【会員情報】 ぢゃむ 杉本昭生さん|活版小本新作 ── ボードレール『パリの憂鬱』

ボードレールは18世紀のフランスの詩人で「近代詩の父」といわれています。『パリの憂鬱』は散文詩と呼ばれる新たなジャンルを切り拓いたもので、韻律も脚韻もない散文形式で近代人の孤独と憂鬱を語り、ランボー、ヴェルレーヌ、マラルメら後の詩人たちに大きな影響を与えました。
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{ ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 一筆箋 }

ボードレールは、一八世紀のフランスの詩人です。
もっと最近の人だと思っていましたが、活躍していたのは江戸時代の終わり頃です。
生前に発表された『悪の華』は風俗壊乱のかとで、罰金と詩六編の削除を命じられました。
今回は彼の死後出版された、散文詩集『パリの憂鬱』から五篇を選んで作りました。
時代を感じさせない新鮮な感覚で都会人の憂鬱や孤独を描いています。
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今回は割と迷わずできました。
早く表紙カバーを作りたくて急いで作業しました。
自分のセンスのないのを棚に上げていうならば
表紙だけだとどうしても限定され無難なものしかできませんが
カバーをつけることで、イメージの幅が広がるように思います。
次回からは背文字も入れたちゃんとした本を目指します。[杉本昭生]

梅

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