【展覧会】早稲田大学演劇博物館|2023年度春季企画展|推し活!展 ― エンパクコレクションからみる推し文化|’23年4月24日-8月6日|終了

早稲田えんぱく01

早稲田大学演劇博物館
2023年度春季企画展
推し活!展 ― エンパクコレクションからみる推し文化
会  期  2023年4月24日[月]- 8月6日[日]
開館時間  10:00 - 17:00 (火・金曜日は 19:00 まで)
休  館  日  7月以降のみ紹介 7月5日[水]、7月17日[月]、7月19日[水]
会  場  早稲田大学演劇博物館  2階 企画展示室
      169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1 TEL. 03-5286-1829
      入館無料
主  催  早稲田大学演劇博物館・演劇映像学連携研究拠点
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わせだえんぱく02杉村春子旧蔵 ファンレター
わせだえんぱくもりしげ森繁久彌旧蔵 ファン手作りの「屋根の上のバイオリン弾き」テヴィエ人形

早稲田えんぱく02錦絵「江戸関三十郎 座付引合之図」(1826年)

近年、好きな人やモノを応援する「推し活」が話題になっています。「推し」とは応援する対象のことを指しており、「推し」を様々な形で応援する行為が「推し活」と呼ばれます。「推し」への愛は様々な形で表現され、人々の日常を支えるひとつの柱になっています。
盛り上がりをみせる「推し活」ですが、「推し」を応援する行為は実は古くから行われていました。日本の室町期における能や、イギリスのシェイクスピア時代の演劇は、パトロンという存在によって大きく発展したという歴史があり、歌舞伎は庶民の熱烈な人気によって支えられ、江戸時代最大の娯楽となりました。
過去から現代にいたるまで、観客からの支援や応援は演劇や映画などの文化にとって非常に重要です。支える人々の存在によってそれぞれのジャンルは隆盛し、優れた文化が生まれてきたのだといえます。

演劇博物館は多岐にわたる「推し活」に関する資料を所蔵しています。本展示では、これらの品々を紹介し、「推し文化」の歴史について紐解いていきたいと思います。
「推し文化」について考えることは、観客の歴史を問うことでもあります。それぞれの時代やジャンルにおいてどのような観客が存在し、どのように応援をしたのか。そして今、人々はどのような形で「推し」に向き合っているのか。演者や制作者側を中心とした従来の演劇・映像史においては埋もれてしまう、個々の観客たちの営みやその〈声〉をあぶりだすことが本展示の目的です。

※ 日程は都合により変更する場合があります。最新情報は下掲の同館公式サイトを確認の上訪館してください。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトを確認の上、ご観覧を。
[ 詳 細 : 早稲田大学演劇博物館