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【公演】「八千代座」 昂月ーこうづきー 夏おどり ~ メグルツキヒモ …… ~ 7月21日+国指定重要文化財「八千代座」とは 公演終了

八千代座

国指定重要文化財「八千代座」
昂月ーこうづきー 夏おどり ~ メグルツキヒモ …… ~
日  時  平成30年7月21日[土] 12:30 開演 16:00 終演予定
会  場  八千代座
      熊本県山鹿市山鹿1499番地  TEL 0968-44-4004
入  場  料  無 料
主  催  昂月成龍
昂月流本部 URL  http://www.koudukiryu.com/  
TEL 096-368-7308
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昂月流 家元  昂月成龍
毎年の昂月流恒例行事の「昂月夏おどり」が、ことしも山鹿市の「八千代座」にて開催の運びとなりました。

『熊本地震』より三回日の八千代座公演になります今回は、昨年にまして〝日舞の楽しい可能性〟を追求して、はじめてご覧頂く皆様も退屈されないように、プログラムに工夫を凝らしました。例えば170年前(嘉永6年)江戸中村座にて初演された、歌舞伎演目の「与話情浮名横櫛」、通称「切られ与三」の〝源治店の場面〟を、お馴染みの科白を交えて妾宅外の道端での演出に変えてみました。
ほかにも楽しい曲を揃えてお届け致すべく、出演者一同稽古に励んでおりますので、沢山の方〻のご来場を心よりお待ち申し上げます。
まだまだ復興道半ばではありますが。皆様方にとって楽しい一日になればと謹んでご案内申し上げます。

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明治43年(1910)に建設された芝居小屋 ── それが八千代座。
八千代座は開業以来様〻な興行をおこなって山鹿に賑わいをもたらしましたが
昭和には映画館になり、テレビの普及により客足が減って閉館となりました。
人がいなくなった小屋は荒れ果て、屋根には穴が ……
もはや不要といわれた八千代座を救うために立ち上がったのが、老人と若者たちでした。
彼らは30年を超える復興活動を実施。
昭和63年(1988年)国の重要文化財指定を受けて実施された「平成の大修理」を経て
平成13年から八千代座は現代の芝居小屋として活き続けています。

【詳細: 国指定重要文化財 八千代座 公式ホームページ
八千代座外観八千代座 外観
八千代座内部八千代座 内部

八千代座の概要
所  在  地  熊本県山鹿市山鹿1499番地
所  有  者  山鹿市
建物規模  間口29.49m 奥行35.40m (延べ面積1487.4㎡)
舞台規模  間口13.38m 奥行10.50m (廻り舞台直径8.45㎡)
                      プロセニアム(H)4.256m
収容能力  約700人
建築年式  明治43年(1910年)
指  定  国重要文化財(昭和63年12月19日)
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八千代劇場は廻り舞台、スッポンー花道の七三にある切り穴。奈落から花道へ役者をせり上がらす装置-をそなえた本格芝居劇場として知られます。
こうした劇場は「嘉穂劇場- 福岡県」、「旧金毘羅大芝居-香川県琴平町」、「内子座-愛媛県」、「康楽館-秋田県」、「永楽館-兵庫県」など日本各地に現存しています。

八千代劇場では、1990年坂東玉三郎舞台公演、2001年5月、平成の大修理竣工式にあわせて、片岡仁左衛門一行による大歌舞伎が公演されています。
【 歌舞伎公式総合サイト 歌舞伎美人-かぶきびと 】には、本年10月30日-11月4日、ふたたび坂東玉三郎による「映像×舞踊公演」が予告されています。