【展覧会】横尾忠則現代美術館|Yokoo in Wonderland ― 横尾忠則の不思議の国|’23年9月16日-12月24日|終了

横尾忠則現代美術館兵庫変更版ポスターデザイン : 横尾忠則

横尾忠則現代美術館
Yokoo in Wonderland ― 横尾忠則の不思議の国
会  期  2023年9月16日[土]- 12月24日[日]
開館時間  10:00 - 18:00[入場は 閉館の30分前 まで]
休  館  日  月曜日
      * 9月18日[月・祝]、10月9日[月・祝]開館。9月19日[火]、10月10日[火]休館。
会  場  横尾忠則現代美術館(兵庫県立美術館王子分館)
      657-0837 兵庫県神戸市灘区原田通 3-8-30   Tel:078-855-5607(総合案内)
観  覧  料  一 般 700円、大学生 550円、70歳以上 350円、高校生以下 無 料
      * 各種割引、優待情報などは下掲詳細参照。
主  催  横尾忠則現代美術館([公財]兵庫県芸術文化協会)
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横尾作品のなかの「不思議」に着目し、現実の延長にあるもうひとつの世界をルイス・キャロル作「不思議の国のアリス」になぞらえて紹介する展覧会。

◆ 第1章「不思議の国」では、地底や海中、宇宙を舞台にした作品が、◆ 第2章では「鏡の国」と題して鏡やミラーイメージを用いた作品が、私たちを異世界へと誘います。そして ◆ 第3章「夢の国」では、横尾自身の夢をもとに描いた《夢枕》全43点を一堂に展示します。

◆ 第1章 不思議の国 ◆
横尾さんの作品を見つめていると、いつのまにか異空間に迷い込んでいることはないでしょうか?
『不思議の国のアリス』のアリスの冒険がウサギ穴から始まるように、本展の第1章「不思議の国」は、少女が穴から飛びおりる(?) 場面から始まります。
その先には若き日の横尾さんが関心を寄せた、地底の王国アガルタがあり、少年時代の横尾さんが夢中になった探検小説の洞窟があり、愛読したジュール・ヴェルヌの海中世界が広がります。さらに、宇宙では異星人と出会ったり、死の向こうにある「ぶるうらんど」を覗き見たりと、異界での冒険は続きます。
◆ 第2章 鏡の国 ◆
第2章「鏡の国」では、鏡の向こう側へご案内します。
本展のポスターに登場するアリスは、ジョン・テニエルの挿絵を横尾さんが日記帳に模写したもの。(実はそのページ[1985年の日記帳の扉]がそのまま使われています)
横尾さんがアリスを描く理由は「自分の中の狂気を対象化」するためなのだそうです。鏡の破片のコラージュや、鏡文字を多用し、実像と虚像が入り乱れる狂気の世界が展開する第2章は、1980年代後半の作品を中心に構成されています。
◆ 第3章 夢の国 ◆
第3章は「夢の国」。アリスの「不思議の国」での冒険は夢の中での出来事でした。横尾さんもまた不思議な夢を見る達人として知られており、半世紀以上にわたって夢日記を綴っています。
その夢の記録は、現実と非現実が融合したシュルレアリスム的世界を醸し出し、ヨコオワールドの源泉にもなっています。《夢枕》は、1998年に出版された『夢枕ー夢絵日記』の原画です。本展では42編の絵日記と、表紙のための原画全43点を一堂に展示します。

※ 新型感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認のうえご観覧を。
※ 横尾忠則現代美術館は、館設備等のメンテナンスのため、下記の期間休館となります。
休館日:2023年12月25日[月]- 2024年1月26日[金]

[ 詳 細 : 横尾忠則現代美術館