【展覧会】サントリー美術館|虫めづる日本の人々|’23年7月22日-9月18日|終了

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サントリー美術館
虫めづる日本の人々
会  期  2023年7月22日[土]- 9月18日[月・祝]
      * 作品保護のため、会期中展示替を行います。
会  場  サントリー美術館
      107-8643 東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階
      TEL:03-3479-8600 FAX:03-3479-8643
開館時間  10:00 - 18:00(金・土は 10:00 - 20:00)
      * 8月10日[木]、9月17日[日]は20時まで開館
      * いずれも入館は閉館の30分前まで
休  館  日  火曜日  * 9月12日は 18時まで 開館
入館料金  一 般         当日 ¥1,500     前売 ¥1,300
      大学・高校生   当日 ¥1,000   前売 ¥   800
      * 前売り、各種割引、優待情報、関連イベント情報などは下掲公式詳細を参照。
主  催  サントリー美術館、朝日新聞社
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日本美術の特色のひとつとして、草木花鳥が古来大事にされてきたことが挙げられます。そして、それらと比較すると小さな存在ではあるものの、虫もまた重要なモチーフでした。
現代において昆虫と分類されるものだけでなく、例えば、蜘蛛、蛙、蛇などの、うごめく小さな生き物たちも 虫 として親しまれ、物語や和歌、様々な美術作品に登場します。特に蛍や、鈴虫などの鳴く虫は愛好され、深く物語と結びついていた様子が源氏絵や伊勢絵などから伝わってきます。
また、草花や虫を描き吉祥を表す 草虫図 が中国からもたらされ、中世から長く日本で珍重され、多くの絵師たちにも影響を与えました。


江戸時代に入ってからは、本草学の進展や、古画学習、俳諧などの文芸の影響を受けて、草虫図という範疇には収まらない 多彩な虫の絵 が生み出されます。そして、江戸時代中期以降には、虫聴や蛍狩が娯楽として市井の人々に広まり、やがて江戸の年中行事となりました。
この文化は近代、現代においても受け継がれています。日本の 虫めづる文化 は、長きにわたって育まれてきましたが、大衆化が進んだ江戸時代をピークのひとつとすることは出来るでしょう。

そこで、本展では特に江戸時代に焦点をあて、中世や近現代の「虫めづる日本の人々」の様相に触れつつ、虫と人との親密な関係を改めて見つめ直します。

※ 作品保護のため、会期中展示替を行います。 ポスター等に掲載している伊藤若冲《菜蟲譜》の展示期間は 8月9日-9月18日 で、期間中に 場面替 があります。

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< 展示構成 >
第一章 : 虫めづる国にようこそ
第二章 : 生活の道具を彩る虫たち
第三章 : 草と虫の楽園 ― 草虫図の受容について ―
第四章 : 虫と暮らす江戸の人々
第五章 : 展開する江戸時代の草虫図 ― 見つめる、知る、喜び ―
第六章 : これからも見つめ続ける ― 受け継がれる虫めづる精神 ―

※ 感染症予防対応実施中。下掲公式詳細サイトを確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : サントリー美術館