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【展覧会】奈良国立博物館|生誕1250年記念特別展|空海 KŪKAI ― 密教のルーツとマンダラ世界|’24年4月13日-6月9日|前後期二期制開催

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奈良国立博物館
生誕1250年記念特別展
空海 KŪKAI ― 密教のルーツとマンダラ世界
会  期  令和6年(2024)4月13日[土]- 6月9日[日]
         前期展示:4月13日[土]-5月12日[日]
         後期展示:5月14日[火]-6月 9 日[日]
会  場  奈良国立博物館  東・西新館
      〠 630-8213 奈良市登大路町50番地(奈良公園内)
      TEL:050-5542-8600(ハローダイヤル) FAX:0742-26-7218
休  館  日  毎週月曜日、5月7日[火]
      * ただし、4月29日[月・祝]、5月6日[月・祝]は開館
開館時間  午前9時30分 - 午後5時 * 入館は閉館の30分前まで
観覧料金  当日券・個人  一 般 2,000円、 高 大 生 1,500円 、中学生以下 無 料
      * 販売場所:当館観覧券売場(休館日は販売いたしません)。
展覧会オンラインチケット(手数料無料)推奨

* チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照

出  陣  品  展示件数:115件(うち国宝28件、重要文化財59件)  ▶ 出陣一覧 PDF
学術協力  高野山大学
協  力  インドネシア国立中央博物館、陝西省文物局、陝西省文物交流中心、西安碑林博物館、
      種智院大学、日本香堂、仏教美術協会
主  催  奈良国立博物館、NHK奈良放送局、NHKエンタープライズ近畿、読売新聞社
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空海の生誕1250年を記念して、奈良国立博物館の総力を挙げた展覧会を開催します。
「虚空尽き、衆生尽き、涅槃尽きなば、わが願いも尽きなん。」(『性霊集』巻第八) 
(この世の全ての物が消滅し、仏法の世界が尽きるまで、私は人々が救われることを願い続ける)
衆生救済を願った空海が人々を救うためにたどり着いたのは密教でした。空海は中国・唐にわたり、師匠の恵けい果かから密教のすべてを受け継いだといわれます。
本展では、密教がシルクロードを経由し東アジア諸地域、そして日本に至った伝来の軌跡をたどることにより、空海が日本にもたらした密教の全貌を解き明かします。また、多数の仏像や仏画により、空海が「目で見てわかる」ことを強調した密教の「マンダラ空間」を再現するとともに、各地で守り伝えられてきたゆかりの至宝を一堂に展示し、空海と真言密教の魅力を紹介します。

☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます☆
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※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 奈良国立博物館  空海展公式サイト

【展覧会】三鷹市美術ギャラリー|さよならだけが人生だ ─ 太宰治、林芙美子へ、井伏鱒二の言葉|’23年8月29日-12月3日|終了

三鷹市美術ギャラリー

三鷹市美術ギャラリー
さよならだけが人生だ ── 太宰治、林芙美子へ、井伏鱒二の言葉
ONLY GOODBYE IS LIFE
会  期  2023年8月29日[火]- 12月3日[日] * 会期中展示替えなど臨時休館があります
会  場  三鷹市美術ギャラリー 太宰治展示室  三鷹の此の小さい家 
      181-0013 東京都三鷹市下連雀3ー35-1 CORAL5階
      電 話 0422-79-0033 ファックス 0422-79-0030
開館時間  午前10時 - 午後6時 (入館は 午後5時30分 まで)
休  館  日  月曜日
観  覧  料  無 料
特別協力  高知県立美術館(公益財団法人高知県文化財団)
主  催  三鷹市美術ギャラリー・(公財)三鷹市スポーツと文化財団
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太宰治(1909–1948)の依頼で『ヴィヨンの妻』初版の装幀・扉絵を手掛けた、「放浪記」で名高い作家 林芙美子(1903-1951)。太宰が中井の芙美子邸(現 新宿区林芙美子記念館)を訪れた日の出来事は、『太宰治との七年間』に堤重久が記しています。また、昭和23(1948)年に発表した「眉山」では、知人の男性洋画家を「林芙美子先生」と紹介する場面があります。文壇の大先輩の名を、職業も性別も全く異なる設定で用いた大胆不敵な創作に、太宰独特のユーモアと、芙美子への親しみが感じられるでしょう。
直接的な交流の機会こそ少なかった2人ですが、芙美子が慕った作家が井伏鱒二(1898-1993)で、太宰が肉親同様に世話になった師でもあります。太宰は昭和5年から師事していますが、井伏と芙美子は既にそれ以前から交流を育んでいます。井伏は芙美子を旅に誘い、「旅人で 詩人で 傑作書きで」と親しみを込めて表しています。

昭和23年6月に太宰が、その3年後に芙美子も急逝。その作家人生はまさに、芙美子が好んでよく認めた「花のいのちはみじかくて 苦しきことのみ多かりき」を体現するかのように、はかなきものでした。そして、芙美子との旅の道中に「さよならだけが人生だ」という訳詩を生んだ井伏は、数々の別離(さよなら)と向きあいながら、95年の天寿を全うしました。
本年は林芙美子の生誕120年。井伏鱒二の言葉から、太宰と芙美子の交流を振り返ります。

{ 展示品の一例 }   すごいですね!
◉井伏鱒二色紙 津島家寄託
「はなにあらしのたとへもあるぞ さよならだけが人生だ」

◉ 林芙美子手巾  林芙美子手巾 新宿歴史博物館蔵
「花のいのちはみじかくて 苦しきことのみ多かりき」

◉ 太宰治色紙 太宰治色紙 背景:吉岡堅二 昭和23年夏/津島家寄託
「わが身ひとつの 夏にあらねど」

※ 感染症予防対応実施中です。下掲詳細サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 三鷹市美術ギャラリー
{参 考 : 活版アラカルト【展覧会】三鷹市美術ギャラリー|企画展 合田佐和子展 帰る途もつもりもない|’23年1月28日-3月26日|終了 }◆本当に三鷹駅直結でしたよ。あの熱く燃えた時代!