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【展覧会】福岡市博物館|特別展 黒田長政没後400年|黒田侯爵家の名品 知られざる黒田家「家宝」の近代史|’23年9月15日-11月5日|10月11日㈬ゟ後期展示開始|会期末

福岡市博0901

福岡市博物館
特別展 黒田長政没後400年
黒田侯爵家の名品 知られざる黒田家「家宝」の近代史
会  期  2023年9月15日[金]- 11月5日[日] * 会期中一部展示替えをいたします。
        前  期/ 9 月15日[金]- 10月9日[月・祝] 
        後  期/10月11日[水]- 11月5日[日]
開館時間  9:30-17:30  * 入館は 17:00 まで
休  館  日  月曜日
      * ただし 9月18日[月・祝]、10月9日[月・祝]は開館、
       9月19日[火]、10月10日[火]は休館
会  場  福岡市博物館 特別展示室
      814-0001 福岡市早良区百道浜3-1-1 TEL:092-845-5011
観覧料金  一 般 1600円、高大生 1200円、小中生 500円
      * 各種割引、優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  福岡市博物館、西日本新聞、西日本新聞イベントサービス
──────────────────────福岡市博0902◆ 福岡市博物館|特別展  の名品   知られざる黒田家「家宝」の近代史|’23年9月15日-11月5日 ◆

旧福岡藩主、黒田家の貴重なコレクションは、昭和53年(1978)9月、黒田家から福岡市に寄贈されました(一部は寄託・購入)。
福岡市美術館に所蔵された黒田資料のうち、歴代藩主の甲冑や国宝金印「漢委奴国王」、名鎗「日本号」のほか、刀剣、古文書類は福岡市博物館に移管されています。
本来の黒田家のコレクションは現在福岡市が所蔵するものだけでなく、より多数の古美術品を含むものでした。これらは江戸時代に収集されたものを基本として、明治時代から昭和時代戦後に至る間に新たに「家宝」として整理され、一部は売却・譲渡されました。

本展は初代藩主黒田長政の没後400 周年を記念して、明治時代から昭和時代戦後における黒田家のコレクションのうち、「家宝」とされた貴重な資料を集めたものです。現在のコレクションを形作った、近代黒田侯爵家の「家宝」のあり方を、国宝・重要文化財を含む約140 点の資料から紹介します。

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◉ プロローグ 黒田家の近代 ― 長知・長成・長禮 ―
慶応3年(1867)10月、大政奉還によって江戸幕府の時代は終わり、日本は新たな時代を迎えることになりました。各地の諸侯(大名)は、版籍奉還によって地域の支配権を新政府に移管し、さらに廃藩置県によって「藩」の名称もなくなります。福岡藩主黒田家では、長知(ながとも)の時代に明治維新を迎え、その子長成(ながしげ)は明治17年(1884)に侯爵を授けられました。昭和14年(1939)に侯爵を継いだ黒田長禮(ながみち)は、戦中・戦後の混乱を経て黒田家のコレクションを整理し、今日に残しました。
◉ 第1章 黒田家の「重宝-じゅうほう」
明治時代前半期までの黒田家の重要な宝物は、3代藩主黒田光之の時代にまとめられた「黒田家重宝故実」に記載された「重宝」でした。「重宝」は、黒田家が筑前一帯を領有する要因となった、如水、長政親子の活躍を子孫に伝える品々です。如水、長政親子の時代の古文書や武具などを中心とし、徳川将軍家からの拝領品や織田信長、豊臣秀吉と縁があるもの、如水・長政の愛用品などがありました。
◉ 第2章 「家宝」の誕生
明治時代後半、黒田長成が当主となった黒田侯爵家では、従来の「重宝」にかわり、新たに「家宝」を定める動きが起こりました。「第一家宝」「第二家宝」の2種類に編成された家宝帳には、「重宝」に加え、長政以降の歴代藩主の肖像画や、金印「漢委奴国王」のほか、「黒田家重宝故実」に含まれなかった絵画や茶道具などが記載されています。家の歴史にとどまらず、貴重品を網羅した「家宝」の時代の到来です。
◉ 第3章 移動する「家宝」
黒田侯爵家では、昭和10年代に道具の整理が行われ、「家宝」の譲渡・売却がはじまりました。戦時期には大規模な売立を行っています。「家宝」の移動先には、石橋正二郎、出光佐三、松永安左エ門といった福岡に縁のある人物も含まれていました。「家宝」の移動は戦後まで続きました。戦後の「家宝」の移動は、大規模な売立は行わず、黒田家の経営に参画していた家政相談人を介したものでした。
◉ 第4章 新たに加わる名品
「家宝」は、江戸時代に黒田家が所蔵していたものを再編成しただけでなく、明治時代以降に黒田家に加わったものも含みます。黒田家にまつわるものとして他所から贈与されたものや、「皇室の藩屏」たる華族へ皇室から下賜されたものなどがありました。また、「家宝」とは別に「貴重品」とされたものもあります。
◉ エピローグ 黒田侯爵家と福岡
黒田家は明治4年(1871)以降、福岡を去り東京に本邸を構えました。それでも福岡との関係は近代も続き、中学修猷館〔現福岡県立修猷館高等学校〕の復興、学生への奨学事業、在京福岡県出身者との親睦などに関わっています。大正11年(1922)には、「黒田長政公三百年祭」が行われ、併行して福岡市主催の博覧会が開催されるなど、黒田侯爵家と福岡との関係は続いていくことになります。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上、ご観覧を。
[ 詳 細 : 福岡市博物館

【イベント 展覧会】福岡市立博物館|イベント 驚異と怪異 ― 想像界の生きものたち|’23年3月11日-5月14日

福岡市博01 福岡市博02

福岡市立博物館
イベント 驚異と怪異 ―― 想像界の生きものたち
会  期  2023年3月11日[土]- 5月14日[日]
開館時間  9時30分 - 17時30分(入館は17時まで)
休  館  日  月曜日
場  所  福岡市博物館
      福岡市早良区百道浜3丁目1-1
観  覧  料  一 般 1,600円、中 高 生 1,200円、小 学 生 800円
      * 各種障害者手帳をお持ちの方と付き添い1名まで無料
問い合せ  「驚異と怪異」福岡展事務局(西日本新聞イベントサービス内)
      TEL:092-711-5491(平日 9:30-17:30)
後  援  福岡市教育委員会、公益財団法人福岡市文化芸術振興財団、西日本鉄道
主  催  福岡市博物館、国立民族学博物館、公益財団法人千里文化財団、TVQ九州放送、西日本新聞社、西日本新聞イベントサービス
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この世のキワにいる、かもしれない ………………
世界の人々は常識や慣習から逸脱した「異」なるものを、どのように認識し、説明し、描いてきたのでしょうか。
本展は、人魚や龍、河童など、想像界の生きものの多様性について、絵画や書籍、祭具などをとおして紹介し、人間の想像と創造の力の源泉を探ります。
奇妙で怪しい、不気味だけどかわいい、世界の霊獣・幻獣・怪獣が大集合 !

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳 細 : 福岡市立博物館

【展覧会】福岡市博物|特別展 独眼竜 伊達政宗|’22年10月8日-11月27日

仙台侯

福岡市博物館
特別展 独眼竜 伊達政宗 
会  期  2022年10月8日[土]-11月27日[日]
        ※ 会期中一部展示替えをいたします。
        前 期/10月8日[土]-30日[日] 後 期/11月1日[火]-27日[日]
時  間  午前9時30分-午後5時30分(入館は午後5時まで)
会  場  福岡市博物館  814-0001 福岡市早良区百道浜3丁目1-1
      TEL 092-845-5011  FAX 092-845-5019
休  館  日  月曜日(ただし、10月10日[月・祝]は開館、10月11日[火]は休館)
観  覧  料  一 般 1,600円、高大生 1,200円、小中生 500円
主  催  福岡市博物館、RKB毎日放送株式会社、西日本新聞社、西日本新聞イベントサービス
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政宗に会う、政宗を知る。戦国ダンディズム、福岡に降臨。
戦国時代の奥羽に覇を唱え、のちに「独眼竜」と称えられた伊達政宗(1567-1636)。その野望は天下人・豊臣秀吉によって阻まれますが、卓越した才覚と統率力によって激動の時代を生き抜き、仙台藩62万石の基礎を築きました。
本展覧会では、こうした政宗の人柄を伝える直筆の手紙や肖像画、斬新なデザインで都びとを魅了した伊達軍団の武具・甲冑、また政宗の多才ぶりをうかがわせる書画、さらには、政宗の家臣・支倉常長がヨーロッパなどから持ち帰った国宝「慶長遣欧使節関係資料」など、約 100 点を公開します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
[ 詳 細 : 福岡市立博物館  展覧会特設サイト