【展覧会】東京アートミュージアム|「やわらかくて、かたい」 上原修一 銅版画作品展|’24年1月13日-3月31日|

上原修一個展ガウディのテーブル、そして椅子/The table & the chair, A tribute to Antoni Gaudi.2020年 銅版画 ドライポイント/アクワチント/+コラグラフ/2版3色雁皮刷り|87 x 62 cm

東京アートミュージアム
「やわらかくて、かたい」
上原修一 銅版画作品展
会  期  2024年1月13日[土]- 3月31日[日]
開館時間  11時 - 18時30分(入館18時まで)
開  館  日  木・金・土・日
休  館  日  月・火・水曜日、年末年始、夏期休暇、展示替え・館内メンテナンスの期間
会  場  東京アートミュージアム
      〠 182-0002 東京都調布市仙川町1-25-1
      TEL:03-3305-8686 [開館時間外  03-3300-1010  ハウジング・プラザ ]
入  場  料  一 般 500円 / 大高生 400円 / 小中学生 300円
企  画  一般財団法人プラザ財団(上田)
主  催  東京アートミュージアム
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銅版画は製版と刷りを経て間接的にイメージを表現する行為であるが、そのプロセスにおいて作家の意図・計画から大きく外れた状況にしばしば遭う。ジョセフ・ペネルの「偉大なエッチャーで、かつて腐蝕の技術をマスターした人はいなかった」という言葉が、エッチングのみならず銅版画すべての技法に現在でも当てはまる。版・インク・紙は、じゃじゃ馬のように我儘であり且つ魅力に溢れた存在だとしみじみ思う。
私は制作途中のコントロール出来ない「偶然」の状況を受け入れることを厭わない。むしろ、その即興性との協奏を自らの「必然」の技法へと繋げる工夫が楽しく嬉しい。そこに私自身の想像力を遥かに超える新たな「表現」の可能性が朧げながらに見えてくる。
銅が持つ柔らかさと硬さのバランスを介さなければ顕せない「銅版画」の世界を展示いたします。ご高覧賜われましたなら幸甚に存じます。

< 上原修一 / UEHARA, Shuichi >
1963 長野県須坂市に生まれる
1986 明治大学文学部卒業
1984 長沢節に師事、セツ・モードセミナーにて絵の基本を学ぶ
1994 吉田克朗に師事、美学校にて銅版画を学ぶ
現在 美学校銅版画工房講師
< 個   展 >
1995. 3 「挙動不審の窓」嫁菜の花美術館/東京都中野区
1996. 5 「種子」ギャラリー国領/東京都渋谷区
1997. 9 「滴 L’eau degoutte」ギャラリー代々木/東京都渋谷区
2000. 7 「針・その他」ギャラリー中島/東京都中央区銀座
2001. 4 「風景」スパンアートギャラリー/東京都中央区銀座
2002. 5 「上原修一銅版画展」ギャラリーはせがわ/長野県長野市
2008. 2 「switch」ギャラリー悠玄/東京都中央区銀座
2010.11 フィレンツェ日本映画祭2010関連企画
    Charon’s Ferry」Le Giubbe Rosse(ジュベ・ロッセ)/イタリア・フィレンツェ
2010.12 「selecteds」旧上高井郡役所/長野県須坂市
2012.1 「高原の海」プレジデント・リゾート軽井沢/群馬県長野原町北軽井沢
2013. 6 「三日月が沈んでから」Risa Dept/東京都中野区
2015. 5 「泳ぐ」galleria grafica bis/東京都中央区銀座
「跳ぶ」アーチストスペース/東京都中央区銀座
2017. 5 「月の満ち欠け」cafe 104.5/東京都千代田区
2018.12 「テーブルがある12の場面」Risa Bar/東京都新宿区
2019.11 「方舟に乗る前に」gallery maya bell/東京都渋谷区

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京アートミュージアム