台湾日星鑄字行 <活版印刷體驗盒> を製作

DSCN4819《台湾の友人 日星鋳字行が楽しい活版印刷体験盒を製作》
台湾/台北市の活字鋳造所 兼 活字版製造所の日星鋳字行(張 介冠代表)が、すべて板ボール製の活版印刷体験装置を製作しました。名づけて<日星活版体験盒>です。
「盒 ごう」は、わが国でも「飯盒 はんごう」などにもちいられる字で、「ふたもの」の意です。
写真では一見ボルト&ナットがあり、ジャッキやファニチュアらしきものもみえますが、これらは板ボールに印刷物を合紙ゴウシしたもので、すべてが紙製のキットです。
DSCN4824使用に際しては、<日星活版体験盒>キットのほかに、「鉛筆・スケール・カッターナイフ・セロファンテープ」を用意します。インキは油性の活版インキではなく、水性のスタンプインクが少量付属しています。そしてなによりも肝心な活字ですね。これは当然別途購入です。

さっそくアダナ・プレス倶楽部が日星鋳字行で製作した、オリジナルの初号角の活字をもちいて<日星活版体験盒>を体験しました。
できあがりは、写真のとおりです。
しばし、学研の『科学と学習』の付録にワクワクしていた、小学生のころような気分にひたれました。
【参考 : 活版アラカルト/黒滝哲哉『美鋼変幻-たたら製鐵と日本人』 & 日星鋳字行『活字-記憶鉛與火的時代』

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<日星活版体験盒>キットと取り扱い説明書
キット外寸 : 天地 175mm,  左右 233mm,  高さ 34mm,  重量 350g
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