東京国立博物館 平成館 特別展示室
特別展 本阿弥光悦の大宇宙
会 期 2024年1月16日[火]- 3月10日[日]
会 場 東京国立博物館 平成館(上野公園)
〠 110-8712 東京都台東区上野公園13-9
お問合せ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間 9時30分 - 17時00分 * 最終入場は閉館の30分前まで
休 館 日 月曜日、2月13日[火] * ただし、2月12日[月・休]は開館
観覧料金 本展は事前予約不要です。
一 般 2,100円(一般前売 1,900円)、大学生 1,300円(大学生前売 1,100円)、
高校生 900円(高校生前売 700円)
* 中学生以下、障がい者とその介護者一名は無料です。
入館の際に学生証、障がい者手帳などをご提示ください。
* 混雑時は入場をお待ちいただく可能性がございます。
* 本券で、会期中観覧日当日1回に限り、総合文化展もご覧になれます。
主 催 東京国立博物館、NHK、NHKプロモーション、東京新聞
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本阿弥光悦(ほんあみ こうえつ 1558-1637)は戦乱の時代に生き、さまざまな造形にかかわり、革新的で傑出した品々を生み出しました。それらは後代の日本文化に大きな影響を与えています。しかし光悦の世界は大宇宙(マクロコスモス)のごとく深淵で、その全体像をたどることは容易ではありません。
そこでこの展覧会では、光悦自身の手による書や作陶にあらわれた内面世界と、同じ信仰のもとに参集した工匠たちがかかわった蒔絵など同時代の社会状況に応答した造形とを結び付ける糸として、光悦とその一族が篤く信仰した当代の法華町衆の社会についても注目します。造形の世界の最新研究と信仰のあり様とを照らしあわせることで、総合的に光悦を見通そうとするものです。
「一生涯へつらい候事至てきらひの人」で「異風者」(『本阿弥行状記』)といわれた光悦が、篤い信仰のもと 確固とした精神に裏打ちされた美意識によって作り上げた諸芸の優品の数々は、現代において私たちの目にどのように映るのか。本展を通じて紹介いたします。
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<本阿弥光悦とは>
◆ 刀剣鑑定の名門家系の生まれ
光悦自身も優れた目利きの力量を持ち、徳川将軍家や大名たちに一目置かれました。
◆ 篤い信仰の人々との強い結束
京都の町衆(裕福な商工業者)の一員として、さまざまな職種の工人(職人)たちと信仰と血縁を重ねて広範なネットワークを築いていました。
◆ 総合芸術家の光悦
家職(家業)だけでなく、能書(書の名人)として知られ、さらに漆芸や陶芸、出版などさまざまな造形に関わりました。
◆ 光悦芸術のすばらしさ
今に伝わる光悦が手がけた品々の多くが、国宝や重要文化財に指定されるなど、高く評価されています。