【展覧会】泉屋博古館東京|企画展 楽しい隠遁生活 ―文人たちのマインドフルネス|’23年9月2日-10月15日

泉屋博古館0801泉屋博古館東京
企画展 楽しい隠遁生活
―文人たちのマインドフルネス
◆ 同時開催 ◆
特集展示 住友コレクションの近代彫刻
会  期  2023年9月2日[土]- 10月15日[日]
休  館  日  月曜日、9月19日[火]、10月10日[火]
      * 9月18日[月・祝]、10月9日[月・祝]は開館
開館時間  午前11時 - 午後6時(入館は午後5時30分まで)
      * 金曜日は午後7時まで開館(入館は午後6時30分まで)
会  場  泉屋博古館東京(東京・六本木)
      106-0032 東京都港区六本木1丁目5番地1号
      TEL 050-5541-8600(ハローダイヤル)
入  館  料  一 般 1,000円 高大生 600円 中学生以下 無 料
      * 障がい者手帳等ご呈示の方は無料。ほかの割引・優待情報などは下掲詳細参照
主  催  公益財団法人泉屋博古館、日本経済新聞社
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E268-3469伝 仇英《山水人物図(陶淵明図)》(部分)
中国・明時代 泉屋博古館

E268-3470長吉《観瀑図》(部分)
室町時代(16世紀) 泉屋博古館

E268-3471田能村竹田《梅渓閑居図》(部分)
文政10年(1827) 泉屋博古館

E268-3466岸田劉生《塘芽帖》
昭和3年(1928)頃 泉屋博古館東京

泉屋博古館0802◆ 泉屋博古館東京|企画展   楽しい隠遁生活 ―文人たちのマインドフルネス|’23年9月2日-10月15日 ◆
忙しない俗世を離れ、清雅な地での隠遁生活を送りたいと願うのは、超高速の情報が飛び交う現代社会に生きる私達ばかりではありません。むかしの人たちも政治や社会のしがらみから逃れ、清廉な生活にあこがれたがために、自ら娯しみ遊戯の精神を忘れず、自由を希求する「自娯遊戯」の世界を描いた絵画や工芸品を求めたりしました。

そのために、東洋の山水画には、生き方の理想や文学的なテーマが隠されていることが少なくありません。そこには、田舎暮らしのスローライフを求める「楽しい」隠遁から、厳しい現実を積極的に切り抜ける「過激な」隠遁まで、実に多種多様な隠遁スタイルが見いだせます。

本展は、理想の隠遁空間をイメージした山水・風景や、彼らが慕った中国の隠者達の姿を描いた絵画作品とともに、清閑な暮らしの中で愛玩されたであろう細緻な文房具なども併せて展示いたします。中国の士大夫や日本の文人たちが抱いたマインドフルネス(安寧な心理状態)に触れることで、暮らしを楽しむ生の充実の一助となれば幸いです。

※ 泉屋博古館東京では入館の事前予約はおこなっていません。希望の日時にお出かけください。
[ 詳 細 : 泉屋博古館(東京・六本木) { 活版 à la carte  泉屋博古館まとめ }