【展覧会】京都市京セラ美術館|京都市美術館開館90周年記念展 村上隆 もののけ 京都|’24年2月3日-9月1日

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京都市京セラ美術館
京都市美術館開館90周年記念展
村上隆 もののけ 京都
会  期  2024年2月3日[土]- 9月1日[日]
      * 会期の延長が決定しました。 * 展示作品のうち、一部に展示替えあり。
時  間  10:00 - 18:00(最終入場は 17:30 まで)
会  場  京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ
      〠 606-8344 京都市左京区岡崎円勝寺町124
      TEL:075-771-4334(受付時間/10:00-18:00) FAX:075-761-0444
休  館  日  月曜日(祝日の場合は開館)
観  覧  料  一 般:2,200円、⼤学・専門学校生:1,500円、高校生:1,000 円、中学生以下 無料
      * 当日個人購入価格表示。価格はすべて税込み
      * チケット各種割引・企画・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  京都市、朝日新聞社、京都新聞、NHK京都放送局、NHKエンタープライズ近畿
クリエイティブ・パートナー  ソニー・ミュージックエンタテインメント
制作協力  NHKプロモーション
特別協力  有限会社カイカイキキ、Perrotin、Gagosian
特別協賛  ルイ・ヴィトン
企  画  高橋信也(京都市京セラ美術館) 学芸協力:三木あき子
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現代美術の最前線で活躍する村上隆(1962年生まれ)の大規模な個展を、開館90周年を迎える京都市京セラ美術館において開催いたします。本展は、主に海外を中心に活動してきた村上にとって、国内で約8年ぶり、東京以外で初めての大規模個展となります。

かつて村上隆が企画した展覧会「スーパーフラット(Superflat)」は、2000-2001年にかけて日本とアメリカの各都市を巡回、展覧会とともに発表された「スーパーフラット宣言」は、現代美術シーンに重要な影響を及ぼしました。その考えは、日本の伝統的な絵画表現とアニメや漫画、ゲームに代表される大衆文化を結びつけただけでなく、戦前から戦後の日本人の感性の有り様や社会の様相、さらには資本主義経済や政治、宗教をもフラットに捉え、あらゆる手法を用いて創作活動全体に取り込むことで、多種多様な作品を生み出し、アートの価値や本質的な意味を問いかけてきました。そのキャリアは、欧米が事実上の規範となっている国際的なアートシーンに、日本から独自の視点で挑み、刺激を与え続けてきた営みであるといえます。


村上が活動初期から深い関心を寄せてきた江戸時代の絵師たちが活躍し、今なお、あらゆる芸能と芸術が息づき交わり合うここ京都を舞台に、新たに描きおろした超大作をはじめ、代表的なシリーズ、国内初公開となる作品など、大多数が新作となる約170点で構成される新・村上ワールド「村上隆 もののけ 京都」にぜひご期待ください。

村上隆(むらかみ・たかし|Murakami Takashi)
1962年、東京都生まれ。1993年、東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。博士号取得。博士論文は「美術における『意味の無意味の意味』をめぐって」。2000年、伝統的日本美術とアニメ・マンガの平面性を接続し、日本社会の在り様にも言及した現代視覚文化の概念「スーパーフラット」を提唱した。2001年、自身が代表を務める有限会社カイカイキキを設立。2005年、「リトルボーイ展」(ジャパン・ソサエティ、ニューヨーク)にて、全米批評家連盟ベストキュレーション賞受賞。2015年、文化庁「第66回芸術選奨」文部科学大臣賞受賞。近年は、「Stepping on the Tail of a Rainbow」(ザ・ブロード、LA、2022年)、「MurakamiZombie」(釜山市立美術館、釜山、2023年)、「Understanding the New Cognitive Domain」(ガゴシアン、ル・ブルジェ、2023年)、「Takashi Murakami: Unfamiliar People – Swelling of Monsterized Human Ego」(アジア美術館、サンフランシスコ、2023年)など、世界各地で個展が開催されている。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 京都市京セラ美術館  本展特設サイト