月別アーカイブ: 2022年7月

【イベント】寺山修司記念館|フェスティバル 2022夏|演劇実験室 ◉ 万有引力 特別公演|『八月の紫陽花-August Hydrangea』|’22年7月31日|終了

三沢市寺山修司記念館 開館25周年記念
「寺山修司記念館フェスティバル 2022夏」、演劇実験室◉万有引力 特別公演挙行
八月の紫陽花7月31日[日]夕方、記念館一帯で繰り広げられる夕暮れ時の幻。
一瞬にして永遠、その時を見逃すなかれ!

エクスペリメンタル叙事詩劇『八月の紫陽花-August Hydrangea』
ー 寺山言語と俳優肉体言語がアラベスクする実験劇ー夜ー
エクリチュール:寺山修司/ 演出・音楽:J・A・シーザー/ 共同演出・構成台本:髙田恵篤

AugustHydrangea_PosterSエクスペリメンタル叙事詩劇『八月の紫陽花-August Hydrangea
ー 寺山言語と俳優肉体言語がアラベスクする実験劇ー夜ー』
【日時・会場】

2022年7月31日[日] 受付開始 16:30/開場開演 17:00
寺山修司顕彰文学碑 集合/寺山修司記念館/屋外多目的スペース ほか
*終演後、三沢駅行きのバスを運行します。乗車希望の方は事前登録(017-59-3434)をお願いします。青い森鉄道 三沢駅19:41発、八戸駅乗換、東京駅行き最終新幹線に接続します。
【チケット(税込)】 前売・当日 限定200枚

大人 3,500円/高・専門・大学生 2,000円/中学生以下 1,000円
*チケット予約・購入の方は、併せて館内の展示をご覧いただけます。ご入館時に受付でお申し出ください。
*学生の方は、当日、学生証の呈示をお願いします。
【チケット取扱】 7月10日[日]発売開始
寺山修司記念館/三沢市公会堂/ローソンチケット/チケットぴあ/イープラス
【チケット電話予約】
寺山修司記念館(0176ー59ー3434) *当日、館内受付で料金をお支払いください。

◉ 以下詳細は下掲を参照ください。感染症対応実施中。
[ 詳細 : 三沢市寺山修司記念館 同館最新情報  ]{ 活版 à la carte 寺山修司既出まとめ

【展覧会】世田谷美術館|こぐまちゃんとしろくまちゃん|絵本作家・わかやまけんの世界|’22年7月2日-9月4日|終了

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世田谷美術館
こぐまちゃんとしろくまちゃん
絵本作家・わかやまけんの世界
会  期  2022年7月2日[土]-9月4日[日]
      * 日時指定制入場推奨
開館時間  10:00-18:00(入場は17:30まで)
休  館  日  毎週月曜日 * 7月18日[月・祝]は開館、翌7月19日[火]は休館
観  覧  料  一 般 1200円/65歳以上 1000円/大高生 800円/中小生 500円
      * 高校生、大学生、専門学校生、65歳以上の方、各種手帳をお持ちの方は、
証明できるものをご提示ください

会  場  世田谷美術館  1階展示室
主  催  世田谷美術館(公益財団法人せたがや文化財団)、東京新聞
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ロングセラー「こぐまちゃんえほん」シリーズを描いたわかやまけん(若山 憲 1930-2015)。その創作と表現は驚くほどに幅広く、多彩です。優しく幻想的な絵に現代社会へのメッセージをのせたもうひとつの代表作『きつねやまのよめいり』、泣き虫だけれど一生懸命な「おばけのどろんどろん」シリーズほか、昔ながらの民話絵本や詩集への挿画など、原画や関係資料約230点によって、その豊かな作品世界の全貌に触れる初めての展覧会です。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細・ご来館に際してのお願い を確認の上参観を。
[ 詳細 : 世田谷美術館

【展覧会】松岡美術館|松岡コレクション めぐりあうものたち Vol. 2|’22年8月2日-10月23日|終了

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松岡美術館
松岡コレクション めぐりあうものたち Vol. 2
会  期  2022年8月2日[火]-10月23日[日]
展  示  室  松岡美術館
      108-0071 東京都港区白金台5-12-6 TEL:03-5449-0251
開館時間  10:00-17:00(入館は16:30まで)
      第一金曜日のみ 10:00ー19:00(入館は18:30まで)
休  館  日  毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)、展示替え期間、年末年始
      詳細は「開館カレンダー」をご覧ください。
観  覧  料  一 般 / 1,200円、25歳以下 / 500円、高校生以下 / 無 料
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創設者 松岡清次郎は自らオークションや公募展に出向き、琴線にふれる作品とのめぐりあいを積み重ね、約2400点のコレクションを蒐集しました。また、清次郎が愛した芸術も様々な人やモノ同士のめぐりあいの上に成り立っています。

今回は館蔵の中国陶磁、中国絵画、日本画、西洋画、能面などのコレクションを再構成し、3会期連続で「出会い」をテーマにした企画展を開催します。そのVol.2となる本展では「霊獣の文様-しるし」「西洋絵画展 -東洋のかおり」「中国青銅器 文様」を開催。龍や鳳凰などのモティーフが用いられた陶磁器・銅鏡・翡翠作品、中国や日本からの影響をはらむ西洋画、文様に着目した中国青銅器をご紹介します。
作品との出会い、また作品に内包された様々な出会いをお楽しみください。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳細 : 松岡美術館 ]

【展覧会】東京都写真美術館 2F 展示室|TOPコレクション|メメント・モリと写真 死は何を照らし出すのか|’22年6月17日-9月25日|終了

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東京都写真美術館 2F 展示室
TOPコレクション メメント・モリと写真
死は何を照らし出すのか
開催期間  2022年6月17日[金]-9月25日[日]
休  館  日  毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館)
料  金  一 般 700円/学 生 560円/中高生・65歳以上 350円
主  催  東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館
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TOPコレクション展は、東京都写真美術館の約36,000点におよぶ収蔵作品のなかから、珠玉の名品を紹介する展覧会です。
本展は「メメント・モリ」をテーマに、人々がどのように死と向き合いながらも、逞しく生きてきたかを約150点の写真作品から探り、困難を伴う時代を前向きに生き抜くための想像力を刺激します。ラテン語で「死を想え」を意味する「メメント・モリ」は、人々の日常がいつも死と隣りあわせであることを示す警句でした。この言葉は、ペストが大流行した14-17世紀の中世キリスト教世界において、骸骨と人間が踊る様子を描いた「死の舞踏」と呼ばれるイメージと結びつき、絵画や音楽など芸術作品の題材として広く伝播していきます。一方で、写真もまた、死を想起させるメディアであることが数多くの写真論の中で度々言及されてきました。
本展では、ウジェーヌ・アジェ、W. ユージン・スミス、ロバート・フランク、マリオ・ジャコメッリほか、19世紀から現代を代表する写真群から「メメント・モリ」と「写真」の密接な関係性を再考します。

展示構成
序 章|メメント・モリと「死の舞踏」
第1章|メメント・モリと写真
第2章|メメント・モリと孤独
第3章|メメント・モリと幸福

メメント・モリ[Memento mori] とは?
ラテン語で「死を想え」という意味を持つ「メメント・モリ」は、キリスト教世界において、人々の 日常がいつも死と隣り合わせであることを示す警句でした。この言葉は、ペストが大流行した中世期に描かれた、骸骨と人間が踊る様子を描いた「死の舞踏」と呼ばれるイメージと結びつき、広く使われるようになります。その背景には、伝染病、戦争、飢餓といった困難の多い時代を生きた人々が、身近にある死への恐れとともに、人間もやがては死すべき運命であることを自覚することによって、生きることに積極的な意味を見いだそうとした様子がうかがえます。

※ 本展はオンラインによる日時指定予約を推奨。日時指定予約 Webket ページ(外部サイト)
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳細 : 東京都写真美術館 ]

【展覧会】大阪中之島美術館|展覧会 岡本太郎|’22年7月23日-10月2日

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大阪中之島美術館
展覧会 岡本太郎
会  期  2022年7月23日[土]-10月2日[日]

      * 月曜日休館(9/19を除く)  * 日時指定制(30分ごと)
開催時間  10:00-18:00(入場は17:30まで)
会  場  大阪中之島美術館 4F展示場
観 覧 料  一 般 1800円、高大生 1400円、小中生無料
      * 事前購入(日時指定券下掲詳細参照)推奨
問い合せ  06-4301-7285(大阪市総合コールセンター)
主  催  大阪中之島美術館、公益財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団、
      川崎市岡本太郎美術館、NHK大阪放送局、NHKエンタープライズ近畿
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1970年に開催された日本万国博覧会(大阪万博)のテーマ館《太陽の塔》で知られ、今日でも幅広い世代の人々を魅了する芸術家・岡本太郎(1911-1996)。この度、その芸術人生を振り返る、大回顧展を開催します。

1929年に渡仏した岡本太郎は、抽象表現に影響を受けながら画家としてのアイデンティティを確立していきます。帰国後、自らの芸術理念の核となる「対極主義」を提唱し、制作のみならず『今日の芸術』、『日本の伝統』などの著作において文化・芸術論を展開しました。
《太陽の塔》を頂点とするパブリックな空間に展開される巨大な彫刻や壁画など、生活の中で生きる作品群は、「芸術は大衆のものである」という岡本太郎の信念そのものを象徴し、それ故に没後もなお、多くの人々を惹き付けています。

表現活動が多岐にわたることから「何が本職なのか?」と問われることも多かった太郎の答えは「人間 ── 全存在として猛烈に生きる人間」でした。未知なるものへの不安・怖れに常に果敢に孤独に切り込んでいった彼の表現活動は、小さな枠にとらわれることなく世界に対して「己全体を賭ける」ことであり、人間としての根源的な営みの豊かさを人々に喚起する試みであったといえるでしょう。
岡本太郎の思想・生き様が込められた作品を体感することは、不安定な状況が続く現在の社会を力強く生き抜いていくためのヒントを見つける機会となるかもしれません。
代表作はもちろん、これまであまり注目されてこなかった晩年の作品なども紹介しながらその生涯をたどる本展にて、《太陽の塔》だけではない、岡本太郎の全貌をお楽しみください。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳細 : 大阪中之島美術館 ]

【企画展示】国立科学博物館 附属自然教育園|企画写真展「自然教育園の四季と生きものたち」|’22年7月16日-8月31日

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国立科学博物館 附属自然教育園
企画展「自然教育園の四季と生きものたち」(写真展)開催のお知らせ
開  催  日  令和4年7月16日[土]-8月31日[水]
休  園  日  7/19(火)、7/25(月)、 8/1(月)、8/8(月)、8/12(金)、8/15(月)、8/22(月)、8/29(月)
入  園  料  一般 320円、高校生以下・65歳以上・障害者のかたとその介護者1名まで 無料
開催場所  国立科学博物館 附属自然教育園
      108-0071 東京都港区白金台5-21-5
      お問合せ TEL:03-3441-7176
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白金自然写真クラブの会員が自然教育園内で撮影した、四季の移り変わりと生きものの姿を美しい写真でご紹介します(会期中、一部作品を入れ替える予定です)。

4310fa07335a543b5c2f9d642c73ee58-300x131国立科学博物館 附属自然教育園は、大都市「東京」の中心部、港区白金台にあって、今なお豊かな自然が残る、都会の中のオアシスともいえる貴重な森林緑地です。自然に親しみ、四季折々に変化する生物の姿や風景を楽しむことができます。

[ 詳細 : 国立科学博物館   附属自然教育園

◉ 東京都心、港区白金台にある、貴重な自然です。地下鉄白金台駅からも至近です。
【 参考 YouTube 国立科学博物館公式チャンネル#1 自然教育園ってどんなところ?  2:05 】

【展覧会】練馬区立牧野記念庭園記念館|牧野富太郎生誕160年記念特別展|牧野富太郎と万葉集の植物|’22年7月23日-9月25日|終了

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練馬区立牧野記念庭園記念館
牧野富太郎生誕160年記念特別展
牧野富太郎と万葉集の植物
会  期  令和4年(2022年)7月23日[土]-9月25日[日]
企画展示  午前9時30分-午後4時30分(入場無料)
開園時間  午前9時-午後5時
休  園  日  毎週火曜日
場  所  練馬区立牧野記念庭園記念館 企画展示室
      178-0063 東京都練馬区東大泉6丁目34番4号
問い合せ  練馬区環境部 みどり推進課 施設係
      電話:03-5984-1664(直通) ファクス:03-5984-1227
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令和4年(2022年)は牧野富太郎博士生誕160年にあたる節目の年です。博士は、江戸末期の文久2年(1862年)に、現在の高知県高岡郡佐川町で生まれ、昭和32年(1957年)に当園の所在地である練馬区東大泉のこの地で亡くなりました。本年は博士の生誕を記念して、4月から翌年3月にかけて4回の特別展を開催します。本展はその第2弾になります。

牧野博士は昭和10年代後半から20年代にかけて、万葉集に詠まれた植物について、それらを描いた図と自説を著した文章からなる図譜を編纂しようとしました。残念ながら出版されることはありませんでしたが、100枚余りの「万葉植物図」と題した植物図がつくられました。主たる図の描き手は、『牧野日本植物図鑑』(北隆館 1940年)の図を担当した水島南平(1879-1950)で、図は博士の指導のもと制作されました。マツタケなど博士自身が描いた図も含まれます。
また、「万葉植物目録」という、五十音順に万葉集で詠まれた植物名を並べたリストや、「万葉植物図譜」と題した序文およびオミナエシの原稿が残されています。
本展では、「万葉植物図」や目録などを展示し、あわせて万葉集の植物について鋭い観察眼や豊富な知識を活用して博士が書いた文章も紹介します。展示を通して植物に関する博士の関心や主張を知っていただき、より一層植物に親しむことになれば幸いです。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参加を。
[ 詳細 : 練馬区 牧野富太郎生誕160年記念事業   牧野記念庭園情報サイト

[ 参考  YouTube   公式 練馬区立牧野記念庭園の紹介  3:20 ]
2023年春 NHK 連続テレビ小説『らんまん』のモデル/練馬区名誉区民

【展覧会】鎌倉市 鏑木清方記念美術館|企画展 夏から秋へ ─ 季節のよそおい ─|’22年7月2日-9月11日|終了

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鎌倉市 鏑木清方記念美術館
企画展 夏から秋へ ── 季節のよそおい ──
会  期  2022年7月2日[土]-9月11日[日]
        〈前期〉2022年7月2日[土]-8月7日[日]
        〈後期〉2022年8月11日[木・祝]-9月11日[日]
開館時間  午前9時00分-午後5時00分(最終入館は午後4時30分まで)
休  館  日  毎週月曜日《7月18日[祝]は開館》、7月19日[火]、8月9日[火]、10日[水]
観  覧  料  一  般  300円、小・中学生  無  料
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鏑木清方が描く女性たちの装いは、美しさや華やかさを表現するのみならず、描かれた時代や季節を表わし、人物の人となりを表わすものでもありました。江戸文化の名残をとどめる東京の下町ではぐくまれた感性と、たゆまぬ時代風俗の研究により描かれた和の装いは、清方の美意識の結晶ともいえます。
なかでも白と藍とが織りなす浴衣の情趣を、清方はこよなく愛しました。駆け出しの挿絵画家だった頃、挿絵の仕事とかけもちで浴衣の図案を描き、日本画家となってからも浴衣の意匠を手掛けた清方は、浴衣の図案集を出すことも考えたほどでした。
「團扇とゆかた、それはとりもなほさず都會人の、といふよりは、東京のものの夏の生活そのものと云へるではあるまいか。(「團扇と浴衣」)清方の心の中で、浴衣は、古きよき時代の夏の情景と深く結びついているのです。
本展覧会では、夏から秋にかけての季節の装いを描いた作品を、清方が考案した浴衣地や描き絵を施した絽の着物とともにご紹介します。

※新型コロナウィルスの感染拡大状況により変更になる可能性があります。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
[ 詳細 : 鎌倉市 鏑木清方記念美術館

【展覧会】鋸山美術館|特別展「いにしへ そして 現在いま」 岩波昭彦の世界|【3期】’22年7月13日-11月6日

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鋸山美術館
特別展「いにしへ そして 現在いま」
岩波昭彦の世界
会  期  【3期】2022年7月13日[水]-11月6日[日]
会  場  鋸山美術館(千葉県富津市金谷2146-1)
休  館  日  火曜日
開館時間  午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
入  場  料    一 般 800円、中高生 500円、小学生以下 無 料
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日本画の伝統を受け継ぎながら、ニューヨークの摩天楼をテーマにしたり、神話の世界に新たな可能性を求めたり、意欲的な挑戦を続ける、岩波昭彦(55)の個展「いにしへ そして 現在いま 岩波昭彦の世界」が、ⅠⅡⅢ期にわたって千葉県富津市の鋸山美術館で開かれている。

岩波昭彦は長野県茅野市の生まれ。多摩美大絵画科日本画専攻を卒業後、牡丹など優美な花鳥画を描き、文化勲章を受章した松尾敏男(故人)に師事し、院展への出品、入選を重ねてきた。2016年には美術院の特待に推挙されている。
確かな画力をベースに「目に見えない、手で触れないものを描くのが日本画の伝統」という師の言葉を胸に、被写体を写生するのにとどまらず、空気感やにおいまで感じさせる、深みのある表現を追求してきた。今回の展覧会では、これまで描いてきたなかから「光」をテーマに展示している。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
[ 詳細 : 鋸山美術館

【イベント】前橋文学館|萩原朔太郎大全2022|全国50余館の文学館・図書館・博物館・美術館が多様な企画で参加|’22年10月1日-’23年1月10日|終了

A_萩原朔太郎大全2022ポスター*クレジット要原 画:横尾忠則 ポスターデザイン:榎本了壱

前橋文学館
萩原朔太郎大全2022
会  期  2022年10月1日-2023年1月10日
主  催  朔太郎大全実行委員会
共  催  開催各館、前橋市
後  援  前橋市教育委員会
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詩人・萩原朔太郎の没後80年にあたる2022年、朔太郎を介した企画展「萩原朔太郎大全2022」が全国52か所の文学館や美術館、大学等で開催されます。
本企画は自筆原稿や写真をはじめ、朔太郎に関する資料とその他の知的情報を各館で交換し、共にPRを図り、それぞれ特色ある展覧会を同時多発的に全国各地で開催するというものです。
分野を越えてこれほど多くの施設がそれぞれ独自の角度で同時期に朔太郎を展観する試みは、これまでに例がありません。本企画は全国的なネットワークで朔太郎を「共有する」ことの意義を感得する貴重な機会であり、また「言葉」の新しいあり方を創出するきっかけとなることでしょう。なお、テーマ・規模・展覧会期は各館の事情に合わせて、2022年10月1日-2023年1月10日の会期に重複する形で開催されます。

08萩原朔太郎朔太郎肖像写真30代半ば萩原朔太郎(はぎわら さくたろう)
1886(明治19)年11月1日-1942(昭和17)年5月11日
群馬県前橋市生まれ。詩人。
従兄である萩原栄次から短歌の手ほどきを受け、文学の道に入る。のちに詩に転じ、1917(大正6)年に第一詩集『月に吠える』を刊行。口語の緊迫したリズムで、感情の奥底を鮮烈なイメージとして表現し、後の詩壇に大きな影響を与えた。さらに、1923(大正12)年に出版した『青猫』で、口語自由詩の確立者として不動の地位を得る。享年55歳。

01萩原朔太郎『月に吠える』初版無削除版萩原朔太郎『月に吠える』感情詩社・白日社
1917(大正6)年2月 表紙絵:田中恭吉「夜の花」02萩原朔太郎『青猫』萩原朔太郎『青猫』新潮社
1923(大正12)年1月 装幀:萩原朔太郎

萩原朔太郎大全2022
本展示は、没後80年の萩原朔太郎を介した展示を同時期におこなう「萩原朔太郎大全2022」事業に参加しています。
{ 活版 à la carte   萩原朔太郎大全2022 まとめ 

[ 詳細 : 前橋文学館  萩原朔太郎大全

萩原朔太郎大全2022 プレスリリース6月8日版Ver.2.0
朔太郎大全実行委員会を代表して  委員長 松浦寿輝

ご 挨 拶
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【展覧会】前橋文学館|すべてのものをすてて わたしはよみがえる ─ 大手拓次展|’22年5月21日-9月19日|終了

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前橋文学館
すべてのものをすてて わたしはよみがえる ──
大手拓次展
期  間  2022年05月21日[土]-09月19日[月]
時  間  9時-17時(最終入館は16時30分まで)
会  場  前橋文学館2階企画展示室
観  覧  料  一般500円、 高校生以下無料、障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名無料。
      萩原朔太郎展示室もご覧になれます。
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「あなたの詩をよむのは香水のにほひをかぐやうな気もちがする。」萩原朔太郎は大手拓次の詩をそう表現しました。
ボードレールなどフランス象徴詩に傾倒し、独学で訳詩も手がけた大手拓次。46歳で早世するまで、多くの薔薇の詩を含む 2400 篇あまりの詩を生み出しました。一方で、小林商店(現ライオン株式会社)の文案係(コピーライター)でもあり、コレクションしていた香水を愉しみながら詩を描いていたといいます。
本展では、「薔薇の詩人」と呼ばれる大手拓次の香しい世界ご紹介しながら、朔太郎との交流を振り返ります。

萩原朔太郎大全2022
本展示は、没後80年の萩原朔太郎を介した展示を同時期におこなう「萩原朔太郎大全2022」事業に参加しています。
{ 活版 à la carte   萩原朔太郎大全2022 まとめ 

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳細 : 前橋文学館 「萩原朔太郎大全2022」公式サイト ]

【展覧会】太田記念美術館|浮世絵動物園|’22年7月30日-9月25日|前後期開催|終了

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太田記念美術館
浮世絵動物園
会  期  2022年7月30日[土]-9月25日[日] 
        前 期 7月30日[土]-8月28日[日]
        後 期 9月 2日[金]-9月25日[日] * 前後期で全点展示替え
      8月 1、8、15、22、29-31、9月1、5、12、20日は休館します
開館時間  午前10時30分-午後5時30分(入館は午後5時まで)
料  金  一 般 1200円 大高生 800円 中学生以下 無 料
問い合せ  150-0001 東京都渋谷区神宮前1-10-10
ハローダイヤル 050-5541-8600
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かわいい! おもしろい! ちょっとヘン? ── 豊かな動物表現をご覧あれ
浮世絵にはさまざまな動物が登場します。ペットとして愛される猫や犬、日々の営みを助けた馬や牛など、身近な動物はもちろん、おめでたい鶴や亀、舶来の象や豹、はては地震を起こすとされた鯰までもが描かれます。また浮世絵師たちは、想像力を駆使し擬人化した動物たちの姿を生き生きととらえ、虎子石のようにこの世に存在しない珍獣も生み出しました。まさに浮世絵は、動物表現の宝庫といえるでしょう。
本展では約160点の作品をご紹介し、バラエティに富む動物表現を存分にお楽しみいただきます。この夏は美術館で、かわいらしくてちょっとヘンテコな、浮世絵の動物たちと触れ合ってみるのはいかがでしょうか。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
[ 詳細 : 太田記念美術館

【展覧会】山種美術館|特別展 水のかたち ―《源平合戦図》から千住博の「滝」まで ―|特集展示:日本画に描かれた源平の世界|’22年7月9日-9月25日|前後期開催|終了

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山種美術館
特別展 水のかたち ―《源平合戦図》から千住博の「滝」まで ―
特集展示:日本画に描かれた源平の世界
会  期  2022年7月9日[土]-9月25日[日] * 会期中、一部展示替えあり。
        前 期 7/9[土]-8/14[日]、後 期 8/16[火]ー9/25[日]
会  場  山種美術館
      150-0012 東京都渋谷区広尾3-12-36 TEL 050-5541-8600 (ハローダイヤル)
主  催  山種美術館、日本経済新聞社
開館時間  午前10時から午後5時(入館は午後4時30分まで)
休  館  日  月曜日(7/18[月]、9/19[月]は開館、7/19[火]、9/20[火]は休館)
入  館  料  一 般 1300円、大学生・高校生 500円、中学生以下 無料(付添者の同伴が必要です)
      [夏の学割] 本展に限り、特別に学生入館料が通常1000円のところ半額になります。
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2022年夏、山種美術館では水をテーマとした涼やかな展覧会を開催いたします。
四方を海に囲まれ、湿潤な気候で降水量の多い日本では、水は身近な存在であり、古来、名所絵や山水画、物語絵など、さまざまな主題の中で描かれてきました。近代以降の日本画においても、海や湖、川や滝を題材とした風景画から、水辺の場面を描く歴史画まで、水が主要なモティーフとなった作品は時代やジャンルを問わず幅広く見いだせます。

本展では、海辺を舞台とし江戸時代に描かれた《源平合戦図》から、《名所江戸百景 大はしあたけの夕立》など雨を描いた名作で知られる歌川広重(1797-1858)の名所絵、高価な岩絵具・群青をふんだんに使って海を表現する川端龍子(1885-1966)の《黒潮》、画家の代名詞にもなっている千住博(1958- )の「滝」シリーズまで、水を印象的に描きだした優品の数々を展示いたします。
暑さ厳しき折、涼感にあふれた美術館の展示室で、日本の画家たちが描き出すさまざまな水のかたちを楽しみいただき、涼しさとともに、水の恵みと自然の豊かさを感じていただければ幸いです。

[特集展示]日本画に描かれた源平の世界
昨今、大河ドラマやアニメで注目を集めている源平の物語は、日本画でもたびたび取り上げられ、小林古径(1883-1957)や前田青邨(1885-1977)をはじめ、歴史画を得意とする画家たちを中心に描き継がれてきました。
そのなかでは、宇治川や瀬戸内海など、水辺を舞台とした場面が数多く絵画化されています。これらの作品を「水のかたち」展で取り上げるとともに、源義経と藤原秀衡を描く安田靫彦(1884-1978)《平泉の義経》、平清盛の娘・徳子(建礼門院)を描く今村紫紅(1880-1916)《大原の奥》など、源平のヒーロー、ヒロインを題材とした作品をあわせて展示いたします。

※ 事前のオンライン予約に加えて、当日受付でもチケット購入が可能です。
[ 詳細 : 山種美術館 ] 

【展覧会】弥生美術館|デビュー50周年記念 村上もとか展|~「JIN―仁―」、「龍―RON―」、僕は時代と人を描いてきた。~|’22年6月4日-9月25日|終了

弥生村上

弥生美術館
デビュー50周年記念  村上もとか展
~「JIN―仁―」、「龍―RON―」、僕は時代と人を描いてきた。~

会  期  2022年6月4日[土]-9月25日[日]
開館時間  午前10時30分-午後5時00分(入館は4時30分まで)
      * 7月22日より、毎週金曜日は午後8時まで開館(入館は午後7時30分)
休  館  日  月曜日
      * 9月19日[月・祝]開館、、9月20日[火]休館
料  金  一般 1000円/大・高生 900円/中・小生 500円(夢二美術館も閲覧可能)
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村上もとか(1951-)のデビュー50周年を記念し、半世紀の軌跡をたどります。
幕末医療ロマン「JIN-仁-」「侠医冬馬」、日中近代史を壮大なスケールで描いた「龍-RON-」を中心に、F1(「赤いペガサス」)、剣道(「六三四の剣」)、クライミング(「岳人列伝」)、少女マンガ史(「フイチン再見!」)等、様々なジャンルに挑み続ける実力派マンガ家の全貌に迫ります。
本展に際しては 村上もとか に密着取材を試みました。本人セレクトによる名場面集、制作の裏側に迫った作品解説等、記念イヤーならではのトピックスが満載です。
本展会場内は撮影はOKです! 協力:集英社、小学館

※ 新型コロナウイルスの影響により、会期・時間などが変更になる場合があります。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
[ 詳細 : 弥生美術館

【展覧会】竹下夢二美術館|夢二好みの君が行く! 夢二式美人のひみつ|’22年6月4 日-9月25日|終了

夢二

竹下夢二美術館
夢二好みの君が行く! 夢二式美人のひみつ
会  期  2022年6月4 日[土]-9月25日[日]
開館時間  午前10時30分-午後4時30分(最終入館は4時まで)
休  館   日  月曜日 * ただし、9月19日[月・祝]開館、9月20日[火]休館
料  金  一般 1000円/大・高生 900円/中・小生 500円
      * 弥生美術館もご覧いただけます
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「夢二式」や、「夢二式美人」の言葉は、竹久夢二の作品に見られる個性的な表現から生まれ、今では辞書にも載るものとなりました。しかし、人気画家として活躍する以前の明治40年、初めて「夢二式」の語が使われた記録では「旅行中の竹久氏大きな信玄袋(夢二式の妙な形)に材料を満載して帰社す」(1907年<明治40年>5月28日『読売新聞』編輯日誌より)と独創的で見慣れないものを意味し、作品や美人を表す言葉ではありませんでした。
後に夢二が名声を得るにつれ、「夢二式」の意味も転じたと考えられますが、本展では夢二式美人の成り立ちを追いかけるとともに、大衆の心を掴んだ独特の表現に注目し、生涯を通して女性の美を探した夢二の理想に迫ります。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳細 : 竹下夢二美術館

【展覧会】東京オペラシティ アートギャラリー|ライアン・ガンダー|われらの時代のサイン|Ryan Gander : THE MARKERS OF OUR TIME|’22年7月16日-9月19日|終了

オペラタイトル東京オペラシティ アートギャラリー
ライアン・ガンダー われらの時代のサイン
Ryan Gander : THE MARKERS OF OUR TIME
期  間  2022年7月16日[土]-9月19日[月・祝]
会  場  東京オペラシティ アートギャラリー 交通アクセス フロアマップ
開館時間  11:00-19:00(入場は18:30まで)
休  館  日  月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、8月7日[日](全館休館日)
入  場  料  一般1,400円/大・高生1,000円、中学生以下 無 料
* 同時開催「ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展」「project N 87 黒坂祐」入場料を含む
問い合せ  050-5541-8600(ハローダイヤル)
主  催  公益財団法人 東京オペラシティ文化財団
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国際的な注目を集めるライアン・ガンダー(1976年イギリス生)の東京で初めての大規模個展。
ンダーの作品は、日常生活で気に留めることすら忘れているあたりまえの物事への着目を出発点として、オブジェ、インスタレーション、絵画、写真、映像などそのジャンルは多岐にわたります。
制作の背景には、「見る」ということについての考察や、日常経験の鋭い分析など、知的な好奇心が満ちあふれていて、その作品は見る人の思考や創造力を刺激して、私たちにさまざまな問いを抱かせます。

意外なもの同士を結びつけ、情報を部分的に隠蔽し、ユーモアをまじえて「そもそも」を考えるきっかけをつくるのは、ガンダーの作品の真骨頂です。作品を前にすれば、思わずクスっとしたあとに、はっとするような発見が待っていることでしょう。新作を含めて空間全体をひとつの作品として創り上げることを目指す今回の個展を、ガンダー自身も楽しみにしています。

本展は当初2021年に開催を予定していましたが、コロナ禍により延期を余儀なくされました。しかし本人の申し出により「ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展」を代わりに開催し、絶妙な手法で当館の寺田コレクションに新しい光を当ててくれました。
困難な状況でも発想の転換でよいものを。これは「創造する力」を信じるガンダーを象徴するできごとでもありました。今回、満を持しての個展に加え、上階では再び「ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展」を開催します。二つの展覧会にぜひご期待ください。

ライアン・ガンダー Ryan Gander
1976年イギリス生まれのライアン・ガンダーは、コンセプチュアルアートの新しい地平をひらく作家として世界のアートシーンで注目を集めています。2019年クンストハレ・ベルンの大規模な個展をはじめ各国で展覧会が開催されるほか、ドクメンタ、ヴェネチア・ビエンナーレなどの国際展での展示、2010年セントラルパーク(ニューヨーク)における屋外彫刻などのパブリックアートも知られています。日本では2017年に国立国際美術館(大阪)の個展およびガンダーのキュレーションによる同館の収蔵品展が同時開催されて話題になりました。

※ 新型コロナウイルス感染症対策およびご来館の際の注意事項は こちら
※ 事前予約不要
[ 詳細 : 東京オペラシティ アートギャラリー

【展覧会】Gallery 子の星|長沼 翔 版画展 ── 夜の航海|’22年8月14日-8月18日|終了

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Gallery 子の星
長沼 翔  版画展 ── 夜の航海
会  期  2022年8月14日[日]-8月18日[木]
時  間  午前12時-午後7時  * 最終日は午後4時まで
会  場  Gallery 子の星   Gallery NENOHOSHI 
      〒150-0034 東京都渋谷区代官山町13-8
      キャッスルマンション113  電 話 03-6416-5919
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今回の展示は、 “ 夜の航海 ” をテーマに銅版画を制作しました。どの作品にも共通しているのは、「あてどなさ」だと思います。
行くあてもなく彷徨うことはネガティブに捉われがちですが、ウロウロしながらも、ここではないどこかを目指して、歩みを進める。
海に行き止まりはありませんが、そんな行き当たりばったりな航海を表現した展示です。
そして作品は、観てくれた人の心の中でも、旅をしつづけます。
その航海が、希望で満ち溢れたものでありますように。

長沼 翔 (ながぬま しょう) 作家略歴
1998年 長野県生まれ
2020年 日本大学芸術学部美術学科版画専攻卒業
     日本大学大学院芸術学研究科造形芸術専攻版画分野入学
2022年 版画工房 Kawalabo! 11期研究生

[ 詳細 : Gallery 子の星

【展覧会】京都工芸繊維大学美術工芸資料館|ATG(アート・シアター・ギルド)の映画ポスター展|’22年7月19日ー8月27日|終了

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京都工芸繊維大学美術工芸資料館
展覧会|Exhibition
ATG(アート・シアター・ギルド)の映画ポスター展
開催期間  2022年7月19日[火]ー8月27日[土]
休  館  日  日曜日・祝日、8月12日[金]-8月17日[水](ただし、8月7日[日]は開館)
開館時間  10-17時(入館は16時30分まで)
入  館  料  一般 200円、大学生 150円、高校生以下 無 料
企  画  芦髙郁子(京都工芸繊維大学大学院博士後期課程)
      鯉沼晴悠(同大学大学院博士後期課程、美術工芸資料館技術補佐員)
主  催  京都工芸繊維大学美術工芸資料館
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高度経済成長によって世の中が便利になった1960年代。一方では、やみくもな発展によって生じた矛盾や齟齬を背景に、様々な分野で先鋭的な表現活動が展開されました。映画もまた例外ではなく、テレビの普及に伴って、商業主義に傾倒する日本の映画業界を危惧して、1961年に映画会社ATG(日本アート・シアター・ギルド)が設立されます。
東和映画副会長の川喜多かしこによる「日本アート・シアター運動の会」を前身とし、東宝副社長の森岩雄や、三和興行社長の井関種雄が賛同する形ではじまったこの団体が目指したのは、「芸術としての映画」を広く一般へ届けることでした。

初期には、フランス・ヌーヴェルヴァーグや、ポーランド派など、国外の芸術映画の配給に尽力し、中期からは大島渚や羽仁進など、国内の作家を起用した製作にも乗り出します。製作費をプロダクションと折半する「1000万円映画」という手法を用い、少ない製作費ながら、工夫を凝らして作られるATG映画には、映画のみならず、美術、デザイン、音楽、演劇など各分野で活躍する前衛の旗手たちが集うこととなりました。

今回の展覧会では、映画ポスターを切り口に、ATGの活動を紹介します。大島弘義、檜垣紀六、小笠原正勝など、映画ポスター作家のほか、粟津潔や横尾忠則など戦後日本を代表するグラフィック・デザイナーによって制作されたポスターからは、1960年代の熱気とともに、活動を停止する1992年に至るまでの映画文化の展開を垣間見ることができます。
あわせて、映画パンフレットや会報誌などが作り出した「言説空間」にも注目します。これらには、監督を囲む座談会や批評家による作品解説のほか、鑑賞者から寄せられた批評文が掲載され、紙面上で論争が巻き起こることもしばしばありました。ただ映画を製作・配給するだけでなく、議論の場を作り出し、映画を見る眼を養うこともまた ATG が重視したものでした。

京都工芸繊維大学美術工芸資料館は多くのポスターを所蔵しており、さまざまな切り口からそれらを展示公開していますが、今回は ATG の映画ポスターをまとまった形でご覧いただく、はじめての機会となります。 ATG が戦後日本の文化芸術に果たした功績を示すことができれば幸いです。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
[ 詳細 : 京都工芸繊維大学美術工芸資料館

【展覧会】京都工芸繊維大学美術工芸資料館|Ex Libris ~愛書家たちのしるし~|’22年7月19日-8月27日|終了

蔵書票

京都工芸繊維大学美術工芸資料館
展覧会|Exhibition
Ex Libris ~愛書家たちのしるし~
開催期間  2022年7月19日[火]-8月27日[土]
休  館  日  日曜日・祝日、8月12日[金]-8月17日[水]
開館時間  10-17時(入館は16時30分まで)
入  館  料  一 般 200円、大学生 150円、高校生以下 無 料
企  画  京都工芸繊維大学美術工芸資料館・附属図書館合同企画展覧会
      2022年度学芸員資格科目:博物館実習生企画
主  催  京都工芸繊維大学美術工芸資料館
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Ex Libris ── もしかしたらあまり馴染みのない ことば かもしれません。日本語に訳しますと「蔵書票」。京都工芸繊維大学美術工芸資料館には、13000点を超える蔵書票が収蔵されています。
紙が貴重品だったかつてのヨーロッパでは、当然図書もまた貴重品でした。図書の所有を明らかにするために蔵書票が誕生したのは、15世紀ドイツでのこと。それ以来、印刷技術の向上やそれぞれの時代の芸術運動にも刺激され、蔵書票は多様な世界を生み出していくのです。
今回「Ex Libris ~愛書家たちのしるし~」と銘打って展覧会をおこないます。私たちはこの膨大な蔵書票にはじめて出会い、向き合ううちに、蔵書票の一つ一つに、元の所有者の生活や好みなどが大きく反映されていることを知ってきました。人間の営みに寄り添いながら進化した蔵書票からは、人間の息づかいが感じられるようです。

第一章では、そもそも蔵書票とはどのようなものであるかについてご紹介します。
第二章では、蔵書票が作り出す多様な世界をご覧に入れます。
第三章では、蔵書票のつくられた時代にスポットを当てて、当時の雰囲気を感じていただける展示を用意しています。
どうぞ、蔵書票がつくり出す豊かな世界をお楽しみいただけますと幸いです。
なお、本展覧会は令和4年度の博物館実習の一環として、受講生が企画をおこないました。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
[ 詳細 : 京都工芸繊維大学美術工芸資料館 ]

【イベント】チェコセンター|街角詩人ロボット / Bunkamura(渋谷)|’22年7月29日-8月28日

チェコセンター

チェコセンター
街角詩人ロボット / Bunkamura(渋谷)
日  程  2022年7月29日[金]-8月28日[日]
設置場所  東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura  B 1 F
      ブックショップ ナディッフモダン
企画・主催 チェコセンター東京
※ロボットが設置されるブックショップ ナディッフモダンではチェコ書籍コーナーが設けられるほか、関連トークイベントも開催予定です。決定次第チェコセンターのウェブサイトにてお知らせいたします。
※今後、たまプラーザ駅(横浜市)周辺ほかでも実施予定です。
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テクノロジーが日々進化し続ける現代社会の中で、私たちはどのように人間らしさを保ち、サステナビリティ〔持続可能性〕と向き合っていけば良いのでしょうか。この大きな課題を皆さんと共に考えるため、廃材でできた「詩人ロボット」を 渋谷・Bunkamura に設置いたします。
チェコを代表する作家カレル・チャペックが約100年前に発表し、テクノロジー誤用への警鐘を鳴らした戯曲『ロボット(R.U.R.)』から着想を得て制作されたものです。
ロボットはガチャガチャになっており、100円で手にできるカプセルには、チェコの詩人が現代社会に向けて綴った詩と、チェコの国樹であるボダイジュの種が入っています。忙しい生活の中でも、少し足を止めて ことば に触れ、命 を育ててみませんか。

[ 詳細 : チェコセンター東京

本欄内関連記事 ① :【艸木風信帖】こころはいつもカレル・チャペック|Lingua Florens と 空中花壇 ]
[ 本欄内関連記事 ② :【ボヘミアン、プラハをいく】 04 パリ在住ボヘミアンの磯田俊雄さん、フランス版『山椒魚戦争』(カレル・チャペック作)と、フランソワⅠ世にちなむシャンボール城のメダルを持参して来社 ]
[ 本欄内関連記事 ③ :【字学】〝過ぎたるは猶及ばざるが如し〟情報過多の時代の活字と書物 ]

~ 人間がロボットになりかけている今、ロボットだって詩人になれる ~

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【展覧会】東京大学総合研究博物館|スクール・モバイルミュージアム| 蝶 ─ 魅惑の昆虫 ─|’22年5月13日-10月31日

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東京大学総合研究博物館
スクール・モバイルミュージアム
蝶 ─ 魅惑の昆虫 ─
展示期間  2022年5月13日[金]-10月31日[月]
休  館  日  日曜・祝日
開催時間  9時から17時
入  場  料  無 料
会  場  文京区教育センター2階 大学連携事業室
東京都文京区湯島4丁目7番10号
展示企画  矢後 勝也・遠藤 秀紀(東京大学総合研究博物館)
主  催  東京大学総合研究博物館
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蝶(チョウ)といえば、艶やかな色彩を輝かせて飛ぶことから、よく目立ち、可憐で美しく、映える昆虫の代表です。時には人の心をひきつけて惑わすほど、魅力いっぱいの昆虫でもあります。
その翅の色彩・模様の多様性はどのように進化してきた でしょうか? 種間・種内・雌雄の識別、敵に毒があることを示す警告色、身を潜めるためのカムフラージュなど、実は生きるための術から生じてきたと考えられています。

今回の展示では、蝶に魅了されて長く研究を続けていた、元文部大臣・鳩山邦夫氏(1948-2016)により採集・飼育され、東京大学総合研究博物館に寄贈された多くの蝶類標本と、その業績に触れながら、翅の多様性を創り出した進化の軌跡のほか、分類、生態、行動、遺伝などの様々な蝶類研究を紹介します。
また、蝶が教えてくれる近年の生態系破壊や地球温暖化、外来種などの環境問題について、自然との共生も見据えながら解説します。美麗で魅惑的な存在感を放つ蝶にひき込まれながら、科学的な好奇心や探求心を抱いてもらえれば幸いです。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
[ 詳 細 : 東京大学総合研究博物館 文京区スクール・モバイルミュージアム

【展覧会】たばこと塩の博物館|第43回夏休み塩の学習室 動物にきこう! 塩のひみつ 2022|’22年7月21日-8月28日|終了

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第43回夏休み塩の学習室 動物にきこう!
塩のひみつ2022
会  期  2022年7月21日[木]-8月28日[日]
会  場  たばこと塩の博物館 2階特別展示室
開館時間  午前10時-午後5時(入館締切は午後4時30分)
      ※ 状況により開館時間を変更する場合があります。
休  館  日  毎週月曜日
入  館  料  一般・大学生 100円、小・中・高校生 50円、満65歳以上の方 50円 
      ※年齢がわかるものをお持ちください。
主  催  たばこと塩の博物館
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毎年恒例の「夏休み塩の学習室」。動物には、塩を欲しがる動物もいれば、塩が多すぎて困っている動物もいます。今年のテーマ展示は、動物園に見立てた会場で、実物大の動物(パネル)に「塩はほしいですか?」と質問し、答えを聞いて回りながら、動物と塩の関わりを学べます。
また、インストラクターが塩の性質が分かる実験を演示する「塩の実験室(事前予約制)」などのイベントも予定しており、自由研究にもぴったりの企画です。

※ 感染症予防対応実施中。なるべく少人数で、下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳細 : たばこと塩の博物館 ]

{新宿餘談}
昭和30年ころまで、オヤジの生家では運搬と農耕用に馬と牛を飼っていた。オフクロの実家では山羊を飼っていて、よくその乳を飲まされた。夕方になって山羊を小屋に戻そうとすると、こちらが幼児とみて、脚を踏んばって抵抗する。そんなとき魔法のドロップ缶から「塩」をひとつまみ。とたんに山羊はデレデレになって、幼児時代の小生に躰を擦りつけながら、小屋までついてきた。恐るべし、塩の効能。
ところで、タバコは本町の岡田薬局で、オヤジがピース缶を買っていた。塩は「塩」の字が白抜きになった看絵と、それが軒先にぶら下がっていた光景が記憶にあるが、どこの店だったか覚えていない。いずれにしても、山また山の信州信濃では、武田・上杉の川中島合戦を持ちだすまでも無く、古来「塩 欲しい? すごく」なのである。つまり、ペンギン君とは違って、シマウマです。

【展覧会】相模原市民ギャラリー|相模原市収蔵美術品展|「江成常夫 被爆 ― ヒロシマ・ナガサキ」|’22年7月30日-8月21日

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相模原市民ギャラリー
相模原市収蔵美術品展
「江成常夫 被爆 ― ヒロシマ・ナガサキ」
会  期  令和4年7月30日[土]-令和4年8月21日[日]
時  間  午前10時-午後6時(水曜日休館)
会  場  相模原市 市民ギャラリー 展示室
      252-0231 神奈川県相模原市中央区相模原1-1-3 セレオ相模原4階
      電話 042-776-1262 ファクス 042-776-1895
閲  覧  料  無 料
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模原市民ギャラリーでは、令和4年度相模原市収蔵美術品展「江成常夫 被爆 ヒロシマ・ナガサキ」を開催します。
相模原出身の写真家・江成常夫氏は、一貫して「負の昭和」をテーマに制作を続けてきました。戦争花嫁、中国戦争孤児、戦地となった太平洋の島々といった被写体を撮り続ける傍ら、江成氏が撮り続けてきたものが、原爆被害を受けた広島や長崎の遺構、被爆者たちの遺品です。それらは長い年月をかけて編まれた後に、令和元年に作品として発表され、その後、本市の収蔵美術品として寄贈を受けました。
世界で唯一、原爆の被害を受けたわたしたちにとって、それは大きな意味を持つものであり、また「負の昭和」をテーマとしてきた作家の集大成とも言える被写体です。
本展を通じ、大きな犠牲を伴って得た今日の平和について問い直す機会となれば幸いです。

ギャラリートーク(事前申込制)
江成常夫氏に自身の作品について語っていただきます。トークの様子を撮影した映像を後日オンラインでも公開します。
日 時:8月6日[土] 午後2時-3時30分

会 場:相模原市民ギャラリー会議室
定 員:30名
申 込:相模原市民ギャラリーへお電話ください(7月16日午前8時30分申込開始。先着順)

※ 新型コロナウイルス感染症の拡大状況により、展示内容や会期等が変更になる場合があります。
[ 詳細 : 相模原市民ギャラリー ]

【展覧会】武蔵野美術大学 美術館・図書館|原弘と造型:1920年代の新興美術運動から|Ⅱ会期制 ’22年7月11日-10月2日

むさびおもて むさびうら

武蔵野美術大学 美術館・図書館
原弘と造型:1920年代の新興美術運動から
会  期  2022年7月11日[月]-8月14日[日]、2022年9月5日[月]-10月2日[日]
時  間  12:00-20:00(土・日曜日、祝日は 10:00-17:00)
休  館  日  水曜日
入  館  料  無 料
会  場  展示室 3
主  催  武蔵野美術大学 美術館・図書館
問い合せ  お問い合わせフォームからお送りいただくか、下記までお問い合わせください。
      武蔵野美術大学 美術館・図書館
      電話:042-342-6003  Eメール:m-l@musabi.ac.jp 美術館
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日本における近代デザイン黎明期を切り拓いたデザイナー・原弘(はら・ひろむ 1903-1986)。原の仕事は、戦後に手がけた多くのブックデザインや、東京国立近代美術館をはじめとするポスターの仕事によって広く知られています。また、その旺盛なデザイン実践のみならず、日本宣伝美術会や日本デザインセンターの創設に参画するなど、戦後の日本デザイン界を牽引するオーガナイザーとしても厚い信頼を寄せられた人物でした。
本学との関わりは、前身にあたる帝国美術学校の教員時代に始まり、戦後の造型美術園、武蔵野美術学校へと長きにわたります。1962年に大学へと改組された後も、当時の産業デザイン学科商業デザイン専攻(現・造形学部視覚伝達デザイン学科)の主任教授として後進の指導にあたり、教育者としても多大な功績を残しました。

しかし、このような原のデザイン活動の礎石に、大正期の新興美術運動に傾倒した、若かりし頃の模索の日々があったことはあまり知られていません。1921年、郷里の家業を継ぐために入学した東京府立工芸学校を卒業した原は、卒業と同時に製版印刷科の助手として母校に残り、「印刷図案」と「石版印刷」を教えるようになります。
また、1920年代半ばになると、村山知義やワルワーラ・ブブノワらが集った「三科会」や、神原泰らが結成した「造型」等、大正末の新興美術運動に強く惹かれていきました。とりわけ、美術評論家の一氏義良の理論を後ろ盾とする「造型」と、同団体が改組した「造型美術家協会」では、岡本唐貴や矢部友衛ら旧「アクション」、「三科」のメンバーと肩を並べて活動し、一時は、常任中央委員に名を連ねるなど運動に深く関与しました。

いっぽうで、このころ原は、海外の印刷雑誌や書籍を通じて、ロシア構成主義のエル・リシツキーや、ヤン・チヒョルト、ラースロー・モホイ=ナジらに代表されるニュー・タイポグラフィの理論の摂取に努めはじめました。そのため、原は画家を中心とする団体に身を置きながらも絵筆は執らず、みずからを印刷や宣伝を専門とする技術者と位置づけ、その立場を固守しました。原は後年、「造型」における自身の活動を振り返り、「自分のめざすコミュニケーションの手段が、こうした組織の中では実現できないことを知って、いつのまにか脱落していった」と述べています。
1920年代の新興美術運動への参加、それとほぼ並行したニュー・タイポグラフィ研究の営み。こうした経験を通じて培われた原の理論は、1930年代から40年代にかけて自身が創設に関わった諸団体—日本工房、中央工房、国際報道写真協会、東方社など—において、実践に移されていきました。アートディレクターの太田英茂や岡田桑三、写真家では木村伊兵衛や渡辺義雄らが原と活動を共にしました。写真を主体とするグラフ等の「新しい視覚的形成技術」の確立を目指したその活動は、日本の近代デザイン史の歩みそのものを形づくったといっても過言ではありません。
本展では、特種東海製紙株式会社の原弘アーカイヴ並びに当館が所蔵する原弘関連資料の中から、原が1920年代から1940年代にかけて制作した作品を紹介します。また、「三科」、「造型」をはじめとする新興美術運動にまつわる一次資料や原が残した未公開の原稿類・版下類をあわせて展観し、原弘のデザインワークに通底する造型思考の検証を試みます。

出品作家紹介
4512253c5e07f913f9de06e4fbd80247原弘(はら・ひろむ 1903〔明治36〕年-1986〔昭和61〕年 グラフィックデザイナー)

長野県飯田町(現・飯田市)生まれ。1921年東京府立工芸学校(現・東京都立工芸高等学校)卒業。戦前は、同校の教員を勤めながら新装花王石鹸のパッケージデザインを手がけ、世に広く知られることになる。30-40年代には日本工房、中央工房、東方社など諸団体の設立に参加。51年、戦後初のグラフィックデザイナーの全国組織である日本宣伝美術会の結成に参画、60年には亀倉雄策らと日本デザインセンターを設立した。64年の東京オリンピックでは、組織委員会デザイン懇談会で、書体の統一および広報を担当した。装幀、ポスター、パッケージデザイン、雑誌のアート・ディレクションなどその仕事は多岐にわたり、日本のグラフィックデザインの進展に大きく貢献した。

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【展覧会】武蔵野美術大学 美術館・図書館|みんなの椅子 ムサビのデザインⅦ|Ⅱ会期制 ’22年7月11日-10月2日

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武蔵野美術大学 美術館・図書館
みんなの椅子 ムサビのデザインⅦ
会  期  2022年7月11日[月]ー8月14日[日]、2022年9月5日[月]ー10月2日[日]
        2022年7月11日[月]ー2022年8月14日[日]
        2022年9月  5日[月]ー2022年10月2日[日] 
時  間  12:00ー20:00(土・日曜日、祝日は10:00ー17:00)
休  館  日  水曜日
入  館  料  無 料
会  場  展示室 1・2・4・5、アトリウム 1・2
主  催  武蔵野美術大学 美術館・図書館
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Point.1  座って比べる名作椅子
わが国の美術館において椅子がまだ収集対象として認識されていなかった1960年代、本学工芸工業デザイン専攻の初代主任教授であった豊口克平(1905ー1991)をはじめとした教員陣による「プロダクト・デザインを学ぶ者にとって椅子は格好の教材である」との提言が端緒となり、当館の椅子コレクションはスタートしました。
以来、本学では実際にコレクションに座ることで椅子の機能・座り心地、デザイン等を学ぶ講義が開講されています。当館のこうした収集、利活用方針を反映し、本展においても、展示会場でより多くの椅子に座り、五感で椅子を楽しんでいただきます。

※資料保護の観点から、一部の展示品にはお座りいただけません。

Point.2  メディアとしての椅子
ある椅子が名作と評される根拠は、新開発の技術、その土地固有の素材、その時代の社会情勢、芸術潮流やデザイン運動との関係、さらにはデザイナーや建築家の特性を色濃く反映したフォルム等、多岐にわかれます。またある椅子が時代を象徴する作品や広告に登場することで、長く人々の記憶に残ることもあります。
これらのことが示す通り、名作と呼ばれる椅子は単なる家具に留まらず、時として様々な情報を帯びた「メディア」となります。そこで本展の特設サイトと会場内映像では、メディアとしての名作椅子に着目し、名作椅子のメディア機能についても考察します。

Point.3 デザイン史を体感
本展ではデザインの歴史的変遷を軸に据え、近代以前から現代に至るまでの椅子を全10章に分け展覧します。近代椅子デザインの源流となった椅子に始まり、20世紀を中心に各時代、各地域、各デザイン潮流のもとで産み出された名作椅子群、そしてそれらの名作から様々な影響を受け、今なお製造されている椅子までを通覧することで、近代デザイン史を巡ります。

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【展覧会】久万高原町 町立久万美術館|2022年自主企画展 SATO Kei : a Wonder 怪物 佐藤 溪|’22年5月28日-9月11日|終了

01愛媛 町立美術館 愛媛 美術館02☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます☆ 

町立久万美術館 2022年自主企画展
SATO Kei : a Wonder 怪物 佐藤 溪
会  期  2022年5月28日[土]-9月11日[日]
会  場  久万-くま-高原町  町立久万美術館
      791-1205 愛媛県上浮穴郡久万高原町菅生2番耕地1442-7
      Tel 0892-21-2881 Fax 0892-21-1954
開館時間  9時30分-17時(入館は16時30分まで)
休  館  日  月曜日(ただし7月18日は開館)、7月19日[火]、8月12日[金]
観  覧  料  一 般  800円、高 大 生  500円、小 中 生  400円
駐  車  場  45台(無料)
監  修  椹木野衣(さわらぎ・のい  美術評論家)​
主  催  町立久万美術館、久万高原町、愛媛新聞社、愛媛CATV
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​美術評論家・洲之内徹は「気まぐれ美術館」で佐藤溪を取り上げ、霊的な油彩画にも深い関心を示して、敬意をはらいながらも遠ざかった。このたび、洲之内とゆかりの深い久万美術館は、美術評論家・椹木野衣を監修に迎え、凄絶な生きざまをみせる佐藤の深淵に迫りたい。

佐藤 溪(1918-1960年 本名・忠義)は放浪の詩人、画家として知られる。第二次大戦中は、中国、東南アジアに赴き、1945年に復員した。出雲、亀岡、神戸などに住んだあと、55年から5年間、2度にわたって全国各地を旅している。59年、旅先の沼津で倒れ、翌年、両親の住む大分の湯布院で死去。42歳だった。

放浪の途中で、即興的に描いた多数の水彩画、スケッチを残している。海や民家、旅先の何気ない風物に心を躍らせ躍動する画家の心が伝わってくる。哀切な詩情がにじむ作品である。佐藤溪は、こうした画業で知られているが、本展では放浪する前に描いた油彩画に注目したい。
中国大陸のイメージが投影されたような不思議な人物像、妖しい微笑をたたえた女性像など。放浪中の作品とは全く違う、霊的な作品である。

心霊界を思い起こさせるような作品の発表、その後に続く不可解な放浪。佐藤は、自らの人生を社会の隅に追いやった。いや、追いやらざるを得なかった。凄まじいほどの生活は、心の痛みに起因していたとしても不思議ではない。佐藤の内奥に潜在したものは一体、何だったのだろうか。魔性、あるいは呪術的なものなのか。

※本展の会期および関連事業は、新型ウイルス感染症の影響により変更になる可能性があります。
※新型ウイルス感染症防止対策のため、ご来館の際は、マスクの着用、手指の消毒、検温にご協力ください。また、お名前・ご住所・ご連絡先を控えさせていただきます。
[ 詳細 : 久万高原町     町立久万美術館

【展覧会】土門拳記念館|The Hand 土門 拳が撮った手|’22年7月7日-8月29日|終了

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土門拳記念館
The Hand 土門 拳が撮った手
会  期  2022年7月7日[木]-8月29日[月]
時  間  午前9時ー午後5時(入館は午後4時30分まで)
休 館 日  会期中 無 休 * 展示替えなどのため臨時休館する場合があります
会  場  土拳拳記念館
      998-0055 山形県酒田市飯森山2-13(飯森山公園内)
入 館 料  一 般:700円、学 生:350円、小・中学生:無 料
主  催  公益財団法人さかた文化財団 土門拳記念館
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◉ The Hands ―土門拳が撮った手 ―
土門拳の写真には多くの「手」が写されています。熟達した職人の手、昭和を代表する著名人たちの手、そして仏像の手まで、土門はさまざまな「手」を凝視し、独自の視点からそれらの魅力を切り撮りました。
一方、瞬間的なスナップショットの中にたまたま映り込んだ手が、強い存在感を放っていることもあります。“ 手は口ほどにものを言う ” そんな言葉が思い浮かんできそうな、多彩な表情を持った「土門拳が撮った手」を、ジャンルを横断してお届けいたします。

◉ 古寺巡礼 Summer Collection ── 同時開催
今年度は新しい試みとして、「古寺巡礼」を四季に合わせて展開します。2つめのパッケージとなるサマー・コレクションでは、「夏」をテーマに、仏像や寺院をセレクト。灼熱の形相で迫る仏像から、涼しげな古寺の風景まで、さまざまな角度から「夏」を想起させる作品群をお楽しみください。

◉ 遊ぶこども・働くこども ── 同時開催
「こども」の撮影の名手としても知られた土門拳。活発なこどもたちの屈託のない表情が愛されてきた一方で、土門は昭和/戦後という時代状況の中で、さまざまな仕事に従事しなければならなかったこどもたちの姿も写しています。
自らも貧しい幼少期を過ごした土門にとって、「こども」という被写体には特別な思い入れがあったのかもしれません。「遊び」と「労働」という2つの視点から、土門が写したこどもたちの姿を振り返ります。

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[ 詳細 : 土門拳記念館 ]  { 活版 à la carte 土門拳記念館まとめ

【 参考 YouTube   鬼と呼ばれた写真家 土門拳 〔公式〕土門拳記念館チャンネル  27:50 】
山形県酒田市で生まれた子供たちが、酒田市の宝である写真家・土門拳の活動を知り、感動・共感・共鳴できる多様な作品との出会い、深い学びや多様な生き方を知る機会のきっかけとなる、ひとつの足掛かりとして、この動画はできあがりました。

【展覧会】朝日美術館|カミジョウミカ展2021+1|芋虫のような手指で描く自分|’22年6月4日-7月31日|終了

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朝日美術館
カミジョウミカ展2021+1  芋虫のような手指で描く自分
会  期  2022年6月4日[土]-7月31日[日]
会  場  朝日美術館
      390ー1104 長野県東筑摩郡朝日村大字古見1308
      電話:0263-99-2359  ファックス:0263-99-3624
休  館  日  月曜日休館 * ただし7月18日[月]は開館、7月19日[火]は休館
開室時間  午前9時-午後5時
観  覧  料  一 般 400円 / 高校・大学生・専門学校生 200円 / 中学生以下 無 料
主  催  朝日美術館、朝日村教育委員会、朝日村
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カミジョウミカさんは、長野県安曇野市で車いすの生活を送りながら創作活動を始めて26年目になります。日常生活には介助が必要なため、自由気ままに制作することはできませんが、絵を描いていると先天性の病に起因する体の痛みも忘れるほど没頭します。
限られた生活の中、身近なもので画材として使えそうなものを見出しては作品に取り入れ、常に新しい試みをしています。
一人の人間からこんなにもアイデアがわくものだろうか、と驚くほど画風も画材も変化に富んでおり、作品タイトルもユニークなものばかりです。

カミジョウミカさんの「描くことは生きること。生きることは描くこと。」という言葉のとおり、カミジョウミカさんの日々の生活に制作の時間は欠かせません。
“ 芋虫のような手指 ” とは、そのまま カミジョウミカさんの手の容姿も表していますが、芋虫がごく自然に糸を紡ぎだすように、その手が休むことなく、まるで描くことが遺伝子に組み込まれているかのように筆が動いて、作品を生み出していく姿にも重なります。
本展会場は、カミジョウミカさんが絵を描くきっかけとなったユニークな似顔絵作品から、今年の5月末に完成した新作まで、180点にのぼる色とりどりの作品で埋め尽くされています。
ぜひ、進化し続けるカミジョウミカワールドを体感してみてください。

* 本展は昨年開催予定でしたが、感染症「COVID – 19」のまん延により延期されました。昨年展示予定だった作品に、今年の新作をプラスして「2021+1 」として紹介します。
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【展覧会】山種美術館|特別展 水のかたち ―《源平合戦図》から千住博の「滝」まで―|特集展示:日本画に描かれた源平の世界 会|’22年7月9日-9月25日|終了

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山種美術館
特別展 水のかたち
―《源平合戦図》から千住博の「滝」まで―
特集展示:日本画に描かれた源平の世界
会  期  2022年7月9日[土]-9月25日[日]
       前  期 7月9日[土]-8月14日[日] 後  期 8月16日[火]-9月25日[日]
       * 会期中、一部展示替えあり
会  場  山種美術館
開館時間  午前10時から午後5時(入館は午後4時30分まで)
休  館  日  月曜日
      * 7月18日[月], 9月19日[月]は開館。7月19日[火]、9月20日[火]は休館
入  館  料  一 般 1300円、中学生以下 無 料(付添者の同伴が必要です)
主  催  山種美術館、日本経済新聞社
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四方を海に囲まれ、湿潤な気候で降水量の多い日本では、水は身近な存在であり、古来、名所絵や山水画、物語絵など、さまざまな主題の中で描かれてきました。近代以降の日本画においても、海や湖、川や滝を題材とした風景画から、水辺の場面を描く歴史画まで、水が主要なモティーフとなった作品は時代やジャンルを問わず幅広く見いだせます。

本展では、海辺を舞台とし江戸時代に描かれた《源平合戦図》から、《名所江戸百景 大はしあたけの夕立》など雨を描いた名作で知られる歌川広重(1797-1858)の名所絵、高価な岩絵具・群青をふんだんに使って海を表現する川端龍子(1885-1966)の《黒潮》、画家の代名詞にもなっている千住博(1958- )の「滝」シリーズまで、水を印象的に描きだした優品の数々を展示いたします。暑さ厳しき折、涼感にあふれた美術館の展示室で、日本の画家たちが描き出すさまざまな水のかたちをお楽しみいただき、涼しさと共に、水の恵みと自然の豊かさを感じていただければ幸いです。

[特集展示]日本画に描かれた源平の世界
昨今、大河ドラマやアニメで注目を集めている源平の物語は、日本画でもたびたび取り上げられ、小林古径(1883-1957)や、前田青邨(1885-1977)をはじめ、歴史画を得意とする画家たちを中心に描き継がれてきました。
そのなかでは、宇治川や瀬戸内海など、水辺を舞台とした場面が数多く絵画化されています。これらの作品を「水のかたち」展で取り上げるとともに、源義経と藤原秀衡を描く安田靫彦(1884-1978)《平泉の義経》、平清盛の娘・徳子(建礼門院)を描く今村紫紅(1880-1916)《大原の奥》など、源平のヒーロー、ヒロインを題材とした作品をあわせて展示いたします。

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【展覧会】東京ステーションギャラリー|東北へのまなざし 1930-1945|’22年7月23日-9月25日|終了

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東京ステーションギャラリー
東北へのまなざし 1930-1945
開催期間  2022年7月23日[土]-9月25日[日]
      * 会期中一部展示替えがあります(前期 7/23-8/21、後期 8/23-9/25)
休  館  日  月曜日(8/15、9/19 は開館)
開館時間  10:00-18:00  * 金曜日は20:00まで開館
      * 入館は閉館30分前まで
入  館  料  一 般 1,400円  高校・大学生 1,200円  中学生以下 無 料
特別協力  日本民藝館
主  催  東京ステーションギャラリー[公益財団法人東日本鉄道文化財団]
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タウト、柳宗悦、ぺリアン、今和次郎らは何を見ようとしたのか
1930年代以降の日本は、太平洋戦争へと傾斜を深める一方で、写真などのグラフィカルな視覚文化が到来し、建築や生活文化が変貌するなど、モダンとクラシック、都会と地方の両極で揺れ動いた時期でもありました。
この頃、先端的な意識をもった人々が相次ぎ東北地方を訪れ、この地の建築や生活用品に注目しました。1933年に来日したドイツの建築家ブルーノ・タウト、民藝運動を展開した柳宗悦、1940年、商工省に招聘されたフランスのデザイナー、シャルロット・ペリアンなどがその一例です。

また、昭和に入ると民藝運動に呼応するように、素朴なこけしや郷土玩具を収集する動きが広まりました。さらには、考現学の祖として知られる今和次郎や、『青森県画譜』を描いた弟の今純三、東北生活美術研究会を主導した吉井忠ら東北出身者たちも、故郷の人々と暮らしを見つめ直し、戦中期の貴重な記録を残しています。
本展は、こうした東北に向けられた複層的な「眼」を通して、当時、後進的な周縁とみなされてきた東北地方が、じつは豊かな文化の揺籃であり、そこに生きる人々の営為が、現在と地続きであることを改めて検証するものです。

* 感染症予防対応のため日時指定券制実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
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【展覧会】ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション|南 桂子展 透き通る森|’22年7月16日-10月23日

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ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
南 桂子展 透き通る森
会  期  2022年7月16日[土]-10月23日[日]
開館時間  11:00-17:00 * 土日祝は10:00-(最終入館16:30)
      * ナイトミュージアム──毎月第1・3金曜日は20:00まで開場
会  場  ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
      103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町1-35-7
      Tel:03-3665-0251  Fax:03-3665-0257
入 館 料  大 人 600円、大学生・高校生 400円、中学生以下 無 料
主  催  ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
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銅版画家・南桂子(1911-2004)の静かな作品を展示します。
広がる空、澄み渡る風、水の輝き、
ひっそりとした透明な世界に、物語を見つけてください。
本展では、会場の一角にて、小説家・小川洋子氏が選んだ南作品
「書かれたい物語がひそんでいる絵」を展示します。

特別企画
小説家・小川洋子「書かれたい物語がひそんでいる絵」
小川洋子氏の小説には、いつも美しさに満ちた、独自の静謐な作品世界があります。
葉の中の鳥、視線を合わせない少女・・・小川氏の見た南桂子作品をお楽しみください。

小川洋子
91年「妊娠カレンダー」で芥川賞受賞。著書は『博士の愛した数式』『密やかな結晶』『薬指の標本』『猫を抱いて象と泳ぐ』『琥珀のまたたき』はじめ多数。近著に『遠慮深いうたたね』(河出書房)『小川洋子の作り方』(田畑書店編)、『掌に眠る舞台』(集英社)など。 多くの作品は世界各国語に翻訳されている。

[ 詳細 : ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション

【展覧会】夢二郷土美術館|竹久夢二×マツオヒロミ ♥トキメキの大正浪漫♥/ー時間旅行ー|’22年7月6日-9月25日|終了

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夢二郷土美術館
竹久夢二×マツオヒロミ ♥トキメキの大正浪漫♥/ー時間旅行ー
会  期  本館:2022年7月6日[水]-9月25日[日]
      夢二生家記念館・少年山荘:2022年7月6日[水]-10月2日[日]
開館時間   9:00-17:00(入館は16:30まで)
休  館  日  月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)
入  館  料       〈本館〉大 人 800円、中高大学生 400円、小学生 300円
     (限定ノベルティ付きチケット 大 人 1,300円、中高大学生 900円、小学生 800円)
      〈夢二生家記念館〉大 人 600円、中高大学生 250円、小学生 200円
     (限定ノベルティ付きチケット 大人 1,100円、中高大学生 750円、小学生 700円)
主  催  公益財団法人 両備文化振興財団 協力:新見美術館
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大正浪漫を代表する詩人画家・竹久夢二(1884-1934)の作品は、時代を越えて今もアーティストやデザイナーに大きな影響を与えています。岡山で活動するマツオヒロミ(1980-)もその一人で、こどもの頃に夢二の作品に出会ったことがきっかけでイラストレーターになり、夢二に影響を受けた女性像が人気を博し著作本の執筆、書籍の装画など活動の幅を広げています。この度、夢二郷土美術館 本館と夢二生家記念館・少年山荘で夢二とマツオヒロミの時空を超えたコラボレーションの展覧会を開催いたします。

本館ではマツオヒロミが選んだ夢二作品を多数展示し、マツオ氏の視点から紹介する夢二の魅力をお楽しみいただきます。「もしマツオヒロミが夢二の開店した港屋絵草紙店店主だったら」というコンセプトで夢二作品を展示するコーナーも。マツオヒロミ作品からは夢二の「セノオ楽譜〈蘭燈〉」からインスピレーションを受けて描き下ろした新作《FANTASIA》を含め、初公開作品を多数展示します。

瀬戸内市にある別館の夢二生家記念館・少年山荘では「竹久夢二×マツオヒロミ―時間旅行―」をテーマに企画展を開催。夢二が生まれ16歳まで過ごした築約250年の茅葺屋根の「夢二生家記念館」と夢二自ら設計したアトリエ兼住居を復元した「少年山荘」の空間の中で竹久夢二、マツオヒロミの作品を通して時空を旅するかのような体験をお楽しみください。マツオヒロミが本展のために特別に描き下ろした新作《青の思い出》も初公開します。

夢二郷土美術館(本館)と夢二生家記念館・少年山荘を周遊し、竹久夢二とマツオヒロミの大正浪漫でタイムレスなひと時をお過ごしください。

マツオヒロミ
岡山県在住の人気イラストレーター。書籍の装画などを手掛け、複数の美術館での企画展も開催。アーティスト・藤井風のグッズのイラストでも話題を集める。

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【展覧会】新宿区立 漱石山房記念館|《通常展》テーマ展示 夏目漱石「草枕」の世界へ ─ 絵本・絵巻・挿絵にみる「草枕」─|’22年7月7日-10月2日

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新宿区立 漱石山房記念館
《通常展》テーマ展示 
夏目漱石「草枕」の世界へ ── 絵本・絵巻・挿絵にみる「草枕」──
開催期間  2022年7月7日[木]-10月2日[日]
開催時間  午前10時-午後6時(入館は午後5時30分まで)
会  場  漱石山房記念館 2 階資料展示室
休  館  日  毎週月曜日
      月曜日が祝休日(7/18、9/19)の場合は、翌平日(7/19、9/20)が休館
観  覧  料  一 般 300円、 小中学生 100円
主  催  新宿区立 漱石山房記念館(公益財団法人新宿未来創造財団)
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「山路を登りながら、かう考へた。」の有名な書き出しではじまる夏目漱石の小説「草枕」は、「吾輩は猫である」「坊つちゃん」に続いて発表された、漱石の代表作品のひとつです。
東京から来た旅の画家が、温泉場で出会った美しい女性を中心に、
そこで体験したさまざまな出来事を通して物語は進んでいきます。
この小説には、詩や絵画をはじめとする日本、東洋、西洋の様々な芸術作品が文中にちりばめられ、理想とする芸術を求めていく内容となっています。
漱石が日本、東洋、西洋の文明に対してどの様な影響を受け、本作を通じてどの様な芸術観を描こうとしていたのかを知ることができるでしょう。
また、小説「草枕」は後世の画家たちに大きな影響を与え、「草枕絵巻」をはじめ、挿絵や絵本が作られました。
今回の展示会では、これらの絵本や絵巻(複製)、挿絵を紹介していきます。
さらに、漱石が熊本時代の住居から、「草枕」の舞台といわれている熊本県玉名市まで、旅をした道筋「草枕の道」と、モデルとなった小天温泉等、「草枕」の舞台も紹介します。
漱石の「草枕」の世界をご体験ください。

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[ 詳 細 : 新宿区立 漱石山房記念館

【展覧会】東京工芸大学芸術学部 写大ギャラリー|古屋誠一写真展「第一章 妻 1978.2-1981.11」|写大ギャラリー・コレクションより|’22年6月10日-8月6日

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東京工芸大学芸術学部 写大ギャラリー
古屋誠一写真展「第一章 妻 1978.2-1981.11」
写大ギャラリー・コレクションより
会  期  2022年6月10日[金]-2022年8月6日[土]
開館時間  10:00-19:00
休  館  日  木曜日、日曜日、2022年7月18日[月・祝]
入  場  料  無 料
会  場  東京工芸大学 写大ギャラリー
      164-8678 東京都中野区本町2-4-7  5号館(芸術情報館)2F
      TEL 03-3372-1321
展示作品  カラー・モノクロ写真作品 約50点
主  催  東京工芸大学 芸術学部
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この度、写大ギャラリーでは本学の卒業生である写真家・古屋誠一の作品『Christine Gössler 1978-1985』のシリーズなどを中心に364点をコレクションいたしました。一度の収蔵点数としては非常に多い数になります。
これを記念して、第一章、第二章と 2 回にわけて、古屋誠一の世界をご紹介いたします。第一章では「妻」、第二章(11月開催予定)では「母」をテーマとします。モノクロ作品はすべて古屋自身の手によって1990年代にプリントされたものです。

古屋誠一は東京写真大学短期大学部(現・東京工芸大学)を卒業後、1973年、23歳のときに横浜港からナホトカ号、シベリア鉄道などを乗り継ぎ、ヨーロッパへ向かいました。二度と日本に帰らない、という強い意思をもった旅立ちでした。
ウィーンで数年を過ごしたのち、オーストリア第二の都市グラーツで、クリスティーネ・ゲスラー(Christine Gössler)という一人の女性と出会い、結婚。その後一児をもうけます。古屋はクリスティーネと出会った直後からその姿を撮りはじめ、結婚後も日常的に撮り続けました。やがてクリスティーネは病を患った末に、東ベルリンのアパートの上階から身を投げます。
古屋がクリスティーネと過ごした歳月は7年と8ヶ月ほど。その日々を『Mémoires-メモワール』と題した 5 冊の写真集として上梓。彼女の死後、二人が過ごした 3 倍近い歳月(最初の発刊から21年)をかけて断続的に発行され続けてきたものです。

今回、写大ギャラリーに収蔵された作品は、古屋とクリスティーネが共に過ごした歳月をほぼ完全に網羅する貴重なものです。古屋がクリスティーネに最初にカメラを向けた初々しい一枚、そしてクリスティーネが亡くなる前日に、東ドイツのポツダムで撮られた一枚が含まれています。
それらの作品群から、第一章では息子・光明を出産する直前までのクリスティーネの姿に注目します。夫・古屋との関係を強く感じさせるものとなります。
第二章では息子・光明を出産して母となったクリスティーネの姿を紹介します。こちらは息子・光明と母・クリスティーネの関係、そして父・古屋との関係を感じさせるものとなります。

子供の誕生によって、時に夫婦は大、のかたちやバランスを変えます。クリスティーネと古屋もまさにそれにあてはまります。妻、夫という顔だけでなく、母、父という顔も持たされることになるからです。妻-夫、母-父、母-夫、妻-父といった意外なほど複雑な関係が生まれます。
クリスティーネと古屋は、文化、習慣、宗教、言語といったものが大きく異なる外国人同士の結婚でもあり、夫婦のありようがより際立って感じられる側面も持っています。そのかたちに注目することは、普遍について問うことにもなるはずです。(企画構成 小林紀晴)

古屋 誠一(ふるや せいいち, 1950年-)
1950年、静岡県賀茂郡賀茂村宇久須(現・西伊豆町)に生まれる。東京写真短期大学(現・東京工芸大学)で写真を学んだ後、1973年にヨーロッパへ向かう。1975年からオーストリア第二の都市グラーツを生活の拠点とする。代表作は妻クリスティーネをテーマとした写真集『Mémoires』(5冊刊行)。これまでにヨーロッパ、アメリカ、日本などで多くの展覧会を開催している。最近では『Mémoires』から10年の時を経て、やはりクリスティーネを扱った写真集『Face to Face』(2020年)、『First Trip to Bologna 1978 / Last Trip to Venice 1985』(2022年)などを発刊。また写真専門誌『Camera Austria』 の創刊、編集にも深く関わり、1980年代から日本の写真家、写真文化を広くヨーロッパに紹介した。グラーツ在住。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳細 : 東京工芸大学  東京工芸大学 写大ギャラリー

【展覧会】八戸市美術館|まるごと 馬場のぼる展|描いた つくった 楽しんだ ニャゴ!|’22年7月2日-8月29日|会期終了

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八戸市美術館
まるごと 馬場のぼる展
描いた つくった 楽しんだ ニャゴ!
会  期  2022年7月2日[土]-8月29日[月]
開館時間  10:00-19:00 * 入場は 18:30 まで
休  館  日  火曜日
会  場  八戸市立美術館
      031-0031 青森県八戸市大字番町10-4 TEL:0178-45-8338 FAX::0178-24-4531
観  覧  料  一 般 1,000円、高校・大学生 500円、中学生以下 無 料
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NOBORU BABA RETROSPECTIVE
絵本「11ぴきのねこ」シリーズで知られる漫画家・馬場のぼる(1927ー2001)を様々な側面から紹介する展覧会です。
青森県三戸町に生まれた馬場は、幼い頃から絵を描くことが好き
でした。1948年に漫画家としてデビューし、翌年上京します。その後、子ども向けの雑誌で本格的に活動を開始し、連載漫画『ポストくん』が評判となり、瞬く間に人気漫画家となります。1967年に刊行された『11ぴきのねこ』(こぐま社)は、今でも世代を超えて愛され続けています。
本展では、絵本や漫画の原画類 50 年分のスケッチブックなどに加え、漫画に熱中していた幼少や、青年期の貴重なノートやイラストなども合わせて紹介します。また、楽しみのために制作した絵画や立体作品のほか、馬場を取り巻く交友関係も紹介しています。
その多彩な魅力をまるごと感じてみませんか。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
[ 詳 細 : 八戸市美術館

【展覧会/夏休みイベント】郵政博物館|夏休みイベント ── よう、怪!快?展 ~|きみも妖怪博士になろう!|’22年7月1日-9月27日|終了

郵政博物館 メーン~ きみも妖怪博士になろう!~
郵政博物館はこの夏、妖怪の棲み処になります。
使用済み切手の貼り絵アートの妖怪が大集合!

郵政博物館
夏休みイベント ── よう、怪!快?展 ~きみも妖怪博士になろう!
会  期  令和4年7月1日[金]-9月27日[火]
開館時間  10:00-17:30 * 入館は 15:00 まで
会  場  郵政博物館
      131-8139 東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン・ソラマチ 9 F
      TEL:03-6240-4311
休  館  日  7月4日[月]・11日[月]・8月17日[水]
      * 8月18日[木]より 一部展示替え
入  館  料  大 人 300円 / 小中高校生 150円
協  力  公益社団法人日本漫画家協会/モロズミ勝
主  催  公益財団法人通信文化協会
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妖怪は日本で伝承される民間信仰において、人間の理解を超える奇怪で異常な現象や、それらを起こす不可思議な力を持つ非日常的・非科学的な存在、日本では昔からものにはすべて精霊が宿っていると信じられてきました。
昔の人は妖怪の存在を神様と同じく、誰のせいにもできない災いなど、理解を超えた存在のせいにすることで日々を過ごしていたのかもしれません。近年ではキャラクター化が進み、妖怪はマンガやアニメ、ゲームを通して描かれることで「畏れ」から「娯楽」へと変わってきました。

今回の妖怪は、切手貼り絵アートによるものです。切手貼り絵は、使用され捨てられる予定であった使用済み切手が作品として新たに生まれ変わったもの。リサイクルを考えるきっかけになるでしょう。作品鑑賞とともに、リサイクル、環境保護について考えませんか?

<内  容>
◉ 妖怪大集合!
赤鬼青鬼河童に猫股、アマビエなどなど、いろんな妖怪の切手貼り絵アート作品を展示します(8月18日からは一部展示替え)。
スカイツリーのお膝元、本所やお隣の江東区の深川には、江戸時代には妖怪が出たという都市伝説が残されています。本所七不思議と深川七不思議、現在のどこにあるか、地図で妖かしスポットを探してみませんか?
そのほか、絵師・化け物人形師の北葛飾狸狐氏の制作した深川七不思議の木版画と妖怪たちがあなたを待っています。

※新型コロナウイルス感染流行の状況により、日程や内容、開館時間等を変更したり、博物館を休館する場合があります。あらかじめご了承のうえ、下掲詳細を確認の上ご参観を。
[ 詳細 : 郵政博物館

【展覧会】大阪市立美術館|特別展|ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展|’22年7月16日-9月25日|終了

おおさか表 おおさか中

大阪市立美術館
ドレスデン国立古典絵画館所蔵
フェルメールと17世紀オランダ絵画展
会  期  2022年7月16日[土]-9月25日[日]
      * 館内混雑時は入館制限を行う場合があります.
時  間  午前9時30分-午後5時(入館は午後4時30分まで)
休  館  日  月曜日(7月18日、8月15日、9月19日は開館)
観  覧  料  一 般 21,000円、高大生 1,500円、中学生以下 無 料
      オンライン予約 土日祝(8月12日、15日、9月20日、21日、22日を含む)は
      予約優先制です。(予約は こちら
主  催  大阪市立美術館、産経新聞社、関西テレビ放送
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初期の傑作《窓辺で手紙を読む女》を修復後、所蔵館以外で世界初公開 !!
本展の注目作品である17世紀のオランダ絵画の巨匠ヨハネス・フェルメールの《窓辺で手紙を読む女》は、窓から差し込む光の表現、室内で手紙を読む女性像など、フェルメールが自身のスタイルを確立したといわれる初期の傑作です。
本作品は、1979年のⅩ線調査で壁面にキューピッドの描かれた画中画が塗り潰されていることが判明し、長年、その絵はフェルメール自身が消したと考えられてきました。しかし、2017年の調査により、フェルメール以外の人物により消されたことが新たに分かり、翌年から画中画の上塗り層を取り除く修復が開始されました。2019年5月には、キューピッドの画中画が部分的に現れた修復途中の作品が、記者発表にて公開されました。

本展では、この修復過程を紹介する資料とともに、大規模な修復プロジェクトによってキューピッドが完全に姿を現した《窓辺で手紙を読む女》の当初の姿を、所蔵館であるドレスデン国立古典絵画館のお披露目に次いで公開します。所蔵館以外では世界初公開となります。
また、ドレスデン国立古典絵画館が所蔵するレンブラント、メツー、ファン・ライスダールなど、17世紀オランダ絵画の黄金期を彩る珠玉の名品約70点もあわせてご紹介します。

みどころ
●フェルメール《窓辺で手紙を読む女》を修復後、所蔵館以外で世界初公開!
隠されていたキューピッドの画中画が姿を現した本作を、所蔵館でのお披露目に次いで公開します。修復後の姿を公開するのは、所蔵館以外では世界初となります。

◉ 大阪市立美術館は、今秋以降およそ三年間の大改修工事のため、しばらくお別れになります。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳細 : 大阪市立美術館     特設サイト

【展覧会】京都国立博物館|特別展 河内長野の霊地|観心寺と金剛寺 ─ 真言密教と南朝の遺産 ─|’22年7月30日-9月11日|終了

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京都国立博物館
特別展 河内長野の霊地  観心寺と金剛寺 ── 真言密教と南朝の遺産 ──
会  期  2022(令和4)年7月30日[土]-9月11日[日]
        前期展示:2022年7月30日[土]-8月21日[日]
        後期展示:2022年8月23日[土]-9月11日[日]
      *[展示替]会期中、一部作品の展示替をおこないます。
会  場  京都国立博物館 平成知新館 2 F、1 F
      605-0931 京都市東山区茶屋町527  TEL:075-525-2473(テレホンサービス)
休  館  日  月曜日(祝日・休日の場合は開館、翌火曜日休館)
開館時間  9:00-17:30(入館は17:00まで)
観  覧  料  一 般 1200円、大学生 600円、高校生 300円、中学生以下 無 料
      * 大学生・高校生の方は学生証をご提示ください。
主  催  京都国立博物館、京都新聞
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京から高野山へ至る街道の合流地点として栄えた歴史をもつ大阪府南部の河内長野市。当地には観心寺と金剛寺という真言密教の古寺があり、この地域における信仰文化の中心を担ってきました。南北朝時代には後村上天皇の行宮-あんぐう-として、楠木正成など南朝勢力の拠点となったことでも知られます。
同館では2016-19年度に、観心寺・金剛寺の両寺の文化財調査を実施しました。本展はその成果を公開する機会として、従来知られた名品に加え、新たに発見された寺宝の数々を紹介します。
河内長野の地が伝える濃密な歴史文化をお楽しみください。

◉ 本展の 事前予約 は不要です。また会期・開館時間等は今後の諸事情により変更する場合があります。変更事項は、下掲詳細ウエブサイト、同館公式 Twitter にて告知されます。
参観の際は最新情報を確認ください。
[ 詳細 : 京都国立博物館