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【展覧会】日中友好会館|日中平和友好条約締結45周年記念展 PartⅡ|クーばあちゃんの魔法の花空間 ~庫 淑蘭切り絵展~||’23年9月22日- 11月5日|

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日中友好会館
日中平和友好条約締結45周年記念展 PartⅡ
クーばあちゃんの魔法の花空間 ~庫淑蘭切り絵展~
会  期  2023年9月22日[金]- 11月5日[日]
休  館  日  月曜日、10/10[火] * ただし 10/9[月・祝]は開館
開館時間   10時 - 17時(9/29、10/6、10/20、10/27 は 20:00まで開館)
入  館  料  無料
協  力  中国陝西省美術博物館
主  催  公益財団法人日中友好会館、中国陝西省文化観光局
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中国初のユネスコ認定「民間美術工芸の巨匠」のファンタジーな切り絵の世界!

日中友好会館美術館では、日中平和友好条約締結45周年を記念する第二弾の展覧会として「クーばあちゃんの魔法の花空間 ~庫淑蘭切り絵展~」と題し、中国陝西省美術博物館から届いた 庫 淑蘭(クー・シューラン 1920-2004年)の切り絵作品70点を展示紹介します。
「切り絵の女神」と呼ばれる庫 淑蘭は、中国の芸術家として初めて、ユネスコより「民間美術工芸の巨匠」の称号を授与された人物です。およそ20年前に亡くなった彼女を私たちは親しみをこめて「クーばあちゃん」と呼んでいます。

庫淑蘭本人写真庫 淑蘭(クー・シューラン 1920-2004年)
日中友好会館 ウェブサイトゟ

近代中国社会の最も激しく変革した時期に波乱に満ちた人生を生きた彼女は、自然・郷土・人間に対する深い愛情と強い生命力が感じられる多くの作品を残しました。
クーばあちゃんの切り絵には、一枚の紙を切って作る中国の伝統的な切り紙とは異なり、「切る」と「貼る」の技法を組み合わせたオリジナルの創作法が用いられています。実在の動物たちやたくさんの種類の花、神話に登場する神々が、生き生きとした色づかいでよりダイナミックに、より繊細に表現され、彼女の独特の世界観と美意識によって一枚の絵の中に収められています。
さらに65歳の時に遭った転落事故の後、突然現れた「切り絵の女神」を中心としたシリーズは、個性的で芸術性に優れており、世界のアートシーンから注目を集めています。
まるで魔法をかけたかのように、切り絵で、夢と希望に満ちあふれた理想の世界を表現したクーばあちゃん。ぜひ、クーばあちゃんの魔法の花空間をお楽しみください!

< 展示構成 >
◉ 第一章  花鳥風月
美しい自然に対する喜びと生命への賛歌を表現した「花鳥風月」。庫淑蘭のハサミにかかると身近な動植物が、まるで新しい生命を与えられたかのように、生き生きとした魅力を放つのです。
「生命の樹」/「五毒」
◉ 第二章  民俗風習
陝西省農村部の日常生活を垣間見ることができる「民俗風習」。民謡や童話、夢みた世界や憧れの場面が、数々の切り絵作品に収められています。自分の心を映し出す鏡のような作品群です。
「橋を渡る恋人」/「犬の餌やり」
◉ 第三章  神話伝説
庫 淑蘭の切り絵から見る中国陝西省の民間の宗教や信仰は、古くから生活の一部であり、精神的な支えとして重要でした。「神話伝説」もその一つで、いろいろな神様がとても身近な存在であることがわかります。
「太陽神に祈る」/「加持祈禱」
◉ 第四章  切り絵の女神
1985年、庫 淑蘭65歳の時に 不幸にも崖から転落する事故に遭い、40日を超える昏睡状態に陥りました。生死の淵を彷徨うなかで現れた「切り絵の女神」。奇跡的に意識を回復した後、さらに切り絵の創作に没頭し、ついに中国民間芸術史上に自分自身のスタイルを確立しました。まるで民間宗教の創始者のように神と人間をつなぐ存在である庫淑蘭は、自分自身を神に捧げ、神と一体化することにより「切り絵の女神」シリーズを作り上げたのです。
「切り絵の女神」/今回展示される作品の中で最もダイナミックな一枚(1.3 m × 1.3 m)。2,970個の円形と花びらで飾られた本作は、宝石箱のように鮮やかに静かな輝きを放っています。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 日中友好会館