【会員情報】 ぢゃむ 杉本昭生さん 活版小本新作 ── 井原西鶴 『本朝二十不孝』 紹介

IMG_2743[1] IMG_2746[1] IMG_2748[1] IMG_2751[1]{ 杉本昭生 活版小本 一筆箋 }
菊池寛が日本の文学を語る時、絶対にはずせないものが三つあると言って

「萬葉集」 と 「芭蕉以下蕉門の俳句」 と 「井原西鶴」 を挙げている。
ならばこの機会にと、古木を買って読みだしたがまったく進まない。
後日たまたま現代語訳 井原西鶴全集(暉峻康隆訳・小学館・全12冊)を見つけて読んだ。
西鶴についてはこんな程度の知識である。偉そうにいえるはずがない。
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これほど失敗を繰返したのもめずらしい。
本文の用紙を選ぶところから間違っていたらしい。
それが最後まで尾を引いて、できあがっても不満ばかりが残っている。
一週間ほど放り出して久しぶりに手にとると
とうのむかしに自分の手から離れているのに気がつく。
「この本が美しくないのは私のせいだ」
そんな後悔の気持もすこし薄らいだ。

何やかや いろいろあって 今朝の秋

ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 】 { 文字壹凜 Summary }
露庵[1]