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【展覧会】岡本太郎記念館|ヤノベケンジ:太郎と猫と太陽と|’24年7月12日-11月10日|

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岡本太郎記念館
ヤノベケンジ:太郎と猫と太陽と
開催期間  2024年7月12日[金]- 11月10日[日]
開館時間  10:00-18:00(最終入館17:30)
休 館 日  火曜日(祝日の場合は開館)、保守点検日。
      * 但し、2024年7/8[月]-7/11[木]は臨時休館いたします。
入 館 料  一 般 650円  小学生 300円
会  場  岡本太郎記念館  
      〠 107-0062 東京都港区南青山6-1-19  TEL 03-3406-0801
      * 特注:館内は靴を脱いでお上がり頂きます。靴は袋に入れ持ち運びいただきます。
      ▶ アクセス情報
特別協力  GINZA SIX
主  催  公益財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団、岡本太郎記念館
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❝ ふたつでひとつ ❞ の 愉しみ

現代アートシーンの風雲児がふたたび岡本太郎記念館をジャックします。
2011年に〈SUN CHILD〉を引っさげて乗り込んだヤノベケンジが今回ぶつけてきたのは〈BIG CAT BANG/猫大爆発〉。宇宙船「LUCA号」に乗って地球に到達した「SHIP’S CAT/宇宙猫」が無機質だった地球に生命を着床させた、というバカバカしくも壮大な物語です。
太陽の塔はそのときの宇宙船だ。いま大阪でぼくたちを見下ろしている太陽の塔はその亡骸なのだ。ヤノベケンジは真面目な顔でそう言います。
これまでにも太陽の塔をモチーフにした作品は種々あったけれど、こんなにワクワクしたことはありません。馬鹿げたスケールで発想するところが太郎と似ているような気もします。これはなにかやらねばなるまい。そう思いました。
全長9mにおよぶ〈BIG CAT BANG〉はいま、東京・銀座のGINZA SIXの中空に吊られています。かつて経験のない視覚体験に眼を奪われること請けあいです。まずはそれを見て欲しい。そしてもちろん、こちらも見て欲しい。
空間いっぱいに広がる“巨大なワンシーン”が観る者を圧倒する銀座。その背景にあるストーリーとディテールが丁寧に語られる青山。
GINZA SIXと記念館は180度逆のアプローチからひとつの展覧会を構成するものであり、“ふたつでひとつ”なのです。
ヤノベケンジと岡本太郎。そこにある “ふたつでひとつ ” をどうぞお楽しみください。
岡本太郎記念館館長 平野暁臣
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35億年前に生命がこの地球に誕生し、5度にわたる生物大量絶滅を乗り越えて、
いま私たちは生かされている。
生命はどこから来て、そしてどこに行くのか?
岡本太郎が言い放った「芸術は爆発」のテーマを「猫大爆発」という妄想に乗せて、
生命と宇宙の神秘のイマジネーションの炸裂をお届けしたい。
混迷と危機の世紀に立つ現在だからこそ、我々は想像と創造を爆発させ、
宇宙からの俯瞰した視点を獲得しなければならないのだ。
ヤノベケンジ

ヤノベケンジ
ヤノベ近影1-209x300現代美術作家/京都芸術大学教授/ウルトラファクトリー・ディレクター
1965年、大阪生まれ。1991年、京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。1990年代初頭より、「現代社会におけるサヴァイヴァル」をテーマに機能性を持つ大型機械彫刻を制作。ユーモラスな形態に社会的メッセージを込めた作品群は国内外から評価が高い。2017年、「船乗り猫」をモチーフにした、旅の守り神《SHIP’S CAT》シリーズを制作開始。2022年に開館した大阪中之島美術館のシンボルとして《SHIP’S CAT(Muse)》(2021)が恒久設置される。
http://www.yanobe.com

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 岡本太郎記念館 ] 

【展覧会】岡本太郎記念館|タローのダンス|’24年3月15日-7月7日|終了

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岡本太郎記念館
タローのダンス

開催期間  2024年3月15日[金]- 7月7日[日]
開館時間  10:00-18:00
休  館  日     火曜日(祝日の場合は開館) 
      * 但し、2024年3月11日[月]ー 3月14日[木]は臨時休館いたします。
入  館  料     一 般 650円  小学生 300円
会  場  〠 107-0062 東京都港区南青山6-1-19  TEL 03-3406-0801
主  催  公益財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団、岡本太郎記念館

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1952年、岡本太郎はモザイクタイルで『ダンス』を制作します。一点ものの油彩とちがってタイルなら何枚でもつくれるし屋外にも置ける。そうすれば芸術がもっと社会に入っていける。そう考えたのです。まさしくそれは岡本太郎の芸術思想を体現するものでした。
2011年、この『ダンス』は太郎生誕百年事業として修復され、高島屋大阪店のシンボルとしていまも多くの人の眼を楽しませています。

ところで太郎はこの重要作の題材になぜ「ダンス」を選んだのでしょう? いまとなっては知る由もありませんが、太郎がダンスを認めていたことだけはたしかです。
1950〜60年代に原生日本と出会う旅に出た太郎は、暮らしに息づくさまざまな民俗的踊りに遭遇しました。いずれも見世物ではなく生活と一体であり、生活そのもの。「生きることの儀式」とさえいえるほどで、太郎はそこに芸術の本質が暗示されていると洞観します。
プライベートでも機会があれば踊っていたようで、その歓びをこう記しています。
「みんなといっしょに踊っていると、自分だけであると同時にみんなでもあり、それは全身的な充実感となって昇華し、明朗に情熱を解放する。ぼくにとってダンスは、もっとも直接的な精神、肉体のよろこびだ」
画面いっぱいに“いのちの躍動”が広がる太郎の作品には、まるでダンスを踊っているかのような表現がたくさんあります。いずれもみずみずしい情熱と生命力を湛え、観る者を元気にしてくれる。
本展は、そんな作品を集めて一望しようとするものです。“ 明朗に情熱を解放する ” 太郎をどうぞお楽しみくださ
                           岡本太郎記念館館長 平野暁臣

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 岡本太郎記念館 ] 

【展覧会】 岡本太郎記念館 太陽の塔 1967―2018 ― 岡本太郎が問いかけたもの ― 第2期 2月21日─5月27日

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岡本太郎記念館
太陽の塔 1967―2018

― 岡本太郎が問いかけたもの ―
第2期 2018年2月21日[水]-5月27日[日]
開館時間 10:00-18:00

休  館  日 火曜日(祝日の場合は開館)
入  館  料 一般620円 小学生310円
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2018年3月、太陽の塔がついに再生します。
耐震補強工事の機にながらく放置されていた塔内が修復され、恒久的な展示施設に生まれ変わるのです。
「《生命の樹》は太陽の塔の“血流”であり、内壁の襞は“脳の襞”だ」
岡本太郎はそう言いました。
太陽の塔は内臓をもつ“いきもの”なのです。
太陽の塔が内蔵を取り戻し、半世紀ぶりに目を覚ます。
この機会をとらえ、「太陽の塔とはなにか」をもういちど考えようと思います。

本展では、プロデューサーとして大阪万博に参画した1967年から塔内が再生される2018年まで、半世紀におよぶ足跡を振り返り、岡本太郎がテーマ館/太陽の塔に込めた思いをすくいあげていきます。
フィギュア界のチャンピオン海洋堂の全面協力のもと、大阪万博テーマ館のミニチュア立体化を敢行。これまで写真でしか見ることができなかった芸術的な展示空間を、3次元で追体験する機会を用意しました。過去にも例のない試みです。
さらに、2月21日からはじまる第2期では、じっさいに塔内再生工事で使われた原型や模型などをとおして、再生の軌跡を生々しく辿っていきます。
復元される《地底の太陽》の原型も登場。再生プロジェクトの舞台裏をどうぞご覧ください。

岡本太郎記念館 館長 平野暁臣

【詳細: 岡本太郎記念館