{ ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 一筆箋 }
川端康成の『有難う』を作りました。
掌編小説を収録した作品集『掌の小説』の中の一篇です。
ストーリーは簡単ですが、私の読みが浅かったのか
運転手と娘が結ばれたとは思わず。娘の憧れの人と最後の一夜を
同室で過しただけだと思っていました。
簡潔な文体と描写が印象に残る作品でした。
柔らかい布の表紙にしようと作りはじめたのですが、
途中から道に迷ったような気持になりました。
出来あがってもすっきりとせず(いつものことですが)
どこで間違ったのか確かめるため。同じ工程を初めから辿りました。
けっきょく二種類の本が出来ました。
読んでいただければ
「ありがたう。」
とにかくなんでも
「ありがたう。」
【 詳細 ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 】 { 活版アラカルト 活版小本 既出まとめ }