【展覧会】町田市立国際版画美術館|企画展 彫刻刀が刻む戦後日本―2つの民衆版画運動|工場で、田んぼで、教室で みんな、かつては版画家だった|’22年4月23日-7月3日

まちだ01 まちだ02

町田市立国際版画美術館
企画展 彫刻刀が刻む戦後日本―2つの民衆版画運動
工場で、田んぼで、教室で
みんな、かつては版画家だった
会  期  2022年4月23日[土]-7月3日[日]
休  館  日  月曜日
開館時間  平 日 午前10時-午後5時
      土日祝 午前10時-午後5時30分
      * 入場は閉館30分前まで
入  場  料  一 般 900円、大・高生 450円、中学生以下 無 料
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子どもの頃に版画を作ったことはありますか?
日本の多くの学校で版画を学ぶのは、版画を普及した戦後の文化運動と深い関りがあります。本展は戦後日本で展開した2つの民衆版画運動を紹介します。

つは社会運動を版画で伝え、アマチュアに版画を広めた「戦後版画運動」(1947-1950年代後半)。もう1つは戦後版画運動から派生し、全国の小中学校の教員が学校教育のなかへ版画を広めた「教育版画運動」(1951-1990年代後半)です。
これらの運動の原点には1947年に日本で紹介された中国木刻(木版画)の存在があります。現実を切り取った中国木刻のリアリズムは、戦争の傷や苦しい生活に悩む当時の人々に大きなインパクトを与えたのです。

2つの民衆版画運動のなかで作られた作品には平和への願い、社会へのまなざし、工場や農家の仕事、田舎から都会まで様々な土地での生活が実感をもって刻まれています。約400点の豊富な作品と資料を通して、これまであまり知られることのなかった版画史の一側面に光を当てることで、戦後の開発と発展のかたわらにある「もう1つの日本」が浮かびあがってくるでしょう。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳細 : 町田市立国際版画美術館