【イベント】慶應義塾大学アート・センター|没後38年 土方巽を語ること XⅢ|’24年1月21日 開催|終了

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慶應義塾大学アート・センター Keio University Art Center
イベント 没後38年 土方 巽を語ること XⅢ
日  時  2024年1月21日[日] 14:00 開会(13:00 開場)
場  所  慶応義塾大学 三田キャンパス 東館 6 F G-lab
      * 日曜日のため東門は閉鎖されています。正門より入構をお願いします。  
問い合せ  慶應義塾大学アート・センター 土方 巽アーカイヴ 担当:石本
      Tel: 03-5427-1621  Email: ishimoto☆art-c.keio.ac.jp
      108-8345 東京都港区三田2-15-45
対  象  どなたでもご覧頂けます
費  用  入場無料
主  催  慶應義塾大学アート・センター
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土方 巽(ひじかた たつみ 1928-1986)没後38年を迎えて、例年のように2024年1月の命日に「土方 巽を語ることXⅢ」を開催します。
2023年はまた土方 巽アーカイヴがお世話になった人たちが鬼籍に入られました。秋田時代の土方巽を知る棚谷文雄さん、そして東京を浮浪していた1950年代の土方巽を知る小島政治さんとヨネヤマ・ママコさんです。舞踏以前の土方 巽、そして舞踏の原点となる時期の土方 巽について、これまでお三方から貴重な証言をいただくことができました。
土方 巽は1973年9月に西武劇場での舞踏公演〈静かな家〉での舞台に立ち、ついで10月には日本青年館での大駱駝艦・天賦典式〈陽物神譚〉に客演しました。土方巽はこの二つの舞台での踊りをもって、二度と舞踏の舞台に上がることはありませんでした。
2023年には黒田康夫の写真展 “TATSUMI HIJIKATA THE LAST BUTOH” がロサンゼルスのギャラリー Nonaka Hill で開催されました。この「最後の舞踏」は土方 巽の新しい舞踏の始まりでもあったのです。「一歩、また一歩と生命が歩き、その生命に肉体が引きずられる」舞踏でした。決して舞台を降りるべき舞踏家の踊りではありませんでした。
自ら舞台を降りた土方巽は、1974年には舞踏の新たな活動を展開します。新宿アート・ビレッジ、ついでシアター・アスベスト館での連続公演の驚くべき舞踏活動でした。2024年は、50年前に土方巽がなぜ舞台に立つことを辞めたのかをあらためて問いかけます。

没後38年の「土方 巽を語ること」はゲストスピーカーとして吉増剛造さんを招いてお話をしていただきます。詩人としての吉増剛造さんについて紹介するまでもありませんが、近年、吉増さんは次々とドキュメント映像に出演されて、まさに静かに生命の火を燃やしつづけられています。
吉増さんは、1968年の土方 巽のソロ公演《土方巽と日本人 ── 肉体の叛乱》で土方 巽の舞踏に初めて立ち会い、それ以降も土方 巽の舞台に接しています。そして50年を超えて、土方 巽の踊りについて語り、街角での歩行について語り、さらには土方巽の言葉の声に耳を傾けてこられました。

2024年1月21日は、吉増剛造さんと語り合う場にぜひご参集ください。
                                      (森下隆記)
* 諸般の事情により、開催形態や内容に変更が生じる可能性がございます。必ず直前にアート・センターHPをご確認の上、お越しくださいませ。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご参加・観覧を。
[ 詳 細 : 慶應義塾大学アート・センター  本イベント特設コーナー
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