タグ別アーカイブ: 四館連携展覧会 東京国立博物館/台東区立書道博物館/台東区立朝倉彫塑館/兵庫県立美術館

【四館連携展覧会】東京国立博物館/台東区立書道博物館/台東区立朝倉彫塑館/兵庫県立美術館|特別連携企画|生誕180年記念 呉昌碩の世界 — 金石の交わり —|’24年1月2日-3月17日|前後期二期制開催|各館独自会期・独自内容展示|㊟ 此処は東京国立博物館分を紹介 ㊟|全館終了

書道博物館240101 書道博物館240102

東京国立博物館
アジアギャラリー(東洋館 4階 8室)
生誕180年記念 呉昌碩の世界 — 金石の交わり —
会  期  2024年1月2日[火]- 2024年3月17日[日]
         ○ 前 期 = 2024年1月 2 日-2024年2月12日
         ● 後 期 = 2024年2月14日-2024年3月17日
           作品リストに前期、後期の記載がない作品は全期間展示
会  場  東京国立博物館 アジアギャラリー(東洋館 4階 8室)
      110-8712 東京都台東区上野公園13-9
      電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間  9時30分 - 17時00分 毎週 金・土曜日は 9時30分 - 19時00分まで
      (入館はいずれも閉館の30分前まで)
料  金  総合文化展観覧料
      一 般 1,000円、大学生 500円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
休  館  日  月曜日(ただし月曜日が祝日または休日の場合は開館し、翌平日に休館)
──────────────────────書道博物館2401中面☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

清朝末期から中華民国初期に活躍した呉昌碩(ごしょうせき 1844-1927)は、書画篆刻の芸術に偉大な業績を遺しました。 中国では18世紀後半以降、古代の金属器や石刻など、金石の銘文を制作の拠りどころとする碑学派-ひがくは-や、金石画派-きんせきがは-が興ります。呉昌碩もまた奥深い金石の研究に没頭しました。とりわけ「石鼓文-せっこぶん」の臨書は、呉昌碩の芸術を「金石の気」に満ちた素朴で重厚なものへと昇華させます。

呉昌碩は安吉(あんきつ 中国浙江省)の知識人の家系に生まれました。太平天国の乱(たいへいてんごくらん 1851-64)により、苦難の生活を強いられたものの、学問への志を絶やさず、杭州(こうしゅう 浙江省)、蘇州(そしゅう 江蘇省)、上海へと活動の場を広げます。各地で金石を介して師友と親交を深め、研鑽を積んだ呉昌碩は、後年、上海芸術界の中心人物となり、日本にも多大な影響を与えました。

令和6年(2024)は呉昌碩の生誕180年にあたります。本展はこれを記念し、呉昌碩の芸術活動に焦点をあてます。
第1部「呉昌碩前夜」では、金石を尊重した先学や、呉昌碩に先行する上海の芸術家たちの作品をご覧いただきます。
第2部「呉昌碩の書・画・印」は、呉昌碩の書画や印譜-いんぷ-を概観し、作風の変遷をたどります。
第3部「呉昌碩の交遊」では、師友や弟子の作品に注目します。

本展を通して「金石の交わり」のなかで築かれた呉昌碩の世界をご堪能いただけますと幸いです。

< 担当研究員のひとこと >
本展で21回目を迎える台東区立書道博物館との連携企画。呉昌碩生誕180年記念事業として、両館のほか台東区立朝倉彫塑館、兵庫県立美術館でも同時期に展示が開催されます。各館で「呉昌碩の世界」をご堪能いただけますと幸いです。            担当研究員:六人部克典
展示作品リスト > 118件

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京国立博物館 東京国立博物館  東洋館 4階8室 ][ 関 連 : 台東区立書道博物館
[ 関 連 : 台東区立朝倉彫塑館 ]  [ 関 連 : 兵庫県立美術館