【展覧会】国立民族学博物館| 特別展示 交感する神と人 ― ヒンドゥー神像の世界|’23年9月14日-12月5日|終了

国立民族学博物館0902

国立民族学博物館
特別展示 交感する神と人 ― ヒンドゥー神像の世界
会  期  2023年9月14日[木]- 12月5日[火]
会  場  国立民族学博物館 特別展示館
      565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1
      TEL: 06-6876-2151(代表) FAX : 06-6875-0401
開館時間  10:00 - 17:00(入館は 16:30 まで)
休  館  日  水曜日
観  覧  料  一 般 880円、 大学生 450円、 高校生以下 無料
      * 当日・個人・税込み料金を表示。本館展示もご覧になれます。
      * 各種割引、優待情報などは下掲詳細参照。
特別協力  福岡アジア美術館
主  催  国立民族学博物館
────────────────────国立民族学博物館0901◆国立民族学博物館|特別展示 交感する神と人―ヒンドゥー神像の世界|’23年9月14日-12月5日 ◆
ヒンドゥー教のあまたの神がみは、石や金属、土器、陶器などの立像、仮面、絵画や印刷物、タイル、刺繍、さらには絵本、コミック、切手やステッカーなど、さまざまなモノを通じて現れています。これらの神像は人びとが五感を通じて神と交流するための重要な媒体となってきました。
神像との交流の核心には神への「愛」があります。この「愛」には神に愛されるという受動的側面よりも、人が神に愛をもって接近するという能動的、主体的側面が強く表れています。
人びとはさまざまな神話を踏まえながら、親がいたずらな子を愛おしんだり、愛人が相手を熱烈に愛したり、あるいは忠実なしもべが主人に無償の奉仕をするように、神像に具体的に愛を捧げます。また、日常的な礼拝においても実際に神像を沐浴させたり、着飾らせたりするなど具体的な働きかけを通して神像を歓待し、願いを聞き届けて貰おうとします。

本特別展ではこの「神への愛」に基づいた、神と人との交流のさまざまなかたちの展示を中心にすえます。具体的には現代インドで特に人気のある神々の神話を表現した図像の展示や神像への働きかけ方がわかる資料(神像の個別的なデコレーション、身体的感覚が発揮される儀礼用具などの展示や、儀礼の実際を取材した映像や写真画像など)を展示します。
それらを通じて、多神教的なヒンドゥー教世界や、そこに登場する弱みや欲望も合わせもった神がみの存在が紹介されます。

こういった神像はインドやネパールだけではなく、日本やヨーロッパでも制作され、ヒンドゥー教の世界で用いられていました。この特別展では南アジアの外の世界で作られた神像も展示し、信仰に関わるモノのグローバルな流通の一端も紹介します。

<展示構成>
第1章 神がみの世界へのいざない
第2章 神がみとの交感 
第3章 交感の諸相
第4章 ときの巡り

<関連イベント>
◉ 暮らしの中に現れる神がみ―現代ヒンドゥー教徒の生活の場から ◉ 神になる人びと ―― 南インド・ケーララ州のテイヤム祭祀 ◉「交感する神と人」の「場」としての寺院の様相 ◉ 神がみを演じる――ネパールの仮面舞踊 ◉ 神を飾り、愛でる ――ヒンドゥー神像の衣装選び ◉ 神がみとかかわる方法あれこれ ◉ 戦前期日本でつくられた『ヒンズー神像』の足跡をたどる
◉ 人と神とをつなぐ刺繍布――戸口飾り布トーラン
民博09イベント02

<みんぱく映画祭/ワークショップ>
◉ ガンジスに還る ◉ ヒンドゥー教の讃歌「バジャン」を歌ってみよう ◉ インドの日常の祈り 床絵を描く

※ 下掲詳細公式サイトにて最新詳細情報を確認の上、ご観覧ください。
[ 詳 細 : 国立民族学博物館 ]