【展覧会】 GKグラフィックス30周年企画展

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GKグラフィックスは、1985年にGKインダストリアルデザイン研究所から独立して、今年で30周年を迎えます。またGKデザイングループは去る2月、創設者である榮久庵憲司を亡くし、大きな変革の年ともなりました。
このような中、本展示はGKデザイングループの一員として、私たちがデザインを通して、これからの社会に何を提示していくべきなのかを考える機会としました。

GKグラフィックスは「生活を創るグラフィックス」を理念として掲げ、生き生きとした豊かな生活とはどういうことかを考えてきました。とりわけこの30年は、情報技術や社会構造が大きく変化し、人々の価値観やそれに伴うコミュニケーションのあり方が多様化しています。
コミュニケ ーションデザインの重要性とは、人間にとって変わらない普遍的な幸福感と、時代とともに変わりゆく価値観の調和を模索し続けることだと考えています。

本展示会のテーマである「綾」は、「美しい織物の表情」を語源とし、モノの表面に現れた様々な形や模様を指します。
縦糸と緯糸のバランスをとり、強く美しい織物をつくること、それは様々な 価値を織り込んで人と人を繋げるデザイン行為に見立てられるのではないでしょうか。 展示では、「言語以外のコミュニケーション表現」、「言語表現の可能性」、「共生のバランスを考える」等を、織物の図案を考えるようにアイディアをカタチにして、これからのコミュニケーションデザインの可能性を提案します。