【艸木風信帖】花こよみ|春が来た|ヘレボリス-クリスマスローズ|チューリップ|ルッコラ

昨年は新型感染症「COVID-19」への対応で、陽だまりの《空中庭園》と、陽の射さない《Lingua Florens》の「庭園主」としての時間が増えた。
そこでしばし愚考した。冬の花火ではないが、両方の花壇にあたえていた液肥の効果が強すぎたため、季節外れに艸木がひょろひょろと成長し、無理矢理花をつけているようだった。

その対応として、昨年の晩夏から液肥の使用をやめ、晩秋に固形有機肥料を多めに与えて、両方の庭をすこし休ませることにした。どうやらこの作戦は成功したようで、土中で冬ごもりしている虫たちが、春の気配を感じて動きだす3月5日、「啓蟄-けいちつ」のころ、西洋スミレが花をつけ、カタバミは旺盛に茂り、さまざまな艸木が花をつけだした。
本稿はすこし報告が遅れたが、「啓蟄」のころの艸木の姿である。

《ヘレボルス/クリスマスローズ》
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DSCN1660 DSCN1662 DSCN1643 DSCN1647 DSCN1650DSCN1652この春ようやく本格的に咲きだした「ヘレボルス(学名: Helleborus)」。この花はノー学部がつよいこだわりをもっていて、春先に新品種の苗を少しづつ購入しているらしい。

へレボルス(ウィキペディア グーグル画像集)は、キンポウゲ科クリスマスローズ属に分類される植物の総称でヘレボラスともいう。「クリスマスローズ」という呼称は、クリスマスのころに開花するヘレボルス・ニゲル (Helleborus niger) だけを指した呼称であるが、日本の園芸市場では、「レンテンローズ」と呼ばれるヘレボルス・オリエンタリス (Helleborus orientalis、ハルザキクリスマスローズ)なども「クリスマスローズ」の名前で出回る。別名雪起こし、寒芍薬(カンシャクヤク)の和名も持つ。
花に見える部分は、植物学上では「花」ではなく「萼片-がくへん」という部分である。そのため、鑑賞期間が比較的長い。以上ほとんどノー学部とウィキペディアからの受け売り。

《チューリップ》
たれもがよく知るチューリップ。第二報でもう少し詳細に紹介したい。
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《ルッコラ》
ルッコラ(伊: Rucola、Eruca vesicaria)は、アブラナ科キバナスズシロ属(エルーカ)の1種の、葉野菜・ハーブである。地中海沿岸原産の一年草(ウィキペディア グーグル画像集)。

日本ではイタリア料理の普及とともに一般に知られるようになったため、園芸分野で広まった英語名のロケット(rocket) よりも、イタリア名のルッコラの方が知名度が高い。

葉はイタリア料理によく用いられ、ゴマのような風味と多少の辛み・苦みがあり、成長とともに苦みが強くなる。栄養素としてはカルシウム・鉄分・ビタミンCが豊富である。
「キバナ」という和名にもかかわらず、花は白色ないし薄いクリーム色である。花は春に咲き、クリーム色をしている。アブラナ科に特有の4花弁の十字型をしており、花弁には紫色の脈が入っていて、中央部は黄みがかっている。
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