感性によって培われ、描き続けられてきた花鳥画。松伯美術館では開館時よりジャンルを花鳥画に限定した公募展をこれまで23回開催し、2016年からは、ジャンルを問わない「松伯日本画展」を3回開催してまいりました。ところが新型コロナウイルス感染症拡大による諸事情で、残念ながら今年度も昨年度、一昨年度に引続き公募展開催は中止となってしまいました。

そこで、作家の育成という公募展の歩みを振り返る機会として、昨年度の大賞受賞作家に引続き、今年度は優秀賞受賞作家の作品をご紹介する展覧会を企画いたしました。受賞者が多数なため、本年度と来年度2回に分けて開催し、それぞれ与えられた展示壁面に、今現在のご自身の仕事を自由に発表していただきます。今後も松伯美術館は、このような現代日本画家の制作を応援し、その作品をご紹介する展覧会の開催も企画してまいります。

日本画にしかない花鳥画に深く取り組むことにより、日本画の独自性についての理解を深めていただき、本展が、環境や価値観の激しい変化のなかで日本画の未来について問いかける貴重な機会となるよう願っています。
個性溢れる多彩な表現の作品を、是非ご高覧いただきますようお願いいたします。
なお、会期中、特別展示室では松園・松篁・淳之三代の作品も展示いたします。

※ 松伯美術館、大和文華館、あべのハルカス美術館は、近鉄グループが運営する美術館です。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上観覧を。
[ 詳 細 : 松伯美術館 ]

【展覧会】小杉放菴記念日光美術館|「描く」を超える ― 現代絵画 制作のひみつ ―|’23年2月4日-4月9日|終了

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小杉放菴記念日光美術館
「描く」を超える ― 現代絵画 制作のひみつ ―
会  期  2023年2月4日[土]- 4月9日[日]
会  場  小杉放菴記念日光美術館

      321-1431 日光市山内238-3 TEL:0288-50-1200 / FAX: 0288-50-1201
開館時間   午前9時30分 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
休  館  日  毎週月曜日
      * 祝日・振替休日は開館、その翌日を休館。展示替期間中など臨時休館もあります。
入  館  料  大人 730円 / 大学生 510円 / 高校生以下無料
      * 個人、当日、税込価格を表示。各種優待・割引などは下掲 公式詳細 を参照
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清水比庵(1883-1976)は現在の岡山県高梁市に生まれ、古河電工に勤務後、1930(昭和5)年から日光町長として9年間3期にわたり、町役場への観光課の新設や、観光常設委員による全国宣伝、温泉源の開発など、現在につながる観光行政の基礎を築き上げた人物です。こうした業績が認められ、1958(昭和33)年には旧日光市において小杉放菴と共に最初の名誉市民に推挙されました。
一方で歌人でもあった比庵は、日光で歌誌『二荒』を主宰し、日本画家川合玉堂との交流を通して書画にも非凡な才能を発揮していきます。その作品の多くは、歌と書と画が一体となった自由奔放なもので、晩年に至るに従ってより豊かなものとなっていきます。
日光出身の小杉放菴とは、日光町長時代に知己となり、歌誌『二荒』の装画を依頼していました。〈小杉先生が画人であると同時に詩人であるからだと思つてゐる。小杉先生は歌でも俳句でもうまいが、私がいふ詩は必ずしもさうした形に表れたものをいふのではない。人世の観方に詩があるといふのである〉と放菴を高く評価し、放菴が亡くなった時には、〈小杉未醒の漫画本よりわれは画を習ひしことをかしこみてまをす〉と追悼歌を詠み、自身の若い頃の絵は、放菴が「未醒」と号していた時代の漫画から学んでいたことを明かしていました。
本展では清水比庵の生誕140年を記念して、同館で所蔵および寄託されている比庵作品全20点のほか、書簡など関連資料を小杉放菴の作品と共に会し、日光ゆかりの二人の文人による芸術の交響をお楽しみいただきます。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参加を
[ 詳 細 : 小杉放菴記念日光美術館

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【展覧会】町田市立国際版画美術館|ミニ企画展 パリのモダン・ライフ ─ 1900年の版画、雑誌、ポスター|’22年12月22日-’23年3月12日|終了

町田市立国際版画美術館
ミニ企画展 パリのモダン・ライフ ── 1900年の版画、雑誌、ポスター

ex522_07アンリ=ジャック=エドゥアール・エヴヌプール《広場にて》(『レスタンプ・モデルヌ』より)、1897-99刊、カラーリトグラフ、町田市立国際版画美術館所蔵

町田市立国際版画美術館
ミニ企画展 パリのモダン・ライフ ── 1900年の版画、雑誌、ポスター
会  期  2022年12月22日[木]- 2023年3月12日[日]

会  場  町田市立国際版画美術館
      194-0013 東京都町田市原町田4-28-1 電話 042-726ー2771
休  館  日  月曜日
入  場  料  無 料
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19世紀末から20世紀初頭にかけて、フランスのパリにはポスターや雑誌など様々な印刷物があふれ、人々の目を楽しませていました。アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)、テオフィル・アレクサンドル・スタンラン(1859-1923)といった名だたる芸術家が活躍したこの時代は、しばしば「フランス版画の黄金時代」とも言われます。
もとは商業的な印刷物だったリトグラフのポスターは、19世紀末から次第に美術品として評価されるようになり、熱狂的なアフィショマニ(ポスターマニア)たちの収集対象となりました。他方で、手に取りやすい小さな版画作品や絵入り雑誌も、数多く出版されて流通していきます。こうした印刷物の原画は、専門のイラストレーターだけでなく駆け出しの若手芸術家も制作しました。チェコを代表する芸術家フランティシェク・クプカ(1871-1957)は、青年期にイラストレーションの分野で活躍した人物のひとりです。
本展では、世紀転換期のパリで生み出された版画、雑誌、ポスターなど約40点をご紹介します。パリジャンたちのモダン・ライフを彩った多種多様な作品をお楽しみください。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 町田市立国際版画美術館 ]   { 活版アラカルト 町田市立国際版画美術館 まとめ }

【展覧会】渋沢栄一記念財団 渋沢史料館|企画展示 渋沢栄一と渋沢喜作の「明治」 ─ 渋沢家「新屋敷」文書から見えてくるもの ─|’23年1月5日-2月26日|会期終了

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渋沢栄一記念財団 渋沢史料館
企画展示 渋沢栄一と渋沢喜作の「明治」
── 渋沢家「新屋敷」文書から見えてくるもの ──
会  期  2023年1月5日[木]-2月26日[日]
会  場  渋沢史料館 企画展示室(東京都北区西ケ原2-16-1 飛鳥山公園内)
入  館  料  一般 300円 、小中高生 100円
開館情報  開館日、休館日、開館時間、入館方法などは、下掲 同館利用案内 で確認を
      *新型コロナウイルス感染症の影響により予定変更となる場合があります
主  催  公益財団法人渋沢栄一記念財団 渋沢史料館
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渋沢栄一 の 従兄・渋沢喜作(1838-1912)の生家である 澁澤家(家号「新屋敷」)から、喜作より生家に宛てた書簡をはじめとする古文書が、このたび新たに発見されました。
喜作は、武蔵国榛沢郡血洗島村(現・埼玉県深谷市)に生まれ、幕末、栄一と共に、尊王攘夷運動を行い、一橋家家臣を経て幕臣となります。栄一が渡欧する一方、喜作は国内にいて戊辰戦争を戦い、旧幕臣の二人は「亡国の臣」として「明治」を迎えます。
その後、喜作は日本の産物振興に尽くしたいという思いを伝え、生糸などの取引を行う 渋沢商店 を横浜に開業し、栄一とも協力しながら、多くの会社や団体の設立・育成を行い、実業界で奔走しました。

書簡からは、喜作の人柄や明治以降の喜作と生家の人々との関係がみえます。また生家での養蚕業をはじめとした家業や郷里周辺地域の産業が、栄一と連携した喜作の事業を通して、横浜貿易などとも結びつく様子も窺えます。
本展では、初公開となる澁澤家「新屋敷」文書をご紹介するとともに、関係する渋沢史料館所蔵資料もあわせ、郷里や人々との関わりをみながら、「明治」に向き合う二人の思いを探ります。

貸出画像①渋沢喜作(渋沢史料館所蔵)渋沢喜作  年未詳  渋沢史料館所蔵
貸出画像②渋沢喜作(晩年)(渋沢史料館所蔵)渋沢喜作(晩年)  年未詳  渋沢史料館所蔵
貸出画像③渋沢栄一 古希(渋沢史料館所蔵)渋沢栄一  年不詳 渋沢史料館所蔵
貸出画像④渋沢商店横浜本店(渋沢史料館所蔵)渋沢商店横浜本店 明治末頃 渋沢史料館所蔵

< 展 示 構 成 >
序   章   郷里の人々との関わり
第 一 章 「明治」を迎える
第 二 章 「産物」振興への決意
第 三 章   郷里周辺の産業と「富国」
第 四 章   二人の連携事業
特 別 章   喜作の終焉  ― 栄一の思い ―

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上観覧を。
[ 詳 細 : 公益財団法人渋沢栄一記念財団 渋沢史料館 ]

【展覧会】ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション|柔らかな光と闇 ~浜口陽三とフランス文学者、柏倉康夫氏との対談より~|’23年2月11日-5月7日|終了

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柔らかな光と闇  ~浜口陽三とフランス文学者、柏倉康夫氏との対談より~
会  期  2023年2月11日[土・祝]- 5月7日[日]
会場住所  103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町1-35-7
      Tel:03-3665-0251 Fax:03-3665-0257
開館時間  11:00-17:00 土日祝は10:00-(最終入館閉館 30分前)
      〈ナイトミュージアム〉毎月第1・3金曜日 20:00まで開館
入  館  料  大人 600円 大学、高校生 400円 中学生以下 無料
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浜口陽三は2 0 世紀後半を代表する銅版画家です。この展覧会は、本人の回想をもとに、創作の秘密の一端をひもときます。
1930年、浜口は東京美術学校の彫塑科を退学し、国際芸術都市パリに赴きました。その地で油彩画や水彩画を試みますが、第二次世界大戦勃発のためやむなく帰国し、戦後、4 0 歳を過ぎる頃、はじめて銅版画に本格的に取り組みはじめます。その後、再びパリに渡ると版画家としての道を一気に切り開きました。生前、自作について饒舌には語らなかった浜口陽三ですが、1987年、東京で行われたインタビューの朗らかな対話からは、静かな作品が、いつも柔らかな発想と探究心に支えられていたことが浮かび上がってきます。聞き手は、NHK特派員として7年間パリに住み、作家と交流のあったフランス文学者、柏倉康夫氏です。
11年前に展覧会でとりあげたインタビューを、その後、発見された作品や資料を加え、新たな角度から紹介します。

柏倉康夫
1939年東京生まれ。東京大学文学部フランス文学科卒業。NHK解説主幹。京都大学大学院文学研究科教授を経て、放送大学教授・副学長・付属図書館長。現在同大学名誉教授。京都大学博士(文学)。フランス共和国国家功労勲章シュバリエを叙勲。
主な著訳書に、『生成するマラルメ』(青土社、2005年)、『評伝 梶井基次郎 ― 視ること、それはもうなにかなのだ』(左右社、2010年)、『思い出しておくれ、幸せだった日々を 評伝ジャック・プレヴェール』(左右社、2011年)、ジャン=リュック・ステンメッツ『マラルメ伝―絶対と日々』(共訳、筑摩書房、2004年)、ステファヌ・マラルメ『詩集』、『賽の一振り』(共に月曜社、2018年、2022年)など

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
[ 詳 細 : ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション ]

【展覧会】太田記念美術館|広重おじさん図譜|’23年2月3日-3月26日

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太田記念美術館美術館

広重おじさん図譜
会  期  2023年2月3日[金]- 3月26日[日]
        前 期  2月3日[金]- 2月26日[日]
        後 期  3月3日[金]- 3月26日[日] * 前後期で全点展示替え
休  館  日  2月6、13、20、27-3月2、6、13、20日は休館します。
開館時間  10時30分 - 17時30分(入館は 17時 まで)
入  場  料  一 般 800円 / 大高生 600円 / 中学生以下 無 料
問い合せ  150-0001 東京都渋谷区神宮前1-10-10  太田記念美術館
      ハローダイヤル 050-5541-8600
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笑顔のおじさん、がんばるおじさん、旅するおじさん ─── 広重が描くおじさん大集合!
風景画の名作を数多く描いた絵師、歌川広重(1797-1858)。広重の絵をよく見ると、なんとも味わい深い人物たちがたびたび登場することに気づきます。本展は彼らのことを親しみと愛着をこめて、あえて〈おじさん〉と呼び、その魅力を眺めてみようという企画です。
無垢な笑顔のおじさん、仕事をがんばるおじさん、グルメを楽しむおじさん、ピンチであわてるおじさんなど、広重の描くおじさんたちは見れば見るほど個性豊かで、愛嬌に満ちた存在であることがわかります。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳細 : 太田記念美術館 ]

【展覧会】静岡県立美術館|近代の誘惑 ─ 日本画の実践|’23年2月18日-3月26日|終了

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静岡県立美術館
近代の誘惑 ── 日本画の実践
会  期  令和5(2023)年2月18日[土]- 3月26日[日]
会  場  静岡県立美術館
      422-8002 静岡市駿河区谷田 53-2
休  館  日  毎週月曜日
開館時間  10:00 - 17:30(展示室への入室は 17 時まで)
観  覧  料  一般 800 円、70 歳以上 400 円、大学生以下無料
      * 収蔵品展、ロダン館もあわせてご覧いただけます。
      * 身体障害者手帳などの交付を受けている方と付添者 1 名は無料。
主  催  静岡県立美術館
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静岡県立美術館のコレクションに個人所蔵の重要作を交え、明治から昭和にかけて描かれた日本
画を紹介する展覧会です。
江戸から明治への大変革期、画家たちは、西洋化の激流のなかで、新しい時代にふさわしい絵画
を求めて奮闘しました。“日本画 ” とは、新たに登場した “ 洋画 ” に対応する言葉として、この時代に作られたものです。既存の流派の解体や、展覧会制度の導入、需要者層の広がりなど、絵画を取り巻く枠組みは、近代国家としての日本の歩みとともに変化し、再構築されていきます。
展示は、近代への橋渡しとしての幕末の作品からはじまり、西洋絵画の学習や、そこから日本の古典美術の再発見などとともに展開する、画家たちの真摯な挑戦の軌跡をたどります。個性を重んじる大正期の多彩な表現を経て、昭和初期の成熟、そして戦中・戦後へ。近代という時代が生んだ日本画の成果を、ご堪能ください。

◉ 展覧会の見どころ
幕末から明治・大正・昭和、変化する時代と共に歩んだ日本画の諸相を追いかけます。
近代とひと口に言っても、新旧入り交じる過渡期ならではの展開を見せた明治時代、近代化が進み西洋絵画の学習が深化する大正時代、独自の洗練を極めた昭和戦前期や日本画滅亡論に揺れる戦後期など、時代と社会の変化とともに日本画の姿もどんどん変化していきます。時代とともに歩み、変化する日本画の姿を追い、その諸相をご覧いただきます。
メインストリームだけではない多様な日本画を紹介。隠れた名品に出会うチャンスです。
現代の展覧会では取り上げられることの少ない守旧派、いわゆる旧派の画家たちも、当時の絵画界においては一定の存在感を持ち、多様な作品を世に送り出していました。彼らの活動も視野に入れて作品を紹介することで、当時の絵画界の様子を厚みをもってご紹介します。これまで知らなかった名品を発見していただくチャンスです。
大観、栖鳳、省亭 ――スター選手も目白押しです。
近代日本画家の代表格・横山大観の「群青富士」や、再評価が急速に進む渡邊省亭の「十二ヶ月花鳥図」など、スター選手の代表作もご覧いただけます。特に、渡邊省亭「十二ヶ月花鳥図」は全十二幅を一挙公開。幕末の生まれながら西洋風の迫真的な描写をいち早く身に付け、完成度の高い独自の花鳥画の世界を作り上げた省亭の魅力を、存分に味わっていただく絶好の機会です。

◉ 主な出品作家
狩野雅信、菊池容斎、塩川文麟、狩野芳崖、橋本雅邦、富岡鉄斎、下条桂谷、鈴木松年、川端玉章、小林清親、渡邊省亭、竹内栖鳳、寺崎広業、横山大観、下村観山、川合玉堂、荒木十畝、尾竹竹坡、今村紫紅、近藤浩一路、山元春挙、土田麦僊、村上華岳、吉川霊華、鏑木清方、松岡映丘、安田靫彦、奥村土牛、中村岳陵、福田平八郎、野島青茲、秋野不矩    ※全会期ご覧いただけます。

※ 観覧にあたり事前予約の必要はありません。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を
[ 詳 細 : 静岡県立美術館

【展覧会】サントリー美術館|没後190年 木米|’23年2月8日-3月26日|終了

サントリー美術館木米

サントリー美術館
没後190年 木米
会  期  2023年2月8日[水]- 3月26日[日]
      * 作品保護のため、会期中展示替をおこないます。
      * 会期・開館時間は変更の場合があります。
所  在  地  107-8643 東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階
      TEL:03-3479-8600 FAX:03-3479-8643
開館時間  10:00 - 18:00(金・土は 10:00 - 20:00)
      * 2月22日[水]、3月20日[月]は 20時まで開館
      * いずれも入館は 閉館の30分前 まで
休  館  日  火曜日  * 3月21日[火・祝]は 18時まで開館
入  館  料  一  般  ¥1,500、大学・高校生  ¥1,000、 中学生以下無料
      * 当日、税込価格を表示。各種優待・割引などは下掲 公式詳細 を参照
主  催  サントリー美術館、朝日新聞社
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江戸時代後期の京都を代表する陶工にして画家である文人・木米(もくべい・1767-1833)は、京都祇園の茶屋「木屋」に生まれ、俗称を「八十八」と言います。木屋あるいは氏の「青木」の「木」と、八十八を縮めた「米」に因んで「木米」と名乗りました。また、中年に耳を聾したことに由来する「聾米」のほか、「龍米」「九々鱗」「青來」「百六山人」「古器觀」などの号があります。
木米は、30代で中国の陶磁専門書『陶説』に出会い、これを翻刻しつつ本格的に陶業に打ち込みました。その作品は、優れた煎茶器から茶陶まで、多岐にわたります。熱心な古陶磁研究を土台に広い視野をもち、古今東西の古陶磁の美と美を、因習を越えて結びつけ、新しい美をひらいていく創造性が木米のやきものにはあらわれています。

いっぽう、木米がとりわけ50代後半から精力的に描いた絵画は、清らかで自由奔放な作風が魅力的です。その多くは友人への贈り物とした山水図であり、交友関係や木米自身の人柄を想像しながら鑑賞すると、より一層味わい深く感じられます。

さて、文人・木米を知る上で欠かせないものは、その壮大な遺言でしょう。「これまでに集めた各地の陶土をこね合わせ、その中に私の亡骸を入れて窯で焼き、山中に埋めて欲しい。長い年月の後、私を理解してくれる者が、それを掘り起こしてくれるのを待つ」と言ったと伝わります(田能村竹田『竹田荘師友画録』)。
本展では、当時の文人たちが憧れた木米の個性あふれる屈指の名品を一堂にご紹介します。木米の陶磁、絵画、交友を通して、その稀有な生涯と木米芸術の全貌に触れる貴重な機会となります。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参加を
[ 詳 細 : サントリー美術館
[ 参 考 : YouTube  サントリー公式チャンネル サントリー美術館「没後190年 木米」 38秒 ]

【展覧会】茨城県近代美術館|速水御舟展|’23年2月21日-3月26日|終了


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A4チラシ_裏ol茨城県近代美術館

速水御舟展
会  期  2023年2月21日[火]- 3月26日[日]
会  場  茨城県近代美術館
      茨城県水戸市千波町東久保666-1  TEL 029-243-5111
入 場 料  一 般 1,100円 / 満70歳以上 550円 / 高大生 870円 / 小中生 490円
      * 障害者手帳・指定難病特定医療費受給者証等をご持参の方は無料
      【 WEB予約をおすすめします 】同館ウエブサイトで
      「日時指定WEB整理券」(無料)を取得された方が優先入場となります。
       訪館日の1カ月前より予約可能です。詳細は下掲同館ウエブサイトで確認を。
開館時間  午前9時30分-午後5時(入場は午後4時30分まで)
主  催  茨城県近代美術館/日本経済新聞社
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E195-2404《洛北修学院村》 1918(大正7)年  滋賀県立美術館
E195-2409《椿花妍彩》1926(大正15)年 個人蔵(フジカワ画廊協力)

速水御舟(はやみ ぎょしゅう 1894-1935)は、明治の末期から昭和初期にかけて活躍した代表的な日本画家の一人です。明治維新以後、日本が近代化を進める中で、美術の世界、とりわけ日本画は大きな変化を強いられました。その渦中にあって、わずか30年ほどの活動を通じ、御舟はその後の近代日本画の展開に強い影響を与え、その方向性を決定づける仕事を多く遺しました。
古画の模写、写生に基づく叙情的な作品、大正期の精緻を極めた写実描写、そして古典的な絵画への回帰、単純化と平面性を伴う作品へと変化する画風には、一人の画家とは思えないほどの多彩な表現が見られます。ただ、そこには対象の真実に肉薄しようとした、御舟の一貫した姿勢を見ることができます。それは近代という時代に西洋と対峙する中で、日本画が直面せざるをえなかった様々な問題に真摯に向き合った結果ともいえます。
この展覧会では本画約100点と素描により、型にはまることを嫌い、振幅の激しい画業を通して描くことの意味を問い続けた、御舟の画家としての道筋をあらためて振り返ります。

※ 感染症予防対応のため「日時指定WEB整理券」(無料)推奨。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 茨城県近代美術館 ]

【展覧会】戸栗美術館|開館 35 周年記念特別展 ─ 初期伊万里・朝鮮陶磁|’23年 1 月15日-3 月26日|終了

初期伊万里朝鮮陶磁ポスター画像②染付 山水文 鉢染付 山水文 鉢 伊万里 
江戸時代(17世紀前期)口径34.7㎝ 戸栗美術館所蔵
③染付 梅樹唐草文 瓶  染付 梅樹唐草文 瓶 伊万里
江戸時代(17世紀前期) 高19.4㎝ 戸栗美術館所蔵

④粉青鉄絵 魚文 俵壺粉青鉄絵 魚文 俵壺 朝鮮 
朝鮮時代(15世紀後半-16世紀前半)長23.9㎝ 戸栗美術館所蔵

初期伊万里朝鮮陶磁ポスター画像 初期伊万里朝鮮陶磁チラシ裏面

戸栗美術館
開館 35 周年記念特別展 ── 初期伊万里・朝鮮陶磁
会  期  2023 年 1 月 15 日[日]- 3 月 26 日[日]
会  場  戸栗美術館 東京都渋谷区松濤 1-11-3
開館時間  10:00 - 17:00(入館受付は 16:30 まで)
      * 金曜・土曜は 10:00 - 20:00(入館受付は 19:30 まで)
休  館  日  月曜・火曜  * 3 月 21 日[火・祝]は開館
入  館  料  一  般  1,200 円 / 高大生  500 円  * 中学生以下は  入館料 無 料。

同時開催 『伊万里焼誕生物語』(1階やきもの展示室)

伊万里焼誕生から日本の一大窯業地に至った歴史的背景を出土品や文献から探ります。陶祖の系譜
である十四代李参平氏の作品も展示。現代に繋がる技術の “ 原点 ” に迫ります。
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朝鮮半島の技術が伝わり、1610年代に日本初の国産磁器である伊万里焼が誕生しました。中でも初期の素朴な作風を「初期伊万里」と呼んでいます。
戸栗美術館 創設者 戸栗 亨(とぐり とおる  1926-2007)は「古伊万里のコレクションで 日本一になる」という目標を掲げ、蒐集に邁進しました。「鑑賞陶磁」としては端正な作品が好まれ、色絵重視の風潮が強かった時代に、染付や白磁の、陶工達の手痕が感じられる様な、滋味溢れる初期伊万里も精力的に集めます。こうして昭和40年代ごろから20年ほどの間に、江戸時代を通観しうる充実した肥前磁器コレクションを築きました。

「始まりというものは大事なものだ––、私はそういうところに愛着を感ずるんです」。これは古伊万里と対峙する戸栗の言葉ですが、伊万里焼の祖である朝鮮の陶磁器に対しても親しみの眼差しを向けていました。数は決して多くありませんが、高麗青磁や粉青、鉄絵、白磁、青花など、少数ながらも体系を意識した素朴な美しさの作品が目立ちます。
開館35周年記念特別展の締めくくりとなる今展では、古伊万里の“原点”たる初期伊万里の魅力を約80点の作品と共に語ります。更に、戸栗の愛した朝鮮陶磁コレクション約30点も15年ぶりに一堂に会します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 戸栗美術館