【展覧会】奈良国立博物館 西新館|特別陳列 覚盛上人770年御忌|鎌倉時代の唐招提寺と戒律復興|2月8日-3月14日

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特別陳列 覚盛上人770年御忌 鎌倉時代の唐招提寺と戒律復興
会  期  平成31年2月8日[金]-3月14日[木]
会  場  奈良国立博物館 西新館
休  館  日  2月18日[月]・25日[月]
開館時間  午前9時30分-午後5時(入館は閉館の30分前まで)
      * 閉館時間の延長日はリンク先を参照
観覧料金  一般 520円 大学生 260円
主  催  奈良国立博物館、東大寺、仏教美術協会
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唐招提寺中興の祖と仰がれる覚盛上人-かくじょうしょうにん-は、鎌倉時代に叡尊-えいそん-等とともに戒律復興運動の中心となった僧侶です。唐招提寺の長老としての在任期間はわずか五年でしたが、その後の寺勢興隆の礎を築き、建長元年(一二四九)五月十九日に寿齢五十七で生涯を閉じました。
今でも唐招提寺では、毎年、上人の命日である五月十九日に中興忌梵網会-ちゅうこうきぼんもうえ-が執行されています。一般には、同日の法要後におこなわれる「うちわまき」が知られていますが、これは、上人が肌にとまった蚊を殺生しなかった、その高い徳を讃えて蚊を払うための団扇-うちわ-が奉納された、という伝説に基づいています。

本展は、今年(二〇一九年)で覚盛上人の入滅から七百七十年となるのを機に、上人の事績を顕彰するとともに、その前後に活躍した貞慶-じょうけい、證玄-しょうげん-といった高僧にも触れ、鎌倉時代の唐招提寺と戒律復興について紹介するものです。初出陳となる證玄骨蔵器をはじめ、貴重な品々をこの機会にぜひともご鑑賞ください。

【 詳細: 奈良国立博物館 】