島根県立石見美術館
企画展 石見特別版 永田コレクションの全貌公開
〈一章〉北斎 ──『春朗期』・『宗理期』編
会 期 2023年12月23日[土]- 2024年2月12日[月・振休]
前 期 12月23日[土]- 1 月15日[月]
後 期 1 月17日[水]- 2 月12日[月・振休]
開館時間 9:30 - 18:00(展示室への入場は 17:30 まで)
休 館 日 毎週火曜日、12月28日[木]- 1 月2日[火]
会 場 島根県立石見美術館 展示室 D
698-0022 島根県益田市有明町5-15 島根県芸術文化センター「グラントワ」内
TEL:0856-31-1860
観 覧 料 企画展 当日・個人
一 般 1,000、 大学生 600円、 小中高生 無 料
* 企画展・コレクション展セット、各種割引、優待情報などは下掲詳細参照
特別協力 島根県立美術館
主 催 島根県立石見美術館、しまね文化振興財団、山陰中央新報社、BSS山陰放送
──────────────────────────────────
2017年度、島根県津和野町出身の北斎研究者・永田生慈氏(ながた せいじ 1951-2018)より、北斎とその門人の作品・資料 2,398 件が島根県へ寄贈されました。この「永田コレクション」は、北斎に関する個人コレクションとしては世界屈指の規模を誇ると共に、北斎研究上、極めて貴重な作品や資料の宝庫であり、島根県立美術館(松江市)と 島根県立石見美術館(益田市)では、複数回の展覧会を通じて、その全貌を公開する予定です。
本展はその〈一章〉として、北斎が浮世絵界にデビューした20歳から45歳頃まで、主に用いていた画号から「春朗(しゅんろう)期」・「宗理(そうり)期」とよばれる、若き日の北斎に焦点を当てます。
北斎の生涯の中でもこの両期は、現存数や資料が少なく、謎多き時期とされていますが、永田氏は当該期の作品博捜に努め、春朗期では約90点、宗理期では約340点もの作品を蒐集。それらの研究を通して、北斎の知られざる様々な側面を明らかにされました。
本展では、そんな蒐集と研究が一体化した「永田コレクション」より、春朗期と宗理期の作品を中心に約280点を公開します。特に、極めて稀少な春朗期の肉筆画、宗理期における第一級の摺物群「津和野藩伝来摺物」は必見です。北斎の春朗期・宗理期だけに焦点を当てる貴重な本展は、永田コレクションが県外不出のコレクションのため、島根県でしか見ることができません。
世界に轟く画号「葛飾北斎」を名のることも、代表作『北斎漫画』・《冨嶽三十六景》を描くこともまだ先のことーそんな北斎の知られざる若き日の研鑽と挑戦の軌跡をぜひご覧ください。
永田生慈(ながた せいじ)(1951-2018)
島根県津和野町出身の北斎研究者。元・太田記念美術館副館長兼学芸部長。1990年、津和野町に葛飾北斎美術館を開館(2015年閉館)。北斎に関する数多くの論文・著書を執筆し、国内外で多くの北斎展の監修を務めた。2016年、フランスの芸術文化勲章オフィシエ受章。2017年、所蔵するコレクション2,398件を島根県へ寄贈。翌2018年2月6日逝去(享年66)。
※ すでに特設サイトともいいたい 充実したコーナー が島根県立石見美術館ウェブサイト内に構築された。そうとうなヒート・アップのさなかにあるようだ。注目したい。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上、ご観覧を
[ 詳 細 : 島根県立石見美術館 ] { 活版 à la carte 過去ログ }
[ 参 考 : 活版アラカルト〔展覧会〕島根県立美術館|企画展 永田コレクションの全貌公開〈一章〉北斎 ──「春朗期」「宗理期」編|’23年2月3日-3月26日|終了 ]