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【展覧会】五島美術館|[館蔵]秋の優品展 ─ 筆墨の躍動|8月31日-10月20日|終了

五島美術館五島美術館
[館蔵]秋の優品展 ── 筆墨の躍動
期  間  2019年8月31日[土]-10月20日[日]
休  館  日  毎月曜日(9月16日・9月23日・10月14日は開館)、
      9月17日[火]、9月24日[火]、10月15日[火]
開館時間  午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
入  館  料  一般 1000円/高・大学生 700円/中学生以下 無料
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館蔵品の中から、水墨画や墨跡、近代の書画を中心に、日本・中国の名品約40点を展示。古くより連綿と受けつがれてきた筆墨表現のうち、人々の目に驚きと彩りを与えた躍動感ある作品に注目。紙絹を舞台に心の趣くまま展開された、即興の妙を紹介します(会期中一部展示替あり)。
館蔵の日本陶磁も同時公開。

紫式部日記絵巻 アイキャッチ《 特別展示 》
国宝 紫式部日記絵巻 五島本 第一・第二・第三段
2019年10月12日[土]-10月20日[日]

国宝 紫式部日記絵巻
『紫式部日記』は、『源氏物語』の著者紫式部(生歿年未詳)が、平安時代、寛弘5年(1008)7月から同7年(1010)正月までの約1年半の間に書き遺した日記。
藤原道長の娘であり一条天皇の中宮であった彰子に仕えた紫式部が、彰子の二度の皇子出産とその祝賀の華やかな様子を中心に、 当時の権力者道長をめぐる様々な平安貴族の様子を生きいきと描き出した日記文学の傑作である。
「紫式部日記絵巻」は、それを約250年後の鎌倉時代前期に絵巻にした作品。もとは全十巻程度の巻物であった。江戸時代以前の伝来は不明。 現在はその約4分の1にあたる四巻分が伝わり、五島美術館のほか、大阪・藤田美術館、東京国立博物館、個人コレクターが所蔵する。
詞書の筆者を鎌倉時代の能書家後京極良経(1169-1206)、絵の筆者を鎌倉時代の絵師藤原信実(?-1233 -1266-?)と伝えるが、詳細は不明。 五島美術館が所蔵する三段分は、大正9年(1920)に名古屋の森川勘一郎(1887-1980)が発見した巻子本(全五段)の内の第一・二・四段目にあたる。
昭和7年(1932)、益田鈍翁(1847-1938)が購入する際に第五段目を切断、森川家に残し(現在、個人蔵)、さらに翌年、鈍翁は第三段目を切り離し掛軸に改装(現在、東京国立博物館蔵)、 残りの三段分はその翌年額装となり、戦後、高梨家を経て五島美術館が所蔵することとなった。

(五島美術館所蔵「国宝 紫式部日記絵巻」は、毎年秋に1週間程度特別公開展示されています)

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