渋谷区立松濤美術館
終わりのむこうへ : 廃墟の美術史
会 期 2018年12月8日[土]-2019年1月31日[木]
入 館 料 一般500円、大学生400円、高校生・60歳以上250円、小中学生100円
休 館 日 12月10日[月]、17日[月]、25日[火]、12月29日[土]-1月3日[木]、
1月7日[月]、15日[火]、21日[月]、28日[月]
(会期中一部展示替えあり)
主 催 渋谷区立松濤美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
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栄華や文明の痕跡を残しながら崩れ落ちようとする建造物や遺跡。「廃墟」は西洋美術のなかで、風景画の一角にくりかえし描かれていました。18世紀から19世紀にかけて、興味深いことにいわゆる廃墟趣味が流行すると、「廃墟」は絵画の主役の地位を確立していきます。
「廃墟」を愛でること、描くこと-この美学は、近代に日本の美術のなかにも伝播しました。廃墟の画家として名を馳せた18世紀のユベール・ロベール、版画家ピラネージから、19世紀のコンスタブル、20世紀のアンリ・ルソー、マグリット、デルヴォー、そして日本の江戸時代から近現代の画家たち、亜欧堂田善、藤島武二、岡鹿之助、元田久治、大岩オスカール、野又穫まで、廃墟の主題は描き継がれているのです。
なぜ人々は、流れる時間のなかで滅びた、またはいつか滅びてしまう、遠い昔のあるいは遠い未来の光景に、惹きつけられるのでしょう。
この展覧会では、西洋古典から現代日本までの廃墟・遺跡・都市をテーマとした作品を集め、これら「廃墟の美術史」をたどります。
【 詳細: 渋谷区立松濤美術館 】