【展覧会】東京国立博物館 表慶館|「横尾忠則 寒山百得」展|’23年9月12日-12月3日|終了

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「横尾忠則 寒山百得」展

会  期  2023年9月12日[火]- 12月3日[日]
会  場  東京国立博物館 表慶館
      110-8712 東京都台東区上野公園13-9
      電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間  9時30分 - 17時00分(入館は 閉館の30分前 まで)
休  館  日  月曜日、9月19日[火]、10月10日[火]
      * ただし、9月18日[月・祝]、10月9日[月・祝]は開館
観覧料金  個人・当日・税込金額を表示 一 般 1,600円、大学生 1,400円、高校生 1,000円
      * 前売り情報、各種割引、優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照。
      * 中学生以下、障がい者とその介護者1名は無料。学生証、障がい者手帳等のご提示を。
主  催  東京国立博物館、読売新聞社、文化庁
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本展は、現代美術家・横尾忠則が、寒山拾得-かんざんじっとく-を独自の解釈で再構築した「寒山拾得」シリーズの完全新作102点を一挙初公開するものです。このシリーズは、寒山と拾得という、中国、唐の時代に生きた伝説的な2人の詩僧をテーマとしたものです。彼らはその奇行ぶりから「風狂」ととらえられ、日本、中国では伝統的な画題となりました。
新型コロナウィルス感染症の流行の下、横尾は、寒山拾得が達した脱俗の境地のように、俗世から離れたアトリエで創作活動に勤しみ、まさに時空を超越し、あらゆる世界を縦横無尽に駆け巡りました。描き出された寒山拾得からは、めくるめく物語が紡ぎ出されています。
画家活動の最大のシリーズとなる「寒山拾得」は百面相のように、観る人にさまざまな問いを投げかけることでしょう。横尾忠則上野表慶館展

< 横尾忠則 よこお・ただのり >
美術家。1936年兵庫県生まれ。72年ニューヨーク近代美術館で個展。その後もパリ、ヴェネツィア、サンパウロなど各国のビエンナーレに出品し、ステデリック美術館(アムステルダム)、カルティエ財団現代美術館(パリ)、ロシア国立東洋美術館(モスクワ)など世界各国の美術館で個展を開催。
また、東京都現代美術館、京都国立近代美術館、金沢21世紀美術館、国立国際美術館など国内でも相次いで個展を開催し、2012年神戸市に兵庫県立横尾忠則現代美術館、13年香川県に豊島横尾館開館。95年毎日芸術賞、11年旭日小綬章、朝日賞、15年高松宮殿下記念世界文化賞、令和2年度東京都名誉都民顕彰、23年日本芸術院会員。著書に小説『ぶるうらんど』(泉鏡花文学賞)『言葉を離れる』(講談社エッセイ賞)小説『原郷の森』ほか多数。

※ 展示作品、会期、展示期間、開館時間等については、今後の諸事情により変更する場合があります。最新情報は展覧会公式サイト等でご確認ください。
※ 本展は予約不要ですが、混雑時は入館をお待ちいただくことがあります。
[ 詳 細 : 東京国立博物館  本展特設サイト
寒山拾得図

<「寒山拾得-かんざんじっとく」とは?>
寒山と拾得は中国、唐時代に生きた伝説的な詩僧で、世俗を超越した奇行ぶりは「風狂」ととらえられました。中国禅宗では、悟りの境地として「風狂」が重要視されましたが、寒山拾得の脱俗の境地は、仏教に通じるものとして、中国や日本で伝統的な画題として数多く描かれてきました。
その世俗にとらわれない暮らしぶりは、森鷗外や夏目漱石といった日本の近代文学にも取り上げられています。高い教養を持つ文人であるにも関わらず、洞窟の中に住み、時には残飯で腹を満たすと言った脱俗的な振る舞いは、世俗世界の現実からの逃避に憧れを抱いた知識人たちを魅了したのでしょう。

寒山拾得図<関連企画>
特集「東京国立博物館の寒山拾得図 ― 伝説の風狂僧への憧れ ―」
会  期  9月12日[火]- 11月5日[日]
会  場  東京国立博物館 本館特別   1 室   { 別原稿作製 進行中