タグ別アーカイブ: 山本二三

【展覧会】下関市立美術館|アニメーション美術の創造者|新・山本二三展 ― 天空の城ラピュタ、火垂るの墓、もののけ姫、時をかける少女 ―|’23年11月19日-’24年1月21日|終了

20231024182034_0001320231024182034_00014

下関市立美術館
アニメーション美術の創造者 新・山本二三展
― 天空の城ラピュタ、火垂るの墓、もののけ姫、時をかける少女 ―
会  期  2023年11月19日[日]- 2024年1月21日[日]
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
休  館  日  月曜日(祝日の1月8日は開館)、年末年始(12月28日-1月1日)
会  場  下関市立美術館
      752-0986 下関市長府黒門東町1-1 Tel:083-245-4131
観  覧  料  一 般 1,400円(1,200円)、 大学生 1,200円(1,000円) *( )内は平日料金。
      * 18歳以下の方、高校、中学、特別支援学校に在学の生徒は、観覧料が免除。
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  下関市立美術館  読売新聞社 KRY山口放送
──────────────────────
去る8月19日に、惜しまれつつ亡くなられたアニメーション美術監督の山本二三氏(やまもと にぞう 1953年6月27日-2023年8月19日)は、1953年、五島列島の福江島(現・長崎県五島市)に生まれました。
山本は、中学卒業後に離島し、岐阜県の工業高校で建築と絵画を学んだ後、東京の美術系専門学校を経てアニメーション業界に入ります。24歳の若さでテレビアニメ「未来少年コナン」の美術監督に抜擢されて以降、スタジオジブリの映画などで数多くの名作アニメーションに携わり、独特の詩情あふれる背景世界を生みだしてきました。

本展では、山本がこれまでに手がけてきた初期から最新作までの背景画のほか、制作の過程で生み出される未公開のイメージボード、制作用具など約220点を一堂に展覧。すぐれた技術とゆたかな感性に裏打ちされたアニメーション美術の世界をご紹介します。

< 展覧会構成 >
◉ 第1章 冒険の舞台
山本が弱冠24歳で初の美術監督をつとめた「未来少年コナン」や、飛行石と空に浮かぶ伝説の島をめぐる「天空の城ラピュタ」など、主人公がめぐる冒険の舞台となる世界をご覧いただきます。
◉ 第2章 そこにある暮らし
大坂の下町を舞台にした「じゃりン子チエ」や戦争がテーマとなった「火垂るの墓」、タイムリープの能力をもつ少女の物語「時をかける少女」といった、暮らしの息遣いを感じさせる街や家屋等の表現をご紹介します。
◉ 第3章 雲は語る
山本の代名詞ともなった「二三雲」の表現をご覧いただきます。季節や天候によって、さまざまな形に姿を変える雲。その一瞬をとらえた魅力的な雲の表現をお楽しみいただきます。
◉ 第4章 森の命
自然と人間の関係がテーマである「もののけ姫」。山本は「シシ神の森」の世界を表現するために、鹿児島の屋久島へ取材に出かけ、古代の神々がすまうような、観る者に迫りくる空間を表しました。「もののけ姫」をはじめとした、森の生命を感じさせる瑞々しい描写をご堪能ください。
◉ 第5章 忘れがたき故郷
山本の出身地である五島列島を描いた「五島百景」は、2010年からライフワークとしてはじまり、約10年をかけて完成しました。アニメーションの背景画を50年描いてきた山本の技術と、故郷への想いが込められた、美しい風景の数々をご覧いただきます。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 下関市立美術館