山梨県立美術館
特別展 テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本
会 期 2023年9月9日[土]- 11月5日[日]
開館時間 9:00-17:00(最終入場16:30まで)
会 場 山梨県立美術館 特別展示室
400-0065 山梨県甲府市貢川1-4-27 TEL: 055-228-3322
休館日時 月曜日(9月18日、10月9日は開館)、9月19日[火]、10月10日[火]
観覧料金 一般 1,000円 大学生 500円
* 当日・個人・税込み料金を表示。各種割引、優待情報などは下掲詳細参照
主 催 山梨県立美術館、テレビ山梨、朝日新聞社
────────────────────◆ 山梨県立美術館|特別展 テルマエ お風呂でつながる古代ローマと日本 ◆
人類史上に輝く繁栄を誇った古代ローマ。なかでも日本人が深い関心をよせるものの一つがテルマエ(公共浴場)であり、ヤマザキマリ氏による漫画『テルマエ・ロマエ』はテルマエへの親近感を一層高めました。本展では、絵画・彫刻・考古資料といった 100件以上の作品や映像、模型などの展示品により、テルマエを愛した古代ローマの人々の生活を身近に感じていただくことができるでしょう。
また、『テルマエ・ロマエ』の主人公ルシウスが案内人となり、古代ローマのテルマエとともに、日本の入浴文化も紹介します。ルシウスが浴場をとおして日本とローマを往復したように、それぞれの入浴文化を体感することのできる機会となるでしょう。
序章 テルマエ / 古代都市ローマと公共浴場
テルマエとは「熱い」という意味のギリシャ語「テルモス」に由来し、狭義には皇帝らによって建設された大規模公共浴場を、広義には古代ローマの版図内の公共浴場全体を指します。4世紀に記された2種類の『ローマ市総覧』によれば、当時ローマ市内には大規模な公共浴場は11を数え、小規模なものにいたっては 856-951軒にのぼっていたといいます。
ローマ市内のテルマエで今も地上に遺構がよく残っているのは、アッピア街道沿いに217年に建設された有名なカラカラ浴場と、ローマ市で最大のディオクレティアヌス浴場(302年頃)です。
しかし大規模なテルマエの運営には、水道の管理・維持に加え、大量の燃料と奴隷を必要としました。温泉地にしても、たとえ温泉の利用は続いたとしても浴場施設が維持されることはなかったのです。そのため古代ローマの風呂文化は、中世には消え去ってしまいました。
※ 観覧希望のかたは、下掲詳細公式サイトで最新情報を確認のうえお出かけ下さい。
[ 詳 細 : 山梨県立美術館 ]