タグ別アーカイブ: 市谷の杜 本と活字館

【展覧会】市谷の杜 本と活字館|企画展 活字の種を作った人々|’23年11月3日-’24年6月2日

20231106195411_00003 20231106195411_00004

市谷の杜 本と活字館
企画展 活字の種を作った人々
会  期  2023年11月3日[金・祝]- 2024年6月2日[日]
休  館  日  月・火休館(祝日の場合は開館)、
      2023年12月25日[月]- 2024年1月5日[金]は冬季休館
会  場  大日本印刷株式会社
      市谷の杜 本と活字館 2階展示室
      新宿区市谷加賀町1-1-1 Tel. 03-6386-0555
開館時間  10:00 - 18:00
      平日は予約制、土日祝は予約不要
主  催  市谷の杜 本と活字館(大日本印刷株式会社)
──────────────────────────
鉛の活字を組み合わせて機械で印刷する活版印刷技術は、幕末から明治初期にかけて日本に導入され、明治維新の大きなうねりとともに、産業として定着していきます。しかし、そもそも、活版印刷で使う活字はどうやってつくられたのでしょうか。活字のおおもとの型を「種字」と呼び、その種字を彫る職人がいました。それが種字彫刻師です。
種字は活字と同じサイズの木や活字地金の角材の先端に、彫刻刀を使い、左右逆字に文字を彫っていきます。本文で使う活字はわずか3ミリ程度の大きさしかありません。そこにどんな文字同士が隣り合ってもバランス良く見えるよう、大きさ、太さ、そして書風をそろえて文字を彫刻するという、人間業とは思えない精緻な技術で種字を彫刻していました。
そんな高い技術を持つひと握りの職人たちですが、その多くが名前も残っていません。市井の職人として、美しい文字だけを残していきました。
本展では辛うじて名前の残っている種字彫刻師たちの足跡をたどります。現在の日本の書体づくりの原点ともいえる種字彫刻について、そしてその時代の書体についてご紹介します。

〔種字彫刻師たち〕
東京築地活版製造所(竹口芳五郎、竹口正太郎、鈴木彦次郎、安藤末松)
秀英舎(沢畑次郎、河村鋃太郎)
精興社(君塚樹石)
朝日新聞社(太佐源三)
毎日新聞社(村瀬錦司)
岩田母型製造所(大間善次郎、馬場政吉、庭田與一、清水金之助、中川原勝雄)

〔展示替え〕
会期中展示替えがあります。
君塚樹石の地金彫り種字(印刷博物館所蔵)は2023年11月3日[金・祝]- 2024年1月28日[日]のみ展示。その後はパネル展示となります。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 市谷の杜 本と活字館