横浜みなとみらいホール
チェコ国立ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」全6曲
彼らで、このプログラムを聴きたかった!
祖国への愛情と誇り…今回、横浜だけの「わが祖国」全曲
公演日時 2月19日[火]2:00開演
会 場 横浜みなとみらいホール
出 演 者 レオシュ・スワロフスキー(指揮)
チェコ国立ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団
主 催 神奈川芸術協会
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現代的に洗練されたアンサンブルと牧歌的な情緒を持ち合わせ、土の薫りがするような懐かしさすら感じさせるサウンドで、ここ日本でも根強い人気を誇るチェコ国立ブルノ・フィル。前回もドヴォルザークの後期三大プログラムという驚愕のプログラムを横浜へ持ち込み、スラヴ魂の底力を見せつけてくれた彼らだが、今回はチェコのオーケストラとしてもっとも重要な演目「わが祖国」全曲を、いよいよ披露する。
チェコ音楽の進むべき道を示した偉大なる作曲家が祖国の風景や印象、歴史や伝説を題材にしたこの大作が彼らチェコ人にとってどれほど偉大なものなのかは、チェコの民主化運動の名を冠し、今や世界的に高名な音楽祭として知られる「プラハの春音楽祭」のオープニング・コンサートで毎回取り上げられていることひとつをとってもわかるというもの。
ステージに溢れる、郷愁の念と祖国愛。想像しただけで公演が待ちきれない。
【 詳細: 神奈川芸術協会 】
{ 新 宿 餘 談 }
チェコの首都 : プラハの中央部、ゆたかな緑につつまれてプラハ:ヴィシェフラット民族墓地 Vyšehradský hřbitov が鎮まっている。
ここの中央部に「合同霊廟 スラヴィーン Slavín」があり、アール ・ ヌーヴォーの華といわれながら、晩年にボヘミアンとしての民族意識にめざめ、無償で描いた超大作絵画 「 スラブ叙事詩 」 をのこしたアルフォンス ・ ミュシャ(現地ではムハ)がねむり、その斜め前には、ボヘミアとスラブの魂を歌曲にした作曲家 : スメタナもねむる(白い墓標)。
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数年前、プラハ城の城内で、観光客として昼のコンサートでスメタナ「モリダウ」を聴いた。ともかく沁みた。不覚ながら鼻の奥がむずむずした。
[ 撮影:ボヘミアン ノー学部 ]
[ 関連:【ボヘミアン、プラハをいく】 04 パリ在住ボヘミアンの磯田俊雄さん、フランス版『山椒魚戦争』(カレル・チャペック作)と、フランソワⅠ世にちなむシャンボール城のメダルを持参して来社 ]
モルダウ川とスメタナ博物館
スメタナホールがあるプラハ市民会館
アルフォンス ・ ミュシャ(現地ではムハ)は、在米時代にスメタナ「わが祖国」の演奏に接して
民族意識にめざめ、無償で描いた超大作絵画 「 スラブ叙事詩 」 をのこした。
ヴィシェフラット民族墓地にあるスメタナの墓地(中央 白い墓標)