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【展覧会】原美術館 ARC|日本のまんなかでアートをさけんでみる|’24年3月16日-9月8日|終了

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原美術館 ARC
現在開催中
日本のまんなかでアートをさけんでみる
会  期  会期:2024年3月16日[土]-9月8日[日]
      * 特別展示室・觀海庵は 会期中展示替えがあります
開館時間  9:30 am-4:30 pm(入館は 4:00 pm まで)
休  館  日  木曜日(5/2は開館、8月を除く)
入  館  料  一 般 1,800円、 70歳以上 1500円、 大高生 1,000円、 小中生 800円
      * 個人、当日料金を表記。各種割引、優待などは 下掲詳細 参照。
会  場  原美術館 ARC Hara Museum ARC
      〠 377ー0027 群馬県渋川市金井2855-1
      Tel:0279-24-6585 / Fax:0279-24-0449
主  催  原美術館 ARC
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【展覧会の見どころ】
① 原美術館とハラ ミュージアム アークをモチーフに制作された佐藤時啓「光-呼吸」全12作品を展示(全て原美術館最後の展覧会「光-呼吸 時をすくう5人」展出品作)
② 陽光のきらめきや雲の造形、草木の香りや鳥のさえずりなど、豊かな自然とその移ろいとともにある、時間芸術のような原美術館ARCでのアート体験
③ アーティストとの交流と信頼関係を礎に収蔵された作品の数々を展覧

【展覧会概要】
原美術館 ARC では、毎年、ここから発信する意味や意義を考慮したテーマの展覧会を開催しています。2024年春夏季は、「日本のまんなかでアートをさけんでみる」と題し、主に原美術館コレクションと 原六郎コレクションから厳選した作品を展示します。

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原美術館ARCは「日本の中心」にあります。「日本の中心」と言っても、政治・経済の中心として誰もが思い浮かべる東京でも、文化の中心地とされる京都でもありません。ここは群馬県渋川市、「日本のまんなか」と称する街に原美術館ARCはあります。
中心とは何なのでしょうか? 古くから三国街道の宿場町として栄え、伊香保の名湯を有し、赤城や榛名の山々をのぞむ渋川市は、「日本の主要四島で最北端の北海道宗谷岬と 最南端の鹿児島県佐多岬を円で結んだ中心に位置する」ことから「日本のまんなか」とされ、夏にはユニークな「へそ祭り」が開催されるなど独自の文化を育む街です。しかし、「日本の中心」、「真ん中」と称する街は他にもあります。つまり、物事を捉える角度や尺度を変えれば、中心はその位置を様々に変化させることができるのです。

原美術館ARCは、原美術館(東京・品川)と別館ハラ ミュージアム アーク(群馬・渋川)の活動を2021年に集約した美術館です。企画展を主軸にしていた原美術館とは異なり、ここでは主に現代美術と東洋古美術の収蔵品展を開催しています。これらのことは、一般的には、原美術館が日本の中心都市・東京からその周縁に拠点を移したと捉えられるでしょうし、企画展を中心にすえる日本では、収蔵作品展は周縁的展覧会とされる傾向にあるでしょう。
ですが、災禍を経験した私たちには、安心して深呼吸のできる空気や大きな青空の下でのアート体験が視界や思考の中心に入ってきましたし、地球の持続可能性が危ぶまれる現在では、大掛かりな宣伝や演出を抑え、国内外のアーティストひとりひとりとの信頼関係を礎として、今ここにある作品群と向き合う収蔵作品展の開催こそが、原美術館ARCの中心的役割のひとつなのではないかと考えています。
アートとは、中心(既成概念)をずらす思考のことであり、中心を変えることは先端に立つことでもあります。世の中の関心が新しさに向いていた昭和の日本で廃墟と化した戦前の洋館を「原美術館」として再生し維持し続けたことや、RC造が公共建築の当たり前だった時代に前身のハラ ミュージアム アークの建築を木造としたことが先駆的であったように、そして何より、まだ価値の定まっていなかった現代美術を両館から国内外に発信したことが先進的であったように、原美術館ARCも先端に立ち続けようと思います。そして、周縁とされがちなアートという営みを、出会った誰もが大好きになる中心的な場であり続けようと思います。 ここで、お待ちしています。

※ 厳冬期をのぞいて、ほぼ通年展示開催。群馬/渋川方面にお出かけの節は足をお運び下さい。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 原美術館 ARC

【展覧会】原美術館 ARC|「青空は、 太陽の反対側にある:原美術館/原六郎コレクション」|’23年3 月24日-’24年1月8日|終了

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原美術館 ARC Hara Museum ARC
「青空は、太陽の反対側にある:原美術館/原六郎コレクション」
会  期  第 1 期(春夏季)  2023 年 3 月 24 日[金]- 9 月 3 日[日]
      第 2 期(秋冬季)  2023 年 9 月  9  日[土]- 2024 年 1 月 8 日[月・祝]
      * 特別展示室・觀海庵は 会期中展示替えがあります
開館時間  9:30 am-4:30 pm(入館は 4:00 pm まで)
休  館  日  木曜日(祝日を除く)、1月1日、8 月中 無 休
      * 2024 年 1 月 9 日[火]- 3 月中旬まで 冬季休館
入  館  料  一 般 1,800 円、 大 高 生 1,000 円、 小 中 生 800 円
      * 個人、当日料金を表記。各種割引、優待などは 下掲詳細 参照。
会  場  原美術館 ARC Hara Museum ARC
      住所:〒377ー0027 群馬県渋川市金井2855-1
      Tel:0279-24-6585 / Fax:0279-24-0449
      ウェブサイト:https://www.haramuseum.or.jp
主  催  原美術館 ARC
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雲ひとつない晴れた日に原美術館 ARC を訪れて最初に目にするもの ── それは大きな青空です
青空と山々の深緑や紅葉、そして青空と端正な黒色の磯崎新建築とのコントラストは、恐らくここでしか見ることのできない感 動の光景。しかしよく見ると、青空の青さにはわずかに濃淡があります。輝く太陽の周りは少し白っぽく、太陽 から離れるにつれ青さが増してゆく。思い描く理想の青い空は太陽の反対側にあります。

本展では、「青空は、太陽の反対側にある」をキーフレーズに、自身の理想を求めて当時の美術的・社会的動向に 背を向けた荒川修作や久保田成子、ギルバート&ジョージやヨーゼフ ボイスなど、国内外の作家の表現を展観し ます。
まず、現代美術ギャラリーA、B、C では、常識や慣習、既存の価値観に抗うことで、または視点を変えることで 独自の地平を切り開く作家や、声高ではなくとも社会や美術の潮流に疑問を呈する作家、そして自身の心に深く 潜ることで新たな表現を浮上させる作家の作品をご覧いただきます。
一方、特別展示室 観海庵には、鎖国の江戸期に西洋絵画や科学に傾倒した司馬江漢や、「朦朧体」と揶揄されな がらも墨線を否定し、独自の表現を切り開いた横山大観の作品を展示します。
また、通常は東京国立博物館に寄 託している原六郎コレクション、『青磁下蕪花瓶』(国宝)と『青磁袴腰香炉』がお里帰り(展示期間:3 月 24 日 - 4 月26 日)。どちらも爽やかな青空色が美しい名品です。20230406145751_00002-721x1024

さらに、「光悦本」と呼ばれる希少な古活字本である 『謡本』を帖を替えながら通年展示。記録に残る限りでは、『青磁袴腰香炉』は明治 45 年に東京帝室博物館(現 東京国立博物館)開催の特別展覧会「和漢青磁器」展以来の一般公開、『謡本』は初公開となります。
輝く太陽にあえて背を向け、順光に映し出される鮮やかな青空と原美術館ARC をどうぞご堪能ください。

※ 厳冬期をのぞいて、ほぼ通年展示開催。群馬/渋川方面にお出かけの節は足をお運び下さい。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参加を

[ 詳 細 : 原美術館 ARC

【展覧会】原美術館 ARC|雲をつかむ:原美術館/原 六郎コレクション|第1期(春夏季)’22年3月19日-9月4日|第2期(秋冬季)’22年9月10日-’23年1月9日|終了

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原美術館 ARC Hara Museum ARC
雲をつかむ:原美術館/原 六郎コレクション
会  期  第1期(春夏季) 2022年3月19日[土]-9月4日[日]
      第2期(秋冬季) 2022年9月10日[土]-2023年1月9日[月・祝]
      * 特別展示室・観海庵は、第1期、第2期ともに会期中各1回の展示替えがあります
開館時間  9:30 am - 4:30 pm(入館は 4:00 pm まで)
休  館  日  木曜日(祝日と8月、12月29日を除く)、展示替え期間、1月1日
入  館  料  一般 1,100円、大高生 700円、小中生 500円、70歳以上 550円
会  場  原美術館 ARC Hara Museum ARC
      住所:〒377ー0027 群馬県渋川市金井2855-1
      tel:0279-24-6585 / fax:0279-24-0449
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今春より原美術館 ARCでは、「雲をつかむ:原美術館/原 六郎コレクション」展を開催いたします。昨年の「虹をかける」に続き、今年も作品制作や鑑賞のあり方の一端を表すことばを、当館の豊かな自然環境に求め、「雲をつかむ」と題し、「原美術館コレクション」(現代美術)と、「原六郎コレクション」(東洋古美術)を、春夏季と秋冬季の2期に分けて展観いたします。

「雲をつかむ」ということばは、「雲をつかむような話」といったように、漠然としてとらえどころのない様や、現実味のないことを意味し、少々ネガティブな印象を与えます。しかし、一般的な意味・解釈から解放すれば、非現実的と思われることにあえて挑戦する姿勢や、混沌とした状況や不透明な事象から、真実らしきものや本質とみなし得るものをとらえようとする意志を表す、ポジティヴなことばとみなすこともできます。
そのような「雲をつかむ」ということばを基に、現代美術ギャラリー A、B、C に展示される作品の多くは、作家が自己や美術や社会の本質をつかもうと、独自の理論・手法を編み出して制作した作品や、現実の再現ではなく概念を作品化したもの、具体的な像を結ばない抽象絵画や立体、不可解な光景が連なる多義的な写真作品などです。
一方、特別展示室・観海庵では、雲を描くことで場面を転換したり時の流れを表したりする日本近世絵画や、仏教絵画における雲の表現をご覧いただきます。また、円山応挙の『淀川両岸図巻』(下図)を巻き替えながら通年で展示。本図を描くための応挙の淀川体験と意図を、下図から読み解きます。
原美術館ARCの広い空には、西の山の向こうから雲が現れてはかたちを変えながら流れていきます。雲水を眺めながら作品の意図をつかもうと次から次へと考えを巡らせる ── ここは、そのような場所です。

出品作家(予定)
第1期(春夏季)2022年3月19日[土]-9月4日[日]
現代美術:エレーナ アルメイダ、井田照一、内倉ひとみ、笹口数、杉本博司、須田悦弘、ピエール スーラージュ、辰野登恵子、野村仁、ナム ジュン パイク、藤本由紀夫、宮脇愛子、森村泰昌、山口長男、吉田克朗、エドワード ルシェ、ジャン=ピエール レイノー、リチャード ロングなど
古美術:狩野派「蘭亭図」、円山応挙「淀川両岸図巻」(下図)、「仏涅槃図」など

第2期(秋冬季)2022年9月10日[土]-2023年1月9日[月・祝]
現代美術:榎倉康二、大野智史、加藤泉、白髪一雄、中村一美、鳴海暢平、堀浩哉、ジョナサン ボロフスキー、増田佳江、ジャック モノリー、トレイシー モファット、森弘治、横尾忠則、吉田克朗、李禹煥など
古美術:円山応挙「淀川両岸図巻」(下図)、「帰去来・放白鵬図」など

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参加を
[ 詳細 : 原美術館 ARC ]