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【展覧会】滋賀県立安土城考古博物館|第68回企画展 発掘された近江Ⅲ|― 信長・光秀・秀吉・家康の城 ―|’23年7月22日-9月18日|終了

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滋賀県立安土城考古博物館
第68回企画展 発掘された近江Ⅲ
― 信長・光秀・秀吉・家康の城 ―
開催期間  2023年7月22日[土]- 9月18日[月・祝]
会  場  安土城考古博物館 企画展示室
      521-1311 滋賀県近江八幡市安土町下豊浦6678 TEL 0748-46-2424
休  館  日  7月24日㈪・31日㈪・8月7日㈪・21日㈪・28日㈪・9月4日㈪・11日㈪
      * 8月14日[月]・9月18日[月・祝]は開館
入  館  料  個人・当日 大 人 600円、高大生 360円
      * 小中生、県内高齢者、障害のある方は無料。
      * 信長の館との共通券 大 人 980円、高大生 540円
主  催  滋賀県立安土城考古博物館
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滋賀県(近江国)には 1300 城が築かれますが、そのなかには、天下人となる織田信長、明智(惟任)光秀、羽柴(豊臣)秀吉、徳川家康が、自らの居城として、あるいは天下を治めるために築かせた城があります。これらの城は、近江にとどまらず日本各地に築かれる城に大きな影響をおよぼしています。
本展では、近江に築かれた天下人の城の特徴や意義を、発掘調査で出土した資料やパネルで紹介します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 滋賀県立安土城考古博物館
[ 参 考 : YouTube 滋賀県立安土城考古博物館 第68回企画展「発掘された近江Ⅲ―信長・光秀・秀吉・家康の城―」1・32 ]

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{新宿餘談}
いまや安土は人気観光地で、この 滋賀県立安土城考古博物館 がよい先導役となっている。同館は1992年(平成4)11月1日開館。開館記念特別展「織田信長と安土城 ― 信長の世界 ―」を開催した。2021年(令和3)4月6日には累積入館者150万人を達成しているという。
ここで昔がたりをしたい。1980年代のどこか、ケータイもカーナビも無い頃のはなし。大津でレンタカーを借りて、琵琶湖周辺をぐるりと反時計回りで一周した。中途は関ヶ原・賤ヶ岳などの古戦場や古城を訪ねたが、主目的は琵琶湖北端、近江からもう越前の国にはいったところで、水戸天狗党:藤田小四郎の足跡と終焉の地を辿ることだった。
関ヶ原を訪ねて、少し戻る行程で安土の町に着いたのは夜8時過ぎだったか。意外なことに駅前にホテルも宿も無くて車中泊を覚悟したが、飛びこんだ寿司屋が哀れんで「二階の宴会場でよければ……」ということで、寿司屋の二階宴会場の片隅に宿泊した。

翌早朝安土城跡をたづねた。山というよりそこは崖、それも急峻な坂道と、巨石を積みかさねた石垣だけが残っていた。本丸への中途には、明智(惟任)光秀、羽柴(豊臣)秀吉らの屋敷跡との掲示がある、艸が繁茂するしごくちいさな広場が点在していた。

本丸跡に立つとようやく涼風を感じた。眼前に広がる稲田と琵琶湖のかなたに、比叡の山並みが迫る。ここからは景観もなにもく、ただ比叡の山容を眺めやるだけだった。山城のみやこ-京都は完璧なまでに比叡に遮られていた。
しばらく山頂-安土城本丸跡で湖面をみていたが、ここの城主がにわかに、配下の武将に命じて軍勢を発して対岸の巨刹に襲いかかり、悪鬼羅刹のごとく、凄まじい勢いで僧侶を殺戮し、堂宇を焼き払った理由のひとつがわかったような気がした。「天下人」は対岸の城にあって冷厳な命令を次々と発し、攻勢の手を緩めなかった。
そしてこの崖道を日夜よじ登らされた明智(惟任)光秀の憎悪と怨念のかけらも……。
わがふるさとの城跡をふくめ、古城跡に立つのは、どこかやりきれない寂寥感がある。

【展覧会】滋賀県立安土城考古博物館|令和5年度秋季特別展|馬でひも解く近江の歴史|’23年10月7日-11月19日|終了

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滋賀県立安土城考古博物館
令和5年度秋季特別展 馬でひも解く近江の歴史
開催期間  2023年10月7日[土]- 11月19日[日]
会  場  安土城考古博物館 企画展示室
      521-1311 滋賀県近江八幡市安土町下豊浦6678 TEL 0748-46-2424
休  館  日  10月10日[火]、16日[月]、23日[月]、30日[月]、11月6日[月]、13日[月]
      * 8月14日[月]・9月18日[月・祝]は開館
入  館  料  大 人 900円、高大生 640円、小中生420円、県内高齢者〈65歳以上〉460円
      * 関連イベント、各種割引、優待情報などは下掲詳細参照
主  催  滋賀県立安土城考古博物館
────────────────────安土城考古博物館秋展02◆ 滋賀県立安土城考古博物館|令和5年度秋季特別展|馬でひも解く近江の歴史 ◆
馬は古くから私たちの暮らしや社会に大きな影響を与えた動物です。5世紀、ヤマト王権は馬を戦いの道具として、各地の豪族に分け与えました。栗東市新開古墳に副葬された馬具や仁徳天皇陵古墳出土の馬形埴輪は、馬が権威の象徴であったことを示しています。
6世紀、近江の豪族たちは金色に輝く馬具を装着した馬とともに継体大王を支えました。7世紀以降、近江と各地を結ぶ馬を使った情報ネットワークの道(駅路)が整備されます。人びとや馬が行きかう道はその後、東海道や中山道と呼ばれるようになります。本展では馬が近江の地域社会や文化の形成に果たした役割について考古資料を中心に紹介します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 滋賀県立安土城考古博物館