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【公演】京都南座 新開場記念|坂東玉三郎特別公演|3月2日初日-26日千穐楽

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京都南座 新開場記念
坂東玉三郎特別公演
平成31年3月2日[土]初日-26日[火]千穐楽
午後2時ゟ
   * 3月8日[金]、15日[金]、22日[金]は午後6時ゟ
   [休演]3月7日[木]、14日[木]、20日[水]

<演目と配役>
一、壇浦兜軍記-だんのうらかぶとぐんき
  阿 古 屋

         遊君阿古屋  板東玉三郎
         岩永左衛門  坂東 亀蔵
        秩父庄司重忠  板東彦三郎

二、太刀盗人-たちぬすびと

      すっぱの九郎兵衛  板東彦三郎
       目代丁字左衛門  中村吉之丞
        田舎者万兵衛  坂東 亀蔵

三、傾城雪吉原-けいせいゆきのよしわら

           傾 城  板東玉三郎

<みどころ>

一、壇浦兜軍記-だんのうらかぶとぐんき
  阿 古 屋
平家滅亡後、源頼朝の命令により残党狩りが行われるなか、平家の武将悪七兵衛景清の行方を問い質すため、景清の愛人である遊君阿古屋(玉三郎)が問注所に引き出されます。景清の所在を知らないという阿古屋に対し、代官の岩永左衛門(坂東亀蔵)は拷問にかけようとしますが、詮議の指揮を執る秩父庄司重忠(彦三郎)は、阿古屋に琴、三味線、胡弓を弾かせることで彼女の心の内を推し量ろうとします。言葉に嘘があるならば、わずかな調べの乱れでも分かる重忠ですが、そんななか阿古屋は……。
阿古屋は三曲を実際に舞台上で演奏しながら、微細な心情を表現する女方の大役。音曲と共に華やかな舞台を存分にご堪能ください。

二、太刀盗人-たちぬすびと
京へやって来た田舎者の万兵衛(坂東亀蔵)は、国元への土産を買おうと新市を見て回っているところ、その様子を見たすっぱの九郎兵衛(彦三郎)は、万兵衛が持つ黄金づくりの太刀を奪い取ろうと企てます。これに気づいた万兵衛が騒ぎ立てるところへ、目代(吉之丞)が現れ二人の争いを裁くことになります。二人に刀の名前や由来を尋ねると、万兵衛が答えるのを、横で盗み聞きして九郎兵衛も同じことを繰り返して答えます。踊ってみせる二人ですが、やがて万兵衛は、九郎兵衛が自分の真似をしていることに気がついて……。
万兵衛を真似て九郎兵衛が半間ずつ遅れて舞う舞など、対照的な二人による賑やかで可笑しみあふれる一幕です。

三、傾城雪吉原-けいせいゆきのよしわら
雪景色の新吉原を舞台に、昨年(2018年12月)歌舞伎座にて新作歌舞伎舞踊として上演された、恋人を思い春を待つ傾城(玉三郎)を主人公とした情趣ある舞踊劇です。
音もなく雪が降りしきる中、美しい傾城が現れ、豪華絢爛な衣裳を身にまとい、恋する人への思いを募らせながら、優雅に舞います。大雪の中、恋しい相手から手紙が届くこともなく、やがて二人が出会った春の頃を思い出す春の場面に移り、いつしか夏、秋、冬と季節は移り変わります。恋しい相手と過ごした時に思いを馳せる傾城を四季の情景に合わせて美しく魅せます。傾城は、いつまでも降り続ける雪景色の中、恋人も必ず訪れるであろうという思いを抱くのでした……。
古風な趣と格式を魅せる幽艶な舞踊です。

【 詳細: 京都南座 歌舞伎美人

【公演】国指定重要文化財 八千代座|坂東玉三郎 映像 × 舞踊公演|10月30日-11月4日 チケット発売7月21日ゟ

八千代座おもて 八千代座うら

国指定重要文化財 八千代座
坂東玉三郎 映像 × 舞踊公演
日  時  平成30年10月30日[火]-11月4日[日]午後 2 時 ゟ
会  場  八千代座
熊本県山鹿市山鹿1499番地  TEL 0968-44-4004

入  場  料  SS席 16,000円   S席 13,000円  A席 10,000円
7月21日[土]チケット発売開始
主  催  板東玉三郎八千代座公演実行委員会

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<演目と配役>

一、お目見得 口上
演目解説

二、新歌舞伎十八番の内 鏡獅子

三、藤 娘

[出 演]

坂東 玉三郎

☆      ☆      ☆

明治43年(1910)に建設された芝居小屋 ── それが八千代座。
八千代座は開業以来様〻な興行をおこなって山鹿に賑わいをもたらしましたが
昭和には映画館になり、テレビの普及により客足が減って閉館となりました。
人がいなくなった芝居小屋は荒れ果て、屋根には穴が …… 
もはや不要といわれた八千代座を救うために立ち上がったのが、老人と若者たちでした。
彼らは30年を超える復興活動を実施。
昭和63年(1988年)国の重要文化財指定を受けて実施された「平成の大修理」を経て
平成13年から八千代座は現代の芝居小屋として活き続けています。

【詳細: 国指定重要文化財 八千代座 公式ホームページ 】
八千代座外観八千代座 外観
八千代座内部八千代座 内部

八千代座の概要
所  在  地  熊本県山鹿市山鹿1499番地
所  有  者  山鹿市
建物規模  間口 29.49m 奥行 35.40m (延べ面積1487.4㎡)
舞台規模  間口 13.38m 奥行 10.50m (廻り舞台直径8.45㎡)
プロセニアム  (H)4.256m
収容能力  約700人
建築年式  明治43年(1910年)
指  定  重要文化財(昭和63年12月19日)
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八千代座は、廻り舞台、スッポンー花道の七三の場所にある切り穴。奈落から花道へ役者をせり上がらす装置-をそなえた本格芝居劇場として知られます。
こうした劇場は「嘉穂劇場- 福岡県」、「旧金毘羅大芝居-香川県琴平町」、「内子座-愛媛県」、「康楽館-秋田県」、「永楽館-兵庫県」など日本各地に現存しています。

熊本県山鹿市、八千代座の復興には、歌舞伎界の大看板にして、重要無形文化財保持者(人間国宝):五代目 坂東玉三郎が、1990年「坂東玉三郎舞台公演」以来なんどもこの舞台に登場して、貢献が顕著なものがありました。また2001年5月、平成の大修理竣工式にあわせて、こちらも人間国宝:十五代目 片岡仁左衛門 一行による大歌舞伎が八千代座で公演されています。

2018年秋の八千代座公演にたいして、板東玉三郎がその思いを「歌舞伎公式総合サイト 歌舞伎美人-かぶきびと-ニュース 2018年07月02日」の中で語っています。リンク先でご覧ください。

「坂東玉三郎 八千代座 映像 × 舞踊公演」への思い
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【詳細: 歌舞伎座    歌舞伎美人

【詳細: 国指定重要文化財 八千代座 公式ホームページ 】

【公演】歌舞伎座百三十年 ── 秀山祭九月大歌舞伎|9月2日初日-26日千穐楽|終了企画

kabukiza_201809_f5_1a273a82c98ed7066983430336511964歌舞伎座百三十年
秀山祭九月大歌舞伎
平成30年9月2日[日]初日-26日[水]千穐楽
秀山祭は 初代中村吉右衛門[1886-1954 屋号:播磨屋 俳号:秀山]の功績を顕彰し、その藝を継承することを目的として、初代の生誕120年にあたる2006年からおこなわれています。

kabukiza_k09022018年9月2日[日]、歌舞伎座百三十年「秀山祭九月大歌舞伎」が初日の幕を開けました

【 関連 既紹介情報をみる 】
★ 公演紹介ポスター と 動画  YouTube は、いずれも< 歌舞伎美人-かぶきびと >ゟ

【 松竹チャンネル / SHOCHIKUch 動画 ── 音がでます  3 :45 】


【 松竹チャンネル / SHOCHIKUch ── 音がでます  2:05 】

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【特報】4K上映|美・能『羽衣』 和合之舞 in 春日大社|観世流家元 観世清和、坂東玉三郎ほか超豪華メンバー|終了企画

4K上映
美・能 『羽衣』 和合之舞 in 春日大社
開催日時  2018年9月23日[日・祝]

このイベントは、観世流家元 観世清和が舞う能の幽玄美を 4 K 高画質収録し、坂東玉三郎が監督する、映像作品の上映イベントです。
披露する能の演目は、『羽衣』和合之舞。 “ 天女伝説 ” として世界に広く知られる作品で、舞台の背景は、全面黒幕で覆われた “ 漆黒の能楽堂 ” が出現。
さらに、作家 林  望 による現代語訳を、詞-ことば-や、謡-うたい-と同時表示。より理解し易くご覧いただけます。
会場の大型ディスプレイで鑑賞する、新たな古典芸能の表現を是非 ご堪能ください!

【 YouTube 動画 ── 音がでます  0:47 】

4K上映
美・能『羽衣』和合之舞 in 春日大社
開催日時  2018年9月23日[日・祝]

      第一部 開場15:00ゟ/開演16:00ゟ
      第二部 開場18:00ゟ/開演19:00ゟ
会  場  春日大社 飛火野特設ステージ(奈良公園内)

      〒630-8212 奈良県奈良市春日野町160番地
料  金  全席自由¥3,000(税込) 当日券¥3,500(税込)

主  催  奈良フェスティバル実行委員会 ホリプロ
特別協力  春 日 大 社

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<出演・スタッフ>

シテ方能楽師  観世流家元 二十六世 観世 清和
ワキ方能楽師  森 常好/ワキツレ     森 常太郎 舘田  善博
  笛      藤田六郎兵衛
小鼓  大倉源次郎 (人間国宝)
大鼓  亀井 忠雄 (人間国宝)
太鼓  小寺 佐七
後見  野村 四郎 (人間国宝) ほか
地謡  梅若 玄実 (人間国宝) ほか

企画・制作 ホリプロ  協力 ヒョウゴベンダ/ポニーキャニオン
監 督    坂東玉三郎 (人間国宝)

◯ 問い合わせ:ホリプロ FC チケット 03-5434-0750(平日12時-13時、17時-18時)
チケット情報: ホリプロ F C チケット ほか

【詳細: ホリプロ
{観世流家元 二十六世 観世清和、シテ・ワキ・ワキツレ関連用語 二十五世観世左近記念 観世能楽堂 八 月 観世会 定期能 リンク先 続きを読む にあります}

【公演】 {幽玄} 坂東玉三郎×鼓童 Bunkamura オーチャードホール 5月16日─20日

20170214173632_00011 20170214173632_00012坂東玉三郎と鼓童! 『アマテラス』に続く共演第2作。
 能楽を題材にしたスペクタクル。日本のシアターアートのその先へ。
佐渡を拠点に世界を縦横無尽に活躍する太鼓芸能集団 鼓童。2012年から2016年にかけては、歌舞伎俳優で人間国宝の坂東玉三郎を芸術監督に迎え、毎年一作のペースで新作を発表してきた。
玉三郎と鼓童との出逢いは2000年のこと、舞台での共演を望む鼓童に対し玉三郎はまず鼓童単体の舞台「鼓童ワン・アース・ツアースペシャル(2003年)」の演出で応えた。

そして両者の距離が近づいた2006年「アマテラス」で共演が実現。この作品は日本神話に題をとり、玉三郎演じるアマテラスと八百万の神々に扮した鼓童が繰り広げる音楽舞踊劇。
当代随一の立女形と、日本を代表する和太鼓グループとの共演はたちまち一大センセーションを巻き起こし、翌年には早くも歌舞伎座で再演。
そして2013年の再々演では東京・福岡・京都で計67回の全公演がソールドアウトするという伝説の舞台となった。

その「アマテラス」に次ぐ11年ぶりの待望の共演作が、いよいよ2017年5月、オーチャードホールで幕を開ける。
15年以上にわたり玉三郎はその自由自在な発想と類い稀なる審美眼で、鼓童のクリエイションに大きな変革をもたらした。メインツアー「ワン・アース・ツアー」や、男性のみのエッジの効いた「打男」などを続けざまに演出、いずれも国内外で高い評価を得てきた。

そして今回のテーマは「幽玄」、まさに玉三郎の本領で、世阿弥が見た世界を「羽衣」、「道成寺」、「石橋」など能の代表演目を題材にして表現することに挑戦する。

対する鼓童も600年の月日の中で創り上げられてきた能楽を専門家に学びつつ、世界最高峰の演奏技術と玉三郎の導きによって、これまでの作品群で拡げてきた表現を昇華させ、日本の美意識を鼓童ならではの形で表現しようとしている。
玉三郎氏の舞踊が、魂を揺さぶる鼓童の太鼓の響きと、能楽にインスパイアされた妙なる音色と一体になって、奥深くも情感豊かなイマジネーションの新たな地平へといざなうことでしょう。

とはいえ客席の我〻は、能に詳しくある必要はない。ただ心を開き「幽玄」の感覚を全身で味わいながら、長い時間をかけて育まれた日本文化が、遥か未来に連なってゆく至福の時間を楽しめばよいだけなのだ。

【 詳細 : Bunkamura  オーチャードホール