【パネル展示】チェコセンター|チェコ共和国 EU理事会議長国記念展示|リヒャルト・クーデンホフ=カレルギーとそのヨーロッパ統一構想|’22年7月8日-8月5日

チェコセンター

チェコセンター
チェコ共和国EU理事会議長国記念展示
リヒャルト・クーデンホフ=カレルギーとそのヨーロッパ統一構想
会  期  2022年7月8日[金]-8月5日[金]
開館時間  10:00-19:00
休  館  日    土日・祝日は休館 * ただし19日[火]、28日[木]、29日[金]は16時まで開館
会  場  チェコセンター東京
150-0012 東京都渋谷区広尾2-16-14(チェコ共和国大使館内)
入場無料
主  催  チェコセンター東京
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2022年7月より、チェコ共和国はEU理事会議長国を務めます。これを記念し、チェコセンター東京では、日本にルーツを持ち、パン・ヨーロッパ連合の提唱者であった、作家で政治活動家のリヒャルト・クーデンホフ=カレルギーの生涯と、その功績を振り返るパネル展示を開催いたします。

リヒャルト・クーデンホフ=カレルギー(1894-1972)は、オーストリア=ハンガリー帝国の貴族で、外交官であった、ハインリヒ・クーデンホフと、日本人の青山みつの次男として、東京に生まれた。幼少期はボヘミアのポビェジョヴィツェで過ごし、生涯の大部分を国外で過ごしつつも、チェコスロバキアの市民権を持ち、マサリク大統領やベネシュ首相とも密に連携をとっていた。
リヒャルト・クーデンホフ=カレルギーは、現代のヨーロッパ統合思想の先駆けとなった、パン・ヨーロッパ運動の提唱者として歴史に名を残した。初めてヨーロッパ統合案を発表したのは、今からちょうど100年前の1922年のことだった。
日本人の母を持ち、東京で生まれただけではなく、日本大学名誉博士号、広島名誉市民、鹿島国際平和研究所の第一回平和賞、昭和天皇への拝謁など、晩年に日本で数多くの名誉を受けた。

特別同時開催
ミヒャエル・クーデンホーフ=カレルギー絵画展
パン・ヨーロッパ連合の提唱者であった、リヒャルト・クーデンホフ=カレルギーの甥にあたり、晩年を日本で過ごされていた、画家のミヒャエル・クーデンホーフ=カレルギー氏の絵画作品を、特別にパネル展会場で展示いたします。この機会にぜひお楽しみください。
02チェコセンター協力:江夏画廊

ミヒャエル・クーデンホーフ=カレルギー(1937-2018)
Michael Coudenhove Kalergi
1937年、チェコのプラハ生まれ。日本人クーデンホーフ光子を祖母に、現EUの基盤「パン・ヨーロッパ運動」の提唱者リヒャルト・クーデンホーフ=カレルギーを伯父に持つ。
1945年からオーストリアに移り、グラーツ市にある美術工芸学校でルドルフ・スチュスコヴィッツ氏、後にウィーン造形美術大学で、ヨーゼフ・ドブロフスキー氏に師事。1964年同校を主席で卒業。
エルンスト・フックスをはじめ、ウィーン幻想派を代表する芸術家たちからの助言を受け、同派の中心的存在として活躍した後、独自の世界観を発展させた。
そのみずみずしく幻想的な作品は各国の展覧会で人気を博し、世界中にコレクターを持つ。
2002年より、日本人のご令室とともに日本に移住し、国内各地で個展が開催される。
日本とオーストリアの文化の架け橋となり、2013年にはオーストリア共和国大統領よりプロフェッサーの称号を受ける。
2018年には科学芸術功労十字章一等級を授与されるも、同年12月に帰天される。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
[ 詳細 : チェコセンター ]