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【展覧会】練馬区立牧野記念庭園|企画展 画工 水島南平 花を描く|’24年2月3日-3月31日|終了

01牧野記念庭園 02牧野記念庭園練馬区立牧野記念庭園
企画展 画工 水島南平 花を描く
会  期  2024年2月3日[土]- 3月31日[日]

企画展示  午前9時30分 - 午後4時30分(入場無料)
開園時間  午前9時 - 午後5時
休  園  日  毎週火曜日
会  場  練馬区立牧野記念庭園 記念館 企画展示室
      〠 178-0063 東京都練馬区東大泉6丁目34番4号
問い合せ  練馬区環境部 みどり推進課 施設係
      電話:03-6904--6403
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水島南平(1879-1950)は、牧野富太郎著『日本植物図鑑』(北隆館 1925年)や『牧野日本植物図鑑』(北隆館 1940年)の作図を担当した一人です。また、牧野博士が昭和16年ごろから取り組んだ「万葉植物図」では、博士指導のもとで万葉集に詠まれた植物を描きました。
東京都農林総合研究センターには、水島のサインがある園芸植物と、家畜・家禽の水彩画が収蔵されています。これらの存在から、大正時代にその前身である東京府立農事試験場で栽培飼育される動植物を記録するという仕事に水島が携わっていたことが判明しました。
本展ではそれらの図を同センターより借用して展示します。また、芍薬の様々な品種を描いた図も併せて展示します。これらのうち1点に水島のサインがあり、調査したところ神奈川県立農事試験場で刊行された『着色図入芍薬之研究』(1932年)の原図であることが明らかになりました。
水島が両試験場で作図を担っていたことはほとんど知られておらず、このような栽培品種や家畜を描いた水島の作品は、本展での展示が初公開となります。水島の今まで知られていない側面を示すことで生物を描画するという仕事を生涯にわたって挑み続けた水島を改めて知る機会になれば幸いです。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳細 : 練馬区立 牧野記念庭園 ]